JPH03501457A - スキー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ス　キ　一 本発明は、滑走面部分と滑走面部分に対して垂直に測定した高さがスキーの長手 方向に沿って異なる中空のスキ一体とを有するスキーに関する。

オーストリア特許明細書第３０９　２８２号から、上部覆い部材と下部覆い部材 、もしくは滑走部分と、滑走面とは反対側の表面部分とが長手方向に延び、対向 して側部に配置されたウェブによって互いに連結されたプラスチック製スキーが 公知である。このような構造によりて中空のスキ一体が構成され、その場合、加 工時の適当な設計によって、ウェブの高さはスキーの長手方向に沿ってスキー全 体の高さが異なるように選択することができる。このような公知のプラスチック 製スキーの場合、個々の部品を連結した後、スキー芯部に中空空間を形成するた めには、スキーの種類及びスキー脛部の細め方に応じて、特別の型を使用しなけ ればならなかった。特に脛部の細め方が異なる特別なスキーを形成するためには 、スキーのそれぞれの側部輪郭に続（芯部の側面を有する中空体のこのような構 造では、強度特性を比較的制御Ｂシにり（、又、スキ一体の捩じれ特性の変動が 比較的大きくなる。

本発明の目的は強度、弾性及び捩じれ特性をスキーの全長にわたって正確に限定 でき、かつ、スキー脛部の細め方に殆ど左右されないで保持できる前記の種類の スキーを製造することである。

この目的を達成するため、発明に基づくスキーは基本的にスキ一体が互いに平行 な、スキーの長手方向に延びる側部の両縁を有する中空体として形成され、かつ 、スキ一体の幅がスキーの長手方向に対して横の、脛部を細くした滑走面部分の 最小以下であるようにされる。

基本的に平行幅のスキ一体を中空体として形成することによって、それぞれの高 さ一幅の比率を指定するだけで簡単に限定された、高い捩じれ強さが得られる。

特にこの構造部によって、特に端領域、すなわち先端部及び後端部でそれぞれ好 適な幅−高さ比を調整することができる。スキ一体としてこのように平行幅の中 空体を採用することによって、スキ一体から側方への滑走面部分の突出の度合い をスキー脛部の細め方に応じて異ならせることができる。滑走面部分は横の強度 が比較的強く、特に横の強度が均一であり、又、滑走面部分がスキ一体の側方へ と突起していることにより、エツジ付きスキーの場合、側部の接触面が狭いため アイスバーンを捉えやすくなる。そのためには勿論、本発明が提案するように、 スキ一体の幅をスキーの長手方向に対して横の、脛部を細くした滑走面部分の最 小幅以下に形成することが必要である。

本発明のスキ一体、もしくは中空体は有利に殻部材として形成することができ、 かつ、滑走面部分とは反対側は上部覆い部材によって密閉することができる。こ のような中空体を殻部材として形成すると、製造技術的にも極めて好適である。

すなわち、このような構造では上部覆い部材がスキ一体の側縁から突出する必要 が全くないので、スキーの全長に渡ってスキ一体の幅を均一に維持することがで きる。従って中空体を殻部材として形成することにより、芯部をエンドレスに製 造され、スキーの長さに合わせて切断される素状にプレスされたプロフィルとし て挿入することができ、その場合、それぞれの上部及び下部の双方又は一方の殻 で厚さの輪郭を形成すことができる。

発明に基づ（構成によって好適に、中空体の側縁が滑走面部分の外輪郭と適合し 、その高さの少なくとも一部が中空体の高さと対応する側面部材と接合するよう に形成される。美観又はデザイン上の理由からスキ一体の側面に取り付けた側面 部材は、当然、中空体の高さよりも低く形成することができ、又、例えばスキー の全長に渡って均一な高さに形成される。まさにこのことによって、アイスバー ンを捉える際に重要な利点が生ずる。というのは、エツジを付けたスキーの場合 、スキーの厚さが異なっていても側部の接触面をスキーの全長に渡って一定に保 ことができるからである。この場合、特に有利なのは、捩じれ強さ及び所望の材 料特性は中空スキ一体の寸法と構造自体によって既に規定されているので、この 側部部材をスキーの強度もしくは弾性特性を高めるために利用する必要が全くな いことである。

中空体がスキーの長手方向に沿って分割して形成される構成によって製造技術的 に一層簡単になる。このような構成では、スキーにとって多様な側部のデザイン をユニット方式で簡単に採用することができる。縦の継ぎ目のない中空体、もし くは管状の中空体として製造する場合に中空体の変形を容易にするため、中空体 の側面が滑走面との間に９０°ずらせた角度を有するように形成することが有利 である。

中空体は従来型のスキーで既に提案されている通り、基本的に単−又は複数の室 構造として形成することができる。捩じれ箱の材料としては好適にファイバー強 化の熱可塑性、又は熱硬化製プラスチックを使用でのる。中空体をスキーの長手 方向に分割することによって、スキーの各部分の損じれ特性に関する様々な要求 をスキーの長手方向からみて更に配慮することができ、特に、ピンドゥングを取 り付けるために中央部を拡張することができる。そのためスキーの中央部が長手 方向に同じ高さの構造部を有し、その場合、中空体の中央部にスキー・ピンドゥ ング部及びスキー・ピンドゥング固定部の双方又は一方を統合できることが好適 である。

特に素状にプレスされた、エンドレスのプロフィルを使用できることによって、 とくに簡単に中空体を複数の長手方向に延びるプロフィルもしくは室から構成す ることができる。

このような中空のスキ一体によって、撲じれ強さが向上すると同時に、スキーの 端領域に必要な捩じれ強さを正確に制御及び調整することができる。

第１図は発明に基づくスキーの斜視図である。第２図ないし第７図は第１図に示 した発明に基づくスキーの種々の実施態様の断面図であり、第２図ないし第７図 ａはそれぞれ先端領域の断面図であり、第２図ないし第７図すはピンドゥング領 域の断面図であり、第２図ないし第７図Ｃはスキーの端領域を示す。第８図は中 空のスキ一体に接合された側面部材の種々の実施態様を示す。

つぎにこの発明の実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。

第１図には第２図なしい第７図の断面図でａ、ｂ及びＣで示されれ部分から、よ り詳細に判るように、滑走面部分２と、滑走面部分２に対して垂直に測定した高 さがスキーの長手方向に沿って異なる中空のスキ一体３とを有するスキーが１の 参照番号で示されている。

中空のスキ一体３はスキーの全長に渡って互いに平行な、スキーの長手方向に延 びる側部の両縁もしくは側壁４．５を設け、その場合、中空体３の幅はスキーの 長手方向に対して横の、滑走面部分の最小幅以下に形成されている。第１図に示 すように脛部を細めて形成されたスキーの場合、これも第２図ないし第７図によ り明解に示すように、滑走面部分２は各領域で中空のスキ一体３の下側で異なる 幅で突起している。滑走面部分２が中空のスキ一体の幅を越える領域を適切に埋 めるため、側面部材６が設けられ、これはスキーの異なる幅に応じて異なる幅に 形成されており、ぞの高さは中空体３の高各種の実施例が詳細に図示されている 。スキー１の先端は７で示す。

互いに平行な、スキーの長手方向に延びる側縁４．５を設けて形成された高さが 異なる中空体３は、スキーの全長に渡って一体に形成されてもよく、又は第１図 に示すように、中央領域をスキー１の縦軸に対して横に分割してもよく、その場 合、８で示した中空のスキ一体の中央領域は同じ高さである。中空のスキ一体３ を第１図に示すように中央部８と、端部９と前部１０とに分割することによって 、スキーの捩じれ強さ及び強度特性を一層考慮することができる。更に、中空体 の中央部８にはスキーのビイントゥング部材及びスキーのビイントゥング部材固 定部の双方又は一方を統合することができる。これらの部材は明瞭にするため第 １図には図示していない。

第２図ないし第７図には第１図のａ、、ｂ及びＣの部位を示した中空スキ一体３ の中央領域８と、端領域９と、前端領域１０の断面図がそれぞれ示されている。

滑走面分はそれぞれ２で示され、単−又は複数の層から成っている。滑走面部分 ２０側縁には通例どおりエツジ１１が統合されている。第２図ないし第７図から それぞれ判るように、スキ一体の幅Ｂはスキーの全長に渡って同じであり、滑走 面部分２の最小幅よりも狭いか、最大でもこれと等しい、更に、滑走面分２と垂 直なスキ一体３の高さＨはスキーの長手方向にそった各領域で異なるように形成 されており、その際、中空スキ一体の中央部８はそれぞれ最大の高さを有し、ス キ一端もしくは前端部方向に先細に形成されている。中空のスキ一体には第２図 及び第３図に示すようにそれぞれ覆い面もしくは上部覆い部材１２が備えられて いる。第２図ないし第７図には中空体３と接続され、滑走面部分の外輪郭と適合 する側面部材は図示されておらず、このような側面部材の構造は第８図を参照さ れたい。

第２図の構成では、中空体は４つの室１３から成る中空体構造１４から構成され 、その際、滑走面部分２に対して垂直なウェブ１５はスキーの長手方向に沿つた 各領域で異なる高さを有している。

第３図の構成では、単一の室を有する中空体構造１６が採用されている。第２図 と第３図の中空体構造は、縦の継ぎ目なしの管状に形成され公知の方法と態様で 接着等で滑走面部分２と結合されている。

第４図では中空体３には２室の殻構造が採用され、その下部殻部材１７は二重Ｕ 構造に形成され、滑走面層２に垂直なそのウェブ１８は異なる高さを備えている 。上部殻部材１９は平坦に形成され、下部殻部材１７と上部殻部材１９とを固く 接着するための溝２０を設けている。

第５Ｔｊ！Ｊに示した単室殻構造では上部殻部材２１はＵ形であり、ウェブ２２ は中空体の高さに応じて異なった構造にされている。下部殻部材２３はそれぞれ 平行幅であり、双方の殻部材を互いに固く接着するための溝もしくは切り込みを 設けた領域２４を備えて形成されている。

第６図に示した２室殻構造の場合は、上部殻部材２５は異なる長さのウェブ２６ を有する二重り形構造に成っており、一方、下部殻部材２７はスキーの幅全体に 延在し、かつウェブ２６を固く接着するための縦溝もしくは縦の切り欠き２８を 設けている。

第７図では第５図とＲ催した殻構造が示されており、上部殻部材２９は長さが異 なり、滑走面２に垂直なウェブ３０を有する４室構造用の４重のＵ形の構造を呈 しており、下部殻部材３１はこの場合も平行幅に形成され、下部殻部材と上部殻 部材とを固く接着するための溝もしくは縦の切り欠き３２を設けて形成されてい る。

第８図ａないし第８図ｄには一定幅で形成されたスキー中空体３の下から突起す る滑走面部分２を側方から覆うための種々の側面部材６のバリエーションが示さ れいる。この場合、第８図ａから第８図Ｃに示した側面部材６の実施態様はスキ ーの全長に渡って高さが一定であって、異なる高さのスキー中空体３の最小高さ 以下であるか、最大でも等しく、一方、幅は滑走面部分２０幅と中空体３の幅の 差に応じて異なる幅に形成されている。第８図ａの構成ではほぼ長方形の断面を 有しているが、第８図Ｃの構成では外側を傾めに切断した領域３３を設けている 。第８図す及び第８図ｄの実施態様では、第８図ａ及び第８図Ｃと同様に側面部 材６０幅は滑走面部分２０幅と中空体３０幅の差に応じて異なる幅に形成されて いるが、この場合は側面部材６の高さもスキーの長手方向に沿って異なる中空体 ３の高さに適合されている。その際、第８図すの側面部分６は第８図ａと同様に ほぼ長方形に形成され、一方第８図ｄの構成では、外縁部を斜めに切断した領域 を設けている。

口 ＦＩＧ、　２ Ｆ［Ｇ、　４ ＦＩｏ、　６ ＦＩＧ、　７ ＦＩＧ、　８ ａ、）　ｃ、） ｂ、）　ｄ、） 国際調査報告 ＳＡ　３１３６２

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．滑走面部分２と、滑走面部分２に対して垂直に測定した高さがスキーの長手 方向に沿って異なる中空のスキー体３とを有するスキー１において、スキー体が 互いに平行な、スキーの長手方向に延びる側部の両縁４、５；１４、１５を有す る中空体１４；１６；１７、１９；２１、２３；２５；２１；２９；３１として 形成され、かつ、スキー体の幅Ｂがスキーの長手方向に対して横の、脛部を細く した滑走面部分２の最小幅以下であることを特徴とするスキー。
2. ２．中空体が殻部材として形成され、かつ滑走面部分２とは反対側は上部覆い部 材によって密閉されたことを特徴とする請求項１記載のスキー。
3. ３．中空体１４；１６；１７、１９；２１、２３；２５、２１；２９、３１の側 縁４、５が滑走面部分２の外輪郭と適合し、その高さの少くとも一部が中空体の 高さと対応する側面部材６、３３と接合されたことを特徴とする請求項１又は２ 記載のスキー。
4. ４．中空体の側面が滑走面２との間に９０°ずらせた角度を有することを特徴と する請求項１、２又は３記載のスキー。
5. ５．中空体１４；１７、１９；２５、２７；２９、３１がスキー１の長手方向に 分割されて形成されたことを特徴とする請求項１ないし４記載のスキー。
6. ６．スキー１の長手方向に沿ってスキーの中央部が同じ高さの部分８を有するこ とを特徴とする請求項１ないし５記載のスキー。
7. ７．中空体の中央部８にスキー・ビンドゥング部及びスキー・ビンドゥング固定 部の双方又は一方が統合されたことを特徴とする請求項６記載のスキー。
8. ８．中空体１４；１７、１９；２１、２３；２５、２７；２９、３１が長手方向 に延びる複数のプロフィルもしくは室から成ることを特徴とする請求項１ないし ７記載のスキー。