JPH03503265A - ベニア用旋盤のスピンドルドライブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ベニア用旋盤のスピンドルドライブ 本発明はベニア用旋盤のスピンドルドライブに関する。

該目的には通常、レダクションギアやチェーントランスミッションを媒介してス ピンドルに回転力を送る電動モーターが使われる。そして、また、旋盤一式につ きただ１個の動力源を旋盤の片方の末端近くに配置するのが普通である。回転力 は、トランスミッションシャフトチェーンドライブ及び／又は−組のはめば歯車 を通して他方のスピンドルへ送られる。

静止部品についても回転部品についてもその構造が大きいのは使用される上記構 成に直接起因する。又、その構造は、潰損された操作空間に厳密に束縛され、違 った丸木の長さに適応することは、スピンドルの通常の軸上移動、即ちスピンド ルストローク、の範囲内でのみ可能である。

しかしながら実際には、回転されるべき丸木の名目長さは変化し、その最短長は ９５０ｍであり、最大長は通常２７５０ａｍ＋である。３０００ａ＋ｍを超える 長さの丸木も製作されている。スピンドルストロークの範囲内で旋盤はかなり狭 い範囲に適合させられるので、旋盤の寸法決定の際には扱われる丸木の名目寸法 を考慮に入れなければならない。この様な状況は、かなりの束縛要因と思われる 。

本発明の主な目的は、スピンドルの回転ドライブ装置を簡素化し、それらにより 少ない保守、より速い操作命令対応（より小さな運動部品）を実現させ、それら の稼働騒音をより少なくすることである。同時に、旋盤全体の構造を簡素化させ 、モジュール構造使用の可能性を得ることである。

上記の方法によれば、ベニア用旋盤を、スピンドルのグラスピングストローク　 （通常スピンドルストロークと呼ばれる）の範囲内で可能な以上に丸木の長さの 大きな変化に適合する可能性も得ることができる。

更に、スピンドル軸に直角な面におけるスピンドルの変位が可能になり、例えば ２つの異なったナイフセツティングを用いて運転する可能性等、旋盤に数種の応 用運転を具備させる可能性が提供されることになる。

上記の主目的は、本発明により、即ち回転されるべき丸木を掴めるようにスピン ドルストローク範囲内で軸上相反する方向に変位できるところの相対向し旋盤各 末端で回転力を得るスピンドル又はスピンドル対を包含するベニア用旋盤におい て、回転力を発生させるため、旋盤の各末端において、スピンドル又はスピンド ル対に個々の駆動モーターが具備してなることを特徴とする旋盤により達成され る。

本発明の他の特徴は、添付した特許請求の範囲に記載された通りである。

本発明は、丸木回転スピンドルとその駆動部を縮小して描いた別紙図面を参照し て説明する。

図示されている具体例では、スピンドルは、通常の各々異なった直径を有するス ピンドル対２個（１，２と１′、２′）から成る。スピンドル対は、従来のもの のように、テレスコープと同様に相互に変位することができる。各スピンドルは 、個々の末端フレーム（６，６′）上に設置されている。図示具体例において、 スピンドルを駆動する電動モーターは、モーターの回転子がスピンドルシャフト （４，４′）上に直接取り付けられ固定子が末端フレーム（６，６′）上に取り 付けられるように設置される。このように、この具体例では、スピンドル、駆動 モーター及び末端フレームを包含する１つの完全ユニットを形成することができ る。

最も単純な具体例として、上記ユニットは、反対側にある固定スピンドル装置と 共同して運転されるように、旋盤のスピンドル軸に対し平行なガイド上に取り付 けることもできる。

その固定スピンドル装置には従来のドライブを具備させることができる。このよ うな構造は、異なった丸木長への旋盤の適合を迅速にさせる。但し、もしこの各 スピンドル装置が前記の完全ユニットから構成され、その各々が旋盤上にスピン ドル軸方向に変位可能な状態で設置されていたら、より自然な構造が可能になる 。

更に、２つの対向ユニットを、スピンドル軸に対し直角な面内で移動できるよう に旋盤構造内に取り付けることもできる。この配置により、たとえば、２種のナ イフセツティングを有する旋盤運転が可能になる。この場合、ナイフセツティン グは、たとえば異なるレベルで設置することができる。その際、一方のナイフセ ツティングは、丸木の成る回転方向でベニアを削り、そして、他方のナイフセツ ティングは丸木の反対回転方向でベニアを削るよう設定することができる。上記 の旋盤により、２台のベニア処理機へ材料を供給することができ、更に、これら の処理機へ送られる切削されたベニアは互いに異なった幅とすることができる。

駆動モーターとしては、当日的のため製造されたスクワーレル・ケージモーター （ｓｑｕｉｔ＋ｅｌ−ｃａｇｅ　ｍｏ（ｏｒ）が有効的に使われる。ベニアの切 削には、モーターの回転速度のコントロールができなければならず、これは、ス クワーレル・ケージモーターの場合は周期制御により達成される。モーターの最 高回転速度は約６００　ｒ　ｐｒｎでよい。上記の構造は、ベニアの切削に先行 する九みづけ旋削（ｔｏｕｎｄｉｎｇ−ｔｕｒｎｉｎｇ）にも使用することがで き、この場合、モーターは定回転速度、たとえば、３００又は３７５ｒｐｍで回 転させることができる。

ベニアの切削には、各スピンドル・ユニットにつき約９０〜１２０ｋｗ出力のモ ーターが必要である。この出力のためモーターには効率的な冷却が必要であり、 これは、たとえば、オイル冷却により達成することができる。これらの詳細は、 本技術分野の熟練者には明白であり、添付図面には表示していない。

本発明を達成するもう一つの可能性としては、油圧駆動を利用することである。

この場合、油圧モーターは、図に示された電動ドライブと同様に旋盤のスピンド ル上に取り付けることが有益である。モーターとしては、特に、ラジアル・ピス トン・モーター（ｒｍｄｉｓｌ　ｐｉｓｔｏｎ　ｍｏｔｏｒ）を用いることがで きる。そのカム・リングは、電動モーターの回転子に対応する方法でスピンドル のシャフト上に設置される。一方、モーターのシリンダ一群は、末端フレーム上 に設置される。稼働圧力を発生させるポンプユニットは、モーター毎に個別ポン プユニットを有するものも本発明の具体例から除外するものでないが、両モータ ー共有の一ユニットとすることができる。

上記具体例とは別に本発明の基本思想は、旋盤各末端のスピンドルにそれぞれ個 別の駆動モーターを取付け、そこから回転動力がギヤ・ボックスやチェ・−ン・ トランスミッションに仲介されてスピンドルに伝えられる、より慣用的な駆動ギ アのテクニックにより達成することもできる。このような構造において、もし旋 盤の一方の末端のスピンドルユニットがスピンドル、ドライブ、末端フレームを 包含して成るところのスピンドルシャフトに平行なガイド上で変位できるユニッ トで構築されていれば、旋盤は多様な丸木長に容易に適応することができる。

しかしながら、このような構造方式では、図示された具体例の上記長所のうちい くらかは実現することができない。

補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の７第１項）平成２年１１月 ２０日 特許庁長官　　　植　松　敏　殿 １、特許出願の表示 ＰＣＴ／Ｆ　Ｉ　８９１０００６５ ２、発明の名称 ベニア用旋盤のスピンドルドライブ ３、特許出願人 住所　フィンランド国、ニスエフ−１５１４１ラテイ、ビーエル１４８ 名称　ラウトオイ 代表者　ペツカ　レバネン 国籍　フィンランド国 ４、代理人 住所　東京都港区赤坂４丁目３番１号共同ビル赤坂３１２号電話　０３　（５８ ６）８６７０ １９８９年１０月１３日 ６、添付書類の目録 （１）補正書の写しく翻訳文）　　　　　　　１通（２）上申書　　　　　　　 　　　　　　　１通請求の範囲の補正 １、駆動手段から回転力を受は且つ回転されるべき丸木を掴むために該駆動手段 に対して軸上反対方向にスピンドルストローク内で変位できるところの相対向す るスピンドル（１，１′）又はスピンドル対（１，２；　Ｉ’、　２’）を各末 端に包含するベニア用旋盤において、スピンドル（１，１’）又はスピンドル対 （ｌ、２；ｌ′、２′）のうち少なくとも１つに、スピンドルシャフト（４，４ ′）上に直接取り付けられた回転子（３，３′）と旋盤のフレーム（６，６′） 上に取り付けられた固定子（５，５′）とを有する駆動モーターが具備してなる ことを特徴とするベニア用旋盤。

２、駆動モーターが周期可変ＡＣモーターであることを特徴とする請求項（１） 記載のベニア用旋盤。

３、駆動モーターが速度可変ＤＣモーターであることを特徴とする請求項（１） 記載のベニア用旋盤。

４、駆動モーターが、スピンドルシャフト（４，４′）上に設置されたカム・リ ングと旋盤の末端フレーム上に設置されたシリンダ一群を含む油圧モーターであ ることを特徴とする請求項（１）記載のベニア用旋盤。

５、スピンドル、モーター及び末端フレーム（６，６′）が一体化モジュール構 成体として形成されていることを特徴とする請求項（１）〜（４）のいずれかに 記載のベニア用旋盤。

国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．回転されるべき丸木を掴めるようにスピンドルストローク範囲内で軸上相反 する方向に変位できるところの相対向し旋盤各末端で回転力を得るスピンドル（ １、１′）又はスピンドル対（１、２；１′、２′）を包含するベニア用旋盤に おいて、回転力を発生させるため、旋盤の各末端において、スピンドル（１、１ ′）又はスピンドル対（１、１′；２、２′）に個々の駆動モーターが具備して なることを特徴とするベニア用旋盤。
2. ２．駆動モーターを具備するスピンドル（１又は１′）又はスピンドル対（１、 ２又は１′、２′）のうち少なくとも１つがスピンドルの軸方向に変位できるこ とを特徴とする請求項（１）記載のベニア用旋盤。
3. ３．駆動モーターを具備するスピンドル（１、１′）又はスピンドル対（１、２ ；１′、２′）の両方がスピンドルの軸方向に対して直角な平面中で変位できる ことを特徴とする請求項（１）記載のベニア用旋盤。
4. ４．各スピンドル（１、１′）又はスピンドル対（１、２；１′、２′）の電動 駆動モーターの回転子（３、３′）が直接スピンドルシャフト（４、４′）上に 取り付けられ、固定子（５、５′）が旋盤の末端フレーム（６、６′）上に取り 付けられていることを特徴とする請求項（１）、（２）又は（３）記載のベニア 用旋盤。
5. ５．各スピンドル（１、１′）又はスピンドル対（１、２；１′、２′）の油圧 駆動モーターのカム，リングが直接スピンドルシャフト（４、４′）上に取り付 けられ、シリンダー群が旋盤の末端フレーム上に取り付けられていること特徴と する請求項（１）、（２）又は（３）記載のベニア用旋盤。
6. ６．スピンドル、モーター及び末端フレーム（６、６′）が一体化モジュール構 成体として形成されていることを特徴とする請求項（１）〜（５）のいずれかに 記載のスピンドルドライブ。
7. ７．モーターが周期可変ＡＣモーターであることを特徴とする請求項（４）記載 のスピンドルドライブ。
8. ８．モーターが速度可変ＤＣモーターであることを特徴とする請求項（４）記載 のスピンドルドライブ。