JPH0348539Y2 - - Google Patents

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JPH0348539Y2
JPH0348539Y2 JP8498783U JP8498783U JPH0348539Y2 JP H0348539 Y2 JPH0348539 Y2 JP H0348539Y2 JP 8498783 U JP8498783 U JP 8498783U JP 8498783 U JP8498783 U JP 8498783U JP H0348539 Y2 JPH0348539 Y2 JP H0348539Y2
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JP
Japan
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hardness resin
case
sensitive element
magnetically sensitive
low
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JP8498783U
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JPS59189107U (ja
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、回転速度等を検出するために用い
られる磁気センサに関するものである。
例えば近年の自動車にあつては種々の制御の必
要性からエンジン、このエンジンからタイヤへ動
力を伝達する動力伝達系、あるいは空調装置の圧
縮機等の回転速度を検出するため、磁気センサが
用いられている。
かかる磁気センサの従来例として、磁気感応素
子の端子と外部接続用のリード線とをそれぞれ配
線基板にハンダ付けし、この配線基板をケース内
の収納室に収納し、この収納室に樹脂を充填し
て、配線基板、リード線等を固定したものが知ら
れている(実開昭57−75568号公報)。
しかしながら、磁気感応素子の端子とリード線
とは配線基板を介して接続する構造であるため、
磁気感応素子の端子と配線基板及びリード線と配
線基板との接続が必要であり、磁気感応素子の固
定性が良い反面、接続箇所が多く、組立工数がか
かり、コスト高となる欠点があつた。
そこで、この考案は、磁気感応素子の固定性を
保持しつつ、組立が簡単な磁気センサを提供する
ことを課題として、その要旨とするところは、一
端が閉鎖され、且つ他端が開口された収納室を構
成するケースと、前記収納室の一端側でケースに
圧入された低硬度樹脂と、該低硬度樹脂と前記ケ
ースとの間に挾持された磁気感応素子と、前記収
納室の他端側でモールドされてケースの開口部を
閉鎖する高硬度樹脂と、前記磁気感応素子の端子
に高硬度樹脂内で接続されたリード線と、該磁気
感応素子の端子とリード線との接続部を被覆する
熱収縮性チユーブとから成ることを特徴とした磁
気センサにある。
従つて、磁気感応素子は低硬度樹脂とケースと
の間に挾持されるので、しつかりと固定され、ま
た、磁気感応素子の端子とリード線とを直接接続
するので、接続箇所が少なく、その分、組立工数
が省略され、上記課題を達成することができるも
のである。
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図乃至第3図において、この考案に係る磁
気センサ1を例えば圧縮機に装着した具体例が示
されており、圧縮機は周知の回転斜板式圧縮機
で、圧縮機本体2に挿通された図示しない駆動軸
が電磁クラツチをもつプーリ3に連結され、この
プーリ3から駆動力が伝達されるようになつてい
る。圧縮機本体2には圧縮媒体の出入口4a,4
bが形成され、前記駆動軸に傾斜して固装された
斜板5が揺動回転するとピストン6が往復動し、
前記出入口4a,4bから圧縮媒体を吸入し、圧
縮して吐出する。
前記ピストン6は、両側に設けられたピストン
ヘツド6a,6bがピストンブリツジ6cをもつ
て一体に連結されて構成されており、このピスト
ン6のピストンブリツジ6cのほぼ中央の上面に
マグネツト7が埋設してある。そして、このマグ
ネツト7に対向する位置で前記圧縮機本体2には
取付孔8が形成され、この取付孔8に磁気センサ
1のケース9が螺合し、この圧縮機本体2とケー
ス9との間にはOリング10が介在されて圧縮機
本体2内の気密を保つようにしている。
第4図乃至第6図において、上記磁気センサ1
の詳しい構成が示され、ケース9は、アルミニウ
ム、黄銅、樹脂等の非磁性材料を素材とし、外周
に雄ねじが形成された円筒状のねじ形成部9a、
このねじ形成部9aの一端を閉鎖する底部9b、
及びねじ形成部9aの他端にボルト部9cがそれ
ぞれ一体に形成され、このボルト部9cをもつて
回転することにより前記圧縮機本体に締付け固定
できるようになつている。このケース9内には収
納室11が設けられ、この収納室11の一端が前
記底部9bで閉鎖され、且つ、他端が前記ボルト
部9cに形成された開口部12により開口されて
いる。
シリコンゴムなどの低硬度樹脂14は、弾性を
有し、この弾性によつて低硬度樹脂14の側面が
ケース9の内壁13に押付けられて前記収納室1
1の一端側に圧入されており、また、この低硬度
樹脂14の前面には嵌合溝15が形成されてい
る。
磁気感応素子16は、磁束密度の変化を電圧や
抵抗に変換して出力するそれ自体周知のもので、
前記低硬度樹脂14の嵌合溝15に嵌合され、低
硬度樹脂14とケース9との間に挾持されてい
る。したがつて、磁気感応素子16に伝わる振動
は、低硬度樹脂14により減衰される。
尚、この実施例においては、磁気感応素子16
は、ホールICから成り、そのIC回路本体の周囲
をシリコン等の被膜で被覆したそれ自体周知のも
のが使用されているが、IC構造をとらないホー
ル素子、磁気抵抗素子などを使用することもでき
る。
エポキシ樹脂等の高硬度樹脂17は、前記低硬
度樹脂14の背面とケース9の内壁13とにより
囲まれて成る収納室11の他端側でモールドさ
れ、ケース9の開口部12を閉鎖している。
前記磁気感応素子16の電源、アース、出力の
各端子18a〜18cは、それぞれ低硬度樹脂1
4に形成の孔を挿通して低硬度樹脂14の背面側
に突出し、その先端が前記高硬度樹脂17内で外
部接続用のリード線19a〜19cの一端にハン
ダ付け等により直接接続されている。このリード
線19a〜19cの他端側は、前記開口部12を
介してケース9外部に延長されている。
前記磁気感応素子16の端子18a〜18cと
リード線19a〜19cとの接続部20には熱収
縮性チユーブ21a〜21cが被覆され、該熱収
縮性チユーブ21a〜21cは、熱せられると収
縮するそれ自体公知のもので、この実施例におい
ては、前記接続部20のみならず、ケース9外部
に至るまでのリード線19a〜19cを共に被覆
している。 従がつて、リード線19a〜19
cに作用する引張力は、高硬度樹脂17が熱収縮
性チユーブ21a〜21cの外側に対し隙間なく
充填されているため高硬度樹脂17に対してかか
り、また、仮りに高硬度樹脂17内のリード線1
9a〜19cに加わつてもリード線19a〜19
cと共に熱収縮性チユーブ21a〜21cも伸長
して引張力が分散されるので、前記接続部20に
はほとんど引張力が加わらない。
次に、この考案の磁気センサ1の組付方法につ
いて述べると、先ず低硬度樹脂14の嵌合溝15
に磁気感応素子16を嵌込み、磁気感応素子16
の各端子18a〜18cを低硬度樹脂14の孔に
挿入し、端子18a〜18cの先端を低硬度樹脂
14の背面から突出する。次に外部接続用のリー
ド線19a〜19cの一端から所定寸法に切断さ
れた熱収縮性チユーブ21a〜21cを挿入し、
リード線19a〜19cの一端と前記磁気感応素
子16の端子18a〜18cとをハンダ付けして
接続する。その後、前記熱収縮性チユーブ21a
〜21cの位置を移動して、熱収縮性チユーブ2
1a〜21cでハンダ付けした接続部20を被
い、熱収縮性チユーブ21a〜21cに熱風を吹
き付けて、熱収縮性チユーブ21a〜21cで接
続部20及びリード線19a〜19cを被覆す
る。
そして、磁気感応素子16を前方にして低硬度
樹脂14をケース9内に押し込む。すると、低硬
度樹脂14の側面がケース9の内壁13に押付け
られるが、それに抗して低硬度樹脂14を収納室
11の底部9b側まで圧入する。これにより、磁
気感応素子16はケース9と低硬度樹脂14とに
挾み付けられて固定される。
最後に開口部12から高硬度樹脂17を注入し
て固定すれば完了する。この場合、磁気感応素子
16はモールド前にすでに固定されているので、
モールド時にその位置がずれる恐れがなく、正確
に位置決めされた状態になる。
以上述べたように、この考案によれば、磁気感
応素子をケースと低硬度樹脂とにより挟持し、ま
た、磁気感応素子の端子とリード線とを高硬度樹
脂内で直接接続するようにしたので、磁気感応素
子が確実に固定されると共に、接続箇所が少な
く、その分組立工数が簡略化され、コスト安にな
るという効果を奏する。
また、磁気感応素子の端子とリード線との接続
部を熱収縮性チユーブで被覆したので、接続部が
引張力に強いと共に、高硬度樹脂注入時における
各接続部間のシヨートのおそれがないものであ
る。
さらに、磁気感応素子を挟持する一方を低硬度
樹脂に構成したので、低硬度樹脂により振動が減
衰され振動に強い等の効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る磁気センサを装着した
圧縮機の側面図、第2図は同上の腰部断面図、第
3図は同上に用いたピストンを示す断面図、第4
図はこの考案の一実施例である磁気センサの断面
図、第5図は第4図のA−A線断面図、第6図は
熱収縮性チユーブの被覆状態を示す断面図であ
る。 1……磁気センサ、9……ケース、11……収
納室、12……開口部、14……低硬度樹脂、1
6……磁気感応素子、17……高硬度樹脂、18
a〜18c……端子、19a〜19c……リード
線、20……接続部、21a〜21c……熱収縮
性チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が閉鎖され、且つ他端が開口された収納室
    を構成するケースと、前記収納室の一端側でケー
    スに圧入された低硬度樹脂と、該低硬度樹脂と前
    記ケースとの間に挾持された磁気感応素子と、前
    記収納室の他端側でモールドされてケースの開口
    部を閉鎖する高硬度樹脂と、前記磁気感応素子の
    端子に高硬度樹脂内で接続されたリード線と、該
    磁気感応素子の端子とリード線との接続部を被覆
    する熱収縮性チユーブとから成ることを特徴とす
    る磁気センサ。
JP8498783U 1983-06-03 1983-06-03 磁気センサ Granted JPS59189107U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8498783U JPS59189107U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 磁気センサ

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JP8498783U JPS59189107U (ja) 1983-06-03 1983-06-03 磁気センサ

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JPS59189107U JPS59189107U (ja) 1984-12-15
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