JPH0348146B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0348146B2
JPH0348146B2 JP58018662A JP1866283A JPH0348146B2 JP H0348146 B2 JPH0348146 B2 JP H0348146B2 JP 58018662 A JP58018662 A JP 58018662A JP 1866283 A JP1866283 A JP 1866283A JP H0348146 B2 JPH0348146 B2 JP H0348146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
woven fabric
glass cloth
weave
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58018662A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59146956A (ja
Inventor
Yasunori Tsubone
Akira Yabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynic Corp
Original Assignee
Dynic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dynic Corp filed Critical Dynic Corp
Priority to JP58018662A priority Critical patent/JPS59146956A/ja
Publication of JPS59146956A publication Critical patent/JPS59146956A/ja
Publication of JPH0348146B2 publication Critical patent/JPH0348146B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Coloring (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は模様付ガラス繊維製織布の製造方法、
更に詳しくは所望の面上にインキ、塗料等で模様
が施されたガラス繊維製織布な製造方法に関する
もので、その目的とする処は、極めて堅牢度の高
い模様を所望面に得られたガラス繊維織布を提供
するにある。
よく知られるようにガラス繊維製織布(以下単
にガラスクロスともいう)はその不燃性が優れて
いる点から、例えば建築に用いられる断熱材の表
面材や、壁面に貼布しての壁紙等の如き建築用面
材としての利用が注目されている。この建築用面
材は目に触れない場所で用いられるなら問題はな
いが、目に触れる場所で用いられる時、面材の表
面に施されている着色や模様の堅牢度が充分でな
い。
すなわちガラスクロスの表面に施された着色や
模様のための塗料の接着強度が不充分なために、
衣服や手が触れることによつて模様が剥離して、
美観を損うもので、ガラスクロスにおける塗料の
接着強度の強化は、ガラスクロスの使用分野の拡
大に重要な影響を及ぼす条件となつている。
本発明者等はガラスクロスにおける塗料の接着
強度を強化するについて研究し種々実験を重ねた
結果、次のようなことが判つた。すなわち、従来
ガラス繊維で織布を得るためにはガラス繊維から
なる経糸、緯糸共に澱粉、ポバール等からなる糊
付剤を用いて織成し、織上つた織布にウイーブセ
ツトを施してから、これに塗料で模様付をしてい
たのですが、このものにあつては織布を構成する
経糸、緯糸に施された糊付剤が後になつて糸条か
ら容易に剥離し易く、そのため、ウイーブセツト
が施されているにもかゝわらず模様の接着強度が
劣るものとなつていた。
このためガラス繊維を織成するに際して糊付剤
を全く用いないで織成することが考えられるが、
糸条取扱や織成能率や、織布の品質面等からみ
て、糊付剤を全く用いないことはできないので、
本発明者等は従来通り糊付剤を用いて織成し、織
成後、この織布を加熱処理によつて糊付剤を除去
し、その後、ウイーブセツトを施しこれに模様付
を施すことによつて接着強度が著しく優れたガラ
スクロスが得られることを知り本発明を得たもの
である。
織布に存在する糊付剤の如き不純物を除去する
には加熱処理によるほか、水洗等によることが考
えられるが、水洗による時は、不純物の除去が不
充分であつて望ましくない。この不純物の除去の
ための加熱処理には、バツチ式と織布を走行して
処理する連続式とがあるが、いずれの型式で行つ
てもよく、バツチ式と連続式との各々の長所、短
所とを勘案して適宜の型式で行なえばよい。
また、この加熱処理が施され、不純物が除去さ
れたガラスクロスを中和処理してウイーブセツト
をすることは望ましい。
本発明にあつては加熱処理が施され不純物が除
去されたガラスクロスは続いてウイーブセツトが
施されるが、このウイーブセツトとは、ガラスク
ロスの寸法や変形に対する安定や織目の目寄れの
防止等のための目止め処理であり、これと共に織
布に施される模様付けに用いられる塗料との接着
性を高めたり、着色による装飾効果を付与するも
ので各種の樹脂が用いられるから、これに用いら
れる樹脂としては、ガラス繊維と模様付に用いら
れる塗料との両者に接着強度の高い樹脂が用いら
れることが好ましい。
ウイーブセツトが施されたがガラスクロスには
模様付けが施されるが、これには印刷インキ、塗
料等が用いられ所望の色彩や模様が施されるが、
この模様付は1回のみに限ることなく、2回ある
いは3回等複数回に分けて行われてもよく、これ
はまた印刷手段、コーテイング等によるほか、含
浸による着色であつてもよい。これに用いられる
ものとしてはアクリル系、ウレタン系、ナイロン
系、ニトロセルロース系のものや塩化ビニルと酢
酸ビニルとの共重合体等が好ましく用いられる。
本発明にあつては模様付が施されたガラスクロ
スの表面には必要によつて、艶消剤を施してもよ
い。
本発明の方法によつて得られたがガラスクロス
は、例えば断熱材の表面に貼着して断熱材を直接
壁材として用いることができるようにし、これを
直接壁材として用いた時、壁面はあたかも壁紙が
貼着されたと同様の装飾効果を与え、しかも身体
や衣服その他の物品の接触によつても容易に模様
が剥離しないものであり、また壁紙として用いる
時は、同様に不燃性が高く、しかも容易に模様が
剥離しない壁紙となるものである。これに限らず
模様布としての如何なる用途にも好適なガラスク
ロスである。
本発明の方法は以上に詳細に説明したようにガ
ラス繊維で織成するに必要な糊付剤等をそのまゝ
用いて織成した後、加熱処理によつてガラス繊維
に施された糊付剤等の不純物を除去した後、この
織布にウイーブセツトを施すから、このウイーブ
セツトに用いられた樹脂はガラス繊維と直接接着
されることとなつて著しく接着強度が高められる
こととなり、さらに、この上に模様付が行われる
ので、模様となる塗料等もウイーブセツト剤との
接着強度が高められて、模様が形成されたガラス
クロスが使用された時、表面に形成された模様の
接着強度は著しく高められる結果、剥離し難くな
り明瞭な模様が長期間鮮明に存在して剥離消失す
ることがないガラスクロスが得られる。しかもこ
のために格別難かしい技術を必要とすることもな
く、また特別に原価を高騰させるほどでもなく、
比較的安価に提供できるものである。
次に実施例によつて本発明を更に詳細に説明す
る。
実施例 経が41本/吋、緯が32本/吋で厚さ0.18mm、
205g/m2である平織のガラス繊維織物を2枚用
意し、その1枚は650℃の加熱帯域を通して織成
に際して施された不純物を除去した後、塩化ビニ
ルと酢酸ビニルとの共重合体(酢酸ビニルリツ
チ)を固形分が4g/m2にコーテイングしてウイ
ーブセツトを施した。この織布上に塩化ビニルと
酢酸ビニルの共重合体を用いたインキでグラビヤ
印刷(固形分5g/m2)を施し、次いで塩化ビニ
ルを用いたインキでスクリーン印刷(固形分50
g/m2)を施した。
前記ガラス繊維織物の他の1枚は加熱処理を施
すことなく、そのまゝ、前記と同じウイーブセツ
トを施し、更に以後前記と同様のグラビヤ印刷と
スクリーン印刷を施した。これら両者の織布上の
模様の堅牢度試験として学振型摩擦試験機を用い
て200g荷重での湿布摩擦試験を行つた結果は、
本発明の方法で得られたガラスクロスによるもの
は100回で異常が認められなかつたが、従来品に
よるガラスクロスによるものは30回で異常が認め
られた。また粘着テープ試験(粘着テープを模様
上に貼着し、これを織布上から剥離して粘着テー
プの粘着面に模様の剥離の有無をみる)を行つた
結果は、本発明の方法で得られたガラスクロスに
よるものは異常が認められなかつたが、従来品に
よるガラスクロスによるものは剥離が認められ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガラス繊維からなる織布を加熱して、ガラス
    繊維に施された糊付剤等の処理剤を除去した後、
    ウイーブセツトを施してから、織布の所望面上に
    インキ、塗料等で模様を施すことを特徴とする模
    様付ガラス繊維製織布の製造方法。
JP58018662A 1983-02-07 1983-02-07 模様付ガラス繊維製織布の製造方法 Granted JPS59146956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58018662A JPS59146956A (ja) 1983-02-07 1983-02-07 模様付ガラス繊維製織布の製造方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58018662A JPS59146956A (ja) 1983-02-07 1983-02-07 模様付ガラス繊維製織布の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59146956A JPS59146956A (ja) 1984-08-23
JPH0348146B2 true JPH0348146B2 (ja) 1991-07-23

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ID=11977819

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58018662A Granted JPS59146956A (ja) 1983-02-07 1983-02-07 模様付ガラス繊維製織布の製造方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3250133B2 (ja) * 1995-04-28 2002-01-28 ユニチカグラスファイバー株式会社 ガラスクロス製カンバス
DE29718222U1 (de) * 1997-10-14 1999-02-18 Sauer Wigbert H Textilglasgewebebahn

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59146956A (ja) 1984-08-23

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