JPH0349497A - 遠隔制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、送信局と受信局とを電力線を介して接続し、
送信局から送信される遠隔制御信号をこの電力線に重畳
して伝送する遠隔制御システムに関する。

く従来の技術〉 従来の遠隔制御システムにおいては、伝送線の配線数を
少なくするために、遠隔制御信号を送信する送信局と、
この送信局からの遠隔制御信号を受信して各機器を制御
する受信局とを電力線を介して互いに接続し、送信局か
らの遠隔制御信号をこの電力線に重畳して送信するよう
にしたものがある。この場合、送信局からの遠隔制御信
号を受信局で正確に復元するためには、送信局と受信局
との間で同期をとる必要がある。そのため、送信局から
遠隔制御信号を送信する場合には、その信号の先頭に送
信開始信号を付加し、受信局でこの送信開始信号をスタ
ートパルスとして検出することにより、後続の遠隔制御
パルスの受信処理を開始する、いわゆる、調歩同期方式
が採用される。

第３図はこのような調歩同期方式を採用した従来の遠隔
制御システムの受信局側の回路部分の詳細を示す回路図
である。この回路では、図外の送信局からスタートパル
ス及びこれに続く信号を高周波変調して電力出力に重畳
して出力し、受信局では、例えば第４図（ａ）に示すよ
うな入力から、コンバレータ１ａを用いた信号分離回路
ｌでスタートパルス及びこれに続く信号を分離して第４
図（ｂ）に示す高周波信号を得、積分回路２゜で第４図
（ｃ）に示すようなパルス波に復調し、例えばシュξッ
トトリガ回路のようなヒステリシス波形整形を波形整形
回路３で波形整形行うことにより、第４図（ｄ）に示す
ような矩形波のスタートパルス及びこれに続く信号を復
元して信号処理回路４に入力するという手順が採用され
ている。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、電力線は、信号ノイズが混入するおそれがほ
とんど無い信号伝送専用の同軸ケーブルとは異なり、外
来ノイズが非常に多いので、外部ノイズがスタートパル
スとして誤検出され、受信側の信号処理回路が受信処理
を開始してしまう可能性が高いという問題がある。特に
、高速伝送をする場合にはスタートパルスの送信時間が
短く設定されることからこの誤動作が発生する可能性は
一層高くなる。

本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、外
来ノイズの影響を受けることなく高速信号伝送ができる
ようにした電力線重畳式遠隔制御における受信信号同期
方法を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は、遠隔制御信号を送信する送信局と、この送信
局から送信される遠隔制御信号を受信して各機器を制御
する受信局とが電力線を介して接続され、前記受信局に
は、送信局から電力線を重畳されて送信されてくる遠隔
制御信号を分離して取り出す信号分離回路と、この信号
分離回路で得られた遠隔制御信号を積分する積分回路と
、この積分回路の出力を方形波に波形整形する波形整形
回路と、この波形整形回路で波形整形された遠隔制御パ
ルスを入力してそのパルス幅が所定値以上の場合にはス
タートパルスと判断して後続の遠隔ＩＩ御パルスの受信
処理を開始する信号処理回路とが設けられてなる遠隔制
御システ五を前提とするものであり、上記の目的を達或
するため、次のような手段を講じている。

すなわち、受信局に、前記信号処理回路のスタートパル
スの検出に応じて時定数切換信号を出力する時定数切換
信号出力回路と、この時定数切換信号出力回路からの時
定数切換信号に応答して前記積分回路の時定数を小さな
値に切り換える感度切換回路とを設ける。

〈作用〉 本発明においては、スタートパルスの入力前は積分回路
の時定数が大きいので、外来ノイズが入力されても積分
回路の出力が波形整形回路のパルス発生しきい値まで高
められず、制御回路が受信処理を開始することが防止さ
れる。そして、スタートパルスを入力した時には、積分
回路の出力が波形整形回路のパルス発生しきい値以上に
高められてスタートパルスが信号処理回路に伝送され、
信号処理回路の受信処理が開始されると同時に、積分回
路の時定数が小さく切替えられるので、受信感度が高め
られ、信号が確実に信号処理回路に入力される。

く実施例〉 本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づき説明すれ
ば、以下の通りである。

第ｌ図に示すように、この受信回路では、まず、コンパ
レータ１ａとこれの基準電圧を設定する基準電圧設定回
路１ｂからなる信号分離回路１により、入力信号からス
タートパルス及びこれに続く遠隔制御信号が第２図（ａ
）に示すよろな高周波信号として取り出されるようにな
っている。この高周波信号には連続時間がスタートパル
ス及びこれに続く信号よりも短かい外来ノイズが含まれ
ている。次に、この信号分離回路１の出力は積分回路２
に入力され、第２図（ｂ）に示すようなパルス波に変換
され、シュシξットトリガ回路からなる波形整形回路３
に入力される。この波形整形回路３は入力電圧が指定の
パルス出力しきい値を上回るときに所定の高電圧の出力
をし、入力電圧が指定のパルス出力しきい値以下の時に
は所定の低電圧の出力をするように構戒されている。波
形整形回路３の出力はマイクロコンピュータμに内蔵さ
れた信号処理回路４にデータとして入力され、所定の信
号処理を行われるようになっている。そして、このマイ
クロコンピュータμには、これがスタートパルスを入力
した時に時定数切換信号の出力を開始する時定数切換信
号出力回路５が内藏されている。

前記積分回路２は突入抵抗Ｒ１と、時定数設定用抵抗Ｒ
２と、時定数設定用コンデンサＣ１と、感度切換回路６
とで構威される。

この感度切換回路６は電源Ｖｃｃと積分回路２の出力端
との間に抵抗Ｒ２と並列に接続され、感度切換用抵抗Ｒ
３とスイッチング用トランジスタＱとからなる。このト
ランジスタＱは時定数切換信号出力回路５から出力され
る時定数切換信号を入力して導通状態となり、抵抗Ｒ３
に通電させて積分回路２の合或抵抗値Ｒを抵抗Ｒ２のそ
れよりも小さくし、積分回路２の時定数を小さくするよ
うに構戒されている。

なお、信号処理回路４への信号の入力が一定時間以上途
絶えた時には時定数切換信号出力回路５からの時定数切
換信号の出力は自動的に停止されるようになっている。

この受信回路では、スタートパルスが信号処理回路に入
力されるまでは、時定数切換信号出力回路５の時定数切
換信号は出力されず、感度切換回路６のトランジスタＱ
は非導通状態となる。したがって、積分回路２の時定数
τはＲ２・ＣＩと大きくなる。したがって、単発的にノ
イズが入力した時には、第２図（ｂ）に示すように、積
分回路２の積分出力が波形整形回路３のパルス出力しき
い値以上には上昇しないので、ノイズが波形整形回路３
の後段の信号処理回路４に伝送されることはない。これ
に対して信号連続時間が一定以上であるスタートパルス
が入力された時には、積分回路２の積分出力が波形整形
回路３のパルス出力しきい値以上に上昇するので、第２
図（Ｃ）に示すように、波形整形回路３から信号処理回
路４にスタートパルスが伝送されることになる。そして
、信号処理回路４はスタートパルスを入力すると受信処
理を開始するとともに、第２図（ｄ）に示すように、時
定数切換信号出力回路５の時定数切換信号が出力され、
感度切換回路６のトランジスタＱ１を導通状態にする。

これにより、積分回路２えられる。これにより、積分回
路２の積分出力の立上りが鋭くなって感度が高められ、
スタートパルスに続く信号が確実に信号処理回路４に入
力されるようになる。

く発明の効果〉 以上のように、本発明は、受信回路の積分回路の時定数
をスタートパルスの受信前には大きくして受信感度を鈍
くし、スタートパルスの受信後は大きくして受信感度を
鋭くするので、スタートパルスの入力前にノイズによっ
て受信処理が開始されることを防止でき、スタートパル
スを誤検出することなく高速伝送を行うことが可能にな
るとともに、受信処理が開始した後は確実に信号を受信
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る遠隔制御システムの受
信回路の要部の回路図、第２図はその要部の出力波形図
、第３図は従来の遠隔制御システムの受信回路の要部の
回路図、第４図はその要部の出力波形図である。 １・・・信号分離回路、２・・・積分回路、３・・・波
形整形回路、４・・・信号処理回路、５・・・時定数切
換信号出力回路、６・・・感度切換回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）遠隔制御信号を送信する送信局と、この送信局か
   ら送信される遠隔制御信号を受信して各機器を制御する
   受信局とが電力線を介して接続され、前記受信局には、
   送信局から電力線を重畳されて送信されてくる遠隔制御
   信号を分離して取り出す信号分離回路と、この信号分離
   回路で得られた遠隔制御信号を積分する積分回路と、こ
   の積分回路の出力を方形波に波形整形する波形整形回路
   と、この波形整形回路で波形整形された遠隔制御パルス
   を入力してそのパルス幅が所定値以上の場合にはスター
   トパルスと判断して後続の遠隔制御パルスの受信処理を
   開始する信号処理回路とが設けられてなる遠隔制御シス
   テムにおいて、 前記信号処理回路のスタートパルスの検出に応じて時定
   数切換信号を出力する時定数切換信号出力回路と、 この時定数切換信号出力回路からの時定数切換信号に応
   答して前記積分回路の時定数を小さな値に切り換える感
   度切換回路と、 を備えることを特徴とする遠隔制御システム。