JPH03503789A - 織機の糸案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 織機の糸案内装置 技術分野 本発明は、請求の範囲第１項のプレアンブルに記載の、織機（特に、帯織機）の 糸案内装置に関する。

背景技術 上述の種類の糸案内装置は、例えば、スイス特許第５２３．９８７号から公知で ある。この糸案内装置の場合、例えば平鋼から形成した索条をシャフトロッドに 設ける。この場合、シャフト面内の索条の傾動のために必要な公差角（例えば、 １５°）を得るため、索条は、特に垂直方向へ、比較的大きい遊びを有していな ければならないと云う欠点が生ずる。この大きい遊びにもとづき、糸案内装置は 、特に、高速回転織機の場合に、比較的大きい磨耗を受け、大きい騒音を発生す る。更に、素線の交換は煩瑣である。何故ならば、シャフトフレームを外さなけ ればならないからである。

発明の開示 本発明の目的は、上述の欠点か避けられる、冒頭に述べた種類の糸案内装置を構 成することにある。

設定目的は、請求の範囲第１項に開示の特徴によって達成される。索条を支持ロ ッドではなく丸鋼製支持レールに設けることによって、索条傾動のための角度が 同一の条件において、遊びを本質的に縮小でき、かくして磨耗および騒音が本質 的に減少されると同時に、索条の駆動が最適化される。更に、スライダが着脱自 在に設けであるので、素線および支持レールを簡単に交換てきる。

糸案内装置の有利な実施例を請求の範囲第２〜１３項に示した。

支持レールは複数のスライダに設けることができるので、支持レール自体は、支 持ロッドの場合に必要なような大きい強度を有する必要はない。従って、支持レ ールの横断面寸法を極めて小さくできるが、支持レールの径は、請求の範囲第２ 項にもとづき、偏平に構成された多角形支持ロッドの厚さ以上であるのが好まし い。かくして、支持レールに対する索条の作用力がより大きい輻に分配され、か くして、磨耗が更に減少される。更に、大きい表面硬さを有し、しかも、亀裂を 生じない支持レールを作製できる。

スライダの構成には各種の方式が考えられる。支持ロッドに対するスライダの確 実な保持を保証する請求の範囲第３項記載の構成か有利である。この場合、この 種のスライダは、請求の範囲第４項にもとづき改良できる。更に、請求の範囲第 ５項記載の構成の場合、支持ロッドにスライダを自動的にクランプできる。

支持レールの配置には各種の実施例が考えられる。

請求の範囲第６項記載の配置が有利である。しかしながら、一方、請求の範囲第 ７項にもとづき、支持ロッドによって与えられる範囲外に支持レールを設けるこ ともできる。何れの場合も、支持レールは上部支持ロッドに設けるのが有利であ る。何故ならば、この場合、索条は、重力にもとづき自動的に真直ぐ下方へ向く からである。しかしながら、下部支持ロッドに支持レールを設けることもてきる 。索条を両側で固定するため、双方の支持ロッドにスライダおよび支持レールを 設けることも考えられる。しかしながら、１つの支持ロッドにのみスライダを介 してこの種の支持レールを設け、対向する支持ロッドに索条を案内するのが合目 的的である。

請求の範囲第８項にもとづき糸案内装置を構成すれば有利である。かくして、支 持レールおよび支持ロッドに沿う索条の案内が改善される。この場合、関連の支 持ロッドを完全に囲むよう凹みを構成できる。更に、請求の範囲第９項記載の実 施例も合目的的である。かくして、支持レールに対する索条の取付が簡単となる 。

請求の範囲第１θ項記載の実施例によって、操作性が更に改善される。

索条は、ワイヤから構成できるが、請求の範囲第１１項にもとづき、平鋼から構 成するのが好ましい。

請求の範囲第１２．１３項に別の有利な実施例を記載した。

図面を参照して以下に本発明の対象の実施例を詳細に説明する。

図面の簡単な説明 第１図は、糸案内装置の部分図、第２図は、第１図の線■−■に沿う断面図、第 ３図は、別のスライダの図面、第４図は、第３図の線ＩＶ−ＩＶに沿う断面図、 第５図は、（支持ロッドに対して直角に見た）別のスライダの図面、第６図は、 （支持ロッドに対して直角に見た）スライダおよび配置した索条の図面、第７図 は、別の索条の配置を示す図面である。

発明を実施するための最良の形態 第１．２図に、好ましくは織機のシャフトフレームの部分をなす糸案内装置を部 分的に示した。例えば、シャフトフレームの、偏平な上部支持ロッド２には、丸 鋼製支持し−ル６を支持するスライダ４が設けである。かくして、支持レール６ は、支持ロッド、即ち、上部支持ロッド２および下部支持ロッド３によって与え られる範囲内に配置される。支持レール６には、平鋼から成る索条８が保持しで ある。

スライダ４は、支持ロッド２を受容するスリット１２を備えた頭部１０を含む。

クランプ装置１４は、支持ロッド２にスライダ４を固定するのに役立つ。クラン プ装（１１４は、支持ロッド２の上端面に対してクランプネジを締めｆすけるた め頭部］Ｏの上面に設けたネジ穴１６から構成される。スライダ４の脚部２０は 、好ましくは支持ロッド２の厚さ６以上の径りを有する支持し−ル６を受容する ギア２２を含む。

平鋼から成る素条８は、同じく、支持レール６を受容する円形凹み２４を含む。

更に、索条は、支持ロッド２を下方から少なくとも部分的に囲むＵ字状凹み２６ を含む。更に、素条８の下端には、下部支持ロッド３のためのスリット状凹み２ ７が設けである。索条８は、凹み２４．２７の間に、たて糸にのための少なくと も１つの糸案内はと目２５を含む。

第３．４図に、糸案内装置の別の実施例を示した。

この場合、スライダ４ａは、上方へ開いたスリット１２ａを有する頭部１０ａを 含む。頭部１０ａの外面には、支持ロッド２に対してロックナツト３０を締め付 けるためのネジ部２８を備えている。

第５図に、支持ロッド２に設けた別のスライダ４ｂを示した。この場合、スライ ダは、Ｕ字りランプ部材として構成してあり、支持ロッド２の高さにわたって延 びる背面３２を育する。

下部脚３４および上部脚３６は、支持ロッド２を上方から囲む。下部脚３４は、 更に、傾斜面３８を備えており、従って、スライダは、支持ロッド２の方向に対 して直角に設置できる。

第６図に、支持ロットの平面に対して直角方向の断面図として、第５図のスライ ダ４ｂおよびアングル状凹み４０を有する索条８ａを含む別の索条自装置を示し た。索条方向へ向く凹み４０の脚４２は、たて糸の運動方向４４とは逆の側で支 持ロッド２に当接する。

第７図に、支持ロッド２を設ける凹み４６を有する索条８ｂを示した。この実施 例の場合、更に、支持し−ル６が、支持ロッド２の上方にあるよう、即ち、支持 ロッドによって与えられる範囲外にあるよう、スライダを配置する。索条８ａの 下端には、上方へ開き、下部支持ロッド３に沿って索条８ｂを案内するスリット 状凹み２７ａが設けである。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．索条（８，８ａ，８ｂ）を設けた２つの平行な支持ロッド（２，３）を有す る織機用糸案内装置において、双方の支持ロッド（２，３）の１つには、索条（ ８，８ａ，８ｂ）を保持した丸鋼製支持レール（６）を支持するスライダ（４， ４ａ，４ｂ）が着脱自在に設置してあることを特徴とする糸案内装置。
2. ２．支持レール（６）の径（Ｄ）が、偏平に構成され多角形の支持ロッド（２， ３）の厚さ（ｄ）に等しいか、より大きいことを特徴とする請求の範囲第１項記 載の糸案内装置。
3. ３．スライダ（４，４ａ，４ｂ）が、それぞれ支持ロッド（２，３）に固定する ためのクランプ装置（１４）を含む頭部（１０，１０ａ）を有することを特徴と する請求の範囲第１項または第２項記載の糸案内装置。
4. ４．スライダ（４，４ａ，４ｂ）が、支持ロッド（２，３）を受容するスリット （１２，１２ａ）と、支持ロッド（２，３）に対して締付け得る締付ネジ（１６ ）または締付ナット（３０）とを有することを特徴とする請求の範囲第１〜３項 の１つに記載の糸案内装置。
5. ５．スライダ（４，４ａ，４ｂ）が、支持ロッド（２，３）の高さにわたって延 びる背面（３２）と、支持ロッドを上方から囲む上下の脚（３４，３６）とを有 するＵ字クランプ部材として構成されており、好ましくは少なくとも１つの脚（ ３４）が、スナッピングのために傾斜した摺動面（３８）を有することを特徴と する請求の範囲第１〜３項の１つに記載の糸案内装置。
6. ６．支持レール（６）が、双方の支持ロッド（２，３）の内部に設けてあること を特徴とする請求の範囲第１〜５項の１つに記載の糸案内装置。
7. ７．支持レール（６）が、双方の支持ロッド（２，３）の外部に設けてあること を特徴とする請求の範囲第１〜５項の１つに記載の糸案内装置。
8. ８．支持レールに設けた索条（８，８ａ，８ｂ）が、関連の支持ロッド（２，３ ）を少なくとも部分的に囲む凹み（２６，２７，２７ａ，４０，４６）を有する ことを特徴とする請求の範囲第１〜７項の１つに記載の糸案内装置。
9. ９．索条（８）が、それぞれ、支持ロッド（２，３）のためのＵ字状凹み（２６ ，２７ａ）を有することを特徴とする請求の範囲第８項記載の糸案内装置。
10. １０．索条（８ａ）が、それぞれ、アングル状凹み（４０）を有し、索条方向ヘ 向く脚（４２）が、たて糸の運動方向（４４）とは逆の側に設けてあり、支持ロ ッド（２，３）に当接することを特徴とする請求の範囲第８項記載の糸案内装置 。
11. １１．索条（８，８ａ，８ｂ）が、平鋼から成ることを特徴とする請求の範囲第 １〜１０項の１つに記載の糸案内装置。
12. １２．索条（８ｂ）が、丸鋼製支持レール（６）によって１つの側で上下ヘ駆動 、案内され、対向端が、たて糸の運動方向ヘ案内する手段（２７，２７ａ）を有 し、双方の端部の間には、少なくとも１つのたて糸（Ｋ）を案内する手段（２５ ）が設けてあることを特徴とする請求の範囲第１〜１１項の１つに記載の糸案内 装置。
13. １３．索条（８ｂ）が、一端に、支持レール（６）のための円形凹み（２４）を 有し、対向端に、支持ロッド（２，３）のためのスリット状の、場合によっては 上方ヘ開いた、凹み（２６，２７，２７ａ）を有することを特徴とする請求の範 囲第１２項記載の糸案内装置。