JPH0347706Y2 - - Google Patents

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JPH0347706Y2
JPH0347706Y2 JP7233887U JP7233887U JPH0347706Y2 JP H0347706 Y2 JPH0347706 Y2 JP H0347706Y2 JP 7233887 U JP7233887 U JP 7233887U JP 7233887 U JP7233887 U JP 7233887U JP H0347706 Y2 JPH0347706 Y2 JP H0347706Y2
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mold
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JP7233887U
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JPS63180126U (ja
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  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、フレームと、そのフレームに形成し
た案内に沿つて往復運動するラムの、そのラムの
往復運動方向と直角な方向において互いに対応す
る面に凹所を夫々形成し、その両凹所に、互いに
対応する面に成形面を形成した金型を夫々取付
け、ラムの往復運動により金型の間に供給した被
加工物をその両成形面で挟圧しつつ転動させて転
造を施すようにした平転造盤に関し、特に、加工
により発生する熱によりフレームやラムが変形し
て加工精度が低下するのを防止するようにした平
転造盤に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 例えば、ボルトのねじ山を転造する平転造盤に
おいては、ボルトの粗材を、フレーム側の固定金
型とラム側の移動金型の互いに対応する成形面の
間で挟圧しつつラムの往復運動により転動させて
成形面に形成したねじ山形の突条を粗材の外周面
に次第に食い込ませてねじ山を成形するのであつ
て、粗材の塑性変形及び金型との摩擦力により大
きな熱量が発生するため、粗材及び金型の成形面
には潤滑兼用の冷却液を吹き付けて温度の上昇を
抑制するようになつているが、その発生熱の一部
は金型の裏面及び側面に伝わり、取付面からフレ
ーム及びラムに伝達されて温度が上昇し、熱変形
を生ずることにより、両金型の成形面の対応間隔
及び平行度に誤差が生じ、これによりねじ山の加
工精度が低下する欠点があつた。
問題点を解決するための手段 本考案はこのような欠点を除去するための手段
として、各金型とフレームまたはラムとの間にセ
ラミツクス製の敷板を介設した構成とした。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、金型とフレームまた
はラムの間にセラミツクス製の敷板を介設したか
ら、熱伝導率の低いセラミツクス製の敷板により
金型からフレームまたはラムへの熱伝達が抑制さ
れ、フレームまたはラムの温度上昇が抑えられて
熱変形による加工精度の低下が防止される効果が
ある。
実施例 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
本実施例の平転造盤はボルトの粗材aにねじ山
を転造するものであつて、フレーム1に固定され
たホルダ2の前面に形成された凹所3に、前面の
成形面5にねじ山形の突条を形成してなる金型4
が嵌入されて、その上面を押圧する固定ブロツク
8により移動不能に固定され、一方、ホルダ2の
前方においては、フレーム1の断面L字形に形成
した凹部9の垂直面と底面及びフレーム1の上部
にホルダ2側に突設したガイド体10の下面に、
夫々、耐摩耗性に優れた左右方向に長い摺動板1
1を互いに平行に固定することによつて形成され
た摺動案内12に、ロツド13を介して図示しな
いクランク軸に連結されたラム14が、その底
面、背面及び上面に夫々固定した耐摩耗性に優れ
た摺動板15をフレーム1側の各摺動板11に当
接させた状態で、緊密に、かつ、クランク軸の回
転にともなう左右方向の摺動のみを自由に取り付
けられて、このラム14の前面に形成された凹所
16に、ホルダ2の成形面5と平行をなす前面の
成形面18にねじ山形の突条を形成してなる金型
17が嵌入されて、その上面と一方の側面を押圧
する固定ブロツク20により浮上がり及び一側方
への移動を不能に固定され、ボルトの粗材aを両
金型4,17の間に挟んだ状態でラム14を左右
方向に往復駆動させることにより、粗材aの外周
面に各成形面5,18のねじ山形が食い込んでね
じ山が形成されるようになつているのであつて、
固定側においては、金型4の底面、背面及び一方
の側面とこれらに対応するホルダ2の凹所3の各
面との間に、夫々、窒化ケイ素または酸化アルミ
ニウムなどの熱伝導率の低いセラミツクスからな
る敷板24が密着して介装されていて、これによ
り、金型4とホルダ2とが直に接触しないように
なつており、一方、可動側においては、金型17
の底面、背面及び一方の側面とこれらに対応する
ラム14の凹所16の各面との間に、夫々、固定
側と同じくセラミツクス製の敷板25が密着して
介装されて、金型17とラム14とが直に接触し
ないようになつている。
本実施例の平転造盤は上記構成になり、ボルト
の粗材aに加工を施す際には、粗材aの塑性変形
及び金型4,17との間の摩擦力によつて熱が発
生するため、粗材aと各成形面5,18との間に
潤滑剤兼用の冷却液を吹き付けることによつて粗
材aと各成形面5,18近傍の温度の上昇を抑え
ながら転造が行われ、このときに、発生した熱の
一部が両金型4,17の内部を伝導してその背
面、上面、底面及び側面に達するのであるが、各
金型4,17とホルダ2またはラム14の対応す
る面同士の間には、夫々、熱伝導率の低いセラミ
ツクス製の敷板24,25が介装されていること
から、熱がこれらの敷板24,25の内部を伝導
してホルダ2またはラム14に伝達されることが
ほとんどなくて、ホルダ2とラム14の温度がほ
ぼ常温に保たれるため、ホルダ2やラム14、さ
らに、これらから熱が伝達されたフレーム1が熱
変形を起こすことによつて両成形面5,18の対
応間隔や平行度に狂いが生じるということがな
く、一方、金型4,17は、その内部に熱が蓄積
されることになるが、冷却液を多量に供給するこ
とによつて温度が過度に上昇するのが抑制され
る。
なお、敷板24,25となるセラミツクスとし
て例示した窒化ケイ素と酸化アルミニウムの熱伝
導率は、夫々、0.05〜0.09cal/cm・sec・℃と
0.06cal/cm・sec・℃以下であつて、フレーム
1、ホルダ2またはラム14として一般的に用い
られる鋼材の熱伝導率がおよそ0.125cal/cm・
sec・℃であるのに比べると著しく低く、フレー
ム1、ホルダ2及びラム14への熱の伝達が有効
に抑制される。
上記実施例においては、敷板24,25として
セラミツクスのみからなる一枚板を用いたが、こ
れに代えて、鋼板の表面に極く薄いセラミツクス
板を接着剤により貼り着けたものか、あるいは、
鋼板の表面にセラミツクスを溶射したものを用い
て、セラミツクスを金型4,17の表面に当接さ
せた状態で金型4,17とホルダ2またはラム1
4との間に介装するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図は
一部切欠側面図、第2図は平面図である。 1……フレーム、3,16……凹所、4,17
……金型、5,18……成形面、12……摺動案
内、14……ラム、24,25……敷板、a……
ボルトの粗材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームと、該フレームに形成した案内に沿つ
    て往復運動するラムの、該ラムの往復運動方向と
    直角な方向において互いに対応する面に凹所を
    夫々形成し、該両凹所に、互いに対応する面に成
    形面を形成した金型を夫々取付け、前記ラムの往
    復運動により前記金型の間に供給した被加工物を
    前記両成形面で挟圧しつつ転動させて転造を施す
    ようにした平転造盤において、前記各金型と前記
    フレームまたは前記ラムとの間にセラミツクス製
    の敷板を介設したことを特徴とする平転造盤。
JP7233887U 1987-05-14 1987-05-14 Expired JPH0347706Y2 (ja)

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JP7233887U JPH0347706Y2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14

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JP7233887U JPH0347706Y2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14

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Publication Number Publication Date
JPS63180126U JPS63180126U (ja) 1988-11-21
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JPS63180126U (ja) 1988-11-21

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