JPH03504249A - 慢性肝炎治療剤 - Google Patents

慢性肝炎治療剤

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JPH03504249A
JPH03504249A JP50114090A JP50114090A JPH03504249A JP H03504249 A JPH03504249 A JP H03504249A JP 50114090 A JP50114090 A JP 50114090A JP 50114090 A JP50114090 A JP 50114090A JP H03504249 A JPH03504249 A JP H03504249A
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JP
Japan
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chronic hepatitis
dihydroxyvitamin
liver
gpt
hydroxyvitamin
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Pending
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JP50114090A
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English (en)
Inventor
青木 長寿
正憲 平野
秀樹 堀内
小森谷 恵司
Original Assignee
帝人株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 慢性肝炎治療剤 本発明は、慢性肝炎治療剤に関するものである。
技術背景 慢性肝炎は、少なくとも6力月以上にわたって持続する肝臓の炎症性疾患で、肝 炎ウィルスの感染、自己免疫、ある種の薬物、その他を成因とすると考えられて いる。一般的に、肝疾患は、遷延−慢性化が起こり、難治性肝炎の経過をきり、 ある場合には数年から10年以上を経て治癒し、あるいは肝硬変へ移行し、さら に原発性肝癌を併発し死に到る例も少なくないことが判明している。慢性肝炎か ら肝硬変への移行率は、報告者により一定しないが、およそ40%前後である。
一方、治癒率はずっと少なく、10%前後と推定されている。従って約半数例は 、自覚症状、肝機能異常が持続し、難治性経過を辿る。
慢性肝炎は、肝機能、肝生検像から活動性と非活動性に分類され、活動性と非活 動性とは相互に移行する。それ故その治療は活動性病変をもつ時期に行われ、食 事摂取及びいかにリラックスするかの生活指導を基本に、薬物療法により実施さ れている。
従来薬物療法としては、肝庇護剤として、強カネオミノファーゲンC・、抗ウィ ルス薬としてインターフェロン(IFN)、アラビノシト−A(Ara−A)  、そして免疫調整療法としては、副腎糖質皮質ステロイドグルココルチコイド( GC) (7)iFI脱療法が実施されているが、これら先行技術方法の使用に おいてはある問題が生じている。即ち強カネオミノファーゲンCOの場合は、注 射薬であるため、長期の治療には不適であること、又、IFHの場合には発熱、 白血球および血小板数の減少、他の副作用がおきること、Ara−Aの場合には 白血球及び血小板数の減少と末梢神経障害が発現しやすいこと、GCの場合には 投与後第1週でDNAp活性が確実に上昇するので慎重に投与せざるを得ないこ と等の問題がある。したがって経口投与でき、副作用が少なく、かつ有効性の高 い治療剤の開発が緊急に必要である。
発明の開示 従って、本発明の目的は先行技術の前記欠点を除き、そして経口投与可能で、副 作用が少なくかつ有効性の高い慢性肝炎治療剤を提供することである。
本発明の他の目的及び利点は以下の記載から明らかとなろう。
本発明に従って、有効成分として活性ビタミンDと、そのための担体とを含む慢 性肝炎治療剤が提供される。
図面の簡単な説明 本発明は、添付の図面を参照して以下の記載から更によく理解されよう。
第1図は1α−ヒドロキシビタミンD3を投与した場合のGOTの変化を示す。
第2図は1α−ヒドロキシビタミンD3を投与した場合のGPTの変化を示す。
本発明実施の最もよい方法 1α−ヒドロキシビタミンD、1α、24(R)−ジヒドロキシビタミンD、1 α、25−ジヒドロキシビタミンD等の活性型ビタミンD類は、小腸ではカルシ ウムの吸収を促進し、骨では骨吸収、骨形成を促進し、そして種々のカルシウム 代謝異常に基づく疾患の治療薬としてよく知られている。
本発明者等は、活性ビタミンDの慢性肝炎に及ぼす影響について鋭意検討した結 果、驚くべきことに、活性型ビタミンDは、肝機能の指標であるGOT及びGP Tを低下させる作用があることを知見した。
本発明に使用可能な活性型ビタミンDとは活性型ビタミンD2%活性型ビタミン D3及びそれらの誘導体を含むものであり、その具体例としては、例えば1α− ヒドロキシビタミンD、1α、24(R)−ジヒドロキシビタミンD、1α、2 5−ジヒドロキシビタミンD、1α、24.25〜トリヒドロキシビタミンD、  24.24−ジフルオロ−1α、25−ジヒドロキシビタミンD、 26.2 6.26.27.27.27−へキサフルオロ−1α、25−ジヒドロキシビタ ミンD125−ヒドロキシビタミンD3−26.23−ラクトン、1α、25− ジヒドロキシビタミンD、 −26,23−ラクトンが挙げられる。なかでも、 1α−ヒドロキシビタミンD2.1α、24(R)−ジヒドロキシビタミンD3 .1α、25−ジヒドロキシビタミンD3が好ましく、特に1α−ヒドロキシビ タミンD、が非常に好ましい。
これらの有効成分は慣用方法で、賦形剤を含む適当なビヒクル(yehicle )を用いて、軟カプセル剤、硬カプセル剤、錠剤、粉末、顆粒、シロップ剤等の 形状の経口剤、又は場合によっては注射剤、又は外用剤の形状の非経口剤として 使用できる。
本発明に使用可能なビヒクルとしては、液剤あるいは非経口剤用としては植物油 もしくは鉱油、白色ワセリン、枝分れ鎖脂肪もしくは油、動物脂肪及び液剤もし くは外用剤の高分子量アルコールがある。これらビヒクルの中で、植物油(コー ン油、綿油、ココナツ油、アーモンド油)、特に中鎖脂肪酸トリグリセリドが好 ましい。
使用可能な固体剤のビヒクルには、セルロース誘導体(結晶性セルロース、ヒド ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピル−メチルセルロース、メチルセ ルロース)、ポリビニルピロリドン、デキストリン、シクロデキストリン、カゼ イン、ラクトース、マンニトール、ゼラチン又はスターチンDの含有量に制限は ないが、好ましくは((L 00004〜0.2)X10−’重量%、より好ま しくは、(0,001〜0.08) xlO−’重量%である。
有効成分の投与量は、好ましくは0.01〜10に/日/人程度で、より好まし くは0.25〜4.OR1日/人であり、投与回数は通常1〜3回/日であるの が好ましい。この様な条件を満足する製剤を調製するのが好ましい。
本発明の方法は既存の薬物療法治療剤と併用することも可能である。
実施例 以下実施例を用いて本発明を詳述するが本発明はこれに制限されるものではない 。
実施例1 肝生検像および血液検査により確認された慢性肝炎11例[男9名、女2名、平 均年令51.5才]を対象とし、活性ビタミンD3である1α−ヒドロキシビタ ミンD3 (1α−OH〜D3>を0.5〜2.ON7日経日経再投与。1α− 0H−D30.5〜2.OKと中鎖脂肪酸のトリグリセリド150■とを含む軟 カプセルを投与に用いた。肝機能は、投与前後各6ケ月の間、月に一回血清試験 (GOT、 GPT)により評価した。
投与前後の各6ケ月間のGOT、GPTの平均レベルを各々第1図及び第2図に 示す。第1図から明らかなように、GOTの平均レベルは、173.9KUが投 与により83.1KUに低下した。
GPTの平均レベルも、172.4KUが83.2KUに低下することを確認し た。これらGOT及びGPTのレベルが投与後100以下まで低下したことによ り、慢性肝炎から肝硬変への移行が抑制されうるものと期待できる。又、試験期 間中、高カルシラム血症及び副作用も見られなかった。
実施例2:抗−BLP抗体誘発肝炎モデル永井らの方法(炎症(Japanes e Journal of Inflammation)。
6、361.、1986)に準じて行った。即ちDBA/ 2系雄性マウス(7 週齢)より肝を摘出し、そして生理食塩水にて50重量%ホモジネートを調製し た。4℃、8000rpmで30分間遠心分離して得られた上清を酢酸でpH4 ,8に調整した。さらに遠心後、上清に飽和硫安を添加し、35〜60%にて沈 澱する両分を得た。
この沈澱物を蒸留水に溶解後、0.005M ) !Jスス−酸緩衝液(pH8 ,0)にて透析し、透析溶液を、0.005M )リス−塩酸緩衝液(pH8, 0)にて平衡化したDEAEセルロースカラムクロマトグラフィーにかけ、溶出 してくる両分を基礎の肝臓蛋白質(ベーシックリバープロティン)<BLP)と した。
BLP 1mf (蛋白質30に/mf)を等量のフロイントの完全アジュバン ト(Complete Preund’ s Adjuvant) (CPA) で乳化し、乳化混合物をニューシーラントホワイトラビット(雌、2.0〜2. 5kg)に毎週、4〜6週間免疫した。最終免疫10日後、頚動脈より採血を行 い血清を得た。56℃で30分間、加熱処理を行うことにより捕体非働化した後 、血清をマウス腎ホモジネートおよびラット赤血球にて吸収してBLPに対し特 異的な抗体とした。
DBA/ 2系雄性マウス(7週齢)に、等量のCFAで乳化したうさぎのTグ ロブリン(RGG、4■/mf)を腹腔内投与した。5日後に抗BLP抗体0. 6rnlを尾静脈より投与し、その18時間後に右心室よりGPT分析用の採血 を行った。
1 a−OHD3(0,8,4又は20ng/kg/日)はRGG投与−日前よ り7日間−日一回経口投与した。
結果は表1に示す。
試    料         n    GPT(Kll/ R>対照       8 72.5±19.。
lαOHDs  O18ng/kg   8  43.3±7.51 a−OH −Ds   4%g/kg   8  39.4±13.OIαOHDz    20ng/kg   8  40.0±14.9RGG               6  11.8±3.0正常      4 14.0±0.4抗BLP 抗体処理マウスでは、平均GPTレベルは72.5KU/lであり、これは明ら かに、正常マウス及びRGG処理マウスの平均レベル(それぞれ14.0及び1 1.8KU/ f )より高かった。対照的に、1α−0H−D、では、投与量 0.8.4及び20ng/kg/日において、平均GPTレベルはそれぞれ40 .3゜45.7及び44.8%抑制された。
実施例3:Pアクネス(acnes)、LPS誘発肝炎モデル(BALB) /  c系マウス(雄、8週齢)に、加熱殺菌したプロピオニバクテリウムアクネス (P、acnes) 0.1■を尾の静脈から注入した。7日後、E、コリ(c oli)由来のりポポリサッカライド(LPS) 3 ffを尾静脈より投与し た。その18時間後、右心室より採血し血清GPTレベルを測定した。
1 a−OH−D3(4,1100n/kg/日)は、P、アクネス処理1日前 より9日間径口投与した。
結果を表2に示す。
試    料         n    GPT (Kl/ E )対照       10680.0±178.61α−0H−D、  0.004xr/k g   8 495.0±68,61α−0H−D−0,1g/kg   8  321.3±79.8正常      5 37.2±4.0P、アクネス及び LPS−処理の肝炎マウスにおいては、平均GPTレベルは680KU/ Aま で上昇した。対照的に、1 a−OH−D3Gi、投与量4及び1100n/  kg/ Bにより、平均GPTレベルをそれぞれ27.2%及び52.8%抑制 した。
実施例4 活性ビタミンD、である1α−ヒドロキシビタミンD、を、肝生検及び血液試験 により慢性肝炎と診断された患者(女性、50才)に投与量1.5r/日で14 ケ月間経口投与し、肝機能(GOT、 GPT)及び肝生検で評価した。
GOT及びGPTレベルは130KU及び132KU、又132KUから30K Uにそれぞれ低下した。
肝生検による組織観察の結果、投与前後で炎症の顕著な減少が見られることが確 認された。組織病理学的には正常組織と実質的にかわらなかった。高カルシウム 血症のような副作用は試験期間中具られなかった。
投与前      投与後 国際調査報告 IIIIv+・i@間−A軸NIむ・PIIsPCT/JP 89101257 1、、、、、.1.、+1.1a帥1.11.、、PN@、PCT/JP891 01257国際調査報告 JP 8901257 S^   32875

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.有効成分として活性型ビタミンDと、そのための担体とを含む慢性肝炎治療 剤。
  2. 2.活性型ビタミンDが1α−ヒドロキシビタミンD、1α,24(R)−ジヒ ドロキシビタミンD、1α,25−ジヒドロキシビタミンD、1α,24,25 −トリヒドロキシビタミンD、24,24−ジフルオロ−1α,25−ジヒドロ キシビタミンD、26,26,26,27,27,27−ヘキサフルオロ−1α ,25−ジヒドロキシビタミンD、25−ヒドロキシビタミンD3−26,23 −ラクトン、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3−26,23−ラクトンか らなる群から選ばれる少なくとも−つの化合物である請求の範囲第1項記載の慢 性肝炎治療剤。
  3. 3.有効成分の含有量が剤の(0.00004〜0.2).×10−4重量%で ある請求の範囲第1項記載の慢性肝炎治療剤。
JP50114090A 1988-12-14 1989-12-14 慢性肝炎治療剤 Pending JPH03504249A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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JP63-313753 1988-12-14
PCT/JP1989/001257 WO1990006754A1 (en) 1988-12-14 1989-12-14 Active vitamin d for chronic hepatitis treatment

Publications (1)

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