JPH03502792A - ミノキシジルゲル - Google Patents

ミノキシジルゲル

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な物質に関する。さらに詳しくは、本発明はミノキシジル投与用局 所ゲルに関する。ミノキシジルの化学名は2.4−ジアミノ−6−ビベリジニル ビリミジンー3−オキシドであり、ア・ツブシロ2社によって高血圧用に市販さ れているロニトン(Loniton)(登録商標)錠剤類の活性成分である。フ ィジシャンズ・デスク・レファレンス(Physician’s Desk R eference)、第38版、2033頁(1984)参照。この化合物の調 製および抗高血圧剤使用は米国特許第3461461号に記載されている。この 化合物は、米国特許第4139619号に記載され、特許請求されているごとく 、局所適用した場合に毛髪を成長させるのにも有用である。
情報の開示 ミノキシジルの先行公知局所用医薬組成物は米国特許第4139619号に開示 されている。この特許はミノキシジルならびに軟膏類、ロー、シ1ン類、ペース ト類、ゼリー類、スプレィ類、およびエアロゾル類よりなる群から選択される局 所医薬担体よりなる局所組成物類を記載している。加えて、米国の薬屋では、カ ルボマー(carbomer)、プロピレングリコール、および消毒用アルコー ルを含有する局所用ミノキシジルのゲルを調製し販売している。同様に、例えば 、「ミズリー州の薬剤師(The Missouri Pharmacist) Jに印刷されている薬剤師の欄、35頁(1987年1月)は、カルボポール( carbopol)、エタノール、および水を含有するミノキシジルゲルの調製 を示唆している。これらの後者処方のいずれも医薬上ニレガントであるとは信じ られていない。
発明の要約 本発明は、特に、 (1)以下の重量%(%w/*)で表した成分:収−分             監!蔑(a)水               適量、100(b)カルボマ ー            0.25−1.5(仁)ミノキシジル            0.001−3(d)医薬上許容されるグリコール    0.0l −30(e)エタノールまたはインプロパツール 2O−40(f) 水および アルコール可溶性アミン  0.25−1.5よりなり、該グリコールに対する ミノキシジルの比がミノキシジルの飽和溶液について十分であることを特徴とす る特許ゲル組成物; (a)各部が、最終ゲル組成物に基づいて計算した重量%で表して以下の特定範 囲の成分: 1部               重量%(i)水                 適量、100(11)カルボマ−            0.25− 1.5部部            重15 (山)ミノキシジルレ           0.001−3(iv)医薬上許 容されるグリコール    0.01−30(、v ’)エタノールまたはイン プロパツール 12.9−30(vi)水およびアルコール可溶性アミン  0 .25−1.5ここに、該プロピレングリコールに対するミノキシジルの比はミ ノキシジルの飽和溶液について十分である;u!!1凶 (vi)エタノールまたはインプロパツール 27.1−15(vi)水および アルコール可溶性アミン  0−0.4:を含有する3種の混合物または部を調 製し;(b) III部を1部に添加し、混合し;続いて(c)m部をm部およ び1部の混合物に添加し、均一なゲルが得られるまで混合することを特徴とする ミノキシジルゲルの製法を提供するものである。
かくして、本発明はミノキシジルを局所投与するための新規で医薬上ニレガント な手段を提供する。
ミノキシジルの医薬上許容されるゲルは、本発明者らの知る限りのいずれの文献 にも従前記載されていない。
ゲルは、液体が浸透した小さな無機粒子または大きな有機分子いずれかよりなる 懸濁液からなる半固体系である。
本明細書中において用いるごと(、単−相ゲルとは、分散したマクロ分子と液体 の間に明確な境界が存在しないように、液体全体に均一に分配した有機マクロ分 子よりなる。単−相ゲルは、合成したマクロ分子類(例えば、カルボマー)また は天然゛ガム類(例えば、トラガカント)よりつくられる。
今回特許請求するゲルは、カルボマー類と呼ばれる合成マクロ分子の群よりつく られる。カルボマーは、アクリル酸の合成した高分子量の架橋ポリマーである。
本発明で使用するのに好ましいのは、ビイ・エフ・グツドリッチ・カンバー1− − (B、 F、 Goodrich Company)により市販されている 医薬グレードの商業的製品、カルボポル(Carbopol)(登録商標)93 4Pである。カルボポル934Pはほぼ3xlO”の分子量をもつ。カルボマー 類は医薬分野の当業者によく知られている。
通常の方法によりミノキシジルの医薬上ニレガントなカルボマーゲル類を得る試 みは3つの製法上の困難:(1)ミノキシジルの貧溶解性; (2)効果的かつ有効なカルボマーの分散およびポリマー溶液の維持を実現する 困難; (3)薬剤−カルボマー複合体の沈澱;によって妨げられてきた。
驚くべきことに、かつ予期せぬことに、本発明の方法により、医薬上ニレガント でありかつ前記3つの困難を解消したミノキシジルを含有する医薬上許容される ゲルが提供される。
通常のカルボマーゲル処方は、溶剤、ポリマー、および中和剤の連続的混合を含 む。中和剤を添加する前に薬剤を添加する。この順序は、一般には、ゲル類の調 製において好まい為。
しかしながら、ミノキシジルはかかる常法によってはカルボマーゲルに処方でき ない。常法により成分を添加すると、ミノキシジル−カルボマー複合体と信じら れている白色沈澱が生じること1こなる。
沈澱の単離および分析により、カルボマーおよびミノキシジル両者の存在が示さ れている。
「医薬上許容されるグリコーノりとは、本発明の濃度において非毒性で、皮膚を 刺激しないグリフールを意味する。適当なグリコール類はプロピレングリコール 、1. 3−ブチレングリコール、フロピレンゲリコール200 (PE020 0) 、ポリエチレングリコ−に400 (PEG400) 、ヘキシレングリ コール、およびジプロピレングリコールを包含する。プロピレングリフールが好 ましい。
本発明のゲルを調製するのに用いる方法は以下のごとくに実行する: 3種の成分を別々に調製し以下のごとくに混合する。1部は(国民医薬品集(N aitonal For@ulary)  (NF) XV、 l 216頁( 1980年度版)に記載され、カルボポルとして商業的に入手可能な)カルボマ ーおよび(好ましくは精製した)水を含有する。この部はカルボマーおよび水か ら、あるいは従前に調製した分散液から直接調製できる。第2の部は、重量−重 量ベースでOを越え5%までのミノキシジル;プロピレングリコールおよび/ま たは1. 3−ブチレングリコール(l、3−ブタンジオール)、および/また はイ也の適当なグリコール(プロピレングリコールについてはミノキシジルの1 0倍量または他のグリコール類については同等飽和量);12.9ないし30% の範囲のアルコール(エタノールまたはイソプロパツール)およびジイソプロパ ツールアミン(DIPA)、トリイソプロパツールアミン、トロールアミン(t rolamine) ()リエタノールアミン)、モノエタノールアミンまたは クアドロール(Quadrol)のごときポリアミンのような水およびに可溶な アミン含有するように調製する。DIPA、エタノール、およびプロピレングリ フールが好ましい。該アミンは約0.25ないし約1.5%の範囲で混合物中に 存在させるべきである。第3の部は、前記アルコールを27.1ないし5%の範 囲で含有するように調製する。また、少量のアミン、すなわち重量−重量ベース で0.4%までをこの部に存在させることができる。しかしながら、■部にはア ミンを存在させないのが好ましい。すべてのパーセントは重量−重量ベースで表 す。
次いで、■部を常法によって1部と混合する。均一な混合が得られた後、次いで 、■部を添加する。真空下における遊星運動装置作用が好ましい。
驚くべきことにかつ予期せぬことに、この添加順序により、常法では得られない 医薬上ニレガントなゲルが得られることが判明した。
もし成分類を常法で添加すると、白色沈澱が生じる。ポイントとなる要素は■部 におけるアミンのミノキシジルとの混合である。プロセス上の沈澱の難点はかく して解消された。1部および■部は、製造可能なカルボマーの分散とポリマー溶 液の維持の働きをし、それにより許容されるゲル粘度および清澄度が保証される 。
■部の調製における薬剤の溶解度を生じさせ、かつそれを維持するためには、プ ロピレングリコールに対する薬剤の比はほぼ1ないし10の桁でなければならず 、あるいは他のグリコール類については同等の飽和量としなければならない。薬 剤全濃度から決定される最少量のアルコールも必要である。ミノキシジルをジイ ソプロi<ノールアミン(DIPA)または同様のアミンと共に同時にカルボマ ー分散液、に添加しない場合には、ひどい白色沈澱が形成される。かくして、D IPAまたは同様のアミンを■部の添加により、これらの他の不適合成分類を困 難なく合することができるように、ミノキシジルおよびカルボポルが効果的に「 マスク」される。
常法ではなく本性を用いて調製したゲルは、ミノキシジルの貧溶解性の問題を解 消し、他の不適合成分の配合を可能とし、カルボポル分散液の製造を容易とする 。
はぼ40%の最大濃度アルコールが満足できるゲル類には好ましい。1部分散液 の流動性を維持するには、この濃度のアルコールが好ましい。というのは、高グ リコール含有量を必要とする高ミノキシジル濃度では、1部の流動体容量をさら に減少させると、その結果、加工中に非均−で、「こね粉のような」塊が生じる からである。
処方アルコールを40%までに制限する別の理由は、ゲル粘度を低下させ、不都 合で潜在的に不安定性な溶媒環境に対するカルボポルの反応に応答して、ヘイジ ング(hazing)を増加させることにある。
適当な着色剤、香料、または同様な医薬添加物を該ゲルに添加して医薬的エレガ ンスを達成することもできる。
驚くべきことにかつ予期せぬことに、本明細書中に記載する処方パラメーターに より清澄性および許容される粘度を有するゲルが得られることが判明した。
ミノキシジルはよく知られ、公知方法、例えば、ここに参照のために挙げる米国 特許第3461461号に開示されているごとくに製造することができる。本発 明のミノキシジルゲルは、やはりここに参照のために挙げる米国特許第4139 619号に記載されているごとくに使用できる。
好ましい具体例の記載 以下の実施例によって、本発明をさらに詳細に説明する。
2  ミノキシジルゲル類の調製 医薬上ニレガントな1.2および3%ミノキシジルゲル類は以下の3部混合物を 混合物することによって調製される。
A3局所用ミノキシジルゲル1% 1部                  重量%精製水usp              適量、100カルボポル(登録商標)934P       O, 45部部 ミノキシジル               1.0プロピレングリコールUS P        10アルコールUSP             13ジイ ソプロパツールアミンNF        O,45部部 アルコールUSP             27B1局所用ミノキシジルゲル 2% 1部              重量%精製水USP              適量、100カルボポル934P             0.5部部 プロピレングリコールUSP        20アルコールUSP              13ミ、ノキシジル                 2ジ イソプロパツールアミンNF         O,5部部 アルコールUSP             27C0局所用ミノキシジルゲル 3% 1部                   重量%精製水USP              適量、100カルボポル934P             0 .5部部 ミノキシジル               3.0プロピレングリコールUS  P        30アルコールUSP             13ア ルコールUSP             27前記各場合において、成分部は 別途に調製する。次いで、m部を1部と混合する。均一な混合が達成されたら、 次いで、均一なゲルが得られるまで、真空下、遊星運動混合法を用いてm部を添 加する。
実施例2 局所用ミノキシジル軽質ゲル2%以下の量の各部を用いてミノキシジ ルゲル82.5 k gを調製シた。
重量%     1部             監0.5% カルボポル93 4P       412g、500mg精製水USP          3 0kg、937g、500mg1部 20%  プロピレングリコールUSP   16kg、500g(2%)   粉砕ミノキシジル       (1kg、650g)*13%  アルコール USP        10kg、725g0.5%  ジイソプロパツールア ミンNF  412g、500m部蒸発を計算に入れるために   29kg、 287g、500m部要すれば、アルコールUSP適量 l巨 27% 、アルコールtJsP        22kg、275gアルコール USP適量     82kg、500gまで*検定によって計算 調製例1 水性カルボマー分散液 A、以下の成分を混合することによって1.604%カルボマー分散液を調製し た。
凰 精製水USP             73kgカルボポル934P           1kg、203mg精製水USP適量          75k gまで混合は真空下にナウタ(Nauta) ミキサーで行った。不透明で液面 が穏やかな分散液が得られた。
実施例3 ミノキシジルゲル2% 以下の3部を混合することによって2%ミノキシジルゲルを調製した。
重量%     1部            Kg   蝕精製水USP            6   3201.604   カルボポル分散液(調製例 1)  31   170■部 20    プロピレングリフールUSP20−13    アルコールUSP         13    −2    ミノキシジル粉砕検定99.4%   2  0120.5    DIPA             −500m 部 27    アルコールUSP        27    −アルコールUS P適量     100まで −1部およびm部を真空下、ナウタ(Nauta ) ミキサーで混合した。
均一な混合が達成された時、■部成分を添加し、均一なゲルが得られるまで真空 下で混合を継続した。生成物は8.04のpH,および7.61/秒の剪断速度 で7980センチポイズの粘度を有していた。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成2年7月26日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.重量−重量%(%w/w)に基づいて以下の成分:成分 重量% (a)水 適量、100 (b)カルボマー 0.25−1.5 (c)ミノキシジル 0.001−3 (d)医薬上許容されるグリコール 0.01−30(e)エタノールまたはイ ソプロパノール 20−40(f)水およびアルコール可溶性アミン 0.25 −1.5よりなり、該グリコールに対するミノキシジルの比がミノキシジルの飽 和溶液について十分であることを特徴とする医薬上許容されるゲル組成物。 2. (1)各部が、最終ゲル組成物に基づいて計算した重量%で表して以下の特定範 囲の成分: I部 重量% (a)水 適量、100 (b)カルボマー 0.25−1.5 II部 重量% (c)ミノキシジル 0.001−3 (d)医薬上許容されるグリコール 0.01−30(e)エタノールまたはイ ソプロパノール 12.9−30(f)水およびアルコール可溶性アミン 0. 25−1.5ここに、該プロピレングリコールに対するミノキシジルの比はミノ キシジルの飽和溶液について十分である:III部 重量% (g)エタノールまたはイソプロパノール 27.1−15(h)水およびアル コール可溶性アミン 0−0.4;を含有する3種の混合物または部を調製し: (il)II部を1部に添加し、混合し;続いて(iii)II部および1部の 混合物にII部を添加し、均一なゲルが得られるまで混合することを特徴とする ミノキシジルゲルの製法。 3.該アミンがジイソプロパノールアミン(DIPA)であり、該アルコールが エタノールであり、核水が精製水であって、該グリコールがプロピレングリコー ルである請求の範囲第1項記載のゲル。 4.ミノキシジルの量が1.0%、カルボマーの量が0.45%、プロピレング リコールの量が10%、エタノールの量が40%であって、DIPAの量が0. 45%である請求の範囲第3項記載のゲル。 5.ミノキシジルの量が2.0%、カルボマーの量が0.5%、プロピレングリ コールの量が20%、エタノールの量が40%であって、DIPAの量が0.5 %である請求の範囲第3項記載のゲル。 6.ミノキシジルの量が3%、カルボマーの量が0.5%、プロピレングリコー ルの量が30%、エタノールの量が40%であって、DIPAの量が0.5%で ある請求の範囲第3項記載のゲル。 7.該アミンがジイソプロパノールアミン(DIPA)であり、該アルコールが エタノールであり、該水が精製水であって、該グリコールがプロピレングリコー ルである請求の範囲第2項記載の製法。 8.以下の3部: I部 重量% 精製水USP 適量、100 カルボポル934P 0.5 II部 プロピレングリコールUSP 20 アルコールUSP 13 ミノキシジル 2 ジイソプロパノールアミンNF 0.5III部 アルコールUSP 27 を混合する請求の範囲第7項記載の製法。 9.以下の3部: I部 重量% 精製水USP 適量、100 カルボポル934P 0.45 II部 ミノキシジル 1.0 プロピレングリコールUSP 10 アルコールUAP 13 ジイソプロパノールアミンNF 0.45III部 アルコールUSP 27 を混合する請求の範囲第2項記載の製法。 10.以下の3部: I部 重量% 精製水USP 適量、100 カルボポル934P 0.5 II部 ミノキシジル 3.0 プロピレングリコールUSP 30 アルコールUSP 13 ジイソプロパノールアミンNF 0.5III部 アルコールUSP 27 を混合する請求の範囲第2項記載の製法。
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