JPH0348693A - 2′―置換―2′―デオキシアラビノフラノシルピリミジンヌクレオシドの製造法 - Google Patents

2′―置換―2′―デオキシアラビノフラノシルピリミジンヌクレオシドの製造法

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JPH0348693A
JPH0348693A JP1183011A JP18301189A JPH0348693A JP H0348693 A JPH0348693 A JP H0348693A JP 1183011 A JP1183011 A JP 1183011A JP 18301189 A JP18301189 A JP 18301189A JP H0348693 A JPH0348693 A JP H0348693A
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JP1183011A
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Akira Matsuda
彰 松田
Joji Yasuoka
譲二 安岡
Toru Ueda
亨 上田
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Yamasa Shoyu KK
Original Assignee
Yamasa Shoyu KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2′−置換−2′−デオキシアラビノフラノシ
ルピリミジンヌクレオシド誘導体の製造法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
2′−アジド−2′−デオキシアラビノフラノシルシト
シン、2′−アミノ−2′−デオキシアラビノフラノシ
ルシトシンに代表される2′−置換−2′−デオキシア
ラビノフラノシルピリミジンヌクレオシド誘導体は、抗
ウィルス作用または抗腫瘍作用を有し、医薬としての開
発が期待される化合物群である(特表昭55−5004
41号公報参照)。
従来、2′−置換−21−デオキシアラビノフラノシル
ピリミジンヌクレオシド誘導体の調製は、あらかじめ糖
部2′位に置換基を導入した糖と核酸塩基との縮合反応
により行われている(RecentResults C
ancer Ras、、 74.78〜83 (198
0)、特表昭55−500441号公報など参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の縮合反応による調製においては、調製目
的の天然のヌクレオシドと同じ立体構造を有するβ体以
外にもα体が生成し、目的化合物の単離収率が低下する
という問題点を有していた。
また、ピリミジンヌクレオシドからの21−置換−2′
−デオキシアラビノフラノシルピリミジンヌクレオシド
誘導体の合成が試みられているが、糖部2′位水酸基と
塩基部2位カルボニル基との分子内求核反応が優先して
目的とする化合物は取得されていないのが現状である(
Chem、Phar■。
Bull、、 3 L、 1582 (1983)、 
LisbigsAnn、Chem、、 78〜86 (
1978)など参照)。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、ピリミジンヌクレオシドからの2′−置
換−2′−デオキシアラビノフラノシルピリミジンヌク
レオシド誘導体の製造法を確立すべく研究を重ねた結果
、■糖部の3′位および5′位水酸基を保護基で保護し
、かつ塩基部のN3位を電子吸引性の置換基で保護した
式((]〔式中、R1は水素原子または低級アルキル基
、R8は電子吸引性置換基 R3およびR4はそれぞれ
独立のもしくは両者で単一の水酸基の保護基を示す〕で
表わされるウリジン誘導体を原料化合物として使用し、
該ウリジン誘導体をホスフィン類およびアゾ化合物の存
在下、アジド化剤と反応させることにより糖部2′位水
酸基と塩基部2位カルボニル基との分子内求核反応を起
こすことなく。
式(■〕 よびR4で表わされる水酸基の保護基を除去して式(I
II) 〔式中、R1−R4は同意義〕で表わされる化合物が得
られること、0式(n)化合物を原料とし、公知の反応
を適宜応用することにより2′−アジドもしくはアミノ
−2′−デオキシアラビノフラノシルウラシル誘導体お
よび2′−アジドもしくはアミノ−2′−デオキシアラ
ビノフラノシルシトシン誘導体を調製できることを知見
し9本発明を完成した。
すなわち、第1の発明(以下「第1製法」という)は、
前記式(1)化合物をホスフィン類およびアゾ化合物の
存在下、アジド化剤と反応させて上記式(11)化合物
を得、必要によりR8で表わされる電子吸引性置換基な
らびに/またはR3お〔式中、R1は前記と同意義、R
”は水素原子または電子吸引性置換基、R”およびR”
は水素原子またはそれぞれ独立のもしくは両者で単一の
水酸基の保護基を示す〕で表わされる2′−アジド−2
′−デオキシアラビノフラノシルウラシル誘導体を得る
ことを特徴とする2′−アジド−2′−デオキシアラビ
ノフラノシルウラシル誘導体の製造法に関するものであ
る。
第2の発明(以下、「第2製法」という)は。
前記式〔■〕化合物を必要によりR2で表わされる電子
吸引性置換基ならびに/またはR3およびR4で表わさ
れる水酸基の保護基を除去した後、還元反応に付して式
(IV) 〔式中、R1、R”、R”およびR4′は前記と同意義
〕で表わされる2′−アミノ−2′−デオキシアラビノ
フラノシルウラシル誘導体を得ることを特徴とする2′
−アミノ−2′−デオキシアラビノフラノシルウラシル
誘導体の製造法に関するものである。
第3の発明(以下、「第3製法」という)は、前記式(
III化合物のR1で表わされる電子吸引性置換基を除
去した後、塩基部4位のオキソ基をアミノ化し、必要に
よりR3およびR4で表わされる水酸基の保護基を除去
して式(V) C式中、R1、R” およ、びR41は前記と同意義〕
で表わされる2′−アンド−2′−デオキシアラビノフ
ラノシルシトシン誘導体を得ることを特徴とする2′−
アジド−2′−デオキシアラビノフラノシルシトシン誘
導体の製造法に関するものである。
さらに第4の発明(以下、「第4製法」という)は、前
記式〔■〕化合物のR2で表わされる電子吸引性置換基
を除去した後、塩基部4位のオキソ基をアミノ化し、必
要によりR3およびR4で表わされる水酸基の保護基を
除去して上記式〔■〕化合物を得、該化合物を還元反応
に付して式〔■〕〔式中、R1、R” およびR”は前
記と同意義〕で表わされる2′−アミノ−2′−デオキ
シアラビノフラノシルシトシン誘導体を得ることを特徴
とする2′−アミノ−2′−デオキシアラビノフラノシ
ルシトシン誘導体の製造法に関するものである。
このような本願の第1〜第4の発明をフローチャートで
示せば以下のとおりである。
以下、本発明の製造法について詳細に説明する。
1、1法式■ ム→式■ 八 本発明の第1製法は、式(1)化合物をホスフィン類お
よびアゾ化合物の存在下、アジド化剤と反応させて式(
n)化合物を得、さらに必要によりR2で表わされる電
子吸引性置換基ならびに/またはR3およびR4で表わ
される水酸基の保護基を除去して式(III)化合物を
得る方法に関するものである。
第1製法で使用する原料化合物は前記式El)で表わさ
れるものである。
式中、R1の低級アルキル基としてはメチル。
エチル、プロピル、i−プロピル等の炭素数1〜3のも
のが挙げられる。
R2で表わされる電子吸引性置換基は、塩基部奸 N3位に導出入−能でN3位の窒素原子の孤立電子対を
吸引する性質を有するものであればよい、具体的には、
アセチル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリフ
ルオロアセチル、メトキシアセチル、プロピオニル、n
−ブチリル、(E) −2−メチル−2−ブテノイル、
i−ブチリル、ペンタノイル、ベンゾイル、0−(ジブ
ロモメチル)ベンゾイル、0−(メトキシカルボニル)
ベンゾイル、L−フェニルベンゾイル、2.4’、6−
ドリメチルベンゾイル、ニードルオイル、L−アニソイ
ル、l−クロロベンゾイル、l−ニトロベンゾイル、α
−ナフトイルなどのアシル基、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルなどのアル
キルオキシカルボニル凸などを例示することができる。
また、R3およびR4の水酸基の保護基は、特に制限さ
れず、同一またはそれぞれ異なるものであってもよく、
さらに3′位および5′位水酸基を1つの保護基で同時
に保護できるものであってもよい。
そのような保護基としては、たとえば、アセチル、クロ
ロアセチル、ジクロロアセチル、トリフルオロアセチル
、メトキシアセチル、プロピオニル、n−ブチリル、(
E)−2−メチル−2−ブテノイル、i−ブチリル、ペ
ンタノイル、ペンゾイル、0−(ジブロモメチル)ベン
ゾイル、0−(メトキシカルボニル)ベンゾイル、旦−
フェニルベンゾイル、2,4.6−ドリメチルベンゾイ
ル、i−トルオイル、L−アニソイル、l−クロロベン
ゾイル、l−ニトロベンゾイル、α−ナフトイルなどの
アシル基、メトキシメチル、エトキシメチル、n−プロ
ポキシメチルなどのアルキルオキシメチル基、1−エト
キシエチル、1−メチル−1−メトキシエチルなどの置
換エチル基、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロ
ピル、L−メトキシベンジル、L−ニトロベンジル、■
−ハロペンシル、!−シアノベンジル、ジフェニルメチ
ル、トリフェニルメチル、αもしくはβ−ナフチルメチ
ル、α−ナフチルジフェニルメチルなどのアルアルキル
基、テトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテト
ラヒドロビラン−4−イルなどのピラニル基、トリメチ
ルシリル、トリエチルシリル、↓−プロゼルジメチルシ
リル、互−ブチルジメチルシリル、メチルジー上−プチ
ルシブロビルジシロキサニルなどのシリル基、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、ニーブトキシカルボ
ニルなどのアルキルオキシカルボニル基などのヌクレオ
シドの水酸基の保護基として常用されているものを例示
することができる。
このような原料化合物(1)は、常法に従って調製する
ことができる。たとえばR2の電子吸引性置換基として
アシル基、’ R3およびR4の水酸基の保護基として
シリル基を例示して説明すれば、まず、ウリジンとウリ
ジン1モルに対して1〜5倍モルのシリル化剤(R3お
よびR4に対応するシリル酸の酸ハロゲン化物(たとえ
ば塩化物)または酸無水物)を反応溶媒(たとえば、ピ
リジン、ピコリン、ジエチルアニリン、トリブチルアミ
ン、トリエチルアミンなどの塩基性溶媒)中、0〜50
℃で1〜20時間反応させて糖部3′位および5′位の
水酸基がシリル基で保護された化合物を得1次いで該化
合物を該化合物1モルに対して1〜5倍モルのアシル化
剤(R2に対応する酸の酸ハロゲン化物または酸無水物
)を使用して上記と同様の塩基性溶媒中、0〜50℃で
1〜20時間反応させることにより式(1)で表わされ
る原料化合物を得ることができる。
第1製法に使用するホスフィン類としては、トリメチル
ホスフィン、トリエチルホスフィン、トリフェニルホス
フィン、メチルジフェニルホスフィン、ジメチルフェニ
ルホスフィンなどの第三ホスフィンを例示することがで
きる。
第1製法に使用するアゾ化合物としては、アゾジカルボ
ン酸ジメチル、アゾジカルボン酸ジエチルなどの7ゾジ
力ルボン酸ジ低級アルキルエステルを例示することがで
きる。
また、第1製法で使用するアジド化剤としては。
ジフェニルリン酸アジド、ジエチルリン酸アジドなどの
リン酸アジドのアリールまたはアルキルエステルおよび
アジ化水素を例示することができる。
反応溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエー
テル、ジメチルエーテル、ジオキサン、塩化メチレン、
クロロホルム、四塩化炭素などの溶媒を使用することが
できる。
反応は、前記式(1)化合物1モルに対して。
ホスフィン類、アゾ化合物およびアジド化剤をそれぞれ
2〜5倍モル使用し1反応溶媒中、0〜30℃で1〜1
0時間撹拌反応させることにより実施することができる
かくして得られる式(II)化合物は必要によりR1で
表わされる電子吸引性置換基ならびに/またはR3およ
びR4で表わされる水酸基の保護基を除去して式Cm)
化合物を得る。
R2で表わされる電子吸引性置換基とR3およびR4で
表わされる水酸基の保護基の除去は、使用した置換基お
よび保護基の除去法として常用されている方法に準じて
行えばよい、たとえば、R2としてアシル基を使用した
場合にはメタノール/アンモニアなどのアルコール性ア
ンモニア、濃アンモニア水などを用いるアルカリ性加水
分解反応によりアシル基を除去することができる。また
、R3およびR4の水酸基の保護基としてシリル基を使
用した場合には塩酸−テトラヒドロフラン−水を用いる
酸性加水分解反応、メタノール/アンモニアなどのアル
コール性アンモニアを用いるアルカリ性加水分解反応、
フッ化アンモニウム処理等によりシリル基を除去するこ
とができる。
かくして得られる式(m)化合物は、ヌクレオシドの通
常の単離精製法(たとえば、再結晶法、吸着またはイオ
ン交換クロトマグラフイー処理など)により単離精製す
ることができる。
IF、  2fB法 式 ■  合物→式 ■  ム物
本発明の第2製法は式(II)化合物のR2で表わされ
る電子吸引性置換基ならびに/またはR3およびR4で
表わされる水酸基の保護基を除去して式(III)化合
物を得、該化合物を還元反応に付して式〔■〕、化合物
を得るものである。
式(II)化合物のR2で表わされる電子吸引性置換基
ならびに/またはR3およびR4で表わされる水酸基の
保護基の除去は上述した第1製法の置換基および保護基
の除去操作と同様に行うことができる。
式(III)化合物から式(IV)化合物を調製するた
めの還元反応は、アジド基をアミノ基に還元できる方法
であれば特に制限されない。
具体的には、水素化アルミニウムリチウムなどの還元剤
または水素気流下、酸化白金(■)、パラジウム炭素(
Pd/C)などの触媒を使用し、メタノール、エタノー
ルなどのアルコール溶媒中、室温で撹拌反応させること
によりアジド基をアミノ基に還元することができる。
反応後、目的化合物である式(rV)化合物は。
ヌクレオシドの通常の単離精製法(たとえば、再結晶法
、吸着またはイオン交換クロマトグラフィー法など)に
より単離精製することができる。
IIl、  3  法 式 [[、m物→式 ■A本発
明の第31B法は、式(II]化合物のR2で表わされ
る電子吸引性置換基を除去した後、塩基部4位のオキソ
基をアミノ化し、必要によりR3およびR4で表わされ
る水酸基の保護基を除去して式(V)化合物を得るもの
である。
式(II)化合物のR2で表わされる電子吸引性置換基
の除去は第1製法と同様にして行うことができる。
塩基部4位のオキソ基のアミノ化方法としては。
たとえば、■4−01−リメチルシリルウラシル誘導体
を中間体として経由する方法(西独特許第212291
号など参照)、■4−ハロゲノーピリミジー2 (IH
)−オン誘導体を中間体として経由する方法(Nucl
eic Ac1d Chea+1stry、 Part
 1 。
223 (1978) John wiley & 5
ons、 Inc、など参照)、■4−0−アルキルウ
ラシル誘導体を中間体として経由する方法(J、Med
、Chem、、 24 。
743(1981)など参照)、■4−0−有機スルホ
ニウムウラシル誘導体を中間体として経由する方法(特
開昭62−89667号公報など参照)、■4−ピリジ
ニウムーピリミジー2(LH)−オン誘導体を中間体と
して経由する方法(Che+*1caScripla、
 26 、3 (1986)など参照)、■4−(トリ
アシー1−イル)−ピリミジ−2(IH)−オン誘導体
を中間体として経由する方法(J、C,S、Perki
nl 、 1171 (1982)など参照)、■4−
(3−メチル−イミダゾ−1−イル)−ピリミジ−2(
IH)−オン誘導体を中間体として経由する方法(Ch
am、Pharm、Bull、、 33 +2575 
(1985)など参照)などがすでに報告されており、
こられの公知の方法を適宜応用することにより塩基部4
位のオキソ基をアミノ基に変換することができる。
また、R3およびR9で表わされる水酸基の保護基を除
去する必要がある時には、第1製法と同様の方法により
除去することができる。
このようにして調製した式(V)化合物は、ヌクレオシ
ドの通常の単離精製法(再結晶法、吸着またはイオン交
換クロマトグラフィー法など)により単離精製すること
ができる。
rV、  4製法 式 ■ 化ム物→式(Vl)  金
物)本発明の第4製法は、式(II)化合物のR2で表
わされる電子吸引性置換基を除去した後、塩基部4位の
オキソ基をアミノ化し、必要によりR3およびR4で表
わされる水酸基の保護基を除去して式(V)化合物を得
、これをさらに還元反応に付して式(VI)化合物を得
るものである。
式(V)化合物の調製は第3製法と同様にして行うこと
ができる。また式(V)化合物の還元は第211法の還
元反応と同様に行うことができる。
かくして得られた式[VI]化合物はヌクレオシドの単
離精製手段(たとえば、再結晶法、吸着またはイオン交
換クロマトグラフィー法など)により単離精製すること
ができる。
以下、参考例、実施例を示し1本発明を具体的に説明す
る。
参考例I  N’−ベンゾイル−3’ 、5’ −0−
テトライソプロビルジシロキサニルウ リジン ■ ウリジン12.2g (50m■01)をピリジン
70rnQに溶解させ、アルゴン気流下0℃に冷却後、
1.3−ジクロロ−1,1,3,3−テトライソプロピ
ルジシロキサンl 9IIIJ2(60mmol)を滴
下して室温で4時間撹拌反応させた。
反応後1反応液を減圧下留去し、酢酸エチルおよび水で
分配し、酢酸エチル層を減圧上濃縮後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー〔溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチ
ル=4〜2:1〕で精製して3’ 、5’ −0−テト
ライソプロビルジシロキサニルウリジン20.8g (
収率86%)を得た。
’H−NMR(CDCI、) δppm: 1.07 (28H,m、テトライソプロ
ビルジシロキサニル)、a、09(IH,b r、s、
2’ −OH,D、○添加で消失)、4.06〜4.2
7 (5H。
m、 2’、 3’、 4’、 5’、 5’ −H)
、5.74 (2H,d、1’ 、5−H)、7.69
 (IH,d、J=8.06Hz。
6−H)、8.74 (LH,b r、s。
3−NH,D、O添加で消失) ■ 3’ 、5’ −0−テトライソプロビルジシロキ
サニルウリジン15g (30,9mmol)を塩化メ
チレン160dに溶解させ、アルゴン気流下0℃に冷却
後、トリエチルアミン5.1+d (36,7+amo
l)および塩化メチレン4mQに塩化ベンゾイル4mj
l (34,6111OL)を溶解させた溶液を順次滴
下し、室温で6時間撹拌反応させた。
反応後1反応液をクロロホルムで希釈し、 0.01N
塩酸溶液、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順
に洗浄後、クロロホルム層を減圧上濃縮した。得られた
残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒
:ヘキサン:酢酸エチル=3〜5:1)で精製してN3
−ベンゾイル−3′5′−〇−テトライソプロビルジシ
ロキサニルウリジン12.6g (収率69%)を得た
EI−MS (m/z)590 (M”)、547 (
M+−イソプロピル) ”H−NMR(CDCI、) δPP0I: 1.07 (28H,m、テトライソプ
ロビルジシロキサニル)、3.94(IH+br、s、
2′−〇H,D、○添加で消失)、4.06〜4.36
 (5H。
m、2’ 、3’ 、4’ 、5’ 、5’−H)。
5.76 (LH,s、1’−H)。
5.80 (LH,d、J=8.06Hz。
5−H)、7.49〜7.97 (5H。
m、ベンゾイル) 、7.79 (IH,d。
J=8.05Hz、6−H) UV  λwax (メタノール中) 254.3nm(中性) 254.7nm(酸性) 参考例2 ■ リボフラノシルチミン8.01 g (30mmo
l)。
1.3−ジクロロ−1,1,3,3−テトライソプロピ
ルジシロキサン10.4mQ (33mmol)および
ピリジン20m12を■いて参考例1の■と同様に反応
させて1−(3,5−〇−テトライソプロピJレジシロ
キサニル−β−D−リボフラノシル)チミン12.5g
 (収率83%)を得た。
”H−NMR(CDCI、) δppm: 1.06 (28H,m、テトライソプロ
ビルジシロキサニル)、1.95(3H,d、J=1.
22Flz、5−CH,)、3.23 (IH,br、
s、2’−OH)、4、13〜4.42 (5H,m、
2’3’ 、4’ 、5’ 、5’−H)、5.71(
IH,s、l’−H)、7.39 (IH,d、J=1
.22Hz、6−H)、8.96  (IH,br、s
、3−NH)■ 1−(3,5−〇−テトライソプロビ
ルジシロキサニル−β−D−リボフラノシル)チミン2
、5 g (5mol) 、トリエチルアミン0.9−
(6,47+smoL)−および塩化ベンゾイル0.6
4mQ (5、54mmol)を用いて参考例1の■と
同様に反応させてN3−ベンゾイル−1−(3,5−O
−テトライソプロビルジシロキサニル−β−り一リボフ
ラノシル)チミン1.84g (収率61%)を得た。
E I−MS (m/z)605 (M”+1)、56
1(M +−イソプロピル) ”H−NMR(CDC1,) δppm: 1.05〜1.11 (28H,m、テト
ライソプロビルジシロキサニル)。
1.96(3H,d、J=1.22Hz、5−OH5)
、 2.83 (IH,b r、 s r2’−OH,
DtO添加で消失)、4.06〜4.23 (5H,m
s 2’ 、3’ 、4’5’ 、5’−H)、5.7
5 (LH,d。
J=0.7311z、1’  −H)  、7.48〜
7.97 (6H,m、6−Hおよびベンゾイル) UV  λn+a叉(メタノール中) 253.5nm 実施例 I  N’−ベンゾイル−1−(2−アジド−
2−デオキシ−3,5−○−テ トライソプ゛ロビルジシロキサニルー β−D−アラビノフラノシル)ウラ シル Nコーペンゾイル−3’ 、5’ −〇−テトライソプ
ロビルジシロキサニルウリジン1.2g (2mmol
)およびトリフェニルホスフィン2.05g(8mmo
l)をテトラヒドロフラン20dに溶解させ、アルゴン
気流下、0℃に冷却後、アゾジカルボン酸ジエチル1 
、2d (8mmol)およびアンモニア/ベンゼン(
Organic Reactions、 Vol、 3
 。
327 (1955)Johnvilay & 5on
s Inc、 )4.7−をテトラヒドロフラン10−
に溶解させたものを滴下し、室温で3時間撹拌反応させ
た。
反応後1反応液を減圧上濃縮し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:ベンゼン:酢酸エチル=2
0〜30:1)で精製してN1ベンゾイル−1−(2−
アジド−2−デオキシ−3,5−〇−テトライソプロビ
ルジシロキサニル−β−D−アラビノフラノシル)ウラ
シル762■(収率62%)を得た。
融点 98〜100℃ 元素分析 CzsH4tNsots i2として計算値
(%) C:54.61.  H:6.71.  N:
11.37分析値(%)C:54.53.  H:6.
75. N:11.21LH−NMR(CDCl2) δppm: 1.07 (28H,m、テトライソプロ
ビルジシロキサニル)、3.76〜 4.51 (5H,m、2’ 、3’ 、4’5’ 、
5’−H)、5.80 (IH,d。
J=9.3Hz、5−H)、6.24 (LH,d、J
=6.86)1z、1’−H)、7.51 (LH,d
、J=9.32Hz。
6−H)、7.40〜8.00 (5H。
m、ベンゾイル) IR(ヌジョール法) 2100 as−’ (−Ns> DI−MS (m/z)615 (M”)。
587(M÷−N m ) 実施例 2l−(2−アジド−2−デオキシ−3,5−
0−テトライソプロビルジ シロキサ二層−β−D−アラビノフ ラノシル)ウラシル N3−ベンゾイル−3’ 、5’ −0−テトライソプ
ロビルジシロキサニルウリジン600■(1mmol)
およびトリフェニルホスフィンIg(3,8mmol)
をテトラヒドロフラン10−に溶解させ、アルゴン気流
下0℃に冷却後、アゾジカルボン酸ジエチル0.59−
およびアジドリン酸ジフェニル0 、83mJ2(3、
8mmol)をテトラヒドロフラン5−に溶解させたも
のを滴下し、室温で5時間撹拌反応させた1反応後1反
応液を減圧上濃縮後。
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ベン
ゼン:酢酸エチル=40〜60:1)で精製してN3−
ベンゾイル−1−(2−アジド−2−デオキシ−3,5
−〇−テトライソプロビルジシロキサニル−β−D−ア
ラビノフラノシル)ウラシル454IIg(収率74%
)を得た。
N3−ベンゾイル−1−(2−アジド−2−デオキシ−
3,5−0−テトライソプロビルジシロキサニル−β−
D−アラビノフラノシル)ウラシル2.5g (4,1
mmol)をメタノール60−に溶解させ、0℃に冷却
後、濃アンモニア水2o−を加えて室温で1.5時間撹
拌反応させた0反応後、溶媒を留去し、得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキ
サン:酢酸エチル=1〜3:1)で精製して1− (2
−アジド−2−デオキシ−3,5−0−テトライソプロ
ビルジシロキサニル−β−D−アラビノフラノシル)ウ
ラシル1.97g (収率94%)を得た。
融点:156〜157℃ 元素分析 C,1H,、N、O,Si、・1/2H,O
として 計算値(幻C:48.43.  )Iニア、35. N
:I3.45分析値(%)C:48.69.  Hニア
、27. N:13.22″H−NMR(CDC1,) δpPm: I 、 07 (28H,m、テトライソ
プロビルジシロキサニル)、3.83〜 4.32 (5H,m、2’ 、3’ 、4’5’ 、
5’−H)、5.71  (IH,d。
J=8.05Hz’、5−H) 、6.25(IH,d
、J=6.10)1z、1’ −H)、7.63 (L
H,d、J=8.06)1z。
6−H)、8.36 (IH,b r、s。
3−NH,D、O添加で消失) IR(ヌジョール法) 2190 >−” (−Na ) UV(メタノール中) λwax  260nm(中性)、261nm(酸性)
DI−MS (m/z)510 (M÷−1)。
482  (M+−N、−1) 実施例 3l−(2−アジド−2−デオキシ−β−D−
アラビノフラノシル)シト シン 1.2.4−トリアゾール6、2g (90mmol)
をアセトニトリル60−に溶解させたものに、トリエチ
ルアミン12 、6 ivl (90mmol)を滴下
し、0℃に冷却後、オキシ塩化リン2.8mN(30m
mol)を加えて室温で30分間反応させた。
反応液の沈澱物を濾去後、濾液25−に実施例2で得ら
れた1−(2−アジド−2−デオキシ−3,5−0−テ
トライソプロビルジシロキサニル−β−D−アラビノフ
ラノシル)ウラシル610wrg (1、19mmol
)を加えて室温で19時間撹拌反応させた6 反応後1反応液を濃縮し、酢酸エチル−5%炭酸水素ナ
トリウム水溶液で分配後、有機層を分取し、溶媒を留去
した。得られた残渣をアセトニトリル20−に溶解させ
、これに濃アンモニア水20−を加えて室温で7時間撹
拌反応させた。
反応後、反応液の溶媒を留去して得られた残渣を酢酸エ
チル−水で分配し、酢酸エチル層を濃縮後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸
エチル=1〜2:lおよび1〜2%エタノール/クロロ
ホルム)で精製して1−(2−アジド−2−デオキシ−
3,5−0−テトライソプロビルジシロキサニル−β−
D−アラビノフラノシル)シトシン488mg(収率8
゜%)を得た。
融点 178℃ ’H−NMR(DMSO−d、) δpp■: 1.05 (28H,m、テトライソプロ
ビルジシロキサニル)、3゜88〜 4.16 (4H+ m、3’ y 4’ e 5’5
’−H)、4.63 (LH,dd、J=7.08Hz
、2’−H)、5.70(LH,d、J=7.57Hz
、5−H)、6.21(IH,d、J=6.84Hz。
1’−H)’、7.21 (2H,b r、s。
4−NH,、D、O添加で消失)。
7.46 (IH,d、J=7.08Hz。
6−H) IR(ヌジョール法) 3150〜3300(!l−’ (NH伸縮)、210
0cs−”  (−N、)  、  1630cm−″
 (NH変角) 、1030cs−’ (CN−)D 
I−MS  (m/ z)  510  (M”)48
 2  (M”−Nり UV(メタノール中) λ+iax  271n■(中性)、280n膳(酸性
)270nm(アルカリ性) 1−(2−アジド−2−デオキシ−3,5−0−テトラ
イソプロビルジシロキサニル−β−D −アラビノフラ
ノシル)シトシン216■(0,42mmol)をテト
ラヒドロフランLowd1に溶解させ。
0℃に冷却後、1Mテトラブチルアンモニウムフルオリ
ド/テトラヒドロフラン溶液0.8dを滴下して室温で
45分間撹拌させた。
反応液、反応溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:0〜40%エタ
ノール/クロロホルム)で精製して1−(2−アジド−
2−デオキシ−β−D−アラビノフラノシル)シトシン
114■(収率100%)を得た。
融点 165℃(塩酸塩として) 元素分析 C!H1mN@04・MCIとして計算値(
%)C:34.48.  H:4.30. N:27.
58分析値(%)C:35.23.  )l:4.29
. N:27.20”H−NMR(DMSO−d、) δppm: 3.64〜3.87 (3H,m、4’5
’ 、5’−H)、4.15 (LH,m。
3’−H,D、O添加で3.97 (IH。
d d 、 J =5.61Hz、−5,86Hz、 
3’−H)に変化)、4.31 (LH,dd。
J=5.86Hz、5.62flz、2’−H)、5.
06 (LH,b r、s、5’−0H)、5.74 
(IH,d、J=7.57Hz、。
5−H)5.82 (IH,b r、s、3’−〇H,
D、O添加で消失)、6.14(IH,d、J=5.8
6Hz、1’−H)。
7.18 (2Hp brt sl 4−NH2pD、
O添加で消失)、7.71 (IH。
d、J=7.32Hz、6−H) FAB−MS    269  (M+)実施例 4l
−(2−アミノ−2−デオキシ−β−D−アラビノフラ
ノシル)シト シン 実施例3で得た1−(2−アジド−2−デオキシ−β−
D−アラビノフラノシル)シトシン1、50mg (0
,56mmol)を10%パラジウム炭素20■および
IN塩酸存在下、エタノール2゜−中で接触還元を行っ
た。
反応後1反応液をセライトで濾過後、溶媒を留去し、得
られた残渣をエタノールで共沸させて1−(2−アミノ
−2−デオキシ−β−D−アラビノフラノシル)シトシ
ン165■(収率94%)を得た。
融点 192℃(塩酸塩として) ”H−NMR(D、○) δPp+*: 3.85 (LH,dd、J=12.8
゜3.30Hz、5’−Ha)、3.99(LH,dd
、J=12.8,2.20Hz、5’−Hb)、4.1
9 (LH。
ddd、J=5.50,3.30,2.20Hz。
4’−H)、4.23  (LH,t、J=5.501
(z、3’−H)、4.48  (IH,t 、J =
 5.5Hz、2’  −H)  、6.22  (L
H,J =5.5Hz、1’H)、6.29  (LH
,d、J、=7.9Hz、5=H)、8.20  (1
B、d、J=8.0Hz、6−H) 実施例 5  N3−ベンゾイル−1−(2−アジド−
2′−デオキシ−3,5−○− テトライソプロビルジシロキサニル −β−D−アラビノフラノシル)チ ミン 参考例2で調製したN3−ベンゾイル−1−(3,5−
〇−テトライソプロビルジシロキサニル−β−D−リボ
フラノシル)チミン3 g (5mmol)およびトリ
フェニルホスフィン3.9g (15mg+ol)をテ
トラヒドロフラン60−に溶解させ、アルゴン気流下、
0℃に冷却後、アゾジカルボン酸ジエチル2.3mM 
(15+mmol)およびアジドリン酸ジフェニル3.
23−(15a+mol)をテトラヒドロフラン15−
に溶解させたものを滴下した。
滴下終了後1反応液を室温にもどし、4時間撹拌反応さ
せた。
反応後、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチ
ル=5〜6:1)で精製してN1−ベンゾイル−1−(
2−アジド−2−デオキシ−3,5−0−テトライソプ
ロビルジシロキサニル−β−D−アラビノフラノシル)
チミン2.2g(収率7o%)を得た。
融点 124〜126℃ 1H−NMR(CDCl2) δppm: 1.11 (28H,m、テトライソプロ
ビルジシロキサニル)、i、97(3H,d 、 J 
= 0 、98)1z、 5  CH3)、4.11〜
4.31 (5H,m、2’3’ 、4’ 、5’ 、
5’−H)、6.26(IH,d、J=6.34Hz、
1’  H)、7.40〜7.99 (6H,m、6−
H。
ベンゾイル) IR(ヌジJ−ル法) 2120 cm−’ (N5) E I −MS (m/ z) 629 (M”)60
1(M÷−N2) 実施例 6l−(2−アジド−2−デオキシ−β−D−
アラビノフラノシル)チミ ン 参考例2で得たN1−ベンゾイル−1−(3゜5−〇−
テトライソプロビルジシロキサニル−β−D−リボフラ
ノシル)チミン1.21g (2mmof) オよびト
リフェニルホスフィン786■(3■■ol)をテトラ
ヒドロフラン10−に溶解させたものをアルゴン気流下
0℃に冷却後、アゾジカルボン酸ジエチル0.8mA 
(5,2m+5ol)およびアンモニア/ベンゼン2.
4m12を順次滴下し、室温で15時間撹拌反応させた
反応後、溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチ
ル=5〜6:1)で精製してN3−ベンゾイル−1−(
2−アジド−2−デオキシ−3,5−0−テトライソプ
ロビルジシロキサニル−β−D−アラビノフラノシル)
チミン753IIg(収率60%)を得た。
N3−ベンゾイル−1−(2−アジド−2−デオキシ−
3,5−0−テトライソプロビルジシロキサニル−β−
D−アラビノフラノシル)チミン750m((1,2m
mol)をテトラヒドロフラン20IIQに溶解させた
ものを0℃に冷却後、テトラブチルアンモニウムフルオ
リド2dを加え、室温で10分間撹拌反応させた0反応
後、溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:2〜10%エタノール/
クロロホルム)で精製してN3−ベンゾイル−1−(2
−アジド−2−デオキシ−β−D−アラビノフラノシル
)チミン465.(収率100%)を得た。
’H−NMR(DMSO−d、) δppii:  1. 87  (3H,d、  J=
0. 98)1z。
5−CH,)、3.16〜3.82 (3H,m、4’
  、5’  、5’  −H)。
4.11(LH,dd、J=7.57゜7.32Hz、
3’−H)、4.90  (LH,dd、J=6.59
,7.57Hz。
2’−H)、5.20〜6.60  (2H。
m、Or、br、3’  、5’  −○H9D、O添
加で消失)、6.35 (LH。
d、J=6.35)1z、1’  −H)  、7.5
4〜8.10  (6M、m、6−H。
ベンゾイル) N3−ベンゾイル−1−(2−アジド−2−デオキシ−
β−D−アラビノフラノシル)チミン465mg (1
,2m+mol)をメタノール5mMに溶解させ、さら
に濃アンモニア水5−を加え、室温で1.5時間撹拌反
応させた。
反応後、溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロト
マグラフイー(溶出溶媒=2〜20%エタノール/クロ
ロホルム)で精製して1−(2−アジド−2−デオキシ
−β−D−アラビノフラノシル)チミン29611g(
収率79%)を得た。
融点 172.4〜174℃ 元素分析 C1゜H1z N s Osとして計算値(
%)C:42.41.  t(:4.63. N:24
.73分析値(%) C:42.41.  H:4.6
4.  N:24.52J(−NMR(DMSO−d、
) δpp@: 1.77 (3H,d、J=1.22Hz
5−CR2)、3.66 (3H,m、4’5’ 、5
’−H)、4−05 (I HT brq e3’−H
)、4.42 (LH,dd、2’−H)、5.22 
(LH,br、t、5’−0H1D20添加で消失)、
5.91(IH,d、2’−OH,D、O添加で消失)
、6.14 (IH,d、J= 6.35Hz、1’−H)、7.74 (LH,d、J
=1.22Hz、6−H)、11.38 (IHI b
rl st 3−NHID、O添加で消失) IR(ヌジョール法) 2100cm−’ (N5) E I  M S (m/ z ) 255 (M” 
 N2)240(M÷−HN、) 実施例 7l−(2−アミノ−2−デオキシ−β−D−
アラビノフラノシル)チミ ン 実施例5で得たN3−ベンゾイル−1−(2−アジド−
2−デオキシ−3,5−0−テトライソプロビルジシロ
キサニル−β−D−アラビノフラノシル)チミン1−7
6g (2,79ma+ol)をメタノール30mfl
に溶解させたものを0℃に冷却後、濃アンモニア水12
−を滴下し、室温で2時間撹拌反応させた。
反応後、溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:1〜2%エタノール
/クロロホルム)で精製して1−(2−アジド−2−デ
オキシ−3,5−0−テトライソプロビルジシロキサニ
ル−β−D−アラビノフラノシル)チミン1.31g 
(収率90%)を得た。
融点 142〜143℃ 元素分析 C1H3s N@ Os S 1 aとして
計算値(%)(::50.26.  Hニア、4B、 
N:13.32分析値(%)C:50.06.  )I
ニア、57.  N:13,221H−NMR(DMS
O−d@) δppm: 1.04 (28H,m!テトライソプロ
ビルジシロキサニル)、  1.77 (3H,b r
、s、5−C)(3)、3.88〜4.19  (4H
,m、3’ 、4’ 、5’5’ −H) IR(ヌジョール法) 2180 cx−” (Ns) EI−MS  (m/z)526  (M÷+1)49
7  (M+−N、) 10%パラジウム炭素11001nをエタノール20−
に加え、水素気流下、室温で1時間撹拌反応させたもの
に、10−のエタノールに1−、(2−アジド−2−デ
オキシ−3,5−0−テトライソプロビルジシロキサニ
ル−β−D−アラビノフラ/シ/L/) fミノ560
mg (1、07mmol)を溶解させたものを加え、
さらに酢酸1−を滴下して室温で一夜撹拌反応させた。
反応後、反応液をセライトで濾過して得た濾液の溶媒を
留去、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:0〜2%エタノール/クロロホルム)で精製し
て1−(2−アミノ−2−デオキシ−3,5−○−テト
ライソプロビルジシロキサニル−β−D−アラビノフラ
ノシル)チミン490■(収率92%)を得た。
融点 132℃ 元素分析 C22H41N30@ S i2として計算
値(%)C:52.87.  H:8.27.  N:
8.41分析値(%)C:52.58.  H:8.2
9.  N:8.23”H−NMR(DMSO−d、) δppm: 1.04 (28H,m、テトライソプロ
ビルジシロキサニル)、1.76 (3H,b r、s
、5−CHff)、3.58〜.3.99 (5H,m
、2’ 、3’ 、4’5’ 、5’−H)、5.92
 (LH,d。
J=6.84Hz、1’−H)、7.29(IH,b 
r、s、6−H)、11.29(L H9b r −s
 −3NH−DtO添加で消失) IR(ヌジョール法) 3130〜3300as−” (−NH伸縮)E I−
MS (m/ z) 499 (M”)1−(2−アミ
ノ−2−デオキシ−3,5−0−テトライソプロビルジ
シロキサニル−β−D−アラビノフラノシル)チミン1
30■(0,2611aol)をテトラヒドロフラン7
−に溶解させ、これにLMテトラブチルアンモニウムフ
ルオリド0.6−を滴下して室温で1時間撹拌反応させ
た。
反応後、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒22〜20%エタノー
ル/クロロホルム)で精製して1−(2−アミノ−2−
デオキシ−β−D−アラビノフラノシル)チミン63■
(収率96%)を得た。
融点 237〜239℃ 1H−NMR(DMSO−d、) δppm: 1.79 (3H,s、5−CH,)、3
.58〜3.88 (4H,m、3’4’  、5’ 
 、5’−H)、4.27  (IH,m、2’−H,
D、O添加で4.15(LH,b r’、t、2’−H
)に変化)、6.03  (2H,d、J=5.62H
z。
1’−H,○H,D、O添加で5.95(LH,d、J
=5.62Hz、1’  −H)に変化)、7.78 
(IH,s、6−H)、8.48  (2H,b’r、
s、2’−NH,。
D2o添加で消失) 、11.34 (LH。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)式〔 I 〕▲数式、化学式、表等があります▼〔 I
    〕 〔式中、R^1は水素原子または低級アルキル基、R^
    2は電子吸引性置換基、R^3およびR^4はそれぞれ
    独立のもしくは両者で単一の水酸基の保護基を示す〕で
    表わされるウリジン誘導体をホスフィン類およびアゾ化
    合物の存在下、アジド化剤と反応させて式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 〔式中、R^1〜R^4は前記と同意義〕で表わされる
    化合物を得、必要によりR^2で表わされる電子吸引性
    置換基ならびに/またはR^3およびR^4で表わされ
    る水酸基の保護基を除去して式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 〔式中、R^1は前記と同意義、R^2′は水素原子ま
    たは電子吸引性置換基、R^3′およびR^4′は水素
    原子またはそれぞれ独立のもしくは両者で単一の水酸基
    の保護基を示す〕で表わされる2′−アジド−2′−デ
    オキシアラビノフラノシルウラシル誘導体を得ることを
    特徴とする2′−アジド−2′−デオキシアラビノフラ
    ノシルウラシル誘導体の製造法。 2)請求項1記載の方法により得られる式〔II〕▲数式
    、化学式、表等があります▼〔II〕 〔式中、R^1は水素原子または低級アルキル基、R^
    2は電子吸引性置換基、R^3およびR^4はそれぞれ
    独立のもしくは両者で単一の水酸基の保護基を示す〕で
    表わされる化合物を必要によりR^2で表わされる電子
    吸引性置換基ならびに/またはR^3およびR^4で表
    わされる水酸基の保護基を除去した後、還元反応に付し
    て式〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 〔式中、R^1は前記と同意義、R^2′は水素原子ま
    たは電子吸引性置換基、R^3′およびR^4′は水素
    原子またはそれぞれ独立のもしくは両者で単一の水酸基
    の保護基を示す〕で表わされる2′−アミノ−2′−デ
    オキシアラビノフラノシルウラシル誘導体を得ることを
    特徴とする2′−アミノ−2′−デオキシアラビノフラ
    ノシルウラシル誘導体の製造法。 3)請求項1記載の方法により得られる式〔II〕▲数式
    、化学式、表等があります▼〔II〕 〔式中、R^1は水素原子または低級アルキル基、R^
    2は電子吸引性置換基、R^3およびR^4はそれぞれ
    独立のもしくは両者で単一の水酸基の保護基を示す〕で
    表わされる化合物のR^2で表わされる電子吸引性置換
    基を除去した後、塩基部4位のオキソ基をアミノ化し、
    必要によりR^3およびR^4で表わされる水酸基の保
    護基を除去して式〔V〕▲数式、化学式、表等がありま
    す▼〔V〕 〔式中、R^1は前記と同意義、R^3′およびR^4
    ′は水素原子またはそれぞれ独立のもしくは両者で単一
    の水酸基の保護基を示す〕で表わされる2′−アジド−
    2′−デオキシアラビノフラノシルシトシン誘導体を得
    ることを特徴とする2′−アジド−2′−デオキシアラ
    ビノフラノシルシトシン誘導体の製造法。 4)請求項1記載の方法により得られる式〔II〕▲数式
    、化学式、表等があります▼〔II〕 〔式中、R^1は水素原子または低級アルキル基、R^
    2は電子吸引性置換基、R^3およびR^4はそれぞれ
    独立のもしくは両者で単一の水酸基の保護基を示す〕で
    表わされる化合物のR^2で表わされる電子吸引性置換
    基を除去した後、塩基部4位のオキソ基をアミノ化し、
    必要によりR^3およびR^4で表わされる水酸基の保
    護基を除去して式〔V〕▲数式、化学式、表等がありま
    す▼〔V〕 〔式中、R^1は前記と同意義、R^3′およびR^4
    ′は水素原子またはそれぞれ独立のもしくは両者で単一
    の水酸基の保護基を示す〕で表わされる2′−アジド−
    2′−デオキシアラビノフラノシルシトシン誘導体を得
    、該シトシン誘導体を還元反応に付して式〔VI〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔VI〕 〔式中、R^1、R^3′およびR^4′は前記と同意
    義〕で表わされる2′−アミノ−2′−デオキシアラビ
    ノフラノシルシトシン誘導体を得ることを特徴とする2
    ′−アミノ−2′−デオキシアラビノフラノシルシトシ
    ン誘導体の製造法。
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