JPH0352529Y2 - - Google Patents

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JPH0352529Y2
JPH0352529Y2 JP7431688U JP7431688U JPH0352529Y2 JP H0352529 Y2 JPH0352529 Y2 JP H0352529Y2 JP 7431688 U JP7431688 U JP 7431688U JP 7431688 U JP7431688 U JP 7431688U JP H0352529 Y2 JPH0352529 Y2 JP H0352529Y2
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JP
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locking
lid
engaging
oxygen
heating element
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JP7431688U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、発熱体内蔵器具の蓋体ロツク装置、
特にクロレートキヤンドル入りの酸素発生缶を交
換可能に内蔵し、呼吸器系や循環器系に疾患のあ
るものが呼吸困難に陥つた際の救急用品として使
用される携帯用酸素吸入器の蓋体ロツク装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
上記携帯用酸素吸入器では、酸素発生缶から酸
素発生が終了した後でも、酸素発生缶が高温度に
加熱された状態が続く。この状態で酸素発生缶を
ケース本体から取り出すことは危険であり、使用
者のうちには、このような事情を心得ずに使用す
るものも多いことを考慮して、従来の携帯用酸素
吸入器では、酸素発生缶をケース本体から取り出
せないようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の携帯用酸素吸入器では、酸素発生缶
からの酸素発生が終了した後は、新しい酸素発生
缶と交換したくても、交換することができず、使
用済みの酸素発生缶はケース本体ごと使い捨てに
するという不経済な使い方がなされていた。
本考案は、ケース本体に蓋体を被せ、その蓋体
を酸素発生缶の表面温度が手で触れても安全な温
度に下がるまでは開放できないようにロツクする
とともに、必要に応じて上記ロツクを解除できる
装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
以下図面にもとづいて本考案を詳細に説明する
と、1はケース本体、2はケース本体1に被せた
蓋体、3は蓋体2側に設けた係止部、4はケース
本体1側に取付けたロツク杆で、これは蓋体2が
閉じられた状態において係止部3と係脱自在に取
付けられ、かつ後記ロツク解除機構を有する。5
はロツク杆4を係止部3との係合位置へ常時押圧
するように懸架したスプリング、6はケース本体
1の内部に固定したガイド筒、7はガイド筒6に
交換可能に挿入したクロレートキヤンドル入りの
酸素発生缶で、一方の端部に打撃部8を、他方の
端部に酸素出口9をそれぞれ設けてある。10は
ガイド筒6の筒壁のうちロツク杆4と対向する箇
所に設けた開口部、11は開口部10に酸素発生
缶7の外壁と接触するように嵌合させた感熱作動
片で、下端部12をガイド筒6にビス3などで固
定してあり、温度の変化に比例して変形する素
材、例えばバイメタル、形状記憶合金などを用い
て、温度が上昇しない間は酸素発生缶7の外壁に
接触しており、温度の上昇に伴つて上端部14側
が下端部12を支点にして酸素発生缶7の外壁か
らはなれるように成形されている。15は作動片
11の上端部14に設けた押動端部、16は押動
端部15によつてロツク杆4側へ押動されるよう
に支持されたラツクギヤ、17はラツクギヤ16
のギヤ歯と噛合するように軸支されたピニオン、
18はロツク杆4からピニオン17の近辺に突出
するように設けたストツパ、19はピニオン17
と同期回転するように支持されたカム板で、ラツ
クギヤ6が押動されない状態では、ストツパ18
からはずれており、ラツクギヤ16が押動される
と、ストツパ18に突き当たる位置へ回転移動す
るように支持されている。20はロツク解除機構
で、ロツク杆4を、係止部3と係合する係合部分
21と、ストツパ18及びカム板19によつて制
止される制止部分22とに分割し、係合部分21
を制止部分22に、係合部分21を係止部3との
係合位置へ常時押圧する板ばね23を介して連結
してなる。24は係合部分21と対向する部分に
設けた鍵孔で、これには、係合部分21を板ばね
23の弾力に抗して係止部3からはずれる位置へ
押すキー25を通すように成形してなる。26は
打撃部8を撃出する打撃装置、27は酸素出口9
から酸素マスクへ酸素を導くように接続したホー
スである。
〔作用〕
打撃装置26それに連結した操作レバー40で
操作して、打撃部8を撃打すると、酸素発生缶7
内のクロレートキヤンドルに衝撃が伝わり、熱反
応が起こつて、酸素が発生する。発生した酸素
は、酸素出口9からホース27を通つて酸素マス
クへ送られる。
上記の熱反応は、高熱を発しながら、クロレー
トキヤンドルの打撃部8側の端部から酸素出口9
側の端部に向かつて徐々に進行し、酸素発生缶7
の外壁面に上記の高熱が伝わり、酸素発生缶7の
表面温度が上昇する。すると、作動片11が第2
図示のように酸素発生缶7の外壁からはなれるよ
うに変形すると同時に、押動端部15がラツクギ
ヤ16を押動するので、ピニオン17及びカム板
19が回転し、カム板19がストツパ18に突き
当たる位置へ回転移動する。この状態において、
ロツク杆4を係止部3からはずすように押して
も、ストツパ18がカム板19に突き当たつてロ
ツク杆4の押動を阻止するので、蓋体2がロツク
状態に保持される。このロツク状態は、上記の熱
反応が進行中はもちろん、上記の熱反応が終了し
た後も、酸素発生缶7の表面温度が手で触れても
安全な温度に下がるまで持続する。酸素発生缶7
の表面温度が安全な温度に下がると、作動片11
が元位置に戻るので、ピニオンギヤ17及びカム
板19が逆回転し、カム板19がストツパ18か
らはずれる位置へ回転移動する。この状態におい
てロツク杆4を押しながら蓋体2にそれを開く方
向の力を加えると、第3図示のようにロツク杆4
がスプリング5の弾力に抗して係止部3からはず
れる位置へ移動し、蓋体2の開蓋が可能になる。
蓋体2のロツク中に蓋体2を開く必要が生じた
場合には、第4図示のようにキー25を鍵孔24
に通し、係止部3に係合しているロツク杆4の係
合部分21を板ばね23の弾力に抗して押す。す
ると、係合部分21が係止部3からはずれる位置
へ押されて、蓋体2のロツクが解除されるので、
蓋体2の開蓋が可能になる。このようにして蓋体
2を開いた後、キー25を鍵孔24から抜くと、
係合部分21が板ばね23の弾力を受けて元位置
に戻る。
〔実施例〕
キー25によつて蓋体2を開いた後、蓋体2を
閉じる際に、蓋体2が再びロツクされるようにす
るため、係合部分21には、蓋体2を閉じる直前
に係止部3が係合部分21を板ばね23の弾力に
抗して押しのけつつすべる傾斜面39を設ける。
ケース本体1と蓋体2は、例えば蝶番28で連結
し、それらの側面には、蓋体2の閉蓋時におい
て、互いに接合する中空の把手29,30を設
け、把手30の中空部には、係止部3を設け、把
手29の中空部には、ラツクギヤ16、ピニオン
ギヤ17、カム板19、ピニオン20を架設する
とともに、ロツク杆4を枢着し、ロツク杆4の制
止部分22のうち、カム板19に対向する箇所に
は、カム板19に向かつて突出するストツパ18
と、把手29の外側へ突出する押ボタン31とを
設け、ロツク杆4の制止部分22のうち、把手2
9の孔壁32と対向する部分には、スプリング5
を懸架し、ラツクギヤ16の先端部には、それを
押し戻すスプリング33を懸架してある。蓋体2
は、例えばケース本体1の上方にホース27を巻
回した状態で格納できる空間34を有するように
成形し、蓋体2の頂上部には、酸素マスクを兼ね
たキヤツプ35を取外し可能に被せ、このキヤツ
プ35にホース27の先端を接続する。キー25
は紛失を防ぐためケース本体1又は蓋体2の適当
箇所にひも、チエーンなどで繋ぐこともある。酸
素発生缶7は、ガイド筒6に酸素出口9が下向き
になるように挿入し、ホース27を把手29,3
0の中空部に挿入し、かつ把手29,30の接合
部分で互に分離可能なニツプル36で接続するこ
ともあり、把手29,30の中空部をダクトに
し、その入口と出口にホース27を接続すること
もある。このようにすると、酸素を酸素発生缶7
から遠去けて送れるので、酸素が酸素発生缶7の
発熱によつて暖められるのを防げる。ガイド筒6
には、アルミニウムなど熱伝導率の良い材料で肉
厚に成形されたものを用いて、クロレートキヤン
ドルの熱反応中における酸素発生缶7の表面温度
を均一化し、その最高表面温度を低下させ、万一
の場合の火災発生の原因を取除くようにする。ま
た酸素発生缶7からガイド筒6に伝わつた熱は、
ガイド筒6の周囲に形成されている空隙37へ放
熱させ、この放熱により通気孔38から流入し空
隙37を上昇する上昇気流を生じさせて、ガイド
筒6の空冷効果を発揮させ、ケース本体1及び蓋
体2に伝わる熱の量を少なくし、それらの表面を
手で触れても安全な温度に保持されるようにす
る。本考案は、ケース本体1内に酸素発生缶7以
外の各種発熱体を内蔵するように構成することも
ある。
〔考案の効果〕
本考案は、叙上のようにロツク装置を酸素発生
缶などの発熱体の発熱で変形する感熱作動片で駆
動するように構成したから、発熱体の発熱時にお
ける蓋体ロツクの信頼性を高めることができ、発
熱体の表面温度が手で触れても安全な温度に下が
ると、蓋体のロツクをはずすことができるため、
使用済みの酸素発生缶などの発熱体をケース本体
外へ取り出し、新しい発熱体との交換が可能にな
り、発熱体をケース本体ごと使い捨てにしなくて
済み、経済的であり、またロツク杆にキーによつ
て操作するロツク解除機構を設けたから、発熱体
の動作中に緊急その他の理由により、蓋体を開け
る必要が生じた場合には、蓋体を簡単に開けるこ
とができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案装置を組み込んだ携帯用酸素吸入器の断面
図、第2図は本考案装置ロツク作動を説明する
図、第3図は本考案装置のロツク解除の状態を説
明する図、第4図はロツク杆の係合部分が係止部
からはずされる状態を説明する図である。 1……ケース本体、2……蓋体、3……係止
部、4……ロツク杆、5……スプリング、7……
酸素発生缶、11……感熱作動片、16……ラツ
クギヤ、17……ピニオン、18……ストツパ、
19……カム板、21……係合部分、22……制
止部分、23……板ばね、24……鍵孔、25…
…キー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発熱体を内蔵したケース本体に蓋体を被せ、蓋
    体側には、係止部を設け、ケース本体側には、上
    記蓋体の閉蓋時に上記係止部と係脱自在となるロ
    ツク杆を取付け、このロツク杆には、それを上記
    係止部との係合位置へ常時押圧するスプリングを
    懸架し、上記ロツク杆と対向する箇所には、上記
    発熱体の温度変化に比例して変形する素材で成形
    した感熱作動片を設け、この感熱作動片と上記ロ
    ツク杆の間には、感熱作動片の変形によつて押動
    されるように支持されたラツクギヤと、このラツ
    クギヤと噛合するように軸支されたピニオンギヤ
    と、このピニオンギヤと同期回転するように支持
    されたカム板であつて、上記ラツクギヤが押動さ
    れない状態では、上記ロツク杆に設けたストツパ
    からはずれており、上記ラツクギヤが押動される
    と、上記ストツパに突き当たる位置へ回転移動す
    るカム板とを設けてなる発熱体内蔵器具の蓋体ロ
    ツク装置において、上記ロツク杆を、上記係止部
    と係合する係合部分と、上記ストツパ及びカムに
    よつて制止される制止部分とに分割し、かつ上記
    係合部分を上記制止部分に、上記係合部分を上記
    係止部との係合位置へ常時押圧するばねを介して
    連結し、上記係合部分と対向する部分には、上記
    係合部分を上記係止部からはずれる位置へ押すキ
    ーを通す鍵孔を設けてなる発熱体内蔵器具の蓋体
    ロツク装置。
JP7431688U 1988-06-06 1988-06-06 Expired JPH0352529Y2 (ja)

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JPH01178051U JPH01178051U (ja) 1989-12-20
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