JPH0350048A - 車両用表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、車両内に搭載されて、車両乗員にＴＶ画像
を提供する車両用表示装置に関する。

（従来の技術） 近年、車両乗員が長時間のドライブでも退屈しないよう
に、車室内に車両用表示装置を搭載したものがある。

第８図および第９図に示した例は、車両用表示装置であ
るテレビジョン１をコンソールボックス２０の一部に配
設し、画面を室内側に向けて、運転者８．助手席者９お
よび不図示の後部座席の乗員のいずれからも見えるよう
にしたものである。

ところで、このようなテレビジョン１の搭載によって、
車両走行中、運転者の視線がテレビジョン１の方に向く
ことがある。すなわち、運転者が車両停止中にテレビジ
ョン１を見ることはかまわないが、車両走行中テレビジ
ョン１を見ることは運転操作性を害する。

一方、助手席者や後部座席の乗員は、停車中ばかりでな
く走行中もテレビジョン１を見たいと欲する。

このため、運転者の運転操作性を優先した場合、他の乗
員のテレビジョン１を見たいという欲求が制限されてし
まうことになり、テレビジョン１を搭載した意義が半減
してしまう。

そこで、本出願人は、先にテレビジョン１の前面に液晶
フィルタ２を装着し、車両走行中は運転者８から表示画
像を遮断する車両用表示装置を提案した（特願昭６３−
３０００７６号参照）。

そして、この例にあっては、液晶フィルタ２に電圧を印
加したときには、液晶フィルタ２の配向方向（コントラ
スト最大方向）Ｃｏが黒化し、該配向方向Ｃｏからはテ
レビジョン１の画像は見えないよう構成されている。

一方、７は上記液晶フィルタ２に液晶駆動信号を送出す
る液晶フィルタ駆動制御回路であるが、この液晶フィル
タ駆動制御回路７にはテレビジョンスイッチ信号３．車
速信号４．ハンドブレーキ信号５およびＡＴポジション
信号６が人力される。

ここで、この例では、ＴＶスイッチ信号３よりＴＶスイ
ッチＯＮが検出され、かつ車速信号４より車速０、ハン
ドブレーキ信号５よりハンドブレーキ人力、ＡＴポジシ
ョン信号６よりＡＴポジションがＰ（パーキングレンジ
）またはＮにュートラルレンジ）位置にあることが検出
された場合、すなわちＴＶスイッチＯＮで車両の停止状
態が検出された場合は、液晶フィルタ制御回路７は液晶
フィルタ２をＯＦＦ状態としく電圧無印加状態）、運転
者も含めて車両乗員全員がＴＶ画像を見ることができる
。

一方、第１０図に示す如く、ＴＶスイッチ信号３よりＴ
ＶスイッチＯＮで、他の３つの信号４゜５．６のうち少
なくとも１つの信号が、Ｌ配量外の場合、すなわち車速
信号４．ハンドブレーキ信号５およびＡＴポジション信
号６のいずれかより車両の走行状態が検出された場合は
、液晶フィルタ制御回路７は液晶フィルタ２をＯＮ状態
にしく電圧印加状態）、液晶フィルタ２の配向方向Ｃ８
が黒化し、運転者だけはＴＶ画像を見ることができない
よう構成されている。

なお、ＴＶスイッチ信号３がＯＦＦの場合は、液晶フィ
ルタ２．はＯＦＦ状態となる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の如き装置にあっては、単に車両が
走行中か停車中かを検出することにより液晶フィルタ２
をＯＮ、ＯＦＦしているので、車両走行中であって運転
席側からはＴＶ画面が見えない場合であっても、運転者
が助手席側に身を乗り出し、運転者の目の位置が配向方
向Ｃｏをそれた場合は、運転者はＴＶ画面を見ることが
でき、この場合は運転者の運転操作性が害される。

この発明は、上記課題に鑑み、車両の走行状態だけでな
（運転者の運転姿勢をも検出する二りにより、運転操作
性の良い車両用表示装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） この発明は、上記課題を解決するために、車両走行中は
運転席側からＴＶ表示画面の視角範囲を制限するように
駆動する液晶フィルタを備えた車両用表示装置において
、 車両が走行中であることを検出する手段と、運転者が所
定位置より助手席側に身を乗り出したことを検出する手
段と、 車両走行中であって、運転者が所定位置より助手席側に
身を乗り出した場合、表示画面をＴＶ画像から静止画像
に切換える画面切換え手段と、を備えることを特徴とす
る。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図には本発明が適用された第１実施例の基本構成が
示されており、車両用表示装置であるテレビジョン１は
図示しないコンソールボックスの一部に配設されている
。そして、このテレビジョン１の前面には液晶フィルタ
２が画面全体を覆うように配設されている。このテレビ
ジョン１にはチューナ部（図示せず）があり、チューナ
部には放送ｍ波を受信してＴＶ画像信号に変換する機能
とともに、ＴＶチャンネルスイッチ情報やラジオ周波数
情報に基づいてチャンネルや周波数を示す静止画像信号
を形成する機能を備えている。

ところで、この実施例の特徴は、従来例の構成に加えて
、運転者の運転姿勢を検出する赤外線センサ１０および
表示画面をＴＶ画像から静止画像に切換える画面切換え
制御回路１１が設けられていることであり、その他の構
成部分は上記従来例と全く同様である。従って、同一構
成部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。

（なお、静止画像とＴＶ画像の切換えについては実願昭
６３−４１０９６号参照） 一方、第３図には上記赤外線センサ１０が示されており
、同図（ａ）に示す如く、赤外線センサ１０は車室内天
井部分に取り付けられた赤外線投光素子１０ａおよび床
面に取り付けられた赤外線受光素子１０ｂよりなり、赤
外線投光素子１０ａから発射された赤外線りが、赤外線
受光素子１０ｂで受光され、運転者８の運転姿勢が正常
姿勢（実線位置にある場合）から助手席者９側に身を乗
り出した場合（波線位置にある場合）、赤外線受光素子
１０ｂで受光される赤外線りが遮断されることにより、
運転者の運転姿勢の崩れを検出するようなされている。

なお、同図（ｂ）は、車幅方向から見た赤外線センサ１
０の説明図で、同図において８Ａは運転席、９Ａは助手
席を示す。

ところで、この実施例では、上記の如く運転者の運転姿
勢の崩れを検出する赤外線センサ１０を設け、単にテレ
ビジョンスイッチのＯＮ、ＯＦＦ情報や、車両の走行状
態の検出結果のみだけでなく、赤外線センサ１０によっ
て検出される運転者の運転姿勢にも基いて表示画面の制
御がなされるよう構成されている。

すなわち、この例では、車両走行中、赤外線センサ１０
によって運転者がテレビジョン１の前方に身を乗り出し
たことが検出された場合、表示画面切換え制御回路１１
はテレビジョン１の表示画面をＴＶ画像から静止画像に
切換えるよう構成されている。

以上が、本実施例の基本構成であるが、以下第４図のフ
ローチャートを参照しながら本実施例装置の処理手順を
系統的に説明する。

同図においてプログラムがスタートすると、まずＴＶス
イッチ信号３の検出結果より、ＴＶスイッチがＯＮされ
ているか否かが調べられる（ステップ１００）。ここで
、ＴＶスイッチがＯＮされていない場合、液晶フィルタ
２には電圧を印加せず、フィルタ２は透過状態のままで
ある（ステップ１１０）。

一方、ステップ１００によりＴＶスイッチＯＮが検出さ
れると、以下車速信号４．ハンドブレーキ信号５．ＡＴ
ポジション信号６の検出結果および赤外線センサ１０の
検出結果に基き、表示画面は以下の如く制御されること
になる。

まず、車速信号４．ハンドブレーキ信号５．　ＡＴポジ
ション信号６により、車速０．ハンドブレーキ人力、Ａ
ＴポジションのＰ（パーキングレンジ）またはＮにュー
トラルレンジ）位置への入力が検出されると（ステップ
１２０，１３０，１４０のいずれにおいてもＹＥＳ）、
車両停止中であることが検出されるので、運転者をも含
めて車両乗員全員がＴＶ画像が見えるよう液晶フィルタ
２には電圧を印加せず、液晶フィルタ２を透過状態とし
て、ＴＶ画像を表示する（ステップ１５０゜１６０）。

一方、ステップ１２０〜１４０の処理において、車両の
走行状態が検出された場合（ステップ１２０〜１４０の
いずれかでＮｏ）　、次には赤外線センサ１０によって
運転者の運転姿勢が検出される（ステップ１７０）。

ここで、運転者の運転姿勢が正常で、赤外線受光素子１
０ｂによって受光される赤外線りが遮断されていない場
合、すなわち赤外線センサ１０がＯＦＦの場合（ステッ
プ１７０でＮｏ）、従来例通り、液晶フィルタ２に電圧
を印加し、液晶フィルタ２の配向方向（コントラスト最
大方向）ｃ。

を黒化し、運転者からＴＶ画面を遮断してＴＶ画像を表
示する（ステップ２００，２１０）。そして、この場合
は第２図（ａ）の如き回路構成となる。

一方、運転者の運転姿勢が崩れ、赤外線受光素子１０ｂ
によって受光される赤外線りが遮断される場合、すなわ
ち赤外線センサ１０がＯＮの場合（ステップ１７．０で
ＹＥＳ）、液晶フィルタ２を透過状態にするとともに、
ＴＶ画面を静止画像にして表示する（ステップ１８０，
１９０）。なお、この場合の回路構成を第２図（ｂ）に
示す。

本実施例では、上記の如く、一対の赤外線投光素子１０
ａおよび赤外線受光素子１０ｂよりなる赤外線センサ１
０によって運転者の運転姿勢を監視し、車両走行中であ
って運転者がＴＶ画面前方に顔を近付けてＴＶ画面を見
ようとすると、ＴＶ画面を静止画面に切換えるよう構成
したので、車両走行中における運転者のＴＶ画像を見た
いという意欲を減退でき、運転者にとって運転操作性の
良い表示画面を得ることができることになる。

ところで、上記実施例においては、運転者の運転姿勢の
崩れを赤外線センサ１０によって検出したが、次に運転
姿勢の乱れを運転席シートに設けた圧力センサによって
検出する例を説明する。

第５図は、この第２実施例の電気的構成を示すブロック
図であるが、この第２実施例が上記第１の実施例と異な
るのは、運転者の運転姿勢を検出する手段として赤外線
センサ１０に代えて圧力センサ１６を設けたことである
。

第６図（ａ）は、上記圧力センサ１６の説明図であるが
、この例では、運転席８Ａの座席部８ａに左右一対の圧
力センサ１６ａ、１６ｂを設け、窓側の圧力センサ１６
ａの検出値が助手席側の圧力センサ１６ｂの検出値の所
定値以下になった場合、例えば１０％以下になった場合
、運転者の運転姿勢が崩れ、所定位置より助手席方向に
身を乗り出したことを検出するよう構成されている。

なお、圧力センサの設置位置としては、第６図（ｂ）に
示す如く、運転席８Ａのシートバック部８ｂに左右一対
２６ａ、２６ｂとして設けても良い。

第７図には座席部８ａに設けた圧力センサ１６ａ、１６
ｂによって左右の圧力差を検出する圧力差検出回路の例
が示されており、窓側圧力センサ１６ａによって検出さ
れる圧力と、助手席側圧力センサ１６ｂによって検出さ
れる圧力との差が圧力差検出器３０で検知され、該圧力
差が助手席側圧力センサ１６ｂによって検出される圧力
の９０％以上とコンパレータ３１で判断された場合、す
なわち窓側圧力センサ１６ａによって検出される圧力が
、助手席側圧力センサ１６ｂによって検出される圧力の
１０％以下となった場合、運転者の運転姿勢が崩れたこ
とを検出するよう構成されている。

なお、その他ＣＣＤカメラを車両内に設置し、運転者の
顔の濃淡画像を処理することにより運転者の運転姿勢の
崩れを検出することもできる。この場合、例えば運転者
の目の位置を検出し、この口の位置が設定領域外に出た
とき運転者の運転姿勢の崩れを検出するよう構成するこ
とができる。

（発明の効果） 本発明に係わる車両用表示装置は、上記の如く、車両が
走行中であることを検出する手段と、運転者が所定位置
より助手席側に身を乗り出したことを検出する手段とを
設け、車両走行中であって運転者が所定位置より助手席
側に身を乗り出した場合、表示画面をＴＶ画像から静止
画像に切換えるよう構成したので、車両走行中における
運転者のＴＶ画像を見たいという意欲を減退でき、運転
者にとって運転操作性に影響を与えない車両用表示装置
を得ることができる等の効果を何する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された第１の実施例の基本構成図
、第２図は第１図に示した実施例の動作回路図、第３図
は赤外線センサの説明図、第４図は第１の実施例の処理
手順を示すフローチャー１・、第５図は第２の実施例の
電気的４７．！成を示すブロック図、第６図は圧力セン
サの説明図、第７図は第２の実施例における圧力差検出
回路の説明図、第８図〜第１０図は従来例における車両
用表示装置の説明図である。 １・・・テレビジョン ２・・・液晶フィルタ ３・・・テレビジフンスイッチ信号 ４・・・車速信号 ５・・・ハンドブレーキ信号 ６・・・ＡＴポジション信号 ７・・・駆動制御回路 ８・・・運転者 ９・・・助手席者 １０・・・赤外線センサ １１・・・表示画面切換え制御回路 １６・・・圧力センサ ２０・・・コンソールボックス ３２・・・圧力差検出回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、車両走行中は運転席側からＴＶ表示画面方向の視角
   範囲を制限するように駆動する液晶フィルタを備えた車
   両用表示装置において、 車両が走行中であることを検出する走行検出手段と、 運転者が所定位置より助手席側に身を乗り出したことを
   検出する姿勢検知手段と、 車両走行中であって、運転者が所定位置より助手席側に
   身を乗り出した場合、表示画面をＴＶ画像から静止画像
   に切換える画面切換え手段と、を備えることを特徴とす
   る車両用表示装置。