JPH0349733A - 圧脈波検出装置 - Google Patents

圧脈波検出装置

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JPH0349733A
JPH0349733A JP18412689A JP18412689A JPH0349733A JP H0349733 A JPH0349733 A JP H0349733A JP 18412689 A JP18412689 A JP 18412689A JP 18412689 A JP18412689 A JP 18412689A JP H0349733 A JPH0349733 A JP H0349733A
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pulse wave
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pressing surface
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Chikao Harada
親男 原田
Kimio Fujikawa
藤川 公夫
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KOORIN DENSHI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、圧脈波検出装置に関するものであり、特に、
動脈の方向に沿った最適押圧位置において脈波検出を自
動的に行い得るようにする技術に関するものである。
従来の技術 生体の動脈内において心拍に同期して周期的に発生する
圧力変動波、すなわち圧脈波は血圧値だけでなく循i!
2器の作動状態を反映しているため、血圧値の測定或い
は循環器の診断などのために生体動脈内の圧脈波を非観
血的に且つ正確に検出することが望まれる。
これに対し、撓骨動脈のような生体の表皮直下の動脈に
発生する圧脈波を非観血的に検出するためにその動脈の
真上を皮膚上から圧力センサにて押圧する形式の脈波検
出装置が提案されている。
たとえば、米国特許第4423738号に記載されてい
る脈波検出装置がそれである。このような形式の脈波検
出装置では、圧力センサを半導体基板にて構成するとと
もに、その半導体基板の下面(押圧面)に凹陥部を局所
的に形成することによって微小な薄肉部を複数箇所形成
し且つこの複数箇所薄肉部に発生する歪を電気信号に変
換するピエゾ抵抗素子などの歪検出素子を設ける一方、
上記凹陥部内には皮膚表皮から上記薄肉部へ圧脈波を伝
達するための軟質充填材を充填することにより、半導体
基板の押圧面の動脈を横断する方向に複数箇所の圧力検
出素子が配設され、所定の押圧状態のときにそれら複数
箇所の圧力検出素子から得られる信号により、生体の動
脈内の圧力を検出するように構成されている。そして、
撓骨動脈や足音動脈のような、生体の表皮直下に位置し
ている動脈を表皮の上から適当に押圧して圧脈波を検出
する際には、通常、その動脈の一部の前記押圧面側に所
定の平坦部が形成されるまで押圧することにより動脈壁
の張力の影響を排除して圧脈波の検出精度を高めるよう
にしている。
発明が解決すべき課題 ところで、上記のような動脈に対する好適な押圧状態、
すなわち動脈の一部に所定の平坦部を形成させる状態を
得るためには、単に、表皮直下の動脈に対する圧力セン
サの押圧力を3J1 fQTするだけでは得られ難く、
その動脈の裏側に適当なバックアップが存在しているこ
とが必要とされる。たとえば、撓骨動脈の場合には、撓
骨の一部が撓骨動脈の裏側に位置していることが必要と
される。しかし、上記のように表皮直下の動脈に対する
好適な押圧状態を実現するために必要な適当なバックア
ンプ(骨など)が存在している部分は、限られた位置し
かなく、動脈に沿った方向において比較的短いため、単
に脈波検出装置が生体に装着されただけでは、前記好適
な押圧位置が得られない場合が多い。このため、脈波検
出装置を再装着する煩雑な作業が必要とされたり、ある
いは動脈の方向における装着位置を選択するために熟練
が必要とされる欠点があった。なお、特開昭63−27
320号に記載されているように、動脈に沿った方向に
脈波センサを移動させる機構を備えた装置が提案されて
いるが、このような装置であっても、脈波センサを動脈
に沿った方向に移動させる毎に押圧力を一旦零とする必
要があるため、速やかな脈波検出ができない不都合があ
った。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、表皮直下の動脈の圧脈波を検
出するに際して、−旦装着された脈波検出装置の動脈に
沿った方向の押圧位置の変更をそれ程要しない脈波検出
装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 斯る目的を達成するための本発明の要旨とするところは
、生体の表皮に押圧される圧力センサと、該圧力センサ
を前記表皮下の動脈に向がって押圧する押圧手段とを備
えて前記生体に装着され、前記押圧手段による押圧力を
最適値に維持しつつ前記圧力センサからの出力信号に基
づいて前記動脈から発生する圧脈波を採取する形式の脈
波検出装置であって、前記圧力センサの押圧面には、少
なくとも前記動脈に沿った方向の複数箇所において圧力
検出素子が配設されいることを特徴とする脈波検出装置
ことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、半導体基板の押圧面には、動脈に沿
った方向の複数箇所において圧力検出素子が設けられて
いるので、それら圧力検出素子のうちの最適位置に位置
するものを選択することにより、脈波検出装置の再装着
を要することなく、また押圧手段により圧力センサの押
圧力を一旦零にして圧力センサを移動させることも必要
なく、正確な脈波検出を速やかに行うことができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は、本発明の一実施例である脈波検出装置を示す
斜視図であ=る。ハウジング10は、樹脂製であって全
体として容器状を成し、長手方向の側面の基本形状が三
日月状に形成されているとともに、底壁の幅方向中間部
が長手方向に沿って所定形状に突き出した形状とされて
いる。このようなハウジングIOは、後述の第4図に示
すように、その開口端がたとえば手首などの生体の一部
においてその表皮12に対向する状態で装着バンド14
により着脱可能に取り付けられるようになっている。
第3図および第4図に詳しく示すように、減速ギアユニ
ット22をハウジング10に固定するために、断面り字
形の樹脂製の支持プレート24がねじ部材23により減
速ギアユニット22に固定されており、その−面から突
き出す一対のブラケット26(一方のみ図示)がねじ部
材25によりハウジングlOの相対向する側壁18.2
0に固着されている。減速ギアユニット22は、第1歯
車30と噛み合う第2歯車32と、第2歯車32と同軸
に固定された第3歯車34と、第3歯車34と噛み合う
第4歯車36と、第4歯車36と同軸に固定された第5
歯車38と、第5歯車38と噛み合う状態で駆動モータ
40の出力軸42に固定された第6歯車44とを金属製
の枠部材28内にそれぞれ回転可能に備えている。上記
第1歯車30は、枠部材28に嵌め着けられた樹脂製の
軸受46を貫通した送りねじ48の一端部に固定されて
いる。これにより、送りねじ48と駆動モータ40とが
作動的に連結され、駆動モータ40により送りねじ48
が回転駆動されるようになっている。なお、上記駆動モ
ータ40は、枠部材28に固定されている。
ハウジングエ0の端部には、偏心軸受50を嵌め着ける
ための穴52が形成されており、前記送りねじ48の他
端部はその偏心軸受50により支持されている。これに
より送りねじ48は、回転可能な状態でハウジング10
の幅方向中央に位置させられている。上記偏心軸受50
は、第5図に詳しく示すように、前記穴52に嵌め入れ
られる円筒部54と、円筒部54の端部に形成された大
径のフランジ部56と、円筒部54およびフランジ部5
6の軸芯からずれた位置に形成された偏心穴58とを備
えている。また、フランジ部56の端部には、回転位置
調整工具の先端部と保合するための細溝60が径方向に
沿って形成されている。
したがって、この偏心軸受50の細溝60に調整工具を
嵌め入れて回転させることにより、偏心穴58に嵌合さ
れた送りねじ48の他端部が第4図中上下および左右方
向に変位させられるようになっている。
押圧装置66は、第3図および第4図に示すように、送
りねじ48に螺合された螺合部材68およびその螺合部
材68の下側にダイアフラム70を介して固定された角
筒状部材72とから構成されている。そして、ダイアフ
ラム70の中央部には、脈波センサ74が固定されてい
る。上記螺合部材68とダイアフラム70とによって圧
力室76が形成されるので、この圧力室76に図示しな
い圧力調節装置から所定の圧力が供給されると、上記脈
波センサ74が圧力室76の圧力に応じた押圧力で生体
の表皮I2に向かって押圧されるようになっている。脈
波センサ74の押圧面78には、圧力センサとして機能
するものであって、後述のように、半導体歪抵抗や感圧
ダイオード等の複数の圧力検出素子が配列された半導体
基板が設けられており、撓骨動脈80の壁の一部が平坦
になるように押圧された状態で、心拍に同期して発生す
る動脈80内の圧脈波が検出されるようになっている。
上記押圧装置66は、外周形状が四角形状を成しており
、その両側面には、第3図に示すように、一対の案内溝
82が設けられている。一方、ハウジング10の側壁1
8.20の内壁面であって上記両案内溝82と対応する
位置には、第3図および第4図に示すように、一対のガ
イドレール84が設けられており、押圧装置66はその
案内溝82およびガイドレール84により撓骨動脈80
と略直交する方向において所定の移動ストローク内でが
たつきなく直線的に案内されるようになっている。
上記のように、本実施例では、一端に第1歯車30が固
定されている送りねじ48の他端部が、偏心軸受50に
より回転可能に支持されていることから、その偏心軸受
50の軸まわりの回転位置を工具などを用いて変更する
ことにより、送りねじ48の他端部の支持位置が移動さ
せられ、それに伴って送りねじ48の一端部に固定され
た第1歯車30の軸芯位置が移動させられる。すなわち
、送りねじ48は、軸受け4Gを支点として僅かに回動
させられるのである。これにより、組み立てに際して減
速ギアユニット22の第2歯車32と送りねじ48の一
端部に固定された第1歯車30との軸心間距離が調整さ
れてそれらの噛合状態が良好に設定される。したがって
、第1歯車30と第2歯車32との間の軸心間距離のば
らつきに起因して脈波センサ74が円滑に移動され得な
かったり、或いは異常摩耗に起因して耐久性が膿なねれ
たりすることが解消されるとともに、第1歯車30と第
2歯車32との寸法誤差を解消するために各構成部品の
公差を小さくする必要がないので、装置が高価になるこ
とがない。
前記脈波センサ74は、第6図に示すように、導体が積
層配線されたセラミック基板90と、セラミック調成い
は樹脂製などの電気的絶縁材料から構成されてセラミッ
ク基板90の中央部に固定されたスペーサ92と、その
スペーサ92により支持されて生体の皮膚に押圧される
押圧板94とを備えている。この押圧板94は、第7図
の斜視図に示すように、比較的剛性の高いバックアツプ
板96と、このバックアツプ板96の一面に接着された
半導体基板98とから構成されている。上記バックアツ
プ板96と半導体基板98とは、エポキシ樹脂或いはシ
リコンゴムなどにより好適に接着される。上記バンクア
ンプ板96は、ガラス製或いは半導体基板98と同じ半
導体製の厚肉板などが用いられる。上記バックアツプ板
96と半導体基板98との間の熱膨張差の影響をなくす
にためには、接着剤としてエポキシ樹脂よりシリコンゴ
ムを用いることが一層効果的であり、また、バックアツ
プ板96としてはガラス製より半導体製厚肉板を用いる
ことが一層効果的である。したがって、半導体基板98
と同じ半導体製のバンクアップ板96の上にシリコンゴ
ムを用いて半導体基板98を接着することが最も好まし
い組み合わせである。
本実施例では、半導体基板98はシリコン単結晶板であ
り、第1図に示すように、その押圧面には、接触圧を検
知するために、一定の間隔αの複数個の感圧素子100
から成る1本の素子列101が複数本並列に配列されて
いる。本実施例の脈波検出装置では、上記素子列101
は、手首に装着されたとき撓骨動脈80に直角な方向と
なるように、第1図のX方向に平行に配設されるととも
に、撓骨動脈80に沿った方向、すなわち第1図のX方
向において一定の間隔βを隔てて配設されている。たと
えば、上記1本の素子列101内では、各感圧素子10
0が100μmピンチで配設され、また、上記素子列l
otは、125μmピッチで配設されている。このため
半導体基板98の押圧面では、感圧素子100が、撓骨
動脈80に直交するX方向および撓骨動脈80と平行な
X方向においてそれぞれ一定の間隔でマトリックス状に
配設されているのである。
第7図は、上記半導体基板98およびバックアツプ板9
6の構造を説明するための第1図の■−■視断面断面図
り、第8図は、第1図の■−■視断面断面図る。第7図
および第8図において、500μm乃至1500μmの
厚みとされることにより剛性が高められたバックアツプ
板96には、スペーサ92およびセラミック基板90の
中央穴を通して半導体基板98の裏面(非押圧側の面)
に大気圧を導くための2本の貫通穴102が設けられて
いる。半導体基板98は、300ミクロン程度の厚みを
備えており、その裏面に長手状の凹陥部104が形成さ
れることにより、厚みが数乃至十数ミクロンの薄肉部1
06が形成されている。この薄肉部106には、半導体
基板98の厚みよりも低い高さを備え且つ上記長手状の
凹陥部104を横断する突条108が一定の間隔で複数
本形成され、上記薄肉部106の突条108の間に位置
する部分において前記感圧素子100が複数設けられて
いるのである。本実施例においては、上記突条10日は
数十ミクロンの幅寸法を備え、200乃至250ミクロ
ンの間隔で配設されている。上記突条108の高さは、
クロストークを防止するために適宜決定される。
第9図は、半導体基板98の押圧面を正面から見た図で
あり、上記突条108の間の薄肉部106に配設されて
いる感圧素子100の構成例を示している。図において
、4つの歪抵抗素子110a、110b、110c、1
10dは、たとえば所定の不純物の拡散或いは注入など
の良(知られた半導体製造手法を用いて形成されている
。また、上記4つの歪抵抗素子110a、110b、1
10C1110dの電橋を構成するための導体112a
、112b、112c、112dも、所定の不純物の拡
散或いは注入などの良く知られた半導体製造手法を用い
て形成されている。上記歪抵抗素子110a、110b
、110C1110dおよび導体112a、112b、
112c、112dにより構成された電橋は、それが配
設されている薄肉部106に加えられた歪に対応した電
気信号を発生するので、1つの感圧素子100を構成し
ているのである。なお、上記歪抵抗素子110a、11
0b、110c、110dおよび導体112a、112
b、112C1112dは、半導体基板9日の不純物濃
度を局所的に高めることにより構成されているので、通
常は目視できない。
上記半導体基板98は、たとえば、次のように製作され
る。先ず、半導体ウェハに長手状パターンのレジストを
塗着して第1エツチングを行い且つレジスト除去を行う
ことにより比較的浅い長手状凹陥部を形成する。この比
較的浅い長手状凹陥部の縦寸法および横寸法は前記凹陥
部104と略同じである。次いで、上記長手状パターン
の長手方向において複数に分割されたパターンが上記比
較的浅い長手状凹陥部内に位置するようにレジストを塗
着して第2エツチングを行い且つレジスト除去を行うこ
とにより、前述の凹陥部104が形成されるのである。
前記セラミック基板90には、積層導体配線が設けられ
ており、それらの配線中にマルチプレクサやプリアンプ
用の半導体チップが装着され且つワイヤボンディングさ
れている。また上記のように薄肉部106において感圧
素子100がマトリックス状に複数設けられる結果、各
感圧素子100の電源端子や各感圧素子100からの出
力端子が半導体基板98の端縁に沿って配列されており
、それらの端子列とセラミック基板90に設けられ端子
列との間は、第6図に示すように、たとえば100ミク
ロン間隔の導線パターンを備えたフラットケーブル12
0により接続されている。このフラットケーブル120
は、たとえば、ポリイミド樹脂フィルムの片面に貼着さ
れた銅箔をエツチングし且つ端子部分に金またはその合
金をメシキすることにより構成されており、半導体基板
98では、その押圧面に配列されたバンプにフラットケ
ーブル120の一端部が熱圧着または超音波圧着によっ
て接続される。そして、上記のように固定され且つ接続
された半導体基板98の押圧面は、必要に応じてコーテ
ィングされる。
以上のように構成された脈波検出装置は、感圧素子10
0が動脈80の真上に位置し且つ素子列101の配列方
向が動脈80と直交するX方向となるように、手首に装
着される。そして、図示しない起動釦が操作されると、
先ず、圧力室76内に空気が圧送されて脈波センサ74
が表皮12に緩やかな速度で押圧される。第10図はこ
の状態を示している。図において、!22は撓骨、12
4は尺骨、126は股であり、撓骨動脈80が撓骨12
2の一部128によりバンクアップされている。上記の
ように表皮12直下の撓骨動脈80に対する好適な押圧
状態を実現するために必要な適当なバックアップ128
が存在している部分は、限られた位置しかなく、撓骨動
脈80に沿った方向において比較的短いため、その方向
において単一の場所で脈波検出するだけでは、前記好適
な検出状態が得られない場合が多いのである。
上記の押圧過程においては、各感圧素子[00からの圧
力信号が図示しない制御装置により逐次読み込まれてお
り、この制御装置は、押圧力に伴って変化する各部の圧
力変動に基づいて最適押圧力を決定するとともに、X方
向において所定間隔で並列している複数本の素子列10
1のうちの最適位置に位置するものを決定する。たとえ
ば、最適押圧力に関しては、特願昭63−263562
号の決定方法に記載されているように、感圧素子100
からの信号の振幅のうちの下ピーク値の押圧力に関連し
て変化する曲線の平坦部(プラトー)内から決定される
。また、素子列101の決定に関しては、たとえばある
素子列101を構成する各感圧素子100からの信号の
うちの最大ピーク値中の局小値(特開昭6129342
4号)が最も明確に形成される素子列101が選択され
る。
上述のように、本実施例によれば、脈波センサ74の押
圧面、換言すれば半導体基板98の押圧面において撓骨
動脈80に平行なX方向において複数本の素子列101
が一定の間隔で配設されているので、それら圧力検出用
素子列101のうちの最適位置に位置するものを選択す
ることにより、脈波検出装置の再装着を要することなく
、また押圧装置66により脈波センサ74の押圧力を一
旦零にしてから脈波センサ74を移動させることも必要
なく、正確な脈波検出を速やかに行うことができるので
ある。
また、本実施例によれば、脈波センサ74をX方向へ駆
動させる位置決め機構が不要となるので、脈波検出装置
が小型になるとともに、そのような位置決め機構による
位置精度よりも高い位置精度(素子列101のX方向の
配列精度)にて測定できるので、高い測定精度が得られ
る利点がある。
また、本実施例の脈波検出装置によれば、脈波センサ7
4の押圧面において撓骨動脈80に平行なX方向におい
て複数本の素子列101が一定の間隔で配設されている
ので、撓骨動脈80の脈波伝播速度が算出できる利点が
ある。この脈波伝播速度は、生体の動脈硬化度などの指
標として利用できる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例では、半導体基板98の押圧面
において撓骨動脈80に平行なX方向において複数本の
素子列101が一定の間隔で配設されていたが、少なく
とも2個の感圧素子100が撓骨動脈80に平行なX方
向において配列されることにより、一応の本発明の効果
が享受できるのである。
また、前述の実施例では、共通の半導体基板98の押圧
面に多数の感圧素子100が形成されている例が説明さ
れていたが、特開昭63−275320号に記載されて
いるような、独立して構成される圧力検出素子が撓骨動
脈80に平行なX方向において複数配設されていてもよ
いのである。
また、前述の実施例では、撓骨動脈80について説明さ
れていたが、足音動脈の圧脈波を検出する装置などにも
本発明が適用され得る。
また、前述の実施例の感圧素子100の間には、前記の
突条108に替えて、その突条108と同様の幅および
長さの複数本の長穴がレーザビーム照射により貫通した
状態で形成されてもよい。このようにすれば、クロスト
ークが一層抑制される。
また、前述の実施例においては、感圧素子100が長手
状の薄肉部106に所定間隔で設けられていたが、個々
の独立した凹陥部の薄肉部に感圧素子をそれぞれ設けて
もよいのである。要するに、半導体基板98の押圧面に
おいてX方向に複数の感圧素子100が形成されていれ
ばよいのである。
また、前述の半導体基板98にはシリコン単結晶板が用
いられていたが、ガリウム−砒素などの化合物半導体の
単結晶板が用いられてもよい。
また、前述の実施例では、押圧装置66により脈波セン
サ74が表皮12に押圧されるように構成されていたが
、押圧装置66に替えて、圧縮コイルスプリングや圧縮
性気体が封入された空気ばねなどの抑圧手段であっても
よい。また、ハウジング10を手首に装着するハント1
4にその張力を所定範囲に維持することにより脈波セン
サ66を押圧する引張手段を備えてもよい。この場合に
はバンド14自体が押圧手段としても機能する。
また、バンド14に替えて、ハウジング10を表皮12
に装着する接着手段が設けられてもよい。
また、前述の実施例では、ねじ軸48およびそれを回転
駆動する駆動モータ40を含む位置決め手段により脈波
センサ74を撓骨動脈80に直角な方向、すなわちX方
向に移動させるようになっていたが、半導体基板98の
押圧面において圧力検出素子100が配設されるマトリ
ックスの面積のX方向の幅寸法が大きい場合には上記位
置決め手段が削除されてもよい。
なお、上述したのはあくまでも本発明の−実施例であり
、本発明はその目的を逸脱しない範囲で種々変更が加え
られ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第6図の押圧板を示す斜視図である。 第2図は、本発明の一実施例の脈波検出装置を示す斜視
図である。第3図は第2図の装置の横断面を示す図であ
り、第4図は第2図の装置の縦断面を示す図である。第
5図は第2図の装置に用いられる偏心軸受を示す斜視図
である。第6図は第2図の実施例の脈波センサを詳しく
示す要部断面図である。第7図および第8図は、第6図
の押圧板の構成を詳しく示す断面図であって、第7図は
第6図の■−■視断面断面8図は第6図の■−■視断面
断面図る。第9図は、第1図の感圧素子の構成を説明す
る図である。第10図は、第4図の脈波センサの押圧状
態を説明する図である。 12:表皮 66:押圧装置 74:脈波センサ(圧力センサ) 00 :感圧素子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 生体の表皮に押圧される圧力センサと、該圧力センサを
    前記表皮下の動脈に向かって押圧する押圧手段とを備え
    て前記生体に装着され、前記押圧手段による押圧力を最
    適値に維持しつつ前記圧力センサからの出力信号に基づ
    いて前記動脈から発生する圧脈波を採取する形式の脈波
    検出装置であって、 前記圧力センサの押圧面には、少なくとも前記動脈に沿
    った方向の複数箇所に圧力検出素子が配設されいること
    を特徴とする脈波検出装置。
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