JPH03502646A - カッティングガイド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絨穂のような柔軟なシート状部材を切断する際に使用するためのガイ ドに関する。

背景技術 絨穂のようなカバーを床に敷く際には、できる限り整然と正確に目立たないよう な真直の継目を形成することが必要である場合が多い。

絨穂は、多くの場合に柔軟な裏張にパイル材料を埋め込むようにして形成される 。絨穂の互いに接する部分に真直な縁部を形成する際に問題が生じる。絨穂を切 断すると、その切断縁部に沿ってパイルが半分だけ切断されたりパイルを欠落し た状態になる場合が多い。このような２縁部間で隣接する絨穂の継目を形成する と、継目が目立ったり、パイルの欠落により「谷間」を生じる結果となる。

柔軟なシート状部材または絨穂のような床のカバーの部分に縁部を形成し、その 縁部を例えば他の絨穂の部分の別の縁部と突き合わせる際に、整然とした目立た ない継目ができるようにする必要がある。

発明の開示 本発明によれば、その成る一面に於て、絨穂のような柔軟なシート状物品を切断 する際に使用するためのガイドであって、概ね平坦な上面部分を有するベースと 、前記上面部分に隣接して延在し、ナイフの刃のような切断手段を受容する細長 い溝とを備え、かつ使用時には前記柔軟シート状物品を前記上面部分及び前記溝 の上に重なるように配置し、前記溝の内側側壁が前記上面部分に関して成る斜角 を有し、かつ使用時に前記切断手段を前記内側側壁に押し当てて、前記シート状 物品の平面に対して斜角をもって切口が形成されるようにしたガイドが提供され る。

本発明の好適実施例では、前記溝の左右両側の内側側壁が下向きに傾斜しかつ第 １の角度をもって分岐している。

前記溝の底面がその略中央に該溝を２つの部分に分割する長手方向の隆起部を有 すると好都合である。

本発明を別の面から見れば、絨穂または類似のシート状材料の２つの部分を並行 に互いに隣接させて結合する方法であって、 本発明によるガイドの溝を絨穂の第１の部分の縁端部の下側に配置する過程と、 ナイフの刃を前記溝内に挿入し、かつ該刃を前記絨穂の主要部に隣接する方の前 記溝の内側側壁に向けて押し付ける過程と、 前記絨穂の全長に亘って切口を形成するように、前記絨穂の平面に対して成る斜 角をもって前記ナイフを前記溝に沿って動かす過程と、 それにより切り取られた端の帯片を廃棄する過程と、結合されるべき絨穂の第２ の部分をその端部が前記溝に重なるように配置し、かつ上記各過程を繰り返して 行う過程と、 前記ガイドを取り外す過程と、 切断された両端部を合わせ、かつそれらを接着剤で接着しまたは一体的に１合す る過程とからなる方法が提供される。

例えばラグ（ｒｕｇ）、即ち絨穂等の敷物のような重い織物を切断するためのガ イドが米国特許第７７２，７９３号公報により周知であるが、このガイドは切口 を斜めに形成するように使用するためのものではない。

図面の簡単な説明 本発明をより良く理解するために、以下に添付図面を参照しつつ詳細に説明する 。

第１図は、本発明によるガイドの実施例を上方から見た平面図である。

第２図及び第３図は、それぞれ第１図示のガイドの使用状態をその一端から見た 概略図である。

発明を実施するための最良の形態 ガイドは、例えばアルミニウム、軽合金又は類似材料の押出品として形成される 細長いベース１からなる。ベース１は概ね平坦な底面２を有する。その上面には 、左右両側に２つのランプ部分３が形成され、かつ細長い溝４がベース１の頂部 に沿って延在する。溝４の内側側壁５は前記上面から下向きに延出し、かつ互い に第１の角度を持って分岐されている。高さの低い隆起部６（第２図）が溝４の 底面の中央に沿って長手方向に延在し、かつ該隆起部６の側壁が対向する内側側 壁５と概ね平行に延在して、以下に説明するように、ナイフの刃１１を案内して 所定の通路に沿って切断し易くするようになっている。

前記ガイドには、一方の端面８からベース１の内部に延びる細長い孔７が形成さ れている。この孔７には、２個のガイドをその両端を接して互いに結合するため に十分な長さの合くぎまたはその類似物（図示せず）が受容される。

ベース１の他方の端面９は留め継ぎになっている。このようにして、前記ガイド は絨穂の下側を容易に移動させることができる。留め継ぎの端面９は、壁に対し て４５度の角度をもって絨穂を切断することが必要な場合にも有用である。

使用時には、結合されるべき絨穂または柔軟なシート状部材１０の第１部分の縁 端部の下側に前記ガイドを、第２図に示されるように配置する。ナイフ１１のよ うな切断手段の刃を溝４の一方の端部に挿入し、かつ絨穂１０の主要部の下側に ある溝４の内側側壁５に押し当てる。次に、刃１１を溝４に沿って動かすことに よって、前記絨穂の全長に亘って、ランプ部分３に関して各溝の側壁５の傾斜角 により決定される浅い斜角で切口が形成される。ナイフ１１の刃は、各内側側壁 ５と隆起部６の対向側部との間で滑らせるように動かす。次にこれによって形成 された残余の帯片を廃棄する。第３図に示されるように、絨穂１ｏの前記第１部 分をずらして、結合されるべき絨穂１０の第２部分をその縁端部が溝４の上に重 なるように前記ガイド上に配置する。次に、切断手段１１の刃を溝４内に挿入し 、かつし付け、かつ上述したと同じ手法で絨穂１０の全長に亘って切口が形成さ れるように動かす。次に、絨＠１ｏの前記第２部分の残余の帯片を同様に廃棄す る。このようにして、２つの縁端部が前記ガイドの溝４の傾斜角度に対応する傾 斜面を有するようになる。

次に、前記ガイドを取り外して、両切断縁端部を合わせる。柔軟なシート状部材 または絨穂の両縁端部を床に置き、一体的に縫合する等して、整然とした目立た ない継ぎ目を形成する。

図示される実施例では、ベース１の幅が約１０．１６ｃｍ。

底面２から前記頂部までの高さが０．９５ｃｍ、溝４の上部に於ける幅が０．１ ５ｃｒｎ、及び溝４の深さが０．４８（Ｊｌｌである。内側側壁５の下端と隣接 する底面との間に形成される角度は約２０度またはそれ以上の角度である。ラン プ部分３は水平面に対して第２の角度、７度で傾斜している。

本発明は図示される実施例に限定されるものではない。前記ガイドはステンレス 鋼または類似の板材から型プレス加工することができる。溝４の内側側壁５は互 いに概ね平行であってもよく、かつランプ部分３をより鋭い角度で傾斜させるこ とができる。端面８，９に連結用ラグまたは差込口を形成することによって、多 数のガイドをその両端（こ於て一体的に連結し、溝４の長さを延長させることが できる。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．絨毯のような柔軟なシート状物品を切断する際に使用するためのガイドであ って、 概ね平坦な上面（３）を有するベース（１）と、前記上面（３）に隣接して延在 し、ナイフの刃のような切断手段（１１）を受容する細長い溝（４）とを備え、 かつ使用時には前記柔軟シート状物品（１０）を前記上面（３）及び前記溝（４ ）の上に重なるように配置し、前記溝（４）の内側側壁（５）が前記上面（３） に関して或る斜角を有し、かつ使用時に前記切断手段（１１）を前記内側側壁（ ５）に押し当てて、前記シート状物品の平面に対して斜角をもって切口が形成さ れることを特徴とするガイド。
2. ２．前記溝（４）が、下向きに傾斜しかつ第１の角度をもって分岐する２つの対 向する内側側壁（５）を有することを特徴とする請求の範囲第１項に記載のガイ ド。
3. ３．前記溝（４）が前記ベース（１）の中央に沿って延在し、かつ前記上面（３ ）が、前記溝（４）から水平面に関して第２の角度をもって下向きに傾斜する２ つのランプ部分（３）を備えることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項 に記載のガイド。
4. ４．前記第１の角度が約７０度であり、かつ前記第２の角度が約７度であること を特徴とする請求の範囲第２項または第３項に記載のガイド。
5. ５．前記溝（４）を２つの部分に分割するべく前記溝（４）の底面の中央に沿っ て長手方向に隆起部（６）が延在することを特徴とする請求の範囲第１項乃至第 ４項のいずれかに記載のガイド。
6. ６．前記ベース（１）が、アルミニウム、軽量合金、ステンレス鋼またはその類 似物から押出し加工または型プレス加工により形成されることを特徴とする請求 の範囲第１項乃至第５項のいずれかに記載のガイド。
7. ７．前記溝（４）の長さを延長するべく前記ベース（１）の端面に他のベースを その両端に於て連結するための連結手段が形成されていることを特徴とする請求 の範囲第１項乃至第６項のいずれかに記載のガイド。
8. ８．前記ガイドの一方の端部が留め継ぎされていることを特徴とする請求の範囲 第１項乃至第７項のいずれかに記載のガイド。
9. ９．絨毯または類似のシート状材料の２つの部分を並行に互いに隣接させて結合 する方法であって、請求の範囲第１項乃至第８項のいずれかに記載されるガイド の溝（４）を絨毯（１０）の第１の部分の縁端部の下側に配置する過程と、 ナイフ（１１）の刃を前記溝内に挿入し、かつ該刃を前記絨毯の主要部に隣接す る方の前記溝（４）の内側側壁（５）に向けて押し付ける過程と、 前記絨毯（１０）の全長に亘って切口を形成するように、前記絨毯（１０）の平 面に対して或る斜角をもって前記ナイフ（１１）を前記溝（４）に沿って動かす 過程と、それにより切り取られた端の帯片を廃棄する過程と、結合されるべき絨 毯（１０）の第２の部分をその端部が前記溝に重なるように配置し、かつ上記各 過程を繰り返して行う過程と、 前記ガイドを取り外す過程と、 切断された両端部を合わせ、かつそれらを床に剤で接着しまたは一体的に結合す る過程とからなることを特徴とする方法。