JPH03500063A - アルカリ金属フルオロチタン酸塩からゼロ価チタンの製法 - Google Patents

アルカリ金属フルオロチタン酸塩からゼロ価チタンの製法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アルカリ金属フルオロチタン酸塩からゼロ価チタンの製法 光」LΩ」L厨一 本発明はアルカリ金属フルオロチタン酸塩の金属チタン(Ti0)への還元方法 およびアルミニウム(AIと呼称することがある)のAlフッ化物への酸化方法 に関する。
本発明は1980年11月15日出願の米国特許出願第216.057号(その 後放棄)、および米国特許第4゜390.385号公報および第4.488.2 48号公報に関連があり、いずれも本発明と同一の発明者により発明の名称”チ タン鉱石からのチタン金属の製法”と題するものである。該発明は同時に米国特 許第4,390.365号公報(名称”チタン鉱石からの金属チタンの製法”) および同第4,359.449号公報(名称”チタン鉱石からのチタン酸化物の 製法″)に関連があり、該発明者らはいずれもrRobert A、 Hard およびMartln A、Pr1etoJである。
技JL!DJL景− チタン(Tiと呼称することがある)金属は1950年初頭以来航空産業におい て必須の材料となっており、その理由はアルミニウム(A1)やマグネシウム( Mg)に比べて高温時の重量当たり強度が高いことにある。また塩素腐食に対す る高い抵抗性の理由で化学工業に需要が伸びている。
米国では殆どのTiを日本や欧州からの輸入に依存していル。Ti17)殆どは 所謂″Kroll Process ”法で作られ1ここでは四塩化チタンのマ グネシウム還元で作られ、該四塩化チタンは一方でTi0zから作られる。金属 チタン(Ti0)はまた、ナトリウム還元および電解抽出で作られる。所謂”K roll Process″法で作られるTiは金属スポンジであり、後に高温 アーク溶融法により固結される。
該固結化法で最も重要なことは、金属または非金属による汚染を防止することで 、酸素または窒素が微量に存在しても製品が使用に耐えなくなる。注意深く制御 した量の酸素、窒素および炭素の添加はチタン合金の強度を向上させることは事 実ではあるが。
Tiは揮発性の塩化物、臭化物またはヨウ化物のようなTiハロゲン化物をAl −Zn合金で還元しても製造できる(米国特許第2.753.258号公報参照 )。該米国特許では気液反応が開示され、ここでは還元されるチタン化合物が気 相で系中に導入される。そこで、比較的不揮発性のチタンフッ化物、アルカリ金 属フルオロチタン酸塩等の比較的不揮発性のチタン化合物はチタン製造用の還元 用材料としては不適であるとされている。
比較的不揮発性のTi塩類をゼロ価チタン(Ti0)に還元するには溶融アルミ ニウム法で還元できる。例えば、米国特許第2,837.428号;同第2,7 81.261号;同第2,932.722号;同第2.837.426号公報参 照。かかる比較的揮発性の低いチタン塩類を還元するのに使われる他の還元剤に は、例えばナトリウムのようなアルカリ金属(米国特許第2.857,284号 、同3,012.878号公報参照)、アルカリ土類金属(米国特許第3.82 5,415号公報参照)がある。これら文献のいずれもが比較的不揮発性の塩類 を還元するためのアルミニウムー亜鉛合金(AI−Zn合金)についてはなんら 言及しておらず、また本発明のような多段還元法については示唆もしていない。
参考にできる他の文献として米国特許第4,127,409号および同第4.0 72,05θ号があり、該特許はジルコニウムとハフニウムとを対応するカリウ ムクロロジルコン酸またはハフニウム酸塩をAl−Zn亜鉛合金を使用して還元 する方法を開示している。いずれの方法も本発明が開示するような常圧還元法で はない。特に、溶融したカリウムクロロジルコン酸塩またはクロロハフニウム酸 塩は溶融吠のAl−Zn合金と混合され、該混合物は約900℃の還元温度に加 熱される。
これらの公知発明の方法では外部から装入される熱量が必要以上に過大であるこ とは明瞭である。
発m約一 本発明はアルカリ金属チタン酸塩、すなわちNa*TiFeを還元するための向 流方法に関するもので、2段反応法によりTi”をT五〇に還元する方法から成 り、次のような諸工程から成る断熱系で実施される:(a)結晶状の塩から成る 該アルカリ金属チタン酸塩をT 11A1およびZnから成る第1溶融合金相と 接触させて該塩を溶融しT’f”の一部をTi1に還元し、残部をTi0に還元 し、この際該結晶性塩が加熱されることにより Ti+3フツ化物塩とアルカリ 金属Alフッ化物塩から成る第1溶融塩相(すなわち、アルカリ金属フッ化物、 アルカリ金属Alフッ化物およびAlフッ化物の混合物)と、該第1溶融塩相に 不溶な第2溶融合金相とを形成させる工程; (b)該第1溶融塩相を該第2溶融合金相から分離する工程;および (C)該第1溶融塩相をAIおよびZnから成る第3溶融合金相と接触させて該 Ti+″をTi0に還元して第4溶融合金相と第2溶融塩相とを形成させること により該Ti”を該第1溶融塩相から分離する工程であって、この際の該第4溶 融合金相が該第2溶融塩相に不溶であってZnおよび該Ti0から構成されて成 る工程。
上記の方法は向流式、2段還元法で実施するのが好ましく、該第1溶融合金相は 第2段階(該第4溶融合金)で発生して第1段階に送られ該第1溶融合金相とし て利用される。すなわち、本発明の方法はT1′″4例えばNa5tTiFaの ようなアルカリ金属チタン酸塩を2段向流断熱法で還元する方法であって次の諸 工程から成る:(a)T”からなる結晶性アルカリ金属チタン酸塩を第1段向流 接触帯域に導入し、ここで該結晶性塩をTiz ZnおよびAIから成る溶融合 金相と接触させて該T j ”を還元し、該A]はアルミニウムフッ化物塩に酸 化し、この際のT i ”のTM弓およびTiOへの還元は該溶融合金相中の実 質的全ての該A1をA1フッ化物に酸化するのに十分であって該結晶性アルカリ 金属フルオロチタン酸塩を溶融するのに十分量の熱を提供できるような工程であ り、之れにより (i)アルカリ金属フッ化物、Alフッ化物塩、およびTi+3塩の混合物から 成る溶融塩相、および (i i)実質的にA1が除去され、TiとZnから成る溶融合金相 を生成させ; (b)該向流接触帯域の第2段階中にAlとZnから成る溶融合金を導入し、こ こで該溶融合金を第1段階からの溶融塩相と接触させて該Ti弓塩の実質的全て をTi0に還元し、これにより (i)アルカリ金属フッ化物、およびアルミニウムフッ化物塩の混合物から成り 、実質的にTiが除去された溶融塩相、および (ii)AI、TiおよびZnから成る溶融合金相 を形成させ; (c ) A I r T iおよびZnから成る該溶融合金相を該第2段階か ら第1段階へ送り; (d)実質的にTMが除去された該溶融塩相を該第2段階から引き抜き;次いで (e)実質的にAIが除去された該溶融合金相を該第1段階から引き抜く; 諸工程から成る。
本発明の方法は連続式、半連続式またはバッチ式のいずれでも実施できる。連続 式では、各段階の生成物はさらに還元または酸化反応を完結させるために次の段 階に送る。
アルカリ金属フルオロチタン酸塩中のTiはTi Oすなわちチタン金属に還元 され、Zn−A1合金中のAIはアルミニウムフッ化物塩類に酸化される。この アルカリ金属フルオロチタン酸塩流およびZn−A1合金流は相互に反対方向、 すなわち向流して流れる。
期待しなかったが、アルカリ金属フルオロチタン酸塩の還元は発熱が著しく十分 量の熱を放出するので外部からの加熱を一切必要としない。アルカリ金属フルオ ロチタン酸塩のA1による還元反応における発熱量は報告されていないが、発明 者の実験結果によればナトリウムフルオロチタン酸塩をAIに上りTi0にZn 溶剤系中で還元する際の発生反応熱は約−2222cal/g−(Tioに還元 されるT i ”)である。この断熱系において、外部から加熱を要する唯一の 部分はZn−A1合金を溶融するに要する熱である。このように本発明の方法は 、アルカリ金属フルオロチタン酸塩を最小の外部加熱によりほぼ定量的に還元す る方法を提供するものである。
本発明の方法によれば、該方法を実施するに要するエネルギー量の約25%過剰 のエネルギーを発生できる。この方法に使用される合金中のTi対Znの重量比 に応じて、この過剰分の熱はAl−Zn合金の加熱、溶融用の電力発生のような 他の目的に使用することができる。しかし、過剰エネルギーの全てが回収できる のではなく、一部は輻射、導伝および赤外線放射により失われる。
工jム乞臣朋一 本発明は添付の第1〜2図および以下に記載する好ましい実施態様の説明を参照 することにより一履よく理解できるはずである。説明の目的のために、数字1〜 12は各種のプロセス流を示し、記号A−Dは各種の段階、帯域(または反応器 〕を示す。以下に記載する反応はグラファイト容器または他の適当な材料から成 る容器中で例えばアルゴン等のような不活性雰囲気下で実施される。この溶融合 金流は溶融合金の沸点以下のいかなる温度においてでも装置中に装入できる。例 えば約400〜約900’Cである。各段階における反応原料は激しく攪拌して 反応を完結させるようにする。
約450℃の溶融Al−Zn合金は向流接触帯域の段階C(該向流接触帯域は第 1段階Bおよび該第2段階Cにより代表される)中に送られ、そこで第1段階B からの約900℃の溶融塩相10と接触する。かかる溶融塩相は該第1段階B中 で生成した反応生成物であり、アルカリ金属フッ化物、Alフッ化物塩類および Ti”塩の混合物から成る。かかる接触は、相互に溶解しない溶融塩と溶融合金 相とを混合して一つの相が他の相中に液滴として分散させるように行なう。十分 な攪拌を行って液滴と連続相の境界面において該不溶性の2相の接触が最大限に 起こるように十分量さい直径の液滴が形成されるようし、かつかかる攪拌を反応 が完結するまで継続する。反応は速いので滞留時間は半連続式では各段階で5〜 10分、連続式で20〜30分程度である。
連続式というのは、反応原料と生成物が連続的に装入され反応器から連続的に抜 き出す方法を意味する。反応原料は反応器の容量、また装入されて反応器から取 り出される材料の流速に応じて予め決められた滞留時間だけ反応器中に留まる。
半連続式とは、反応原料が反応器中に添加され、かつ反応原料間で起こる反応が 平衡に近ずくように行なう方法を意味する。反応生成物が中間体である場合には 次の段階に送り反応を完結させる:このようにして各段階間では材料の連続的流 れはないが各段階自体では連続的に利用される。溶融合金中に溶融塩の小滴が分 散するように各段階では反応原料を撹拌するが、連続操作における溶融塩と合金 との分離は容易に達成できる。この塩と合金は相互に不溶であって表面張力と密 度の差異(この塩の密度は約3、合金の密度は約7)により容易に分離される。
連続操作間、合金を含まない塩を反応器の頂部から抜き出し、塩を含まない合金 は反応器の低部から抜き出す。
塩と合金の密接な混合は主として両反応体の中央部分に限定される。
Tiり塩はA1と反応し、実質的にTiOに変換される。アルミニウム反応剤は A1フッ化物塩として塩相へ、Ti0は合金相へ移る。該第2段階C中にはAl −Zn合金としての過剰なAIを供給し、Ti”が実質的に完全にTi0に転化 するようにする。該第2段階における発熱量は溶融Al−Zn合金1を約900 ℃に加熱するに十分な量である。アルカリ金属フッ化物およびAlフッ化物の混 合物から成る溶融塩相11はA I N T iおよびZnから成る溶融合金相 4から分離される。溶融合金相4と溶融塩相11の表面張力と密度の差異に起因 してかかる分離は装置を適切に設計すれば極めて容易に行なえる。
該溶融合金相4は約900℃において該向流接触帯域の該最初の段階Bに送られ 、′ここでTi”から成る、例えばN a 2 T I F e 、結晶性アル カリ金属フルオロチタン酸塩7と接触する。かかる接触は第2段階Cの接触法と 類似の方法で行う。Ti″″4はAIにより該溶融合金相4中でTi′″3およ びTiOに還元される。該溶融合金相4中の実質的全部のA1がA1フッ化物塩 に酸化される。該溶融合金相4の有する熱量と 71+4がTi”およびTi0 に還元される際に発生する反応熱およびAIの酸化熱とを総合すれば、該結晶性 アルカリ金属フルオロチタン酸塩7を溶融し約900℃に加熱するのに十分な熱 量に達する。
最初の段階Bで生起する還元反応間、溶融合金相4中に存在するAIはA1フッ 化物塩に実質的に転化する。実質的にAIを含まない溶融合金相5は溶融塩相1 0から分離する。この溶融塩相10はAlフッ化物塩、アルjy’J金mフッ化 物およびTi”塩としてのTiを含み、第2段階Cに送って上記のように利用す る。
溶融塩相10と溶融合金相5との分離はココテも容易に達成される。
上記の向流式2段還元法では流れ1として供給されるAl−Zn合金を溶融する に要する71!I量以外は外部からの供給は一切必要がないことに注目すべきで ある。このように、本発明の方法は、断熱式、向流式還元法と呼称できる。経済 的存利性は当業者にとり明瞭であろう。その上、上記のような断熱式、向流還元 法を採用すると、極めて純度の高い溶融合金5および溶融塩11が得られる。例 えば、2一段連続運転において該溶融合金5中のA!含有率は0.2%以下であ り、該溶融塩1工中のTi含有率は0.5%以下であり、4一段連続運転または 2−役牛連続運転では該溶融合金6または5のAll含率率それぞれ重量基準で 2ppm以下であり、該溶融塊12または11のTi含有率はそれぞれ重量基準 で1100pp以下である。
アルカリ金属フルオロチタン酸塩から実質的全部のTiが回収されるのに加えて 、該塩がアルミニウム還元セルのフィードとして用いられる場合には、該溶融塩 11の純度は取り分は重要な意味をもつ:本発明の方法から得られる所謂”プン イドクリオライト(氷晶石)”の使用は広く知られている。Ti−Zn合金5が A1により汚染されると、次に記載のようなTi金属製造に際してTiの純度が 低下する。
上記のような利点にもかかわらず、もし溶融合金相5および溶融塩相11をさら に精製することが所望される場合には、金属精製反応器Aおよび埋積製反応器り 中でさらに処理することができる。
典型的には、約0.2重量%以下のAIを含む溶融合金相5を金属精製反応器A 中で結晶性アルカリ金属フルオロチタン酸塩8と接触させて、さらにA1を除去 し溶融塩相9を与え、これによりTi″″4をTi1に転化させる。約0.00 5重量%(501:+9m)以下のAIを含む溶融合金相6を該溶融塩相9から 分離し、該溶融塩相9を第1段階Bに送る。この接触と分離は第1段階Bで実施 した方法と類似しているが、溶融塩相9と溶融合金相6との相対量は溶融塩相1 0と溶融合金相5の相対量とは実質的に異なっている。例えば、最終的にはTi Oに還元される結晶性アルカリ金属フルオロチタン酸塩の約2〜5重量%がこの 金属精製反応器A中で710に還元される。
Tiり塩としてのTiを0.5%以下を含有する溶融塩相11は埋積製反応器り に装入することができ、ここでAl−Zn合金から成る溶融合金相2により約4 50℃において処理して溶融塩相11中のTi含有量を約0.01%(100I )1)m)以下まで低減させる。この溶融塩は最終的にはNaa AlG F1 4およびNaAlF4の混合物から成る極めて純粋なプソイド氷晶石12として 回収される。Ti0を少量含むAl−Zn合金相3は埋積製反応器りから該還元 帯域の第2段階Cに送られる。
該埋積製反応器中ではAl−Zn合金の約5〜15重量%がTi塩をTi0に還 元するのに消費される。
段階AからDの各々の反応温度は約650〜1000℃、好ましくは約850〜 950℃である。925℃以上では合金中のZnが常圧で沸騰する。したがって 、この場合には加圧下で行ってZnの損失を最低限に抑制するのが好ましい。段 階CおよびDにおいて導入される溶融Al−Zn合金の温度は断熱操作下では溶 融点から合金の沸点間の温度であり;好ましくは約425〜約450℃の範囲で ある。この合金を900℃のような高温に加熱することもできるが、このために は外部からエネルギーを追加しなければならない。結晶性アルカリ金属フルオロ チタン酸塩は常温すなわち25℃で装入される。この結晶性アルカリ金属フルオ ロチタン酸塩は0℃以下の温度でも、また溶融点においてでも装入はできる。通 常の断熱操作下では常温で装入するのが簡便である。
Al−Zn合金中のA1およびアルカリ金属フルオロチタン酸塩の比率を段階B と段階Cで調節して段階Bにおける実質的全てのTi′″4塩がTi+3塩に還 元され、Ti”塩の一部がTi0に還元され、かつ段階CにおけるTiす塩の実 質的全て(99%以上)の残留部分がTi0に還元されるようにする。
常圧で実施する場合には、Al−Zn合金は約5〜17重量%のAl、好ましく は約10〜約12重量%のA1を含率するのがよい。加圧下で実施する際には、 該合金は約16〜約18重量%のA1含有率が好ましい。A1をこれより高く含 むAl−Zn合金の場合にはTi金属の回収率が限定される。その理由は、T  r金属は本発明の反応温度下ではA1よりもZn中に溶解し難い(900°C1 常圧)ためで、約14重量%のTiがZn中に溶解するだけである。加圧下では いずれの圧力でも全て約22〜24重量%のTiがZn中に溶解できる。A1含 存率が低いAl−Zn合金は全てのアルカリ金属フルオロチタン酸塩をTiOに 還元するのにより多量の合金を必要とするので好ましくない。
断熱的に操作してほぼ理論量のTi0とアルミニウムフッ化物塩とを生成させる には、アルカリ金属フルオロチタン酸塩の還元をここに記載のような段階的部分 還元工程で進める必要がある。
予想外ではあるが、アルカリ金属フルオロチタン酸塩をTiOに還元するのは段 階的な態様で起こる。この塩は先ずT i ”塩に還元される。該Ti”塩は次 いでTi0に還元されるが、多分不安定なTi”を経由すると思われる。
Znはアルカリ金属フルオロチタン酸塩をTi”塩に還元しZnフッ化物塩また は塩混合物と反応熱とを同時に生成できる。意外なことに、Zn塩はアルミニウ ムフッ化物塩生成物中には回収されないが、この溶融Al−Zn合金中のZnは Ti”すなわちアルカリ金属フルオロチタン酸塩ノ還元反応に関与するらしくみ える。しかし、znはTi◆3をTiOに還元できる様子はない。
外見的には、溶融Al−Zn合金中のA1はZnフッ化物塩をZn金属に還元す る。その結果、アルミニウムフッ化物塩生成物中に極少量のZnが見いだされる だけである。
AIはTi弓がTi0に還元される以前にTi・4をTi“3に還元する傾向が ある。このように、不発El)方法では第1段階Bにおいて全てのアルカリ金属 フルオロチタン酸塩がTi”に還元され、一部のTi′″3がTiOに還元され る。この際には、実質的に全てのA1を酸化すべき化学量論的量よりも少ない量 のA1の存在下で′行われる。第2段階Cでは、実質的全ての残余Ti′″3が Ti0に還元されるが、化学量論的量より多いAIの存在下で還元される。第1 段階B中のAIは化学量論的量よりも多い量のアルカリ金属フルオロチタン酸塩 の存在下でアルミニウムフッ化物塩に酸化される。
本発明の方法では各段階における温度をモニタすることにより容易に制御可能で ある。各段階の温度は約650℃と約1000℃との間、好ましくは約850° Cと約950°Cとの藺にあるべきである。特定段階での温度が該範囲を下回る 場合には、該段階に塩および/または合金を追加して所望温度に維持してやるこ とが必要である。該範囲を超える場合には、攪拌および/または反応物の装入を 低減するかまたは中止して反応を緩め発熱を減少させる。
本発明の方法の利点の一つは、該方法が製品の化学分析に拠らずに温度のモニタ で制御できることである。アルカリ金属フルオロチタン酸塩がTi0に還元され る際には、Ti−Zn合金生成物はAI、アルカリ金属フッ化物およびそれらの 塩類のような不純物を実質的に含まない。該方法の制御にはオンラインでの化学 分析を必要としな℃1゜該方法では殆ど定量的にアルカリ金属フルオロチタン酸 塩のTi0への還元が起こる(収率99%以上)。
生成した11061モルに対して1.333モルのAIが消費され、酸化されて Alフッ化物塩になる。このように、装入するT i 44塩としてのTi各モ ル当たりAIの1.333モルを溶融Al−Zn合金として装入する。
断熱法では、約20〜47重量%のTi”塩が完全にTi0に還元され、残部の T i *4はTi′″3塩に還元される。好ましくは、約27〜40重量%の 還元が第1段階で起こることである。上記のように、この還元は少なくとも2段 階で進行し、最初はTi+4塩がTi”塩に、次いでTi1塩がTi0に還元さ れる。かくして、第1段階で生成したTi+3塩の約53〜約80重量%が第2 段階Cへと送られ、ここでTi0にまで還元され、残部のTi0は第1段階B中 で還元させる。
約66〜76%、好ましくは約89〜約73%の反応熱が第1段階B中で発生す る。この第1段階では装入される固形状アルカリ金属フルオロチタン酸塩を加熱 φ溶融して反応させるのに多量の熱量を必要とする。
断熱法では、約40〜約60重量%、好ましくは約45〜55重量%のA1が第 2段階でAlフッ化物塩に酸化される。十分量の固形アルカリ金属フルオロチタ ン酸塩および第2段階Cからの溶融Tt−AI −Zn合金を段階Bに加えてT i”塩の還元熱を十分に供給して固形状アルカリ金属フルオロチタン酸塩を所望 温度例えば約900℃に加熱φ溶融し、かつ第3段階中の反応物と生成物とを所 望温度に維持してやる。第1段階Bに、または任意的にAおよびB中に添加した T i 44の各1モルに対して1.333モルのA1を溶融Al−Zn合金と して段階Cに、または任意的に段階CおよびDに添加する。段階Cにて発生する Ti4″塩の還元熱は、溶融Al−Zn合金の温度を所望の反応温度に加熱し、 かつC段階における反応物を所望の温度に維持してやるのに十分である。
熱損失を最小にするために、各段階における反応器と配管は断熱材で被覆してや る。
本発明の他の提案によれば、上記のような温度条件下で溶融しTi” から成る チタン酸塩であればこれをアルカリ金属フルオロチタン酸塩と置き換えることが できる。クロロチタン酸塩はナトリウムまたはマネシウムで還元される。
さらに本発明の方法には、チタン鉱石を例えばフルオロ化によりチタン金属に転 化し、ルチル、イルメライト等の酸化チタン鉱石を例えばTiフッ化物に変え、 次いで該フッ化物を多段断熱式向流接触還元法で金属チタンに還元する方法も包 含される。
かかる総合的な方法の好ましい一態様としては、鉄およびチタンを酸化物の形態 で含有するイルメナイトをフルオロ化して鉄およびチタンのフッ化物とする。こ のフルオロ化は、鉱石を例えばKQ S f Fe % Naz S i Fe  (Dようなアルカリ金属フルオロケイ酸塩から成るフルオロケイ酸塩と接触さ せて約600〜1000℃、好ましくは約750〜950℃で行う。鉄およびT iのフッ化物は水溶液によりフルオロ化された鉱石から抽出できる。この水溶液 としては強酸(鉱酸)を含むものを使用し、溶解性チタン、すなわちアルカリ金 属フルオロチタン酸塩を回収する。
鉱石のフルオロ化剤とし・てアルカリ金属フルオロケイ酸を使用する場合には、 対応するフルオロチタン酸塩は可溶性チタンである。例えば、フルオロ化剤とし てカリウムフルオロケイ酸塩を使用する場合には、カリウムフルオロチタン酸塩 を抽出液中に溶解する。この抽出液にはまた各種の他の可溶性フッ化物、例えば カリウムフッ化物が含まれている。この抽出液は蒸発・冷却して例えばカリウム フルオロチタン酸塩のようなアルカリ金属フルオロチタン酸塩を沈殿させる。
次いでアルカリ金属フルオロチタン酸塩の沈殿を濾過し、約110〜150℃に おいて乾燥し、次いで金属Tiに還元する。還元方法は前記した通りであり、ア ルカリ金属フルオロチタン酸塩を溶融Al−Zn合金と約1350〜約1000 ℃において不活性雰囲気下で接触させることから成る。このアルカリ金属フルオ ロチタン酸塩中に存在するTiはかかる条件下でAl−Zn合金と接触してTi −Zn合金に転化し、AIは対応するアルミニウムフッ化物塩に転化する。A1 フッ化物塩は溶融塩相中に溶解し、クリオライト、すなわちNa5AIFe、N aaAlzF、4および A I F 3の混合物のような所謂プソイドクリオ ライト類似の塩を形成する。溶融Ti−Zn合金は分離して蒸留帯域でZnを不 活性雰囲気下でTiから昇華させる。このTiはTim属スポンジの形態で回収 する。
9Aプロセスの ’JU管■ TiおよびFe酸化物を含むイルミナイトは南ジe−シア、北部フロリダ、およ びカリフォルニア等の地方で採取される。この鉱石は25〜50重量%のTiお よび8〜36重量%のFeを含むのが普通である。このイルメナイト鉱石は細か く粉砕してフルオロ化に備える。例えば、30〜400メツシユ、好ましくは1 00〜400メツシユにする。この鉱石は例えばF a 、S t F 4 、 NH4F、NH,HF2、C] F3等のような公知のフルオロ化剤でフルオロ 化する。しかし、本発明の最も好ましい態様では、フルオロ化剤はアルカリ金属 フルオロケイ酸塩である。これ以上活性なフルオロ化剤はフルオル化を実施する ための装置を腐食する傾向にあり、該材料が特に好ましい。
典型的なアルカリ金属フルオロケイ酸塩中にはカリウムおよびナトリウム塩が含 まれている。例えば、ナトリウムフルオロケイ酸塩は0.5〜5.0、好ましく は1.0〜2.5の重量比で鉱石にブレンドするとフルオロ化に有効である。
このフルオロ化は鉱石中のTiおよびFeを対応するフッ化物誘導体すなわちT iおよびFeフッ化に転化するのに十分な条件下で実施する。
例えば、ナトリウムフルオロケイ酸塩がフルオロ化剤として使用される場合には 、このフルオロケイ酸塩と鉱石の混合物を少なくとも600℃、好ましくは75 0〜950℃に十分時間加熱しFeとTiを酸化物からフッ化物の形態に転化さ せる。約1000″Cのようなさらに高温では、反応物が溶融して反応室から抜 き出すのが困難になり、またより低温では反応が適切な速度で進行しない。
Feの存在、特に第1鉄が存在すると、アルカリ金属フルオロケイ酸塩のフルオ ロ化反応が促進されることが判明し、その結果可溶性Tiの回収率が向上するこ とが分かった。Fe分の少ないイルメナイト鉱石は、例えばFe粉および/また は酸化鉄の追加的添加をしてやるとよい。ルタイトやアナターゼのような実質的 にFe分がないTi鉱石もFe分を添加すると極めて好ましい結果を生むことが 判明している。その上、少なくとも14〜36重量%のFe分を含むイルメナイ トは上記のアルカリ金属フルオロケイ酸塩により容易にフルオロ化され、Fe粉 や酸化鉄の追加は必要ない。
イルメナイト鉱石中に存在するFe1または例えば酸化鉄もしくは鉄粉のいずれ かと共に炭素を添加するとTiの回収に相剰的効果があることも判明している。
例えば1〜10重量%、好ましくは1.2〜4重量%の炭素をTi鉱石中に添加 してTiの回収率を高めることもできる。
フルオロ化剤として好ましいアルカリ金属フルオロケイ酸塩を使用する場合には 、フルオロ化反応をシリコンテトラフッ化物のような気体状のフルオロ化剤の雰 囲気下で行うと好都合である。シリコンテトラフッ化物はアルカリ金属フルオロ ケイ酸塩から得られる活性なフルオロ化剤であると考えられており、イルメナイ ト鉱石のフルオロ化反応を開始し促進するように作用する。典型的には、フルオ ロ化反応は常圧下で行なう。しかし、この反応は約0.1〜70psigの分圧 下もしくは高圧下で実施することもできる。
このフルオロ化した鉱石は冷却後粉砕し、粉砕混合物を浸出して溶解性Tiを回 収し、かつ攪拌下で浸出液と接触させてフルオロ化剤を回収する。
フルオロ化鉱石の浸出は好ましくはHCノ、HFまたは、SO,のような強酸を 含む水性溶液中で行う。 該浸出溶液のpHは約5.0以下が好ましく、さらに 好ましくは約1、例えば0.1である。
浸出温度は少なくとも25℃、好ましくは60〜95℃である。例えば120° Cのような高温でも浸出は実施できる。高温での浸出は圧力容器中で行う。浸出 時間はTjの可溶性フッ化物を経済的に可能な限り多く回収するのに十分な時下 帯に亙って行う。典型的には約0.1〜3時間であり、浸出溶液に対するフルオ ロ化鉱石の比率は15:1から5:1、例えば10:1(重量基準)である。浸 出速度は比較的早く、分の単位である。浸出液はシリカに富むフルオロ化鉱石残 さから分離し、フルオロ化剤の残さば濾過により分離する。
濾液は好ましくは例えばKzTtFeもしくはNa2TiFeのような溶解性T iフッ化物から成っている。その上、ナトリウムフッ化物もしくはカリウムフッ 化物のようなアルカリ金属フルオロケイ酸塩に相当する各種の可溶性フッ化物も 濾液中に存在する。このような他の可溶性フッ化物からTiのフッ化物を分離す るのは容易であることが分かった。その理由はTiのフッ化物はこの溶液の温度 を低めると沈殿するが、他の不純物は低温でも兎にかく溶解性のTiフッ化物を 形成しているという溶解特性の差異による。このように、この溶液はTiフッ化 物を濃縮し、次いで冷却してTiフッ化物を結晶化させることがでこのTiフッ 化物の結晶を分離して50〜150℃で乾燥すれば過剰の水を除去できる。
Tiフッ化物の乾燥結晶は前記したように溶融Ti −Zn合金により還元され る。
溶融T 1−Zn合金は蒸留帯域に送り、ここで不活性雰囲気下約800〜10 00℃でZnを昇華し、Tiスポンジが製造される。別法として、若干低温で減 圧下にZnを昇華することもできる。
Tiスポンジは加熱して焼き固め表面積を減少させてもよい。焼固・冷却後、ス ポンジが活性雰囲気に曝される以前に希釈酸素に曝して表面に酸化Tiの薄い保 護膜(分子膜)を設ける。Znは回収し循環使用する。
支り九 次に本発明の総合方法による好ましい態様の一例を述べる。Ti 31.f3% 、Fe 35%の組成物を有するイルメナイト38. OOO,l b s 、  (17,230kg)を炭素3801 b s、 (172kg)と混合し、 これを粉砕帯域10中で100メツシユに粉砕した。次いでブレンド帯域中で7 0、 7351 b s、(32,000kg ) CDナトリウムフルオロケ イ酸塩を混合した。この混合物を鍛焼帯域12に送りここでS i F a雰囲 気下で750〜850℃に約1時間加熱し、イルメナイト中の酸化TtをTiフ ッ化物に夏え、フルオロケイ酸塩中に存在するシリコンフッ化物は酸化Siに転 化した。同様にイルメナイト中に存在するFeの一部はFeフッ化物に転化した 。次いでこのフッ化物混合物を粉砕帯域13で粉砕し、HCl−10重量%溶液 をフッ化物鉱石kg当り10kgの比率で用いて浸出した。
浸出物をシリカ含有残さから分離した。
シリカ含有残さを該粉砕および浸出帯域から除き、乾燥して5iOzとFeaO 3の混合物として帯域14中で回収した。シリカ含有残さから分離したこの浸出 物を結晶および乾燥帯域15に送り、ここで約740,0001bs、(335 ,000kg)の水を加熱および/または減圧により除き、約4℃に冷却しナト リウムフルオロチタン酸塩の結晶を得た。
この結晶性ナトリウムフルオロチタン酸塩を還元帯域1Bで11.71重量%の A1を含むAl−Zn合金と接触させて還元した。添付第1図および第1表に多 段連続向流還元法の各流れ中の物質および熱収支を示した。これを参照すること により還元帯域1B中で生起する状況が理解できる。この表は各段階で発生する 反応熱、各段階中に持ち込まれる各種流れが有する熱量、および各段階を去る流 れが持ち出す熱量を総合して算出したものである。
ナトリウムフルオロチタン酸塩の結晶は原料流れ7および8として第1段階Bの 還元帯域16および金属精製反応器A中に分割して装入した。溶融合金相1およ び2を約450℃に加熱するに要する熱量以外は必要が無かったことに注目する 必要がある。Ti−Zn合金は還元帯域16から抜き出し蒸留帯域17に送り、 ここで少なくとも800℃において減圧下(約1O−1S)でZnを昇華して留 去した。得られたZnは還元帯域16に再循環した。Ti金属を蒸留帯域17か らスポンジ18として回収した。ナトリウムおよびアルミニウムのフッ化物の混 合物である容融塩混合物、すなわちプソイドクリオライトを還元帯域16から回 収し回収帯域19に送った。
(以下余白) 第3表および第4表には本発明の2段連続法(第1図の線図参照)における物質 および熱収支を示した。
段階Bでは T i*4の78.8%がTiOに還元され、Ti”の21.1% はTi43(Naa Tt、F14)に還元された。製品合金は0.9751b s、(0,44kg)のTiと0.0011 b s、(0,0005kg ) のAIを含有していた。段階Cからの塩製品はTiを0.0251bs、(0, 011kg)含有していた。総合的には97.5%のTiが回収されたことにな る。各段階における熱収支によれはAl−Zn合金を450℃(流れ1)に加熱 するのに要する熱量を除けば、外部から熱を投入する必要が一切ないことが分か る。
第4表 熱量(I N) −1740−3387TU 熱量(OU T ) 44072 44299TU 反応熱 −2745−1208 反応器からの熱量(N E T ) −143−se段階Bでは、2880BT Uがナトシウムフルオロチタン酸塩の加熱と溶融に要し、約−400BTUの熱 収支を段階Bに残している。段階Cでは、約850 BTUが流れ1を経由して 導入される溶融Al−Zn合金を450℃から900℃に加熱するのに要し、約 −1000BTUQ熱収支を残している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.チタンフルオロチタン酸塩の還元により金属チタン(Tio)を製造する向 流還元方法において該方法が断熱式に実施され、かつ次の各工程: (a)四価チタンアルカリ金属フルオロチタン酸塩および650〜1000℃に 予熱したTi−Al−Zn溶融合金を第1段階に導入して該四価チタン塩を三価 チタン塩に還元し、かつ20〜47重量%の三価チタン塩をTio金属に還元し 、一方で該第1溶融合金中のアルミニウム(Al)をAlフッ化物塩に酸化して 三価チタン塩とAlフッ化物塩から成る第1溶融塩および、Tiと0.2重量% 以下の亜鉛(Zn)を含むTi−Zn合金から成る第2溶融合金を形成させ、こ の際該第1溶融合金の有する熱量およびTi+4塩およびTi+3塩の還元反応 による発熱によりTi+4塩の加熱および溶融のル熱量を賄うと共に該第1段階 における反応原料と生成物を所定の温度である650〜1000℃に維持する熱 量を賄って成る工程;(b)該第1溶融塩の少なくとも一部を該第1段階から抜 き出す工程; (c)該第2溶融合金の少なくとも一部を該第1段階から抜き出す工程; (d)650〜1000℃の所定温度に加熱した該第1溶融塩および425℃に 加熱した第3溶融Al−Zn合金を第2段階に導入し該第3溶融合金中のAlの 20〜30重量%をアルミニウムフッ化物塩に酸化すると同時に、該第1溶融塩 中のTi+3をTio金属に還元して該第1溶融Ti−Al−Zn合金、および 0.5重量%以下のTiを含む第2溶融塩を形成させ、この際第1溶融塩の有す る熱量と還元反応の発熱量とで該第3溶融合金を所定の650〜1000℃に加 熱すると共に、該第2段階中の反応原料と生成物とを該所定の温度に維持するた めの熱量を賄い、第1段階中に導入される固形状アルカリ金属フルオロチタン酸 塩(Ti+4)中のTi3モル▽に対して該第3溶融合金中のAlを4モルだけ 該段階中に導入して成る工程;(e)該第2溶融塩の少なくとも一部を該第2段 階から抜き出す工程; (f)該第1溶融合金の少なくとも一部を該第2段階から抜き出して該第1段階 中に導入し、Al−Zn合金としてのAl、および四価チタンアルカリ金属フル オロチタン酸塩としてのTiをTi3モルに対してAl4モルの比率で系内に導 入して成る工程 から成る金属チタン(Tio)の製法。
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