JPH0346242Y2 - - Google Patents

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JPH0346242Y2
JPH0346242Y2 JP15761586U JP15761586U JPH0346242Y2 JP H0346242 Y2 JPH0346242 Y2 JP H0346242Y2 JP 15761586 U JP15761586 U JP 15761586U JP 15761586 U JP15761586 U JP 15761586U JP H0346242 Y2 JPH0346242 Y2 JP H0346242Y2
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oil
water
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float chamber
hydraulic system
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧装置に於ける油水分離自動排水
装置に関し、殊に油圧装置を構成する油圧ポンプ
を利用して分離動作ができるように改善した油水
分離自動排水装置に関する。
〔従来の技術〕
周知のとおり、油圧ポンプや油圧モーター等か
ら成る油圧装置は広く駆動手段として使用されて
いるが、この油圧装置に於けるオイルの劣化原因
のひとつとしてオイル中に水が混入することもよ
く知られている。
即ち、油圧装置のオイルタンク内の湿気が、気
温の低下等様々な原因によつて凝結し、水滴とな
つてオイルに混ざつてしまうのである。その為オ
イルタンクの底部に水抜き穴を穿設して、水を抜
きとる等の方法が試みられたが、最近ではオイル
と水の比重差を利用して効率よく水のみを排出す
るといつた手段がよく採用されている。詳しく
は、オイルタンクの底部とフロート式リードスイ
ツチを内蔵するフロート室をオイル導入管で連通
させると共に、このフロート室の上部とオイルタ
ンクをオイル戻し管で連通させ、該オイル戻し管
の途中にポンプ(例えば電磁ポンプ等)を設ける
ことにより、オイルタンク内の水の混入したオイ
ルを上記オイル導入管よりフロート室に導入し、
オイルと水の比重差によりフロート室の底部に水
を、上部にオイルを分離させ、オイルは濾過して
上記ポンプによりオイルタンクに戻し、この反復
により次第に水をオイルタンク底部に溜め、フロ
ートが一定の水位迄浮上した時リードスイツチが
感動してスイツチを閉じて電磁弁より上記溜まつ
た水を排水するようにしたものである。即ち、上
記フロート室内にはオイル/水が流入するけれど
も、オイルをポンプでオイルタンクに戻すことに
よりフロート室内に於ける水の溜まりを良くし、
もつてフロートのレベル検出とそれに基づく電磁
弁の開閉動作による水の排水性を良好にするよう
に図つたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の従来技術に於いてオイルタンク内のオイ
ルに混入した水を効率よく排水する、換言すれば
フロート室内に於ける分離後の水の排水性を良好
にする為にはフロート室上部に溜まるオイルをい
かにして効果的にオイルタンクに戻すかがこの技
術の要となるところであるが、従来技術に於いて
はオイルを戻す手段として別設の小型精密電磁ポ
ンプを用いていたので、このポンプ分の部品点数
が増加し、コスト高を招く。又、この戻入ポンプ
を設置する場所も種々選択せねばならず、それ故
に全体の配管設計の自由度が制限されていた。
従つて本考案の目的とするところは、従来に於
いてフロート室のオイルをタンクに戻す為に用い
られていた別設の小型精密電磁ポンプを用いる
ことなくオイルをオイルタンクに戻し、もつてフ
ロート室内に分離した水の排水性を良好にして効
率よく排水できる油水分離自動排水装置を提供す
るにあり、而も配管設計の自由度が高く、コン
パクトであり、特にオイルをオイルタンクに戻
して上記の目的を可能にするも、フロート室に
導入されるオイル/水の流入量に比して一定量以
上オイルタンクに戻しすぎるとオイルと共に水も
オイルタンクに戻つてしまうので、この中に混ざ
つて水の戻りがない程度にオイルを戻すことによ
り、オイルと水の分離性を高めることができる油
圧装置に於ける油水分離自動排水装置を提供する
にある。
〔問題点を解決する為の手段〕
この考案は上記の問題点を解決して上記目的を
達成する為に創案されたものであり、油圧装置の
オイルタンク1の底部とフロート式リードスイツ
チ12を内蔵するフロート室10をオイル導入管
21で連通させ、他方フロート室10の上部とオ
イル循環系統とをオイル戻し管22を介して連結
し、上記オイルタンク1内の水の混入したオイル
を上記オイル導入管21よりフロート室10内に
導入し、比重差により水とオイルに分離させ、オ
イルを上記オイル戻し管22を介してオイル循環
系統に戻し、水はフロート室10の底に溜めてフ
ロート13を浮上させ、該フロート13が一定水
位に達した時リードスイツチを閉じて電磁弁15
を作動させて排水するようにした油圧装置に於け
る油水分離自動排水装置に於いて、(1)油圧装置を
構成する油圧ポンプ2の吸入側のオイル吸入管4
に上記オイル戻し管22の下流端28を接続す
る。(2)上記オイル戻し管22の途中にオイルの流
量を調整する流量絞りPを設ける。という技術的
手段を講じたものである。
〔作用〕
オイルタンク1内のオイル/水がオイル導入管
21よりフロート室10内に流入し、比重差によ
つてオイルと水は分離し、フロート室10の底部
に水が、上部にオイルが夫々溜まる。そして油圧
装置の油圧ポンプ2の駆動により、フロート室1
0上部のオイルはオイル戻し管22を介して油圧
ポンプ2のオイル吸入側のオイル吸入管4に吸引
される。この吸引によつて吸引されたオイルの量
と同量ずつタンク1内のオイル/水がフロート室
10に流入する。この繰り返しによりフロート室
10の下部に溜まる水のレベルが上昇する。故に
フロート13も水のレベルに浮上し、該フロート
13が一定水位に達するとフロート式のリードス
イツチ12が感動して電磁弁15を開き、水を排
出する。
従つて、水の排水性が油圧装置を構成する油圧
ポンプの他は何も用いることなく確保出来る。
又、オイル戻し管22にはオイルの流量絞りPが
あり、フロート室10内に流入したオイル/水の
量に比して、タンク1に戻るオイルの量を少なく
しているので従つて分離後の水は、オイルに混ざ
つてオイルタンクに戻ることはない。故にフロー
ト室10内に於けるオイルと水の分離性もよい。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図に於いて1はクレーン駆動装置等に用い
る油圧装置に於けるオイルタンクを示す。該タン
ク1上に油圧ポンプ2及び該油圧ポンプ2を駆動
するモーター3を夫々載設し、該油圧ポンプ2よ
りオイルタンク1の天板1aを通して上記オイル
タンク1内で下方に延在するようにオイル吸入管
4を設け、該オイル吸入管4の他端5にオイル濾
過する為のサンクシヨンストレーナー6を設け
る。又油圧ポンプ2より油圧装置にオイルを供給
する為のオイル供給管7を設け、他方油圧装置よ
りオイルタンク1にオイルを戻す為のオイル戻し
管8を設ける。かくしてオイルタンク1内のオイ
ルはモーター3を作動し、油圧ポンプ2を駆動す
ることによつてサンクシヨンストレーナー6を通
つて濾過され、吸入管4から油圧ポンプ2に吸引
された後、オイル供給管7より供給された油圧装
置内を巡り、再びオイル戻し管8よりオイルタン
ク1に戻る。
次に、オイルタンク1の槽外にフロート室10
を設置する。該フロート室10内に於いて、フロ
ート室10の底板11に従来公知のフロート式リ
ードスイツチ12を設け、該フロート式リードス
イツチ12の外周を案内として浮き沈み出来るよ
うにフロート13を上記外周に遊嵌させる。該フ
ロート13は比重の軽いオイルに対して浮上しな
いが、重い水に対しては浮上するものである。上
記フロート式リードスイツチ12の内部構造は図
示しないが、その端部12a及び12b間にスイ
ツチが内蔵されている。
又フロート室10の底部に排水管14を連結
し、該排水管14の途中に電磁弁15を設ける。
この電磁弁15は上記フロート13が端部12b
より浮上し、端部12bと端部12aの中間程に
達してスイツチを感動させる迄は閉じており、開
いてから再びフロート13が端部12bに達する
と閉じるようになる。
次に上記フロート室10内にオイルタンク1内
のオイルを導入する為、オイルタンク1の底部と
フロート室10とをオイル導入管21で連通させ
る。他方フロート室10の上部にオイル戻し管2
2を設ける。該オイル戻し管22は上流端27を
上記フロート室10の天板に連結し、下流端28
を上記油圧ポンプ2の吸入側のオイル吸入管4に
接続する。その際、オイル戻し管22の上流端2
7にサンクシヨンストレーナー6を別設してもよ
い。
又、このオイル戻し管22の途中に、オイル戻
し管22内を流れるオイルの流量を調整する流量
絞りPを設ける。該流量絞りPは種々のものを用
いることができるが、この実施例に於いては第2
図に示す様に、円板23の中心にオイル通過穴2
4を穿設し、而も該オイル通過穴24の縁25を
薄刃状に形成して成る、言わゆる薄刃オリフイス
26を上記オイル戻し管22の管内に設けたもの
を用いる。
勿論他の形のオリフイスでもよい。且つこの絞
りの為の他の実施例としては、図示しないがオイ
ル戻し管22内にニードルバルブを設けてもつて
オイル流量を調整する言わゆるニードルバルブ機
構を用いてもよい。又単なる細管でもよい。
さて上記構成による本考案の動作を説明する
と、オイルタンク1内のオイルには水が混入して
おり、オイル/水はタンク底部よりオイル導入管
21を通つてフロート室10に矢示する如く、フ
ロート室10に導入され、分離する。比重差によ
り重い水は下部に溜まり、故にフロート13はや
や浮上する。比重の軽いオイルは上部に溜まり、
油圧装置の油圧ポンプ2の駆動により、オイル戻
し管22を介して油圧ポンプ2側へ吸引される。
その際オイル戻し管22の流量絞りPの作用に
よりオイルは小量ずつ吸引される。従つてフロー
ト室10内に導入されたオイル/水は、フロート
室10内で充分に分離する時間を有するから分離
した水はオイルに混ざつて吸引されることなく、
確実にフロート室10の底部に溜まる。故にオイ
ル/水の分離性が良好になる。
これにより油圧ポンプ2に吸引されたオイルと
同量のオイル/水が次にフロート室10に導入さ
れる。この繰り返しによりフロート室10のフロ
ート13は徐々にその浮上し、フロート式リード
スイツチ12の上端部12aと下端12bの間に
達するとスイツチを感動させ、電磁弁を開き、矢
示の如く水を排出する。この排水によつてフロー
ト13は徐々に沈み、フロート式リードスイツチ
12の下端部12bに達すると電磁弁を閉じ、排
水を停止する。
従つて上記油圧装置の油圧ポンプ駆動によりフ
ロート室10のオイルを吸引しさえすれば、何ら
別設の小型精密の電磁ポンプを用いることなく確
実にフロート室10に溜まつた水を排水すること
ができる。
〔考案の効果〕
以上のことから判るように本考案によれば、
何ら別設の小型精密電磁ポンプを用いることなく
クレーン駆動その他に用いる油圧装置の油圧ポン
プ駆動のみで確実に水の排出を行うことができ
る。而もオイル戻し量を絞ることにより、フロ
ート室のオイル/水に充分な分離時間を与えて確
実に分離させ得る様にしたから、オイル/水の分
離性を高めることができる。更にこの分離性の
向上に伴い、確実に水をフロート室に溜めておく
ことができるから、同時に排水性も高めることが
できる等の効果を得ることができる。
又、上述のとおり本考案は別設のポンプを不用
としたことによりフロート室への配管は極めて自
由に設定することができ、且つコンパクトに形成
できる等の効果も有し、実用上有益なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例であり、第
1図は油圧装置に於ける油水分離自動排水装置の
全体構造を示す断面図、第2図は第1図で矢示し
たP部分の拡大断面図である。 図中の符号について、1……オイルタンク、2
……油圧ポンプ、4……オイル吸入管、10……
フロート室、12……フロート式リードスイツ
チ、13……フロート、15……電磁弁、21…
…オイル導入管、22……オイル戻し管、28…
…オイル戻し管の下流端、P……流量絞りであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧装置のオイルタンク1の底部とフロート式
    リードスイツチ12を内蔵するフロート室10を
    オイル導入管21で連通させ、他方フロート室1
    0の上部とオイル循環系統とをオイル戻し管22
    を介して連結し、上記オイルタンク1内の水の混
    入したオイルを上記オイル導入管21よりフロー
    ト室10内に導入し、比重差により水とオイルに
    分離させ、オイルを上記オイル戻し管22を介し
    てオイル循環系統の何れかに戻し、水はフロート
    室10の底に溜めてフロート13を浮上させ、該
    フロート13が一定水位に達した時リードスイツ
    チを閉じて電磁弁15を作動させて排水するよう
    にした油圧装置に於ける油水分離自動排水装置に
    於いて、油圧装置のオイル循環系統を構成する油
    圧ポンプ2の吸入側のオイル吸入管4に上記オイ
    ル戻し管22の下流端28を接続すると共に、上
    記オイル戻し管22の途中に流量絞りPを設けた
    ことを特徴とする油圧装置に於ける油水分離自動
    排水装置。
JP15761586U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH0346242Y2 (ja)

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JP15761586U JPH0346242Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JPS6362601U JPS6362601U (ja) 1988-04-25
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JP15761586U Expired JPH0346242Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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