JPH03505269A

JPH03505269A - 空気膜削ぎ用小面を利用する磁気ヘッド

Info

Publication number: JPH03505269A
Application number: JP2506136A
Authority: JP
Inventors: ブロック，ジョージ・ウィリアム
Original assignee: イーストマン・コダック・カンパニー
Priority date: 1989-04-04
Filing date: 1990-04-02
Publication date: 1991-11-14
Also published as: EP0417266A1; WO1990012398A1; US4956737A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】空気膜削ぎ用小面を利用する磁気ヘッド技術分野本発明は一般的に磁気記録に関し、且つ特に磁気記録又は再生ヘッドの輪郭形状に関する。

本発明は従来技術と同様に図面を参照して説明される。

図面において、第１図は従来技術で知られた輪郭形状を有する磁気ヘッドと接触状態にある磁気テープの図であり、第１ａ図は第１図の拡大した部分であって、第１図の輪郭形状に関連した問題を例示し、且つ第２図は本発明に従う輪郭形状を有する磁気ヘッドと接触状態にある磁気テープの図である。

ｍ歪磁気記録技術での傾向はより短い波長の信号の記録及び再生によって系の帯域幅を増加する方向にある。この傾向は、当業界で知られるように再生信号がヘッド／媒体分離によって次の関係、即ち間隔損失（ｄｂ）−５５ｄ／λ（ここでｄは分離であり且つλは記録された波長である）に従って減衰されるので磁気ヘッドと記録媒体との間でヘッドギャップにおいて密接な接触を必要とする。

同等の間隔損失関係は記録側で存在する。それ故、記録された波長がより短くなるにつれて磁気ヘッドと媒体との間に密接な接触を保証するために多くの努力が当業界で費やされている。

より高いテープ速度で遭遇する接触の問題は磁気テープのヘッド上での「飛び」の傾向である。これは移動するテープへ付着した空気層が磁気テープとヘッドを横断するテープ表面との間に連行されることによって起こる。

典型的には、ヘッドの輪郭形状は張力によって移動する可撓性テープと接触状態にある円筒状表面であり、密接な接触がテープとへラドギャップにおける輪郭形状との間に必要とされる。空気支承体として作用する連行された空気はテープをヘッドの輪郭形状から持上げ且つ記録媒体をギャップから分離し、その結果間隔損失を生じる。

テープ媒体表面がヘッドキャップ領域と係合する前に連行された空気をテープ媒体表面から削ぐための急勾配の肩部を有する磁気ヘッドは従来技術で開示されている。

他の関連した従来技術はヘッド輪郭形状に溝を示しており、そこで溝の縁部が連行された空気を同様に削ぐ、そのような技術はシェミットはかの名義の米国特許４，６９９゜０１６、及びイノウニの名義の日本国特許５９−２１３０１３に見られることができる。上記した特許に記載されているような急勾配で傾斜する平面を使用することは空気層をテープから存効に削ぐが、それは特に磁気酸化物テープを使用した時に次の問題を起こす。

粒子の磁気テープは、可撓性ウェブ上へ被覆され且つバインダーによってウェブへ固定された磁気酸化物の粒子からなる。テープは磁気媒体の表面をできるだけ平滑にするためにカレンダー加工される。カレンダー加工にもかかわらず、若干量の表面粗さが残り、且つ酸化物粒子からなる表面に凹凸があることがあり、それは表面より上へ０．１２７ｍ＋ｓ（５マイクロインチ）のオーダーの高さまで伸びる。第１図゛を参照すると、矢線１３の方向へ所定の速度で、例えば毎秒３．８１メートル（１５０インチ）で横断し且つ急勾配のヘッド肩部１４に当たる（その目的はテープに付着した空気層を削ぐためである）テープ１２に付着する前記のような凹凸１０は相当な力をもって肩部１４に衝突することは理解されよう。実験は、これらの条件のもとで、第１ａ図に示したように、凹凸１０がテープ１２からねしり取られ且つ衝撃によって縁部１６へ「溶接される」ことがあり、又は凹凸はヘッドがフェライトのような硬質であるが脆い材料から製作された時に縁部１６を構成する材料１５が放逐されることがあることを示している。縁部１６が酸化物粒子の蓄積によって又は縁部１６から放逐された材料によって漸進的に破壊されるのみならず、「溶接された」凹凸１０゛又は砕かれた縁部１６ ′が次に縁部１６の上をその後通過するテープを引掻き且つ摩耗させ、被覆されたテープ表面を破壊し且つドロップアウト面域を記録表面へまで導入する。

見肌夏塁！移動するテープに付着した空気膜を除去するために、テープをヘッドの急勾配の肩部へ向けるよりはむしろ輪郭形状の連続性をこわす漸進的な斜面がヘッドの輪郭形状に小面によって設けられる。輪郭形状の遷移部はテープに付着した空気を削ぐための縁部を提供し、小面は凹凸が肩部と直接に遭遇する時に起こるよりも弱い作用の様態でテープ表面上の凹凸と係合する傾斜する表面を提供する。テープの剛性の故に、テープは小面の長さの上でヘッドの輪郭形状と接触せず、テープは小面の縁部の間で輪郭形状に跨がる。小面によってテープから削がれた空気はテープと小面との間で絞り出される。しかしながら、典型的なヘッドについて、空気が逃げるにちがいない横断面積は微小であり、本発明の実施は小面にスロットを設け、それにより空気が結果として生じたスロットの増大された横断面を通って排出される。小面を跨がるテープはこのスロットの縁部と接触せず、それ故従来技術の縁部に関連した問題は本発明の実施によって回避されることは注目されるべきである。

全亙坐１里第２図を参照すると、磁気ヘッド１日のテープと接触する輪郭形状は半径Ｒのほぼ円筒形である０円弧状の輪郭形状の連続性はヘッドのテープ接触表面に研磨された小面２０．２２によってこわされ、小面はヘッドの円形横断面を横切る弦のように延在する。半径の典型的な値はＲ＝９．５２５ｍｓ　（０，３７５インチ）であり、その結果生じた円筒形の輪郭形状からの小面における輪郭形状の最大偏差２４．２６は０．２５４ｍｍ（０，０１０インチ）の長さの典型的な小面２０．２２についておよそ０．８３８＋ｕ＋　（３３マイクロインチ）である、矢線３０の方向へ移動する磁気テープ２８はヘッドの輸祁形状とその円筒形セグメント３２．３４．３６上で係合する。テープ２８の固有の剛性の故に、テープ２８は小面２０．２２の表面と接触しないが、その円筒形の形状を維持し、小面２０の縁部３８．４０から小面２０に跨がり且つ小面２１の縁部４２．４４から小面２１を跨がる。矢線３０の方向へヘッド１８を横断する際に、テープ２８に付着した空気はテープが縁部３８と係合する時に削がれる。同様に、反対方向へ移動するテープについては、縁部４２が空気をテープから削ぐ。小面２０の縁部３８へ近づくテープの凹凸は２．な肩部と衝突するよりはむしろ縁部３８への衝撃の損傷の最小限の可能性をもって小面２０のゆるやかな斜面の上に「乗り上がる」ことは理解されよう。

上述した小面の半径及び長さの数値に対して、縁部３８における小面２０とテープ２８との間の角度は単に０．７６度であり、空気を削ぐ縁部を提供するために充分であるが、縁部３８がテープと強く係合するに充分なほど急勾配ではない。

縁部３８と係合する時にテープ２８から削がれた空気は小面２０とテープ２８との間の横断面積４６を通って排出されるにちがいない。小面２０の長さが単に０．２５４＋ｕｓ（０，０１０インチ〕であることができ且つテープ２８と小面２０との間の間隔が０．８８９ｓ＋ｓ＋（３５マイクロインチ）のオーダーであるので、テープから削がれた空気を逃がすための横断面を増大するためにスロット４８．５０が小面２０．２２に設けられル、　０．１０２＋ｗｓ（０，００４インチ）幅及び０．０５１ｍｓ＋　（０，００２インチ）深さのスロットは１０の係数だけ横断面積を増加し、充分な逃がしチャネルを提供する。テープは小面２０．２２と接触しないので、０．１２７■−（５マイクロインチ）の最高の高さのオーダーの凹凸はスロット４８．５ｏの縁部と遭遇しないであろう。

１＋　　＋、ｌ　　　、　−ＰＣＴ／ＵＳ９０１０１７２９国際調査報告

Claims

【特許請求の範囲】

１．ヘッド（１８）を横断する可撓性磁気テープ（２８）と接触するようになっているほぼ円弧状の輪郭形状を有し、前記テープ（２８）がその上に凹凸を有する磁気ヘッド（１８）であって、該ヘッド（１８）が更に、イ．前記テープが前記ヘッド（１８）を横断している間に前記テープ（２８）から連行された空気を削ぐための手段（２０、２２）であって、前記テープから連行された空気を削ぐための前記手段（２０、２２）上へ達する前記凹凸のどれもが前記テープ（１８）から連行された空気を削ぐための前記手段（２０、２２）に物理的な損傷を与えることなく前記テープから連行された空気を削ぐための手段を通過ぎて徐々に運搬される手段と、ロ．連行された空気を削ぐための前記手段（２０、２２）から離れる方へ前記連行された空気をチャネルで運ぶための手段（４８、５０）と、ハ．連行された空気を削ぐための前記手段（２０、２２）が前記円弧状の輪郭形状中に弦のように配置された小面（２０、２２）であることと、を含む磁気ヘッド。
２．ヘッド（１８）を横断ずる可撓性磁気テープ（２８）と接触するようになっているほぼ円弧状の輪郭形状を有し、前記テープ（２８）がその上に凹凸を有する磁気ヘッド（１８）であって、該ヘッド（１８）が更に、イ．前記テープが前記ヘッド（１８）を横断している間に前記テープ（２８）から連行された空気を削ぐための手段（２０、２２）であって、前記テープ（１８）から連行された空気を削ぐための前記手段（２０、２２）上へ達する前記凹凸のどれもが前記テープから連行された空気を削ぐための前記手段（２０、２２）に物理的な損傷を与えることなく前記テープから連行された空気を削ぐための手段（２０、２２）を通過ぎて徐々に運搬される手段と、ロ．連行された空気を削ぐための前記手段（２０、２２）から離れる方へ前記連行された空気をチャネルで運ぶための手段（４８、５０）と、ハ．連行された空気を削ぐための前記手段（２０、２２）が前記円弧状の輪郭形状中に弦のように配置された小面（２０、２２）であることと、こ．連行された空気をチャネルで運ぶための前記手段（４８、５０）が前記小面（２０、２２）中のスロット（４８、５０）であることと、を含む磁気ヘッド。