JPH0351621Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0351621Y2 JPH0351621Y2 JP16859688U JP16859688U JPH0351621Y2 JP H0351621 Y2 JPH0351621 Y2 JP H0351621Y2 JP 16859688 U JP16859688 U JP 16859688U JP 16859688 U JP16859688 U JP 16859688U JP H0351621 Y2 JPH0351621 Y2 JP H0351621Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- burner tile
- tile
- screws
- tiles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 6
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 6
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 4
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 description 2
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 2
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 230000009970 fire resistant effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 238000005979 thermal decomposition reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
- Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は工業用バーナの耐火物製バーナタイ
ルの取付部の強度を強化するバーナタイル強化構
造に関する。 〔従来の技術〕 工業用バーナにおける耐火物製バーナタイルに
要求される大きな機能としては耐火性のあるこ
と、割れにくいことがある。の耐火性につい
ては耐火性物質例えばジルコニア、アルミナ等を
使用すれば解決できるが、の割れにくいように
することとなるとバーナタイルはその使用のされ
方から明らかなように加熱、冷却が激しく繰り返
されるために難しい問題であつた。 しかしながら近年は耐スポーリンク性の理論解
析がなされ、例えばHASSELMANの理論により
熱衝撃損傷抵抗を上げるためには組織間にマイク
ロクラツクを発生させ、クラツクの伝播を途中で
押さえる方法が採られる。この方法では結果的に
は強度が低く、ヤング弾性率とポアソン比が高く
なるように選ぶ必要がある。簡単に言えば割れに
くくするために強度を最低限度にする必要があ
る。このような理論にて作製されたバーナタイル
をバーナ本体にビス止めする場合、ある程度肉厚
のあるバーナタイルでは問題はないが、バーナタ
イルの受ける熱応力をできるだけ緩和するため肉
薄にした場合にはビスの先端に強い力がかかると
ひび割れを生じ問題となつている。例えば出願人
の出願に係る昭和58年実用新案登録願第67141号
（実公昭63−39546号）の先混合式ガスバーナで示
されるような肉薄のバーナタイルはバーナ本体に
ビスで締付ける構造であつて、バーナタイル自体
が前記マイクロクラツクを生じた組織で非常に脆
弱な材質ゆえ作業者等のビスの締付け加減が強い
とバーナタイルが割れてしまうという大きな問題
を生じていた。 この考案は従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろはバーナタイルの取付部の強度を強化し熱応力
をできるだけ緩和するために薄肉とした場合でも
ビス締めによる割れを防止できる工業用バーナの
バーナタイル強化構造を提供するにある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、この考案は工業用
バーナにおける耐火物製バーナタイルの取付部に
硬化性合成樹脂を含浸せしめた後硬化させる強化
構造の技術手段に係るものである。 〔作用〕 前記した強化構造によればバーナタイルの取付
部のマイクロクラツクの硬化性合成樹脂が浸透し
て硬化するので、耐火物製バーナタイルの取付部
は硬化性合成樹脂で強化され、該バーナタイルを
バーナ本体に取付ける場合にバーナタイルが割れ
ることなくビスを締付けて固定できる。 〔実施例〕 以下にこの考案を図面に基づいて説明する。 図において１は耐火物製バーナタイルの取付部
１ａに二液性エポキシ樹脂（例えばセメダイン製
EP−20）等の硬化性合成樹脂Ａを含浸させバー
ナタイルのマイクロクラツクに浸透させた後硬化
させて強度を強化した強化バーナタイルで、該バ
ーナタイル１の硬化させた取付部１ａをバーナ本
体２にパツキン等を介在して嵌入し、ビス３で締
付け固定する。該取付部１ａは硬化させたのでビ
ス３の力が一点に強くかかるもひび割れを生じな
い。４は補助バーナタイルである。５は中央の一
次空気通路、６は燃焼ガス通路、７は二次空気通
路、８はカツプ状保炎器であり、燃料ガス通路６
のガスノズル９よりガスを旋回状に噴出して、中
央の一次空気通路５より一次空気を供給して混合
し、それに周辺の二次空気通路７より二次空気を
保炎器８を介して混合して前記バーナタイル１で
燃焼させる。 なお、実施例ではバーナタイルを長尺の円筒状
とした場合を示しましたが、この形状に限られる
ものではない。 この考案の強化バーナタイルと強化前のバーナ
タイルのビス締めにより割れる限界強度を次の表
に示す。
ルの取付部の強度を強化するバーナタイル強化構
造に関する。 〔従来の技術〕 工業用バーナにおける耐火物製バーナタイルに
要求される大きな機能としては耐火性のあるこ
と、割れにくいことがある。の耐火性につい
ては耐火性物質例えばジルコニア、アルミナ等を
使用すれば解決できるが、の割れにくいように
することとなるとバーナタイルはその使用のされ
方から明らかなように加熱、冷却が激しく繰り返
されるために難しい問題であつた。 しかしながら近年は耐スポーリンク性の理論解
析がなされ、例えばHASSELMANの理論により
熱衝撃損傷抵抗を上げるためには組織間にマイク
ロクラツクを発生させ、クラツクの伝播を途中で
押さえる方法が採られる。この方法では結果的に
は強度が低く、ヤング弾性率とポアソン比が高く
なるように選ぶ必要がある。簡単に言えば割れに
くくするために強度を最低限度にする必要があ
る。このような理論にて作製されたバーナタイル
をバーナ本体にビス止めする場合、ある程度肉厚
のあるバーナタイルでは問題はないが、バーナタ
イルの受ける熱応力をできるだけ緩和するため肉
薄にした場合にはビスの先端に強い力がかかると
ひび割れを生じ問題となつている。例えば出願人
の出願に係る昭和58年実用新案登録願第67141号
（実公昭63−39546号）の先混合式ガスバーナで示
されるような肉薄のバーナタイルはバーナ本体に
ビスで締付ける構造であつて、バーナタイル自体
が前記マイクロクラツクを生じた組織で非常に脆
弱な材質ゆえ作業者等のビスの締付け加減が強い
とバーナタイルが割れてしまうという大きな問題
を生じていた。 この考案は従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろはバーナタイルの取付部の強度を強化し熱応力
をできるだけ緩和するために薄肉とした場合でも
ビス締めによる割れを防止できる工業用バーナの
バーナタイル強化構造を提供するにある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、この考案は工業用
バーナにおける耐火物製バーナタイルの取付部に
硬化性合成樹脂を含浸せしめた後硬化させる強化
構造の技術手段に係るものである。 〔作用〕 前記した強化構造によればバーナタイルの取付
部のマイクロクラツクの硬化性合成樹脂が浸透し
て硬化するので、耐火物製バーナタイルの取付部
は硬化性合成樹脂で強化され、該バーナタイルを
バーナ本体に取付ける場合にバーナタイルが割れ
ることなくビスを締付けて固定できる。 〔実施例〕 以下にこの考案を図面に基づいて説明する。 図において１は耐火物製バーナタイルの取付部
１ａに二液性エポキシ樹脂（例えばセメダイン製
EP−20）等の硬化性合成樹脂Ａを含浸させバー
ナタイルのマイクロクラツクに浸透させた後硬化
させて強度を強化した強化バーナタイルで、該バ
ーナタイル１の硬化させた取付部１ａをバーナ本
体２にパツキン等を介在して嵌入し、ビス３で締
付け固定する。該取付部１ａは硬化させたのでビ
ス３の力が一点に強くかかるもひび割れを生じな
い。４は補助バーナタイルである。５は中央の一
次空気通路、６は燃焼ガス通路、７は二次空気通
路、８はカツプ状保炎器であり、燃料ガス通路６
のガスノズル９よりガスを旋回状に噴出して、中
央の一次空気通路５より一次空気を供給して混合
し、それに周辺の二次空気通路７より二次空気を
保炎器８を介して混合して前記バーナタイル１で
燃焼させる。 なお、実施例ではバーナタイルを長尺の円筒状
とした場合を示しましたが、この形状に限られる
ものではない。 この考案の強化バーナタイルと強化前のバーナ
タイルのビス締めにより割れる限界強度を次の表
に示す。
この考案の強化構造としたバーナタイルによれ
ばビス締めによる割れ限界強度が高くでき、従つ
て作業者等がビス締めする際に肉薄のバーナタイ
ルでも割れを生ずることなく的確にビス締めで
き、又バーナを実際に使用し、バーナタイルに含
浸硬化させた合成樹脂が熱により分解されても、
そのままの状態で分解されるので熱分解によるバ
ーナタイルへの影響は全くなく使用できる等格別
の効果がある。
ばビス締めによる割れ限界強度が高くでき、従つ
て作業者等がビス締めする際に肉薄のバーナタイ
ルでも割れを生ずることなく的確にビス締めで
き、又バーナを実際に使用し、バーナタイルに含
浸硬化させた合成樹脂が熱により分解されても、
そのままの状態で分解されるので熱分解によるバ
ーナタイルへの影響は全くなく使用できる等格別
の効果がある。
図面はこの考案のバーナタイル強化構造を示す
断面図である。 １……強化バーナタイル、２……バーナ本体、
３……ビス、４……補助バーナタイル。
断面図である。 １……強化バーナタイル、２……バーナ本体、
３……ビス、４……補助バーナタイル。
Claims (1)
- 工業用バーナにおける耐火物製バーナタイルの
取付部に硬化性合成樹脂を含浸せしめた後硬化さ
せることを特徴とする工業用バーナのバーナタイ
ル強化構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16859688U JPH0351621Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16859688U JPH0351621Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0292425U JPH0292425U (ja) | 1990-07-23 |
| JPH0351621Y2 true JPH0351621Y2 (ja) | 1991-11-06 |
Family
ID=31457909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16859688U Expired JPH0351621Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0351621Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP16859688U patent/JPH0351621Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0292425U (ja) | 1990-07-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2195060A1 (en) | Universal non-porous fiber reinforced combustion chamber | |
| JPH0351621Y2 (ja) | ||
| CA2031378A1 (en) | Molten steel pouring nozzle | |
| US4045168A (en) | Device for mounting panels of fibrous refractory material | |
| JPH07253209A (ja) | 断熱材 | |
| EP0363911A3 (en) | Refractories for use in firing ceramics | |
| JP3065929B2 (ja) | バーナータイル | |
| JPH0110141Y2 (ja) | ||
| JPH09302996A (ja) | 煙突及びその建設方法 | |
| JPH0116235B2 (ja) | ||
| CN214468655U (zh) | 一种危废行业使用的燃烧室耐火内衬结构及燃烧室 | |
| JPS636515B2 (ja) | ||
| JPS6240319Y2 (ja) | ||
| JPS6323532U (ja) | ||
| KR0135341B1 (ko) | 원통형 로체의 축조방법 | |
| JPH051532Y2 (ja) | ||
| EP0227019A3 (en) | Composite by compression | |
| JPS608316Y2 (ja) | 高温用アンカ−スタツド構造 | |
| JPH0740832Y2 (ja) | バーナータイル | |
| JPH11316087A (ja) | 無機繊維とキャスタブル耐火物の複合ブロックおよび炉 | |
| JPH0790976A (ja) | 非耐力壁 | |
| JPS643956Y2 (ja) | ||
| JPH02161059A (ja) | タイルパネル | |
| JPS61192432A (ja) | コンクリ−トア−ム | |
| JPS58136815A (ja) | ヘルメツト |