JPH0348480Y2 - - Google Patents

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JPH0348480Y2
JPH0348480Y2 JP12778686U JP12778686U JPH0348480Y2 JP H0348480 Y2 JPH0348480 Y2 JP H0348480Y2 JP 12778686 U JP12778686 U JP 12778686U JP 12778686 U JP12778686 U JP 12778686U JP H0348480 Y2 JPH0348480 Y2 JP H0348480Y2
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valve
fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、高温復水等の流水を制御するサ−モ
スタチツク式トラツプに関する。
〈従来技術〉 従来のサ−モスタチツク式トラツプは、第4図
に示す如く、胴筒Dを有する筐体1の入口1aと
出口1bの中間に位置するように弁孔2aおよび
流体噴出孔2bを有する弁座2を設け、該弁座2
の出口側に前記出口1bへ達するすべての排水が
流通する感熱室3を形成し、該感熱室3の内部に
バイメタル4とその感熱撓曲により直線移動する
弁棒5とを配設し、該弁棒5の一端部は弁棒本体
5aとは別体で該本体5aに固着された硬質金属
製当接体5bで形成し、該当接体5bと前記弁座
2との間に弁孔開閉用の硬質金属製球弁子6を介
設したものであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記構成において、バイメタル4を支持する弁
棒5と球弁子6が分離しており、球弁子6がフリ
−なため、弁棒5のねじれを球弁子6にあたえな
いので、閉弁が正確であるという利点がある。し
かし、本考案のトラツプの出口1bを上側、入口
1aを下側に配して使用する場合等、つまり、バ
イメタル4、弁棒5、弁子6の合計重量によつて
弁孔2aが塞がれる状態にあつてかつ低温流体の
休止時(配管系の蒸気の通気休止時)において
は、球弁子6と弁棒5の間の摺動部にスケ−ル
(金属粉)等がかみ込んだり、油やスケ−ルの混
じつた粘性の大な溜液によつて弁子6と弁座2が
接着してしまい弁子6の摺動を阻害する場合があ
る。
また、弁座2に形成された噴出孔2bより出た
流体は胴筒Dに直角に当たりそのはね返りより感
熱部を通過して出口1bに排出されるため、感熱
体に一様にその液体の温度を感温させられない。
また、長い期間に亘る流体の噴出衝撃により胴
筒Dに損傷を与えることがあつた。
本考案は上記欠点に鑑み、スケ−ル等の詰りに
よる流体の不通を防止し得るサ−モスタチツク式
トラツプの提供を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案による問題点解決手段は、第1,2図の
如く、筐体1の下部に入口1aが、上部に出口1
bが形成され、その中間に位置するように弁孔2
a付きの弁座2が設けられ、該弁座2の出口側に
流体が流通する感熱室3が形成され、該感熱室3
の内部に、弁座2に離着座して弁孔2aを開閉す
る弁子7が下端に形成された弁棒5と、該弁棒5
に外嵌され入口側に設定温度以上の加熱流体が達
すると感熱撓曲して弁棒5を直線移動させて閉弁
させるための感熱体4とが設けられ、前記弁座2
の上部に円筒形の弁子案内体16が設けられ、該
弁子案内体16と弁子7との間に感熱体4、弁棒
5、弁子7の合計重量に抗して弁子7を開弁方向
に付勢するばね8が介装され、前記弁子案内体1
6に流入流体を弁棒5の移動方向と直交する方向
に噴出させるための噴出孔2bが形成され、前記
筐体1の胴筒Dと弁子案内体16との間に噴出孔
2bから噴出された流体を感熱室3に案内するた
めの円筒形衝立壁10が、噴出孔2bと対向して
形成され、前記感熱体4は衝立壁10の上側に配
されたものである。
〈作用〉 上記問題点解決手段において、流体の休止時に
おいても感熱体4、弁棒5、弁子7の合計重量に
抗してばね8が弁子7を開弁方向に付勢し、弁子
7を弁座2の弁孔2aから離間させて開弁するの
で、スケ−ルや粘性の大きな溜液が弁孔2aに詰
まつて弁子7の移動を妨げることを防止できる。
また、衝立壁10により噴出孔2bから噴出さ
れた流体を感熱室3に円滑に案内することができ
るから、感熱体4に一様に流体の温度を感温させ
ることができる。しかも、噴出流体は筐体1の胴
筒に直接当たらないから、胴筒Dの損傷をも防止
できる。
〈実施例〉 以下、本考案サ−モスタチツク式トラツプの実
施例を第1図および第3図に基づいて説明する。
第1図は本考案の実施例を示すサ−モスタチツク
式トラツプの開弁状態縦断正面図、第2図は同じ
くその閉弁状態縦断正面図、第3図は同じくその
平面図である。
そして、図示の如く本考案は、筐体1の入口1
aと出口1bの中間に位置するように弁孔2aを
有する弁座2が設けられ、該弁座2の出口側に形
成された感熱室3の内部に感熱体としてのバイメ
タル4とその感熱撓曲により直線移動する弁棒5
とが設けられ、該弁棒5の下端に弁孔2aを開閉
する突起7a付弁子7が嵌着され、感熱体、弁棒
5、弁子7の合計重量に抗して弁子7を押圧して
開弁する圧縮コイル形ばね8が設けられ、前記弁
座2の弁孔2aに連設された液体噴出孔2bと対
向する円筒形衝立壁10が弁座2の外周に形成さ
れたものである。
前記筐体1は、胴筒Dと、その上端に螺嵌され
た出口1bを有する出口蓋13と、胴筒Dの下端
に螺嵌された入口1aを有する付入口蓋14とか
ら構成されている。前記弁座2は、入口蓋14の
上端中央部に螺嵌され、その中央には円錘台形の
弁座面15が形成され、該弁座面15の中央と入
口1aとを連通する弁孔2aが穿設されている。
16は弁座2の上部に一体形成された弁子案内体
で、その中央には案内孔17が穿設され、またそ
の中間部には案内孔17へ放射状に連なる複数個
の噴出孔2bが等分布状に形成されている。18
は出口蓋13の中央部に形成されたボルト取付壁
で、この外周部には感熱室3と出口1bとを連通
する複数のオリフイス19が形成されている。そ
して取付壁18の中心には調整ボルト20が螺嵌
され、その上端には調整工具用係合溝20aがま
た下部には凹孔21が形成されている。
かくして胴筒D、弁座2および取付壁18等で
囲まれて形成された感熱室3の内部において、案
内孔17に下端部を、また調整ボルト20の凹孔
21に上端部を夫々摺動自在に案内された弁棒5
の中央部には、低膨張側を互に内へ向い合せた一
対のバイメタル対の積層からなるバイメタル積層
体22が串ざし状に外嵌され、該積層体22の上
端面は調整ボルト20の下端20bに当接され、
該積層体22の下端面は、弁棒5に係合されたE
リング23に当接されている。また、弁座2に形
成された下ばね座24と弁子7の上端に形成され
た上ばね座25との間にばね8が配されている。
このため調整ボルト20を螺回して下方への突出
量を増せば、その下端20bとEリング23との
間の間隔は減ずるので、バイメタル積層体22が
少し撓曲してもその力は弁棒5に伝わるようにな
る。即ちボルト20を下方へ突出させればさせる
ほど低温で弁棒5は下方へ強制下降されるように
構成されている。26はボルト20の緩み止め
環、27は入口1aに配されたストレ−ナであ
る。
次にトラツプの作用を説明すると、入口側に設
定温度以下の加熱流体が達していると、バイメタ
ル積層体22は、感熱室3の内部の温度が低いた
めに第1図の如く平板状に復元して、弁孔2aか
ら弁子7に動く圧力により弁棒5は上動され、弁
子7は離座して低温流体は、噴出孔2bから噴出
され、衝立壁10によつて感熱室3へ案内され、
次いでバイメタル4の周囲に接触しながら取付壁
18のオリフイス19を通り出口1bから排出し
て行く。
また、本考案のトラツプの出口1bを上側、入
口1aを下側に配して使用する場合等、つまり、
バイメタル4、弁棒5、弁子7の合計重量によつ
て弁孔2aが塞がれる状態にあつてかつ低温流体
の休止時(配管系の蒸気の通気休止時)において
は、ばね8の押圧力により、弁子7は押上げられ
て第1図の如く開弁している。
そして第2図の如く、入口側へ設定温度以上の
加熱流体が達すると、バイメタル積層体22は撓
曲し、Eリング23を介してばね8の押圧力に抗
して弁棒5を下方へ押すので、弁子7は強制的に
着座され、弁孔2aが閉じられる。
このように弁子7は開閉を繰り返し、入口側の
流体の温度は一定に保たれる。
以上のように流体の休止時にもばね8によつて
弁孔2aを開とすることにより、弁孔2aにスケ
−ルが詰まつて弁子7の移動を妨げることを防止
するとともに粘性の大な溜液による弁子7と弁座
面15との接着を防止するので、常に安定した流
体の制御をすることができる。また、噴出孔2b
から噴出した流体は衝立壁10に当たつて案内さ
れるので胴筒Dの損傷を防止でき、衝立壁10に
より積層体22のうちの感熱の良好な周縁に高温
流体が案内されるので、弁子7の開閉をより円滑
に行うことができる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案による
と、流体の休止時においても感熱体、弁棒、弁子
の合計重量に抗してばねが弁子を開弁方向に付勢
し、弁子を弁座の弁孔から離間させて開弁するの
で、スケ−ルや粘性の大きな溜液が弁孔に詰まつ
て弁子の移動を妨げることを防止できる。
また、衝立壁により噴出孔から噴出された流体
を感熱室に円滑に案内することができるから、感
熱体に一様に流体の温度を感温させることができ
る。しかも、噴出流体は筐体の胴筒に直接当たら
ないから、胴筒の損傷をも防止できるといつた優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すサ−モスタチツ
ク式トラツプの開弁状態縦断正面図、第2図は同
じくその閉弁状態縦断正面図、第3図は同じくそ
の平面図、第4図は従来例を示すサ−モスタチツ
ク式トラツプの縦断正面図である。 1……筐体、1a……入口、1b……出口、2
……弁座、2a……弁孔、2b……噴出孔、3…
…感熱室、4……バイメタル、5……弁棒、7…
…弁子、8……ばね、10……衝立壁、16……
弁子案内体、18……取付壁、19……オリフイ
ス、22……積層体、23……Eリング、D……
胴筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筐体の下部に入口が、上部に出口が形成され、
    その中間に位置するように弁孔付きの弁座が設け
    られ、該弁座の出口側に流体が流通する感熱室が
    形成され、該感熱室の内部に、弁座に離着座して
    弁孔を開閉する弁子が下端に形成された弁棒と、
    該弁棒に外嵌され入口側に設定温度以上の加熱流
    体が達すると感熱撓曲して弁棒を直線移動させて
    閉弁させるための感熱体とが設けられ、前記弁座
    の上部に円筒形の弁子案内体が設けられ、該弁子
    案内体と弁子との間に感熱体、弁棒、弁子の合計
    重量に抗して弁子を開弁方向に付勢するばねが介
    装され、前記弁子案内体に流入流体を弁棒の移動
    方向と直交する方向に噴出させるための噴出孔が
    形成され、前記筐体の胴筒と弁子案内体との間に
    噴出孔から噴出された流体を感熱室に案内するた
    めの円筒形衝立壁が、噴出孔と対向して形成さ
    れ、前記感熱体は衝立壁の上側に配されたことを
    特徴とするサ−モスタチツク式トラツプ。
JP12778686U 1986-08-21 1986-08-21 Expired JPH0348480Y2 (ja)

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