JPH03500252A - 消火用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 消火用組成物 関連出願の相互参照 本願は、１９８６年３月２６日に８願された出鵬５ｅｒｉａｌ　Ｎｏ、８４３． ７６３の部分継続出願である。

！■二１月 本発明は、アルミニウム、銅及び鋼などの金属に対して非腐蝕性である改良され た消火用組成物に関する。本発明の組成物は更に最少の揮発性及び優れた再引火 保護性を有する。

二酸化炭素、液体消火性化合物及び各種の粉末スプレーなどの数多くのタイプの 消火性化合物が公知である。液体化合物は一般的に金属に対して腐蝕性である。

これは料理用レンジ頂部などの料理表面上の火を消火する際に、特別の心配事で ある。特に、火が首尾よく消火されても常に金属表面である料理用レンジ頂部は 腐蝕により損傷される。

殆んどの料理用レンジ頂部の火事は、料理グリースの引火から生じる６グリース 或いは任意のその他のグリース含有燃焼性媒体のパンが炎を生ずるタイプのグリ ース火事の消火に際してグリースの火炎体を消火剤の被膜で完全に覆うことより なる各種消火方法は噴霧により適用される。これは人に消火材料を目指すことを 要求し、或いはその材料が自動装置により適用されている場合には、後者が相当 に大きい広がりをカバーしなければならない、消火材料が完全に火をカバーしな かった場合には、火事は有効に消火されなかった。

このように金属例えば料理装置及び台所用品に対して腐蝕性でない液体消火組成 物の需要が技術上存在する。また、完全に火をカバーする必要なしに、グリース 火災を消火することのできる消火用組成物の需要が技術上存在する。

λ豆Ω１ｊ 従って、本発明の目的は金属に対して腐蝕性でない消火用組成物を提供すること である。

本発明の別の目的は、上記のごとくグリース火災を消火するのに有効な消火用組 成物を提供することである。

これらの目的及び以下に説明されるその他の目的は、水、炭酸カリウム及びホウ 素含有化合物を含んでなり、炭酸カルシウム及びホウ素含有化合物が水に溶解さ れて水溶液を形成し、その溶液が火の上に噴霧可能であることを特徴とする消火 水溶液により達成される。

本発明の目的はまた、炭酸カリウム、ホウ素含有化合物、有機酸のカリウム塩及 び水を含んでなり、炭酸カリウム、ホウ素含有化合物及び有機酸のカリウム塩が 水に溶解されて水溶液を形成し、この溶液が火の上に噴霧可能であることを特徴 とする消火水溶液によっても達成さ九る。

ましい−態様の具　・言Ｂ 本発明の一実施態様においては、改良された消火用組成物は炭酸カリウム、ホウ 素含有化合物及び水の混合物よりなる。もう一つの実施態様においては、この組 成物は上記のものに加えて、有機酸のカリウム塩を含有する。これらの組成物の いずれかがグリース火災などのストーブ頂部火災に或いは木炭火災に適用された 場合に、火事が直ちに消火されることが判明した。

比較的少量の改良された消火材料を火災を発するグリースのパンの小部分或いは 燃焼しているグリースの広がりに施すことにより、火災はこの材料とグリースの 相互作用及びこの材料のグリース表面上への噴霧により直ちに消火される。小面 積の消火化合物をグリースの大きな広がり中に置くと、マトリックスバリヤー被 覆組成物が形成され、それがグリース及び火災を探索し、次いでグリースの全床 がりを覆う、火災は、このようにして、酸素供給を断絶すると共に迅速酸化の化 学反応を妨害することにより消火される。この組成物は、熱グリースを探索し、 被覆するために傾斜な登ることができる。

水゛、炭酸カリウム、及びホウ素含有化合物を含んでなる本発明の第一の実施態 様においては、炭酸カリウムは約２０〜４０重量％、より好ましくは約２５〜２ ６重量％、最も好ましくは約３０〜４２重量％の量で存在する。　゛ ホウ、素含有化合物は好ましくはホウ酸であるが、しかし、それはまた、ホウ酸 に加えて、或いはホウ酸の代りにホウ酸、アンモニウム、ナトリウム、カリウム 、カルシウム、８及び亜鉛、リン酸ホウ素、ホウ素及び酸化ホウ素を含むその他 の任意の適当なホウ素含有材料であってよい、第一の実施態様のホウ素含有化合 物がホウ酸である場合には、それは約２〜８重量％、最も好ましくは約３〜６重 量％の量で存在し、残部は水である。一種以上のその他のホウ素化合物がホウ酸 に加えて、或いはその代りに用いられる場合には、その量は上記ホウ酸の量によ り与えられる量に等量のホウ素の量を与えるようなものであるべきである。換言 すると、上記その他のホウ素化合物の一種以上を用いられる量が上記、ホウ酸の 量に存在する比率当量化学量論量を含有する限り、前記ホウ酸の量の全部或いは 一部に置換されること、ができる。

上記ホウ酸の量をホウ素基準に変換すると、ホウ素の量は約０．０８５〜約１． ７重量％、より好ましくは約０．３４〜約１．３６重量％、最も好ましくは約０ ．５１〜約１．０２重量％である。

有機酸のカリウム塩を含む第二の実施態様においては、炭酸カリウム部分は約２ ０〜約４７重量％、より好ましくは約２５〜約２６重量％、最も好ましくは約３ ０〜約４２重量％の量で存在する。有機酸のカリウム塩は約５〜約３０重量％、 より好ましくは約１２〜２５重量％、最も好ましくは約１７〜約２２重量％の量 で存在する。

ホウ素含有材料がホウ酸である場合には、組成物のホウ酸部分は、約０．４〜１ ０重量％、より好ましくは約２〜約８重量％、最も好ましくは約３〜約６重量％ の量で存在する。

第一の実施態様と同様に、ホウ酸以外のホウ素含有化合物が用いられる場合にも 同一の化学量論量のホウ素が維持されなければならない。上記ホウ酸の量をホウ 素基準に変換すると、ホウ素の量は約０．０６８〜約１．７重量％、より好まし くは約０．３４〜約１．３６重量％、最も好ましくは約０．５１〜約１．０２重 量％である。

有機酸のカリウム塩類は、好ましくは酢酸カリウム、酒石酸カリウム或いはクエ ン酸カリウムであるが２．シかし、′一般的に”１〜６個の炭素原子を有し且つ 約１５０ｇ／１００−冷、水の最小溶解度を示す酸塩であり得る。

溶液中に過剰のホウ素含有材料或いは有機酸のカリウム塩がある場合には、それ は未溶解形態で残存する。しかしながら、これは溶液の残部の消火能力に影響を 及ぼさない。この溶液組成物は最も好ましい即ち有効な消火作用のために、飽和 状態に到達しなければならない。

この溶液は加圧缶或いは機械ポンプ或いは溶液を放出することのできる任意のそ の他の装置から施されてよい、この消火溶液は非腐蝕性即ちそれが消火作用時に 適用されるアルミニウム、銅、鋼、その他の金属表面を腐蝕せず、又溶液を含有 或いは施用するために用いられる金属容器或いは配管を腐蝕しないことが判明し た。対称的に、殆んどの従来技術の水性消火組成物は、金属を溶解する傾向を有 した。

更に、この組成物は水性形態であるという事実にも拘らず、それはそれが火災を 発している油或いはグリースに適用され反応する際にも有害な撥ね散りを引き起 こさない、むしろ、この組成物は、組成物がグリース火の表面を横切って迅速に 広がってそれを迅速に消火する流動−制御ペースト状マトリックスを形成する。

消火後に、グリース表面時には表面を逆火から保護する厚い外皮が形成される。

特に有効であることが判明したホウ酸、水及び炭酸カリウムの組成物は４０重量 ％の炭酸カリウム、２．５重量％のホウ酸及び５６．５重量％の水よりなる。

有機酸のカリウム塩を含んでなる好ましい組成物は３３．３３重量％の炭酸カリ ウム、２．２重量％のホウ酸、及び１７．０２重量％の酢酸カリウム及び残部の 水よりなる。

以下の実施例は本発明を例示するものである１表１は実施例からの組成物及び結 果をまとめて示すものである。

宜１」九よ 水中４７％の炭酸カリウム１００部を含有する水性組成物を１４部の水、２４部 の酢酸カリウム及び３部のホウ酸と混合した。全成分は混合時に溶解したが、し かし１％未満の沈澱が３２Ｔ未満に冷蔵時に形成した。これは、この溶液がほぼ 飽和混合物であることを示す、３ボンドの組成物を１６の別々のグリース火災− に適用して消火した。これらの火災は１％インチの深さの油を有する４インチ直 径、ｋインチの油を有する１３属インチ直径、４インチの油を有する１１インチ 直径を有する通常の料理用レンジの頂部に置かれたパンにおいて１分〜２分半予 備燃焼された。火災の瞬間的鎮火が最少の揮発性をもって起った。高い揮発性は あらゆる状況下において有効な消火には有害であると考えられる。残存水性組成 物は流動し、任意の残存熱グリース或いは火災と反応に係わることを探索してペ ースト状のマトリックスバリヤーを形成する。この安定なバリヤーは、消火、し 、密封し及び再引火に対して保護する。　Ｕｎｄｅｒｗｒｉｔｅｒｓ　Ｌａｂｏ ｒａｔｏｒｙによっては消火には僅かに２０％の組成物が必要であると推定され た。この水性組成物は公称１０°の傾斜を流れ上ることを含む三次元火災を攻撃 する。この組成物及び火災から生ずる反応生成物は組成物を適用するために利用 されるアルミニウム及び銅成分或いは火災に含まれる料理用レンジ及びパンのい ずれに対しても腐蝕性でない。

匠−ユ 水中４７％の炭酸カリウム１００部を含有する水性組成物を、１５部の水、１０ 部の酢酸カリウム及び３．５部のホウ酸と混合した。３ポンドのこの組成物をグ リース火に適用し消火した。火災の瞬間的鎮火は中程度の揮発性をもって起った 。最少流動性、安定性及び再引火に対する保護が生じた。この組成物及び得られ た反応生成物は組成物に適用されるために利用されたアルミニウム及び銅成分或 いは火災に含まれた料理用レンジ及びパンのいずれに対しても腐蝕性でな水中４ ７％の炭酸カリウム１０部を含有する水性組成物を５０部の水、５０部の酢酸カ リウム及び３．５部のホウ酸と混合した。３ポンドのこの組成物をグリース火に 適用し、消火した。火災の中程度であるがしかし限定された揮発性の鎮火が起っ た。バリヤーマトリックスの安定性が生じたが、しかし再引火に対する保護は中 程度であった。この組成物及び得られた反応生成物は、組成物に適用されるため に利用されたアルミニウム及び銅成分或いは火災に含まれた料理用レンジ及びパ ンのいずれに対しても腐蝕性でなかった。

但−」− 水中４７％炭酸カリウム８０部を含有する水性組成物を５０部の水及び３．５部 のホウ酸と混合した。３ポンドのこの組成物をグリース火に適用し消火した。

瞬間的鎮火が起った。過剰の揮発性及び最少の流動性、安定性及び再引火に対す る保護が生じた。この組成物及び得られた反応生成物は、組成物に適用されるた めに利用されたアルミニウム及び銅成分或いは火災に含まれた料理用レンジ及び パンのいずれに対しても腐蝕性でなかった。

例　５ 水中４７％の炭酸カリウム１００部を含有する水性組成物を１５部の水及び１． ３部のホウ酸と混合した。数日間以内にアルミニウム線材の僅かな腐蝕が見られ た。２部以上のホウ酸を水性組成物と混合した場合には、アルミニウム線材上の 腐蝕は明らかでなかった。

鳳−１ 水中４７％の炭酸カリウム１００部を含有する水性組成物を１５部の水及び２５ 部の酢酸カリウムと混合した。ホウ酸は添加されなかった。アルミニウム線上に 瞬間的腐蝕が生じ、この線材は数日間で完全に溶解水中４７％の炭酸カリウム１ ００部を含有する水性組成物を１５部の水及び５．５部のホウ酸ナトリウム即ち ホウ砂と混合した。２ケ月間を越えて放置後、アルミニウム線材上には腐蝕が生 じなかった。

四ホウ酸カリウムなどの、しかしこのホウ素含有化合物には限定されないその他 のホウ素含有化合物を３．５部のホウ酸の化学量論量に当量の部数で混合した。

それらは長期間にわたりアルミニウムに対して非腐蝕性であることが判明した。

過剰量のホウ素含有化合物は環境防止腐蝕或いは組成物の消火特性に有害である とは思われない。過剰のホウ素含有化合物は組成物中に固体として沈澱する。

虱工五　一 実施例１の酢酸カリウムの代りにギ酸カリウムを用が生じた。揮発性は最少であ った。マトリックスバリヤー及び流れは中程度であり１組成物は長期間にわたり 非腐蝕性であった。

□ 表１ ホウ酸　２．７２ 酢酸カリウム　１７．９５ 国際調査報告 ■出　願　人　ミクレツク、コンラッド・ニスアメリカ合衆国、フロリダ　３３ ３０５、フォート・ローダ−ゾール、ノースイースト・２６・ストリート　２６ ００

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．水；炭酸カリウム；元素状ホウ素、ホウ酸、ホウ酸アンモニウム、ホウ酸カ リウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸鉄、ホウ酸亜鉛、リン酸ホウ素及び酸化ホウ 素よりなる群から選ばれるホウ素或いはホウ素含有化合物；並びに有機酸のカリ ウム塩を含んでなる非腐蝕性消火用水溶液において、該炭酸カリウム及び該ホウ 素含有化合物が該水中に溶解されて水溶液を形成し、該溶液が火に噴霧可能であ ることを特徴とする溶液。
2. ２．該炭酸カリウムの量が約２０〜約４０重量％であり、該ホウ素化合物の形態 でのホウ素の量が約０．０８５〜約１．７重量％であり、残部が水である請求項 １記載の溶液。
3. ３．該炭酸カリウムの量が約２５〜約４６重量％であり、該ホウ素の量が約０． ３４〜約１．３６重量％であり、残部が水である請求項１記載の溶液。
4. ４．該炭酸カリウムの量が約３０〜約４２重量％であり、該ホウ素の量が約０． ５１〜約１．０２重量％であり、残部が水である請求項１記載の溶液。
5. ５．約２０〜約４７重量％の炭酸カリウム、約０．６８〜約１．７重量％の該ホ ウ素含有化合物の形態でのホウ素、約５〜約３０重量％の有機酸のカリウム塩を 含み、残部が水である請求項１記載の溶液。
6. ６．該カリウム塩が１〜６個の炭素原子を有する請求項１記載の溶液。
7. ７．該有機酸のカリウム塩が冷水中１５０ｇ／１００ｍｌの最小溶解度を有する 請求項１記載の溶液。
8. ８．該有機酸のカリウム塩が酢酸カリウム、酒石酸カリウム及びクエン酸カリウ ムよりなる群から選ばれる請求項１記載の溶液。
9. ９．該溶液が約２５〜約４６重量％の炭酸カリウム、約０．３４〜約１．３６重 量％の該ホウ素含有化合物の形態でのホウ素、約０．２〜約２５重量％の該有機 酸のカリウム塩を含み、残部が水である請求項１記載の溶液。
10. １０．該溶液が約３０〜約４２重量％の炭酸カリウム、約０．５１〜約１．０２ 重量％の該ホウ素含有化合物の形態でのホウ素、約０．１７〜約２２重量％の該 有機酸のカリウム塩を含み、残部が水である請求項１記載の溶液。
11. １１．水：炭酸カリウム；元素状ホウ素、ホウ酸、ホウ酸アンモニウム、ホウ酸 カリウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸鉄、ホウ素亜鉛、リン酸ホウ素及び酸化ホ ウ素よりなる群から選ばれるホウ素或いはホウ素含有化合物；並びに有機酸のカ リウム塩を含んでなる非腐食性グリース火消火用水溶液であって、該ホウ素或い はホウ素含有化合物が該溶液中に飽和状態で存在し、十分な量溶解されていて沈 澱するのは僅かであり、該溶液が火の上に噴霧可能であることを特徴とする溶液 。
12. １２．約２０〜約４７重量％の炭酸カリウム、約０．６８〜約１．７重量％の該 ホウ素含有化合物の形態でのホウ素、約５〜約３０重量％の有機酸のカリウム塩 を含み、残部が水である請求項１１記載の溶液。
13. １３．該カリウム塩が１〜６個の炭素原子を有する請求項１２記載の溶液。
14. １４．該有機酸のカリウム塩が、冷水中１５０ｇ／１００ｍｌの最小溶解度を有 する請求項１記載の溶液。
15. １５．該有機酸のカリウム塩が酢酸カリウム、酒石酸カリウム及びクエン酸カリ ウムよりなる群から選ばれる請求項１４記載の溶液。