JPH034659A - テレビドアホン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、子機側にテレビカメラを備えたテレビドアホ
ンに関し、特に子機のテレビカメラを使って外部から家
屋各部の制御を可能にしたテレビドアホンに関する。

〔従来の技術〕

近年において、家の来訪者に対して応対を簡単に済ませ
たり、防犯上の理由から玄関の扉を開けることなく会話
可能な音声によるドアホン（インターホンとも称される
）が使われている。ドアホンは、家の中の親機と玄関外
の子機とが回線で接続され、親機と子機にそれぞれ配設
された通話用のスピーカとマイクロホンを使って会話す
ることができる。

この従来のドアホンは、音声しか送らないため、会話を
してはじめて相手が分かり、応対したい人とそうでない
人を予め判断して対処することができなかった。また、
ドアホンだけでは相手の容姿が確認できないため、声の
調子を変えた相手に対して誤認し易く、防犯上も安全性
が問題となっていた。

そこで最近では、音声とともに玄関先などの相手の映像
を視認することができるテレビカメラとモニタを備えた
テレビドアホン（テレビインターホンとも称される）が
開発され普及しつつある。

このテレビドアホンの子機側には、玄関先の映像を小型
で解像度良く写し出す、例えばＭＯＳやＣＣＤの固体撮
像素子などが使われたテレビカメラが内蔵され、さらに
来訪者の音声を拾うマイクロホンや親機からの音声を発
声させるスピーカ、および来訪を親機側に告げる呼び出
しボタンなどを具備している。

他方、この子機と回線で接続された親機側には、子機と
会話するスピーカとマイクが内蔵されたハンドセット（
送受話器）、および子機のテレビカメラの映像を映し出
すブラウン管などのモニタを具備している。また、親機
に複数の子機を接続して切り替えたり、子機と会話する
前にモニタだけを見たい場合には、親機にモニタボタン
を設け、これを押すと所望の子機のモニタスイッチが入
ってモニタを開始し、ハンドセットを取ることによって
、その子機と会話するようにすることができる。

子機と親機とを接続する回線は、映像信号と音声信号お
よび電源をそれぞれ別の線で接続することも可能である
が、電源用の２線だけを使い、音声信号や映像信号を変
復調させて電源用の２線にのせ、各信号を送る２線式な
どもある。

さらに、親機には各信号の処理や接続を適切に制御する
中央制御部（以下、ＣＰＵともいう）が回路に組み込ま
れている。また、上述した２線式の場合には、子機と親
機とにそれぞれ変復調部が設けられ、電源供給用の線に
のせて音声信号や映像信号が送られる。

上記構成による従来のテレビドアホンは、先ず子機の呼
び出しボタンを押すと、親機側から回線を通じて電源が
子機に供給され、子機のテレビカメラをつけて親機側の
テレビモニタに映像を表示する。子機と話す場合は、親
機のハンドセットを取って音声回線をつないで会話をす
る。

映像を見るだけでハンドセットを取らない場合は、約３
０秒でモニタが自動的に消える。連続使用の場合は、約
３分径度で自動的に切れるようにしである。

子機を２台以上接続した場合は、呼び出しボタンを押し
た子機と接続されて、映像のモニタおよび会話ができる
。親機から所望の子機の映像だけを見たい場合は、親機
側に子機を選択するモニタスイッチを設け、これを押し
て所望の子機を選択し、映像をモニタすることができる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記したように、従来のテレビドアホンは、室内に居な
がら来訪者の映像を見て会話できるため、より正確な来
訪者の把握が可能になり、また会話する前に映像を見て
相手を知ることができるため、選択的な応対が可能にな
って便利になった。

しかし、本発明者らはテレビドアホンをこのような玄関
先での応対の利便性や防犯面に利用するだけではなく、
より広範囲な用途に活用できないかを思索してきた。

そこで、例えば夜間の帰宅時などに暗い中で鍵や鍵穴を
捜す手間がかかったり、また、外出する際に玄関の錠を
した後、家屋の戸締りや電気・ガスなどの安全確認が気
になるなど日常的な課題はあったが、これらを解決する
具体的な手段はなかった。

なお、通常時テレビカメラは作動状態となっていないた
め、−度呼出ボタンを押して、テレビカメラを作動状態
とした後、送信機により信号を入力するとよい。

本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、
テレビドアホンを利用して玄関の外から家屋各部の安全
確認や施錠・開錠などの動作を制御できる多目的利用可
能なテレビドアホンを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明のテレビドアホンは
、親機に接続されたセンサの検知結果を合成音声で子機
から発声させる音声合成部と、子機のテレビカメラに送
られてきたコード信号を解読する解読部と、解読された
命令に従って前記各センサの検出結果を音声合成部から
合成音声で子機へ送出するように制御する中央制御部と
を備えたことを特徴とする。

また、別の発明のテレビドアホンは、親機に接続された
被動作部と、子機のテレビカメラ送られてきたコード信
号を解読する解読部とを備え、解読された命令に従って
前記被動作部を制御することを特徴とする。

〔作用〕

上記手段によるテレビドアホンによれば、子機のテレビ
カメラに送られてきたコード信号を解読し、解読された
命令に従って前記各センサの検出結果を合成音声で子機
のスピーカから出力する。

このため、玄関の外にある子機から家屋各部に設けられ
たセキュリティ関係などのセンサの検知結果を知ること
ができるため、外出時の安全確認を確実かつ容易に行う
ことができる。

また、別の発明では、前記発明において各センサの作動
と合成音声出力を行う代わりに、被動作部を子機のテレ
ビカメラに送られてくるコード信号に応じて動作させる
。このため、被動作部を例えば玄関の施錠・開錠が可能
な電気錠とすればミ鍵のないドアロックが可能になり、
暗い中でも容易に錠の開閉ができる。この他、被動作部
が風呂を自動的に沸かしたり、カーテンを開閉させるホ
ームオートメーションのスイッチを作動させるものであ
れば、玄関先でホームオートメーションの制御をするこ
とも可能になる。

〔実施例〕

以下図面に基づいて本発明にかかるテレビドアホンの好
適な実施例について説明する。

第１図は本発明における実施例の概略図であり、第２図
は本発明における実施例のフローチャート図であり、第
３図は別の発明における実施例の概略図であり、第４図
は別の発明における実施例のフローチャート図であり、
第５図は本発明の実施例における送信機のブロック図で
あり、第６図は本発明の原理説明図である。

本実施例のテレビドアホンは、第１図に示されるように
、子機（８）には親機（１）からの音声を発声するスピ
ーカ（１０）と、映像を撮るテレビカメラ（９）と、親
機（１）を呼び出す呼び出しボタン（１２）と子機（８
）側の音声を拾うマイク（１１）とを備えている。子機
の電源は、２線一対式の回線（７）を使って親機（１）
側から供給される。音声信号は、変復調部で変調させて
回線（７）へのせ、再度変復調部で復調されて再現され
、また映像信号は、ビデオ信号の状態で回線（７）にの
せて送ることが可能なため、子機と親機とは２線一対の
配線で簡単に接続することができる。もちろん、回線（
７）は、映像信号と音声信号と電源とをそれぞれ別の配
線で接続するものであってもよい。

子機のテレビカメラ（９）の撮像素子は、ここではＭＯ
Ｓ型の固体撮像素子を好ましく用いたが、これに限定さ
れず、ＣＣＤやそれ以外の撮像素子を用いることもでき
る。

親機（１）には、子機（８）と会話するスピーカとマイ
クを内蔵したハンドセット（３）と、子機（８）側のテ
レビカメラ（９）の映像を写し出す偏平ブラウン管を使
ったモニタ（２）と、親機側からモニタを開始させるモ
ニタスイッチ（４）とを具備し、親機（１）と各種セン
サ（５）が接続されている。本実施例においては、セン
サ（５）として、家庭内の安全確認をするガス検知セン
サ（５ａ）、火災検知センサ（５ｂ）、コンセント接続
センサ（５ｃ）、あるいは窓開きセンサ（５ｄ）を用い
て接続したが、これに限定されるものではない。

さらに、親機には、接続した各種センサ（５）の検知結
果に応じて合成音声で子機がら発声して応答する音声合
成部が中央制御部（ＣＰＵ）（１８）内に設けられてい
る。

また、子機（８）のテレビカメラ（９）にコード信号を
送る送信機（１３）は、第５図に示すように、スイッチ
（１６）を押すと送信機のＣＰＵ（１５）がパルスコー
ドに直して赤外線ＬＥＤなどの発光素子（１４）を発光
させ、光（１７）でコード信号を子機のテレビカメラ（
９）に送ることができるものである。

以上の構成からなるテレビドアホンを用いて、第１図と
第２図のフローチャート図および第６図の原理図を使っ
て動作を説明する。

外出の際に家庭内の安全確認をする場合は、まず呼び出
しボタン（１２）を押してテレビカメラ（９）をつけ、
送信機（１３）で玄関の子機（８）に信号を送ると（ス
テップ１００）、回線（７）を介してビデオ信号が親機
（１）に送られる。コード信号の解読は、登録コードが
記憶されたＲＯＭ（１８ａ）に対してＣＰＵ　（１８）
が照合しながら解読してゆく（ステップ１０１）。登録
コードと一致しない場合は終了する。

登録コードと一致すると、コード信号が解読される。例
えば、ガス検知センサ（５ａ）に対する命令であれば、
その状態を検知し、異常なければＣＰＵ　（１８）が音
声合成部を制御して「異常ありません」という合成音声
を作り、子機（８）のスピーカ（１０）から発声させる
（ステップ１０２）。コード信号を変えれば、所望のセ
ンサ状態を知ることができる。

このように、テレビドアホンを使って玄関の子機から家
庭内の各センサ状態を簡単に知ることができるため、外
出時の安全確認が簡単に行えるとともに、もれなく確認
できるため安全であり、テレビドアホンと兼用させるた
め、低価格で実現可能になった。

また、別の発明の実施例について、第３図および第４図
を使って説明する。

この発明は、送信機を使ってコード信号を子機のテレビ
カメラに送り、これを親機側のＣＰＵで解読して、解読
結果に基づいて一定の出力を行うという主要部分が前の
発明と共通するものである。

異なる点は、出力の内容であって、ここでは玄関の施錠
・開錠を行う電気錠などの被動作部（６）が親機（１）
に接続されている。

共通する主要部分については、説明を省略する。

送信機で送ったコード信号（ステップ２０１）が親機側
の登録コードと一致すると、これに従ってＣＰＵが被動
作部（６）の電気錠を制御して玄関の施錠あるいは開錠
動作を行わせる（ステップ２０２）。玄関錠の開閉コー
ド信号は共通だと防犯面で問題があるため、ここでは任
意に登録コードの設定が可能な構成を採用した。

すなわち、第５図の送信機（１３）のスイッチ（１６）
に所定数のデイツプスイッチを設け、デイツプスイッチ
の組み合わせで任意のコード信号をＣＰＵ　（１６）で
作れるようにするとともに、親機側のＣＰＵ　（１ｇ）
の解読部にもデイツプスイッチを設けて対応させたコー
ド信号を登録させておき、この登録コードと照合してコ
ードを解読させるようにするものである。こうすれば、
同じ装置を使っていても、他人の玄関を開錠させること
は不可能である。

また被動作部に風呂を自動的に沸かしたり、カーテンを
開閉させるホームオートメーションのスイッチを作動さ
せるようにすれば、玄関先でこれらの制御を行うことが
可能になるなど、用途を拡げることができる。

このように、テレビドアホンを使って錠の開閉を行える
ようになると、鍵のないドアロックが可能になり、暗い
中でも容易に錠の開閉ができるようになった。また、従
来であれば鍵を紛失した場合に鍵ごと取り替える必要が
あったが、本実施例の送信機を紛失しても、親機側のデ
イツプスイッチで登録コードを変更するだけでそのまま
使えるという利点がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明にかかるテレビドアホンは
、テレビドアホン本来の用途以外に、玄関などの子機を
使って外から家屋各部に設けられた各種センサで安全確
認行ったり、玄関の施錠・開錠動作などの制御が行える
多目的利用が可能となった。また、テレビドアホンと兼
用するため、別の装置を設置する場合と比較して低価格
で実現することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における実施例の概略図、第２図は本発
明における実施例のフローチャート図、第３図は別の発
明における実施例の概略図、第４図は別の発明における
実施例のフローチャート図、第５図は本発明の実施例に
おける送信機のブロック図、第６図は本発明の原理説明
図である。 図においで、（１）は親機、（２）はモニタ、（３）は
ハンドセット、（４）はモニタスイッチ、（５）はセン
サ、（７）は回線、（８）は子機、（９）はテレビカメ
ラ、（１０）はスピーカ、（１２）は呼び出しボタン、
（１３）は送信機、（１８）は中央制御部（ＣＰ　Ｕ）
である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 オ（Ａ５ぢ月　（ミＪ−，’を喝大）に、考トフロー＋
τ−１凹第２図 ２：モ；７ ３：ハ〉Ｙ“を−・ノ） ４、モニタスイッチ ８．３機・ ９：テレビカメラ １０ニスＣ−カ 、ＩＳ−灸５夏弓　（ユ　お・ＴイレＸ方とＡり゛ｊ−
概！ごトし４第１図 ６：被動づ１占？ 、）乏・Ｊ　っ　ノテシ　芭珂　（二　ゴ→・１γろ〕
険ミ）邑吠自１チ１−゛ロク＆−１２Ｉ第３図 Ｊ！Ｊ　／ｌ　！’１ｄｆ４　　ｔこｈｏ・Ｔｌ；ｐＸ
Ｊ’ｅＪＪｑ　７ａ−＋イー）　’Ｚ亀 図 ネノＬ明の幻と臂ＪＣユ１γ÷送りし紳損のグｂノア図
第５図 オー夛芒四月　のノト〆】ビ↓メ、明凹第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）スピーカとテレビカメラおよび呼び出しボタンを
   備えた子機と、ハンドセットおよび子機からの映像を写
   し出すモニタを備えた親機とを回線で接続したテレビド
   アホンにおいて、 親機に接続され室内の状態などを検出するセンサと、 該センサの検出結果に応じた音声を合成音声で子機から
   発声させる音声合成部と、 前記テレビカメラによって得られた映像からコード信号
   解読する解読部とを有し、 解読された命令に従って前記各センサの検出結果を音声
   合成部から合成音声で子機のスピーカから出力すること
   を特徴とするテレビドアホン。
2. （２）スピーカとテレビカメラおよび呼び出しボタンを
   備えた子機と、ハンドセットおよび子機からの映像を写
   し出すモニタを備えた親機とを回線で接続したテレビド
   アホンにおいて、 親機に接続され所望の動作を行う被動作部と、前記テレ
   ビカメラによって得られた映像からコード信号解読する
   解読部とを有し、 解読された命令に従って前記被動作部において所望の動
   作を行うことを特徴とするテレビドアホン。