JPH0353031A - 硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置 - Google Patents

硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置

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JPH0353031A
JPH0353031A JP18011989A JP18011989A JPH0353031A JP H0353031 A JPH0353031 A JP H0353031A JP 18011989 A JP18011989 A JP 18011989A JP 18011989 A JP18011989 A JP 18011989A JP H0353031 A JPH0353031 A JP H0353031A
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heating chamber
chamber
sectional area
melt
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JP18011989A
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English (en)
Inventor
Yurij Ivanovich Sannikov
ユリー、イワノウィッチ、サンニコフ
Anatolij P Sychev
アナトリー、ピョートロウィッチ、シチェフ
Alukdeiev Garjapin Gennadi
ゲンナジー、アルカディエウィッチ、ガリアピン
Ivan Petrovich Polyakov
イワン、ピョートロウィッチ、ポリアコフ
Jury Masguntovich Abdeev
ユリー、マスグントウィッチ、アブデーエフ
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VSES N I GORNOMETALL INST CVETNYCH METALL
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VSES N I GORNOMETALL INST CVETNYCH METALL
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B13/00Obtaining lead
    • C22B13/02Obtaining lead by dry processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B4/00Electrothermal treatment of ores or metallurgical products for obtaining metals or alloys
    • C22B4/04Heavy metals

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は非鉄金属冶金、硫化物原料の処理装置、特に硫
化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置に関するものである
自生溶融方式で硫化鉛精鉱から金属鉛を製逍する装置に
おける技術的工程は下記の3段階を含む。
−鉛原料中に含有される硫化鉛、硫化亜鉛および硫化鉄
を酸素ガス中において酸化する段階、一融成物から得ら
れた酸化鉛を炭素によって金属鉛に還元する段階、 一酸化鉛から金属鉛懸濁物を分離する段階。
第1段階、すなわち酸化段階は放熱を什って進行し、還
元段階は吸熱を伴って進行する。しかし硫化鉛の熱量が
低いので、工程全体としては追加熱Ijf.(炭素燃料
、電力)を必要とする。従って問題は市販製品のユニッ
トあたり追加熱源の使用量を削減し、テクノロジーガス
、すなわち有害流出物の環境中への流出を低減するにあ
る。
〔従来技術と問題点〕
硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置として、軸線回り
に回転する短い中空円筒体(長さ:直径比を375)を
有する形式のものは公知である(“Engng.a.M
injng. ” No.lO,1982,p.64−
85,[i9.71)。
前記円筒体は、密封ジャケットによって封11゛,され
、このジャケットはガス排出用分岐管と、鉛原料と固体
還元剤の装入装置と、液体燃料および酸素装入装置とを
具備する。この装置は、サイクルモード.装入一溶融一
溶融生成物の湯出しで夫施される。
まず硫化鉛原料が融剤と共に装置の中に装入され、つぎ
に酸素が送給される。金属硫化物の酸化の結果、放熱に
より形成中の酸化物と融剤が酸化鉛高含有量の融成物を
生じる。つぎに固体還元剤(コークス粉)、燃料油およ
び燃焼用空気が装置に供給される。燃料油の燃焼中に放
出された熱か、円筒体の聖体を通る熱損と酸化鉛の金属
鉛への還元とに消費される熱を補償する。酸化鉛の還元
度は酸化物融或物のサンプルの鉛含勺゛瓜を分析する事
によって制御される。スラグ中の鉛量が鉛原料中の鉛量
の約24%となった時に、還元が終了したものとみなさ
れる。還元工程が終了し空乏スラグと黒煙の揚出し後に
、装置は原料溶融一酸化物融或物還元の新サイクルのた
めに準備される。
この装置の設計の欠点は、鉛原料中の金属硫化物の酸化
により連続的に熱を得る事が不可能な点にある。硫化物
の酸化中に得られる熱の大部分は始動時期に装置を加熱
するために使用される。さらに硫化物の酸化による熱は
時間的に不均一に放出される。すなわち、円筒体の硫化
物量が最大である初期段階において熱の放出が最大とな
る。しかし円筒体中の硫化物量が酸化の結果減少する■
、1に、すなわちプラントの還元熱消費段階の開始前に
おいて、前記硫化物の酸化によって放出される熱量が減
少する。従って、硫化物の酸化による放熱が最大の時期
と、酸化鉛のぶ元のための熱消費量の最大の時期とが時
間間隔によって分離されている(装置の周期的操作が必
要)。その結果、装置は相当の追加熱量、すなわち燃料
油の燃焼を必要とする。これは市販製品のユニットあた
りの比エネルギー消費率を増進するのみならず、完全な
浄化を必要とする溶融ガスの発生量を増大させる(燃料
油の燃焼に際して形成されたガスが鉛化合物によって汚
染されている)。
また当業界において公知の硫化鉛から金属鉛を製造する
装置は、直径:長さ比が約1 // I Qの耐火レン
ガでライニングされた円筒形タンクを備え、このタンク
の軸線が水平に配置されるので、11−1筒体の底部が
炉床となり、上部が屋根となる(“J.MeLals”
 ,V.34,No.6.1982,p.60−64)
前記のタンクは水平軸線の下方において垂直隔壁によっ
て2区域に分離される。この隔壁は炉休の近くに孔を備
える。すなわち原料装入区域と融或物還元区域とに分離
され、還元区域の断面積はタンク全体の断面積の約0.
65である。原料の酸化区域の中に、タンクの屋根に、
約1cmの拉径の粒状原料を装入するための装置が配置
されるが、還元区域の屋根には、ガスまたは液体燃料を
燃焼させるバーナが取り付けられる。酸化区域と還元区
域の炉床は吹き込み口が備えられ、これらの吹き込み口
を通して酸化区域には酸素が供給され、還元区域には炭
素と空気の混合物が供給される。
酸化区域には鉛排出孔が備えられ、また還元区域の末端
には鉛空乏スラグを除去するためのからみ孔が備えられ
る。
また前記のタンクにはガス排出孔が備えられる。
前記の装置は下記のように作動する。タンクの中に装入
される粒状材料は硫化鉛原料と、融剤と、循環された酸
化ダストとの混合物から成り、約8%の水分を有する。
従って、これらの粒状刊料の酸化に際しての放熱の一部
が同時に水蒸気の蒸允とこれを950℃までの温度に加
島するために消費される。この温度が最適である。この
温度以上であれば、鉛の水蒸気−ガス層中への望ましく
t▲い転送が急速に増大しライニングか急速に破lit
 L、またこれより低い温度では酸化隋融段階の牛+2
′F是が低下するからである。この故に、粒状材ス−1
の中の水分の存在によって、温度が所要レヘルに保tj
jされる。硫化物原料の酸化によって形成されA’:.
L ”酸化鉛含有量を有する酸化鉛かl’?s Piを
通して還元区域の中に移動する。この還元区域の中で、
酸化鉛は融成物の中に炭素と空気のl昆合物を吹き込む
qfによって金屈に還元される。金属鉛か炉床上に沈殿
し、隔壁の孔を通して律々に酸化区域の中に移動するが
、鉛空乏スラグはからみ孔を通してタンクから除去され
る。酸化物W成物の生庁瓜を増大しその粘度の上昇を防
I卜するため、融成物か隔壁からからみ孔に向かって移
動する際に、還元区域の屋限のバーナから供給される燃
料の燃焼によって融成物君度は徐々に1150℃まで上
昇される。還元区域の中で形或されたガスが酸化区域に
入り、つぎに硫化物の酸化に際して形成されたガスと共
にタンクから除失される。しかし高い酸化鉛含有量を有
する融成物中でのライニングの安定性が低いので、硫化
物原料の水分を8%まで増大ずる11Fによって意図的
にこの原料の熱量を低ドさせる必要がある。従ってこの
プラントにおいては、還元区域の中に入る融成物は非常
に低い熱量を6′する(T−950℃)。その結果、還
元工程に必要な高温(1150℃)を得るため、また酸
化鉛の還元のための熱量と、長い還元区域の壁体を通し
ての大きな熱損とを補償するため、例えばガスまたは液
体燃料を燃焼する事によって相当の追加熱量を加える必
要がある。さらに、この公知の装置は、酸化物融成物か
ら金属鉛懸濁戚を自由に沈殿させる区域を有しないので
、空乏スラグと共に鉛の損失か増大する。従って、この
プラントは、鉛懸濁物の沈殿のための追加装置、例えば
電気沈殿装置を価えなければならない。この装置の二つ
の構造特性、すなわち耐火性保護ライニングを使用する
Tlf、および還元区域の融成物に炭素一空気混合物を
吹き込む”Hの桔果、水分の蒸発と水蒸気の加熱のため
に追加熱量を必要とし(これは丈rフ上還元区域の中で
燃料を燃焼する事によって浦mされる) また追加的電
気沈殿装置の中で金属錯を沈殿させるために電力加熱を
必要とする。
同様に、業界公知の硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する装
置(米国特許第4,519,836号)はタンクを含み
、このタンクの底壁は金属鉛の排出孔を備えた炉床を成
し、このタンクは垂心隔堅によって2室に分割され、こ
れらの室は前ご已隔壁の中に炉床近くに備えられた孔に
よって+lj4iに連通し、一方の室は溶融室であって
、溶融室は酸素、硫化鉛精鉱および固体還元剤を同時に
送る装置と、ガスI非出孔を備えたガス除大チャンネル
とを備え、また他方の室、すなわち電貼室は電極と、か
らみ孔と、蒸気排出孔とを11苛える。前記の隔壁は、
゛1シ熟室の断面積とタンクの断面積の比が下記のよう
になるように配置される。
1(〕8rrl’ この装置においては、硫化錯原料の処理の3段階全部が
桔合されている。すなわちIIj料中に含有された硫化
物をその酸化物に酸化する段階、酸化鉛を金属鉛に還元
する段階、および金属鉛懸濁物を沈殿させる段階が結合
されている。この装置における硫化鉛原料の処理は下記
のように実施される。
微粉融剤と、硫化物精鉱と、循環酸化ダスト、炭素還元
剤粉末(コークス扮、石炭)との混合物が、この抑入物
と酸素を送入するための装置を通して溶融室の中に供給
される。鉛原料の中に二Gされた硫化鉛、硫化亜鉛、硫
化鉄および硫化銅のみが酸素と反応するが、大粒径の故
に高い点火温度を有する還元剤粒子は酸化される時間か
ない。
従って、このような酸素との選択的反応の故に、装入混
合物は溶融室の底部において酸化物融成物の小滴と炭素
還元剤の粒子とのljAa物となる。逮元剤粒子は溶励
室の底部の酸化物融成物の表面に高さ50〜5 0 0
 mmの還元剤層を1[二成する。醜化鉛を含有ずる酸
化物融成物の滴が炭素含h゛層を通遇する。酸化鉛は、
硫化鉛材料の硫化物の酸化に際して放出された熱によっ
て、また部分的には炭素含有層下方の融戊物から来た熱
によって、金属鉛に還元される。後者の熱は溶融室と電
熱室が隔壁の孔を通して連通容器の原理によって共通ス
ラグ浴と連通している事による。従って、電熱室の中で
電力によって発生した熱の一部か溶融室に入る。酸化鉛
が金属鉛に還元された融戊物は、炭素含有層を通過した
後に、炭素含有層の下方に配置された融或物と結合し、
その際に鉛滴の大部分が沈殿し、最小滴が酸化物融成物
と共に電熱室の中に入る。電熱室の中で金属鉛の小滴が
沈殿する。
鉛空乏酸化物融成物はスラグ除失からみ孔を通して装置
から排出される。前記の装置り」の硫化鉛材料の溶融は
連続的に実施され、鉛空乏酸化物峨成物と金属鉛の排出
は連続的にまたは周期的に実施する事ができる。
しかし前記装置中の硫化鉛材料の溶融には電力消費量の
増大を必要とし、この電力哨費量は硫化鉛精鉱、融剤、
および循環酸化生成物の混合物から成る装入物1トンあ
たり400〜5 0 0 KW−hに達する。
そのほか、前記の溶融工程に伴って、酸化循環生成物の
生成量が増大し、また空乏スラグ中の金属鉛の微細懸濁
物の含有量が高くなり、これは原料から金属亜鉛への直
接抽出量を低下させ、市販製品のユニットあたりのコス
トを増大する。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、電熱室から溶融室への伝熱を保証する
ように原料装入区域と融或物還元区域との面積比を選定
する事によって硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置の
設計を改良するにあり、前記の伝熱は鉛の直接抽出率を
増進しまた同峙に電力の比消費率を低下させる。
〔発明の概要〕
本発明は、タンクを含み、このタンクの底聖体は金属鉛
の排出孔を備えた炉床をなし、タンクは垂直隔壁によっ
て2室に分割され、これらの室は前記隔壁の炉床近くの
孔を通して+0互に連通し、前記溶融室は、酸素、硫化
鉛精鉱および固体還元剤を同時装入する装置と、ガス排
出チャンネルとを具備し、前記電熱室は、電極と、スラ
グυト出用からみ孔と、蒸気排出用孔を只6iする、硫
化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置において、隔壁は、
電熱室の断面とタンクの断面の比が下記の不}式によっ
て限定される範囲内にあるように配置され、ここに、S
 は電熱室の断面積、S2は溶融室の1 断面積とする事を特徴とする硫化鉛精鉱から金属鉛を製
造する装置によって目的が達成される。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面につき説明する。
第1図と第2図に図示の硫化鉛桔鉱から金属鉛を製造す
る装置はタンク1を含み、このタンクの壁体の中に水冷
された冷却要素2が取り付けられ、またこのタンクは金
属鉛の排出孔3を備えている。
タンク1は垂直隔壁4によって2室5,6、すなわち溶
融室5と電熱室6とに分割され、これらの室は、タンク
1の底壁体から成る共通炉床7の上に配置されている。
これらの室5,6は隔壁4の炉床7近くの孔8を通して
相互に連通ずる。金属鉛の排出孔3は溶融室5の炉床7
の中に配置されている。溶融室5は、酸素、硫化鉛精鉱
および固体還元剤を同時装入する装置、この場合装入物
酸素バーナ9と、内側壁体11と排出孔12から成るガ
ス排出チャンネル10とを具備する。排出孔12とバー
ナ9は室5の上部に、炉床7の反対側壁体の中に配置さ
れている。電熱室6は、垂直に移動するように配置され
た?t[13と、スラグ排出用からみ孔14と、蒸気排
出用孔15と、炭素含有還元剤、例えば非鉄金属(鉛、
亜鉛、銅)の高含有量を有する粒状スラグを装入する装
置16とを備える。
さらに、室6は融成物面のインジケータ17とスラグ融
成物の下方レベルのインジケータ18とを偏えている。
隔壁4は、電熱室6の断面とタンク1の断面の比か下記
の不等式によって県定される範lm Mにあるように配
置される。
ここに、S は電熱室6の断面積、S2は/8融室l 5の断面積である。
本発明によって、硫化釦精鉱から金属鉛を製造する装置
において、下記の工程か生しる。
1)原料の硫化物成分の酸化と溶−、凸の代出を伴う分
散酸化物融成物の形成。
2)炭素含白゛材料により前記酸化物心成物の酸化鉛を
金属鉛に吸熱還元。
3)鉛空乏酸化物融成物から金属鉛燃濁分の分離。
前記融成物が炭素含(−i層を通る際に、その中の酸化
鉛が折出し、融成物の温度が低下する。同+19に金属
鉛の滴が多数の小滴または小数の大滴として形成される
。炭素含有層中での融戊物の温度低下を捕償するため、
電熱室6から熱か対流および伝熱によって加えられる。
溶融室5と、炭素含a層と、電熱室6とが孔8を通して
エネルギ一連桔されているので、外部熱源によるエネル
ギー消費が削減される。災素含仔層を通しての融成物の
通過中の温度低下は特に重要な要因である。第1に、融
成物中の酸化鉛の7農度の低下が金属鉛の形成・♀1を
低下させる。第2に、融戊物の7品度低下は、還元率を
温度の指数関数として、より大きく低下させる。その拮
果、炭素含有層の還元能力、従って金属状態への鉛の抽
出度が急激に低下する。さらに、融戊物温度の低下に際
して圧倒的に多数の非當に小さな滴が形戊され、これは
当然に金属鉛懸濁液の長い沈殿時間を必要とし、すなわ
ち電ハ至6の大きな表面積を必要とする。しかし、炭素
含有層の下部において熱エネルギーの必”RkkLが比
較的低く温度低下のわずかの捕正のみが必要とされる工
1f実にも係わらず、S:(S+S)比が1    1
2 0.65を超えるプラントのΦでこの工程を実帷すれば
、電力の不必要に高い消LLを伴う。これは、S,: 
 (S,+32)比が0.65に等しくまたはこれ以上
の場合。炭素含有層の下部において所要の効果を得るた
めには電島室6の中においてはるかに大きな融成物温度
増大を必要とするからである。しかし、このような温度
上昇は、電気エネルギーの消耗と水冷要素2を通しての
島損を1曽人するのみならず、空乏酸化物融成物中の金
属鉛の懸濁量を著しく減少させる事なく水蒸気ガス…の
中への鉛の進入を増大する(この鉛部分は酸化された循
環生成物として再び溶融工f呈に循環される)この=1
1丈は、酸化物融成物の温度上昇(一或物の過熱)が丈
際上金属鉛の懸濁分の沈殿速攻に影響する事なく、酸化
物融或物の下方に形成された金属鉛層を含めて金屈鉛の
蒸允を促進ずる1■一よって説明される。
帖環峻化物中への鉛転送量の土曽大は比エネルギー消費
弔の粗大に10当する。鉛の一部か前記のIi4料処理
3段階全部を繰り返し通過するからである。
従って、Sl/S1+S2≧0,55のプラントにおい
ては、電力の経済的使用が達成されfiい。
電力哨費量の粗大に伴って、金属鉛形成の主−[1′.
に対して望ましくない付随的工程が強化される。
炭素含有層下方の金属鉛の中においてち電熱室6中の融
成物の中においても同様の物理化学−’+’−f=力く
生じるのであるから、すなわち懸濁金属船の沈殿が生し
るのであるから、溶融室5の融成物(こお(1てち電熱
室6の融戊物においても物理一化学工捏の不可逆性によ
る平均熱損は同等でなければtlらない。従って、 ここに、 T は炭素含何層からの出口における融成物のl 絶対温度; T は電熱室中の融成物の平均絶対温度;2 T は電睡近傍の融成物の絶対温度: 3 Toは環境の絶対温度; Fは電力; 1は融成物浴の高さ(1は相互に連通された電熱室と后
融室においては、連通容器の原理によって同一)。
従って、主工程すなわち金属鉛の製逍を実施するための
最適電力使用に対応するS 2 / S +比は下記の
式である。
従って、S2/Sl値が前記の誘導式(2)に対応する
場合、鉛原料1トンあたりの電力消費量は最小限となる
前記の式において、To−298Kのみが既知であって
、T3は文献から算出される(例えば、D.A.Dio
domovsky,  Furnaces orrcr
rous IIlctall−urgy; Mosco
w, MeLallurgjya, 1958. 48
0p) o他のIia(T ,T2およびS2/S1比
)は炭素含1 H層中の酸化鉛の還元に際しての熱/r′l′I!2条
件および電熱室6中での融成物処理の温度体制から算出
される。
第3図の丈線Aは、実験値T1と12とからプロットさ
れたS  /(S,十S,,)値{こ文・ける電2 力比哨費率P (KW−h/t)の依7l関係を示すグ
ラフであって、点a,b,c,d,e,fはそれぞれ溶
融室5の断而積S2を一定として、相異なるS1を有す
るプラントにおいて得られた実験値Pに対応する点であ
る。このような条件において、すべての実験において硫
化鉛原料に対してプラント容量を一定に保持し、従って
比較呵能のデータを得る事が可能である。これらの実験
に対応する技術的パラメータを表1に示す。
硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置の操作は下記のよ
うに実施される。予め粉砕された乾燥硫化鉛精鉱を融剤
および循環酸化生成物と混合し、すなわち硫化物装入物
を製造し、これを連続的に市販の酸素および固体炭素含
有還元剤(例えば、コークス、石炭)と共に、装入物−
酸素バーナ9を通糾で溶融室5の中に連続的に装入する
。光に放出された熱の作用で、燃焼一溶融区域19中の
装入硫化物が発火し、酸化し、溶融し、その桔果として
酸化物融成物とSO2富化ガスが形成される。前記酸化
物融成物は小滴状を成して迫択的炭素一熱還元区域(固
体炭素含有還元層)20の中に入る。この区域20は燃
焼一溶融区域19と溶融室5中の融成物面との間に配置
される。SO2富化ガスはガスチャンネル10の中に入
り、このチャンネルから排気孔12を通して連続的に除
失され、公知の方法による硫黄利用のために使用される
。固体炭素含仔還元剤の粒径(2〜5DIIII1)は
、これらの粒子が燃焼一溶融区域19の中において燃焼
されるほどの時間を持たず、同時に酸化鉛の金属鉛への
選択的炭素一還元に必要なtEA度まで加熱されるよう
に選定される。このようにして酸化物融成物と固体炭素
含有還元剤の加恕された粒子が燃焼一溶融区域19から
炭索一熱還元区域20の中に入る。この炭素一熱還元区
域20中の酸化物融成物に含有された酸化鉛は1200
〜1400℃の温度で選択的に金属鉛に還元され、これ
が残余の酸化物融成物(スラグ)と共に、溶融室5の中
に予め作られた融成物22の表面に落下し、区域20の
中で形成されたCOおよびC○2a’F1ガスが孔21
からガスチャンネル1oの中に入り、このチャンネルか
ら排気孔12を通して連続的に除太される。従って炭素
一熱還元区域20の中で形成された金属鉛と酸化物融成
物は金属鉛−スラグ分離区域22の中に入る。これらの
金属鉛とスラグは隔壁4の孔8を通して溶融玄5から電
熱室6の中に連続的に流入する。一部は電熱室の中に配
置された分離区域22の中で、金属鉛は重力によって先
に作られた金属鉛層の中に沈殿し、そこから連続的に金
属鉛排出孔3を通して排出される。電熱室6の中におい
て、融成物成分は電極13の炭素を使用しまた高舶の故
に部分的に還元される。この腹素一熱還元作用の結果、
スラグ中に残存する鉛の一部と亜鉛の一部がガスの中に
入り(蒸発し)、これが電急室6から蒸ス排出孔]5を
通して除去されるが、鉛空乏スラグは堆積するに従って
、からみ除去孔14から連続的に排出される。融成物表
面のレベルはインジケータ17により、溶融室5におい
ても電熱室6においても連通容器の原理に従って同一高
さに保持される。
燃焼一溶融区域19の中で得られる熱量は、炭素一熱還
元区域20および金属鉛一空乏酸化物融成物分離区域2
2の中で生じる前記の工程を実施するためには不十分で
あるから(これは、炭素熱還元から生じる吸熱結果と、
融威物の高腐食性の故に必要とされる水冷要素2による
タンク]の冷却とに関連がある)、追加熱量を電力とし
て導入する。この場合、酸化物融成物が電解質であって
その中に電流を通した時にジュール熱を発生する事を利
用する。
以下、本発明の実験例を示す。
すべての実施例において下記組成の硫化鉛精鉱を使用し
た: Pb−54.  3,  Zn−8.  0,F
e−7.  2,  S−18.  1。
実験例1 硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置中において原料精
鉱を処理した。この装置の電熱室6の表面積S{は1.
66mX0.76mであり、電極数は2であった。電熱
室6の断而積S1と合計断面積S +S との比は、溶
融室5の断面積S212 の選択を考慮して、S  / (S,+52)−l 0.635であった。
実験結果を下表1に示す。
表  1 硫化鉛精鉱処理パラメータに対するSl/(S1+32
)比の効果 実験例2 実験例2のイニシアルデータはS/(S1+1 S2)−0.65である点が丈験例1のデータと相違す
る。
実験結果は表1に図示の通りである。
実験例3 実験例3のイニシアルデータはS/(S1+l S2’)−0.635である点が実験例1のデータと相
違する。
実験結果は表1に図示の通りである。
実験例4 実験例4のイニシアルデータはS,/ (S,+S2)
−0.432である点が実験例1のデータと相違する。
実験結果は表1に図示の通りである。
実験例5 実験例5のイニシアルデータはS/(Sl+l S2)−0.411である点が丈験例1のデータと相違
する。
実験結果は表1に図示の通りである。
実験例6 実験例6のイニシアルデータはS1/(S1十S2)−
0.405である点が丈験例1のデータと相違する。
実験結果は表1に図示の通りである。
第3図と表1から明らかなように、電熱室6の表面積S
1 (S1/ (S1+S2)−0.65またはこれ以
下)が0.55まで相対的に減少するに従って電力消費
量の顕著な減少と直接鉛抽出量の増大が観察される。こ
れは主として、空乏スラグによる鉛損失の低下によるも
のであり、部分的には電熱室中のガスの中への抽出量の
低下による(これらの鉛部分は循環酸化物生成物として
原科の溶融のために循環される)。これは、S,/(S
1千82)と電力比消費量の低下に伴って炭素含有層か
らの出口温度(すなわち炭素含角゜層一融成物界面の温
度)が上昇するからである。その結果、炭素含有層中へ
の熱人力が増大し、従って炭素含有層中の酸化鉛の金属
鉛への還元度が堆人する。還元度の増大に伴って大粒の
金属鉛が形或され、これに比例して微細に分散した金属
鉛粒子の生成が減少する。これは、電熱室中での空乏酸
化物融戊物と金属鉛の分離■、r間を短縮させるので、
この電熱室の表面積の相対的減少は空乏融成物による鉛
損失を増大しない。炭素含何層中の鉛粒子の合併効果は
、電熱室の表面積の減少(従って融成物の量の減少)す
なわち懸濁系の沈殿時間の減少によるマイナス効果にま
さる。しかしS1/(S1+82)比がさらに減少する
と、電力比消費率の増大を伴う。このような電力比消費
率の増大と他のパラメータの劣化は、水冷要索2を介し
ての熱損の顕著な増大によって、すなわち炭素含有層に
対する伝熱量が相対値においても絶対値においても低下
するような電力分布によって生じる。
酸化鉛の金属還元を炭素含有通の中で実施する場合、3
5〜37%乃至74〜78%の鉛と、0乃至18〜25
%の亜鉛と、0乃至5〜8%の銅とを含有する硫化鉛原
料を処理すめたには、0.41〜0.65のS /(S
1+82)比を1 Hする装置が適当である。一般式(2)が角゛効である
から、前記原料の溶融は樹立された傾向を質的には変更
しない。また前記式(2)は長方形断面の装置(第2図
)について有効であるのみならず、溶融室5と電熱室6
の他の形状と相互配置についても有効である。
〔発明の効果〕
硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する本発明による装置は、
酸化物融成物の小粒子懸濁状態と電恕至での水蒸気−ガ
ス相中への鉛の転送とに伴う金屈鉛の損失の減少により
、鉛の直接抽出率を1曽大する事が可能となる。同時に
電力の比消費率が数分に1に低減される。さらに、同一
容量の装置において、断面積S1の減少によりS,/ 
(S,+32)比が変動されるので装置が一層コンパク
トになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する
装置の概略断面図、第2図は第1図の■■線に沿った断
面図、第3図はS/(S1十1 S2)の関数として電力比消費率Pを示すグラフである
。 1・・・タンク、2・・・水冷要素、3・・・金属鉛排
出孔、4・・・垂直隔壁、5・・・溶融室、6・・・加
熱室、7・・・炉床、8・・・連通孔、9・・・バーナ
、10・・・燃焼ガス排気チャンネル、13・・・電極
、14・・・からみ孔、15・・・蒸気排出孔、19・
・・燃焼一溶融室、20・・・炭素一還元室、22・・
・融成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 タンク(1)を含み、このタンクの底壁体は金属鉛の排
    出孔(3)を備えた炉床(7)を成し、タンク(1)は
    垂直隔壁(4)によって2室(5、6)に分割され、こ
    れらの室(5、6)は前記隔壁(4)の炉床(7)近く
    の孔(8)を通して相互に連通し、前記溶融室(5)は
    、酸素、硫化鉛精鉱および固体還元剤を同時装入する装
    置とガス排出チャンネル(10)とを具備し、前記電熱
    室(6)は、電極(13)とスラグ排出用からみ孔(1
    4)と蒸気排出用孔(15)とを具備する、硫化鉛精鉱
    から金属鉛を製造する装置において、隔壁(4)は、電
    熱室(6)の断面とタンク(1)の断面の比が下記の不
    等式によって限定される範囲内にあるように配置され、 0.41<S_1/(S_1+S_2)<0.65ここ
    に、S_1は電熱室(6)の断面積、S_2は溶融室(
    5)の断面積とする事を特徴とする硫化鉛精鉱から金属
    鉛を製造する装置。
JP18011989A 1989-06-22 1989-07-12 硫化鉛精鉱から金属鉛を製造する装置 Pending JPH0353031A (ja)

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