JPH0349866Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0349866Y2
JPH0349866Y2 JP7742685U JP7742685U JPH0349866Y2 JP H0349866 Y2 JPH0349866 Y2 JP H0349866Y2 JP 7742685 U JP7742685 U JP 7742685U JP 7742685 U JP7742685 U JP 7742685U JP H0349866 Y2 JPH0349866 Y2 JP H0349866Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analytical
base member
film
cover member
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7742685U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61192824U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7742685U priority Critical patent/JPH0349866Y2/ja
Publication of JPS61192824U publication Critical patent/JPS61192824U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0349866Y2 publication Critical patent/JPH0349866Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は例えば血液、血清等の試料内に含ま
れる特定成分の含有量等を化学的に分析するため
に使用する分析素子用超音波溶接装置に関するも
のである。
〔考案の背景〕
一般に、上記分析素子は透明支持体上に反応試
薬層を形成し、その上に展開層を積層してなる分
析フイルムをベース部材に収容し、これをカバー
部材で挟んでなり、該カバー部材には収容した分
析フイルムに分析しようとする試料を滴下供給す
るための露出孔が開口し、ベース部材には滴下試
料により反応する試薬層の変化を測光するための
露出孔が設けられている。この分析素子は前記ベ
ース部材とカバー部材とを分析フイルムを収容し
た状態で超音波振動ホーンの端面の圧着力と超音
波振動により溶接して得られるが、従来の超音波
溶接装置に備えた超音波振動ホーンはその端面が
偏平であつたため、溶接時にホーンの振動がカバ
ー部材に設けた分析フイルムの露出孔より分析フ
イルムに直接伝えられる結果、分析フイルムの最
上層を形成する脆い層からなる展開層にヒビ割れ
を生じさせるという問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の問題を解消するためのもの
で、溶接時に分析フイルムの展開層にヒビ割れを
生じさせることのない分析素子用超音波溶接装置
を提供することを目的としている。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するため、この考案は分析フイ
ルムの収容部を有するベース部材と、該ベース部
材に収容した分析フイルムのカバー部材とを密着
させる超音波振動ホーンの端面に、前記カバー部
材の上面に開口させた分析フイルムの露出孔以上
の内径を有する凹欠部を設け、分析フイルムに直
接超音波振動が伝えられないように構成したもの
である。
〔実施例〕 次に、この考案は添付図面に示す一実施例にも
とづいて説明する。
図において、1は超音波振動ホーン、2は溶接
前の分析素子で、該分析素子2は第2図示の如く
透明支持体4a上に反応試薬層4bを形成し、そ
の上面に展開層4cを積層してなる分析フイルム
4をベース部材5の収容部5aに収容し、その上
面にカバー部材6を重ねてなる。該カバー部材6
には収容した分析フイルムに分析しようとする試
料を滴下供給するための露出孔7が開口するとと
もに、ベース部材5には滴下試料により反応する
試薬層4bの変化を測光するための露出孔8が開
口している。
なお、前記分析素子2はベース部材5とカバー
部材6との間に一個の分析フイルム4を介装した
ものが単位素子となるが、分析フイルム4の収容
部5aを複数個設けたベース部材5に、これと同
形同大にしたカバー部材6を重ね、その必要部位
を溶接して第4図示の如く連続素子として作り、
これを一点鎖線aのように切断して単位素子に分
割するようにしてもよい。
前記超音波振動ホーン1はその端面1aにはカ
バー部材6に設けた分析フイルム4の露出孔7以
上(同じかそれより大)の内径を有する凹欠部9
を設けている。この凹欠部9は超音波振動ホーン
1の端面1aの振動が分析フイルム4に直接伝わ
らないようにするとともに、凹欠部9の周囲に振
動エネルギーを集中させるためのもので、その深
さは振動数により適宜決定される。なお、前記凹
欠部9は前記分析フイルム4の大きさと同じ程度
まで拡大してもよいことは勿論である。
また、前記ベース部材5とカバー部材6とが溶
接される対抗面には通常、エネルギーダイレクタ
と称する突起(図示せず)が設けられるが、これ
を設けないで、第3図示の如く超音波振動ホーン
1の端面1aに分析フイルム4の周辺を囲むよう
に小突起10を列設してもよい。この小突起10
はカバー部材6を貫通してベース部材5に達する
高さを有することが好ましい。即ち、小突起10
をカバー部材6からベース部材5に達するように
食い込ませて振動させれば、小突起10に振動エ
ネルギーが集中し、両部材間をより確実に溶接さ
せることが可能となるし、溶接後の分析素子の平
面性を向上させ得る。第5図はこれによつて得た
分析素子2を示している。本図において11は前
記小突起10の嵌入によつてできた穴である。
3は前記溶接前の分析素子2を載置する治具
で、該治具3の上面にはベース部材5に設けた収
容部材5aが嵌入できる凹溝3aが設けられてい
る。
次に、上記実施例の作用を説明する。
まず、治具3の上面にベース部材5を載置し、
該ベース部材5に分析フイルム4を収容した後、
その上にカバー部材6を重ねる。対いで、超音波
振動ホーン1を第1図矢印の如く下降させ、その
端面1aをカバー部材6に当て、一定の圧を加え
ながら超音波振動を伝える。この場合において超
音波振動ホーン1の端面1aにはカバー部材6の
上面に開口した分析フイルム4の露出孔7以上の
内径を有する凹欠部9が設けられているから、超
音波振動ホーン1の端面1aの振動は凹欠部9の
周辺に集中し、かつ露出孔7を通して分析フイル
ム4に直接振動を伝えないようになる。
このようにして両部材5,6を溶接を終了した
後は超音波振動ホーン1を持ち上げて治具3から
溶接後の分析素子2を取除き、上述の操作を繰り
返す。この操作即ち、ベース部材5の供給、分析
フイルム4の装填、カバー部材6の供給及び溶接
後の分析素子の取り除き等は自動制御により行わ
せることも可能である。
〔考案の効果〕
以上の如く、この考案に係る分析素子用超音波
溶接装置は分析フイルムの収容部を有するベース
部材と、該ベース部材に収容した分析フイルムの
カバー部材とを密着させる超音波振動ホーンの端
面に、前記カバー部材の上面に開口させた分析フ
イルムの露出孔以上の内径を有する凹欠部を設け
たことを特徴としているから、超音波振動ホーン
の端面に生ずる振動は凹欠部の周辺に集中し、露
出孔を通して分析フイルムに直接振動を伝えるこ
とがなく、従つて、溶接中に分析フイルムの最上
層を形成する脆い層からなる展開層にヒビ割れを
生じさせる虞が完全に解消できるという優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は要部の
断面斜視図、第2図は分析素子の溶接前の斜視
図、第3図は超音波ホーンの端面を示す斜視図、
第4図は連続素子として溶接した場合の斜視図、
第5図は超音波振動ホーンの端面に小突起を有す
る装置で溶接して得た分析素子の斜視図である。 1……超音波振動ホーン、2……分析素子、3
……治具、4……分析フイルム、5……ベース部
材、5a……収容部、6……カバー部材、7,8
……露出孔、9……凹欠部、10……小突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 分析フイルムの収容部を有するベース部材
    と、該ベース部材に収容した分析フイルムのカ
    バー部材とを密着させる超音波振動ホーンの端
    面に、前記カバー部材の上面に開口させた分析
    フイルムの露出孔以上の内径を有する凹欠部を
    設けたことを特徴とする分析素子用超音波溶接
    装置。 (2) 前記ベース部材に分析フイルムの収容部が複
    数個設けられている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の分析素子用超音波溶接装置。 (3) 前記超音波振動ホーンの端面に分析フイルム
    の収容部を避けて小突起が列設されている実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の分
    析素子用超音波溶接装置。
JP7742685U 1985-05-24 1985-05-24 Expired JPH0349866Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7742685U JPH0349866Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7742685U JPH0349866Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61192824U JPS61192824U (ja) 1986-12-01
JPH0349866Y2 true JPH0349866Y2 (ja) 1991-10-24

Family

ID=30620481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7742685U Expired JPH0349866Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0349866Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7270583B2 (ja) * 2020-07-27 2023-05-10 プライムアースEvエナジー株式会社 接合状態検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61192824U (ja) 1986-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4169751A (en) High frequency bonding with concentrators
US4230757A (en) Sonically securing articles in plastic mounts
JP3691457B2 (ja) 電気化学的センサ及びその製造方法
JP4224130B2 (ja) 電気化学的バイオセンサの製造方法
DK29390D0 (da) Fremgangsmaade til bestemmelse af koncentrationer af ikke-bundne analytter i en vaeskeproeve samt indretning og udstyr til brug ved fremgangsmaaden
EP0174247B1 (fr) Bandelette d'analyse immunologique et procédé pour sa fabrication
JPS62157569A (ja) 1試験素子から他の試験素子へのアンモニアガスの漏入を防止する方法
JPH0349866Y2 (ja)
JPS612532A (ja) 超音波溶接方法
EP0125280A1 (en) Devices for use in determining ionic analyte activity and methods of making same
CA2482884A1 (en) Substrate plate, method and apparatus for manufacturing such a substrate plate, and system for conducting biossays comprising such a substrate plate
EP1662257A1 (en) Tool for measuring object to be measured, measuring device, and measuring method
JPH0322699B2 (ja)
USRE39191E1 (en) Sonic treatment to selectively reduce the void volume of sintered polymers
US4564503A (en) Mount for fragile test element
JPH0254198B2 (ja)
JPS61288155A (ja) 化学分析スライド及びその製造方法
JPS62217159A (ja) 化学分析スライドの製造方法
JP2525934B2 (ja) 酸素センサの板体積層装置
JPH0230778Y2 (ja)
EP0191650A3 (en) Sealing device for analytical slide
JPS62105041A (ja) 紙のph測定方法及びその装置
JPH03218950A (ja) 無フラックスはんだ付け方法
JPH08309562A (ja) 超音波工具
JPS63218335A (ja) 化学分析スライドの製造方法