JPS643956Y2 - - Google Patents

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JPS643956Y2
JPS643956Y2 JP12924983U JP12924983U JPS643956Y2 JP S643956 Y2 JPS643956 Y2 JP S643956Y2 JP 12924983 U JP12924983 U JP 12924983U JP 12924983 U JP12924983 U JP 12924983U JP S643956 Y2 JPS643956 Y2 JP S643956Y2
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JP
Japan
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cloth
ceramic
duct
glass
glass cloth
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JP12924983U
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JPS6055842U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は廃熱ボイラ、ガスタービンダクトおよ
びダクトバーナ等に応用されるダクトの耐火断熱
構造に関するものである。
ガスタービン廃熱プラントの一例を第1図に示
す。図において、符号1は廃ガス、2はダクト、
3は廃熱ボイラ、4は耐火断熱材、5は助燃バー
ナ、6はガスタービン、7は煙突を示す。
ガスタービンにおいては第1図に示すように、
近年その廃ガス1(600〜1100℃)をダクト2で
導いて廃熱ボイラ3の熱源とするケースが多い。
ダクト2の内面には耐火断熱材4を装着して熱損
失を最少限にしているが、ガスタービン6の起
動、停止による廃ガス1の温度の急上昇、急降
下、すなわち熱衝撃が耐火断熱材4にかかる。
従来、一般に用いられていた耐火れんが、キヤ
スタブル(不定形耐火物)等は、上記熱衝撃に対
しては比較的弱く、クラツクの進展、脱落が生じ
てダクトの寿命は著しく短かくなることが知られ
ている。そのため、近年セラミツクフアイバがバ
ルク、ブランケツト、フエルト、ボード状で急速
に普及している。このセラミツクフアイバは、耐
熱温度高、耐熱衝撃性大、熱伝導率小、比熱小、
軽量、クラツクの発生小など多くの長所がある反
面、熱収縮率1〜5%、耐風速特性弱、通気性大
などの短所もある。
そこで、第2図に示すように、繊維方向tをダ
クト外壁dに直角にして、耐風速性を強化する方
法が注目されている。図中、bはブロツク、mは
モジユール、gは廃ガス流れ方向、wはブロツク
bの厚さを示す。
上記方法では、300×300mm(厚さは任意)程度
のブロツク状にしてダクト外壁dに取付けること
によつてコスト低減が計れることが特徴である。
しかしながら風速に対しては10m/s程度の実績
しかなく、前記ガスタービン廃熱ボイラ等の要求
値20〜30m/sに対しては不充分である。
本考案は、上記従来例の不具合を解消しようと
してなされたもので、セラミツクフアイバブロツ
クの長所を生かしつつ、耐風速性能を強化するこ
とを目的とし、ダクト外壁に設けた単数個又は複
数個の断熱ブロツクの表面をセラミツククロス又
はガラスクロスで覆い、少なくとも前記セラミツ
ククロス又はガラスクロスどうしの端部をガラス
ロープで縫い合せ、前記セラミツククロス又はガ
ラスクロスを張力調整用ばねに連結された棒状部
材にかけまわしたことを特徴とする、ダクトの耐
火断熱構造を提供するものである。
以下、本考案の実施例について、第3図および
第4図を参照して詳述する。
第3、第4図において、符号11は断熱ブロツ
ク、12はアンカボルト、13はナツト、14は
ダクト外壁、15はセラミツククロス又はガラス
クロス、16は棒状部材すなわち鋼製チユーブ又
はアングル材、17はアンカボルト、18は調整
用ばね、19はガラスロープ、20はセラミツク
クロス又はガラスクロス15の布幅を示す。
断熱ブロツク11をアンカボルト12、ナツト
13でダクト外壁14に設置する。アンカボルト
12とダクト外壁14は溶接又はねじによつて固
定し、セラミツククロス又はガラスクロス15に
よつて断熱ブロツク11を覆う。
セラミツククロス又はガラスクロス15は鋼製
チユーブ又はアングル材16にかけまわしてクロ
ス長手方向と直角にダクト外部方向に押える。鋼
製チユーブ16はアンカボルト17によつてダク
ト外壁14に固定する。固定法は溶接又はねじ止
めによる。アンカボルト17には調整用ばね18
を設置する。セラミツククロス又はガラスクロス
端部は隣合うクロスと重ね合せた上、第4図に示
すようにガラスロープ19で縫い合わせる。
次に本考案の作用について述べる。
セラミツククロス又はガラスクロス15は平面
方向に引張つて、ガス風速による振動(ばたつ
き)を防止し、熱収縮を吸収する必要がある。こ
のためにボルト17に取付けた調整用ばね18に
よつてダクト外壁14側に引いて固定する。一
方、セラミツクフアイバブロツクに直接ガスが接
触すると、風速によつては繊維が飛散する。フア
イバブロツクをセラミツククロス又はガラスクロ
ス15で覆うことによつて繊維の剥離および飛散
を防止する。セラミツククロス又はガラスクロス
の必要厚さは風速およびその方向によつて決定す
る。
なお、使用するセラミツククロス又はガラスク
ロス15には、(a)耐熱性、(b)熱収縮小、(c)引張強
度大、(d)耐風速性大、(e)風気性小等が要求され
る。コストの面も考慮すると、一例としてガラス
状シリカ繊維が望ましい。
次に本考案の効果について述べる。
本考案によれば、セラミツクフアイバの短所で
ある耐風速性を強化できるため、断熱厚さを一定
に保てるため、断熱性能の低下を防止でき、耐火
断熱材の寿命の長期化を計ることができる。
セラミツククロス又はガラスクロスも熱によつ
て1〜5%程度収縮するが、ボルトに取付けた調
整用ばねによつてセラミツククロス又はガラスク
ロスに生じる張力を調整可能とする。
上記ばねは出来る限り、ダクト外壁近くに設置
したので、サーマルブリツジとなつて熱損失の原
因とはならない。一方、ボルト及びばねが高温と
ならないので、安価な一般鋼材を使用することび
出来る。
また、断熱ブロツク複数個をセラミツククロス
又はガラスクロスで覆つてセラミツククロス又は
ガラスクロスの必要長さを短かくして、材料費を
低減できると同時に取付コストを低減できる等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例の断熱構造を示し、第
1図は系統図、第2図はセラミツクフアイバを断
熱材として用いた例の斜視図、第3図、第4図は
本考案に関し、第3図は構成を示す側面図、第4
図はその平面図である。 11……断熱ブロツク、12……アンカボル
ト、13……ナツト、14……ダクト外壁、15
……セラミツククロス又はガラスクロス、16…
…鋼製チユーブ又はアングル材、17……アンカ
ボルト、18……張力調整用ばね、19……ガラ
スロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダクト外壁に設けた単数個又は複数個の断熱ブ
    ロツクの表面をセラミツククロス又はガラスクロ
    スで覆い、少なくとも前記セラミツククロス又は
    ガラスクロスどうしの端部をガラスロープで縫い
    合せ、前記セラミツククロス又はガラスクロスを
    張力調整用ばねに連結された棒状部材にかけまわ
    したことを特徴とする、ダクトの耐火断熱構造。
JP12924983U 1983-08-23 1983-08-23 ダクトの耐火断熱構造 Granted JPS6055842U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12924983U JPS6055842U (ja) 1983-08-23 1983-08-23 ダクトの耐火断熱構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12924983U JPS6055842U (ja) 1983-08-23 1983-08-23 ダクトの耐火断熱構造

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Publication Number Publication Date
JPS6055842U JPS6055842U (ja) 1985-04-19
JPS643956Y2 true JPS643956Y2 (ja) 1989-02-02

Family

ID=30292916

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JP12924983U Granted JPS6055842U (ja) 1983-08-23 1983-08-23 ダクトの耐火断熱構造

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JPS6055842U (ja) 1985-04-19

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