JPH0348738B2 - - Google Patents
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- JPH0348738B2 JPH0348738B2 JP61018842A JP1884286A JPH0348738B2 JP H0348738 B2 JPH0348738 B2 JP H0348738B2 JP 61018842 A JP61018842 A JP 61018842A JP 1884286 A JP1884286 A JP 1884286A JP H0348738 B2 JPH0348738 B2 JP H0348738B2
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
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- Protection Of Static Devices (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はコンピユータ等から成る負荷回路に無
停電で電力供給する場合に好適な電力供給装置に
関する。
停電で電力供給する場合に好適な電力供給装置に
関する。
負荷にインバータを介して電流を供給し、負荷
が過電流状態になつた時には負荷に商用電源を接
続し、インバータと商用電源との両方を負荷に接
続した状態にする電力供給方式は例えば特開昭57
−177232号公報で公知である。この種の方式をと
れば、例えば負荷に整流平滑回路のコンデンサが
含まれているために突入電流が流れても、電源容
量の大きい商用電源を接続することにより、十分
な電流を流すことが可能になり、電圧の大幅な変
動を防止することができる。また、負荷にヒユー
ズ、ブレーカ等の回路遮断装置が設けられている
場合において負荷短絡等の異常状態が生じた時
に、もし、インバータのみで電力供給を継続する
と、十分な電流を供給することが不可能になり、
回路遮断装置を動作させることが不能になる場合
があるが、上記方式に従つて商用電源を接続する
と、十分な電流供給が可能になり、回路遮断装置
が動作し、異常負荷がインバータから切り離され
る。
が過電流状態になつた時には負荷に商用電源を接
続し、インバータと商用電源との両方を負荷に接
続した状態にする電力供給方式は例えば特開昭57
−177232号公報で公知である。この種の方式をと
れば、例えば負荷に整流平滑回路のコンデンサが
含まれているために突入電流が流れても、電源容
量の大きい商用電源を接続することにより、十分
な電流を流すことが可能になり、電圧の大幅な変
動を防止することができる。また、負荷にヒユー
ズ、ブレーカ等の回路遮断装置が設けられている
場合において負荷短絡等の異常状態が生じた時
に、もし、インバータのみで電力供給を継続する
と、十分な電流を供給することが不可能になり、
回路遮断装置を動作させることが不能になる場合
があるが、上記方式に従つて商用電源を接続する
と、十分な電流供給が可能になり、回路遮断装置
が動作し、異常負荷がインバータから切り離され
る。
ところで、従来の過電流検出は、電流波形のピ
ークが一定の過電流レベルを越えたことを検出す
るように構成されている。もし、負荷電流が常に
正弦波又は一定の波形を有していれば、従来のピ
ーク検出方式であつてもさほど問題が生じない。
しかし、負荷電流の波形即ち波高率が常に一定で
あるとは限らず、種々変化し、もし負荷電流の波
高率が高い場合には、負荷電流の実効値が定格内
にあつても商用電源が負荷に接続され、インバー
タのみによる定電圧供給が中断される。逆に負荷
電流の波高率が低い場合には、負荷電流の実効値
が定格を越え、インバータが垂下(出力電圧低
下)状態になつているのにもかかわらず、商用電
源が負荷に接続されず、出力電圧が低下するとい
う現象が生じる。商用電源を接続する過電流レベ
ルを実効値で検出することが考えられるが、この
波高率の高い負荷電流が流れた時に商用電源を負
荷に接続することができず、出力電圧が低下す
る。
ークが一定の過電流レベルを越えたことを検出す
るように構成されている。もし、負荷電流が常に
正弦波又は一定の波形を有していれば、従来のピ
ーク検出方式であつてもさほど問題が生じない。
しかし、負荷電流の波形即ち波高率が常に一定で
あるとは限らず、種々変化し、もし負荷電流の波
高率が高い場合には、負荷電流の実効値が定格内
にあつても商用電源が負荷に接続され、インバー
タのみによる定電圧供給が中断される。逆に負荷
電流の波高率が低い場合には、負荷電流の実効値
が定格を越え、インバータが垂下(出力電圧低
下)状態になつているのにもかかわらず、商用電
源が負荷に接続されず、出力電圧が低下するとい
う現象が生じる。商用電源を接続する過電流レベ
ルを実効値で検出することが考えられるが、この
波高率の高い負荷電流が流れた時に商用電源を負
荷に接続することができず、出力電圧が低下す
る。
そこで、本発明の目的は、商用電源の負荷に対
する接続を制限し、インバータを有効に利用して
電力供給を行うことができる単相又は多相の電力
供給装置を提供することにある。
する接続を制限し、インバータを有効に利用して
電力供給を行うことができる単相又は多相の電力
供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本願発明は、定電圧
制御された略正弦波電圧を負荷に供給するインバ
ータと、前記負荷に商用電源を選択的に接続する
ために前記商用電源と前記負荷との間に接続され
たスイツチと、前記負荷に流れる電流のピーク値
が所定の過電流ピークレベル以上の時に前記スイ
ツチをオン制御すると共に、前記負荷に流れる電
流が前記インバータの定格出力電流時におけるピ
ーク値(最大値)にほぼ相当するレベルを所定時
間以上継続して越えた時にも前記スイツチをオン
制御するスイツチ制御回路とから成る電力供給装
置に係わるものである。
制御された略正弦波電圧を負荷に供給するインバ
ータと、前記負荷に商用電源を選択的に接続する
ために前記商用電源と前記負荷との間に接続され
たスイツチと、前記負荷に流れる電流のピーク値
が所定の過電流ピークレベル以上の時に前記スイ
ツチをオン制御すると共に、前記負荷に流れる電
流が前記インバータの定格出力電流時におけるピ
ーク値(最大値)にほぼ相当するレベルを所定時
間以上継続して越えた時にも前記スイツチをオン
制御するスイツチ制御回路とから成る電力供給装
置に係わるものである。
[作用]
上記発明においては、過電流のピーク値が所定
レベル以上になつた時と、過電流の時間幅が所定
幅以上になつた時の両方において商用電源が負荷
に接続される。このため、過電流ピークレベルを
高く設定することが可能になり、時間幅が狭くて
ピーク値がさほど高くない過電流時には商用電源
が負荷に接続されず、インバータによる電力供給
が継続される。従つて、インバータによる定電圧
供給が不要に中断されることがなくなる。一方、
ピーク値が低くても時間幅が広い過電流(実効値
の大きい過電流)が流れた時に商用電源が負荷に
接続される。このため、インバータが過負荷にな
ることに基づく電圧低下を防止した電力供給が可
能になる。
レベル以上になつた時と、過電流の時間幅が所定
幅以上になつた時の両方において商用電源が負荷
に接続される。このため、過電流ピークレベルを
高く設定することが可能になり、時間幅が狭くて
ピーク値がさほど高くない過電流時には商用電源
が負荷に接続されず、インバータによる電力供給
が継続される。従つて、インバータによる定電圧
供給が不要に中断されることがなくなる。一方、
ピーク値が低くても時間幅が広い過電流(実効値
の大きい過電流)が流れた時に商用電源が負荷に
接続される。このため、インバータが過負荷にな
ることに基づく電圧低下を防止した電力供給が可
能になる。
次に、本発明の実施例に係わる電力供給装置を
第1図〜第3図によつて説明する。第1図におい
て、商用電源端子1に接続された整流器2は、電
池3及びインバータ4の直流電源として働く。イ
ンバータ4はライン5によつて商用電源端子に接
続され、商用電源に同期して近似正弦波交流を出
力する。インバータ4の出力ライン6はスイツチ
7を介して負荷回路8に接続されている。負荷回
路8を構成する複数の負荷8a,8b,8cは整
流ダイオード9と平滑コンデンサ10とを介して
直流負荷に電力供給する。また各負荷8a〜8c
に直列に過電流遮断装置としてヒユーズ11a,
11b,11cが接続されている。
第1図〜第3図によつて説明する。第1図におい
て、商用電源端子1に接続された整流器2は、電
池3及びインバータ4の直流電源として働く。イ
ンバータ4はライン5によつて商用電源端子に接
続され、商用電源に同期して近似正弦波交流を出
力する。インバータ4の出力ライン6はスイツチ
7を介して負荷回路8に接続されている。負荷回
路8を構成する複数の負荷8a,8b,8cは整
流ダイオード9と平滑コンデンサ10とを介して
直流負荷に電力供給する。また各負荷8a〜8c
に直列に過電流遮断装置としてヒユーズ11a,
11b,11cが接続されている。
負荷回路10にインバータ4の電流容量以上の
電流が流れるおそれがある。このために、インバ
ータ4に並列に商用電源ライン12が設けられ、
ここに交流スイツチとして双方向制御可能なサイ
リスタ13即ちトライアツクが接続されている。
この実施例ではサイリスタ13は過電流状態の時
に一定時間(3秒)のみオンになり、その後再び
オフに戻る。商用電源を負荷回路8に長時間接続
する場合には、サイリスタ13に並列に接続され
た電磁スイツチ14がオン制御される。サイリス
タ13の制御回路15は過電流ピーク検出回路と
時間幅に基づいて過電流を検出する回路との2つ
を含み、この両方でサイリスタ13をオン制御す
る。
電流が流れるおそれがある。このために、インバ
ータ4に並列に商用電源ライン12が設けられ、
ここに交流スイツチとして双方向制御可能なサイ
リスタ13即ちトライアツクが接続されている。
この実施例ではサイリスタ13は過電流状態の時
に一定時間(3秒)のみオンになり、その後再び
オフに戻る。商用電源を負荷回路8に長時間接続
する場合には、サイリスタ13に並列に接続され
た電磁スイツチ14がオン制御される。サイリス
タ13の制御回路15は過電流ピーク検出回路と
時間幅に基づいて過電流を検出する回路との2つ
を含み、この両方でサイリスタ13をオン制御す
る。
サイリスタ制御回路15を詳しく説明すると、
負荷回路8の入力ラインにCT即ち電流検出器1
6が接続され、ここに全波整流器17が接続され
ている。整流器17の出力ラインは第1及び第2
の比較器18,19の一方の入力端子に夫々接続
されている。第1の比較器18の他方の入力端子
には基準電圧回路20の第1の基準電圧V1(過電
流ピークレベル)を供給するライン20aが接続
され、第2の比較器19の他方の入力端子には、
基準電圧回路20の第2の基準電圧V2を供給す
るライン20bが接続されている。第1の比較器
18の出力端子は3秒の出力パルスを発生する第
1の単安定マルチバイブレータ21とサイリスタ
オン駆動回路22とを介してサイリスタ13のゲ
ートに接続されている。第2の比較器19の出力
は積分回路23を介して第3の比較器24の一方
の入力端子に接続されている。第3の比較器24
の他方の入力端子は基準電圧回路20の第3の基
準電圧V3のライン20cに接続され、出力端子
はパルス幅3秒の第2の単安定マルチバイブレー
タ25を介してオン駆動回路22に接続されてい
る。なお、インバータ4の電圧制御を行うための
電圧検出の切り換えを、サイリスタ13のオン駆
動に同期して行うために、ライン26によつてオ
ン駆動回路22がインバータ4に接続されてい
る。
負荷回路8の入力ラインにCT即ち電流検出器1
6が接続され、ここに全波整流器17が接続され
ている。整流器17の出力ラインは第1及び第2
の比較器18,19の一方の入力端子に夫々接続
されている。第1の比較器18の他方の入力端子
には基準電圧回路20の第1の基準電圧V1(過電
流ピークレベル)を供給するライン20aが接続
され、第2の比較器19の他方の入力端子には、
基準電圧回路20の第2の基準電圧V2を供給す
るライン20bが接続されている。第1の比較器
18の出力端子は3秒の出力パルスを発生する第
1の単安定マルチバイブレータ21とサイリスタ
オン駆動回路22とを介してサイリスタ13のゲ
ートに接続されている。第2の比較器19の出力
は積分回路23を介して第3の比較器24の一方
の入力端子に接続されている。第3の比較器24
の他方の入力端子は基準電圧回路20の第3の基
準電圧V3のライン20cに接続され、出力端子
はパルス幅3秒の第2の単安定マルチバイブレー
タ25を介してオン駆動回路22に接続されてい
る。なお、インバータ4の電圧制御を行うための
電圧検出の切り換えを、サイリスタ13のオン駆
動に同期して行うために、ライン26によつてオ
ン駆動回路22がインバータ4に接続されてい
る。
第2図は第1図のインバータ4を詳しく示すも
のである。一対の直流電源ライン27,28間に
4つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4がブリツジ
接続され、ここにトランス29とフイルタ30と
を介して出力ライン6が接続されている。フイル
タ30はリアクトルLとコンデンサCとから成
り、トランジスタQ1〜Q4で断続された波形を正
弦波に近づけるように平滑する。制御信号形成回
路31は、ライン5で与えられる商用電源電圧に
同期したインバータ出力を得るようにトランジス
タQ1〜Q4を制御するものである。振幅制御回路
32はトランジスタQ1〜Q4のオン幅を制御し、
出力電圧を制御する回路である。電圧検出回路3
3は、フイルタ30の後段に接続された第1の検
出ライン34と、フイルタ30の前段に接続され
た第2の検出ライン35とに接続されている。こ
の電圧検出回路33は、通常は第1の検出ライン
34から得られる電圧をダイオードD1を通して
誤差増幅器36に供給するが、サイリスタ13が
オン制御される期間にはライン26の信号に応答
して第2の検出ライン35から得られる電圧を誤
差増幅器36に供給する。これにより、サイリス
タ13のオン時における横流の発生を制限するこ
とができる。誤差増幅器36は基準電圧源37の
電圧と検出電圧とを比較し、この誤差出力を振幅
制御回路32に送る。インバータの電流が過電流
状態になることを防止するために、フイルタ30
の前段に変流器38が接続され、ここに電流検出
回路39が接続されている。電流検出回路39
は、所定値以上の電流を検出した時にダイオード
D2を介して高いレベルの信号を誤差増幅器36
に与え、トランジスタQ1〜Q4のオン時間幅を零
にするか又は小さくする。
のである。一対の直流電源ライン27,28間に
4つのトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4がブリツジ
接続され、ここにトランス29とフイルタ30と
を介して出力ライン6が接続されている。フイル
タ30はリアクトルLとコンデンサCとから成
り、トランジスタQ1〜Q4で断続された波形を正
弦波に近づけるように平滑する。制御信号形成回
路31は、ライン5で与えられる商用電源電圧に
同期したインバータ出力を得るようにトランジス
タQ1〜Q4を制御するものである。振幅制御回路
32はトランジスタQ1〜Q4のオン幅を制御し、
出力電圧を制御する回路である。電圧検出回路3
3は、フイルタ30の後段に接続された第1の検
出ライン34と、フイルタ30の前段に接続され
た第2の検出ライン35とに接続されている。こ
の電圧検出回路33は、通常は第1の検出ライン
34から得られる電圧をダイオードD1を通して
誤差増幅器36に供給するが、サイリスタ13が
オン制御される期間にはライン26の信号に応答
して第2の検出ライン35から得られる電圧を誤
差増幅器36に供給する。これにより、サイリス
タ13のオン時における横流の発生を制限するこ
とができる。誤差増幅器36は基準電圧源37の
電圧と検出電圧とを比較し、この誤差出力を振幅
制御回路32に送る。インバータの電流が過電流
状態になることを防止するために、フイルタ30
の前段に変流器38が接続され、ここに電流検出
回路39が接続されている。電流検出回路39
は、所定値以上の電流を検出した時にダイオード
D2を介して高いレベルの信号を誤差増幅器36
に与え、トランジスタQ1〜Q4のオン時間幅を零
にするか又は小さくする。
次に、第3図を参照して第1図の回路の動作を
説明する。まず、負荷回路8が正常状態の時に
は、第1、第2及び第3の比較器18,19,2
4から過電流状態を示す低レベル出力が発生しな
い。このため、サイリスタ13がオフ状態に保た
れ、インバータ4から定電圧化された電圧が負荷
回路8に供給される。
説明する。まず、負荷回路8が正常状態の時に
は、第1、第2及び第3の比較器18,19,2
4から過電流状態を示す低レベル出力が発生しな
い。このため、サイリスタ13がオフ状態に保た
れ、インバータ4から定電圧化された電圧が負荷
回路8に供給される。
一方、第3図Aのt1〜t2に示す如く、インバー
タ4の定格電流I0(実効値)の300%(3I0)に対
応するように設定されている第1の基準電圧V1
を負荷電流検出波形W1が越えると、第1の比較
器18の出力が第3図Bに示す如く低レベルにな
り、これに応答して第1の単安定マルチバイブレ
ータ21は、第3図Cに示す如く3秒間の低レベ
ルパルスを発生する。この低レベルパルスはオン
駆動回路22に与えられ、第3図Hに示す如くサ
イリスタ13がt1からオン駆動される。これによ
り、商用電源がインバータ4に並列接続された状
態になり、電源容量の大きい商用電源から負荷回
路8に十分な負荷電流を供給することができる。
もし、各負荷8a〜8cのコンデンサ10の突入
電流に基づく過電流であれば、これを補償するよ
うな電流供給がなされ、また負荷8a〜8cのい
ずれか1つが短絡状態になつた場合には、これに
対応するヒユーズ11a〜11cのいずれか1つ
を遮断させるに十分な電流を供給する。波形W1
は大きなピーク値を有するので、波高率が高くて
も、第1の基準電圧V1よりも大幅に低く設定さ
れた第2の基準電圧V2(定格電流I0の√2倍に対
応)を横切る時間幅が長くなり、第3図Dのt0か
ら発生する第2の比較器19の低レベルの出力を
積分回路23で積分した第3図Eの波形が定格電
流I0(実効値)の120%に設定された第3の基準電
圧V3に達し、第3図Fに示す如く第3の比較器
24から低レベル出力が発生し、第2の単安定マ
ルチバイブレータ25も第3図Gに示す如く低レ
ベル出力を発生する。なお、第1の比較器18の
低レベル出力(ピーク検出信号)が第3の比較器
24の低レベル出力よりも先に得られ、ピーク検
出信号に応答して商用電源が負荷回路8に接続さ
れる。
タ4の定格電流I0(実効値)の300%(3I0)に対
応するように設定されている第1の基準電圧V1
を負荷電流検出波形W1が越えると、第1の比較
器18の出力が第3図Bに示す如く低レベルにな
り、これに応答して第1の単安定マルチバイブレ
ータ21は、第3図Cに示す如く3秒間の低レベ
ルパルスを発生する。この低レベルパルスはオン
駆動回路22に与えられ、第3図Hに示す如くサ
イリスタ13がt1からオン駆動される。これによ
り、商用電源がインバータ4に並列接続された状
態になり、電源容量の大きい商用電源から負荷回
路8に十分な負荷電流を供給することができる。
もし、各負荷8a〜8cのコンデンサ10の突入
電流に基づく過電流であれば、これを補償するよ
うな電流供給がなされ、また負荷8a〜8cのい
ずれか1つが短絡状態になつた場合には、これに
対応するヒユーズ11a〜11cのいずれか1つ
を遮断させるに十分な電流を供給する。波形W1
は大きなピーク値を有するので、波高率が高くて
も、第1の基準電圧V1よりも大幅に低く設定さ
れた第2の基準電圧V2(定格電流I0の√2倍に対
応)を横切る時間幅が長くなり、第3図Dのt0か
ら発生する第2の比較器19の低レベルの出力を
積分回路23で積分した第3図Eの波形が定格電
流I0(実効値)の120%に設定された第3の基準電
圧V3に達し、第3図Fに示す如く第3の比較器
24から低レベル出力が発生し、第2の単安定マ
ルチバイブレータ25も第3図Gに示す如く低レ
ベル出力を発生する。なお、第1の比較器18の
低レベル出力(ピーク検出信号)が第3の比較器
24の低レベル出力よりも先に得られ、ピーク検
出信号に応答して商用電源が負荷回路8に接続さ
れる。
第3図Aの電流検出波形W2は、定格電流時の
波形であり、第1及び第2の基準電圧V1,V2の
いずれも横切らないので、第1〜第3の比較器1
8,19,24から低レベル出力が得られない。
波形であり、第1及び第2の基準電圧V1,V2の
いずれも横切らないので、第1〜第3の比較器1
8,19,24から低レベル出力が得られない。
第3図Aの電流検出波形W3は、第1の基準電
圧V1よりは低く、第2の基準電圧V2よりは高い
ピーク値を有する。このため、t4〜t5で第2の比
較器19から第3図Dに示す如く比較的幅の広い
低レベルパルスが発生し、積分回路23の積分電
圧が第3図Eに示す如く第3の基準電圧V3(定格
電流I0(実効値)の120%に相当)を横切り、第3
の比較器24から第3図Fに示す如く低レベルパ
ルスが発生し、これに応答して単安定マルチバイ
ブレータ25から第3図Gに示す低レベルの3秒
のパルスが発生し、これに基づいてサイリスタ1
3がオン制御される。
圧V1よりは低く、第2の基準電圧V2よりは高い
ピーク値を有する。このため、t4〜t5で第2の比
較器19から第3図Dに示す如く比較的幅の広い
低レベルパルスが発生し、積分回路23の積分電
圧が第3図Eに示す如く第3の基準電圧V3(定格
電流I0(実効値)の120%に相当)を横切り、第3
の比較器24から第3図Fに示す如く低レベルパ
ルスが発生し、これに応答して単安定マルチバイ
ブレータ25から第3図Gに示す低レベルの3秒
のパルスが発生し、これに基づいてサイリスタ1
3がオン制御される。
第3図Aの波形W4は、t6〜t7で第2の基準電圧
V2を横切るが、この時間幅が狭いために、第2
の比較器19から低レベルパルスが発生しても積
分出力が第3の基準電圧V3を横切らない。
V2を横切るが、この時間幅が狭いために、第2
の比較器19から低レベルパルスが発生しても積
分出力が第3の基準電圧V3を横切らない。
上述から明らかな如く、この装置では、正常時
の正弦波電圧の最大値(√2I0)以上の電流が一
定時間幅以上続くと、サイリスタ13がオンにな
り、商用電源が負荷回路8に接続される。このた
め、ピーク値が低くて、実効値が大きい過負荷時
における電力供給を安定的に行うことができる。
また、第1の比較器18によつて高いレベルのピ
ークを検出するため、波高率の高い負荷電流波形
のピークが高い場合には、第1の比較器18の出
力でサイリスタ13がオンになり、商用電源が負
荷回路8に接続される。従つて、商用電源が負荷
回路(8)に迅速に接続される。また、電流検出波形
が第2の基準電圧V2と第1の基準電圧V1との間
にあるが、第2の基準電圧V2を横切る時間幅が
短い場合には、サイリスタ13がオフに保たれ、
インバータ4のみによる電力供給が継続される。
従つて、波高率が高くてピーク値(最大値)が小
さい過電流の場合は、インバータ4のみによつて
負荷電流が供給される。
の正弦波電圧の最大値(√2I0)以上の電流が一
定時間幅以上続くと、サイリスタ13がオンにな
り、商用電源が負荷回路8に接続される。このた
め、ピーク値が低くて、実効値が大きい過負荷時
における電力供給を安定的に行うことができる。
また、第1の比較器18によつて高いレベルのピ
ークを検出するため、波高率の高い負荷電流波形
のピークが高い場合には、第1の比較器18の出
力でサイリスタ13がオンになり、商用電源が負
荷回路8に接続される。従つて、商用電源が負荷
回路(8)に迅速に接続される。また、電流検出波形
が第2の基準電圧V2と第1の基準電圧V1との間
にあるが、第2の基準電圧V2を横切る時間幅が
短い場合には、サイリスタ13がオフに保たれ、
インバータ4のみによる電力供給が継続される。
従つて、波高率が高くてピーク値(最大値)が小
さい過電流の場合は、インバータ4のみによつて
負荷電流が供給される。
本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形例が可能なものである。
く、例えば次の変形例が可能なものである。
(a) 単安定マルチバイブレータ25を省き、第3
の比較器24の出力で単安定マルチバイブレー
タ25をトリガするようにしてもよい。
の比較器24の出力で単安定マルチバイブレー
タ25をトリガするようにしてもよい。
(b) オン駆動回路22を、第1の単安定マルチバ
イブレータ21の出力が発生している時には、
第2の単安定マルチバイブレータ25の出力に
応答しないように構成してもよい。
イブレータ21の出力が発生している時には、
第2の単安定マルチバイブレータ25の出力に
応答しないように構成してもよい。
本発明によれば、インバータのみで負荷電流を
供給することが可能な状態において、商用電源が
負荷に接続されるという現象を抑制することがで
きる。従つて、インバータの容量を十分に使用し
た電力供給が可能になる。
供給することが可能な状態において、商用電源が
負荷に接続されるという現象を抑制することがで
きる。従つて、インバータの容量を十分に使用し
た電力供給が可能になる。
第1図は本発明の実施例に係わる電力供給装置
を示す回路図、第2図は第1図のインバータを示
す回路図、第3図は第1図のA〜H点の状態を示
す波形図である。 1……商用電源端子、4……インバータ、8…
…負荷回路、12……商用電源ライン、13……
サイリスタ、15……制御回路。
を示す回路図、第2図は第1図のインバータを示
す回路図、第3図は第1図のA〜H点の状態を示
す波形図である。 1……商用電源端子、4……インバータ、8…
…負荷回路、12……商用電源ライン、13……
サイリスタ、15……制御回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 定電圧制御された略正弦波電圧を負荷に供給
するインバータと、 前記負荷に商用電源を選択的に接続するために
前記商用電源と前記負荷との間に接続されたスイ
ツチと、 前記負荷に流れる電流のピーク値が所定の過電
流ピークレベル以上の時に前記スイツチをオン制
御すると共に、前記負荷に流れる電流が前記イン
バータの定格出力電流時におけるピーク値(最大
値)にほぼ相当するレベルを所定時間以上継続し
て越えた時にも前記スイツチをオン制御するスイ
ツチ制御回路と から成る電力供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61018842A JPS62178127A (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 | 電力供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61018842A JPS62178127A (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 | 電力供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62178127A JPS62178127A (ja) | 1987-08-05 |
JPH0348738B2 true JPH0348738B2 (ja) | 1991-07-25 |
Family
ID=11982812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61018842A Granted JPS62178127A (ja) | 1986-01-29 | 1986-01-29 | 電力供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62178127A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6396242B2 (ja) * | 2015-03-18 | 2018-09-26 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 無停電電源装置 |
-
1986
- 1986-01-29 JP JP61018842A patent/JPS62178127A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62178127A (ja) | 1987-08-05 |
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