JPH0345152B2 - - Google Patents
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- JPH0345152B2 JPH0345152B2 JP7976088A JP7976088A JPH0345152B2 JP H0345152 B2 JPH0345152 B2 JP H0345152B2 JP 7976088 A JP7976088 A JP 7976088A JP 7976088 A JP7976088 A JP 7976088A JP H0345152 B2 JPH0345152 B2 JP H0345152B2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21B—FIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
- D21B1/00—Fibrous raw materials or their mechanical treatment
- D21B1/04—Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
- D21B1/12—Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by wet methods, by the use of steam
- D21B1/30—Defibrating by other means
- D21B1/32—Defibrating by other means of waste paper
- D21B1/325—Defibrating by other means of waste paper de-inking devices
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21D—TREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
- D21D5/00—Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
- D21D5/02—Straining or screening the pulp
- D21D5/04—Flat screens
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/64—Paper recycling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Paper (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ 発明の目的
(産業上の利用分野)
本発明は、紙、パルプ業界等において用いる紙
料精選装置。詳しくは、処理原料から混入する重
質、軽質異物と共にインキを除去した後、終料の
みをスクリーンプレートを通して精選し、良質の
精選紙料を効率良く得る装置に関する。
料精選装置。詳しくは、処理原料から混入する重
質、軽質異物と共にインキを除去した後、終料の
みをスクリーンプレートを通して精選し、良質の
精選紙料を効率良く得る装置に関する。
(従来の技術)
従来、処理原料から重質異物と軽質異物の両方
を除去した後に、紙料をスクリーンプレートを通
過させて精選する紙料精選機は、本発明者の発明
になる特公昭59−34838号公報により公知であり、
この精選機は、薄形の一次室と二次室とをスクリ
ーンプレートを挾んで配設し、一次室に前記スク
リーンプレートに接近させたインペラを設け、一
次室の正面壁に前記インペラの中心部に対応させ
て紙料の送入口を設け、この送入口の内側には送
入口と同心状の軽質異物の収集器を配設して、配
管により分離器と接続し、前記一次室の外周には
接線状に重質異物の排出口を設けて、配管により
分離室と接続した構成のものである。
を除去した後に、紙料をスクリーンプレートを通
過させて精選する紙料精選機は、本発明者の発明
になる特公昭59−34838号公報により公知であり、
この精選機は、薄形の一次室と二次室とをスクリ
ーンプレートを挾んで配設し、一次室に前記スク
リーンプレートに接近させたインペラを設け、一
次室の正面壁に前記インペラの中心部に対応させ
て紙料の送入口を設け、この送入口の内側には送
入口と同心状の軽質異物の収集器を配設して、配
管により分離器と接続し、前記一次室の外周には
接線状に重質異物の排出口を設けて、配管により
分離室と接続した構成のものである。
(発明が解決しようとする課題)
前記した従来の紙料精選機は、処理原料中に混
入する重質異物は、旋回によつて生じる遠心力の
作用で正面壁に沿つて中央部から外周へ移動し、
この部分に集中されて排出口から外部へ排出さ
れ、一方軽質異物は、旋回流の中心が低圧である
ため、この低圧部、即ち、ラツパ状収集器の正面
に集まり、渦巻きながら収集器へ流入して外部へ
排出されるため、一次室のインペラ側には、重質
及び軽質の異物を除去された紙料のみが存在し
て、インペラの回転により一次室側と二次室側に
差圧を生じ、インペラの間断ない掃除作用で目詰
まりしないスクリーンプレートを順調に通つて、
効率良く精選される特徴を有するものであつた。
入する重質異物は、旋回によつて生じる遠心力の
作用で正面壁に沿つて中央部から外周へ移動し、
この部分に集中されて排出口から外部へ排出さ
れ、一方軽質異物は、旋回流の中心が低圧である
ため、この低圧部、即ち、ラツパ状収集器の正面
に集まり、渦巻きながら収集器へ流入して外部へ
排出されるため、一次室のインペラ側には、重質
及び軽質の異物を除去された紙料のみが存在し
て、インペラの回転により一次室側と二次室側に
差圧を生じ、インペラの間断ない掃除作用で目詰
まりしないスクリーンプレートを順調に通つて、
効率良く精選される特徴を有するものであつた。
しかし、この精選機は、インキの除去機能を備
えていないため、インキが混入する故紙原料の精
選に使用すると、精選紙料がインキを含んで排出
され、これを後処理において除去しなければなら
ないから、公知のフローテーターを設置する必要
が生じ、設備費、動力費、等がかさんで、処理に
時間がかかるため処理コストが高く付く問題点が
あつた。
えていないため、インキが混入する故紙原料の精
選に使用すると、精選紙料がインキを含んで排出
され、これを後処理において除去しなければなら
ないから、公知のフローテーターを設置する必要
が生じ、設備費、動力費、等がかさんで、処理に
時間がかかるため処理コストが高く付く問題点が
あつた。
本発明は、前記した従来の問題点を解決するた
めになされたもので、インペラにより渦流を生じ
させる一次室を解放形とし、その中心部に気泡を
発生させる空気を供給して、遠心力による重質、
軽質の異物の除去に加えて、気泡の浮上によるイ
ンキの除去をも行わせ、フローテーターによる後
処理不要で、インキを含まない良質な精選紙料を
低コストで得ることが紙料精選装置を提供するこ
とを目的としている。
めになされたもので、インペラにより渦流を生じ
させる一次室を解放形とし、その中心部に気泡を
発生させる空気を供給して、遠心力による重質、
軽質の異物の除去に加えて、気泡の浮上によるイ
ンキの除去をも行わせ、フローテーターによる後
処理不要で、インキを含まない良質な精選紙料を
低コストで得ることが紙料精選装置を提供するこ
とを目的としている。
ロ 発明の構成
(課題を解決するための手段)
前記目的を達成するための本発明の手段は、ス
クリーンプレートにより区画される二次室を一方
に隣接し、他方に異物の排出口を開口させた一次
室の内部に、前記スクリーンプレートの近くにお
いて高速回転されるインペラを設け、このインペ
ラの中心部近くに、前記一次室へ外から原料を送
入する送入管の出口端を対応させ、前記原料送入
管の内部には原料中へ空気を供給する給気手段を
配設したことを特徴とする紙料精選装置の構成に
ある。
クリーンプレートにより区画される二次室を一方
に隣接し、他方に異物の排出口を開口させた一次
室の内部に、前記スクリーンプレートの近くにお
いて高速回転されるインペラを設け、このインペ
ラの中心部近くに、前記一次室へ外から原料を送
入する送入管の出口端を対応させ、前記原料送入
管の内部には原料中へ空気を供給する給気手段を
配設したことを特徴とする紙料精選装置の構成に
ある。
(作 用)
前記した構成の紙料精選装置は、インペラを高
速回転させて、その中心部へ出口端が開口してい
る原料送入管から原料を、該原料送入管内へ挿入
した給気手段から空気をそれぞれ供給すると、空
気が気泡化して原料中へ混入し、原料と共に高速
回転するインペラの中心部に衝突して、強力な攪
拌作用を受けるため微細に粉砕されて微気泡とな
り、原料中へ平均に分散する。このように微気泡
が分散混入した原料は、インペラの回転により回
流を与えられ、一次室内を高速度で旋回流動す
る。従つて、紙料とこれに混入異物には遠心力が
働いて、この遠心力は比重に比例するから、原料
中の重質異物は大きな遠心力を受けて、一次室の
外周側に集まり、外周壁に沿つて旋回しながら上
昇し、軽質異物と微気泡とは一次室の中央部に集
まり、インキ等の紙料との比重差が少ないもの
も、微気泡に付着して浮上性を増し、原料送入管
に沿つて一次室の中央部を上昇し、溢出口に達す
るとここから溢出口の外に周設した異物受へ溢出
するから、一次室のインペラの近くには、中間的
比重の紙料のみが残存し、この紙料は、前記イン
ペラが高速回転してキヤビテーシヨンを起こし、
スクリーンプレートを強力に掃除して、その孔又
はスリツトが細かくても、目詰まりさせないた
め、スクリーンプレートの孔やスリツトが細かく
ても紙料は遅滞なくこれら通過し、二次室へ送ら
れてこの室から次の処理工程へ送られる。
速回転させて、その中心部へ出口端が開口してい
る原料送入管から原料を、該原料送入管内へ挿入
した給気手段から空気をそれぞれ供給すると、空
気が気泡化して原料中へ混入し、原料と共に高速
回転するインペラの中心部に衝突して、強力な攪
拌作用を受けるため微細に粉砕されて微気泡とな
り、原料中へ平均に分散する。このように微気泡
が分散混入した原料は、インペラの回転により回
流を与えられ、一次室内を高速度で旋回流動す
る。従つて、紙料とこれに混入異物には遠心力が
働いて、この遠心力は比重に比例するから、原料
中の重質異物は大きな遠心力を受けて、一次室の
外周側に集まり、外周壁に沿つて旋回しながら上
昇し、軽質異物と微気泡とは一次室の中央部に集
まり、インキ等の紙料との比重差が少ないもの
も、微気泡に付着して浮上性を増し、原料送入管
に沿つて一次室の中央部を上昇し、溢出口に達す
るとここから溢出口の外に周設した異物受へ溢出
するから、一次室のインペラの近くには、中間的
比重の紙料のみが残存し、この紙料は、前記イン
ペラが高速回転してキヤビテーシヨンを起こし、
スクリーンプレートを強力に掃除して、その孔又
はスリツトが細かくても、目詰まりさせないた
め、スクリーンプレートの孔やスリツトが細かく
ても紙料は遅滞なくこれら通過し、二次室へ送ら
れてこの室から次の処理工程へ送られる。
一方、溢出口から溢出した重質、軽質の異物や
インキ等は、異物受けから配管により紙料の回収
装置へ送られ、この装置により異物に付着して排
出された紙料を回収され、回収された紙料は処理
原料に加えられて、再び原料送入管により本発明
の精選装置に送られて再処理され、紙料を無駄な
く利用することができるようにする。
インキ等は、異物受けから配管により紙料の回収
装置へ送られ、この装置により異物に付着して排
出された紙料を回収され、回収された紙料は処理
原料に加えられて、再び原料送入管により本発明
の精選装置に送られて再処理され、紙料を無駄な
く利用することができるようにする。
(実施例)
以下に本発明に関する紙料精選装置の実施例の
一例を図面に基づいて説明する。
一例を図面に基づいて説明する。
図面第1図は、縦形で円錘形の一次室を用いた
実施例を示すもので、この実施例における一次室
1は、縦断面形状を下側より上側が順次につぼま
る截頭円錘形に形成し、下部から上部へ重質異物
が旋回上昇しても、旋回速度の低下を生じないよ
うにし、又、横断面形状は円形か、これに近い多
角形等に形成して、内部での原料及び異物の旋回
流動が円滑に行われるようにしてあり、この一次
室1の大径側の端には、微小な孔又はスリツト2
を備えるスクリーンプレート3により、該一次室
1と区画された二次室4を隣接してこの二次室4
にスクリーンプレート3を通り、二次室4に入つ
た精選紙料を次の処理工程へ送る送出口5を設
け、小径側の端には、前記した一次室1内を上昇
して来る異物の溢出口6を開口させ、この溢出口
6の外側に、溢出した異物を受ける異物受7を設
け、この異物受7に異物を紙料の回収装置(図面
省略)へ送る送出口8が設けられており、一次室
1の下部には、常時は閉じて置き、大形異物が入
た時にあけて異物を取出す異物の排出口9を設け
てある。
実施例を示すもので、この実施例における一次室
1は、縦断面形状を下側より上側が順次につぼま
る截頭円錘形に形成し、下部から上部へ重質異物
が旋回上昇しても、旋回速度の低下を生じないよ
うにし、又、横断面形状は円形か、これに近い多
角形等に形成して、内部での原料及び異物の旋回
流動が円滑に行われるようにしてあり、この一次
室1の大径側の端には、微小な孔又はスリツト2
を備えるスクリーンプレート3により、該一次室
1と区画された二次室4を隣接してこの二次室4
にスクリーンプレート3を通り、二次室4に入つ
た精選紙料を次の処理工程へ送る送出口5を設
け、小径側の端には、前記した一次室1内を上昇
して来る異物の溢出口6を開口させ、この溢出口
6の外側に、溢出した異物を受ける異物受7を設
け、この異物受7に異物を紙料の回収装置(図面
省略)へ送る送出口8が設けられており、一次室
1の下部には、常時は閉じて置き、大形異物が入
た時にあけて異物を取出す異物の排出口9を設け
てある。
10は前記した一次室1内にスクリーンプレー
トに接近させて設けたインペラで、二次室4の外
に出る軸11を動力12により駆動し、高速度で
回転させると、第2図及び第3図に示す裏羽根a
がスクリーンプレート3の近くにキヤビテーシヨ
ンを生じるよう構成され、このインペラ10は、
その中心部へ供給される原料や気泡を強力に攪拌
して、気泡を微細に粉砕して原料中へ均一に混合
させると共に、原料や異物に一次室1内で旋回流
動する力を与える。
トに接近させて設けたインペラで、二次室4の外
に出る軸11を動力12により駆動し、高速度で
回転させると、第2図及び第3図に示す裏羽根a
がスクリーンプレート3の近くにキヤビテーシヨ
ンを生じるよう構成され、このインペラ10は、
その中心部へ供給される原料や気泡を強力に攪拌
して、気泡を微細に粉砕して原料中へ均一に混合
させると共に、原料や異物に一次室1内で旋回流
動する力を与える。
13は前記した一次室1への原料送入管で、異
物の溢出口6から一次室1へ入り、その中心部を
下降して、その先端を前記インペラ10の中心部
に接近させて、この部分をラツパ形に拡がらせて
あり、後記する給気手段の送入に対処して上部の
側方に原料供給口14が設けられている。
物の溢出口6から一次室1へ入り、その中心部を
下降して、その先端を前記インペラ10の中心部
に接近させて、この部分をラツパ形に拡がらせて
あり、後記する給気手段の送入に対処して上部の
側方に原料供給口14が設けられている。
15は前記した原料送入管13の中心へ挿入し
た給気管で、原料送入管13よりも若干短く形成
し、空気を送風機等を用いて強制的に送り込む
か、原料送入管13とほぼ同じ長に形成して、先
端をインペラ10の中心に接近させ、インペラ1
0の回転により生じる吸引力を利用して、空気の
取入れを行わせるようにし、該給気管15の周面
には、散気効果を良くするためになるべく小径と
した無数の散気孔16を形成し、これらの散気孔
16から空気を吹出させて原料中へ混入させ、前
記したインペラ10の中心部へ原料と共に衝突さ
せて、更に、微気泡に粉砕して、原料中へ均一に
分散させるようにしたものである。
た給気管で、原料送入管13よりも若干短く形成
し、空気を送風機等を用いて強制的に送り込む
か、原料送入管13とほぼ同じ長に形成して、先
端をインペラ10の中心に接近させ、インペラ1
0の回転により生じる吸引力を利用して、空気の
取入れを行わせるようにし、該給気管15の周面
には、散気効果を良くするためになるべく小径と
した無数の散気孔16を形成し、これらの散気孔
16から空気を吹出させて原料中へ混入させ、前
記したインペラ10の中心部へ原料と共に衝突さ
せて、更に、微気泡に粉砕して、原料中へ均一に
分散させるようにしたものである。
前記実施例において、一次室1と二次室4とを
区画するスクリーンプレート3として、0.15mmの
スリツト目のものを用い、インペラ10を先端速
度で30m/miで回転させ、原料供給管13から
2Kg/cm2の圧力で原料を送り込み、1.5mmの散気
孔16を設けた給気管15から3Kg/cm2の圧力で
空気を供給して、精選処理を行つた。
区画するスクリーンプレート3として、0.15mmの
スリツト目のものを用い、インペラ10を先端速
度で30m/miで回転させ、原料供給管13から
2Kg/cm2の圧力で原料を送り込み、1.5mmの散気
孔16を設けた給気管15から3Kg/cm2の圧力で
空気を供給して、精選処理を行つた。
その結果、精選紙料は、重質、軽質異物と共に
インキも良く除かれていて、フローテーターによ
る脱インキの後処理が不要であり、又、遠心分離
と浮上分離の相乗作用によつて、処理の濃度は
1.5〜2.0でも良く、従つて、従来のフローテータ
ーによる処理濃度1.0以下に比べて、1.5〜2.0倍の
高い濃度処理が可能であり、又、排出異物の密度
も高くなるため、原料量と排出異物量の比、即
ち、テール率が3〜4%であり、従来一般の精選
装置が10〜15%であるのに対して、1/3以下に減
少していた。
インキも良く除かれていて、フローテーターによ
る脱インキの後処理が不要であり、又、遠心分離
と浮上分離の相乗作用によつて、処理の濃度は
1.5〜2.0でも良く、従つて、従来のフローテータ
ーによる処理濃度1.0以下に比べて、1.5〜2.0倍の
高い濃度処理が可能であり、又、排出異物の密度
も高くなるため、原料量と排出異物量の比、即
ち、テール率が3〜4%であり、従来一般の精選
装置が10〜15%であるのに対して、1/3以下に減
少していた。
図面第4図は、縦形で直円筒形の一次室を用い
た実施例を示すもので、この実施例における一次
室1′は、縦断面形状が下側と上側が等径の筒形
に形成されて、一次室1′の下部から上部へ重質
異物が旋回上昇すると、次第に旋回速度を低下す
る傾向を生じ、重質異物の分離能力に劣るから、
重質異物の混入が少ない原料の処理に適し、その
横断面形状は円形か、これに近い多角形等に形成
して、内部での原料及び異物の旋回流動が円滑に
行わせることは円錘形の一次室と同一であり、そ
の他の各部の構成は、第1図に示す実施例のもの
と同一であるから、同一部材は同一符号を付し、
構成に関する説明は省略した。
た実施例を示すもので、この実施例における一次
室1′は、縦断面形状が下側と上側が等径の筒形
に形成されて、一次室1′の下部から上部へ重質
異物が旋回上昇すると、次第に旋回速度を低下す
る傾向を生じ、重質異物の分離能力に劣るから、
重質異物の混入が少ない原料の処理に適し、その
横断面形状は円形か、これに近い多角形等に形成
して、内部での原料及び異物の旋回流動が円滑に
行わせることは円錘形の一次室と同一であり、そ
の他の各部の構成は、第1図に示す実施例のもの
と同一であるから、同一部材は同一符号を付し、
構成に関する説明は省略した。
第5図は横形で円錘形の実施例を示すもので、
第1図に示す実施例の装置を、一次室1と二次室
4の軸心が水平、若しくは、水平に対して若干傾
くように設置したもので、これに伴い、一次室1
の異物溢出口6が横に向いてしまうから、この溢
出口6を曲げ伸ばして上に向け、第1図及び第2
図の実施例と同様に除去された異物が溢出口6か
ら外へ溢出して除去されるようにしたもので、他
の構成は第1図に示す実施例のものと同一である
から、同一部材に同一符号を付し、構成の説明は
省略した。
第1図に示す実施例の装置を、一次室1と二次室
4の軸心が水平、若しくは、水平に対して若干傾
くように設置したもので、これに伴い、一次室1
の異物溢出口6が横に向いてしまうから、この溢
出口6を曲げ伸ばして上に向け、第1図及び第2
図の実施例と同様に除去された異物が溢出口6か
ら外へ溢出して除去されるようにしたもので、他
の構成は第1図に示す実施例のものと同一である
から、同一部材に同一符号を付し、構成の説明は
省略した。
ハ 発明の効果
前記のように構成される本発明の紙料精選装置
は、重質、軽質の異物除去に加えて、インキの除
去ができ、従来インキの除去に使つたフローテー
ターが不要となり、その設備費、動力費が節減さ
れると共に、精選と同時の脱インキは処理時間が
短縮されて、大幅な処理費用の低減が計れる。
は、重質、軽質の異物除去に加えて、インキの除
去ができ、従来インキの除去に使つたフローテー
ターが不要となり、その設備費、動力費が節減さ
れると共に、精選と同時の脱インキは処理時間が
短縮されて、大幅な処理費用の低減が計れる。
この装置による脱インキは、遠心分離と浮上分
離が相乗作用して効果的に行われ、従来よりも
1.5〜20倍の高い濃度での処理が可能であり、排
出される異物密度が高いから、テール率が従来の
精選装置の1/3以下に減少する。
離が相乗作用して効果的に行われ、従来よりも
1.5〜20倍の高い濃度での処理が可能であり、排
出される異物密度が高いから、テール率が従来の
精選装置の1/3以下に減少する。
原料と共に空気をインペラの中心部へ衝突させ
るから、空気を微細気泡に粉砕して、原料中へ平
均に分散させ、混入インキの付着を旺盛にしたか
ら、浮上分離の機能が充分に発揮されると共に、
遠心力による紙料とインキの強制分離により、狭
い一次室内においても脱インキは従来のフローテ
ーターと同様に達成されて、精選紙料中にインキ
が殆ど混入しない。
るから、空気を微細気泡に粉砕して、原料中へ平
均に分散させ、混入インキの付着を旺盛にしたか
ら、浮上分離の機能が充分に発揮されると共に、
遠心力による紙料とインキの強制分離により、狭
い一次室内においても脱インキは従来のフローテ
ーターと同様に達成されて、精選紙料中にインキ
が殆ど混入しない。
紙料はインキの除去と共に、重質、軽質の総て
の異物を除去され、紙料のみがスクリーンプレー
トに達して、インペラの回転により生じるキヤビ
テーシヨンにより絶えず掃除されて目詰まりをし
ないスクリーンプレートを容易に通るから、スク
リーンプレートの目孔、スリツトが小さくても紙
料が容易に通過して、精選度と精選能力の大幅な
向上が計れる。
の異物を除去され、紙料のみがスクリーンプレー
トに達して、インペラの回転により生じるキヤビ
テーシヨンにより絶えず掃除されて目詰まりをし
ないスクリーンプレートを容易に通るから、スク
リーンプレートの目孔、スリツトが小さくても紙
料が容易に通過して、精選度と精選能力の大幅な
向上が計れる。
等の特有の効果を奏するものである。
第1図は本発明に関する紙料精選装置の実施例
を示す縦断正面図。第2図は第1図のX−X線に
おける断面図。第3図は同上におけるスクリーン
プレートとインペラとの関係を示す一部分の斜視
図。第4図は他の実施例を示す縦断正面図。第5
図は更に他の実施例を示す縦断正面図である。 図において1は一次室、4は二次室、3はスク
リーンプレート、6は異物の溢出口、10はイン
ペラ、13は原料送入管、15は給気手段であ
る。
を示す縦断正面図。第2図は第1図のX−X線に
おける断面図。第3図は同上におけるスクリーン
プレートとインペラとの関係を示す一部分の斜視
図。第4図は他の実施例を示す縦断正面図。第5
図は更に他の実施例を示す縦断正面図である。 図において1は一次室、4は二次室、3はスク
リーンプレート、6は異物の溢出口、10はイン
ペラ、13は原料送入管、15は給気手段であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 スクリーンプレートにより区画される二次室
を一方に隣接し、他方に異物の溢出口を開口させ
た一次室の内部に、前記スクリーンプレートの近
くにおいて高速回転されるインペラを設け、この
インペラの中心部近くに、前記一次室へ外から原
料を送入する送入管の出口端を対応させ、前記原
料送入管の内部には原料中へ空気を供給する給気
手段を配設したことを特徴とする紙料精選装置 2 請求項第1項における一次室と二次室が、そ
の軸心を垂直に向けた縦形に設置されることを特
徴とした紙料精選装置。 3 請求項第1項における一次室と二次室が、そ
の軸心を水平に向けた横形に設置されることを特
徴とした紙料精選装置。 4 請求項第1項における給気手段から原料中へ
自然給気させることを特徴とした紙料精選装置。 5 請求項第1項における給気手段から送風機等
により強制給気させることを特徴とした紙料精選
装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63079760A JPH01250487A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 紙料精選装置 |
US07/325,644 US4913359A (en) | 1988-03-31 | 1989-03-20 | Paper material refining apparatus |
CA 594863 CA1313600C (en) | 1988-03-31 | 1989-03-28 | Paper material refining apparatus |
DE19893910349 DE3910349A1 (de) | 1988-03-31 | 1989-03-30 | Papiermaterial-aufbereitungsvorrichtung |
KR1019890004207A KR920008777B1 (ko) | 1988-03-31 | 1989-03-31 | 종이원료정제장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63079760A JPH01250487A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 紙料精選装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01250487A JPH01250487A (ja) | 1989-10-05 |
JPH0345152B2 true JPH0345152B2 (ja) | 1991-07-10 |
Family
ID=13699177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63079760A Granted JPH01250487A (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 紙料精選装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4913359A (ja) |
JP (1) | JPH01250487A (ja) |
KR (1) | KR920008777B1 (ja) |
CA (1) | CA1313600C (ja) |
DE (1) | DE3910349A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0748715Y2 (ja) * | 1989-12-08 | 1995-11-08 | 株式会社サトミ製作所 | 紙料精選装置 |
CA2095342A1 (en) * | 1990-10-30 | 1992-05-01 | Stanley Blum | Method and apparatus for removing ink from waste paper material |
US5078275A (en) * | 1990-11-13 | 1992-01-07 | The Black Clawson Company | Screening apparatus for paper making stock |
CN2122687U (zh) * | 1992-05-03 | 1992-11-25 | 武汉工业大学 | 立轴锤破旋风离心自磨机 |
DE19702043C2 (de) * | 1997-01-22 | 2001-10-04 | Voith Sulzer Stoffaufbereitung | Vorrichtung zum Reinigen einer Faserstoffsuspension |
DE19856207A1 (de) * | 1998-12-05 | 2000-06-08 | Voith Sulzer Papiertech Patent | Verfahren und Vorrichtung zur Entfernung von Störstoffen aus einer wässrigen Papierfaserstoffsuspension |
WO2005012632A1 (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-10 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | 再生パルプの製造方法、パルプ繊維表面及び夾雑物の改質方法、並びにパルプ処理装置 |
JP5724076B2 (ja) * | 2009-12-29 | 2015-05-27 | デュプロ精工株式会社 | 脱墨処理装置及び古紙再生処理装置 |
KR102398597B1 (ko) * | 2021-12-15 | 2022-05-16 | 동민산업 협동조합 | 폐비닐 스크랩 이물질 및 수분 제거장치 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH613239A5 (ja) * | 1976-10-19 | 1979-09-14 | Escher Wyss Gmbh | |
JPS55146494U (ja) * | 1979-04-06 | 1980-10-21 | ||
US4553704A (en) * | 1984-02-21 | 1985-11-19 | James Howden & Company Limited | Pulverizing apparatus |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63079760A patent/JPH01250487A/ja active Granted
-
1989
- 1989-03-20 US US07/325,644 patent/US4913359A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-03-28 CA CA 594863 patent/CA1313600C/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-03-30 DE DE19893910349 patent/DE3910349A1/de not_active Withdrawn
- 1989-03-31 KR KR1019890004207A patent/KR920008777B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01250487A (ja) | 1989-10-05 |
KR920008777B1 (ko) | 1992-10-09 |
US4913359A (en) | 1990-04-03 |
CA1313600C (en) | 1993-02-16 |
DE3910349A1 (de) | 1989-10-12 |
KR890014835A (ko) | 1989-10-25 |
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