JPH03504935A - 副鼻腔炎治療用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 副鼻腔炎治療用装置 技術分野 本発明は一般に医学に関し、より詳しくは耳鼻咽喉科学に関し、そして特に副鼻 腔炎を治療するための装置に関する。

従来技術 ２本の縦通路を有する楕円形管状本体を含んで成る副鼻腔炎治療用装置が当該技 術分野において知られている。前記本体上にはその両端の間に膨張可能なカフが 用意されており、本体の一端には膨張可能なバルーンが置かれている。前記縦通 路の一方は膨張可能なバルーンへの空気供給のためであり、他方の通路は病的内 容物の吸引と医薬物質の投与のためである。他方の通路はカフとバルーンの間で 終わり、そしてその端の開口を経て、本体の外側に通じている（ＳＵ、　Ａ、　 １，３１１，７１４）。

上述の装置を適用する時、膨張可能なバルーンとカフは、それぞれ後鼻孔と機前 庭中に固定され、密閉空間を形成するように膨張され、そして他方の通路から病 的内容物が吸引される。しかしながら、化膿または粘液膿性分泌物が半数の機運 に沿ってそして粘膜上を通過して装置の第二縦通路の入口にび鼻腔に入ってしま うことがある。上述の装置の助けをかりた治療が不十分に効果的であるとわかる のはそのためである。

発明の開示 本発明の目的は、鼻腔中に残っている病的内容物の完全な除去を保証する副鼻腔 炎治療用装置を提供することである。

この目的は次の事実により達成される。楕円形の柔軟な管状本体、該本体上の両 端の間に用意された膨張可能なカフ、および本体の一端に用意されておりそして 本体中の２本の縦通路の第一通路に通じている膨張可能なバルーンを含んで成る 副鼻腔炎治療用装置において、第二通路はカフとバルーンとの間で終わり且つそ の端の開口を経て本体表面と通じており、本発明によれば、本体の側壁中の開口 を通して外側の本体表面と通じている第三通路が本体に用意され、前記開口は第 二通路の端の開口と膨張可能なバルーンとの間に置かれている。

前記第三通路は、鼻腔の後方部への潅水の供給およびそこからの同時の排水によ り、鼻腔を洗浄することを可能にし、鼻粘膜上に定着した病的四容物の除去を保 証し、従って副鼻腔炎の治療の効能に貢献する。

図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照しながら、副鼻腔炎治療用装置の特定の非限定的態様の記 載により、本発明を説明する。

第１図は、本発明の副鼻腔炎治療用装置の断面図であり：そして 第２図は、患者に取り付けられた第１図の装置である。

添付図面について説明する。第１図は、天然ゴム製でありそして柔軟構造となる ように弾性材料から作られた中空棒または管により内側から強化された楕円形管 状本体１を含んで成る装置を示す。前記中空棒は通路の１つの境界を限定する。

通路３は、本体１の内側に用意され、中空棒２に平行に走っており、そして第２ 図から良くわかるように、鼻咽頭中への挿入に向けられる本体１の端に用意され た膨張可能なバルーン４に通じている。通路３は、反対側の端において、シリン ジを導入するためのアダプター５に通じている。中空棒２は、その一端がプラグ ６で止められており、その反対側の端は本体１から伸びており、シリンジ（図で は省略されている）用のアダプター７を有する。中空棒２の内腔を本体１の外側 表面と通じさせるために、膨張可能なバルーン４の近くの本体１の側壁中に開口 ８が用意される。本体１は、通路１０の外側表面に通じている端の開口１１を有 する通路１０を設立している短い管状セグメント９を有する。管状セグメント９ の区域内の本体１の両端の間にカフ１２が用意され、前記カフはそれ自身の管１ ３を通して空気源と通じている。

上述の装置を用いた治療は次のようにして実施される。

冒された機運を、アドレナリン（エピネフリン）溶液と併用した２％シカイン（ 塩酸テトラカイン）溶液（２％シカイン１ｒｎ１あたり０．１％アドレナリン１ 滴）により麻酔および瀉血させた後、患者の鼻をブローすることにより機運をき れいにする。次いで一般機運の工区から鼻咽頭までの鼻腔中に装置を導入する。

それを行うと同時に膨張可能なバルーン４をしぼんだ状態で後鼻孔まで通し、一 方でカフ１２を本体１に沿って通し、そして患者の一般機運の独特な方向に従っ て機前庭中に導入する。次に、バルーン４とカフ１２を膨張させ、それによって 腔を閉鎖し、すぐに対応するアダプターを各々のプラグで止める。その後、２０ ｒｎｌのシリンジまたは電気吸引器のノズル（図では省略されている）を通路１ ０のアダプター１４に接続する。

次いで０．４〜０．６気圧の減圧を鼻腔内に樹立させ、それによって病的内容物 が副鼻腔から希薄化された空隙中へ通過し、シリンジまたは電気吸引器の受は器 中に吸引されるのを速める。確立された減圧がもはやシリンジまたは電気吸引器 の受は器中への病的分泌物の吸入が起こらなくなったらすぐに、防腐薬溶液で満 たされたシリンジを管２のアダプター７に接続する。この防腐薬を中空棒または 管２から注入し、同時に管１０から鼻腔内に減圧を樹立せしめる。そのような潅 注は、鼻腔からの化膿または粘液原性分泌物の最終排出をもたらす。

液体が後方から前方へと鼻腔を通過し、そして同時に減圧が樹立されるという事 実は、水流ポンプの作用が減圧作用に加わるため、高い吸引効率に貢献する。

患者は座った姿勢において、冒された機運と反対側に彼／彼女の頭を傾けた状態 で、吸引および潅注が実施されることは注目に値する。

洗浄が完了したら（これは外来混合物を含まない防腐薬溶液の排出により証明さ れる）、患者は冒された鼻腔の側に彼／彼女の頭を伏せた横向きに向けられ、そ して任意の既知技術の助けをかりて副鼻腔に医薬物質が投与される。

本明細書中に提案される副鼻腔炎の治療方法および前記方法を効果的に実施する ための装置は、鼻腔から病的内容物を完全に排出させ、従って前記内容物が副鼻 空に戻るのを防ぎ、そして副鼻腔炎のより効率的な療法に貢献することを可能に する。

産業上の利用可能性 本発明は、病的内容物が副鼻腔に戻るのを防ぎ、より効率的な副鼻腔炎療法に貢 献する。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 副鼻腔炎の治療用装置であって、楕円形の柔軟な管状本体（１）、本体上の両端 の間に用意された膨張可能なカフ（１２）、および本体中に用意された２本の縦 通路の第一通路（３）と通じておりそして本体の一端に用意された膨張可能なバ ルーン（４）を含んで成り、前記通路の第二通路（１０）はカフ（１２）とバル ーン（４）との間で終わり、そしてその端の開口（１１）を通して本体表面と通 じており、本体（１）がその側壁中の開口（８）を通して本体の外側表面と通じ ている第三通路（２）を有し、前記開口が第二通路の端の開口（１１）と膨張可 能なバルーン（４）との間に置かれていることを特徴とする装置。