JPH0345924Y2 - - Google Patents

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JPH0345924Y2
JPH0345924Y2 JP4563787U JP4563787U JPH0345924Y2 JP H0345924 Y2 JPH0345924 Y2 JP H0345924Y2 JP 4563787 U JP4563787 U JP 4563787U JP 4563787 U JP4563787 U JP 4563787U JP H0345924 Y2 JPH0345924 Y2 JP H0345924Y2
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JP
Japan
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dimension
jacket
belt
line
collar
Prior art date
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Expired
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JP4563787U
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JPS63154613U (ja
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  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Outer Garments And Coats (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上着とスカートとによつて構成され
る二部式着物の上着に係り、特に、帯を用いない
で装着するに適した二部式着物の上着に関するも
のである。
〔従来技術〕
二部式着物には、帯を用いることを前提として
上着の裾の部分に別段の締付部材を設けていない
二部式着物と、帯を用いなくても装着できるよう
に上着の裾にベルトを取りつけた二部式着物とが
ある。
第4図は、帯を用いない二部式着物の従来例を
示し、1はスカート、2は上着である。
前身ごろ2a、及び後ろ見ごろ(本図において
隠れている)の下縁にベルト2bが取りつけられ
ている。
2cはヨーク、2c-1はヨークの衿つけ線であ
り、2a-1は前身ごろの衿つけ線である。
袖は2eの如くほぼ方形に構成される例もあり、
鎖線で示した2d′の如くほぼ三角形状に構成され
る場合もある。
第5図は上記従来例における三角形状の袖2
d′を備えた上着の展開図であつて、Y−Y′は中心
線を示し、各構成部分はY−Y′線に関して略左
右対称に構成される。
本第5図において、図の左半は前身ごろを除い
た展開図、右半部はヨーク2c及び前袖を折り返
すとともに前身ごろを分解して描いた展開図であ
る。
ベルト2bの長さ寸法L1は、腰回りを1周す
るに充分な長さに設定され、左右の前身ごろの下
縁の長さの合計L2よりも長くなつている。これ
により、第4図に示したように、帯を用いなくて
も上着の裾が締まる。本従来例における衿2dの
幅は、中央部が最小寸法W1、両端部が最大寸法
W2になつている。従来一般に、W1は約5.5cm、
W2は5.5cm乃至11cmである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上に説明した従来例の上着は、帯を用いなく
ても上着の裾が締まり、着脱が容易である等の長
所が有るが、ヨークの衿つけ線2c-1が直線的で
あるから首の付根や胸もとの膨らみにフイツトし
ないという問題がある。
即ち、強く着付けると息苦しく、動作を妨げる
し、暖やに着付けると着崩れし易い。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
着付けし易く、息苦しくなく、動作を妨げる虞れ
なく、しかも着崩れする虞れなく優雅な風情を長
時間保ち得る、帯を用いない二部式着物の上着を
提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成する為、本考案に係る上着
は、帯を用いないで着られるように後ろ身ごろの
下端部にベルトを取りつけると共に、後ろ身ごろ
の上端の縁にヨークを接せしめて配設した上着
と、スカートとより成る二部式着物の上着に適用
され、ヨークが後身ごろに接している線の中央寄
りの端の点をAとし、上記の点Aから下方へ寸法
L、外側へ寸法lの点をPとし、上記の2点A,
Pを結ぶ曲線に沿つて衿つけ線を設定し、上記の
寸法Lを4.5cm乃至6cm、寸法lを1.5cm乃至2.5cm
としたものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、衿もとが胸の膨らみにフ
イツトし、息苦しくない上に着崩れしない。その
結果、着付が容易で、しかも着付け姿が優雅であ
る。
本考案を実施する際、前記のベルトの長さは、
左右の後ろ身ごろの下端の縁の長さの合計よりも
短かく、かつ、前身ごろの下縁を後ろ身ごろの下
縁よりも寸法hだけ低くし、上記の寸法hをベル
トの幅寸法とほぼ等しからしめることが推奨され
る。このように構成すると、上着の裾が程良く締
まり、しかも、前方から見たときベルトが目につ
かないので雅であり、商品価値を高める。
更に、本考案を実施する際前記衿つけ線は、こ
れに取り付けるべき衿の中央部の幅寸法を4.5cm
乃至6cmとすると共に、両端部の幅寸法を11cm乃
至13cmとすることが望ましい。このように構成す
ると前述の効果が一層引き立つ。
〔実施例〕
第1図は本考案の1実施例における展開図であ
る。この実施例は、前記従来例に本考案を適用し
て改良したものであり、本第1図は従来例の第5
図に対応する。
第5図におけると同一の図面参照番号にダツシ
を付して示した部材は、それぞれ前記従来例の構
成部材に対応するものである。
従来例に比して最も重要な相異点は、ヨークの
衿つけ線2c-1′である。この部分を含む部の拡
大詳細を第2図に示す。本第2図においては、読
図の便宜上、衿つけ線を破線で描いてある。
線A−Bは、ヨーク2c′が後ろ身ごろ2eに接
している線であり、ヨーク2c′を折り返したとき
の折り返し線に相当する。点Aは、その中央寄り
の端の点である。本考案を実施する際、衿ぐり
(衿肩あき)の線Eは、鎖線で示したように直線
状Fに構成しても良い。前記の点Aは、即ち衿ぐ
りの線の端に相当する点である。
上記の点Aから、下方に寸法L、外側方に寸法
lの点を取つて点Pとする。本例においてL=5
cm、l=2cmである。
ヨークの衿つけ線2c-1′は、点Aから点Pまで
外側方に凸なる曲線で結ぶとともに、点Pから前
身ごろの衿つけ線2a-1′の延長線に滑らかに繋い
で設定する。このヨークの衿つけ線2a-1′の曲線
によつて、衿つけされた衿が首もと、胸もとにフ
イツトして、自然で立体的な着付け姿を生じ、首
もとを過度に締めつけることなく、優美な外観を
形成し、しかも着崩れしない。第3図は本実施例
の二部式着物の上着を装着した状態の外観図であ
る。
本例の如く、L=5cm、l=2cmに構成すると
通常の体格の女性に良く適合する。しかし、着る
人の体格に応じて上記寸法の調整が必要である。
即ち、痩せ形の人に着せるときは、L=4.5cm、
l=1.5cmに設定する。痩せ形の人であつてもL
<4.5cmであつたりl<1.5cmであつたりすると、
衿が首を圧迫して苦しい。しかし、これらの寸法
が過大であると胸の膨らみにフイツトせず、着崩
れし易い。
また、肉付きの良い人に着せるときは、L=6
cm、l=2.5cm程度まで増加する。こうしないと
首もとが苦しい。しかし、この寸法を越えると着
付け姿が悪く、着崩れし易い。
以上の理由により、4.5cm<L<6cm、1.5cm<
l<2.5cmの範囲内で寸法を設定する必要がある。
本実施例(第1図)のベルト2b′の長さ寸法L3
は、左右の後ろ身ごろの下縁の線の長さの合計
L2よりも短く構成する。これに伴い、前身ごろ
2a′の身丈(みたけ)は、ベルト幅寸法に相当す
る寸法だけ長くする。これにより、ベルト2b′は
上着の裾を程良く引き締め、しかも正面外観に表
われない。
本実施例における衿2b′の中央部幅寸法W1
5cm、端部の幅寸法W2は12cmである。このよう
に寸法W2を従来例に比して格段に広くすると、
前述の衿つけ線2c-1′による効果を一層引き立て
る。
〔考案の効果〕
以上記述したように、本考案を適用した二部式
着物の上着は、帯を用いなくても上着の裾が程良
く引き締まり、しかもベルトが正面外見に現われ
ず、着付け易く、息苦しくなく、動作が自由で、
その上、着崩れする虞れが無いという優れた実用
的効果を奏し、二部式着物の需要促進を通じて服
飾産業の発達に貢献するところ多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係る二部式着物の
上着を示し、第1図は展開図、第2図は第1図の
部拡大詳細図、第3図は装着した状態の外観図
である。第4図は従来例の説明図、第5図は従来
例の展開図である。 1……スカート、2……上着、2a,2a′……
前身ごろ、2a-1,2a-1′……前身ごろの衿つけ
線、2b,2b′……ベルト、2c,2c′……ヨー
ク、2c-1,2c-1′……ヨークの衿つけ線、2d,
2d′……衿、2e……後ろ身ごろ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 帯を用いないで着られるように後ろ見ごろの
    下端部にベルトを取りつけると共に、後ろ見ご
    ろの上端の縁にヨークを接せしめて配設した上
    着と、スカートとより成る二部式着物の上着に
    おいて、ヨークが後見ごろに接している線の中
    央寄りの端の点をAとし、上記の点Aから下方
    へ寸法L、外側へ寸法lの点をPとし、上記の
    2点A,Pを結ぶ曲線に沿つて衿つけ線を設定
    し、上記の寸法Lを4.5cm乃至6cm、寸法lを
    1.5cm乃至2.5cmとしたことを特徴とする、帯を
    用いない二部式着物の上着。 2 前記のベルトの長さは、左右の後ろ見ごろの
    下端の縁の長さの合計よりも短かく、かつ、前
    見ごろの下縁を後ろ見ごろの下縁よりも寸法h
    だけ低くし、上記の寸法hをベルトの幅寸法と
    3等しからしめたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の帯を用いない二
    部式着物の上着。 3 前記衿つけ線は、これに取り付けるべき衿の
    中央部の幅寸法をW1、両端部の幅寸法をW2
    し、W1は4.5cm乃至6cmであり、W2は11cm乃
    至13cmであることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の帯を用いない二部式着
    物の上着。
JP4563787U 1987-03-30 1987-03-30 Expired JPH0345924Y2 (ja)

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JP4563787U JPH0345924Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JP4563787U JPH0345924Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JPS63154613U JPS63154613U (ja) 1988-10-11
JPH0345924Y2 true JPH0345924Y2 (ja) 1991-09-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0778281B2 (ja) * 1989-10-02 1995-08-23 和子 古口 四部式きもの及び1反からきもの、羽織、帯、帯締めを作る裁断法

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JPS63154613U (ja) 1988-10-11

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