JPH0353048B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0353048B2 JPH0353048B2 JP63273073A JP27307388A JPH0353048B2 JP H0353048 B2 JPH0353048 B2 JP H0353048B2 JP 63273073 A JP63273073 A JP 63273073A JP 27307388 A JP27307388 A JP 27307388A JP H0353048 B2 JPH0353048 B2 JP H0353048B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mandrel
- mold
- curved
- support base
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 45
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 17
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 8
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 27
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、円弧状に形成した曲穴を有する固
定金型の中に例えばステンレスのような素材から
なる直管を圧入してこれを曲管に成形するための
製造方法及びその装置に関するものである。
定金型の中に例えばステンレスのような素材から
なる直管を圧入してこれを曲管に成形するための
製造方法及びその装置に関するものである。
[従来の技術]
この種製造方法及びその装置として、本発明者
は先に第6図に示すような発明を行つて米国特許
第4759206号として特許を得たものである。それ
を図面を参照して簡単に説明すると、 入口62から出口63まで円弧状に形成した曲
穴64を有する固定金型61の中に、金型内の前
記曲穴に出入可能で且つ支持台66に取り付けら
れたマンドレル67を曲穴の出口側から挿入設置
し、該金型とマンドレルとの間に形成された曲管
状空間に入口側から素材65を押し棒69で圧入
して曲管を成形し、成形後は前記支持台を回動さ
せることにより前記マンドレルのみを金型より抜
取り、更に支持台を回動させて前記マンドレルと
反対側に支持台に設けた押出棒68を前記入口側
から金型内に圧入することにより、この押出棒に
よつて金型内から前記成形された曲管を押出すよ
うにした曲管の製造方法及びその装置において、 曲管状空間に入口側から素材を押し棒で圧入す
る途中で一旦押し棒の圧入を中断しマンドレルを
僅かに出口側に回動させ、しかる後に再び素材を
押し棒で圧入するようにしたのである。
は先に第6図に示すような発明を行つて米国特許
第4759206号として特許を得たものである。それ
を図面を参照して簡単に説明すると、 入口62から出口63まで円弧状に形成した曲
穴64を有する固定金型61の中に、金型内の前
記曲穴に出入可能で且つ支持台66に取り付けら
れたマンドレル67を曲穴の出口側から挿入設置
し、該金型とマンドレルとの間に形成された曲管
状空間に入口側から素材65を押し棒69で圧入
して曲管を成形し、成形後は前記支持台を回動さ
せることにより前記マンドレルのみを金型より抜
取り、更に支持台を回動させて前記マンドレルと
反対側に支持台に設けた押出棒68を前記入口側
から金型内に圧入することにより、この押出棒に
よつて金型内から前記成形された曲管を押出すよ
うにした曲管の製造方法及びその装置において、 曲管状空間に入口側から素材を押し棒で圧入す
る途中で一旦押し棒の圧入を中断しマンドレルを
僅かに出口側に回動させ、しかる後に再び素材を
押し棒で圧入するようにしたのである。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、前記の方法及び装置では、前述
の如く、曲管の成形途中において一旦押し棒の圧
入を中断しマンドレルを僅かに出口側に回動さ
せ、しかる後に再び素材を押し棒で圧入するた
め、その成形工程が複雑となると共にその装置も
複雑化し更に成形された曲管がマンドレルに同伴
されることが屡あるという問題点があつた。
の如く、曲管の成形途中において一旦押し棒の圧
入を中断しマンドレルを僅かに出口側に回動さ
せ、しかる後に再び素材を押し棒で圧入するた
め、その成形工程が複雑となると共にその装置も
複雑化し更に成形された曲管がマンドレルに同伴
されることが屡あるという問題点があつた。
この発明は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであつて、その目的と
するところは、曲管の成形工程を一つの工程で行
い製造工程の簡略化を行い且つマンドレルと共に
成形曲管を金型から抜出すことによつて成形曲管
の取り出しを容易にした曲管製造方法及びその装
置を提供しようとするものである。
題点に鑑みてなされたものであつて、その目的と
するところは、曲管の成形工程を一つの工程で行
い製造工程の簡略化を行い且つマンドレルと共に
成形曲管を金型から抜出すことによつて成形曲管
の取り出しを容易にした曲管製造方法及びその装
置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、この発明における
曲管製造方法及びその装置は、 入口から出口まで円弧状に形成した曲穴を有す
る固定金型の中に、金型内の前記曲穴に出入可能
で且つ支持台に取り付けられたマンドレルを曲穴
の出口側から挿入設置し、該金型とマンドレルと
の間に形成された曲管状空間に入口側から素材を
押し棒で圧入して曲管を成形し、成形後は前記支
持台を金型の出口面から鈍角の範囲に回動させる
ことにより前記マンドレルを成形曲管と共に金型
より抜取り、前記成形曲管が前記金型から抜出し
た状態で前記支持台と前記マンドレルの境界部に
係止棒を挿入して前記成形曲管の先端部を係止さ
せ、更に支持台を回動させて前記係止棒によつて
成形曲管の回動を抑制すると共にマンドレルを回
動させて該マンドレルから成形曲管を分離させる
曲管の製造方法、及び 上記曲管の製造方法を実施するための、 入口から出口まで円弧状に形成した曲穴を有す
る固定金型と、金型内の前記曲穴に出入可能で且
つ支持台に取り付けられたマンドレルと、素材を
圧入する押し棒とを有する曲管の製造装置であつ
て、前記固定金型の出口面に対して鈍角で支持台
の回転中心に向かつて移動できる係止棒を設ける
と共に支持台のマンドレル境界部に前記係止棒挿
入用溝を設け、前記係止棒を該溝内に出没させる
ようにした曲管の製造装置と、 上記装置において、前記支持台にマンドレルと
反対側に該マンドレルと同一曲率の押出棒を設け
た曲管の製造装置、 である。
曲管製造方法及びその装置は、 入口から出口まで円弧状に形成した曲穴を有す
る固定金型の中に、金型内の前記曲穴に出入可能
で且つ支持台に取り付けられたマンドレルを曲穴
の出口側から挿入設置し、該金型とマンドレルと
の間に形成された曲管状空間に入口側から素材を
押し棒で圧入して曲管を成形し、成形後は前記支
持台を金型の出口面から鈍角の範囲に回動させる
ことにより前記マンドレルを成形曲管と共に金型
より抜取り、前記成形曲管が前記金型から抜出し
た状態で前記支持台と前記マンドレルの境界部に
係止棒を挿入して前記成形曲管の先端部を係止さ
せ、更に支持台を回動させて前記係止棒によつて
成形曲管の回動を抑制すると共にマンドレルを回
動させて該マンドレルから成形曲管を分離させる
曲管の製造方法、及び 上記曲管の製造方法を実施するための、 入口から出口まで円弧状に形成した曲穴を有す
る固定金型と、金型内の前記曲穴に出入可能で且
つ支持台に取り付けられたマンドレルと、素材を
圧入する押し棒とを有する曲管の製造装置であつ
て、前記固定金型の出口面に対して鈍角で支持台
の回転中心に向かつて移動できる係止棒を設ける
と共に支持台のマンドレル境界部に前記係止棒挿
入用溝を設け、前記係止棒を該溝内に出没させる
ようにした曲管の製造装置と、 上記装置において、前記支持台にマンドレルと
反対側に該マンドレルと同一曲率の押出棒を設け
た曲管の製造装置、 である。
[実施例]
第1図乃至第5図を参照して以下この発明の1
実施例について説明する。
実施例について説明する。
1は入口2から出口3まで円弧状に形成した曲
穴4を有する固定金型であり、その入口2は素材
5が挿入され易いように外側に向かつてアールが
付されている。
穴4を有する固定金型であり、その入口2は素材
5が挿入され易いように外側に向かつてアールが
付されている。
6は一側にマンドレル7他側に押出棒8を同心
的に設けた支持台であり、前記マンドレル7及び
押出棒8と前記曲穴4とも同心的に同一曲率で形
成され、該支持台6は軸9を支点として該軸9と
共に回動できるものである。マンドレル7の径は
素材5の内径よりも僅かに小さく、押出棒8の先
端の径は素材5の外径とほぼ等しくされている。
また曲穴4の径は素材5の外径よりも僅かに大き
い。
的に設けた支持台であり、前記マンドレル7及び
押出棒8と前記曲穴4とも同心的に同一曲率で形
成され、該支持台6は軸9を支点として該軸9と
共に回動できるものである。マンドレル7の径は
素材5の内径よりも僅かに小さく、押出棒8の先
端の径は素材5の外径とほぼ等しくされている。
また曲穴4の径は素材5の外径よりも僅かに大き
い。
前記軸9の一端には歯車10(第4図参照)が
取付けられ、該歯車10と噛み合うラツク11が
シリンダ12のピストンロツド13の先端に設置
されている。
取付けられ、該歯車10と噛み合うラツク11が
シリンダ12のピストンロツド13の先端に設置
されている。
素材5を金型1とマンドレル7との間に形成さ
れた曲管状空間に入口2側から圧入するための押
し棒14を先端に螺着したピストンロツド15は
シリンダ16によつて作動される。そして、この
押し棒14の先端の径は素材5の外径とほぼ等し
くされている。また、ピストンロツド15の先端
部付近には該ピストンロツドを支持ガイドする保
持部材17があり、この保持部材17よりも金型
1側で押し棒14とピストンロツド15は螺着接
合されている。
れた曲管状空間に入口2側から圧入するための押
し棒14を先端に螺着したピストンロツド15は
シリンダ16によつて作動される。そして、この
押し棒14の先端の径は素材5の外径とほぼ等し
くされている。また、ピストンロツド15の先端
部付近には該ピストンロツドを支持ガイドする保
持部材17があり、この保持部材17よりも金型
1側で押し棒14とピストンロツド15は螺着接
合されている。
金型1の入口2側直前には移動可能な素材保持
部材18が配置されており、該素材保持部材18
はシリンダ19のピストンロツド20によつて前
記金型1の入口2側に対して離接する。従つて該
素材保持部材18が金型1の入口2側から離れた
仮想線で表わす位置にあるとき、加工すべき素材
を該素材保持部材18内に供給するとよい。
部材18が配置されており、該素材保持部材18
はシリンダ19のピストンロツド20によつて前
記金型1の入口2側に対して離接する。従つて該
素材保持部材18が金型1の入口2側から離れた
仮想線で表わす位置にあるとき、加工すべき素材
を該素材保持部材18内に供給するとよい。
また、支持台6のマンドレル境界部には係止棒
21挿入用溝22が設けられている。そして、前
記係止棒21はシリンダ23のピストンロツド2
4に接続されている。従つて前記溝22内に前記
係止棒21が挿入された状態では該係止棒21が
成形曲管5′の先端部を係止して該係止棒21に
よつて成形曲管の回動を抑制するようになる(第
2図参照)。
21挿入用溝22が設けられている。そして、前
記係止棒21はシリンダ23のピストンロツド2
4に接続されている。従つて前記溝22内に前記
係止棒21が挿入された状態では該係止棒21が
成形曲管5′の先端部を係止して該係止棒21に
よつて成形曲管の回動を抑制するようになる(第
2図参照)。
各シリンダ12,16,19,23にはそれぞ
れ圧力流体導出入管25,26,27,28,2
9,30,31,32が接続されており、管2
5,26は切替弁33、管27,28は切替弁3
4、管29,30は切替弁35、管31,32は
切替弁36を介して圧力発生機例えば空気圧縮機
37に接続されている。
れ圧力流体導出入管25,26,27,28,2
9,30,31,32が接続されており、管2
5,26は切替弁33、管27,28は切替弁3
4、管29,30は切替弁35、管31,32は
切替弁36を介して圧力発生機例えば空気圧縮機
37に接続されている。
ピストンロツド13,20,24及び押し棒1
4には突起38,39,40,41が設けられ、
突起38はセンサー42,43,44と接触し、
突起39はセンサー45,46と接触し、突起4
0はセンサー47,48と接触し、突起41はセ
ンサー49,50と接触するようになつている。
4には突起38,39,40,41が設けられ、
突起38はセンサー42,43,44と接触し、
突起39はセンサー45,46と接触し、突起4
0はセンサー47,48と接触し、突起41はセ
ンサー49,50と接触するようになつている。
そして、各センサーからの信号は制御器51に
送られ、該制御器51によつて各シリンダ12,
16,19,23の切替弁33,34,35,3
6は制御される。
送られ、該制御器51によつて各シリンダ12,
16,19,23の切替弁33,34,35,3
6は制御される。
第4図の仮想線で表わした位置に素材保持部材
18があるとき、素材5は素材保持部材18に供
給される。またマンドレル7は曲穴4内に納めら
れている。
18があるとき、素材5は素材保持部材18に供
給される。またマンドレル7は曲穴4内に納めら
れている。
後述するセンサー42は制御器51に対して切
替弁33をb位置に、切替弁35をd位置に制御
させるような信号を発する。その結果、シリンダ
12への圧力流体の供給は停止しピストンロツド
13の前進は止まり、圧力流体は導管30からシ
リンダ19の後室に入りシリンダ19の前室の圧
力流体は導管29から排出されることによりピス
トンロツド20は前進して素材5を保持した素材
保持部材18は金型1の入口2側直前の位置まで
移動する。そして、ピストンロツド20の突起3
9はセンサー46に接触する。
替弁33をb位置に、切替弁35をd位置に制御
させるような信号を発する。その結果、シリンダ
12への圧力流体の供給は停止しピストンロツド
13の前進は止まり、圧力流体は導管30からシ
リンダ19の後室に入りシリンダ19の前室の圧
力流体は導管29から排出されることによりピス
トンロツド20は前進して素材5を保持した素材
保持部材18は金型1の入口2側直前の位置まで
移動する。そして、ピストンロツド20の突起3
9はセンサー46に接触する。
ここでセンサー46は制御器51に対して切替
弁35をe位置に、切替弁34をg位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果シリンダ19
への圧力流体の供給は停止しピストンロツド20
の前進は止まり、圧力流体は導管28からシリン
ダ16の後室に入りシリンダ16の前室の圧力流
体は導管27から排出されることによりピストン
ロツド15は前進して押し棒14の先端によつて
素材保持部材18内の素材5を金型とマンドレル
との間に形成された曲管状空間に入口2側から圧
入する。
弁35をe位置に、切替弁34をg位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果シリンダ19
への圧力流体の供給は停止しピストンロツド20
の前進は止まり、圧力流体は導管28からシリン
ダ16の後室に入りシリンダ16の前室の圧力流
体は導管27から排出されることによりピストン
ロツド15は前進して押し棒14の先端によつて
素材保持部材18内の素材5を金型とマンドレル
との間に形成された曲管状空間に入口2側から圧
入する。
押し棒14により素材5が金型1内に圧入され
るにしたがつて素材5は徐々に曲げられるが、こ
の曲げの進行に比例して素材5とマンドレル7と
の接触力は増加する。素材5がほぼ金型1内に全
部圧入されて曲げ加工が完了した時点で突起41
はセンサー49に接触する。
るにしたがつて素材5は徐々に曲げられるが、こ
の曲げの進行に比例して素材5とマンドレル7と
の接触力は増加する。素材5がほぼ金型1内に全
部圧入されて曲げ加工が完了した時点で突起41
はセンサー49に接触する。
ここでセンサー49は制御器51に対して切替
弁34をi位置に制御させるような信号を発す
る。その結果、圧力流体は導管27からシリンダ
16の前室に入りシリンダ16の後室の圧力流体
は導管28から排出されることによりピストンロ
ツド15は後退して押し棒14を金型1から離れ
た位置に戻し遂には突起41がセンサー50に接
触する。
弁34をi位置に制御させるような信号を発す
る。その結果、圧力流体は導管27からシリンダ
16の前室に入りシリンダ16の後室の圧力流体
は導管28から排出されることによりピストンロ
ツド15は後退して押し棒14を金型1から離れ
た位置に戻し遂には突起41がセンサー50に接
触する。
ここでセンサー50は制御器51に対して切替
弁34をh位置に、切替弁35をf位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果シリンダ16
への圧力流体の供給は停止しピストンロツド15
の後退は止まり、圧力流体は導管29からシリン
ダ19の前室に入りシリンダ19の後室の圧力流
体は導管30から排出されることによりピストン
ロツド20は後退して素材保持部材18を元の位
置に戻す。ピストンロツド20の後退によつて突
起39がセンサー45に接触する。
弁34をh位置に、切替弁35をf位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果シリンダ16
への圧力流体の供給は停止しピストンロツド15
の後退は止まり、圧力流体は導管29からシリン
ダ19の前室に入りシリンダ19の後室の圧力流
体は導管30から排出されることによりピストン
ロツド20は後退して素材保持部材18を元の位
置に戻す。ピストンロツド20の後退によつて突
起39がセンサー45に接触する。
ここでセンサー45は制御器51に対して切替
弁35をe位置に、切替弁33をc位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果シリンダ19
への圧力流体の供給は停止しピストンロツド20
の後退は止まり、圧力流体は導管25からシリン
ダ12の前室に入りシリンダ12の後室の圧力流
体は導管26から排出されることによりピストン
ロツド13は後退し、ラツク11、歯車10を介
して軸9が支持台6を金型1から離れる方向に回
動すべく回転される。この支持台の回動により、
曲げ加工された成形曲管5′はマンドレル7と共
に金型1から抜き出される。このピストンロツド
13の後退により突起38はセンサー43に接触
する。この時点では支持台6は90°以上回動して
おり成形曲管5′とマンドレル7は金型1から脱
出した状態(第2図の状態)にある。
弁35をe位置に、切替弁33をc位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果シリンダ19
への圧力流体の供給は停止しピストンロツド20
の後退は止まり、圧力流体は導管25からシリン
ダ12の前室に入りシリンダ12の後室の圧力流
体は導管26から排出されることによりピストン
ロツド13は後退し、ラツク11、歯車10を介
して軸9が支持台6を金型1から離れる方向に回
動すべく回転される。この支持台の回動により、
曲げ加工された成形曲管5′はマンドレル7と共
に金型1から抜き出される。このピストンロツド
13の後退により突起38はセンサー43に接触
する。この時点では支持台6は90°以上回動して
おり成形曲管5′とマンドレル7は金型1から脱
出した状態(第2図の状態)にある。
ここでセンサー43は制御器51に対して切替
弁27をb位置に、切替弁36をj位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果、圧力流体は
導管32からシリンダ23の後室に入りシリンダ
23の前室の圧力流体は導管31から排出される
ことによりピストンロツド24は前進すると共に
支持台の回動は一時停止する。ピストンロツド2
4の前進により係止棒21が支持台6に形成した
係止棒挿入用溝22に進入して成形曲管5′の先
端部を係止する(第2図の仮想線の状態)。この
係止状態で突起40はセンサー47に接触する。
弁27をb位置に、切替弁36をj位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果、圧力流体は
導管32からシリンダ23の後室に入りシリンダ
23の前室の圧力流体は導管31から排出される
ことによりピストンロツド24は前進すると共に
支持台の回動は一時停止する。ピストンロツド2
4の前進により係止棒21が支持台6に形成した
係止棒挿入用溝22に進入して成形曲管5′の先
端部を係止する(第2図の仮想線の状態)。この
係止状態で突起40はセンサー47に接触する。
ここでセンサー47は制御器51に対して切替
弁36をk位置に、切替弁33をc位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果、圧力流体は
導管25から再度シリンダ12の前室に入りシリ
ンダ12の後室の圧力流体は導管26から排出さ
れることによりピストンロツド13は更に後退
し、ラツク11、歯車10を介して軸9が支持台
6を金型1から更に離れる方向に回動すべく回転
される。この支持台の回動時にはマンドレル7は
支持台6と共に回動するが、成形曲管5′はその
先端が係止棒21によつて係止されているため回
動が抑制される。従つて支持台の回動に伴つて成
形曲管はマンドレル7から外されることになる。
成形曲管5′がマンドレル7から完全に外された
状態(第3図の状態)で突起38はセンサー44
に接触する。
弁36をk位置に、切替弁33をc位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果、圧力流体は
導管25から再度シリンダ12の前室に入りシリ
ンダ12の後室の圧力流体は導管26から排出さ
れることによりピストンロツド13は更に後退
し、ラツク11、歯車10を介して軸9が支持台
6を金型1から更に離れる方向に回動すべく回転
される。この支持台の回動時にはマンドレル7は
支持台6と共に回動するが、成形曲管5′はその
先端が係止棒21によつて係止されているため回
動が抑制される。従つて支持台の回動に伴つて成
形曲管はマンドレル7から外されることになる。
成形曲管5′がマンドレル7から完全に外された
状態(第3図の状態)で突起38はセンサー44
に接触する。
ここでセンサー44は制御器51に対して切替
弁36をm位置に、切替弁33をa位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果、圧力流体は
導管31からシリンダ23の前室に入りシリンダ
23の後室の圧力流体は導管32から排出される
ことによりピストンロツド24は後退し、また圧
力流体は導管26からシリンダ12の後室に入り
シリンダ12の前室の圧力流体は導管25から排
出されることによりピストンロツド13は前進す
る。従つて、係止棒21が後退すると共にピスト
ンロツド13の前進でラツク11、歯車10を介
して軸9が支持台6を金型1方向に回動すべく回
転される。この支持台の回動により、マンドレル
7は順次金型1の曲穴4内に挿入されていく。マ
ンドレル7が曲穴4の中に完全に挿入された状態
で突起38はセンサー42に接触する。
弁36をm位置に、切替弁33をa位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果、圧力流体は
導管31からシリンダ23の前室に入りシリンダ
23の後室の圧力流体は導管32から排出される
ことによりピストンロツド24は後退し、また圧
力流体は導管26からシリンダ12の後室に入り
シリンダ12の前室の圧力流体は導管25から排
出されることによりピストンロツド13は前進す
る。従つて、係止棒21が後退すると共にピスト
ンロツド13の前進でラツク11、歯車10を介
して軸9が支持台6を金型1方向に回動すべく回
転される。この支持台の回動により、マンドレル
7は順次金型1の曲穴4内に挿入されていく。マ
ンドレル7が曲穴4の中に完全に挿入された状態
で突起38はセンサー42に接触する。
ここでセンサー42は制御器51に対して切替
弁33をb位置に、切替弁35をd位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果、シリンダ1
2への圧力流体の供給は停止しピストンロツド1
3の前進は止まり、圧力流体は導管30からシリ
ンダ19の後室に入りシリンダ19の前室の圧力
流体は導管29から排出されることによりピスト
ンロツド20は前進して素材保持部材18を金型
1の方へ向かわせる。
弁33をb位置に、切替弁35をd位置に制御さ
せるような信号を発する。その結果、シリンダ1
2への圧力流体の供給は停止しピストンロツド1
3の前進は止まり、圧力流体は導管30からシリ
ンダ19の後室に入りシリンダ19の前室の圧力
流体は導管29から排出されることによりピスト
ンロツド20は前進して素材保持部材18を金型
1の方へ向かわせる。
この繰り返しにより曲げ加工は自動的に順次行
われるものであり、素材5の素材保持部材18へ
の供給は素材保持部材18が金型から離れた第4
図仮想線で表わした位置にある間に行うものであ
る。
われるものであり、素材5の素材保持部材18へ
の供給は素材保持部材18が金型から離れた第4
図仮想線で表わした位置にある間に行うものであ
る。
なお、上記の順序によつて曲管を成形するもの
であるが、マンドレル7を金型1の曲穴4から抜
出す際に成形曲管5′が曲穴4に残されることが
ときにはある。この場合には、支持台6と共に回
動する押出棒8が成形曲管5′の後端部を押圧す
ることによつて金型1の曲穴4から成形曲管5′
を抜出させるのである。
であるが、マンドレル7を金型1の曲穴4から抜
出す際に成形曲管5′が曲穴4に残されることが
ときにはある。この場合には、支持台6と共に回
動する押出棒8が成形曲管5′の後端部を押圧す
ることによつて金型1の曲穴4から成形曲管5′
を抜出させるのである。
また、素材5の径が変わつた場合には、その内
径に応じたマンドレル7とその外径に応じた押出
棒8とを支持台6に取付け、その外径に応じた曲
穴4を有する金型1に変更し、その外径に応じた
押し棒14をピストンロツド15に螺着し、その
外径に応じた素材保持部材18をピストンロツド
20に取付ければよい。
径に応じたマンドレル7とその外径に応じた押出
棒8とを支持台6に取付け、その外径に応じた曲
穴4を有する金型1に変更し、その外径に応じた
押し棒14をピストンロツド15に螺着し、その
外径に応じた素材保持部材18をピストンロツド
20に取付ければよい。
更に、圧力流体としては、圧力油、圧縮空気等
が考えられ、その発生源としては、ポンプ、空気
圧縮機等が考えられる。
が考えられ、その発生源としては、ポンプ、空気
圧縮機等が考えられる。
更にまた、この実施例では装置として横型のも
のについて説明したが、装置としては横型に限ら
ず縦型でもよい。
のについて説明したが、装置としては横型に限ら
ず縦型でもよい。
[発明の効果]
この発明によると、曲管の成形工程を一つの工
程で行うことができるので、製造工程の簡略化が
図られると共にそれだけ装置も簡単になる。しか
も、マンドレルと共に成形曲管を固定金型の出口
面から鈍角の範囲まで回動させてから該箇所で係
止棒を用いてマンドレルから成形曲管を外すよう
にしたことにより、成形曲管の取り出しを極めて
容易確実にすることができる。更に若し、金型内
に成形曲管が残留した場合でも押出棒によつて成
形曲管は金型から極めて容易に取り出すことがで
きるものである。そして、曲管の製造は簡易なセ
ンサー制御器を用いた制御装置により容易に自動
化ができ、作業能率を著しく向上することが可能
となる。
程で行うことができるので、製造工程の簡略化が
図られると共にそれだけ装置も簡単になる。しか
も、マンドレルと共に成形曲管を固定金型の出口
面から鈍角の範囲まで回動させてから該箇所で係
止棒を用いてマンドレルから成形曲管を外すよう
にしたことにより、成形曲管の取り出しを極めて
容易確実にすることができる。更に若し、金型内
に成形曲管が残留した場合でも押出棒によつて成
形曲管は金型から極めて容易に取り出すことがで
きるものである。そして、曲管の製造は簡易なセ
ンサー制御器を用いた制御装置により容易に自動
化ができ、作業能率を著しく向上することが可能
となる。
また、曲穴の入口側に移動可能な素材保持部材
を配置するようにすれば、素材の供給が容易であ
るばかりでなく、押し棒による金型への素材の圧
入が確実に行われ得るものとなる。
を配置するようにすれば、素材の供給が容易であ
るばかりでなく、押し棒による金型への素材の圧
入が確実に行われ得るものとなる。
第1図はこの発明に係る曲管製造方法を実施す
るのに適した装置の側面断面図、第2図は成形曲
管を金型から抜出した状態図、第3図は成形曲管
をマンドレルから抜出した状態図、第4図は第1
図の装置の平面図、第5図は制御回路図、第6図
は従来の曲管製造装置の側面断面図を示す。 1……固定金型、2……曲穴入口、3……曲穴
出口、4……曲穴、5……素材、5′……成形曲
管、6……支持台、7……マンドレル、8……押
出棒、9……軸、12,16,19,23……シ
リンダ、13,15,20,24……ピストンロ
ツド、14……押し棒、18……素材保持部材、
21……係止棒、22……係止棒挿入用溝、42
〜50……センサー、51……制御器。
るのに適した装置の側面断面図、第2図は成形曲
管を金型から抜出した状態図、第3図は成形曲管
をマンドレルから抜出した状態図、第4図は第1
図の装置の平面図、第5図は制御回路図、第6図
は従来の曲管製造装置の側面断面図を示す。 1……固定金型、2……曲穴入口、3……曲穴
出口、4……曲穴、5……素材、5′……成形曲
管、6……支持台、7……マンドレル、8……押
出棒、9……軸、12,16,19,23……シ
リンダ、13,15,20,24……ピストンロ
ツド、14……押し棒、18……素材保持部材、
21……係止棒、22……係止棒挿入用溝、42
〜50……センサー、51……制御器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入口から出口まで円弧状に形成した曲穴を有
する固定金型の中に、金型内の前記曲穴に出入可
能で且つ支持台に取り付けられたマンドレルを曲
穴の出口側から挿入設置し、該金型とマンドレル
との間に形成された曲管状空間に入口側から素材
を押し棒で圧入して曲管を成形し、成形後は前記
支持台を金型の出口面から鈍角の範囲に回動させ
ることにより前記マンドレルを成形曲管と共に金
型より抜取り、前記成形曲管が前記金型から抜出
した状態で前記支持台と前記マンドレルの境界部
に係止棒を挿入して前記成形曲管の先端部を係止
させ、更に支持台を回動させて前記係止棒によつ
て成形曲管の回動を抑制すると共にマンドレルを
回動させて該マンドレルから成形曲管を分離させ
ることを特徴とする曲管の製造方法。 2 入口から出口まで円弧状に形成した曲穴を有
する固定金型と、金型内の前記曲穴に出入可能で
且つ支持台に取り付けられたマンドレルと、素材
を圧入する押し棒とを有する曲管の製造装置にお
いて、前記固定金型の出口面に対して鈍角で支持
台の回転中心に向かつて移動できる係止棒を設け
ると共に支持台のマンドレル境界部に前記係止棒
挿入用溝を設け、前記係止棒を該溝内に出没させ
るようにしたことを特徴とする曲管の製造装置。 3 前記支持台にマンドレルと反対側に該マンド
レルと同一曲率の押出棒を設けたことを特徴とす
る請求項2記載の曲管の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27307388A JPH02121721A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 曲管製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27307388A JPH02121721A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 曲管製造方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02121721A JPH02121721A (ja) | 1990-05-09 |
JPH0353048B2 true JPH0353048B2 (ja) | 1991-08-13 |
Family
ID=17522768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27307388A Granted JPH02121721A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 曲管製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02121721A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54143759A (en) * | 1978-04-30 | 1979-11-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Method and apparatus for manufacture curved tube |
JPS63215321A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-07 | Asahi Kinzoku Kogyosho:Kk | 曲管製造方法及びその装置 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP27307388A patent/JPH02121721A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54143759A (en) * | 1978-04-30 | 1979-11-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Method and apparatus for manufacture curved tube |
JPS63215321A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-07 | Asahi Kinzoku Kogyosho:Kk | 曲管製造方法及びその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02121721A (ja) | 1990-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4134949A (en) | Method to form a bell end in a plastic pipe | |
JPH03216217A (ja) | 曲管製造方法及びその装置 | |
JPH0262088B2 (ja) | ||
CN217251871U (zh) | 一种用于涂塑管的压槽设备 | |
US4208174A (en) | Radial compression molding apparatus | |
JPH0353048B2 (ja) | ||
JPH0316204B2 (ja) | ||
JPS6238048B2 (ja) | ||
US4875353A (en) | Method and apparatus for manufacturing curved pipe | |
JPH0615087B2 (ja) | 金属製の管を冷間引抜きしてこれを彎曲させることにより連続鋳造用鋳型を製造する方法および装置 | |
JPH10510478A (ja) | 管曲げ機用プログラム可能な圧力制御式マンドレル引き抜き装置 | |
JP2000024732A (ja) | 金属軸材の拡径装置 | |
US5060713A (en) | Method of and apparatus for spraycasting | |
JPS59123636A (ja) | 曲り管の製造方法及び装置 | |
US3672201A (en) | Method and apparatus for shaping tubes | |
JPH01317626A (ja) | エルボの成形装置 | |
RU1838032C (ru) | Устройство дл вертикального непрерывного лить трубных заготовок | |
SU899193A1 (ru) | Устройство формировани захватки на трубах перед волочением | |
SU1731350A1 (ru) | Трубогибочна машина | |
JPH0753297B2 (ja) | 管端部加工装置 | |
US1520226A (en) | Method and apparatus for spinning metal tubes | |
JPS5912366B2 (ja) | 中空製品の静水圧押出し方法 | |
RU2123900C1 (ru) | Способ прессования труб на жесткой оправке и устройство для его осуществления | |
JPH0377006B2 (ja) | ||
JPS58202918A (ja) | 短曲管の成形法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |