JPH0346040A - ハードウエアモニタ - Google Patents

ハードウエアモニタ

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JPH0346040A
JPH0346040A JP1180317A JP18031789A JPH0346040A JP H0346040 A JPH0346040 A JP H0346040A JP 1180317 A JP1180317 A JP 1180317A JP 18031789 A JP18031789 A JP 18031789A JP H0346040 A JPH0346040 A JP H0346040A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータ処理システムの性能特性に関する計測デ
ータを収集するためのハードウェアモニタに関する。
(従来の技術) 〔ハードウェアモニタとは〕 プロセッサの性能を監視するため一つの手段としてハー
ドウェアモニタがある。ハードウェアモニタは被監視プ
ロセッサの内部信号を取り出して意味ある情報を得るも
ので、被監視プロセッサの動作を乱さないという特徴を
もつ。ノ)−ドウエアモニタはプロセッサの性能を計1
1111するとともに、プロセッサのオーバヘッド要因
を解析するのに必要な情報を得るために用いられる。
ハードウェアモニタを計測機能の而からみると、計数方
式と記録方式に分類できる。計数方式はある事象が生起
した目数や生起していた時間を計数する方式である。計
数方式は総回数や総時間など計数値そのものが意味ある
情報となる場合に用いられる。一方記録方式はある事象
が生起した時にその事象に関するデータを集めて記録媒
体に記録する方式で、記録されたデータを意味ある情報
に編集する処理は、記録媒体に記録したあとで行われる
。記録方式は解析したい事象が複雑であるため、計数方
式では意味ある情報が得られない場合に用いられる。例
としてプログラムの動作履歴の解析などがある。
〔プロセッサ性能低下要因解析を必要とする事象の例〕
プロセッサの性能を落とす要因の1つの例として資源の
競合に起因するオーバヘッドがある。例として、複数の
プロセスに共有されたデータや複数のプロセッサに共有
された記憶装置など、排他制御を必要とする資源があげ
られる。資源の競合が起きると、資源の要求元はその資
源が獲得できるまで待たねばならず、これがオーバヘッ
ドとなる。複数のプロセスやプロセッサが並列に動作す
るシステムにおいては、このオーバヘッドを極力排除す
ることが必要で、その解析は重要である。
〔排他制御にともなうオーバヘッドの解析と対策例〕
このような排他制御にともなうオーバヘッドを解析する
ためには、待ちを生じた総回数や総時間、さらには持ち
時間の分布や資源を獲得していた時間の分布などの情報
が必要となる。
まず待ちの生じた総回数や総時間を用いて、注目した事
象のオーバヘッドが全オーバヘッドに占める割合を調べ
、対策すべきオーバヘッドか否かを判断する。対策すべ
きと判断したら、次に時間の分布を調べる。例えば待ち
時間の分布を調べ、資源の獲得要求を送るタイミングパ
タンを変えるなどの対策を施すことが出来る。また資源
を獲得していた時間の分布を用いて、排他制御部分の分
割や統合など排他制御部を変えるなどの対策を施すこと
が出来る。
このように回数や時間分布といった情報を用いてオーバ
ヘッド要因を解析し、その対策を練ることができる。
〔時間分布の計測例〕
これまで回数や時間分布といった情報の有用性について
述べた0次にハードウェアモニタを用いて被監視プロセ
ッサの動作を乱すことなく時間分布を計測する従来の方
式について説明する。なお回数の計測は先に分類した計
数方式により容易に計測できるので回数計測方式の説明
は省略する。
時間分布はある事象が生起していた時間をその事象が生
起するたびに計測してその計測値を記録媒体に記録し、
計測終了後、記録媒体に記録されたデータを読み出して
時間別に分類することにより求められる。すなわち先に
説明した記録方式により求めることができる。
例えば第3図(A)に示すように、工回目に16サイク
ル、2回目に12サイクルという順で計20個の事象が
生起したとする。記録方式では事象が生起するたびに、
これらの事象の生起時間を求め、記録媒体に順次生起時
間を記録してゆき、第3図(B)に示すような形式で格
納される。なお第3図(B)において、5eq(n)は
n番目に生起した事象の生起時間を示す。計測が終わる
と、これらのデータを1つ1つ読み出して、第3図(C
)に示すように時間別に分類することにより求められる
。なお第3図(C)において、Tires(n)はnサ
イクル生起した事象の生起回数を示す。
ここで記録媒体は計測する事象の総数や生起する間隔に
応じて適宜選択されハードウェアモニタに接続される。
たとえば短間隔で生起する事象を計測する場合は記録体
として高速メモリなどが用いられ、数多く生起する事象
を計測する場合は磁気記録媒体などが用いられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
時間分布の計測を従来の記録方式で行う場合。
次の問題がある。
(1)記録方式は記録媒体を必要とすることから、計測
できる事象の総数の上限は記録媒体の容量で決まる。ま
た記録方式は計測値の転送処理を必要とするため、計測
できる事象の生起間隔の下限は転送速度で決まる。この
ため短間隔でかつ数多く生起する事象を計測するために
は、書き込み速度が高速でかつ大容量の記憶媒体を接続
しなくてはならない。つまり計測する事象の総数に比例
して記録媒体の物量が増えるという問題がある。
(2)さらに記録方式は計測が終わるたびに、記録媒体
からデータを読み出して時間別に分類する作業が必要に
なる。すなわち後処理に手間がかかるという問題がある
本発明の目的は、短間隔でかつ数多く生起する事象の生
起時間分布を記録することができるハードウェアモニタ
を提供することにある。先の例でいえば第3図(A)に
示すような順に事象が生起した場合に、第3図(C)に
示すような生起時間別分類が一度に測定できるハードウ
ェアモニタを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明のハードウェアモニタでは
、事象の生起していた時間の計測値を入力として、加算
指令を作用せしめる値の格納アドレスとを生成する計測
値変換装置を具備する。
〔作用〕
計測値変換装置により計測値が変換されて記録されるた
め、記録媒体の物量を減らすことができ。
従来必要であった計測終了後の分類作業が不要になる。
先の例でいえば、第3図(B)に示す形式で計測値を記
録するための記録媒体が不要になり、さらに第3図(B
)に示す形式から第3図(C)に示す形式に分類する作
業が不要にむる。
〔実施例〕
〔本発明の全体構成例〕 第1図は、本発明に従うハードウェアモニタ(2)と、
被監視プロセッサ(1)と、計測値編集装置(3)の接
続例を示す。第1図において、被監視プロセッサ(1)
は王台で構成されるように記載されているが、被監視プ
ロセッサ(1)は複数台で構成されてもよい。この場合
プロセッサ内部信号群はプロセッサの台数分増える。ま
た第1図において監視プロセッサ(1)と計測値編集装
置(3)は別個の装置として記載されているが、被監視
プロセッサ(1)と計測値編集装置(3)は同一であっ
てもよい。以下では説明を簡単にするために監視プロセ
ッサ(1)と計測値編集装置(3)は各々1台ずつで構
成される場合について説明する。
第1図に示すようにハードウェアモニタ(2)は次の4
種の装置から構成される。次にこれらの装置の機能を第
1図を参照しながら番号順に説明する。なお以下の説明
では、ハードウェアモニタをHMと略記する。
■ HM制御装置(21) 計測値編集装置(3)から送られるHM制御指令に応じ
て次に示す6種の制御を行い、HM制御指令の応答を返
す、(1)計測方式の設定、(2)計測値変換方式の設
定、(3)計測の開始と終了の制御、(4)事象生起時
間分布記憶装置に格納された値の読み出し、(5)事象
生起時間計測装置の計測値のクリア、(6)事象生起時
間分布記憶装置の初期化。
■ 事象生起時間計測装置(22) 監視事象指定装置(21)により指定された計測方式に
基づき、計測する事象を被監視プロセッサ(1)から送
られるプロセッサ内部信号群の中から選別し、事象生起
信号を生成する。さらに事象生起信号が論理的に1であ
る時間を計数し、計測値を生成する。なおこれらの機能
は監視事象指定装置(21)から送られる計測開始終了
制御信号(第1rj!Iでは省略)が論理的に1である
間有効である。またHM制御装置(21)から送られる
時間計測値クリア指令(第1図では省略)に応答して計
測値をクリアする機能も併せ持つ。
本装置の構成例については、後述する本発明の実施例1
で詳しく説明する。
■ 計測値変換装置(23) 監視事象指定装置(21)により指定された計81!I
値変換方式に基づき、事象生起時間計81’J装置(2
2)から送られる計測値からアドレス信号と、アドレス
で指定された場所に格納された値を増分することを意味
する加算指令とを生成する。
本装置の構成例については、後述する本発明の実施例1
で詳しく説明する。
■ 事象生起時間分布記憶装置(24)計測値変換装置
(23)から送られるアドレス信号と加算指令に応答し
て、アドレス信号により指定された場所に格納された値
を増分する。また第1図において省略されているが、H
M制御装置(2J)から送られる初期化指令に応答して
メモリに格納された値をクリアする機能も併せ持つ。
さらにHM制御装置(21)から送られる計測値の読み
出し指令と読み出しアドレスに応答して。
指定されたアドレスに格納された値とその値の有意性を
示す信号(たとえばオーバフロー信号)を返す機能も併
せ持つ。
第2図は従来の技術を用いて、本発明に相当する機能を
実現する例を示す。従来の技術においては、HM制御装
置(21)により指定された計測方式に基づき、事象生
起時間計測装置(22)内部の事象選択袋[(100)
が、計80する事象を被監視プロセッサ(1)から送ら
れるプロセッサ内部信号群の中から選別して事象生起信
号を生成する。さらに事象生起信号が論理的にlである
時間を生起時間計測装置(200)が計数し、計測値を
生成する。こうして求めた計測値を計測値編集装置(3
)内部の記録媒体(31)に順次記録してゆく。計測終
了後、記録媒体(31)に記録されたデータを読み出し
て時間別に分類することにより、時間分布を求めていた
第1図に示す実施例の動作を簡単に説明する。
先に述べたように、計測する事象をプロセッサ内部信号
群の中から選別し、事象生起信号を生威し、事象生起信
号が論理的にlである時間を計数し、計測値を生成する
点は従来と同じである0本発明においては、計測値から
アドレス生成装置(300)がアドレス信号を、また加
算指令生成装置(400)が加算指令を生威し、事象生
起時間分布記憶装置(24)において、アドレス信号に
より指定された場所に格納された値を増分する点が従来
と異なる。従来は計測する事象の生起した順に計測値を
格納していたのに対し、本発明においては、計測値に対
応して指定された場所に格納された値を増分する。すな
わち計測値がある値を持ったときの回数(度数分布)を
測定する。このように本発明においては、従来計測終了
後に行っていた計測値の分類を、計測と並行して行うこ
とができる。
〔本発明の第1の実施例〕 まず第1図、第4〜8図を用いて本発明のIfの実施例
を説明する。
第4図は第1図に示す事象生起時間計測装置(22)の
構成例を示す、同図において、=は2つの入力が等しい
時に論理的にlの値を、2つの入力が異なる時に論理的
にOの値を出力する。Lはラッチを、Aはアンドゲート
を、0はオアゲートを意味する。またAの入力信号の1
つに付けられた丸印はインバータを意味する。本構成例
において事象生起時間計測袋Vl(22)は、指定され
た事象を選別する事象選別装置(100)と選別された
事象の生起時間を計測する生起時間計測装置(200)
で構成される。
事象選択装置(100)は、5tart Adr、Ra
g、により指定されたアドレスに格納された命令を実行
してから、5top Adr、flag、により指定さ
れたアドレスに格納された命令を実行するまでの時間を
計測する。これらのレジスタの値はHM制御装置(21
)から送られる計測方式指定信号で指定される0例えば
先に説明した排他制御部の実行時間分布を測定するとき
は、排他制御部の開始アドレスと終了アドレスをそれぞ
れ指定する。Ii$1装置は。
事象開始信号、事象終了信号、事象生起信号を内部で生
成し、HM制御装置1t(21)から送られる計測開始
終了制御信号が論理的に1であるとき、事象生起信号と
事象終了信号を送出する。
生起時間計測装置(200)は、事象選別装置(100
)から送られる事象生起信号が有効(論理的に1)であ
る時間を計数する。計数は1クロツクピツチで行われ、
1クロツク後に計測値を出力する。計測値の表現形式は
nビットからなる2進データである。事象選別装置(1
00)から事象終了信号が入力されると加算器の入力は
′O゛に切り替えられる。またHM制御装置(21)か
ら送られる時間計測値クリア信号が論理的に1になると
、計測値はクリアされる。
第5図は第1図に示す計測値変換装置(23)の構成例
を示す、計測値変換装置(23)は、事象生起時間計測
装置(22)の生成する計測値を入力として指定された
方式に従いアドレスを生成するアドレス生成装置(30
0)と、事象生起信号もしくは事象終了信号を入力とし
加算指令を生成する加算指令生成袋[(400)で構成
される。
アドレス生成装置(300)は、HM制御装置(21)
から送られる減数値指定信号やシフト値指定信号の指定
に従って、事象生起時間計測装置(22〉の生成する計
測値を変換し、アドレスを出力する。減算器(a OZ
)は計測値から計測値から減数値として指定された値を
減じた値を出力する。シフタ(302)は減算器の出力
を人力として、シフト値として指定された値だけ算術右
シフトした結果を出力する。減算器(301)はシック
(302)は、測定時間の範囲を拡大するために用いら
れる。ラッチ(303)は加算指令との出力タイミング
を合わせるために用いられる。
アドレス上限判定用比較器(304)は生起時間分布記
憶装置(24)内の記憶領域の上限を超えたことを検出
し、アドレス上限オーバ検出信号をHM制御装置(21
)に送出する。アドレス上限判定用比較器(304)の
詳細は後述する。
加算指令生成装置(4Ω0)は、事象生起時間計測装置
(22)の生成する事象終了信号をもとに、加算指令を
生成する。アンドゲート(401)は減算器(301)
においてボローが生じていない(減算器の出力が負でな
い)ときのみ、加算指令を生成するよう作用する。ラッ
チ(402)はアドレスとの出力タイミングを合わせる
ために用いられる。アンドゲート(403)は、アドレ
ス生起時間分布記憶装置(24)内の記憶領域の上限を
超えていないときのみ、加算指令を生成するよう作用す
る。アンドゲート(404)は減算器(301)におい
てボローが生じていたために、計測できなかった事象が
あることを検出し、アドレス下限オーバ検出信号をHM
制御装置(21)に送出する。
第1図に示す事象生起時間分布記憶装置(24)は、計
測値変換装置(23)の出力するアドレスと加算指令に
応答して、アドレスで指定された場所に格納された値を
1増分する。アドレス信号はmビット、加算は1クロツ
クピツチで行われるとする。メモリのアクセス時間や加
算時間が不足する場合は、多重バンク構成にするなどし
て、事象生起時間分布記憶装置(24)は見かけ上、加
算指令の最小送出間隔内にアドレスで指定された場所に
格納された値を増分できるよう構成する。事象生起時間
分布記憶装置(24)は同業者であれば容易に構成でき
ると思われるので構成例を省略する。
第6図はアドレス上限判定用比較器(304)の構成例
を示す。本構成例ではボローが生じておらず、かつmビ
ットからなる計測値の信号線が全て1になったとき、生
起時間分布記憶装置(24)内の記憶領域の上限を超え
たと判定し、アドレス上限オーバ検出信号を生成する。
なお事象終了信号は次の事象についてアドレス上限オー
バを検出するために、検出信号をクリアする。
以上説明した回路構成のもとで、本発明の第1の実施例
に従うハードウェアモニタの動作を第7図に示すタイム
チャートを用いて説明する。例として計測する事象が1
回目に2クロツク、2回目に3クロツク、1回目に1ク
ロツクの時間幅をもって生起した時に、計測値が事象生
起時間分布記憶装置(24)にどのように格納されるか
を説明する。第7図において、DATA (i)はi番
地に格納されたデータを意味する。また生起時間計測装
置(200)の出力値たる計測値の初期値は0、事象生
起時間分布記憶装置(24)内のデータは初期値として
全てO格納されているとする。
減数値指定信号の値はO、シフト値指定信号の値もOと
する。
まず1回目の事象が始まると、生起時間計測装置(20
0)は事象の生起している時間の計測を始め、計測値が
2すなわちアドレスが2になった所で事象終了信号が有
効になる。すると加算指令が計測値記憶装置に送られ、
アドレスが2の場所すなわちDATA (2)に格納さ
れた値に1が加算される。また事象終了信号により計測
値はクリアされ、次の計測にそなえ初期化される。以上
の動作は、生起時間が2サイクルであった事象が1回生
起した事を記録することに対応する。次に、2回目の事
象が生起するとDATA (3)に格納された値に1が
加算され、3回目の事象が終了するとDATA (1)
に格納された値に1が加算される。これらは生起時間が
2サイクルおよび3サイクルであった事象がそれぞれ1
回づつ生起した事を記録することに対応する。
最終的にDATA (1)に1、DATA (2)に1
.DATA (3)に1が格納され、これは生起時間が
1サイクル、2サイクル、3サイクルであった事象がそ
れぞれ1回生起した事を示す、事象生起時間分布記憶装
置(24)のメモリアドレスを事象生起時間とし、メモ
リデータを度数とすると、事象生起時間分布記憶装置(
24)にはまさに計測した事象の生起時間分布が格納さ
れている。
次に、減数値指定信号の値が2、シフト値指定信号の値
が1の場合の動作を、第8図に示すタイムチャートを用
いて説明する。
まず1回目の事象が始まると、計測値が2すなわちアド
レスが2になった所で事象終了信号が有効になる。この
ときボロー信号は有効でないため、加算指令が計測値記
憶装置に送られ、DATA(0)に格納された値に1が
加算される。2回目の事象が生起すると1回目と同様に
DATA (0)に格納された値に1が加算される。3
回目の事象はボロー信号が有効であるため、加算指令は
抑止される。
減数値指定信号の値が2.シフト値指定信号の値が1の
条件のもとでは、アドレス=(計数値−2)/21 (
小数点以下切捨て)で与えられることから、DATA 
(i)には計測する事象が2Xi十2サイクルないし2
 X i + 3サイクル生起していた回数が計数され
る。本例においては生起時間が2〜3サイクルであった
事象が2回生起したことが、記録されている。
なお本発明の第1の実施例において、減数値を0に固定
して用いる場合は減算器(301)は省略でき、シフト
値をOに固定して用いる場合はシック(302)は省略
できる。もちろん減数値を0に固定して用いかつシフト
値をOに固定して用いる場合は減算器(301)とシフ
ト(302)を省略できる。この場合は計測値をそのま
まアドレスに使うことに相当する。
さらに本実施例において、アドレス生成装置で構成して
いたが、ある計測値に対しアドレスを一意に変換できる
ように構成してもよい。計測値をインデクスにアドレス
を生成する変換テーブルを用いるのも1つの方法である
また事象終了信号を事象生起時間計測装置(22)から
送られる事象終了信号から、加算指令を生成していたが
、計測値から生成することができる。
計測値は事象が終了すると0にクリアされる。このため
計測値がO以外のある値からその値と同じもしくは小さ
くなったことを検出すれば事象が終了したことを判定で
きる。
指定された事象の生起時間の分布について、メモリのア
ドレス信号をmビット、減数値をj、シフト値にとした
値、生起時間分布の測定範囲はjサイクルから2にサイ
クル刻みで2に+”+j−Lサイクルまでになる。計数
値がメモリアドレスの上限をこえると、アドレス上限判
定用比較器により、アドレス上限オーバ検出信号が送出
される。またボローが発生しメモリアドレスの下限を下
回ると、アドレス下限オーバ検出信号が送出される。こ
れらにより、計測もれ(時間分布をiil!l定できな
い事象があったこと)を検出する。
〔本発明の第2の実施例〕 次に第9〜10図を用いて本発明の第2の実施例を説明
する。本実施例は第1の実施例と加算指令生成袋!(4
00)の構成が異なる。そこで。
事象生起時間計測装置(22)と、計測値編集装置(2
3)内部のアドレス生成装置(300)と、事象生起時
間分布記憶装置(24)の構成に関する説明は省略する
。本実施例では、計測途中の計測値についても、計測値
に対応するアドレスに生起回数を記録する点が第↓の実
施例と異なる。
第9図はアドレス生成装置(300)と加算指令生成装
置(400)の構成例を示す。同図において、≠は2つ
の入力が等しくなかったときに論理的に1の値を出力し
、等しいときは論理的にOの値を出力する。ラッチ(4
10)は事象生起信号の入力タイミングを合わせるため
に用いられる。
アンドゲート(411)は、事象が生起中であり、かつ
アドレス生成装置1t(300)の出力するアドレスが
切り替わるときに加算指令を生成する。アドレス切り替
えの判定は、アドレス生成装置(300)の内部アドレ
スと事象生起時間分布記憶装置(24)に送出されるア
ドレスとを比較し1等しくないときにアドレスが切り替
わったと判定する。事象生起信号が入力されているのは
、事象が終了して計測値がクリアされたことによりアド
レスが切り替わる場合を抑止するためである。またアン
ドゲート(411)にはボロー信号が入力されているが
、この信号は減算器(301)の出力が負でないときの
み加算指令を生成するよう作用する。ラッチ(412)
はアドレスとの出力タイミングを合わせるために用いら
れる。アンドゲート(413)はアドレスが事象生起時
間分布記憶装置(24)内の記憶領域の上限を越えてい
ないときのみ、加算指令を生成するよう作用する。アン
ドゲート(414)は減算器(301)においてボロー
が生じていたために、計測できなかった事象があること
を検出し、アドレス下限オーバ検出信号をHM制御装置
(21)に送出する。
以上説明した回路構成のもとで、本発明に従うハードウ
ェアモニタの動作を第10図に示すタイムチャートを用
いて説明する。先の説明と同様に、生起時間計測装置(
200)の出力値たる計測値の初期値はO1事象生起時
間分布記憶装置(24)内のデータは初期値として全て
0が格納されているとする。また減数値指定信号の値は
O、シフト値指定信号の値も0とする。
まず1回目の事象が始まると、生起時間計測袋9t(2
00)は事象の生起している時間の計測を始める。事象
生起信号が論理的に1であり、またアドレスがOから1
.1から2と変化するために。
DATA (1)とDATA (2)に格納された値が
順に1ずつ加算される。事象が終了すると事象終了信号
により計測値はクリアされ、次の計測にそなえ初期化さ
れる6回時に計測値が2からOに変化したことが検出さ
れるが、事象生起信号が論理的にOであるために加算指
令は抑止される。以上の動作は生起時間が1サイクル以
上であった事象が1回、2サイクル以上であった事象が
1回あつた事を記録することに対応する。次に3サイク
ル幅の2回目の事象が生起するとDATA (1)とD
ATA (2)とDATA (3)に格納された値が順
に1ずつ加算され、1サイクル幅の3回目の事象が生起
するとDATA (1)に格納された値が1加算される
最終的にDATA (1)に3、DATA (2)に2
、DATA (3)にlが格納されている。
DATA (i)には計測する事象が少なくともiサイ
クル以上生起していた回数が計数されることから、iサ
イクル生起していた事象の度数はDATA(i)とDA
T′A (i + 1)の差で与えられる。
つまり生起時間が1サイクルであった事象が1回(=D
ATA (1) −DATA (2)=3−2)、同様
に、生起時間が2サイクルであった事象が1回、生起時
間が3サイクルであった事象が1回であったことが、事
象生起時間分布記憶装置(24)に記録されている。
本例においては、事象の生起回数はDATA(1)に格
納された値に相当する。第1の実施例においては、事象
の生起回数はDATA(1)〜DATA (2”−1)
の総和で与えられるため、メモリから2m回読み出さな
くてはならなかった。
ところが本例においては、DATA (1)に格納され
た値を読み出すだけでよい。さらにDATA(i)とD
ATA (i+j)が等しい場合、生起時間がiサイフ
ルル(i + j −1)サイクルであった事象は無い
ことに意味する。これを利用して無駄なメモリ読み出し
を無くすことができる。
また本例では、アドレス上限オーバ検出フラグを無視す
ることができる。これはDATA(2”−1)には生起
時間が2”−1サイクル以上であった事象の度数が計数
されるためである。
以上、減数値指定信号の値がO、シフト値指定信号の値
もOの場合について測定範囲を説明した。
これを−膜化すると次のようになる。本例においては、
メモリのアドレス信号をmビット、減数値をj、シフト
値にとした時、生起時間分布の測定範囲はjサイクルか
ら2’X(2”−1)+j−1サイクルまで2にサイク
ル刻みで分類でき、2に×(2′″−1)+j サイク
ル以上生起した事象の回数が測定できる。
〔本発明の第3の実施例〕 さらに第1工図を用いて本発明の第3の実施例を説明す
る1本実施例では、第1の実施例に基づ<HMと従来の
記録方式のHMとを測定モードを切り替えて実現する例
を説明する6本実施例は第1の実施例と事象生起時間分
布記憶装置(24)の構成が一部異なる。そこでその他
の構成に関する説明は省略する。
第11図に示すように本実施例では、HM制御装置(2
1)から送られる測定モード信号により、事象生起時間
分布記憶装置(24)のメモリのアドレス入力と、デー
タ入力が切り替わる。測定モード信号がOの場合、本発
明に従うHMの構成になる。また測定モード信号が1の
場合、従来の記録方式のHMとして動作が可能となる。
以下では測定モード信号が1の場合の動作を説明する。
本実施例において、HM制御装置(21)から送られる
変換方式指定信号は、計測値をそのままアドレスとし、
また事象終了信号をもって加算指令とすることを指定す
る。第1の実施例でいえば・減数値指定信号の値をO、
シフト値指定信号の値をOと指定する。また事象生起時
間分布記憶装置(24)内のカウンタの初期値はOであ
るとする。
カウンタの構成は、第4図の生起時間分布装は(200
)と同様に構成すればよい、すなわち、事象生起信号入
力を加算指令入力に、また計測値出力をカウンタの出力
とすればよい。時間計測値クリア信号はHM制御装置(
21)から送られるカウンタ初期化指令を入力する。
事象が生起すると生起時間の計測がさ゛れ、事象の終了
により、加算指令と生起時間の計測値が事象生起時間分
布記憶装置(24)に送られる6すると、計測値がDA
TA (0)に格納され、カウンタの値が1増分され王
になる1次の事象が生起すると、計測値がDATA (
1)に格納され、カウンタの値がさらに1増分される。
このように、事象が生起する度に順次生起時間が格納さ
れてゆく。
計測終了後、計測値m集装置(3)がHM制御装置(2
1)に事象生起時間分布記憶装置(24)内のメモリに
格納された値の読みだし指令を送る。
HM制御装!(21)が応答して、メモリに格納された
値を読み出しHM制御装置(21)に返すことにより、
計測値編集装置(3)は計測値を目的に応じて編集する
ことができる。このように測定モード信号がlの場合、
記録方式のHMとして動作できる。
以上、2つのセレクタと1個のカウンタのみで。
第1の実施例に基づ<HMと従来の記録方式のHMとを
測定モードを切り替えて実現できる。これにより、事象
の生起時間を生起層に把握することができる。
本、実施例は事象の生起時間を順次記録する場合を説明
したが、生起時間とともに生起事象に付随する情報を合
わせて記録してもよい。
〔発明の効果〕
本発明では、計測値が時間別に分類されて記録されるた
め、高速かつ多量に生起する事象を計測する場合に、計
測値の記録媒体の物量を従来より減らすことができる。
また従来必要であった計測終了後の分類作業が不要にな
る。
計測途中の値も用いて記録してゆく方式においては、あ
る2つのアドレスで指定された場所にそれぞれ格納され
たデータが等しい場合に、その間の場所に格納されたデ
ータの読み出しをなくすことができる。また、事象の総
生起回数は、生起時間が1の時に対応するアドレスのデ
ータであるため、読み出しを1度で済ますことができる
2つのセレクタと1つのカウンタを追加することにより
、従来のハードウェアモニタの機能を、少ない物量で実
現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うハードウェアモニタの構成を示す
ブロック図、第2図は従来のハードウェアモニタで生起
時間分布を計測する際の構成を示すブロック図、第3図
は計測する事象の生起時間分布を計測する際の計測値の
格納方法を示す図、第4図、第51!l、第6図、第9
図は本発明に従うハードウェアモニタを構成する各部の
詳細を示す図、第7図、第8図、第10図は本発明に従
うハードウェアモニタの動作を示すタイミングチャート
、第11図は本発明に従うハードウェアモニタで従来の
ハードウェアモニタの機能を実現する際の構成を示すブ
ロック図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プロセッサの内部で指定された事象が発生するごと
    にその持続時間を計測する装置と、異なる持続時間にそ
    れぞれ対応して設けられ、対応する持続時間で該事象か
    発生した回数を保持する複数の記憶エリアを有するメモ
    リと計測装置から計測値が計測されるごとに、上記複数
    のエリアの内、該計測された持続時間に対応するエリア
    内の回数を増大する計数手段とを持つことを特徴とする
    ハードウェアモニタ。 2、それぞれの記憶エリアのアドレスはそれぞれのエリ
    アが保持すべき持続時間に等しいことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のハードウェアモニタ。 3、該計数手段は計測値から指定された値を減算して該
    メモリのアドレスを生成することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のハードウェアモニタ。 4、該計数手段は計測値を指定された値だけシフトして
    該メモリのアドレスを生成することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のハードウェアモニタ。 5、該計数手段は計測値指定された値を減算し、さらに
    指定された値だけシフトして該メモリのアドレスを生成
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のハー
    ドウェアモニタ。 6、該計数手段は、指定さた事象の終了を検出して加算
    指令を発生することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    から第5項のいずれか一つに記載のハードウェアモニタ
    。 7、計測値変換装置が指定された事象が生起している間
    、アドレスの切り替わりを検出して加算指令を発生する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項のい
    ずれか一つに記載のハードウェアモニタ。 8、該メモリが下記の2つの測定モード切り替えて使用
    できることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第7
    項のいずれか一つに記載のハードウェアモニタ。 (1)生起時間分布測定モード 上記測定モードにおいては、加算指令に応答して指定さ
    れたアドレスに格納された値を増分する。 (2)生起時間履歴測定モード 上記測定モードにおいては、加算指令に応答してカウン
    タを増分し、カウンタにより指定された場所に少なくと
    も計測値変換装置から送られたアドレスを記録する。
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