JPH0352090Y2 - - Google Patents

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JPH0352090Y2
JPH0352090Y2 JP1984177651U JP17765184U JPH0352090Y2 JP H0352090 Y2 JPH0352090 Y2 JP H0352090Y2 JP 1984177651 U JP1984177651 U JP 1984177651U JP 17765184 U JP17765184 U JP 17765184U JP H0352090 Y2 JPH0352090 Y2 JP H0352090Y2
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filter
twisted
tape
spiral
filtration
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JP1984177651U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、オイルクリーナ等において油の濾過
に使用する濾過素材に関するものである。
[従来の技術] 従来から、濾過素材は、オイルクリーナ等に装
着されて油中の夾雑物を除去するために用いられ
る。例えば、実開昭54−36878号に示された、液
体フイルターに用いられている。この液体フイル
ターでは、バインダーを使用しないテープ状のセ
ルロース系不織布を濾材として、このテープ状濾
材をラツパ状ガイドを通過させて渦巻型にした濾
過素材を用いている。そして、この濾過素材を中
空多孔円筒管にチーズ状に巻き付けて液体フイル
ターを構成している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記の濾過素材は、ラツパ状ガ
イドを通過するときに渦巻状になるものの、円筒
管に巻き付けられるときに、3〜4回折りたたん
だ状態となつてしまう。しかも、何重にも巻き付
けられるため、完全につぶされて、平坦に折りた
たまれたテープ状になつてしまう。この結果、濾
過素材が密に巻回されてしまい、濾過素材の外周
付近では夾雑物を捕捉できるものの、円筒管に近
い内側ではほとんど捕捉できず濾過性能が劣るこ
ととなる。つまり、濾過素材を円筒管に何重に巻
き付けても、濾材の濾過能力を充分発揮できない
のである。また、これに伴つて、液体フイルター
の寿命も短くなつてしまう。
そこで、本考案は上記課題を解決し、濾過能力
を向上することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の濾過素材は、 多孔質性を有するテープ状の紙又は不織布から
成る濾材を、長手方向に撚られない状態にて該長
手方向と直交する断面形状でほぼ均一な渦巻型に
すると共に、所定の回転数で撚られることによ
り、連続的な撚りを与えられた糸またはロープ状
に形成したことを要旨とする。
[作用] 上記構成を有する本考案の濾過素材は、テープ
状の濾材を、一旦、その長手方向と直交する断面
形状でほぼ均一な渦巻型にして、この渦巻型にさ
れた濾材に連続的な撚りを与えて糸又はロープ状
に形成したものである。従つて、渦巻状にしてか
ら撚られているため、つまり、渦巻状を維持した
状態で撚られているため、長手方向と直交する方
向の圧力に対して変形しにくく、円筒管等の巻き
付け軸に巻回されて加圧されても、この撚りによ
り、平坦に折りたたまれにくい。この結果、濾過
素材の渦巻中心部に連続した空間と、この空間と
外部と連なる渦巻状の隙間とが維持され、濾材の
表・裏面を有効利用できる。従つて、微細な夾雑
物は渦巻状の隙間から渦巻中心部に浸透して除去
され、大きな夾雑物は濾過素材間で捕捉されるた
め、使用油の浸透性がよく、しかも詰まりにく
く、捕捉量も多くなる。
従来から知られているテープ状の濾材を用いた
濾過素材では、単にテープ状の濾材をラツパ状ガ
イドを通過させたものであるため、巻き付け時に
折りたたまれ平坦化されて、濾材の表・裏面を有
効利用できず濾過能力が低い。仮に、ラツパ状ガ
イドの通過前にテープ状濾材が撚られたとして
も、単に螺旋テープ状となるだけであるため、や
はり簡単に折りたたまれてしまい、良好な濾過性
能は得られない。
[実施例] 本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図、第2図は濾過素材1を示し、第1図は
その側面図、第2図は断面図である。この濾過素
材1はテープ状の通気性又は通水性を有する濾紙
や不織布から成る濾材2に撚りを与えて糸状又は
ロープ状となつている。
第3図以下はこの濾過素材1を製造する方法の
説明図である。第3図において、例えば幅50mmに
断裁されボビン4に巻回されたテープ状の濾材2
を、ボビン4を回転させながら送り出し、一対の
折りロール5a,5b間を通す。この折りロール
5a,5bにより、濾材2は第4図に示すように
2つ折りにされ、折りロール5a,5bを通過す
ると濾材2自体の弾発力により第5図に示すよう
に断面V字状に拡がる。そして、次の折り込みロ
ール6a,6bを通すと、この折り込みロール6
a,6bはV字状に拡開した濾材2の上部を両側
から折り曲げ、この折り曲げは片側ずつ折込むた
めに濾材2の長手方向に沿つて互いにずれて配置
され、第6図に示すように濾材2の上部を折り曲
げ、次にテーパ状のコーン7を通して第2図に示
すように押し潰して絞り込み、その長手方向に撚
られない状態にて該長手方向と直交する断面形状
がほぼ均一な渦巻型になり、その直径を例えば3
mm程度に規制する。そして、電動機8により回転
する巻取りドラム9を、更にツイスト用電動機1
0により回転し、濾過素材1を巻取りながら撚り
を与え機械的に安定な状態にする。つまり、テー
プ状の濾材2を、折りロール5a,5bと、折り
込みロール6a,6bと、コーン7とを通過させ
て、一旦均一な断面渦巻状にし、その後、ツイス
ト用電動機10により連続的な撚りを与えるので
ある。
こうして細いロープ状の濾過素材1が形成され
るため、巻取りドラム9に巻回されても、あるい
は後述のオイルクリーナ等に用いられても、この
撚りにより、濾過素材1は巻き付け圧力に対して
変形しにくい。従つて、濾過素材1の渦巻中心部
に連続した空間と、この空間と外部と連なる渦巻
状の隙間とが維持される。この結果、濾材2の
表・裏面を有効利用でき、濾材2本来の性能を充
分生かしたまま、各種用途に使用することができ
る。このため、濾過能力を大幅に向上することが
できる。
この濾過素材1の実際の使用に当つては、例え
ば第7図に示すようなオイルクリーナ13に応用
することができる。このオイルクリーナ13の外
側容器14は円筒状金属管とし、上面に油入口1
5と出口16とを有している。外側容器14内に
は濾過本体17がばね18によつて支持され、こ
の濾過本体17は油を通さない底面板19と閉塞
板20と、油を通す円筒内壁22とに囲まれてい
る。底面板19と閉塞板20とは例えば剛性の金
属板製とし、内壁22は例えば金網又は多孔の金
属板、例えばパンチングメタルとしている。濾過
本体17は本考案に係る濾過素材1により形成さ
れ、円筒内壁22を芯としてその周囲に巻回され
ている。この場合は、円筒内壁22に近い方、つ
まり巻き始めは密に、外側に進むにつれ粗に巻回
することが好ましい。その理由は、油は油入口1
5から濾過本体17を通り円筒内壁22を通過す
るため、油中の粒度の異なる夾雑物に対し、濾過
本体17の上流側で主に粒度の大きい夾雑物を捕
捉し、下流側で粒度の小さなものを捕捉するよう
にすると、濾過本体17の寿命が全体として長く
なるためである。
また、濾過素材1は、このようなテープ状の濾
材2を一旦渦巻状にしてから撚つて細いロープ状
に形成されているものであるため、濾過素材1を
円筒内壁22に巻回するだけで簡単に濾過本体1
7の形状を保持できる。しかも、濾過素材1は、
円筒内壁22に巻回されても折りたたまれないた
め、微細な夾雑物を渦巻状の隙間から渦巻中心部
に浸透させて除去すると共に、大きな夾雑物を濾
過素材1間で捕捉することができ、捕捉量の増量
を図ることができる。また、使用油の浸透性がよ
く、しかも詰まりにくいため、濾過本体17の寿
命を一層長くすることができる。
また、濾過素材1を編んだり織つたりして、シ
ート状の編物又は織物とすることにより濾布とし
て使用可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の濾過素材は、テ
ープ状の濾材を、一旦、断面形状でほぼ均一な渦
巻型にし、この状態から連続的な撚りを与えられ
た糸またはロープ状に形成されているため、長手
方向と直交する方向の圧力に対して変形しにく
く、平坦に折りたたまれにくい。従つて、濾過素
材の渦巻中心部に連続した空間と、この空間と外
部と連なる渦巻状の隙間とが維持され、濾材本来
の性能を充分に生かしたまま、各種用途に使用す
ることができる。この結果、濾過能力を大幅に向
上することができる。
例えば、濾過素材を円筒形のフイルタに使用し
た場合には、微細な夾雑物は渦巻状の隙間から渦
巻中心部に浸透して除去され、大きな夾雑物は濾
過素材間で捕捉されるため、フイルタの内部まで
効率よく、多量に捕捉することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る濾過素材の実施例を示し、
第1図は濾過素材の側面図、第2図はその断面
図、第3図は濾過素材を製造する方法の説明図、
第4図は濾材を折りロールで折曲する状態の断面
図、第5図は折りロール通過後の濾材の断面図、
第6図は濾材を折り込みロールで折曲する状態の
断面図、第7図はオイルクリーナの断面図であ
る。 符号1は濾過素材、2は濾材、4はボビン、5
a,5bは折りロール、6a,6bは折り込みロ
ール、7はコーン、8,10は電動機、9は巻取
りドラム、13はオイルクリーナである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多孔質性を有するテープ状の紙又は不織布から
    成る濾材を、長手方向に撚られない状態にて該長
    手方向と直交する断面形状でほぼ均一な渦巻型に
    すると共に、所定の回転数で撚られることによ
    り、連続的な撚りを与えられた糸またはロープ状
    に成形したことを特徴とする濾過素材。
JP1984177651U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH0352090Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984177651U JPH0352090Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JP1984177651U JPH0352090Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JPS6195415U JPS6195415U (ja) 1986-06-19
JPH0352090Y2 true JPH0352090Y2 (ja) 1991-11-11

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ID=30735222

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5134469A (en) * 1974-07-15 1976-03-24 Brunswick Corp Fuirutaseisakuhoho fuirutaoyobi kanjobutsutaiyokadai
JPS5436878B2 (ja) * 1974-05-15 1979-11-12
JPS5712812A (en) * 1980-06-02 1982-01-22 Brunswick Corp Lobing for filtration by core spinning

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436878U (ja) * 1977-08-18 1979-03-10

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JPS6195415U (ja) 1986-06-19

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