JPH03502962A - 回転弾性軸継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 回転弾性軸継手 本発明は請求の範囲１の上位概念に挙げられた特徴をもつ回転弾性軸継手に関す るものである。

この種の公知の継手は、互いに二つの継手部材の回転方向において後部でかみあ う停止要素をもっており。

その間に回転弾性をつくるためのゴムクッションが挿入されている。　これらの ゴムクッションは継手の寸法に比較して相対的に小さい寸法をもつ完全なゴムブ ロックであり、互いにねじれ強さをもつ継手部材のストッパによって少なくとも 本質的にもっばら圧力および／または引張りの荷重がかけられる。これらの継手 の作業領域は非常に小さい回転角度が特徴である。

さらにこの種の継手はたいてい非常に騒々しく１本体の末端に伝達された音波が 実質的に妨げられずに、つぎつぎと互いに結合された波となって伝達される。

本発明は、始めに述べたような回転弾性軸継手を改良してソフトな特性曲線によ って大きな回転角が利用でき、同時に入力軸と出力軸との音響的結合を解離させ ることを課題とするものである。

この課題は始めに述べたような、請求の範囲１に記載の特徴をもつ回転弾性軸継 手によって解決される。

本発明の本質は、回転弾性体をつくるため比較的小容量のゴムクッションのかわ りに、継手の支持板内に形成されたかとまたは室の内に設定される大容量のゴム 弾性エレメントを使用することである。その際、室には相当な余裕をもたしたゴ ム弾性エレメントに必要な空間が設けられる。これらの処置によりゴム弾性エレ メント中の変形緊張の分布を非常に均一にすることができる。この分布は一方で は回転弾性軸継手に利用可能な回転角度の感知できる拡大をもたらしたが、他方 ではゴム弾性エレメントをもつ回転弾性継手のライフタイムがこれまで達成でき なかった原因でもあった。

この継手の回転弾性は、ゴム弾性エレメントが一様に分布した中空室をもつこと によって本質的に改善される。この中空室は規則的な多面体または球形で、その 断面積は中空管の断面積よりも大きく、中空管はこの中空室をつぎつぎに中心で 貫通し少なくとも軸方向に。

少なくとも本質的にゴム弾性エレメントの全体の高さをこえて延びている。　中 空室は立方体の中心が最も稠密なような半径方向の内から外への分布密度をもつ 球状のものを配置するのが良く、より好ましいのは、継手またはゴム弾性エレメ ントに関して、軸方向に少なくとも４層とくには少なくとも５層配置することで ある。。

ゴム弾性エレメントのこのような中空ゴム構造によって改良されたソフトで広い 弾性特性曲線ばかりでなく、入力軸と出力軸の間の改良された本質的な音響学的 結合の解離が達成される。

本発明による回転弾性軸継手は固定継手にも、分離継手にも、また伝統的な摩擦 ライニングをもつ分離継手にも形成できる。

この継手は自動車の駆動軸にエンジンと伝動装置の間の分離継手として、また駆 動軸の固定継手として用いられる。

本発明の構成は各請求項における記載の対象である。

つぎに本発明を図面に示す実施例により説明する。

第１図は開かれ、部分切除された軸継手の軸平面図、第２図は第１図のｍ−ｎ方 向の断面図、第３図は第２図の■方向の部分断面図である。

第１図に示す回転弾性軸継手は、ハブ部材１と伝動部材４とからなり、ハブ部材 １は互いに結合する軸のうちのここに図示していない一つとねじり強さを有し、 伝動部材４は同じく図示していない他の軸とねじり強さをもって結合している。

ハブ部材１を二つの軸の一つに結合させるため、それ自身公知の　Ｎｕｔ−Ｆｅ ｄｅｒ−Ｋｒａｎｚ　（溝−バネ−環）が用いられる。スライドベアリング２は ハブ部材１上の支持板５（第２図）を固定させる。

ここに示した分離継手の例では、カバー支持体６は互いに結合させる二つの軸の 第２の軸と伝動部材との結合に役立つ。

二つの支持板５の間に、軸方向から見てシリンダ缶形のかご７が設けられている 。この支持板かと７の中には二つの同じゴム弾性エレメント８が配置され、これ らはスポーク状に半径方向に立つストッパ１３．１４を形成し、伝動部材または この伝動部材の成分にねじり抵抗をもつ、停止面９．１０．１１．１２に接する 。ストッパ１４は半径面にそれぞれ切抜き部１５を有し、これを通してハブ部１ のねじり強さ成分である、半径方向に延びるスポーク状の伝動部のアーム１６． １７が回転できる。

スチール板１８で強化された軸方向の停止面１９には周囲方向に突出した突起２ ｏがあり、これによってゴム弾性エレメント８が伝動部１６．１７の停止面にゆ るく接する。

ゴム弾性エレメント１８は完全なゴムブロックからなり、若干の中空管２１が貫 通している。これらは軸方向に互いに平行し弾性エレメントの軸方向の高さ全体 を通りぬけて球形の中空室を貫通する。中空室はゴム弾性ブロックの中に形成さ れており、その直径は中空管２１の直径よりも大きい、このことは明らかである ので中空室は別に図示していない。

支持板かと７の内面とゴム弾性エレメントの外面とは、かごの壁面とゴム弾性エ レメントの摩擦を減少させるためにテフロン処理される。

かご壁の輪郭は、ゴム弾性エレメントの外輪郭に対して、半径方向および／また は軸方向において、これが遊びをもつ、すなわち、リング空間２２が開放されか ご中にあるような大きさの寸法である。これによって特にこのゴム弾性エレメン トの弾性特性曲線の作業領域の開始範囲における特別ソフトな特性曲線が得られ る。

多くの応用が望ましいから、継手の回転弾性を伝え、その性能限界まで負荷され ないゴム弾性は、第２図および第３図に示すようにハブ部１の伝動部１６に軸方 向に突出する停止ピボット２３が設けられる、これは少なくとも支持板５の一つ に形成され、ここでは深絞りで形成される、ねじれ角度を限定する溝または凹み ２４中にはめられる。

国際調査報告 国際調査報告 ＥＰ　８９０１５７８

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．二つの軸継手部材、すなわち互いに結合する二つの軸の一つに接するねじり 強さの接続手段をもつハプ部材と本質的に二つの支持板で構成され、結合させる 二つの軸の第２の軸に接する接続手段をもつ伝動部材からなり、間に少なくとも 一つのかごが閉じ込められ、中に両軸継手の少なくとも一つの伝動部材または停 止部材の間にゴム弾性エレメントが封入された回転弾性軸継手において、ゴム弾 性エレメントが円形シリンダ状板または円形シリンダ状リングまたはセグメント リングの形状であることを特徴とする回転弾性軸継手。
2. ２．ゴム弾性エレメントが空間的に均一に分布された中空室をもち、該室は規則 的多面体または球形であり、その断面積は中空管のそれより大きく、この中空管 がっぎっざに中空室の中心を貫通し、少なくとも本質的に軸方向で、少なくとも 本質的にゴム弾性エレメント全体の高さに延びている請求項１に記載の回転弾性 軸継手。
3. ３．ハプ部が、少なくとも一つのブロック状または円板状で、スポーク状に半径 方向に支持板かごの一つの中に延びる伝動部材を有し、この伝動部材は二つの軸 方向の停止面または荷重面の一つと協同作用でき、一方伝動部材は同様に半径方 向に立つスポーク状のストツバを有し、それがゴム弾性エレメントの第２の停止 面と協同作用する請求項１または２に記載の回転弾性軸継手。
4. ４．半径面で伝動部材のストツバが切断されて、ハプ部材の伝動部材が伝動部の ストツバによって貫通回転可能になるようにされ、一方ゴム弾性エレメントの停 止面は支持されたままである請求項３に記載の回転弾性軸継手。
5. ５．ゴム弾性エレメントの停止面が荷重に対する強化材で補強されている請求項 １から５のいずれかの項に記載の回転弾性軸継手。
6. ６．支持板かごの内面およびゴム弾性エレメントの外面が互いにに補完的である 請求項１から４のいずれかの項に記載の回転弾性軸継手。
7. ７．ゴム弾性エレメントとかごのシリンダ状界面が互いに遊び、特に数ミリメー タの遊びをもって相対する請求項１から６のいずれかの項に記載の回転可能軸継 手。
8. ８．ゴム弾性エレメントの壁面とかごの壁面との間にそれ自体公知の摩擦減衰手 段が設けられた請求項１から７に記載の回転弾性軸継手。
9. ９．ハプ部材の駆動部が軸方向に突出するピン状の停止要素を有し、それが少な くとも両支持板の一つの中にスパンドレルで形成される溝内にくいこむ請求項１ から８のいずれかの項に記載の回転弾性軸継手。
10. １０．ゴム弾性エレメントの停止面が少なくともハプ部材の伝動部の当接範囲に 周囲方向に突出する容易に変形可能なリップまたは突起を有する請求項１から９ のいずオしかの項に記載の回転弾性軸継手。
11. １１．自動車工業の分離継手または固定継手、とくに駆動索の部材として請求項 １から９のいずれかの項に記載の継手の応用。