JPH0351736Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0351736Y2
JPH0351736Y2 JP1984069347U JP6934784U JPH0351736Y2 JP H0351736 Y2 JPH0351736 Y2 JP H0351736Y2 JP 1984069347 U JP1984069347 U JP 1984069347U JP 6934784 U JP6934784 U JP 6934784U JP H0351736 Y2 JPH0351736 Y2 JP H0351736Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
cap
steam
sensitive element
receiving surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984069347U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60181662U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6934784U priority Critical patent/JPS60181662U/ja
Publication of JPS60181662U publication Critical patent/JPS60181662U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0351736Y2 publication Critical patent/JPH0351736Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は沸騰電気ポツトの沸騰検出装置に関
するものである。
(2) 従来技術 沸騰型電気ポツトにおいて、沸騰状態に達した
ことを蒸気温度に基づいて検出することは従来か
ら知られている。従来の蒸気温度検出手段は、サ
ーミスタ、サーモカツプル等の感熱素子をポツト
中容器の満量表示面より上部に取付け、その受熱
面を中容器内面に露出させるか、または満量表示
線より上部にパイプを接続し、そのパイプを感熱
素子の受熱面に連通するようにしたものである。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記のように、蒸気温度により沸騰状態に達し
たことを検出する場合、従来例のように感熱素子
の受熱面が中容器内面に露出した構造であると、
沸騰点に達しない状態下で発生する蒸気が受熱面
に接触する結果、十分な沸騰状態に達する前に感
熱素子が作動し、加熱ヒータの通電を停止してし
まう問題がある。
また、パイプを通じて蒸気を感熱素子に導く構
造のものは、パイプ途中で蒸気が冷却されること
があり、正確な温度検出が出来難い。また、パイ
プによつて蒸気を感熱素子まで導くのは、感熱素
子に手動復帰ボタンを設ける必要があるためであ
るが、手動復帰ボタンを使用しないタイプの電気
ポツトにおいては、このようなパイプを使用する
構造は得策ではない。
(3) 問題点を解決するための手段 この考案は、上述の問題点を解決するために、
中容器に設けた感熱素子取付穴に中容器内方へ突
出したキヤツプを取付け、そのキヤツプに蒸気流
入用小孔を設け、上記キヤツプ内に挿入した感熱
素子の受熱面を上記の小孔に対向させ、その受熱
面のまわりとキヤツプとの間にシール材を充填し
た構成としたものである。
(4) 作用 上記構成の沸騰検出装置は、受熱面に接する蒸
気がキヤツプの小孔を通じてのみ流入するので、
その流入量が制限される。したがつて、蒸気圧が
上昇し蒸気温度が一定以上にならないと検出レベ
ルに達しない。検出レベルに達して感熱素子が作
動するとヒータ回路のタイマーを作動し、一定時
間経過後加熱ヒータの通電を切る。また、蒸気温
度が一定以下に下がると、感熱素子が自動復帰
し、更に、次に加熱に備える作用をなすものであ
る。感熱素子は、シール材で仕切られた受熱面及
びシール部以外の部分は取付穴を通じて大気に開
放されているため、ヒータの通電遮断後放熱が促
進される。
(5) 実施例 第1図および第2図に示した第1実施例は、電
気ポツト1における中容器2の満量表示線3の上
部に取付穴4を形成し、中容器2の外側面におい
て、取付穴4の周辺に上下2枚の屈曲板ばね5の
一端を固着し、その自由端を取付穴4内に挿入し
ている。取付穴4内に挿入された板ばね5の部分
は、中容器2の内方に至るほど取付穴4の中心線
に近づく傾斜が付与されている。
また、中容器2の内側面における取付穴4の周
辺には、蒸気キヤツプ6が固着されている。この
蒸気キヤツプ6は、中程に肩部7を有し、その肩
部7を境界として中容器2側が大径部8、容器内
方側が小径部9になつている。その小径部9の端
面に蒸気流入用の小孔10が形成されている。ま
た、上記の肩部7にシリコンゴム等のパツキン1
1が挿入されている。
感熱素子12は、ケーシングの外周にツバ13
を有し、先端面に受熱面14を設けたものであ
り、そのツバ13によつて前記の板ばね5を押し
広ろげてキヤツプ6内に挿入し、板ばね5を越え
た状態でツバ13をパツキン11に押し当て、板
ばね5の先端をツバ13に係合せしめ、抜け止め
を図る。この状態で受熱面14はキヤツプ6の小
径部9内に臨み、小孔10から流入する蒸気と接
触することになる。
なお、図中15は感熱素子12の端子である。
次に、第3図および第4図に示す第2実施例につ
いて説明する。この場合、感熱素子12を板ばね
5によつて取付穴4内に係止する構造は、前述の
場合と同様である。しかし、キヤツプ6とパツキ
ン11′については異なつた構造になつている。
すなわち、キヤツプ6の先端面中央部に蒸気流
入用の小孔10を設けるとともに、その小孔10
にキヤツプ6内方へ突出する筒体16を接続し、
その筒体16の先端を感熱素子12の受熱面14
の中央部に密着せしめ、かつ筒体16の外周にシ
リコンゴム等のパツキン11′を嵌入している。
以上の各実施例において、蒸気はキヤツプ6の
小孔10から流入するので、湯の温度が沸騰点に
達しない段階、従つて蒸気圧が低い状態で発生す
る蒸気はキヤツプ6内部に流入することが制御さ
れる。しかし、湯の温度が十分高くなり蒸気圧が
上昇すると、小孔10を通じて十分な量の蒸気が
流入して受熱面14と接触し、感熱素子12を作
動せしめる。
なお、感熱素子12が作動したのちは、通常一
定時間をおいてヒータを切り、蒸気温度の低下に
よつて感熱素子12を自動復帰させるが、感熱素
子12自体のケーシング、キヤツプ6およびキヤ
ツプ6内部空間等のもつ熱容量により感熱素子1
2の自動復帰が遅れがちになる。しかし、上記の
各実施例においては、受熱面14のまわりをパツ
キン11,11′でシールし、受熱面14及びこ
れらのパツキン11,11′の部分以外の感熱素
子12の部分は大気に開放されているので、放熱
が促進され易い。そのため、自動復帰の遅れが防
止される。特に、第2実施例のように、蒸気との
接触面をできるだけ小さく形成し、感熱素子12
の他の大部分を中容器2外の空気に触れるように
構成しておくと、ケーシングやキヤツプ6の放熱
が一層促進されるので、自動復帰の遅れが一層確
実に防止できる。
(6) 効果 以上述べたように、この考案は感熱素子をカバ
ーするキヤツプを設け、そのキヤツプに設けた小
孔を通じて蒸気を流入させるようにしたから蒸気
の流入が制限される。そのため、蒸気圧が一定以
上高くならないと感熱素子が作動しないから、
100℃またはそれに近い沸騰状態を確実に検出す
ることができる効果がある。
また、蒸気が流入する小孔と受熱面の距離は短
くてよいので、キヤツプの中容器内部への突出量
を少なくすることができる効果もある。更に、感
熱素子と大気との接触面が広いので、ヒータの通
電遮断後の放熱が促進され易く、そのために感熱
素子の自己復帰の遅れを防止できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の断面図、第2図は第1図
の左側面図、第3図は第2実施例の断面図、第4
図は第3図の左側面図である。 1……電気ポツト、2……中容器、3……満量
表示、4……取付穴、5……板ばね、6……キヤ
ツプ、10……小孔、11,11′……パツキン、
12……感熱素子、13……ツバ、14……受熱
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中容器内面の満量表示線より上部に設けた取付
    穴に感熱素子を装着し、その受熱面に蒸気を接触
    せしめることにより蒸気温度を検出するようにし
    た沸騰型電気ポツトの沸騰検出装置において、上
    記の取付穴に中容器内方へ突出したキヤツプを取
    付け、そのキヤツプに蒸気流入用小孔を設け、上
    記キヤツプ内に挿入した感熱素子の受熱面を上記
    の小孔に対向させ、その受熱面のまわりとキヤツ
    プとの間にシール材を充填したことを特徴とする
    沸騰型電気ポツトの沸騰検出装置。
JP6934784U 1984-05-11 1984-05-11 沸騰型電気ポツトの沸騰検出装置 Granted JPS60181662U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6934784U JPS60181662U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 沸騰型電気ポツトの沸騰検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6934784U JPS60181662U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 沸騰型電気ポツトの沸騰検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60181662U JPS60181662U (ja) 1985-12-02
JPH0351736Y2 true JPH0351736Y2 (ja) 1991-11-07

Family

ID=30604936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6934784U Granted JPS60181662U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 沸騰型電気ポツトの沸騰検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60181662U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60181662U (ja) 1985-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4944454A (en) Heater, in particular vehicle auxiliary heater, with a temperature safety mechanism
US5702623A (en) Heating apparatus
US2866338A (en) Temperature-indicating device and closure cap
US3567059A (en) Babies bottle
JPH0351736Y2 (ja)
US3022670A (en) Thermo-element
US3357421A (en) Thermostatic control for hot water tanks and the like
US4041433A (en) Vented thermostat
US2755666A (en) Temperature-indicating device
US3883717A (en) Mounting installation for temperature sensing switch
US4127838A (en) Fitting of a heat-sensitive capsule in a wall of a water chamber or the like
JPS6332657Y2 (ja)
JPH0319318Y2 (ja)
JPS6340178Y2 (ja)
JPH0418530Y2 (ja)
CN208902297U (zh) 可检测水位带漏水保险帽的温控保护套
JPS6234196Y2 (ja)
US2961876A (en) Thermostatic control for surface burners
JPS6259335A (ja) 湯沸器
JP3213662U (ja) ホース式のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋
JPS5815890Y2 (ja) 感温体
JPS54153084A (en) Compound type temperature sensor
JPS58193026A (ja) 沸点検知装置付コンロ
JPS6332650Y2 (ja)
GB1597963A (en) Thermostats