JPH0349580A - 速度制御装置 - Google Patents

速度制御装置

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JPH0349580A
JPH0349580A JP1184064A JP18406489A JPH0349580A JP H0349580 A JPH0349580 A JP H0349580A JP 1184064 A JP1184064 A JP 1184064A JP 18406489 A JP18406489 A JP 18406489A JP H0349580 A JPH0349580 A JP H0349580A
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JP
Japan
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value
time
signal
series signal
sampling
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JP1184064A
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English (en)
Inventor
Makoto Goto
誠 後藤
Tadashi Kunihira
宰司 國平
Eiji Ueda
英司 上田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、モータ等の速度制御装置に関するものである
従来の技術 モータの回転速度を速度検出器により倹出して、その検
出信号によってモータへの供給電力を制御する速度制御
装置は、ビデオテープレコーダのキャプスタンモータや
シリンダモータ等に広く利用されている(たとえば、本
出願人が提案した特願昭56−142724号を参照)
。このような速度制御装置において、回転センサの出力
に検出誤差が含まれていると、その検出誤差によってモ
ータの回転速度に変動が生じる。以下、これについて図
面を参照して説明する。
従来のモータの速度制御装置の構或を第6図に示す。直
流モータlに直結された回転センサ2はモータ1の回転
に伴って交流信号を発生する。速度検出器3は回転セン
サ2の交流信号の周期に応じた直流的な電圧を作り出し
、比例補償器9に入力している。比例補償器9により所
定倍の増幅をされた信号は駆動器8に入力される。駆動
器8は入力信号を電力増幅してモータの供給電力とし、
モータ1の発生トルクを増幅して負荷10の回転速度を
制御する。
発明が解決しようとする課題 第7図に回転センサ2の一例を示す。第7図において、
モータの回転軸に直結された円板11の外周部には永久
磁石材12が取り付けられ、永久磁石材12の外周に多
極のN,S極が等ピッチ間隔に交互に着磁されている。
永久磁石材12の外周に対向して感磁素子13(たとえ
ば、ホール素子や磁気抵抗素子)が配置されている。モ
ータの回転に伴う永久磁石材12の回転によって、感磁
素子13はその回転速度に応じた周期の交流信号を発生
する。このような回転センサにおいて、永久磁石材12
のN、S極の等価的な中心O゜がモータの回転中心Oに
対して取り付け偏心を生じている場合には、モータが所
定の回転速度にて一定の回転を行なっている場合でも、
感磁素子13の交流信号の周期は所定の値から長くなっ
たり短くなったり変動する。これが回転センサの検出誤
差である。
第6図の回転センサ2に検出誤差が含まれている場合に
は、たとえモータ1が一定の回転速度にて回転していて
も回転センサ2の交流信号の周期が変動し、速度検出器
3の速度検出信号も変動する。速度検出器3の出力の変
動によって比例補償器9の出力が変動し、駆動器8によ
るモータ1への供給電力も変動し、その結果、モータ1
の実際の回転速度が変動してしまう。すなわち、回転セ
ンサ2の検出誤差によってモータ1の回転速度の変動が
生じる。
特に、第7図に示したような簡単な構造の回転センサを
使用する場合には、取り付け偏心を小さくすることが製
造上難しく、検出誤差による大きな回転速度変動が生じ
ていた。
本発明は、簡単な構或により検出誤差の影響を受けない
ようにすると共に、負荷変動の影響による速度変動も小
さくした速度制御装置を提供することを目的としたもの
である。
課題を解決するための手段 上記目的を達威するために、本発明の速度制御装置は、
モータの回転速度に応じた周期の交流信号を生じる回転
センサと、前記回転センサの交流信号により前記モータ
の1回転当たりP回(ここに、Pは3以上の整数)の検
出を行なう速度検出手段と、前記速度検出手段の検出信
号にもとづき制御信号を作り出す補償手段と、前記補償
手段の制御・信号に応じて前記モータを駆動する駆動手
段を具備し、前記補償手段は、前記速度検出手段の新し
い検出信号のサンプリング動作に同期して新しい誤差値
を得る誤差算出手段と、少なくとも<P+1)サンプリ
ング時間分の時系列信号値を保存する保存手段と、前記
保存手段に保存されている1サンプリング時間前の時系
列信号値とPサンプリング時間前の時系列信号値のK1
倍(ここに、O<K+<1)した値と(P+1)サンプ
リング時間前の時系列信号値の−に、倍(ここに、0<
Kg <1)した値と荊記誤差値を加算合成することに
より新しい時系列信号値を得る時系列信号値作成手段と
、前記1サンプリング時間前の時系列信号値の一K,倍
(ここに、o < Kff < 1 )した値と前記P
サンプリング時間前の時系列信号値を−1倍した値と前
記(P+1)サンプリング時間前の時系列信号値のK4
倍(ここに、O<K4〈1)シた値と前記新しい時系列
信号値を加算合成することにより前記制御信号を作り出
す制御信号作成手段を有することによって、上記の問題
点を解決したものである。
また、上記目的を達戒するために、本発明の速度制御装
置は、モータの回転速度に応じた周期の交流信号を生じ
る回転センサと、前記回転センサの交流信号により前記
モータの1回転当たりP回(ここに、Pは3以上の整数
)の検出を行なう速度検出手段と、前記速度検出手段の
検出信号にもとづき制御信号を作り出す補償手段と、前
記補償手段の制御信号に応じて前記モータを駆動する駆
動手段を具備し、前記補償手段は、前記速度検出手段の
新しい検出信号のサンプリング動作に同期して新しい誤
差値を得る誤差算出手段と、少なくとも(P+1)サン
プリング時間分の時系列信号値を保存する保存手段と、
前記保存手段に保存されている1サンプリング時間前の
時系列信号値とPサンプリング時間前の時系列信号値の
KI倍(ここに、0<K,<1)した値と(P+1)サ
ンプリング時間前の時系列信号値の−に、倍(ここに、
OAK,<1)した値を加算合成ずることにより第一合
成値を得、前記1サンプリング時間前の時系列信号値の
一K3倍(ここに、O<K,く1)した値と前記Pサン
プリング時間前の時系列信号値のーl倍した値と前記(
P+1)サンプリング時間前の時系列信号値のK4倍(
ここに、0<K4 <1)した値を加算合成することに
より第二合成値を得る合成値作成手段と、前記第一合底
値と前記誤差値を加算合成することにより新しい時系列
信号値を得る時系列信号値作成手段と、前記第二合成値
と前記新しい時系列信号値を加算合成することにより前
記制御信号を作り出す制御信号作成手段を有し、前記合
成値作成手段はあらかしめ次のサンプリング時点におい
て利用する前記第一合成値と前記第二合成値を準備し、
前記誤差検出手段により新しい誤差値が得られた直後に
前記時系列信号値作成手段と前記制御信号作成手段を順
次実行するようにしたことによって、上記の問題点を解
決したものである。
また、上記目的を達或するために、本発明の速度制御装
置は、モータの回転速度に応じた周期の交流信号を生じ
る回転センサと、前記回転センサの交流信号により前記
モータの1回転当たりP回(ここに、Pは3以上の整数
)の検出を行なう速度検出手段と、前記速度検出手段の
検出信号にもとづき制御信号を作り出す補償手段と、前
記補償手段の制御信号に応して前記モータを駆動する駆
動手段とを具備し、前記補償手段は、前記速度検出手段
の新しい検出信号のサンプリング動作に同期して新しい
誤差値を得る誤差算出手段と、少なくとも(P+1)サ
ンプリング時間分の時系列信号値を保存し、前記誤差値
を入力とする再帰型ディジタルフィルタの出力により前
記制御信号を得るフィルタ手段を有し、前記フィルタ手
段の伝達関数を A(z−1)=z− z−1+ Kl ・ Z−’  
Kz ・ Z−1)A(Z−’)−1+K1・  z−
’− z−’+K. ・ z−’−’ここに、z − 
1は1サンプリング時間分の遅延、l−PはPサンプリ
ング時間分の遅延、Z−P−+は(P+1)サンプリン
グ時間分の遅延、K,,K.IK,,K.は0 < K
,, Kt, Kff+ Kg < 1の定数、Bは定
数、 としたことによって、上記の問題点を解決したものであ
る。
作用 本発明では、補償手段において、時系列信号を保存して
利用する再帰型のフィルタを形威し、回転センサの検出
誤差による制御信号への影響を大幅に低減している。そ
の結果、回転誤差によるモータの回転速度変動が大幅に
小さくなり、簡単な構或の回転センサを使用しても高性
能の速度制御装置を実現できる。
また、再帰型のフィルタにおける位相遅れも小さく、速
度制御の利得を大きくできるので、モータに加わるトル
ク変動に対して速度変動の生じにくい良好な速度制御装
置を得ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例の速度制御装置について、図面
を参照しながら説明する。第2図に本発明の第1の実施
例における速度制御装置の構或図を示す。第2図におい
て、直流モータlは回転センサ2と負荷10を直接回転
駆動する。回転センサ2はモータlの回転に伴って1回
転当たりP回(ここに、Pは3以上の整数であり、ビデ
オテーブレコーダのシリンダモータでは、通常、P−5
)の交流信号aを発生する。回転センサ2の交流信号a
は速度検出器3に入力され、交流信号aの周期に応じた
ディジタル信号bを得ている。
第1図に示す速度検出器3の具体的な構成例を第3図に
示す。交流信号aは波形整形回路31によって波形整形
され、整形信号gを得ている。整形信号gはアンド回路
33とフリップフロップ35に入力されている。アンド
回路33の入力側には、さらに、発振回路32のクロッ
クバルスpとカウンタ34のオーバフロー出力信号Wも
入力されている。発振回路32は水晶発振器と分周器等
によって構威され、整形信号gの周波数よりもかなり高
周波のクロックパルスP (500kHz程度)を発生
している。
カウンタ34は、アンド回路33の出力バルスhの到来
毎にその内容をカウントアップする12ビットのアップ
カウンタになっている。また、オーバフロー出力信号W
はカウンク34のカウント内容が所定値以下の時には“
H゛であり、カウンタ34のカウント内容が所定値以上
になるとWは“゜L゛に変化する(ここに、“H”は高
電位状態を表し、“L゛は低電位状態を表わしている)
。データ入力型フリップフロップ35は、整形信号gの
立ち下がりエッジをトリガ信号としてデータ入力端子に
入力された“゜H゛を取り込み、その出力Qを“H”′
にする(q一“′H”)。また、補償器4からのリセッ
ト信号rが“H゛になると、カウンタ34とフリップフ
ロップ35の内部状態がリセットされる(b一“’LL
LLLLLLLLLL”、W−“H”、q=“L”)。
次に、第3図の速度検出器3の動作について説明する。
いま、カウンタ34とフリップフロップ35がリセット
信号rによってリセットされているものとする。波形整
形回路31の出力信号gが“L”から“H′に変わると
、アンド回路33の出力信号hとして発振回路32のク
ロンクバルスPが出力される。カウンタ34は出力信号
hをカウントし、その内部状態を変化させていく。波形
整形回路31の出力信号gが“H゛から“L I+に変
わると、アンド回路33の出力信号hは“′L”になり
、カウンタ34はその内部状態を保持する。また、フリ
ップフロップ35は信号gの立ち下がりエッジによって
データ“H”を取り込み、その出力信号qを“L ”か
ら“H”に変化させる。カウンタ34のディジタル信号
bは、回転センサ2の交流信号aの周期長または半周期
長に比例した値であり、モータ1の回転速度に反比例し
ている。後述の補償器4は、フリップフロップ35の出
力信号qを見て、qが゜“H“になるとカウンタ34の
ディジタル信号bを人力し、その後にリセット信号rを
所定の短時間の間“H I+にして、カウンタ34とフ
リップフロップ35を初期状態にリセットし、次の速度
検出動作に備えている。なお、モータ1の回転速度が遅
過ぎるときには、波形整形回路31の出力信号gの周期
が長いためにカウンタ34の内部状態が所定値以上にな
り、オーバフロー出力信号Wが“H”から“L・“に変
わり、アンド回路33の出力信号hが“′L”になり、
カウンタ34が所定の大きな値を保持することもある。
第2図の補償器4は、演算器5(マイクロプロセッサ)
とメモリ6とD/A変換器7によって構或され、速度検
出器3のディジタル信号bを後述する内蔵のプログラム
によって計算加工し、制御信号Cを出力する。補償器4
の制御信号Cは駆動器8に入力され、電力増幅された駆
動信号d(制御信号Cに比例した電流)がモータ1に供
給される。従って、モータ1と回転センサ2と速度検出
器3と補償器4と駆動器8によって速度制御系が構成さ
れ、モータ1の回転速度が所定の値に制御される。
補償器4のメモリ6は、所定のプログラムと定数が格納
されたロム(ROM:リードオンリーメモリ)と随時必
要な値を格納するラム(RAM:ランダムアクセスメモ
リ)に別れている。演算器5はロム内のプログラムに従
って所定の動作や演算を行なっている。第1図にそのプ
ログラムの具体例を示す。次に、その動作について詳細
に説明する。
[誤差算出部IA] (IA−1)  まず、演算器5は速度検出器3のフリ
ップフロップ35の出力信号qを入力し、信号qが“′
H゛となるのを待っている。すなわち、速度検出器3が
交流信号aの周期または半周期を検出し、新しいディジ
タル信号b(速度検出信号)を出力するのをモニタして
いる。
(IA−2)  (1が゛゜H“゜になると、速度検出
器3のディジタル信号bを読み込んで、ディジタル信号
bに対応する速度検出値S(ディジタル値)に直すと共
に、リセット信号rを所定時間“H゛にして速度検出器
3のカウンタ34とフリップフロップ35をリセットす
る。
(IA−3)  所定の基準値S refから速度検出
値Sを引いて、現時点での新しい速度誤差値E。
を求める(Eo = Sref  S ) 。速度誤差
値E。
をR倍(ここに、Rは正の所定値)して、現時点での新
しい回転誤差値Eを算出する(E=R−E.).すなわ
ち、速度検出器3が新しい速度検出サンプリングを行な
う毎に、回転誤差値Eが時間的に離散的に得られる。
[再帰型フィルタ部1Bコ (IB−1:時系列信号値作成部) 後述の時系列信号
値保存部IDに保存されている(P+1)サンプリング
時間分の時系列信号値を用いて、後述の合成値作成手段
IEはあらかじめ第一合成値Vと第二合成値Wを計算し
ている。まず、回転誤差値Eと第一合成値Vを加算合成
して、現時点の新しい時系列信号値Fを得る(F=E+
V)。
(IB−2:制御信号値作成部) 現時点の時系列信号
値Fと第二合成値Wを加算合威して、加算値Gを得る(
G=F+W)。次に、加算値GをB倍(ここに、Bは定
数)して、制御信号値Yを得る。
[制御信号出力部ic] (IC−1)  制御信号値Y;t−D/A変換器7に
出力し、Yの値に対応じた直流的な電圧(制御信号)に
変換する。
[時系列信号保存部ID] (ID−1)  ラムに格納されている保存値M[P−
m]を順次M[P+1−m]に転送し(m=0.  1
,  ・・・,P−2)またはその後にM[1〕に現時
点の時系列信号値Fを保存格納する。
すなわち、M [mコにmサンプリング時間前の時系列
信号値を保存するようにしている(次の速度検出サンプ
リング時点を基準)。
[合成値作成部IE] (IE−1)1サンプリング時間前の時系列信号値M[
1]とPサンプリング時間前の時系列信号値M [P]
をK,倍(ここに、0 < K+ < 1 )した値と
(P+ 1 )サンプリング時間前の時系列信号値M[
P+l]を一K,倍(ここに、0くK!く1)した値を
加算合成して第一合成値■を得る(V=M [1 ] 
+K+  ・M [P] 一K.  ・M[P+ 1 
コ ) 。
(IE−2)1サンプリング時間前の時系列信号値M[
1]を−Kff倍(ここに、Q<K,<1)とPサンプ
リング時間前の時系列信号値M [P]をーl倍した値
と(P+1)サンプリング時間前の時系列信号値M[P
+1]をK4倍(ここに、0<K4 <1)した値を加
算合成して第二合成値Wを得る(W= Kff・M [
1] −M [Pコ+K,・M[P+1])。その後に
、誤差算出部IAの動作に復帰する。なお、これらの第
一合威値V,第二合成値Wは、次の速度検出サンプリン
グ時点において再帰型フィルタIBで利用される。
このように構成するならば、再帰型フィルタ部IBと時
系列信号保存部IDと合成値作成部IEの動作により、
第2図の回転センサ2の検出誤差の影響が制御信号値Y
にあらわれにくくなり、検出誤差に対して極めて強くな
る。これについて説明する。いま、モータ1が所定の回
転速度にて変動せずに回転しているものと仮定し、その
回転角速度をw0とすれば、回転センサ2の検出誤差は
W0の整数倍の或分の合威信号である。すなわち、回転
センサ2の検出誤差が大きい場合には、モータ1が所定
速度にて一定に回転している場合であっても、回転誤差
値Eにw0の整数倍の周波数成分が大きく生じる。従っ
て、回転誤差値Eに含まれるw0の整数倍の周波数成分
が制御信号Yに影響しないようにするならば、検出誤差
による悪影響を低減することができる。
時系列信号保存部IDは、再帰型フィルタ部IBで回転
誤差値Eから作り出された時系列信号Fを(P+1)サ
ンプリング時間分だけラムのM [m](m−1,  
・・,p+1)に格納保存している。
合成値作成部1Eでは、1サンプリング時間前め時系列
信号1i!!M[1]とPサンプリング時間前の時系列
信号値M [P]をK,倍した値と(P+1)サンプリ
ング時間前の時系列信号値M[P+1’lを一K7倍し
た値を加算合成して第一合成値■を得、lサンプリング
時間前の時系列信号値M[1]を一K3倍とPサンプリ
ング時間前の時系列信号値M [P]を−1倍した値と
(P+1)サンプリング時間前の時系列信号値M[P+
1]をK4倍した値を加算合成して第二合成値Wを得て
いる。
再帰型フィルタ部IBでは、第一合威値Vと回転誤差値
Eを加算合威して新しい現時点の時系列信号値Fを算出
し、さらに、現時点の時系列信号値Fと第二合成値Wを
加算合成した値をB倍して制御信号Yを得ている。その
結果、回転誤差値Eから制御信号値Yまでのフィルタ特
性(伝達関数)は、次式になる。
・・・・・・・・・・・・(1) A(z−1)=z− z−’+K,・ Z−’−K2・
 z−P−1・・・・・・・・・・・・(2) C(z−1)=z− 1−K3−  z−’ − z−
P+K.−  z−’−’・・・・・・・・・・・・(
3) ここに、2″′はlサンプリング時間分の遅延、z−P
はPサンプリング時間分の遅延、z−P−1は(P+1
)サンプリング時間分の遅延を意味している。さらに、
すでに説明したように、K,,K2,K,,K.はO 
< Kl+ Kg, K:I, K4 < 1の定数、
Bは定数である。
上記の再帰型フィルタの利得一周波数特性の例を第4図
に示す。第4図において、例lはK+ =Kt =0.
50 (K1K−の約5乗)K, =K. =0.87 B=0.78 であり、例2は K + = K z =0.80 ( K ff+ K
 4の約5乗)Kz =K4 =0.96 B =0.92 である。また、P=5である。
第4図よりw0の整数倍の周波数において再帰型フィル
タの利得が零または非常に小さくなっていることがわか
る。これは、回転誤差値已に含まれるw0の変動戒分が
制御信号値Yに影響しないことを意味している。すでに
説明したように、回転センサ2の検出誤差はW。の整数
倍の周波数に生じる。従って、上記実施例に示した再帰
型フィルタによって、検出誤差の影響が制御信号値Yに
生じないようにできた。その結果、回転センサ2が大き
な検出誤差を生じても、モータ1の回転速度はその影響
を受けなくなる。
また、上記の再帰型フィルタは位相遅れが小さいために
、速度制御の帰還利得を大きくできるという利点がある
。これについて説明する。上記例1と例2の直流からw
0の間の周波数特性を第5図に示す。第5図(a)は利
得特性であり、第5図(b)は位相遅れ特性である。速
度制御系の安定性を確保するためには、帰還路に挿入さ
れたフィルタの位相遅れを小さくする必要がある。上記
の再帰型フィルタによる位相遅れの許容値を−20”と
すれば、位相遅れが−20゜になる周波数は、例1では
0.67w. 、例2では0.9woである。一般に、
この周波数が大きいほど高い角周波数にまで速度制御の
効果が得られるように、帰還利得を大きくすることがで
きる。その結果、モータlに大きな負荷変動(トルク変
動)が加わった場合でも、モータ1の回転速度を正確に
制御することができる。
本実施例のごとき再帰型フィルタでは、定数K1,K.
.K.,K.を適当に選定することによって、位相遅れ
の小さい良好なフィルタ特性を得ることができる。
さらに、本実施例に示したように、次のサンプリング時
点において再帰型フィルタ部IBで利用する時系列信号
値の合成値V, Wを、合成値作成部IEであらかじめ
計算させておくならば、新しい回転誤差値Eを得てから
新しい制御信号値Yを得るまでの演算器5(マイクロプ
ロセッサ)の演算数が大幅に少なくなり、演算時間が大
幅に短くなる。すなわち、制御信号値Yを得るまでの遅
れ時間が短くなり、等価的な位相遅れが少なくなる。
その結果、制御系の帰還利得を大きくでき、モータlの
回転速度を正確に制御できるという利点もある。
さらに、本実施例に示したように、再帰型フィルタ部I
Bにおいて、(p+1)サンプリング時間前までの時系
列信号値と回転誤差値Eから新しい現時点の時系列信号
値Fを算出し、さらに、現時点の時系列信号値Fと(P
+1)サンプリング時間前までの時系列信号値を加算合
成して制御信号値Yを得るならば、1つの時系列信号を
保存するだけで良く、メモリ数が少なくなる利点もある
また、再帰型フィルタの定数KI+ Kz. Ki,K
4の値は上記の例に限定されるものではなく、各種の組
合せが可能である。しかしながら、上記の例に示される
ように、K + , K zをK.,K4よりも小さく
するならば、比較的良好なフィルタ特性を得ることがで
きる。また、K+ =Kt,Kt =K4 とするなら
ば、合成値作成部IEにおいて、乗算の回数を減らすこ
とができるので演算時間が短くなる。さら6こ、上記の
例に示されるように、Kl=K z, K x = K
 4とし、かつ、K,,K,をK.,K.のP乗に等し
く、または略等しくすれば、演算時間が短く、利得特性
や位相特性が素直な好ましいフィルタとなる。
前述の実施例では、速度検出器によってモータの回転速
度のみを検出するようにしたが、これ以外にモータの回
転位相を周知の位相検出器によって検出し、速度検出信
号と位相検出信号を合威し、その合成信号を補{R器の
入力信号としてもよく、本発明に含まれることは言うま
でもない。また、補償器の出力をディジタル信号やPW
M信号(パルス幅変調信号)にしたり、駆動器の出力信
号をP W M信号にしてもよい。また、モータにブラ
シレス直流モータを用いても良い。さらに、補償器をP
LA(プログラマブル・ロジック・アレイ)等のような
完全なハードウェアによって構成し、前述のプログラム
による動作と同じ動作をおこなわせるようにしてもよい
。その他、本発明の主旨を変えずして種々の変更が可能
である。
発明の効果 本発明のモータの速度制御装置は、回転センサの検出誤
差の影響を大幅に低減しながらも帰還利得を大きくでき
、良好な速度制御性能を得ることができる。従って、本
発明に基いてビデオテープレコーダのシリンダモータ用
の速度制御装置を構成するならば、ジッタの少ない高性
能のビデオテーブレコーダを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の速度制御装置に用いる、第2図に示す
補償器の内蔵プログラムのフローチャート図、第2図は
本発明の一実施例における速度制御装置の全体の構或図
、第3図は第2図の速度検出器の具体的な構戒図、第4
図および第5図(a),(b)は再帰型のフィルタの周
波数特性図、第6図は従来の速度制御装置の構或図、第
7図は回転センサの構造図である。 IA・・・・・・誤差算出部、IB・・・・−・再帰型
フィルタ部、IC・−・・・・制御信号出力部、lD・
・・・・・時系列信号保存部、1E・・・・・・合成値
作成部、1・・・・・・モータ、2・・・・・・回転セ
ンサ、3・・・・・・速度検出器、4・・・・・・補償
器、5・・・・・・演算器、6・・・・・・メモリ、7
・・・・・・D/A変換器、8・・・・・・駆動器、I
O・・・・・・負荷。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モータの回転速度に応じた周期の交流信号を生じ
    る回転センサと、前記回転センサの交流信号により前記
    モータの1回転当たりP回(ここに、Pは3以上の整数
    )の検出を行なう速度検出手段と、前記速度検出手段の
    検出信号にもとづき制御信号を作り出す補償手段と、前
    記補償手段の制御信号に応じて前記モータを駆動する駆
    動手段とを具備し、前記補償手段は、前記速度検出手段
    の新しい検出信号のサンプリング動作に同期して新しい
    誤差値を得る誤差算出手段と、少なくとも(P+1)サ
    ンプリング時間分の時系列信号値を保存する保存手段と
    、前記保存手段に保存されている1サンプリング時間前
    の時系列信号値とPサンプリング時間前の時系列信号値
    のK_1倍(ここに、0<K_1<1)した値と(P+
    1)サンプリング時間前の時系列信号値の−K_2倍(
    ここに、0<K_2<1)した値と前記誤差値を加算合
    成することにより新しい時系列信号値を得る時系列信号
    値作成手段と、前記1サンプリング時間前の時系列信号
    値の−K_3倍(ここに、0<K_3<1)した値と前
    記Pサンプリング時間前の時系列信号値を−1倍した値
    と前記(P+1)サンプリング時間前の時系列信号値の
    K_4倍(ここに、0<K_4<1)した値と前記新し
    い時系列信号値を加算合成することにより前記制御信号
    を作り出す制御信号作成手段とを有することを特徴とす
    る速度制御装置。
  2. (2)モータの回転速度に応じた周期の交流信号を生じ
    る回転センサと、前記回転センサの交流信号により前記
    モータの1回転当たりP回(ここに、Pは3以上の整数
    )の検出を行なう速度検出手段と、前記速度検出手段の
    検出信号にもとづき制御信号を作り出す補償手段と、前
    記補償手段の制御信号に応じて前記モータを駆動する駆
    動手段を具備し、前記補償手段は、前記速度検出手段の
    新しい検出信号のサンプリング動作に同期して新しい誤
    差値を得る誤差算出手段と、少なくとも(P+1)サン
    プリング時間分の時系列信号値を保存する保存手段と、
    前記保存手段に保存されている1サンプリング時間前の
    時系列信号値とPサンプリング時間前の時系列信号値の
    K_1倍(ここに、0<K_1<1)した値と(P+1
    )サンプリング時間前の時系列信号値の−に、倍(ここ
    に、0<K_2<1)した値を加算合成することにより
    第一合成値を得、前記1サンプリング時間前の時系列信
    号値の−K_3倍(ここに、0<K_3<1)した値と
    前記Pサンプリング時間前の時系列信号値の−1倍した
    値と前記(P+1)サンプリング時間前の時系列信号値
    のK_4倍(ここに、0<K_4<1)した値を加算合
    成することにより第二合成値を得る合成値作成手段と、
    前記第一合成値と前記誤差値を加算合成することにより
    新しい時系列信号値を得る時系列信号値作成手段と、前
    記第二合成値と前記新しい時系列信号値を加算合成する
    ことにより前記制御信号を作り出す制御信号作成手段を
    有し、前記合成値作成手段はあらかじめ次のサンプリン
    グ時点において利用する前記第一合成値と前記第二合成
    値を準備し、前記誤差検出手段により新しい誤差値が得
    られた直後に前記時系列信号値作成手段と前記制御信号
    作成手段を順次実行するようにしたことを特徴とする速
    度制御装置。
  3. (3)モータの回転速度に応じた周期の交流信号を生じ
    る回転センサと、前記回転センサの交流信号により前記
    モータの1回転当たりP回(ここに、Pは3以上の整数
    )の検出を行なう速度検出手段と、前記速度検出手段の
    検出信号にもとづき制御信号を作り出す補償手段と、前
    記補償手段の制御信号に応じて前記モータを駆動する駆
    動手段とを具備し、前記補償手段は、前記速度検出手段
    の新しい検出信号のサンプリング動作に同期して新しい
    誤差値を得る誤差算出手段と、少なくとも(P+1)サ
    ンプリング時間分の時系列信号値を保存し、前記誤差値
    を入力とする再帰型ディジタルフィルタの出力により前
    記制御信号を得るフィルタ手段を有し、前記フィルタ手
    段の伝達関数をC(z^−^1) Fc(z^−^1=B・ 1−A(z^−^1) A(z^−^1)=z^−^1+K_1・z^−^P−
    K_2・z^−^P^−^1C(z^−^1)=1−K
    _3・z^−^1−z^−^P+K_4・z^−^P^
    −^1ここに、z^−^1は1サンプリング時間分の遅
    延、z^−^PはPサンプリング時間分の遅延、z^−
    ^P^−^1は(P+1)サンプリング時間分の遅延、
    K_1、K_2、K_3、K_4は0<K_1、K_2
    、K_3、K_4<1の定数、Bは定数、 としたことを特徴とする速度制御装置。
  4. (4)K_1とK_2をK_3とK_4よりも小さくし
    た請求項(1)、請求項(2)または請求項(3)のい
    ずれかに記載の速度制御装置。
  5. (5)K_1とK_2を等しくまたは略等しくし、かつ
    、K_3とK_4を等しくまたは略等しくした請求項(
    1)、請求項(2)、請求項(3)または請求項(4)
    のいずれかに記載の速度制御装置。
  6. (6)K_3をK_1のP乗に等しくまたは略等しくし
    、かつ、K_4をK_2のP乗に等しくまたは略等しく
    した請求項(4)、または請求項(5)に記載の速度制
    御装置。
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