JPH0349511A - 高圧閉鎖配電盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、高圧閉鎖配電盤に関する。

（従来の技術） 従来の高圧閉鎖配電盤の一例を示す第３図において、外
周が鉄板で密封された箱体ｌの前面には、扉１ａが開閉
自在に設けられ、この扉１ａの後部は低圧室１ｂを形威
し、この低圧室１ｂの後方は、上から断路器３とケーブ
ルヘッド６が取付けられた断路器室ＩＣと、中段の遮断
器２が収納された遮断器室１ｄと、下段に母線５が横（
紙面直交方向）に配置され、遮断器１ｄとの間にスペー
サ４が貫通した母線室１ｅがそれぞれ絶縁ガスが充填さ
れたガス室として設けられ、これらのガス室の後方には
、この高圧閉鎖配電盤が設置された床面から立ち上がる
ケーブル７が引き込まれるケーブル室１ｆが設けられて
いる。

更に、低圧室ｉｂの上部には、断路器室１ｃの前面に取
付ベース８Ａを介して断路部３を入・切する断路器操作
機構３ａが、また、遮断器室１ｄの前面には取付ベース
８Ｂを介して遮断器操作機構２ａが、母線室１ｅの前面
には取付ベース８Ｃを介して断路器操作機構３ｂｆ）＜
それぞれ取り付けられ、各取付ベース８Ａ，８Ｂ，８Ｇ
には、後面外周寄りにＯリング用溝が形成されてＯリン
グ９が装着され、絶縁ガスが後部の各ガス室から低圧室
１ｂに洩れるのを防いでいる。

ところで、このように構威された高圧閉鎖配電盤におい
ては、設備の長年月に亘る稼動や、運転・停止、負荷の
変動によるヒートサイクルで、もし、内部の電気機器の
絶縁物が劣化すると、微小な部分放電が発生するおそれ
がある。すると、これが進展して相間や対接地間で閃絡
して事故となるおそれもある。

そのため、従来の高圧閉鎖配電盤では、第３図に示すよ
うに、取付ベース８ＢにＡ　Ｅ　（ＡｃｏｕｓｔｉｃＥ
ｍｉｓｓｉｏｎ）センサ１０を取り付けて、例えば遮断
器２の上極近傍で発生した微小な部分放電の音波を検出
してリード線１１でその信号を箱体１の外部の図示しな
い分析処理装置に送っている。

第４図は、その分析処理装置のブロック図を示す。

同図において、ＡＥセンサｌＯで検出された音波の信号
は、まず、狭帯域フィルタＢＰＦに入力され、ここでノ
イズなどを除かれた後プリアンプＰ．Ａ．に入力されて
増幅され、次いでフィルタＦで数１０８！に区分された
後メインアンプＭ．　Ａ，に入力され、更に増幅されて
Ａ／Ｄ変換器Ａ．Ｄ．に入力され、部分放電による信号
は図示しない計算機に送られて電気機器の絶縁物の劣化
度が分析される。

（発明が解決しようとする課題） ところが、このような従来の高圧閉鎖配電盤では、ガス
室内の電気機器から発生した部分放電による音波は、ガ
ス壁の前方の外壁からＯリング９を介して取り付けられ
た取付ベース８Ｂを経て検出されるので、減衰して検出
感度が悪くなり、電気機器の絶縁物の劣化の判定が不正
確になる。

そこで本発明の目的は、内部に取付けられた電気機器の
絶縁部分の劣化による事故を未然に防ぐことのできる高
圧閉鎖配電盤を得ることである。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段と作用） 本発明は、外周が金属板で密封された箱体内の中間部に
、箱体内を前後に仕切る金属隔壁が設けられ、この金属
隔壁の後方に高圧の電気機器が収納された高圧閉鎖配電
盤において、金属隔壁の前面に電気機器の放電による音
波を検出しその信号を分析処理装置へ出力するＡＥセン
サを設けることで、絶縁物の劣化などによる事故を未然
に容易に防いだ高圧閉鎖配電盤である。

（実施例） 以下、本発明の高圧閉鎖配電盤の一実施例を図面を参照
して説明する。但し、第３図と重複する部分は省く。

第１図において、低圧室１ｂには、上部背面の断路器室
ＩＣの前面板１ｃｔの前面下端の中央部に、ＡＥセンサ
１０として狭帯域圧電センサが取付けられて、そのリー
ド線１ｌは低圧室１ｂの下方の床面の図示しないダクト
から箱体１の外部の図示しない分析処理装置に接続され
ている。

このような構成の高圧閉鎖配電盤においては、例えば、
断路器３の充電部と前面板１ｃ＋との間で発生した部分
放電による音波は、直接ＡＥセンサＩＯに伝わるので、
減衰されることなく、検出感度を上げることができ、絶
縁物の劣化によるトラッキングの生或の有無や進展状態
を正確に検出す？ことかできる。

又、保守面では、前面の扉１ａを開けていつでも容易に
取り替えることができる。

第２図（ａ）は、このようにして検出された検出パルス
を示す図で、まず、部分放電パルスＰＤ波が発生すると
、小さなノイズ波の後に部分放電による音波が伝搬する
時間（Ｔ）後に、メインアンプで増幅された波形が表わ
れる。ここであらかじめしきい値■エを設定しておくこ
とで、Ａ／Ｄ変換器の後に角パルスを得る。

これに対し、第２図（ｂ）は従来の高圧閉鎖配電盤で検
出された検出パルスを示し、メインアンプで増幅された
後の波形も減衰しているので、しきい値■■を超えるこ
とができず、そのためＡ　Ｉ’　Ｄ変換後にパルスは出
ない。

なお、上記実施例では、ＡＥセンサｌＯは前面板ｌｃ，
の下端中央に１個だけ取り付けたが、例えばその両側の
箱体１の側面板にも設けてもよく、その場合には検出時
間の遅れによる信号の遅れでコロナ放電の位置を特定す
ることができるので、定期的点検時の電気機器の交換を
より容易にできる利点がある。

［発明の効果］ 以上、本発明によれば、外周が金属板で密封された箱体
内の中間部に箱体内を前後に仕切る金属隔壁が設けられ
、この金属隔壁の後方に高圧の電気機器が収納された高
圧閉鎖配電盤において、金属隔壁の前面に電気機器の放
電による音波を検出しその信号を分析処理装置へ出力す
るＡＥセンサを設けることで、電気機器の部分放電など
による音波を高感度に検出したので、絶縁物の劣化によ
る事故を未然に容易に防ぐことのできる高圧閉鎖配電盤
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の高圧閉鎖配電盤の一実施例を示す側面
図、第２図は本発明の高圧閉鎖配電盤の作用を示す図、
第３図は従来の高圧閉鎖配電盤の一例を示す側面図、第
４図は従来の高圧閉鎖配電盤の作用を示す図である。 １・・・箱体， １ Ｃ ・・・前面板 ３・・・断路器， １０・・・ＡＥセンサ （８７３３）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　外周が金属板で密封された箱体内の中間部に前記箱体
   内を前後に仕切る金属隔壁が設けられ、この金属隔壁の
   後部に高圧の電気機器が収納された高圧閉鎖配電盤にお
   いて、 前記金属隔壁の前面に、前記電気機器の放電による音波
   を検出し、その信号を分析処理装置へ出力するＡＥセン
   サを取り付けたことを特徴とする高圧閉鎖配電盤。