JPH0346235Y2 - - Google Patents

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JPH0346235Y2
JPH0346235Y2 JP1688888U JP1688888U JPH0346235Y2 JP H0346235 Y2 JPH0346235 Y2 JP H0346235Y2 JP 1688888 U JP1688888 U JP 1688888U JP 1688888 U JP1688888 U JP 1688888U JP H0346235 Y2 JPH0346235 Y2 JP H0346235Y2
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drain
valve
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vacuum
cooler
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化学反応における減圧反応装置、真
空乾燥機等における真空発生装置から発生する凝
縮性ガスを液化し、これを回収するのに適する真
空発生装置における凝縮液の回収装置に関する。
〔従来の技術〕
化学反応における減圧反応装置、真空乾燥機等
における真空発生装置としては、従来、水あるい
は水蒸気の噴射による減圧を利用するエジエクタ
ーが用いられていたが、近年、省資源、省エネル
ギーの観点から真空ポンプが多用されるようにな
つてきた。
そして、化学反応による減圧反応装置、真空乾
燥機等の凝縮性ガス(有機溶剤あるいは水)が気
流中に含まれる場合には、真空ポンプ中にドレン
が滞留し故障の原因となることを防止すること及
び凝縮性ガスが放出されることによる環境への悪
影響を防止することを目的として、クーラ及びド
レンタンクを設置し、ドレンをドレンタンクに回
収する方法が一般に行なわれている。
この方法を実施する装置としては、例えば、第
2図に示すものが開発されている。
これは、真空発生装置たる真空系1に対して複
数の真空ポンプ2,5,8と、各真空ポンプ2,
5,8に対応するクーラ3,6,9とを交互に、
且つ、直列に管路aを介して接続し、各クーラ
3,6,9は、バルブ12,13,14と管路
b,c,dを介してそれぞれドレンタンク4,
7,10に接続し、各ドレンタンク4,7,10
はバルブ15,16,17を介して大気と連通又
は遮断されると共に、バルブ18,19,20を
介してバケツ等の回収容器に回収されるようにな
つているものである。
そして、真空系1からの凝縮性ガスを含む気流
は、真空ポンプ2によつて吸引され、クーラ3に
よつて凝縮性ガスが冷却され、凝縮液となつてド
レンタンク4に溜まる。
クーラ3からの一部の気流は、真空ンプ5によ
つて吸引され、クーラ6によつて凝縮性ガスが冷
却され、凝縮液となつてドレンタンク7に溜る。
クーラ6からの一部の気流は、真空ポンプ8に
よつて吸引され、クーラ9によつて凝縮性ガスが
冷却され凝縮液となつてドレンタンク10に溜ま
り、クーラ9からのほぼ無毒化された気流は排気
される。
ドレンタンク4に溜まつたドレンは、バルブ1
2を閉止し、バルブ15を開放した後バルブ18
を経てバケツ等に抜き取られ、該抜き取り後、バ
ルブ18,15を閉止し、バルブ122を開放す
る。
ドレンタンク7に溜まつたドレンは、バルブ1
3を閉止し、バルブ16を開放した後バルブ19
を経て抜き取られ、抜き取り後、バルブ19,1
6を閉止し、バルブ13を開放する。
ドレンタンク10に溜まつたドレンは、バルブ
14を閉止し、バルブ17を開放した後バルブ2
0を経て抜き取られ、抜き取り後、バルブ20,
17を閉止し、バルブ14を開放する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この方法は、ドレンが比較的少
量である場合は別として、多量のドレンが生成す
る場合には、装置の運転中にドレンを抜き取る作
業が必要であつた。
この場合には上記のように、(A)クーラ3,6,
9とドレンタンク4,7,10との間のドレン導
入管のバルブ12,13,14を閉じる第1の行
程(ガス抜き管がある場合はガス抜き管のバルブ
も閉じる)と、(B)ドレンタンク4,7,10のバ
ルブ15,16,17を開け、ドレンタンク4,
7,10内を大気圧とする第2の行程と、(C)ドレ
ン排出バルブ18,19,20を開けてドレンを
抜き取る第3の行程、という操作が各真空ポンプ
2,5,8毎に必要であり、また、ドレン抜き取
り後にはこの逆の操作が必要となるため、各真空
ポンプ2,5,8毎に6回または8回のバルブ操
作が必要であり、しかも、ドレンの量がドレンタ
ンク4,7,10の容量を大幅に上回る場合に
は、装置運転中にこの操作を数回繰り返す必要が
あり、その操作が極めて煩雑であり、多大な労力
を必要とした。
しかも、クーラ3,6,9に溜留するドレンの
真空ポンプ2,5,8への混入を防ぐため、ドレ
ン抜き取り操作は極めて短時間の間に終了させる
必要があり、実際の作業上大きな負担となつてい
た。
この解決方法としては、各バルブ12乃至20
の操作を自動化することが考えられるが、高価な
自動バルブが多数必要となるばかりでなく、操作
すべきバルブの数が多いため、その制御も因難で
あつた。
またドレンタンク4,7,10を大きくして抜
き取り回数を減少させることが考え得るが、この
場合は、ドレンの抜き取り回数を減少させること
は可能となるものの、ドレンの量が多い場合には
依然として上記の操作を繰り返す必要があり、し
かも、ドレンタンク4,7,10の設置スペース
が大きくなるばかりでなく、ドレン抜き取りの際
に真空系1の減圧が何度も大きく変動する欠点が
ある。
そこで、本考案の目的は、回収操作が簡単且つ
スピーデイであり、ドレンの真空ポンプへの混入
を防止でき、高価なバルブの使用を少なくでき、
装置の設置スペースの制約を受けない真空発生装
置における凝縮液の回収装置を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の構成
は、真空発生装置に対して一つ以上の真空ポンプ
と各真空ポンプに対応する一つ以上のクーラとが
交互に且つ直列に管路を介して接続され、各クー
ラは管路を介して各クーラに対応するドレンタン
クと接続している凝縮液の回収装置に於て、各ド
レンタンクは管路とバルブを介して回収タンクと
接続し、前記回収タンクは管路を介して真空ポン
プの上流側に接続されていることを特徴とするも
のである。
〔作用〕
回収タンクは真空系たる真空ポンプの上流側に
接続されているから各ドレンタンクよりも減圧度
が大きく、ドレンタンク内の真空ポンプは回収タ
ンクへと容易に移送され、ドレンタンクの減圧を
保つたままドレンが移送される。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を第1図に基いて説明す
る。
減圧反応装置、真空乾燥機等の真空発生装置た
る真空系1に対して三つの真空ポンプ2,5,及
び8と、各真空ポンプ2,5,8に対応するクー
ラ3,6及び9とが交互に、且つ、直列にガス管
路aを介して接続されている。
各クーラ3,6,9は、各クーラ3,6,9に
対応するドレンタンク4,7及び10とドレン管
路b,c及びdを介してそれぞれ接続され、ドレ
ン管路b,c,d中には、バルブ12,13及び
14が開閉自在に設けられている。
各バルブ12,13,14はソレノイドバルブ
等の自動バルブでもよく、手動によるバルブでも
よい。
又、これらのバルブ12,13,14は無くて
も使用可能である。
ドレンタンク4,7,10は、ドレン管路e,
f,g,hを介してそれぞれ一つの大きな回収タ
ンク11に接続され、ドレン管路e,f,g,h
中には開閉バルブ18,19,20がそれぞれ開
閉自在に設けられている。
バルブ18,19,20は自動バルブでも手動
バルブでもよい。
各ドレンタンク4,7,10は、バルブ15,
16及び17を介して大気中に開閉されるが、該
バルブ15,16,17は無くても使用可能であ
る。
回収タンク11は、減圧用管路iを介して真空
ポンプ2の上流側ガス管路aに接続され、真空ポ
ンプ2,5,8の駆動中は回収タンク11内が減
圧され、その減圧度はドレンタンク4,7,10
内の減圧度より大きくされている。
管路i中にはバルブ22が開閉自在に設けられ
ている。
更に回収タンク11はバルブ21を介して大気
中に開閉され、管路jとバルブ23を介して他の
回収装置に接続されている。
次に動作について述べている。
真空系1からの凝縮性を含む気流は、真空ポン
プ2によつて吸引され、クーラ3によつて凝縮性
ガスが冷却され、凝縮液となつてドレンタンク4
に溜まる。
クーラ3からの一部の気流は、真空ポンプ5に
よつて吸引され、クーラ6によつて凝縮性ガスが
冷却され、凝縮液となつてドレンタンク7に溜ま
る。
クーラ6からの一部の気流は、真空ポンプ8に
よつて吸引され、クーラ9によつて凝縮性ガスが
冷却され、凝縮液となつてドレンタンク10に溜
まり、クーラ9からの気流は無毒化されて排気さ
れる。
尚、ドレンタンク4,7,10に異常の発生し
た場合等の特別な場合を除き、バルブ12,1
3,14は常に開放され、また、バルブ15,1
6,17は常に閉止されており、この設置を省略
することもできる。
ドレンタンク4,7,10に溜まつたドレンタ
ンクはバルブ18,19,20を順次開閉するこ
とにより、バルブ22を経て真空系1と接続する
ことにより減圧とされた回収タンク11に移送さ
れる。この際、バルブ22は開放されたままでも
良いが、ドレンタンク10はクーラ9を介して排
気側と接続しているから、排気側からの大気が真
空系1に混入することを防止するため、バルブ2
2を閉じておくことが好ましい。バルブ22は次
のドレンタンク4,7,10から回収タンク11
への移送の前の任意の時点で開放されて回収タン
ク11は再度減圧とされる。
回収タンク11に溜まつたドレンは、バルブ2
3を経て抜き取られるが、回収タンク11からの
ドレンの抜き取り方法は特に制限を受けず、例え
ば、ドレンの量が回収タンク11の容量以下の場
合には、運転終了後にバルブ21を開き、常圧あ
るいは加圧下で抜き取り、あるいは移送ポンプに
より貯蔵槽あるいは処理設備へそのまま移送する
ことができる。
また、ドレンの量が回収タンク11の容量以上
の場合には、バルブ22を閉じた後、バルブ21
を開き、常圧あるいは加圧下に抜き取り、あるい
は移送ポンプにより移送することができ、また
は、能力の大きい移送ポンプを用いればバルブ2
2を開放したままでも移送することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の特有の効果がある。
(a) 回収タンクは真空系と接続されているため各
ドレンタンクよりも減圧度が大きく、各ドレン
タンク間のバルブを順次開閉することによりド
レンタンクから回収タンクへと容易に移送する
ことができるので、ドレンタンクの減圧を保つ
たままドレンタンクから回収タンクへの移送が
できる。
(b) このため、クーラとドレンタンクの間のバル
ブは常に開放されており、ドレンがクーラ中に
滞留することがないので、ドレンの真空ポンプ
への混入もない。
(c) しかも、ドレンタンクの大気への開放バルブ
は常に閉止されているので、ドレンタンクから
回収タンクへのドレンの移送に必要な操作はド
レンタンクと回収タンク間のバルブの開閉及び
回収タンクと真空系の間のバルブの開閉のみで
あり、必要なバルブ操作の回数が極めて少なく
て済む。
(d) また、この操作を自動化する場合にも、操作
するバルブが少ないので、高価な自動バルブも
少なく、しかもその制御も容易であるので簡単
に自動化できる利点も有する。
(e) しかも、回収タンクはドレンタンクに近接し
て設置する必要はなく、配管により遠方に設置
することも可能であるので、設置スペースの問
題もなく、また、回収タンクを充分に大きくす
ることもできるので、回収タンクからのドレン
抜き取りの手間も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る装置の回路
図、第2図は従来の装置に係る回路図である。 符号の説明、1……真空系、2,5,8……真
空ポンプ、3,6,9……クーラ、4,7,10
……ドレンタンク、11……回収タンク、18,
19,20,22……バルブ、b,c,d,e,
f,g,h……ドレン管路、i……減圧管路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真空発生装置に対して一つ以上の真空ポンプと
    各真空ポンプに対応する一つ以上のクーラとが交
    互に且つ直列に管路を介して接続され、各クーラ
    は管路を介して各クーラに対応するドレンタンク
    と接続している凝縮液の回収装置に於て、各ドレ
    ンタンクは管路とバルブを介して回収タンクと接
    続し、前記回収タンクは管路を介して真空ポンプ
    の上流側に接続されていることを特徴とする真空
    発生装置における凝縮液の回収装置。
JP1688888U 1988-02-10 1988-02-10 Expired JPH0346235Y2 (ja)

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JP1688888U JPH0346235Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JP1688888U JPH0346235Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JPH01124082U JPH01124082U (ja) 1989-08-23
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