JPH0352995Y2 - - Google Patents

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JPH0352995Y2
JPH0352995Y2 JP13121984U JP13121984U JPH0352995Y2 JP H0352995 Y2 JPH0352995 Y2 JP H0352995Y2 JP 13121984 U JP13121984 U JP 13121984U JP 13121984 U JP13121984 U JP 13121984U JP H0352995 Y2 JPH0352995 Y2 JP H0352995Y2
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mounting surface
rotating shaft
exhaust brake
exhaust
valve
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JP13121984U
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は排気ブレーキの改良に関し、特に、回
転軸に取り付けたバタフライ弁を回転させる形式
の排気ブレーキの、回転軸が熱変形するのを防止
すように改良した排気ブレーキに関する。
〔従来の技術〕
従来、4サイクル・デイーゼルエンジンを搭載
している大・中型自動車には、エンジンの排気通
路内に開閉弁を設け、これを閉じて排気行程にお
ける抵抗を増し、これを自動車の制動に使用す
る、いわゆる排気ブレーキが設置されている。
このような排気ブレーキは一般に第3図に示す
ように排気通路6内に肉の一部を切除した回転軸
1の前記切除部分に円板状の弁体2をボルト4等
で取付けたバタフライ弁10が使用されており、
レバー3を介して空気装置や電気装置で回転させ
てこの排気ブレーキの制御を行なつている。
一方、加速と減速を繰り返していると排気ガス
の温度が数百℃の範囲で変化する。従つて排気ブ
レーキを使用している間は回転軸1と弁体2はこ
のような温度変化に晒されていることになる。前
記従来の排気ブレーキの構造ではバタフライ弁1
0の弁体2とこれを取り付ける回転軸1に例え熱
膨脹率が同じような材料を使用しても直接高温の
排気ガスと接触することのない弁体2の取付面1
b側の回転軸1の温度T1と、常に高温の排気ガ
スに晒されている取付面1bと反対側の面1cの
回転軸1の温度T2とに、大きな温度差(T1
T2)が生じることになる。例えば、坂道をバス
やトラツクのような大型の車両が排気ブレーキを
かけながら下つている場合を想定すると、前記温
度差の影響が顕著に表れて回転軸1は第3図中の
鎖線のように僅かではあるが、湾曲することにな
る。このように回転軸1が湾曲するとこれを支持
している軸受との間の接触状態が変化して回転し
難くなる傾向がある。
このように回転軸1を回転させる力が増加する
方向に変化すると排気ブレーキの作動に応答遅れ
が出ることになる。前記のようにバスやトラツク
が長い坂道を排気ブレーキを使用しながら下り、
次に平坦地において排気ブレーキを解除してエン
ジンを加速しようとした場合、前記のように回転
軸1に曲がりが発生しているとこれの回転の微妙
な変化によつて応答遅れ(排気ブレーキが瞬時に
解除されない)を発生することになる。この応答
遅れはエンジンがアクセルペダルの踏込みと共に
瞬時に速度が上昇しないことを意味し、操縦感覚
の悪い車両となる欠点があり、安全性の面からも
問題があつた。また、前記のように回転軸1に曲
がりが発生するとこれの応力によつてボルト4取
り付け穴5に亀裂が入る等の欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は前記従来のバタフライ弁式の排
気ブレーキの有する欠点を解消し、バタフライ弁
の弁体取付側の回転軸の温度と、この弁体取付側
と反対側の回転軸の温度差を小さく抑え、バタフ
ライ弁の熱変形を抑えることによつて作動が常に
正常で信頼性のある排気ブレーキを提供すること
である。
〔考案の構成〕
前記目的を達成する本考案の排気ブレーキ装置
は、回転軸の一側を平坦にして弁取り付け面を形
成してここにバタフライ弁を当接して固定した排
気ブレーキにおいて、前記弁取り付け面に排気ガ
スの通路を設けたことを特徴としている。
〔実施例〕
以下添付図面を用いて本考案の実施例を説明す
るが、第3図と同じ部品には同じ番号を付して説
明する。
第1図および第2図はそれぞれ本考案の排気ブ
レーキのバタフライ弁10の第1および第2の実
施例の構成を示すものである。
第1図の実施例ではバタフライ弁10の回転軸
1の片側に設けられた弁体2の取付面1bに、回
転軸1の軸線に直角な方向に所定間隔で複数条の
溝7を設け、前記取付面1bに弁体2を取り付け
た状態で弁体2と取付面1bとの間に溝7による
排気ガスの通路を形成する。
このように回転軸1のバタフライ弁10の弁体
2を取り付ける面1bに溝7による空間が設けら
れていると、エンジン運転中で排気ブレーキ非作
動時は、バタフライ弁10は排気ガスの流れに対
して平行になつており、この時は弁体2、回転軸
1の弁体取付面1b、この取付面1bの反対側の
面1cは、同じように高温の排気ガスに晒され、
しかも排気ガスは前記溝7を通過して流れるの
で、弁体取付面1bの温度T1と、前記取付面1
bの反対側の面1cの温度T2とはT1≒T2とな
り、その間には温度差が生じないので、バタフラ
イ弁10は熱変形を起こさない。
また、排気ブレーキ作動時およびエンジン停止
時は、前記溝7が断熱空間となり、弁体2の回転
軸1への取付面1bの温度を高温に保つので、こ
の取付面1bとその反対側の回転軸1の面1cと
の温度差が少なくなり、この時もバタフライ弁1
0は熱変形を起こさない。
第2図の実施例では、バタフライ弁10の回転
軸1の片側に設けられた弁体2の取付面1bに、
幅広の凹部8を設け、前記取付面1bに弁体2を
取り付けた状態の弁体2と取付面1bとの間に、
大きな空隙部が形成されるようになつている。従
つて、この実施例では前記実施例よりも弁体取付
面1bの温度T1と弁体取付面1bの反対側の回
転軸1の面1cの温度T2との温度差が少なく、
バタフライ弁10の熱変形が起こらない。
本考案の排気ブレーキは、このように熱変形を
起こさないバタフライ弁10を、従来のバタフラ
イ弁10を僅かに改良するだけで実施することが
できるので、非常に実用性が高い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る排気ブレーキは、回
転軸の一側を平坦にして弁取り付け面を形成して
ここにバタフライ弁を当接して固定した排気ブレ
ーキにおいて、前記弁取り付け面に排気ガスの通
路を設けて構成したので次の効果を奏すことがで
きる。
加速と減速を繰り返すことによつて排気ガスの
温度が数百℃の範囲で変化しても、弁体2の取付
面1b側の回転軸1の温度T1と、取付面1bと
反対側の面1cの回転軸1の温度T2とに、温度
差を実質的に生じなく、それに伴なつて回転軸1
に狂いを発生しなくなり、回転軸1は常に滑らか
に回転して排気ブレーキの作動の応答遅れがなく
なる。
従つて、運転者の操作に対する車両の排気ブレ
ーキの応答に不自然な操縦感覚がなくなり、安全
性の面で良い効果が得られ、更にボルト4取り付
け穴5に亀裂が入る等の欠点も改善できる。しか
も、本考案の排気ブレーキは従来の排気ブレーキ
を僅かに改良するだけで実施することができるの
で、非常に実用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の排気ブレーキの第1の実施例
を示すバタフライ弁の要部側面図、第2図は本考
案の第2の実施例を示すバタフライ弁の要部側面
図、第3図は排気通路に設置された従来の排気ブ
レーキの構成を示す断面図である。 1……回転軸、2……弁体、6……排気通路、
7……溝、8……凹部、10……バタフライ弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸の一側を平坦にして弁取り付け面を形成
    してここにバタフライ弁を当接して固定した排気
    ブレーキにおいて、前記弁取り付け面に排気ガス
    の通路を設けたことを特徴とする排気ブレーキ。
JP13121984U 1984-08-31 1984-08-31 Expired JPH0352995Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13121984U JPH0352995Y2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13121984U JPH0352995Y2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31

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Publication Number Publication Date
JPS6148939U JPS6148939U (ja) 1986-04-02
JPH0352995Y2 true JPH0352995Y2 (ja) 1991-11-19

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JP13121984U Expired JPH0352995Y2 (ja) 1984-08-31 1984-08-31

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FR2982005B1 (fr) * 2011-10-26 2015-01-09 Valeo Sys Controle Moteur Sas Vanne de gaz, notamment de gaz d'echappement recircules

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Publication number Publication date
JPS6148939U (ja) 1986-04-02

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