JPH0345298Y2 - - Google Patents

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JPH0345298Y2
JPH0345298Y2 JP3488785U JP3488785U JPH0345298Y2 JP H0345298 Y2 JPH0345298 Y2 JP H0345298Y2 JP 3488785 U JP3488785 U JP 3488785U JP 3488785 U JP3488785 U JP 3488785U JP H0345298 Y2 JPH0345298 Y2 JP H0345298Y2
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reel
reel shaft
shaft
tape cassette
cabinet body
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、テープカセツトを上下もしくは前後
二段に配置した、例えば、テープレコーダ等に用
いられる二段リール台機構に関する。
(従来技術およびその問題点) 従来、この種の二段リール台機構として、例え
ば、特開昭58−185056号公報に開示されたものが
ある。この二段リール台機構は、キヤビネツト本
体の後面側に配置された第一リール軸とキヤビネ
ツト本体の前面側に配置された第二リール軸とが
リールレスト歯車と一体的に回転されるため、例
えば、編集録音をする場合に、一方のリール軸だ
けを回転させることができないという付具合があ
り、このために、テープカセツトが二個装着され
ている場合と、一個装着されている場合との巻取
トルクに差を生じるという問題があつた。
そこで、後面側の第一リール軸と前面側の第二
リール軸とを独立して回転させる構造にすること
が考えられる。ところが、各々独立して回転させ
た両リール軸を停止する場合、両リール軸の係合
片が一直線上に並ぶことはほとんどなく、ずれて
停止する。
この場合、テープカセツトのリールハブの突起
部に回転力を伝達する係合片が軸心周りに複数個
形成されるとともに全係合片が同形状となされた
従来のリール軸を単に二段に重ねた構造のもので
は、後面側のテープカセツトを取出す際、そのリ
ールハブの突起部が前面側の第二リール軸に形成
された複数の係合片のうちの二つ以上と干渉し、
リールハブと第二リール軸との相対的な回転が困
難になるという問題を生じる。
(考案の目的) 本考案は上記問題点に鑑み、同軸上に二段に配
された各リール軸をそれぞれ独立して回転可能と
なし、かつ、キヤビネツト本体の後面奥側に配さ
れたテープカセツトの円滑な取出しを可能にした
二段リール台機構を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案の二段リール台機構は、回転駆動源に連
係されるとともに、キヤビネツト本体の後面側に
配置されたテープカセツトのリールハブの突起部
に係合して回転駆動源の回転力を伝達する係合片
が軸心周りに複数個突出して設けられた第一リー
ル軸と、 前記回転駆動源に連係されるとともに、前記第
一リール軸と同軸状にかつ第一リール軸と独立し
て回転可能に設けられ、キヤビネツト本体の前面
側に配置されたテープカセツトのリールハブの突
起部に係合して回転駆動源の回転力を伝達する係
合片が軸心周りに複数個突出して設けられた第二
リール軸とを備え、 前記第二リール軸がキヤビネツト本体の前面側
に、前記第一リール軸がキヤビネツト本体の後面
側に配置されるとともに、前記第二リール軸に設
けられた複数個の係合片のうち一つの係合片が他
の総ての係合片より前記第一リール軸側に向かつ
て長く形成されたものである。
(作用) 第一リール軸に装着されたテープカセツトを取
出す際、第一リール軸の係合片に案内されキヤビ
ネツト本体の前面側に移動したテープカセツトの
リールハブの突起部は、第二リール軸の係合片の
うちキヤビネツト本体の後面側に長くなされた一
つの係合片とのみ干渉し、第二リール軸とリール
ハブとの相対的な回転が容易になる。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図ないし第3図を参
照して説明する。
第1図は二段リール台機構の概略構成を示して
いる。
図示しないテープカセツト装填部内のシヤーシ
1に形成された中空軸部2の外側に第一リール軸
3が回転可能に嵌挿され、この第一リール軸3に
回転駆動源(図示省略)の回転力を伝達する第一
回転体4が回転可能に外嵌されている。第一リー
ル軸3には第一フランジ部5が形成され、この第
一フランジ部5の前記第一回転体4に対向する面
に環状の摩擦部材(例えばフエルト等)6が固着
されている。また、第一回転体4と第一リール軸
3に設けられた第二フランジ部7との間にスプリ
ング8が嵌着されている。このスプリング8の弾
性力によつて第一フランジ部5に固着された摩擦
部材6に第一回転体4が圧接され、回転駆動源の
回転力が第一リール軸3に伝達される。
一方、第二リール軸10のシヤフト11が、前
記中空軸部2の先端部(すなわち、図示しないキ
ヤビネツト本体の前面側:第1図においては上
側)からこの中空軸部内に回転可能に挿通され、
中空軸部2の基端部からキヤビネツト本体の後面
側(第1図においては下側)に突出したシヤフト
11にスリツプローラ12が固着されている。こ
のスリツプローラ12に前記回転駆動源の回転力
を伝達する第二回転体13が回転可能に外嵌され
ている。スリツプローラ12には第一フランジ部
14が形成され、この第一フランジ部14の前記
第二回転体13に対向する面に環状の摩擦部材
(例えばフエルト等)15が固着されている。ま
た、第二回転体13とスリツプローラ12に設け
られた第二フランジ部16との間にスプリング1
7が嵌着されている。このスプリング17の弾性
力によつて第一フランジ部14に固着された摩擦
部材15に第二回転体13が圧接され、回転駆動
源の回転力が第二リール軸10に伝達される。す
なわち、第二リール軸10がキヤビネツト本体の
前面側に、第一リール軸3がキヤビネツト本体の
後面側に配置されている。32は前記第一リール
軸3に装着されたキヤビネツト本体の後面側(以
下、この明細書において奥側という。)のテープ
カセツト、33は前記第二リール軸10に装着さ
れたキヤビネツト本体の前面側(以下、この明細
書において手前側という。)のテープカセツトで
ある。
第2図は第一リール軸3および第二リール軸1
0を示している。第二リール軸10には、テープ
カセツトのリールハブ30(第3図参照)に形成
された突起部31,31…に係合するように軸心
周りの三ケ所に半径方向に突出した係合片20,
21,22がそれぞれ形成されている。この三つ
の係合片のうち一つの係合片(以下長係合片とい
う)20は他の係合片21,22よりも奥側端部
が奥側(すなわち第一リール軸3側;第2図にお
いて下側)に長くなされている。また、長係合片
20および係合片21,22の奥側端部は、傾斜
部20a,21a,22aになされている。ただ
し、傾斜部は長係合片20にのみ設けてもよい。
なお、第一リール軸3にも、テープカセツトのリ
ールハブ30に形成された突起部31,31…に
係合するように、軸心周りの三ケ所に半径方向に
突出した係合片25,26,27がそれぞれ形成
されている。
次に、上記構成の二段リール台機構の動作を説
明する。
この二段リール台機構には、あらかじめ第一リ
ール軸3に奥側のテープカセツト32が、第二リ
ール軸10に手前側のテープカセツト33がそれ
ぞれ装着され、これらテープカセツトの各リール
ハブ30,30に形成された突起部31,31…
が第一リール軸3および第二リール軸10の各係
合片20,21,22,25,26,27に係合
されている。
まず、回転駆動源から第一回転体4を介して第
一リール軸3に回転力が伝達され、第一リール軸
3に形成された係合片25,26,27がテープ
カセツトのリールハブ30に形成された突起部3
1,31…に係合することにより、テープカセツ
ト32の磁気テープが巻取られる。また、同様に
して、回転駆動源から第二回転体13、スリツプ
ローラ12を介して第二リール軸10に回転力が
伝達され、第二リール軸10に形成された長係合
片20および係合片21,22がテープカセツト
のリールハブ30に形成された突起部31,31
…に係合することにより、テープカセツト33の
磁気テープが巻取られる。
このようにして、第一リール軸3と第二リール
軸10とが独立して回転する構造のものでは、第
一リール軸3の係合片25,26,27と第二リ
ール軸10の長係合片20および係合片21,2
2とが停止した状態で一直線上に並ぶことはほと
んどない。
したがつて、第一リール軸3に装着されたテー
プカセツトを取出す場合、第一リール軸3の係合
片25,26,27に案内されて手前側に移動さ
れたリールハブ30の突起部31,31…が第二
リール軸10の長係合片20と干渉するが、本考
案の構造では、干渉する部分がこの長係合片20
の一箇所だけであり、しかも、長係合片20の奥
側端部は傾斜部20aになされているので、第二
リール軸10とリールハブ30の相対的な回転が
容易になる。したがつて、第二リール軸10とリ
ールハブ30とが互いに反対方向に回転してず
れ、リールハブ30の突起部31,31…と第二
リール軸10の長係合片20との干渉が解除され
るから、次に第二リール軸10の長係合片20お
よび係合片21,22にリールハブ30の突起部
31,31…が案内されてテープカセツトを取出
すことができる。
なお、第一リール軸3に形成された係合片2
5,26,27の手前側端部と第二リール軸10
に形成された長係合片20の奥側端部との隙間B
(第2図参照)をテープカセツトのリールハブ3
0の厚みより大きくすると、第一リール軸3に装
着されたテープカセツトを取出す際、テープカセ
ツトが第一リール軸3の係合片25,26,27
に案内されて手前側に移動した後、隙間B部分で
第一リール軸3の係合部25,26,27との係
合がはずれ、テープカセツトのリールハブ30は
単独で回転可能となる。したがつて、テープカセ
ツトが第二リール軸10の長係合片20に当る際
のリールハブ30と第二リール軸10との相対的
な回転をより容易に行うことができる。
さらに、隙間B部分の径と第二リール軸10の
径とを等しくし、径方向の段差が生じないように
しておくと、第一リール軸3に装着されたテープ
カセツトを取出す際、テープカセツトのリールハ
ブ30の突起部31,31…が第二リール軸10
の奥側端部に当たることなく、円滑なテープカセ
ツトの取出しを行うことができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の二段リール台機
構によれば、二段リール台のそれぞれのリール軸
を完全に独立した状態で駆動することができるか
ら、それぞれのリール軸に装着されたテープカセ
ツトを一定の巻取りトルクで個々に巻取ることが
できる。しかも、第一リール軸に装着されたテー
プカセツトを取出す際、リールハブの突起部と干
渉するのは第二リール軸の一つの係合片だけであ
るから、リールハブと第二リール軸との相対的な
回転が容易で、テープカセツトの円滑な取出しが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図は中央縦断面図、第2図は第一リール
軸および第二リール軸の正面図、第3図はリール
軸にリールハブが装着された状態の平面図であ
る。 1…シヤーシ、3…第一リール軸、10…第二
リール軸、20…長係合片、21,22,25,
26,27…係合片、30…リールハブ、31…
突起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープ装填部内にキヤビネツト本体の前面から
    重ねた状態で装填された二つのテープカセツトを
    駆動するものであつて、 回転駆動源に連係されるとともに、キヤビネツ
    ト本体の後面側に配置されたテープカセツトのリ
    ールハブの突起部に係合して回転駆動源の回転力
    を伝達する係合片が軸心周りに複数個突出して設
    けられた第一リール軸と、 前記回転駆動源に連係されるとともに、前記第
    一リール軸と同軸状にかつ第一リール軸と独立し
    て回転可能に設けられ、キヤビネツト本体の前面
    側に配置されたテープカセツトのリールハブの突
    起部に係合して回転駆動源の回転力を伝達する係
    合片が軸心周りに複数個突出して設けられた第二
    リール軸とを備え、 前記第二リール軸がキヤビネツト本体の前面側
    に、前記第一リール軸がキヤビネツト本体の後面
    側に配置されるとともに、前記第二リール軸に設
    けられた複数個の係合片のうち一つの係合片が他
    の総ての係合片より前記第一リール軸側に向かつ
    て長く形成されたことを特徴とする二段リール台
    機構。
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