JPH0352526A - 電源切換回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本５発明は、基本的には電池を電源とする機器に対して
ＡＣアダプタでのｔ源供給も可能とすると共に、電池を
電源として使用時の該電池の消耗を防止した電源切換回
路に関する。

〔従来の技術〕

可搬型の電気，電子機器においては、電源として電池を
内蔵させると共に、外部電源の利用を可能とするための
ＡＣアダプタ端子（ＡＣジャック、以下電源ジャック）
を備えたものが多い。

そして、ＡＣアダプタから電源供給を行うためにＡＣア
ダプタの出力プラグを電源ジャックに装着すると、自動
的に電池が切り離される構成の電源切り換え回路を備え
ているのが普通である．第２図は従来の電源切換回路を
説明する回路図であって、１は電源ジャック部、２は電
池電源部、＼ ３は出力端子部、４は電圧安定化回路、１１はＡＣアダ
プタのプラグの一極（図では正極）に対応する第１接点
、１２はプラグが装着されていないときに第１接点と接
触している第２接点、１３はプラグの他極（図では負極
）に対応する接点（図では接地接点）、２１は電池、４
ｌはトランジスタ、４２は定電圧ダイオード、４３は抵
抗である。

同図において、ＡＣアダプタのプラグが装着されていな
いとき、すなわち電池電源部２の電池２１を電源として
出力端子部３に供給する場合は、電池２１の正極はジャ
ック１の第２接点ｌ２と第１接点ｌ１および電圧安定化
回路４を介して出力端子３の正極に接続される． このとき、電池２１からの電流はその正極から電源ジャ
ック１の第２接点ｌ２一第１接点ｌ１→抵抗４３，トラ
ンジスタ４１を通して出力端子３に流れる。この構戒に
おいては、電池の電流容量は限られているので抵抗４３
．定電圧ダイオード４２での電力消費が無視できないと
共にトランジスタ４１での電圧ドロップ（約Ｑ．６Ｖ）
も太きい。

また、電源ジャックｌにＡＣアダプタのプラグを装着し
てＡＣアダプタからの直流出力を電源として出力端子部
３に供給する場合は、プラグの装着により第２接点１２
が第１接点１１から畢離して電池２ｌが切り離される。

ＡＣアダプタからの電流は上記と同様の経路で出力端子
部３に流れ、抵抗４３，定電圧ダイオード４２での電力
消費もあるが、この消費電力は電池のように問題とはな
らない。しかし、容量の大きなＡＣアダプタを用いると
出力端子３に過電圧が供給され、この過電圧機器を破壊
してしまうという問題があり、これを防止するために電
圧安定化回路４に定電圧ダイオード４２を挿入している
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来の技術においては、電池を使用している場合に
、抵抗４３，定電圧ダイオード４２で無駄な電力が消耗
され、またトランジスタ４１での電圧ドロップが約０．
６ｖと大きいという欠点がある． 本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消し、電池使
用時には、該電池を完全に遮断して電池の無駄な消費を
防止した電源切換回路を提供することにある． （課題を解決するための手段〕 上記目的は、電池と出力端子との間に挿入した該電池の
出力電圧をスイッチングするスイッチング回路と、電池
使用時には動作しないように電源ジャック側に挿入した
電圧安定化回路を設け、電源ジャックにＡＣアダプタの
出力プラグを装着したときは上記スイッチング回路を遮
断して出力端子と電池とを切り離し、ＡＣアダプタから
の電源を電圧安定化回路を通して出力端子に供給するよ
う構或したことにより、達或される． 〔作用〕 電池使用時は電池と出力端子との間に挿入したスイッチ
ング回路のみを通して出力端子に電源が供給され、電源
ジャックと出力端子との間に挿入した電圧安定化回路に
よる電力消費はない。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する． 第１図は本発明の一実施例を説明する回路図であって、
１は電源ジャック、２は電池電源部、３は出力端子部、
４は電圧安定化回路、５はスイッチング回路、１１は第
１接点、１２は第２接点、１３は接地接点、２１は電池
、４１はトランジスタ、４２は定電圧ダイオード、４３
．４４は抵抗、５１はトランジスタ、５２．５３は抵抗
である（なお、同図における電圧安定化回路４はこの種
の回路の一例にすぎず、抵抗５３を不要とした構或も可
能である〉。

同図において、ＡＣアダプタのプラグが装着されていな
いとき、すなわち電池電源部２の電池２１を電源として
出力端子部３に電源供給する場合は、電源ジャック１の
第１接点１　．１と第２接点ｌ２は接続しており、スイ
ッチング回路５を構成するトランジスタ５ｌのベース電
流ｒｙは抵抗５２→第２接点→第１接点一抵抗４４に流
れ、このトランジスタ５１はオンし、出力端子部３には
電池２１の電圧がほとんどドロツプせずに（０．０１Ｖ
程度）供給される。

このとき、ベース電流■１が抵抗４４に流れることによ
り発生する電圧（降下〉によって、電圧安定化回路４を
構或するトランジスタ４１がオンしないように、すなわ
ちＡ点の電圧ｖＡがたとえば０．６Ｖ以下になるようニ
（Ｖａ　＝ＲＪ４Ｘ　Ｉｂ，）抵抗５２と抵抗４４を決
めてお＜　　（Ｒｓｚ＞＞Ｒ４４）。なお、ＡＣアダプ
タ使用時はＲａｍはトランジスタ５１をオンしない程度
に大きく設定する（抵抗４４は電池の時は小さく、ＡＣ
アダプタの時は大きくした方がよいので、両者のバラン
スをとる）。したがって、トランジスタ５１のベース電
流■１の分流（抵抗４３に流れる電流）Ｉｂｚはほとん
ど零である。

電源ジャック１にＡＣアダプタのプラグを装着してＡＣ
アダプタから出力端子部３に電源供給を行う場合は、プ
ラグの装着により第２接点１２が第１接点１ｌから乖離
することによりスイッチング回路５のトランジスタ５１
のベース電流Ｉ０が流れなくなり、該スイッチング回路
５は動作せず、電池２１は出力端子部３と切離され、抵
抗５２，抵抗４４による電力消費もない． 一方、第１接点１ｌから第１の電圧安定化回路４に印加
される電圧は、この回路のレギュレーション作用で定電
圧調整されて出力端子部３に供給される．このとき、Ａ
Ｃアダプタ側から過大な電圧が入力されると定電圧ダイ
オード４２の導通でで過剰の電圧が出力端子部３に印加
されるのを防止する． これにより、電池使用時の無駄な電力消費が防止され、
電圧安定化回路４（トランジスタ４１）での電圧ドロッ
プもなく、またＡＣアダプタの電流容量が大きい場合で
も、出力端子部３に過大電圧が発生することがない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、電池を使用する
場合の無駄な電力消費，および電圧ドロップを防止でき
ると共に、電流容量の大きなＡＣアダプタの使用による
出力端子の過大電圧の発生を防止できる電源切換回路を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を説明する回路図、第２図は
従来の電源切換回路を説明する回路図である。 ■・・・・電源ジャック、２・・・・電池電源部、３・
・・・出力端子部、４・・・・電圧安定・化回路、５・
・・・スイッチング回路、１１・・・・第１接点、ｌ２
・・・・第２接点、ｌ３・・・・接地接点、２１・・・
・電池、４１．５１・・・・トランジスタ、４２・・・
・定電圧ダイオード、４３，４４，５２．５３・・・・
抵抗．〜 〜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）電池と、ＡＣアダプタの直流出力を供給するプラ
   グを接続するための電源ジャックとを備え、電源ジャッ
   クにプラグを装着したときは電池を切り離してＡＣアダ
   プタからの直流出力を電源として出力端子に供給する電
   源切換回路において、上記電源ジャックは上記プラグの
   一極に対応する第１接点、プラグが装着されないときは
   第１接点と接触しプラグの装着により第１接点から乖離
   する第２接点、および上記プラグの他極に対応する接地
   接点とを有し、第１接点と出力端子との間に接続した電
   圧安定化回路と、電池の上記プラグの一極と同極の端子
   と上記出力端子との間に接続したスイッチング回路とを
   備え、かつ第２接点とスイッチング回路の制御入力端子
   とを接続してなり、電源ジャックにプラグを装着したと
   きは第２接点の乖離によりスイッチング回路を遮断して
   出力端子と電池とを切り離しＡＣアダプタからの電源を
   電圧安定化回路を通して出力端子に供給するよう構成し
   たことを特徴とする電源切換回路。