JPH0345321Y2 - - Google Patents

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JPH0345321Y2
JPH0345321Y2 JP9924784U JP9924784U JPH0345321Y2 JP H0345321 Y2 JPH0345321 Y2 JP H0345321Y2 JP 9924784 U JP9924784 U JP 9924784U JP 9924784 U JP9924784 U JP 9924784U JP H0345321 Y2 JPH0345321 Y2 JP H0345321Y2
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cartridge
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cartridges
carrier
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、文書情報、映像情報、音声情報等の
大容量に情報を記録担体である多数のデイスクを
用いてフアイルし、かつその大容量の情報を高速
で読出すことが出来るように多数のデイスクを選
択的に高速で引出して情報の書込み、読取りを行
うプレーヤーに供給することが出来るようにした
デイスクフアイル装置に関するものである。
〔背景技術とその問題点〕
公知例として、例えば特開昭59−30263号公報
がある。この公知例は、内部にデイスクが収納さ
れた薄形の複数のカートリツジを垂直状に立てた
状態で水平方向に平行に収納させてある横長で水
平状をなすストツカーと、そのストツカーの前面
に配置された上下一対の引出爪を有する引出機構
と、その引出機構の横に配置されたプレーヤーと
からなる。そしてストツカーを水平移送させるこ
とにより一対の引出爪をカートリツジの一端側の
上下両側面に設けられた一対の溝内を相対的に移
動させるようにして、ストツカーに収納されてい
る複数のカートリツジの検索を行う。そしてこの
水平移送されたストツカーを指定位置で停止させ
た後、引出機構を動作させて一対の引出爪により
指定のカートリツジをストツカーの前方に選択的
に引出す。そしてその引出したカートリツジをプ
レーヤーに供給して、カートリツジ内のデイスク
の記録、再生を行うように構成したものである。
しかしながら、この公知例では、大型で大重量
のストツカーを高速で水平移送させることが困難
であることから、デイスクの情報を高速で読出す
ことが出来ない上に、ストツカーが占める倍の移
送スペースが必要であり、スペースフアクターが
非常に悪い。
またこの種デイスクフアイル装置では、ストツ
カー内における各カートリツジの収納位置をマイ
コン等にて記憶させておき、その記憶情報に基づ
いてカートリツジをストツカー内から選択的に引
出すように構成されているが、この公知例では、
ストツカーに対するカートリツジの供給、排出を
規制する手段が何等講じられていない。従つて、
ストツカーに対するカートリツジの供給、排出が
自由であり、若しも使用者が、勝手にストツカー
内のカートリツジを入れ変えたり、カートリツジ
の収納位置を変えたりするようなことがあると、
ストツカー内のカートリツジの収納位置の記憶情
報とそこに収納されているカートリツジとが不一
致となつて、指定した情報の読出しを行えなくな
ると言つた重大な不都合を発生してしまう。また
この種デイスクフアイル装置において、ヘツド挿
入用開口を開閉するシヤツターが取付けられてい
るカートリツジを用いるものにあつては、ストツ
カーに対するカートリツジの供給、排出の作業中
にシヤツターに手を触れてそのシヤツターを不測
に破損させてしまうような不都合を防止する為の
対策を講じておく必要がある。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の如き実状に鑑み考案されたも
のであつて、 (A) 小型で軽量なキヤリアを用いて、カートリツ
ジをストツカーからプレーヤーへ高速で引出し
て供給することが出来るようにするもの。
(B) ストツカーの移送スペースを不要に出来るも
の。
(C) ストツカーに対するカートリツジの供給、排
出を規制して、使用者が勝手にストツカー内の
カートリツジを入れ変えたり、カートリツジの
収納位置を変えたりすることが出来ないように
するもの。
(D) ストツカーに対するカートリツジの供給、排
出の作業をシヤツターに手を触れることなく行
えるようにするもの。
を提供しようとするものである。
〔考案の概要〕
本考案は、内部にデイスクが収納されかつ一端
側にヘツド挿入用開口を開閉するシヤツターが取
付けられている薄形の多数のカートリツジと、水
平状をなす多数の収納棚が垂直方向に平行状に設
けられていて多数のカートリツジをその一端のシ
ヤツター側から各収納棚内に水平状に挿入して収
納させてある縦長で垂直状をなすストツカーと、
このストツカーの下部又は上部に配置されかつ多
数のカートリツジがその一端のシヤツター側から
水平状に選択的に供給されることによつてそのカ
ートリツジ内のデイスクに情報の書込み、読取り
を行うようになされたプレーヤーと、ストツカー
から選択的に引出したカートリツジをストツカー
の前面に沿つてプレーヤーまで移送させた後その
カートリツジをその一端のシヤツター側からプレ
ーヤー内に水平状に供給するようになされたスト
ツカー及びプレーヤーの前面に沿つて垂直方向に
直線的に移送されるキヤリアと、このキヤリアの
垂直移送通路を挾んでストツカーとは反対側の所
定高さ位置に設けられたカートリツジ給排口と、
このカートリツジ給排口に対向させてストツカー
の所定高さ位置に配置されかつキヤリアの垂直移
送通路を横断してカートリツジ給排口へ水平状に
延出される伸縮自在のスライドテーブルを有する
カートリツジ給排機構とを有し、カートリツジを
その一端のシヤツター側からカートリツジ給排口
内に順次挿入することによりそのカートリツジを
カートリツジ給排機構のスライドテーブルによつ
てキヤリアの垂直移送通路を横断して順次引込む
ように構成し、その順次引込んだカートリツジを
キヤリアで受取つてストツカーに順次収納させる
ように構成したデイスクフアイル装置である。
このように構成された本考案によれば、 (A′) 大型で大重量のストツカーを定位置に
固定して、小型で軽量なキヤリアを高速で移送
させるようにしているので、カートリツジをス
トツカーからプレーヤーへ高速で引出して供給
することが出来る。
(B′) 縦長のストツカーを定位置に垂直状に
固定したものであり、ストツカーの移送スペー
スは一切不要である。
(C′) カートリツジをカートリツジ給排口から
順次挿入することによりそのカートリツジをカ
ートリツジ給排機構によつて順次引込んだ後
に、そのカートリツジをキヤリアで受取つてス
トツカー内に順次収納させるものであつて、ス
トツカーに対するカートリツジの供給、排出が
規制されている。従つて、使用者が勝手にスト
ツカー内のカートリツジを入れ変えたり、カー
トリツジの収納位置を変えたりすることが出来
ないものである。
(D′) カートリツジをその一端のシヤツター
側からカートリツジ給排口に順次挿入すること
により、そのカートリツジをその一端のシヤツ
ター側からストツカーの各収納棚内に水平状に
挿入して収納させるものであるから、ストツカ
ーに対するカートリツジの供給、排出の作業を
シヤツターに手を触れることなく行える。
〔実施例〕
以下、本考案を適用したデイスクフアイル装置
の一実施例を図面に基づき説明する。
先ず第1図に示す如く、カートリツジ1の上下
ハーフ21,22の内部には記録担体であるデイ
スク23が収納されていて、このカートリツジ1
は薄形(上下の厚さが薄いこと)に形成された
ほゞ四角形状をなしている。そしてデイスク23
は上下両面に記録面が形成された両面使用のデイ
スクであり、カートリツジ1の一端1a側で上下
ハーフ21,22には上下一対のヘツド挿入用開
口24が設けられている。そして上下ハーフ2
1,22にはこれら各開口24を開閉する上下各
一対のシヤツター25が取付けられている。なお
これら上下各一対のシヤツター25は実線で示さ
れた開蓋位置と1点鎖線で示された閉蓋位置との
間で矢印a及びbで示すように対称状に摺動され
るスライド式に構成されている。
次に第2図及び第3図に示す如く、ストツカー
2は縦長で垂直状をなすものであり、水平状をな
す多数の収納棚3が垂直方向(上下方向)に平行
状に設けられていて、例えば50〜100枚もの多数
のカートリツジ1をその多数の収納棚3内に水平
状態で平行に収納出来るように構成されている。
2個のプレーヤー4,5は各カートリツジ1内
のデイスクに情報の書込み、読取りを行うもので
あり、ストツカー2の下部位置(又は上部位置)
に上下に隣接されて配置されており、かつこれら
ストツカー2及び両プレーヤー4,5の前面側2
a,4a,5aは同一面側に一致されている。
キヤリア6はストツカー2からカートリツジ1
を選択的に引出して両プレーヤー4,5に選択的
に供給するものであり、このキヤリア6はストツ
カー2及び両プレーヤー4,5の前面側2a,4
a,5aに沿つて垂直方向である矢印Y方向に直
線的に移送されるように構成されている。キヤリ
ア6を移送するキヤリア移送手段7は例えば左右
一対の垂直状をなすタイミングベルト8によつて
構成されていて、これら両タイミングベルト8が
モータ9によつて回転駆動されることによつてキ
ヤリア6が左右一対の垂直状をなすガイドレール
(図示せず)によつて案内されて水平状態のまゝ
矢印Y方向に高速で垂直移送されるように構成さ
れている。
次に第4図及び第5図に示す如く、各カートリ
ツジ1の他端1b側の左右両側面1cには一対の
溝11が設けられており、その両溝11に選択的
に係合される左右一対の引出爪12がキヤリア6
に設けられている。なお両引出爪12はほゞL形
でかつ左右対称状をなすものである。
そしてキヤリア移送方向である矢印Y方向に対
する直角な方向である矢印X方向に両引出爪12
を水平に移送する引出爪移送手段13は例えば左
右一対のタイミングベルト14によつて構成され
ていて、これら両タイミングベルト14がモータ
15によつて回転駆動されることによつて両引出
爪12が左右一対の水平状をなすガイドレール1
6によつて案内されて第4図に実線で示された引
出位置と1点鎖線で示された引込位置との間で矢
印X方向に水平移送されるように構成されてい
る。なおこの引出爪移送手段13は、キヤリア6
のほゞコ字状をなすフレーム17内に水平状に配
置されていて矢印X方向と平行な回転中心線
X′を中心に第3図で矢印Za又はZb方向に180°反
転可能に構成されている反転板18の上又は下の
一方の面側に設けられている。そしてその反転板
18の他方の側面にはカートリツジ保持部が設け
られていて両引出爪12は反転板18に設けられ
た左右一対のスリツト19を挿通してカートリツ
ジ保持部内を矢印X方向に水平移送されるように
構成されている。
次に第2図及び第5図に示す如く、ストツカー
2に収納されている多数にカートリツジ1及び両
プレーヤー4,5に供給されたカートリツジ1の
各一対の溝11をキヤリア移送方向である矢印Y
方向と平行な垂直線Y′上の位置に一致させてい
る。そして両引出爪12を第4図に実線で示した
引出位置に引出した状態でキヤリア6が矢印Y方
向に直線的に垂直移送される際には、これら両引
出爪12がカートリツジ1の両溝11内をカート
リツジ1に当接されることなく矢印Y方向に移動
されることになり、そのキヤリア6に垂直移送時
にカートリツジ1及び両引出爪12はキヤリア6
の移送の妨げにならないように構成されている。
次に、以上の如き構成に基づきこのデイスクフ
アイル装置における情報の高速読出しに関する一
連の動作を第2図によつて説明する。
先ず、キヤリア6の両引出爪12のポジシヨン
はカートリツジ1を上部のプレーヤー4に供給
した位置を示しており、一方、下部のプレーヤー
5では既に情報の読出しが終了した使用済みカー
トリツジ1が排出されている。
次に、上部のプレーヤー4へのカートリツジ1
の供給後に、キヤリア6がYa方向に垂直移送さ
れて両引出爪12がポジシヨンからへ移り、
下部のプレーヤー5の使用済みカートリツジ1の
両溝11内に係合される。
なお、両引出爪12がポジシヨンからへ移
つた後に、上部のプレーヤー4では、供給された
カートリツジ1がそのプレーヤー4内に引込まれ
て、そのカートリツジ1内のデイスク23に書込
まれている情報の読取りが行われる。そしてその
情報の読取りが行われている間に、下部のプレー
ヤー5の使用済みカートリツジ1がストツカー2
の元の収納棚3に戻された後、次に引出すべきカ
ートリツジ1の検索、引出し、移送及び下部のプ
レーヤー5への供給待機と言つた情報の連続読出
しの為の一連の準備動作が高速で行われる。
即ち、先ずキヤリア6の両引出爪12がXa方
向に水平移送されてポジシヨンからへ引込ま
れて、その両引出爪12により下部のプレーヤー
5の使用済みカートリツジ1が引つ掛けられてキ
ヤリア6内(実際は反転板18に設けられている
カートリツジ保持部内)に引取られる。
次に、キヤリア6がYb方向に垂直移送されて
使用済みカートリツジ1を戻すべきストツカー2
の元の収納棚3の高さ位置まで移送されて停止さ
れた後、両引出爪12がXb方向に水平移送され
てポジシヨンからへ押出されて、その両引出
爪12により使用済みカートリツジ1がキヤリア
6内からストツカー2の元の収納棚3内に押戻さ
れて収納される。
次に、キヤリア6がYa方向に垂直移送されて
次に引出すべきカートリツジ1の検索が行われる
が、この際、両引出爪12はストツカー2内に収
納されている多数のカートリツジ1の両溝11内
に沿つて垂直移送される。
そして、キヤリア6が指定のカートリツジ1を
検索して停止された後、両引出爪12がXa方向
に水平移送されてポジシヨンからへ引込まれ
て、その両引出爪12により指定のカートリツジ
1が引つ掛けられてストツカー2の収納棚3内か
らキヤリア6内に引出される。
次に、キヤリア6がYa方向に垂直移送されて
下部のプレーヤー5の高さ位置まで移送されて停
止された後、両引出爪12がXb方向に水平移送
されてポジシヨンからへ押出されて、その両
引出爪12により指定のカートリツジ1がキヤリ
ア6内から下部のプレーヤー5に供給される。
以上により、一連の準備動作が高速で行われ、
上部のプレーヤー4での情報の読出しが終了して
使用済みカートリツジ1が排出されると、キヤリ
ア6がYb方向に垂直移送されて両引出爪12が
ポジシヨンからへ移り、上部のプレーヤー4
の使用済みカートリツジ1の両溝11内に係合さ
れる。
そして、両引出爪12がポジシヨンからへ
移つた後に、下部のプレーヤー5では、供給され
た指定のカートリツジ1がそのプレーヤー5内に
引込まれて、そのカートリツジ1内のデイスク2
3に書込まれている情報の読取りが行われる一
方、上部のプレーヤー4に戻つたキヤリア6は前
述同様の一連の準備動作を繰返し高速で行うこと
になる。
ところで、このデイスクフアイル装置では両面
使用のカートリツジ1を使用するものであり、ス
トツカー2の各収納棚3内から引出したカートリ
ツジ1を両プレーヤー4,5に選択的に移送供給
すべくキヤリア6がYa方向に垂直移送される間
及び両プレーヤー4,5から引取つたカートリツ
ジ1をストツカー2の元の収納棚3に戻すべくキ
ヤリア6がYb方向に垂直移送される間に、第3
図に示す如く、キヤリア6内の反転板18が回転
中心線X′を中心に矢印Za又はZb方向にその都度
180°反転されて、カートリツジ1内のデイスク2
3の記録面のA面とB面との選択(切換え)が行
われるように構成されている。
なお、このデイスクフアイル装置は、両プレー
ヤー4,5による情報の高速書込みも可能にした
ものであつて、前述した情報の高速読出し動作と
全く同様の一連の動作によつてストツカー2に収
納されている多数のカートリツジ1を順次連続的
に引出して、そのカートリツジ1内のデイスク2
3に情報を順次連続的に書込むことが出来るもの
である。
また、両プレーヤー4,5によりカートリツジ
1内のデイスク23に情報の書込み、読取りを行
う場合、デイスク23をカートリツジ1内に収納
させたまゝで回転駆動する方法と、カートリツジ
1の上下ハーフ21,22を上下に分離させた状
態でデイスク23を回転駆動する方法とがある
が、後者を採用すれば、デイスク23の書込み、
読取り後にはカートリツジ1の上下ハーフ21,
22でデイスク23を上下から挾みつけるように
して、そのカートリツジ1の上下厚さを非常に薄
くすることが出来るので、このカートリツジ1を
ストツカー2内に収納する際のスペースフアクタ
ーが非常に良くなる。
次に、第2図、第6図〜第11図によつてこの
デイスクフアイル装置に組込まれているカートリ
ツジ給排機構27を説明する。
先ず、第2図に示す如くこのデイスクフアイル
装置の全体が外装カバー28によつて覆われてい
る。そしてキヤリア6の垂直移送通路29を挾ん
でストツカー2とは反対側である外装カバー28
の前面側には保守、点検や修理の際にのみ開閉さ
れる前面パネル30が取付けられている。そして
この前面パネル30の所定高さ位置には第6図に
示す如くカートリツジ給排口31が設けられてお
り、このデイスクフアイル装置はそのカートリツ
ジ給排口31からでなければカートリツジ1の供
給及び排出を行えないように構成されている。即
ち、ストツカー2に対するカートリツジ1の供給
及び排出を規制して、使用者が勝手にストツカー
2内のカートリツジ1を入れ変えたり、カートリ
ツジ1の収納位置を変えたりすることが出来ない
ようにしている。なおこのカートリツジ給排口3
1は前述した如く縦長で垂直状をなすデイスクフ
アイル装置に対して使用者が最も楽な姿勢でカー
トリツジ1を供給及び排出することが出来る高さ
に設定されている。そして第2図に示す如くカー
トリツジ給排機構27はカートリツジ給排口31
に対向されてストツカー2の上下ほゞ中間位置に
水平状に配置されている。
次に、第7図〜第11図によつてカートリツジ
給排機構27の詳細を説明する。
先ず、第7図〜第9図に示す如く水平状をなす
固定フレーム33の左右両端に水平状をなす左右
一対の固定レール34が平行状に固着され、水平
状をなすスライドテーブル35の左右両端に固着
された左右一対の平行状をなすスライドレール3
6が両固定レール34内に水平方向である第7〜
9図で矢印Xa及びXb方向に摺動自在に係合され
ている。そしてこの摺動によりスライドテーブル
35が第7〜9図に1点鎖線で示されたストツカ
ー2側の引込位置と、第7〜9図に実線で示され
たカートリツジ給排口31側に引出された引出位
置との間でキヤリア6の垂直移送通路29を横断
して水平状に伸縮自在に構成されている。
なお、第10図及び第11図に示す如く両スラ
イドレール36は上下2列状に多数のベアリング
37を保持している一対のスライドベアリング3
8を介して両固定レール34内に係合されてお
り、両スライドレール36は両固定レール34内
でスライドベアリング38を移動させながら矢印
Xa及びXb方向に摺動される。従つて両スライド
ベアリング38の上下2列状の多数のベアリング
37の転動作用によりスライドテーブル35が伸
縮されることになり、その伸縮動作は極めて円滑
に行われる。また両スライドベアリング38はラ
ツク・ピニオンの原理により両スライドレール3
6の摺動距離の1/2の距離を移動するだけである
から、両固定レール34は両スライドレール36
の摺動距離のほゞ1/2の長さに設定すれば良い。
次に、第7図及び第8図に示す如くスライドテ
ーブル35の後端35aにはワイヤー係止ピン4
0が固着されており、そのワイヤー係止ピン40
に両端41a,41bが固着されたワイヤー41
が固定フレーム33の前後両端33a,33bに
回転自在に取付けられた駆動プーリ42とガイド
プーリ43とにエンドレス状に巻掛けられてい
る。なお駆動プーリ42は固定フレーム33の後
端33a上に取付けられたモータ44のモータ軸
45に固着されており、ワイヤー41はこの駆動
プーリ42に数回巻回された状態で緊張されて巻
掛けられている。
次に、第7図〜第9図に示す如くスライドテー
ブル35の前端35a側の上部には左右一対のカ
ートリツジ挿入ガイド46が平行状に固着されて
いる。なお第10図に示す如くこれら両カートリ
ツジ挿入ガイド46の対向面には一対のガイドレ
ール47が一体に設けられている。そしてこれら
両カートリツジ挿入ガイド46間がカートリツジ
挿入部48に形成されており、スライドテーブル
35上でそのカートリツジ挿入部48の後端の一
側部にはカートリツジ1の位置決め用ストツパー
49が固着されている。
次に、第7図に示す如くスライドテーブル35
上でカートリツジ挿入部48の後端の他側部には
カートリツジ位置決めレバー51が支点軸52を
介して回転自在に枢支されている。このカートリ
ツジ位置決めレバー51の先端には位置決め用ロ
ーラ53が回動自在に枢着されており、他端には
プランジヤーソレノイド54の吸引杆55が連結
されている。またカートリツジ位置決めレバー5
1はばね56によつて矢印c方向に回動附勢され
ている。
次に、以上の如き構成に基づきこのカートリツ
ジ給排機構27によるストツカー2内へのカート
リツジ1の供給動作を説明する。
先ず、通常第7〜9図に1点鎖線で示す如くス
ライドテーブル35は引込位置に引込まれている
ので、垂直移送通路29を垂直移送されるキヤリ
ア6の移送の妨げにはならない。
次に、カートリツジ1の供給に際しては、最初
に、モータ44が例えば正回転駆動されて、その
駆動プーリ42により第7,8で矢印e方向にワ
イヤー41が駆動される。するとスライドテーブ
ル35がそのワイヤー41によつて引張られて第
7〜9図で1点鎖線の引込位置から実線の引出位
置まで矢印Xa方向に引出されて、そのカートリ
ツジ挿入部48がカートリツジ給排口31に接続
される。なおスライドテーブル35が上記引出位
置へ引出されてそのことがセンサー(図示せず)
によつて検出されると、プランジヤーソレノイド
54が励磁されて第7図に1点鎖線で示す如くカ
ートリツジ位置決めレバー51がばね56に抗し
て矢印d方向に回動される。
そこで次に、第6図に示す如くカートリツジ1
をその一端1aのシヤツター25側からカートリ
ツジ給排口31内に矢印g方向から水平に挿入す
る。するとこのカートリツジ1は第7〜9図に実
線で示す如くスライドテーブル35のカートリツ
ジ挿入部48内に水平に挿入される。なおこの
際、第1図に示す如くカートリツジ1の左右両側
面1cに沿つて設けられている一対の挿入ガイド
溝58が第10図に示す如くカートリツジ挿入ガ
イド46のガイドレール47に挿入されて保持さ
れる。
そして、第7〜9図に実線で示す如く矢印g方
向から挿入されたカートリツジ1がカートリツジ
挿入部48内に完全に挿入されると、その一端1
aがストツパー49に当接されて停止されると共
に、その一端1aがスライドテーブル35上に取
付けられているマイクロスイツチ59を押圧し
て、そのカートリツジ1の挿入完了が検出され
る。するとプランジヤーソレノイド54の励磁が
解除されて第7図に実線で示す如くカートリツジ
位置決めレバー51がばね56によつて矢印c方
向に回動される。そしてそのカートリツジ位置決
めレバー51の位置決め用ローラ53がカートリ
ツジ1の一端1a側の一方の側面1cに設けられ
ている位置決め用凹部60内に係合されて、カー
トリツジ1がカートリツジ挿入部48内に正確に
位置決めされると共に、カートリツジ位置決めレ
バー51がスライドテーブル35上に取付けられ
ているマイクロスイツチ61を押圧して、そのカ
ートリツジ1の位置決め完了が検出される。
すると次に、モータ44が例えば逆回転駆動さ
れて、その駆動プーリ42により第7,8図で矢
印f方向にワイヤー41が駆動される。するとス
ライドテーブル35がそのワイヤー41によつて
引張られて第7〜9図で実線の引出位置から1点
鎖線の引込位置まで矢印Xb方向に引込まれて、
カートリツジ1がキヤリア6の垂直移送通路29
を横断して第2図に実線で示す如くストツカー2
内に収納位置と同じ位置まで引込まれる。
そしてこの引込まれたカートリツジ1は、第1
図で説明したように、キヤリア6の矢印Y方向の
垂直移送動作と、両引出爪12の矢印X方向の水
平移送動作とによつて、一度キヤリア6内に受取
られた後、ストツカー2の所定の収納棚3内にそ
の一端1aのシヤツター25側から挿入されて収
納される。
そして、以上の一連の動作の繰返しによつて、
カートリツジ給排口31に挿入したカートリツジ
1をストツカー2内に順次に自動的に供給して収
納することになる。
ところで、以上の如きストツカー2内へのカー
トリツジ1の供給に際しては、カートリツジ1を
最初にストツカー2の空いている収納棚3内に順
次収納してしまい、ストツカー2の全収納棚3内
にカートリツジ1を収納し終つた後に、その各収
納棚3内からカートリツジ1を順次引出してプレ
ーヤー4,5によつてそのカートリツジ1内のデ
イスク23に書込まれている情報を読取つてその
情報とカートリツジ1のストツカー2の収納棚3
位置と記憶する方法と、カートリツジ1をストツ
カー2内に収納する前に、プレーヤー4,5によ
つてそのカートリツジ1内のデイスク23に書込
まれている情報を読取つてその情報を記憶すると
共にカートリツジ1をストツカー2内の指定した
収納棚3位置に収納する方法とがある。
なおカートリツジ給排機構27によるストツカ
ー2内からのカートリツジ1の排出動作は、上述
したカートリツジ1の供給動作の逆動作によつて
行われる。
以上、本考案の一実施例を説明したが、本考案
の技術的思想に基づき各種の変更が可能である。
例えば、キヤリアの垂直移送手段やカートリツ
ジ給排機構によるスライドテーブルの伸縮駆動手
段は実施例に示されたものに限定されることな
く、各種の構造に変更可能である。
また、片面使用のカートリツジを用いる場合に
は、実施例で示したキヤリアの反転板による180°
反転構造は不要である。
〔応用例〕
本考案は、文書情報、映像情報、音声情報或い
はこれらの混成情報をデイスクを用いてフアイル
することが出来る各種のデイスクフアイル装置に
適用可能であり、再生(読取り)専用装置又は記
録(書込み)、再生(読取り)の両方が可能な記
録再生装置の何れにも適用可能なものである。
〔考案の効果〕
以上述べた如く本考案によれば、 (A) カートリツジをストツカーからプレーヤーへ
高速で引出して供給することが出来るので、多
数のカートリツジ内のデイスクの情報を高速で
読出すことが出来る。
(B) ストツカーの移送スペースが不要である上
に、ストツカーは縦長で垂直状をなすものであ
るから、ストツカーの設置スペースが非常に小
さく、スペースフアクターが非常に良い。
(C) カートリツジ給排口から順次挿入されるカー
トリツジをストツカー内に順次自動的に供給
し、またストツカーからカートリツジ給排口へ
カートリツジを順次自動的に排出するように構
成したものであつて、使用者が勝手にストツカ
ー内のカートリツジを入れ変えたり、カートリ
ツジの収納位置を変えたりすることが出来ない
ものであるから、ストツカー内のカートリツジ
の収納位置の記憶情報とそこに収納されている
カートリツジとが不一致となつて、指定した情
報の読出しを行えなくなるような重大な不都合
を確実に防止することが出来て、信頼性が非常
に高い。
(D) カートリツジをその一端のシヤツター側から
カートリツジ給排口に順次挿入すれば良いの
で、ストツカーに対するカートリツジの供給、
排出の作業をシヤツターに手を触れることなく
行えて、そのシヤツターを不測に破損させてし
まうような不都合を確実に防止することが出来
て、安全性が非常に高い。
(E) カートリツジ給排口は縦長で垂直状をなすデ
イスクフアイル装置に対して使用者が最も楽な
姿勢でカートリツジの供給、排出を行える高さ
位置に自由に設定することが出来るので、その
カートリツジの供給、排出の作業を最も楽な姿
勢で行える。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を適用したデイスクフアイル装置
の一実施例を示したものであつて、第1図はカー
トリツジの斜視図、第2図は全体の概略側面図、
第3図は同上の正面図、第4図は要部の拡大平面
図、第5図は要部の拡大斜視図、第6図はカート
リツジ給排口を示した斜視図、第7図〜第11図
はカートリツジ給排機構を示しており、第7図は
第2図−線矢視の拡大平面図、第8図は第7
図−線矢視の側面図、第9図は第7図−
線矢視の側面図、第10図は第7図−線矢視
の拡大断面図、第11図は第10図−線
矢視の断面図である。 また図面に用いられた符号において、1……カ
ートリツジ、1a……カートリツジの一端、2…
…ストツカー、3……収納棚、4……プレーヤ
ー、5……プレーヤー、6……キヤリア、7……
キヤリア移送手段、23……デイスク、24……
ヘツド挿入用開口、25……シヤツター、27…
…カートリツジ給排機構、30……前面パネル、
31……カートリツジ給排口、35……スライド
テーブルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部にデイスクが収納されかつ一端側にヘツド
    挿入用開口を開閉するシヤツターが取付けられて
    いる薄形の多数のカートリツジと、水平状をなす
    多数の収納棚が垂直方向に平行状に設けられてい
    て多数のカートリツジをその一端のシヤツター側
    から各収納棚内に水平状に挿入して収納させてあ
    る縦長で垂直状をなすストツカーと、このストツ
    カーの下部又は上部に配置されかつ多数のカート
    リツジがその一端のシヤツター側から水平状に選
    択的に供給されることによつてそのカートリツジ
    内のデイスクに情報の書込み、読取りを行うよう
    になされたプレーヤーと、ストツカーから選択的
    に引出したカートリツジをストツカーの前面に沿
    つてプレーヤーまで移送させた後そのカートリツ
    ジをその一端のシヤツター側からプレーヤー内に
    水平状に供給するようになされたストツカー及び
    プレーヤーの前面に沿つて垂直方向に直線的に移
    送されるキヤリアと、このキヤリアの垂直移送通
    路を挾んでストツカーとは反対側の所定高さ位置
    に設けられたカートリツジ給排口と、このカート
    リツジ給排口に対向させてストツカーの所定高さ
    位置に配置されかつキヤリアの垂直移送通路を横
    断してカートリツジ給排口へ水平状に延出される
    伸縮自在のスライドテーブルを有するカートリツ
    ジ給排機構とを有し、カートリツジをその一端の
    シヤツター側からカートリツジ給排口内に順次挿
    入することによりそのカートリツジをカートリツ
    ジ給排機構のスライドテーブルによつてキヤリア
    の垂直移送通路を横断して順次引込むように構成
    し、その順次引込んだカートリツジをキヤリアで
    受取つてストツカーに順次収納させるように構成
    したデイスクフアイル装置。
JP9924784U 1984-06-30 1984-06-30 デイスクフアイル装置 Granted JPS6116753U (ja)

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JP9924784U JPS6116753U (ja) 1984-06-30 1984-06-30 デイスクフアイル装置

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Publication Number Publication Date
JPS6116753U JPS6116753U (ja) 1986-01-31
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JP2677563B2 (ja) * 1987-07-31 1997-11-17 株式会社東芝 集合型デイスク装置

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