JPH0345367A - カラー記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、カラー記録装置、例えばカラーサーマルプ
リンタなど、用紙に複数色の文字や図形などを記録する
カラー記録装置に関するものである。

［従来の技術］ 第３図は例えば特開昭６２−２４３４６６号公報に示さ
れた従来のカラーサーマルプリンタの一部ブロック図で
示す構成図である。

図において、符号（１）は例えばＹ（イエロー〉、Ｍ（
マゼンタ）、Ｃ（ジアン）などの複数色の溶融型又は昇
華型のインクが各色毎に区分され順次塗布されているイ
ンクシート、（２）はインクシート（１〉に接して設け
られインクシー１〜（１）上のインクを加熱する記録ヘ
ッドとしてのサーマルヘッドであり、このサーマルヘッ
ド（２〉は記録の最小単位である記録ドツトに対応して
発熱素子（図示せず）が配列されている。（３）はイン
クシート（１）に対面して設けられインクの色を識別す
る色センサである。

（４）はインクジー１−（１）及び用紙（５〉をサーマ
ルヘッド（２）との間に挟んで回転可能に設けられてい
る円柱状のプラテンローラてあり、このプラテンローラ
（４）によりインクシート（１）及び用紙（５）がサー
マルヘッド（２）側へ押圧される。また、プラテンロー
ラ（４）の回転により、インクシート（１〉及び用紙（
５）が搬送される。

（６）は搬送方向と垂直な方向（ライン方向）に対する
用紙（５）の端面（エツジ部分〉の位置を検出するため
の端面検出用イメージセンサである。

（７）はサーマルヘッド（２〉７色センサ（３〉及び端
面検出用イメージセンサ（６）などに電気的に接続され
、このカラーサーマルプリンタ全体の制御をする制御部
である、 第４図は第３図の制御部（７）を示すブロック図であり
、図において（１１）　、（１２）及び（１３）はそれ
ぞれＹ　、Ｍ　、Ｃの色の画像信号を蓄積するＹＭ及び
Ｃバッファメモリ、（１４〉は端面検出用イメージセン
サ（６）に第１の切換スイッチ（１５）を介して接続さ
れ第１色目の記録時の端面検出用イメージセンサ（６）
からの端面位置情報の信号を蓄積する端面情報バッファ
メモリ、（１６）は第１の切換スイッチ（１５）を介し
て端面検出用イメージセンサ（６）に接続されていると
ともに端面情報バッファメモリに接続されている比較回
路で一 あり、この比較回路（１６）は第１色目の記録時の端面
位置情報と第２色目以降の記録時の端面位置情報とを比
較して端面位置ずれ量の情報を出力する。

（１７）は第２の切換スイッチ（１８）を介して各色バ
ッファメモリ（１１）　、（１２）　、（１３）に接続
されているとともに比較回路（１６）に接続されている
シフト制御回路であり、このシフト制御回路〈１７〉は
、比較回路（１６〉からの端面位置ずれ量の情報をもと
に、画像データの記録位置を調節してサーマルヘッド（
２）に出力する。

次に、動作について説明する。まず、各色毎にページ単
位で塗り分けられたインクシート（１）が、色センサ（
３）からのＩＦＩＷｉにより第１色目の記録開始位置に
セットされるとともに、プラテンローラ（４）の回転に
より用紙（５）が所定の位置にセットされる。インクジ
ー１〜（１）及び用紙（５）のセットが完了すると、サ
ーマルヘッド（２）にライン単位に画像データが転送さ
れる。

これによって、サーマルヘッド（２）の画像データに対
応した発熱素子が発熱し、その位置のインクシー１−（
１）上のインクが用紙（５）に溶融又は昇華転写される
。以下、プラテンローラ（４）によりインクシート（１
〉と用紙（５〉とを送りながら、用紙（５）に対してラ
イン毎に記録が行われる。

このようにして、１ペ一ジ１色分の記録が終了したら、
色センサ（３）からの情報によりインクシー１−（１）
が次の色にセットされるとともに、プラテンローラ（４
〉により用紙（５〉が再びページの先頭にセラＩ・され
る。そして、第１色目と同様に第２色目の記録が行われ
る。第３色目以降も同様にして記録が行われる。

このとき、用紙（５〉の蛇行やスキューなどのために、
用紙（５〉の端面がライン方向へ位置ずれし、これによ
り各色毎に記録位置がずれてしまい、最終的に色ずれの
ある記録となってしまうことがある。

そこで、この従来のカラーサーマルプリンタでは、端面
検出用イメージセンサ（６）により用紙（５）の端面位
置を検出し、用紙〈５）がずれた量だけ記録位置をずら
し、色ずれを防止している。

この端面検出用イメージセンサ（６）では、第５図に示
すように、初期位置Ｉくに対する用紙（５〉の端面位置
が各ライン毎に検出される。第１色目の記録時に、第５
図に示したような端面位置情報が得られたとすると、こ
の情報は第１の切換スイッチ（１４）を介して端面情報
バッファメモリ（１４）に送られて蓄積される。次に、
第２色目の記録時に、第６図に示したような端面位置情
報が得られたとすると、この情報は次々と比較回路（１
６）に送られて行き、端面情報バッファメモリ（１４）
に蓄積されている第１色目の同ラインの記録時の端面位
置情報と比較されて行く。これにより、比較回路（１６
）では、第７図に示すような、第１色目記録時に対する
第２色目記録時の用紙く５）の位置ずれ量が検出される
。シフト制御回路（１７）では、比較回路（１６〉から
の情報によって、画像データがシフトされ記録位置が修
正される。

第３色目以降の記録時についても、同様に第１色目の端
面位置情報との比較により位置ずれ量が検出され、記録
位置が修正されることにより、最終的な色ずれが防止さ
れる。

「発明が解決しようとする課題］ 」２記のにうに構成された従来のカラーサーマルプリン
タにおいては、用紙（５）の蛇行やスキューによる端面
位置のずれ自体を防ぐことはできず、またアナログ量で
ある用紙（５）の位置ずれ星に対して、検出される位置
ずれ量や記録位置の修正量がデジタル量であるため、僅
かな色ずれが残ることがあり、さらに端面情報バッファ
メモリ（１４）や比較回路（１６）を用いるため全体が
高価になってしまうなどの問題点があり、これらの問題
点を解決したいという課題を有していた。

この発明は、」２記のような課題を解決するためになさ
れたもので、用紙の端面位置ずれを防止し、これにより
色ずれの発生をより確実に、かつ安価に防止てきるカラ
ー記録装置を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るカラー記録装置は、用紙の先端部をクラ
ンプするクランプ装置を有する巻取ドラムを、記録ヘッ
ドの先に正逆回転可能に設けたものである。

［作用］ この発明においては、記録時に用紙の先端部をクランプ
装置にクランプさせて、用紙を巻取ｌ・ラムに巻き取る
ことにより、用紙に蛇行及びスキューが生じるのを防止
する。

［実施例］ 以下、この発明をその一実施例を示す図に基づいて説明
する。

第１図はこの発明の一実施例によるカラーサーマルプリ
ンタの要部を示す構成図であり、第３図と同−又は相当
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。

図において、符号＜２１）はサーマルヘッド（２）の先
に正逆回転可能に設けられ用紙（５）を巻き取る巻取ト
ラム、（２２）は巻取ドラム（２１〉に設けられ用紙（
５）の先端部をクランプするためのクランプ装置、（２
３〉は用紙く５）を供給するための給紙口、（２４）は
用紙（５）を排出するたるの排紙口である。

第２図は第１図の巻取ドラ１．（２１，）を示す斜視図
であり、図において符号（２５）は巻取ドラｌ＼〈２１
）の外周部に軸線方向に沿って設けられているクランパ
であり、このクランパ（２５）は巻取ドラノ、（２１）
の端面に設けられた支点（２６）で回動可能に取り付け
られている。（２７）は巻取ドラム（２１〉の回転軸、
（２８）は回転軸（２７）とクランパ（２５）との間に
設けられクランパ（２５）を巻取ドラム（２１）の外周
面に圧接させるばね、（２９）は巻取ドラム（２１〉の
端面に取り（’ｆ　＋ｊちれているソレノイＩ・であり
、このソレノイド（２９）は通電されることによりアー
ｌ＼（２９ａ）がばね（２８）の弾性力に逆らってクラ
ンパ（２５〉を押圧する。また、クランプ装置（２２）
は、クランパ（２５）、支点（２６）、ばね＜２８）及
びソレノイド（２９）からなっている。

上記のように構成されたカラーサ−マルプリンタにおい
ては、記録を行う場合、まずインクシー）−（１）及び
用紙（５）のセラ１−が行われる。このとき　インクジ
ー１〜（１）は、色センサ（図示せず）などにより、第
１色目の先頭位置がサーマルヘッド（２）の位置に移動
される。用紙（５）は、給紙口（２３）から供給され、
プラテンローラ（４）により巻取ドラム（２１）まで搬
送される。

そして、その先端部が、クランプ装置（２２）により巻
取ドラム（２１）の外周部に固定される。

クランプ装置（２２）は、通常は、クランパ（２５）が
ばね（２８〉の弾性力により巻取ドラム（２１）の外周
面に圧接されていることにより閉じている。

この状態から、ソレノイド（２９）に通電すると、ソレ
ノイド（２９）のアーｌ＼（２９ａ）が図の下方ｌ＼伸
び、クランパ（２５）を押圧し、クランパ（２５）ばば
ね（２８〉の弾性力に逆らって支点（２６〉を軸に回動
される。これにより、クランプ装置（２２）は開放され
る。

従って、用紙く５）をセラＩ・する場合には、ソレノイ
ド（２９）によりクランプ装置（２２）を開放した状態
で待機し、用紙（５）が固定位置まで進んだときに、ソ
レノイド（２９）の通電をオフにすればよい。

このようにして、インクシー１−（１）及び用紙（５〉
のセットが完了したら、従来同様、サーマルヘッド（２
）により第１色目の記録をライン順に行うが、この記録
時の用紙（５）の搬送は、巻取ドラム（２１）の回転に
より行われる。

第１色目１ページ分の記録が終わったら、インクシー１
−（１）の第２色目のセラ１へが行われるとともに、用
紙（５）がプラテンローラ〈４）により逆走され、再び
ページの先頭位置にセラＩ〜される。このとき、用紙（
５〉はクランプ装置（２２〉にクランプされており、ま
た巻取ドラム（２１）は記録時（巻取時）とは逆方向に
回転される。

以下、同様にして第２色目以降の記録が行われ、記録が
完了すると、クランプ装置（２２）が開かれ、用紙（５
）が排紙口（２４）から排出される。

このように、用紙（５）は記録中を通してクランプ装置
（Ｚ２）によりその先端部を固定されているので、用紙
（５〉の蛇行及びスキューは防止され、これにより用紙
（５）の端面の位置ずれも防止され、色ずれのない記録
が得られる。

また、プラテンローラ（４〉にクランプ装置（２２）を
設けると、クランプ装置く２２）がサーマルヘッド（２
）に当たらないようにするため、フ。

ラテンローラ（４）の周長を用紙（５）の長さ以上にと
らなければならず、プラテンローラ（４〉がかなり大形
化してしまう。しかし、上記実施例の装置では、プラテ
ンローラ（４）とは別に巻取ドラム（２１）を設け、こ
の巻取ドラム（２１）にクランプ装置（２２）を取り付
けたので、巻取ドラム（２１〉には用紙（５）を複数回
巻き付けることができ、巻取ドラム（２１）をクランプ
装置（２２〉のための必要最小限の大きさにすることが
できる。

このため、プラテンローラ（４）にクランプ装置（２２
〉を設ける場合に比べて、上記実施例のものは全体が小
形化されている。

なお、上記実施例ではクランプ装置（２２）をばね（２
８）により閉じソレノイド（２９〉により開くようにし
たが、逆にしてもよい。

また、上記実施例ではクランプ装置（２２〉としてクラ
ンパ（２５）、支点（２６）、ばね（２８）及びソレノ
イド〈２９）からなるものを示したが、用紙（５〉の先
端部を巻取ドラム（２１〉に固定できるものであればよ
く、上記実施例のものに限定されない。

さらに、上記実施例では給紙口（２３）と排紙口（２４
〉とを別々に設け、用紙（５）の搬送経路を２つに分け
たが、同一経路であってもよい。

さらにまた、上記実施例ではインクシート（１〉として
Ｙ、Ｍ、Ｃの３色のインクが塗布されたものを示したが
、インクの色数は３色に限定されない。例えば、ブラッ
クを加えて４色としたものを用いてもよい。

また、上記実施例ではカラー記録装置としてカラーサー
マルプリンタを示したが、例えばインクジェットプリン
タなどの他のプリンタや、カラーファクシミリの記録部
などにも、この発明は適用できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明のカラー記録装置は、ク
ランプ装置を有する巻取ドラムを、記録ヘッド−の先に
正逆回転可能に設け、記録時に用紙の先端部をクランプ
装置にクランプさせて、用紙を巻取ドラムに巻き取るよ
うにしたので、用紙の蛇行及びスキューが防止され、用
紙の端面位置ずれを防止することができ、これにより色
ずれの発生をより確実に、かつ安価に防止できるなどの
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるカラーサーマルプリ
ンタの要部を示す構成図、第２図は第１図の巻取ドラム
を示す斜視図、第３図は従来のカラー記録装置の一例と
してカラーサーマルプリンタを一部ブロック図で示す構
成図、第４図は第３図の制御部を示すブロック図、第５
図は第３図の装置における第１色目の記録時の用紙の端
面位置とライン数との関係の一例を示す関係図、第６図
は第３図の装置における第２色目の記録時の用紙の端面
位置とライン数との関係の一例を示す関係図、第７図は
第３図の装置における第１色目記録時に列する第２色目
記録時の端面位置ずれ量とライン数との関係の一例を示
す関係図である。 図において、（１）はインクシート、（２）はサーマル
ヘッド（記録ヘッド）、（５）は用紙、（２１〉は巻取
ドラｌ＼、（２２）はクランプ装置である。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録ヘッドに対して用紙を複数回通過させることにより
   、前記用紙に対して複数色のインクによる記録を各色毎
   に順次行うカラー記録装置において、前記記録ヘッドの
   先に正逆回転可能に設けられているとともに、前記用紙
   の先端部をクランプするクランプ装置を有し、前記用紙
   を巻き取る巻取ドラムを備えたことを特徴とするカラー
   記録装置。