JPH03502539A - 骨セメント - Google Patents

骨セメント

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JPH03502539A
JPH03502539A JP1510593A JP51059389A JPH03502539A JP H03502539 A JPH03502539 A JP H03502539A JP 1510593 A JP1510593 A JP 1510593A JP 51059389 A JP51059389 A JP 51059389A JP H03502539 A JPH03502539 A JP H03502539A
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cement composition
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JP1510593A
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キント‐ラルセン、ツーレ
トムセン、リュジア・ダール
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ヴォルフ・オ・カーベル アクシエセルスカープ
イェンセン、ヨールゲン・ステイン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 骨セメント 発明の分野 この発明は、吹良された骨セメントまたは接着性組成物に関する。
より詳細には、この発明は、整形移植において特に有用な改良されたアクリル系 骨セメントに関する。
発明の背景 1960年代における骨セメントの開発は、整形外科の分野においては1つの主 要な進歩であった。それ以来、はとんどすべての損傷関節を、セメントを用いて 骨に接合させたインブラントによって代替することが可能となり、該セメントは 、骨とインブラントとの間の不規則な界面を充填し、大きな空間もしくは間隙の フィラーとしても機能する。最近の統計によれば、工業国の人口百万人あたりの インブラントの使用個数は毎年1000個である。これらのうちの主要な用途は 人工股関節の移植である。
これらの移植の初期の臨床的成果は優れt;ものであったが、その後の長期間に わたる臨床的研究によって、インブラントが経時的にゆるくなることが判明した 。このようなゆるみはインブラントとセメント・との界面またはより一般的には セメントと骨との界面において発生する。移植から10年後には、股関節インブ ラントの少なくとも20%は、一般に新し、いコンポーネントの挿入を含む修復 を必要とする。
修復を必要とするこのような高い統計的数値に基づき、インブラントのデザイン の改良や骨セメントの改良に関して多数の研究がなされるようになった。一般1 こ骨セメントはメチルメタクリレート(MMA’)七ツマ−およびポリメチルメ タクリレート(PMMA)粉末を配合することによって調製される。市販されて いる骨セメントは、PMMA粉末の粒径と組成、N、N−ジメチル−p−トルイ ジン等の硬化促進剤、または特殊に添加剤、例えば放射線不透過剤もしくはX− 線造影剤、抗生物質および染料等の点において相互に相違する。
医学の分野における多数の研究報文や特許文献に記載されているように、インブ ラントを移植後、生体内において硬化するセメントは種々の問題をもたらすが、 主要な問題は、セメントと骨との界面における高発熱とメチルメタクリレートモ ノマーの放出とによってひき起こされる骨壊死(多くの場合、0.5cm程度の 長さにわたって発生する)の問題である。骨セメントをインブラントに適用する 直前にセメント成分を混合した後に、骨セメント中で発生する重合反応もしくは 硬化反応に起因して70℃以上の熱が発生する。未反応のメチルメタクリレート は、骨細胞に対して毒性の高いメタクリレートモノマーの放出源となる。さらに 、当該分野の文献によれば、メタクリレートモノマーは患者の血圧および局部的 な血液の循環に対して有害な影響を及ぼす。
セメントと骨との界面においては、経時的に膜が形成されることが知られている 。膜厚の増加に伴って、骨が薄くなり、インブラントがゆるくなって二次的な機 能不全が発生し、最終的には修復手術が必要となる。このような膜形成の原因は 現在のところ完全には解明されていないが、組織学的検査によって不特定の炎症 性組織が検出されているので、メチルメタクリレートおよび促進剤(例えばN、 。
N−ジメチル−p−トルイジン)の長期間の放出によって、望ましくない炎症性 膜の発育が刺激されるものと考えられる。
アクリレート骨セメントの開発に関連する従来の特許、この種の骨セメントの欠 点、およびこのような問題を克服しようとする最近の研究動向について以下に説 明する。最も関連ある特許は以下のものである: 米国特許第3.468,977号(プルツクマンら)同第4,093,576号 (デヴイン)同第4.268,639号(ザイデルら)同第4.341,691 号(アヌタ) 同第4.404.327号(クルグノラら)同第4,490.497号(ニブラ ードら)同第4.552.906号(ポドウスンら)同第4.588,583号 (ピエチュら)英国特許第1,431.211号 同第1.532.318号 ヨーロッパ特許出願第0.218.4719米国特許第0.93.576号明細 書には、ポリマー・粉末(PMMA)と液状モノマーに非相溶性の高粘度の水性 ゲルを混合させて調製されるアクリル系の骨セメントが開示されている。このゲ ルは体液に対して可溶性であり、移植後は溶解する。このため硬化セメント中に 多孔性構造が形成され、発熱が低減される。多孔度を調制するために、液状上ツ マ−には第三級アミンを5重量%まで、エチル−、プロピル−、ブチル−、イソ プロピル−、インブチル−、イソペンチル−まI;はペンチルメタクリレートを 10〜45重量%配合し、残部をMMAにするのが好ましい。
米国特許第4.404.327号明細書には、ポリアクリレート配合相の弾性に 起因して破砕抵抗と強靭性が改良された整形外科用アクリル系セメントが開示さ れている。ポリマー粉末成分は、体温(37℃)以下のガラス転移温度(Tg) を有し、液状MMA七ツマ−の重合体の剛質ガラス状マトリックス中に配合され る。好ましい弾性ポリマーはポリ−ローブチルメタクリレートである。この種の セメントのモジュラスは、常套のPMMA粉末を基材とするセメントに比べて、 著しく低減され、その値はl/3〜115である。
米国特許第4.490.497号明細書には、発熱温度の低いアクリル系外科セ メント組成物が開示されている。このポリマー粉末は粒径20〜150ミクロン のPMMAを含有する。液状成分にはアクリルモノマー、好ましくはMMAが少 なくとも65重量%、アクリルポリマーが35重量%まで、連鎖停止剤、例えば 、シネ飽和単環テルペンおよびモノ不飽和二環テルペン等が0.01−1重量% 配合される。
米国特許第4.588.583号明細書には、他の七ツマ−と共に非毒性で、非 反応性の液状可塑剤を1〜15重量%添加して得られる発熱性の少ないアクリル 系外科用セメントが開示されている。可塑剤としては沸点が100℃以上の飽和 脂肪族エステルが提案されており、くえん酸トリエチルのように、遊離のヒドロ キシル基を1個もしくはそれ以上有するエステル類が好ましいとされている。
英国特許第BPi、431.211号明細書には、PMMA粉末に、MMAを少 なくとも50%、少なくとも1種のC3〜C,アルキルメタクリレート %含有する液状物を混合することによって得られる発熱性の少なし1アクリル系 骨セメントが開示されている。
ヨーロッパ特許出願第0.2 1 8,4 7 1号(ポナール・コール)明細 書には、骨セメント形成用アクリル系組成物が開示されてl,%る。
′粉状成分は、乳白剤を配合したポリエチルメタクリレートを含有し、モノマー はn−ブチルメタクリレート(BMA)を含有する。MMAの代わりに液状モノ マーとしてBMAを使用することによって、重合中に液状上ツマ−が水性媒体中 へ失われる量を少なくすることができるだけでなく、発熱量を少なくし、弾性率 を小さくする(軟質ポリマー)。
機械的強度のある程度の低減は有益であるが(ポナール・コールおよびタルグノ ーラ)、市販のセメントに比・くて50%以上低減させることはかなり危険であ る。何故ならば、PMMA./MMAを基材とする大部分(約80%)の市販の セメントは満足な機能を果たすからである。低強度セメントが現在まで市販され ていないということは注目すべきことである。また、常套の骨セメントに係わる 問題点を改良するために、多くの試みがなされているにもかかわらず、この新し い提案を採用した市販品はほとんどない。従って、従来の問題点を解決するだけ でなく、その顕著な特性の由に市販品として受は入れられる骨セメントであって 、この分野で常用されているインブラン1の一定期間経過後の修復や取り換えの 回数を実質上少なくする骨セメントは有益なものと考えられる。この発明は、こ のような骨セメントを提供するためになされたものである。
発明の概要 この発明によれば、ポリ(メタ)アクリレート粉末成分を、少なくとも3種の異 なった(メタ)アクリレートモノマー類を含有する液状のアクリレート七ツマー 成分と併用することが有効であることが判明した。この種の液状成分は少なくと もC,−C,アルギルメタクリレート、直鎖状もしくは分校鎖状であって、分子 量が少なくとも168の(メタ)アクリレ−ト、および分子量が少なくとも16 8の環状(メタ)アクリレートを含有する。好ましい液状上ツマー成分としては メチルメタクリレート、n−デシルメタクリレートおよびインボルニルメタクリ レートの混合物を含有するものが例示される。粉状成分は、ガラス転移温度が3 7〜90℃のアクリル系のポリマーもしくはコポリマー、例えばポリ(プチルメ タクリルートーコーメチルメタクリレート)等を含有していてもよい。ポリマー とコポリマーの混合物を使用してもよい。市販の骨セメントに比較して、これら の成分を使用する場合には発熱が実質的に低減され、残余上ツマ−の含有量が少 なくなる。圧縮強度とモジュラスは、市販の骨セメントの値の50〜95%であ る。さらに、特定の硬化促進剤もしくはこれらの併用によって、一定の硬化時間 を得るのに必要な使用量を少なくすることができ、これによって、長期間にわた って放出される毒性のトルイジン誘導体の使用量を最小にすることができる。
このような特徴があるので、上記の粉末状成分と液状成分を混合することによっ て、本発明による優れた骨セメント組成物が得られる。
上記の液状成分および粉状成分には当該分野で使用されている常套の添加剤を配 合してもよい。例えば、粉状成分はX−線造影剤、重合開始剤、抗生物質、防腐 剤等を少量含んでいてもよい。さらに、液状成分は重合禁止剤、活性剤、着色剤 等を少量含んでいてもよい。
また、架橋剤を含有していてもよいが(架橋剤は市販の単官能性モ、ツマ−に含 まれている場合が多い)、その含有量は、骨セメントが過度の脆性を有さないよ うにすべきであり、通常はいずれの架橋剤も成分Aに基づき、多くて10重量% 、好ましくは多くて4重量%、より好ましくは多くて1重量%である。
発明の詳細な説明および好ましい態様 上述のように、本発明による骨セメントは粉末状のポリマー成分、即ち、(メタ )アクリレートのポリマーもしくはコポリマーまt;はこれらの混合物を、少な くとも3種の液状(メタ)アクリレートモノマーの混合物を混合することによっ て調製される。
本発明の最も重要な要件の一゛つは、液状上ツマー成分の組成であり、該成分は 少なくとも3種の異なる(、メタ)アクリレートモノマー類を含有する。3種の モノマ一群、およびこれらの群に属する好ましい化合物を以下に示す。
1)01〜C,アルキルメタクリレート:メチルメタクリレート エチルメタクリレート 2)少なくとも168の分子量を有し、直鎖状もしくは分枝鎖状置換基の炭素原 子数が好ましくは6〜18である直鎖状もしくは分校鎖状の単官能性長鎖(メタ )アクリレート:ローへキシルメタクリレート n/\ブチルメタクリレート エチルへキシルメタクリレート n−デシルメタクリレート インデンルメタクリレート ラウリンメタクリレート ステアリンメタクリレート ポリエチレングリコールメタクリレートポリプロピレングリコールメタクリレー トエチルトリグリコールメタクリレート 3)少なくとも168の分子量を有し、環状置換基の炭素原子数が好ましくは6 〜l8である環状(メタ)アクリレート:シクロへキシルメタクリレート ペンジルメタクリレート イソポルニルメタクリレート アダマンチルメタクリレート ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレートジシクロペンテニルメタクリレ ート ジシクロペンテニルアクリレート 3.3.5−トリメチルシクロへキシルメタクリレート4−t−プチルシクロへ キシルメタクリレート成分Aの長鎖単官能性(メタ)アクリレートの直鎖状もし くは分枝鎖状の長鎖置換基は、炭素原子数が6〜l8のアルキル残基またはポリ アルキレングリコール残基である。特に、成分Aの長鎖(メタ)アクリレートは エチルへキシルメタクリレート、インデシルメタクリレート、n−デシルメタク リレートおよびラウリルメタクリレートから成る群から選択されるものである。
成分Aの環状メタクリレートの環状置換基はシクロアルキル、アリールアルキル 、シクロアルケニル、シクロアルケニルオキシアルキルまたはシクロアルキルオ キシアルキルであり、これらの置換基は、適当な場合には、所望により、1〜4 個の低級アルキル基によって置換されていてもよい。特に、成分Aの環状メタク リレートはインポルニルメタクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルメタ クリレー}、4−t−プチルシクロへキシルメタクリレートおよび3.3.5− トリメチルシクロへキシルメタクリレートから成る群から選択される。
上述のように、液状の成分もしくは相は架橋剤と少量の添加剤、例えば重合禁止 剤、活性剤等を含んでいてもよい。重合禁止剤としてはハイドロキノン、ハイド ロキノンモノメチルエーテル、アスコルビン酸、またはこれらの混合物等を使用 してもよく、その使用量は約1 0−5 0 0ppm,好ましくは2 0−1  0 0ppm v/vである。
活性剤としてはN,N−ジメチルーp一トルイジン、N,N−ヒドロキシグロビ ル−1)−トルイジン、N,N−ジメチルーp−アミノフェンエタノール、N. N−ジメチルーp−アミノフェニル酢酸等を使用してもよく、その使用量は0. 2〜3.0%W/L好ましくは0.4〜1.0%w/vである。本発明の別の特 徴によれば、N,N−ジメチル−p−トルイジンとN,N−ヒドロキシプ口ビル ーp一トルイジンを併用するのが有効であり、最も好ましくは、後者の化合物を より多量fこ使用する。例えばN,N−ジメチルーp−トルイジン1重量部に対 して2重量部使用する。上述のように、架橋剤が少量存在していてもよい。架橋 剤としては次の化合物が例示される:エチレングリコールジメタクリレート 1.4−ブタンジオールジメタクリレート1.3−ブタンジオールジメタクリレ ート]・リエチレングリコールジメタクリレートテトラエチレングリコールジメ タクリレートポリエチレングリコールー400ジメタクリレートネオペンチルグ リコールジメタクリレートビスフェノールAジメタクリレート エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレートトリメチロールプロパントリメ タクリレートトリプロピレングリコールジアクリレート粉末状の成分もしくは相 は(メタ)アクリレートポリマー、コホリ・マーまたは両者の混合物を含脊する 。この種のポリマーまたはコボリマーとしては次のものが例示される:ポリエチ ルメタクリレート ポリイソグロビルメタクリレート ポリ−sec−プチルメタクリレート ボリーイソブチルメタクリレ−1・ ボリンク口へキシルメタクリレート ポリ(ブヂルメタクリレートーコーメチルメタクリレート)ポリ(エチルメタク リレートーコーメチルメタクリ1〆一ト)ボリ(スチレンーコープチルアクリレ ート)ポリ(エチルアクリレートーコーメチルメタクリレート)成分Bのポリマ ーは、好ましくはポリ(プチルメタクリレートーコーメチルメタクリレート)で ある。ポリ(プチルメタクリレートーコーメチルメタクリレート)コポリマー中 のブチルメタクリレートの含有量は30〜60重量%、好ましくは35〜50重 量%、就中、約40を量%である。他の好ましいポリマーはポリエチルメタクリ レートである。
ポリマー粉末は微粉末、例えば粒径が20〜4ooミクロン、好ましくは20〜 250ミクロン、就中20−120ミクロンの微粉末として使用してもよい。混 合する固体状物質は通常は重合開始剤であるが、X−線造影剤、抗生物質、防腐 剤等を配合してもよい。
常套のX−線造影剤、例えば硫酸バリウム、二酸化ジルコニウム、酸化亜鉛等の 使用量は5〜15%w/wである。典型的な重合開始剤の使用量は約0.5〜3 .Ow/vである。このような重合開示剤としては過酸化ベンゾイル、過酸化ラ ウロイル、過酸化メチルエチル、ジインプロピルペルオキシカーボネート等が例 示される。前述のように、粉状成分は抗生物質または防腐剤、例えばアミノグリ コシド、セファロスポリン、マクロライド、ポリミキシン−ペプチド、テトラサ イクリン、フシジン酸、バシトラシン/ネオマイシン等を含有していてもよい。
この添加剤の使用量は固体状のポリマーもしくはコポリマーの重量に基づいて典 型的には1%以下である。この種の添加剤の常用量は0.1〜2%v/vである 。
上述の大部分の添加剤の使用およびそれらの使用量は本発明の本質的な特徴では ない。さらに、最終的な組成物にはフィラー、例えば炭素繊維、ガラス繊維、シ リカ、アルミナおよびホウ素繊維等を配合してもよい。
液状上ツマー成分と粉状ポリマー成分の重量比は1:1.5〜l:2.5、好ま しくは約l:2である。
当該分野において周知のように、最終的な骨セメント組成物は、液状モノマー成 分に自由流動性の粉状ポリマー成分を混合することによって得られる。これらの 成分材料は既知の装置を使用し、常法に従って混合してもよい。この場合、本発 明による組成物の一つの利点は、混合中に周囲に放出されるアクリレート蒸気の 濃度が、既知の市販の骨セメントの場合に比べて、例えば約3分の1に減少する ことである。この原因は、Cl−02アルキルメタクリレートが、成分Aの他の 2種のアクリレート成分に対して比較的高い溶解度をもつ!こめと考えられる。
好ましくは、添加剤を含む成分Aの構成成分は、あらかじめ混合した後、例えば 各成分の滅菌濾過等による滅菌処理または、好ましくは液状混合物の滅菌濾過等 による滅菌処理によって滅菌してもよい。
前述の任意の添加剤を含む成分Bの構成成分もあらかじめ混合してもよい。重合 開始剤は成分Bに配合するのが特に好ましいが、ポリマー粉末中に存在1.ない ときには、ポリマー粉末と混合するのが好ましい。また、通常は、X−線造影剤 を該混合物に配合するのが好まし7いが、ポリマー粉末粒子中l:X−線造影剤 を含有させてもよい。成分Bおよび/ま!;は該成分の構成成分を放射線照射お よび、/またはエチレンオキシドによる滅菌処理に付してもよい。
成分AおよびBは別々に無菌状態でバックに封入するか、さらに滅菌処理に付す のが好ましい。従って、これらの成分は2成分キットとして調製し、該キットを 用いて骨セメントを製造する使用説明書を添付して提供するのが好ましい。
使用に際しては、液状の成分Aを粉状の成分Bに添加し、次いで混合することに よって均質混合物を調製するのが好ましく、該調製物は、例えば市販のいずれか のタイプの塗布器Jこ移し、混合してから約0.5〜5分間以内に使用する。こ の場合、排気装置を用いて、該混合物への空気の流入を最少限にしてもよい。
粉状のポリマー成分のガラス転移温度が37〜90℃で、液状モノマー成分が重 合したときのガラス転移温度が27〜70℃であり、最終的に得られる骨セメン ト組成物のガラス転移温度が37〜70℃であることは本発明の特徴である。全 てのアクリル系ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)は当該分野の文献におい て知られている[例えば、「ポリマー・ハンドブック」、ジェイ・ブランドラッ プ編、第2版、ジョン・ウィリー・アンド・サンズにューヨーク)、1975年 参照]。(ランダム)コポリマーのTgは次式から計算される:式中、Wはコポ リマー中の各七ツマ−の重量分率を示し、Tgは°に単位の値である。例えば、 ニス・エル・ローゼン著、「ファンダメンタル・プリンシゾルズ・オブ・ポリメ リック・マテリアルズj1ジョン・ウィリー・アンド・サンズにューヨーク)、 1982年、第95頁に記載されているガラス転移温度は他の文献から引用され た値または上記の式から計算された値である。実験的には、ガラス転移温度はD SC法、即ち、示差是正熱量測定法または他の方法によって測定することができ る。
本発明を以下の実施例によってさらに詳細に説明する。
実施例1 本発明による組成物(試験lおよび8)、3種のアクリル糸上ツマ−のうちの2 種のみを配合した類似の組成物(試験2.3および4)、n−ブチルメタクリレ ートのみを七ツマ−として配合した3種の組成物(ヨーロッパ特許用M第0.2 18,471号明細書に記の組成物に対応する)(試験5.6および7)、およ びシー・エム・ダブリコ・ラボラトリーズから市販されている骨セメントcMW −1(試験9)を使用した一連の比較試験をおこなった。これらの組成物の詳細 な配合処方を表−AおよびBに示す。混合前に、全てのセメント配合物とモール ドは、試験の少なくとも2時間前は、23°C±2℃の条件下に保存した。
液状上ツマー成分および粉状ポリマー成分をスバチェラを用いて1分間撹拌する ことによ・〕て混合した。粉状ポリマー成分を液状上ツマ−に添加した後、スバ チェラを用いて1分間撹拌した。次いでセメントをモールド内へ移した。モール ド1、試料および試験はASTM  F451に従った。
最終的に得られた骨セメント組成物の特性を評価し、得られた結果を表Aおよび 表Bに示す。下線を施した値は望ましくない結果を示す。試験および試験結果の 意義について以下に詳述する。
表A 配合処方              w/w、%液状モノマー成分(33,3 3%)1234n−デソルメタクリレート    30 60  37.5   −インボルニルメタクリレート   20 40    −28.5メチルメタ クリレート50  −  62.571.5ハイドロキノン(ppm)      30 30 30  3ON、N−’;メfルーp−’r4イジ/*0.23    0.23 0.23 0.23N、N−ヒドロキシプロピル−p− トルイジン*0.47    0.47 0.47 0.47粉状ポリマ一成分 (66,66%) ポリ(プチルメタクリレートーコー メチルメタクリレート(40/60) 90 90 90  90i酸ハ’)ラ ム10 10 10  10過酸化ベンゾイル林     1.4 1.4 1 .4 1.4特性 発熱(’C)           51 33 75  69弾性率(GPa ) (ギガパスカル) 37℃           2.3 1.2    2.3 2.6523℃            2.7 2.05   2.6 2.8残存モノマー( %)        0.8 0.5    0.2 1.2圧縮強度(MPa ) (メガパスカル) 37°0          60 27 62  7423℃           80 42 80  87ガラス転移温度(TgX”0) 液状成分 (単独重合のとき)       28 10 13  106粉状成分           66 66 66  86セメント生成物       52  45 46  79ネ)液状上ツマー組成物の割合 **)粉状ポリマー成分の割合 表B 配合処方             w/w、%液状モノマー成分(33,33 %)56789n−デ/ルメタクリレート   −−、−30−インボルニルメ タクリレート −  −−20−メチルメタクリレート       −−−5 010On−ブチルメタクリレート   100 100 100  −  − ハイドロキノン(ppm)      30 30 30 30  221、* N、N−ジメチル−p−トルイシ/     2.6 0,23    2.6  0.23ポリ(エチルメタクリレート)90 90  −  90  −ポリ メチルメタクリレート   −  −−−90,6硫酸バリウム         10 10 10  10  9.4過酸化ベンゾイノl−”      1 .4 1.4 1..4 1.4 2.8特性 発熱C’C)56 57 51  58  82弾性率(GPa) 37°OO,90,9+、、2 1.9 2.823°C1,81,41,62 ,4,3,1残存七ツマ−(%)       0.5 0.8 0.4 0. 8 2.2圧縮強度(M P a) 37℃          21 23 24  49  7323°C483 8366894 *)液状モノマー組成物の割合 **)粉状ポリマー成分の割合 ガラス転移温度(’rgX’c) 液状成分(単独重合のとき)   20 20 20     28   i0 5粉状成分          65 65 66     65  105セ メント生成物       49 49 49     52  105上述の データから明らかなようl−、本発明の範囲内に入る試験1および8は優れた発 熱特性と残存モノマー特性を示すだけでなく、優れた弾性率と圧縮強度を示す。
現在入手し得る骨セメントおよび本発明による3種の液状アクリレート糸上ツマ −を利用しない一部の骨セメントの場合に発生する高発熱は、本発明による組成 物においては回避することができる。
発熱温度は約60℃以下にすべきであり、特に好ましくは、蛋白質の変性温度で ある約56℃よりも低くするべきである。さらに、本発明によれば、モノマーの 残存モノマー量を約1%以下、一般的には約0.5〜1%に低減させることがで きる。同時に、試験1および81こおいては、望ましくは範囲に入る弾性率と圧 縮強度が得られた。本発明による骨セメントは非常に望ましい特性を調和よく備 えたものである。一方、表Aおよび表Bに示した比較のための骨セメントは1つ もしくはそれ以上の点において、望ましい基準に適合しない。前述のように、表 中の望ましくないデータには下線を施した。
試験5.6および7を実施するに際しては、ロープチルメタクリレートの使用に 起因して非常に不快な悪臭の発生という問題があった。
弾性率(ヤング率)は圧縮応力/歪のデータから決定した。一方、圧縮強度は、 ASTM  F451に記載の手順に従い、Nene M5試験装置をクロスヘ ッド速度20mm/winの条件下で使用して測定した。これらの試験は、AS TM  F451による標準的な温度(23°C±2℃)および体温(37°C ±l’o)においておこなった。試料は試験前2時間は測定温度に保っI;。
モノマーの残存量は、37°Cのリンゲル乳酸塩液中に試料を24時間保つこと によって測定しl;。試料を取り出し、メタノールを用いる抽出処理に24時間 付しt;後、メタノール相中のアクリル系モノマーをP erkin −E 1 mer社製の高性能液体クロマトグラフを用いて分析した。
実施例2 粉状成分の配合量を変化させ、実施例1に準拠して別の一連の比較試験をおこな っt;。結果を表Cに示す。
表C 配合処方             W/W%液状モノマー成分(33,33% )       10  11  12  13n−デ/ルメタクリレート     30  30  30  30イソボルニルメタクリレート     20   20  20  20メチルメタクリレート     50  50  5 0  50ハイドロキノン(ppm)       30  30  30   3ON、N−ジメチル−p−)ルイジン*0.25 0.25 0.25 0. 25ポリ(Bl−ツーMMA) (20/80)    90ポリ(BすA〜コ ツーMA) (60/40)        90ポリ(ST−ツーBA) ( 80/20)              90ポリIBMA                       90硫酸バリウム         10  1 0  10  10過酸化ベンゾイル**1.4 1.4 1.4 1.4特性 発熱 (℃)           49  50  54  54弾性率 ( GPa) 37°C2,41,82,61,6 23℃           2.7 1.9 2.8 2.0モノマー残存量         0.7 0.5 0.9 0.6*)液状上ツマー成分の11 き 才*)粉状ポリマー成分の割合 表C(つづき) 圧縮強度 (MPa) 37℃           60  44  61  3723°c             73  51  70  48ガラス転移温度(TgX’Cり     10  11  12  13液状成分           28   28  28  28粉状成分           84  49  53   53セメント生成物        66  45  47  47nMA :  ブチルメタクリレート MMA+  メチルメタクリレート ST:  スチレン BA:   ブチルアクリレート I BMA:イソブチルメタクリレート上記データから明らかなように、本発明 による骨セメントが特定のガラス転移温度を有するということを認識することも 重要である。
上述の記載および実施例は本発明の好ましい態様に関するものに過ぎず、本発明 はさらに広範囲の変形態様にも適用し得るものである。さらにまた、液体と自由 流動性粉状成分を混合して得られる混合物を骨部洞内へ分散させる既知の方法を 、本発明を実施する場合に使用してもよい。
ハ!1 rPalacos  Rjの商標で市販されている代表的な骨セメントを実施例 1の骨セメント1と比較した。r P alacos  Rjは、メチルメタク リレートから成る液状上ツマ−およびポリ(メヂルメタクリレートーフーメチル アクリレート)含有粉状成分を含むセメントである。
この比較試験においては、密ろうをブランクとして使用しl;。
犬16匹を使用した。股間接を切開し、腿骨内に、直径8龍で長さ約100mm の穴をあけた。7匹の犬の場合には、腿骨の一方の穴にはPa1acos Rを 充填し、腿骨の他方の穴には密ろうを充填した。
8匹の犬の場合には、腿骨の一方の穴にはPa1acos Rを充填し、他方の 穴には実施例1の骨セメント1を充填した。残りの1匹の犬の場合には、実施例 1の骨セメント1および密ろうを使用した。
充填物を腿骨の穴に詰めてから30秒後および60秒後に採血し、血中のメタク リレート類の濃度を・\ラド−スペース ガスクロマトグラフィーによって測定 した。分析した平均濃度(ppm)は次の通りである: Pa1acos R封密ろう:192ppm実施例1の骨セメント1対密ろう: 55ppmPa1.acos R対実施例1の骨セメント+32ppm対s p pm実施例1の骨セメント1を充填した犬の場合には、メチルメタクリレート以 外のアクリレートは検出されなかった。
上記の試験結果から、本発明による骨セメントを使用する場合には、常套の骨セ メントを使用する場合に比べて、手術中における血流中の毒性アクリレートの濃 度は約4分の1に減少することが判明しt二。
衷乳λ吏 実施f13で用いた一群の犬に関して、実施例1の骨セメントlとPa1aco s Rを比較する動物試験の結果、4週間後に次のことが判明した・ (1,)  実施例1の骨セメン1−1を有する脛骨の血流量がPa1acos  Rを使用した場合に比べて増加する(Sc ミクフスフェ7..定性的なTC −99−MDPアイソトープ、脱スルフィン)。相対的な相違は、一方の脚部に Pa1acos Rを充填し、他方の脚部に密ろうを充填した犬において観測さ れた結果と一致した。
(2)本発明による骨セメントを用いた場合には、Pa1acos Rを使用し た場合に比べて、皮質全体およびより多数のハバース系lこわたって骨の再構築 部(蛍光色素)が増加しt;。後者の場合の骨の再構築部は皮質の3分の1の外 側に限定された。
(3)本発明による骨セメントを用いた場合には、界面にお1プる膜形成量が非 常に減少し、骨の付着量が増加し、また、皮質全体にわたって類骨が形成された 。Pa1a、cos Rを用いた場合には類骨が散在し、繊維性膜が全体的に包 囲した(骨組識字)。
(4)手術中または3週間にわたる血液化学的観点、例えば造血系の肝臓および 腎臓の血液化学的観点からは、血中の醋素飽和、心拍数および中枢の血圧に対す る生理学的に有害な効果は認められなかった。
(5)本発明によるセメントを開放したボウル内において混合した場合のモノマ ーの蒸発量は、市販の5種の骨セメントの場合に比べて3分の1に減少した。
国際調査報告 国際調査報告   PCT/DK 89100224

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(i)ガラス転移温度が37°C〜90℃である(メタ)アクリレトポリマ ーもしくけコポリマーまたはこれらの混合物を含有する粉状ポリマー成分B、お よび(■)C1〜C2アルキルメタクリレート、分子量が少なくとも168であ る直鎖状もしくは分枝鎖状単官能性長鎖(メタ)アクリレートおよび分子量が少 なくとも168である環状(メタ)アクリレートから成る混合物であって、重合 したときのガラス転移温度が23℃〜70℃となる混合物を含有する液状の(メ タ)アクリレートモノマー成分Aを混合することによって調製される、ガラス転 移温度が37℃〜70℃であるアクリレート糸骨セメント組成物。
  2. 2.成分Aが、C1〜C2アルキルメタクリレート約20〜75重量%、分子量 が少なくとも168である直鎖状もしくは分枝鎖状単官能性長鎖(メタ)アクリ レート約5〜40重量%、および分子量が少なくとも168である環状(メタ) アクリレート約6〜60重量%含有する混合物であって、重合したときのガラス 転移温度が23℃〜70℃となる混合物を含有する請求項1記載のアクリレート 系骨セメント組成物。
  3. 3.成分Aが、C1〜C2アルキルメタクリレート約35〜55重量%、分子量 が少なくとも168である直鎖状もしくは分枝鎖状単官能性長鎖(メタ)アクリ レート約20〜40重量%および分子量が少なくとも168である環状(メタ) アクリレート約20〜60重量%含有する混合物であって、重合したときのガラ ス転移温度が23℃〜70℃となる混合物を含有する請求項1記載のアクリレー ト系骨セメント組成物。
  4. 4.成分Bのポリマーがポリ(ブチルメタクリレートーコーメチルメタクリレー ト)である請求項1から3いずれかに記載のアクリレート糸骨セメント組成物。
  5. 5.ポリ(ブチルメタクリレートーコーメチルメタクリレート)コポリマー中の ブチルメタクリレートの含有量が30〜60重量%、好ましくは35〜50重量 %、就中、約40重量%である請求項4記載のアクリレート系骨セメント組成物 。
  6. 6.成分Bのポリマーがポリエチルメタクリレートである請求項1から3いずれ かに記載のアクリレート系骨セメント組成物。
  7. 7.C1〜C2アルキルメタクリレートがメチルメタクリレートである請求項1 から3いずれかに記載のアクリレート糸骨セメント組成物。
  8. 8.成分Aの長鎖単官能性(メタ)アクリレートの直鎖状もしくは分枝鎖状の長 鎖置換基が、炭素原子数6〜18のアルキル残基またはポリアルキレングリコー ル残基である請求項1から3いずれかに記載のアクリレート系骨セメント組成物 。
  9. 9.成分Aの長鎖(メタ)アクリレートが、エチルヘキシルメタクリレート、イ ソデシルメタクリレート、n−デシルメタクリレートおよびラウリルメタクリレ ートから成る群から選択される請求項8記載のアクリレート系骨セメント組成物 。
  10. 10.成分Aの環状メタクリレートの環状置換基が、所望により、適当な場合に は、1個〜4個の低級アルキル基によって置換されていてもよいシクロアルキル 基、アリールアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルケニルオキシアルキ ル基またはシクロアルキルオキシアルキル基である請求項1から3いずれかに記 載のアクリレート糸骨セメント組成物。
  11. 11.成分Aの環状メタクリレートが、イソポルニルメタクリレート、ジシクロ ペンテニルオキシエチルメタクリレート、4−t−ブチルシクロヘキシルメタク リレートおよび3,3,5−トリメチル シクロヘキシルメタクリレートから成る群から選択される請求項10記載のアク リレート系骨セメント組成物。
  12. 12.液状成分Aが、架構剤を成分Aに基づいて多くて10重量%、好ましくは 多くて4重量%、就中、多くて1重量%含有する請求項1記載のアクリレート糸 骨セメント組成物。
  13. 13.ポリマー成分Bが重合開始剤、好ましくは過酸化ベンゾイルを含有する請 求項1記載のアクリレート系骨セメント組成物。
  14. 14.液状成分Aが活性剤を含有する請求項1記載のアクリレート系骨セメント 組成物。
  15. 15.活性剤がN,N−ジメチル−p−トルイジンとN、N−ヒドロキシプロピ ル−p−トルイジンとの混合物である請求項14記載のアクリレート系骨セメン ト組成物。
  16. 16.活性剤がN,N−ジメチルアミノフエンエタノールまたはN,N−ジエチ ルアミノフェニル酢酸である請求項14記載のアクリレート系骨セメント組成物 。
  17. 17.(i)ガラス転移温度が37℃〜90℃で、粒径が20〜400ミクロン である(メタ)アクリレートポリマーもしくはコポリマーまたはこれらの混合物 を含有する粉状ポリマー成分B、および(ii)メチルメタクリレート20〜7 5重量%、分子量が少なくとも168である直鎖状または分枝鎖状メタクリレー ト約5〜40重量%および分子量が少なくとも168である環状メタクリレート 約5〜60重量%含有する混合物であって、重合したときのガラス転移温度が3 7℃〜70℃となる混合物を含有する液状の(メタ)アタリレートモノマー成分 Aを、A:Bの重量比が1:2の割合で混合することによって調製される、ガラ ス転移温度が37°C〜70°Cのアクリル糸骨セメント組成物。
  18. 18.ポリマー成分Bがポリ(ブチルメタクリレートーコーメチルメタクリレー ト)を含有する請求項17記載のアクリレート系骨セメント組成物。
  19. 19.ポリマー成分Bがポリエチルメタクリレートを含有する請求項17記載の アクリレート系骨セメント組成物。
  20. 20.環状メタクリレートがイソポルニルメタクリレートである請求項17記載 のアクリレート系骨セメント組成物。
  21. 21.長鎖(メタ)アクリレートがエチル−ヘキシルメタクリレート、イソデシ ルメタクリレート、n−デシルメタクリレートまたはラウリルメタクリレートで ある請求項17記載のアクリレート糸骨セメント組成物。
  22. 22.成分Aが架橋剤を含有する請求項17記載のアクリレート系骨セメント緯 組物。
  23. 23.成分Aが少なくとも1種の有機活性剤を含有する請求項17記載のアクリ レート糸骨セメント組成物。
  24. 24.成分Aが少なくとも1種の重合禁止剤を含有する請求項17記載のアクリ レート系骨セメント組成物。
  25. 25.成分BがX一線造影剤を含有する請求項17記載のアクリレート系骨セメ ント組成物。
  26. 26.成分Bが過酸化物開始剤を含有する請求項17記載のアクリレート系骨セ メント組成物。
  27. 27.(i)C1〜C2アルキルメタクリレート、分子量が少なくとも168で ある直鎖状もしくは分枝鎖状単官能性長鎖(メタ)アクリレートおよび分子量が 少なくとも168である環状(メタ)アクリレートを所定の割合で含有する混合 物であって、重合したときのガラス転移温度が23℃〜70℃となる混合物を含 有するパッケージA、および(■)ガラス転移温度が37℃〜90℃である(メ タ)アクリレートポリマーもしくはコポリマーまたはこれらの混合物を含む粉状 ポリマー成分を所定の割合で含有するパッケージBを含み、該パッケージAの液 状モノマー成分と該パッケージBのポリマー成分を混合するとガラス転移温度が 37℃〜70℃になる骨セメント組成物が得られる、外科用アクリレート骨セメ ントキット。
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