JPH0345092Y2 - - Google Patents

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JPH0345092Y2
JPH0345092Y2 JP1986110847U JP11084786U JPH0345092Y2 JP H0345092 Y2 JPH0345092 Y2 JP H0345092Y2 JP 1986110847 U JP1986110847 U JP 1986110847U JP 11084786 U JP11084786 U JP 11084786U JP H0345092 Y2 JPH0345092 Y2 JP H0345092Y2
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water
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ice
water storage
overflow pipe
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JP1986110847U
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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は製氷サイクル毎に貯水タンクに給水さ
れる製氷用水を循環ポンプにて冷却器に循環して
製氷する製氷機に関し、特に、貯水タンクに設け
た排水装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 一般に製氷機における貯水タンクの底面に沈殿
するゴミ等の不純物を排除するには、不純物が沈
殿する度に底面に設けた排水用栓を取外して排水
したり、また貯水タンクを取外して掃除したりし
ていたが、万一栓の取外しおよび掃除を忘れる
と、タンク底面に多量の不純物が沈殿して非衛生
的となり、氷質などにも悪影響を及ぼす結果とな
つた。
従つて、斯かる点に鑑みて成された従来の製氷
機は、例えば実公昭46−5974号公報に開示される
ように、製氷水循環ポンプを収納する貯水槽本体
底面から側壁にわたつて本体と一体に排水溝を設
け、排水溝の上段付近に排水口を穿設し、排水溝
にはサイフオン原理を発生させるための蓋を固着
し、排水溝の下端に当る部分にゴミを吸い込む開
口部を設けた構成である。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記従来技術はサイフオン原理を利用して貯水
槽底面のゴミを排水口から排水する方法であるた
め、排水口と排水管を直接連結することができ
ず、排水口の下方に対向して排水受を設けて貯水
槽内のゴミを排水管に導かなければならない。従
つて、排水受の溢水を考慮したり、排水受が邪魔
にならないように取付け位置を考慮したり等、
諸々の工夫を必要としていた。
また、貯水槽の貯水量は、製氷機が水平に設置
されることを前提として所定量貯留されるように
設定されるものである。しかし従来技術のように
排水口を貯水槽の側壁の上段に設けた構造である
と、製氷機が数度でも傾いて設置されると、その
貯水量は水平設置の場合と大幅に異なり、貯水量
が少ないと水不足となり、貯水量が多いと余分な
水を冷却する分だけ製氷能力が低下するという問
題点を避けられなかつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、製氷サイクル毎に貯水タンクに給水
される製氷用水を循環ポンプにて冷却器に循環し
て製氷する製氷機において、前記貯水タンクの一
側壁近傍に直立し、該タンクの底面を貫通して下
端開口が排水管と連通するオーバーフロー管と、
該オーバーフロー管の周囲に間隔を存して立設さ
れ、上端がオーバーフロー管の上端開口より上方
に位置すると共に下端が貯水タンク内に開口した
外管と、前記オーバーフロー管の上端開口より下
位にて貯水タンクを上下方向に仕切ると共にオー
バーフロー管から離れた貯水タンクの他側壁側に
前記外管の下端開口と連通する流入口を開口せし
めた中仕切り板と、単位時間の排水量が貯水タン
クへの給水量より少なく、一端が貯水タンク内に
おいてオーバーフロー管に接続され、上向きに開
口した他端が貯水タンクに貯留される製氷用水の
略重心上でオーバーフロー管の上端開口より若干
下位に位置する最終水位規定用のオーバーフロー
細管を設けることにより、上記従来技術の諸々の
問題点を解決した製氷機の排水装置である。
(ホ) 作用 本考案は、新しい水が貯水タンク11に給水さ
れると、この水によつて貯水タンク11の残留水
が中仕切り板17の下方、更に外管16内に封じ
込まれた状態で水位を上昇し、水位がオーバーフ
ロー管15の上端開口15Aを越えると、不純物
を含んだ残留水から先に排水される。
しかも、給水動作が停止したときは、オーバー
フロー細管18によつて貯水タンク11の最終水
位が規定されるため、製氷機が若干傾いて設置さ
れた場合でも、この傾きに関係なく貯水タンク1
1の貯水量を略一定にすることができる。
(ヘ) 実施例 以下に本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。第1図は本考案の装置を具備せる製氷機の内
部構成図、第2図は貯水タンクに備わる本考案の
排水装置の断面図、第3図は同じく上面図を示し
ており、1は製氷機本体2の上部に配設した冷却
器で、間隔を存して略垂直に配置した一対の冷却
板3と、該冷却板3の表面と略面一状態に露出す
る多数の円形製氷ボタン4と、該製氷ボタン4間
に挾持された蒸発パイプ5によつて構成されてい
る。6は給水電磁弁7を接続した給水管8から給
送される水道水を冷却板3の裏面上部に流水する
給水兼離氷用散水器、9は冷却板3の表面上部に
流水する製氷用散水器で導水管10を介して貯水
タンク11に配設した循環ポンプ12に接続され
る。13は給水兼離氷用散水器6から散水された
水道水及び製氷用散水器9から散水されて冷却器
1に凍結しない未凍結水を回収して貯水タンク1
1に導く受水樋で、貯水タンク11と一体成型さ
れている。14は製氷機本体2の下部に区画形成
された貯氷庫である。
次に、本考案の排水装置について詳細を説明す
る。排水装置は貯水タンク11の一側壁近傍位置
に直立したオーバーフロー管15と、該オーバー
フロー管15の周囲に間隔を存して立設した外管
16と、該外管16の下部に固定して貯水タンク
11を上下方向に仕切る中仕切り板17と、一端
が貯水タンク11内においてオーバーフロー管1
5に連通接続され、上向きに開口18Aする他端
が貯水タンク11に貯留される製氷用水の略重心
上に位置すると共にオーバーフロー管15の上端
開口15Aより若干下位に位置して貯水タンク1
1の最終水位を規定するオーバーフロー細管18
とによつて構成しており、オーバーフロー管15
は貯水タンク11の底面を貫通して下端開口が貯
氷庫14の側壁近傍に位置する排水管19に接続
され、外管16の上端開口16Aはオーバーフロ
ー管15の上端開口15Aより上方に位置し、貯
水タンク11内に開口する外管16の下端開口1
6Bはオーバーフロー管15から離れた貯水タン
ク11の他側壁側に中仕切り板17によつて閉塞
されない流入口20と連通する。また、オーバー
フロー細管18は単位時間の排水量が貯水タンク
11への給水量より少なくなるように決められて
いる。更に、中仕切り板17は貯水タンク11の
内周に形成した段部11Aの上に着脱自在に載置
される。
以上の構成に基づき、以下に本考案の動作を説
明する。まず貯水タンク11に給水された製氷用
水を循環ポンプ12によつて製氷用散水器9に圧
送し、該散水器9から冷却板3の表面に流水する
と、製氷用水は製氷ボタン4の表面に徐々に氷結
し、未凍結水は受水樋13に落下した後、貯水タ
ンク11に戻されて再び散水器9へと循環され
る。
斯かる製氷動作によつて、製氷ボタン4に所定
のレンズ状氷21が生長すると、循環ポンプ12
及び冷却動作が停止して製氷動作を終了し、給水
電磁弁7が開いて水道水が給水管8を通つて給水
兼離氷用散水器6に圧送され、該散水器6から冷
却板3の裏面に流水され、水の感熱によつて冷却
器1の温度上昇を図り、製氷ボタン4から氷21
を離脱せしめる。この氷21は貯氷庫14に落下
して貯留される。一方、製氷用として冷却板3の
裏面を流下した水は冷却器1の下端開口部から受
水樋13に落下し、次サイクルの製氷用として貯
水タンク11に給水される。
このとき、貯水タンク11には前サイクルの製
氷用水が残留しており、この残留水は新たに貯水
タンク11に流入する水によつて第2図の点線矢
印で示すように中仕切り板17の下方、更に外管
16内へと封じ込められていく。そして、水位が
オーバーフロー管15の上端開口15Aを越える
と、残留水から先にオーバーフロー管15に流入
し、排水管19を通つて製氷機外へ排水される。
その後、給水電磁弁7が閉じて給水動作が終了
すると、まずオーバーフロー管15からの排水が
止まり、更にオーバーフロー管15の上端開口1
5Aとオーバーフロー細管18の上端開口18A
間にある水は、オーバーフロー細管18からオー
バーフロー管15を経て排水管19から排水さ
れ、オーバーフロー細管18の上端開口18A位
置へ水位が低下すると、貯水タンク11の排水は
完全に停止する。
ここで、オーバーフロー細管18の上端開口1
8Aが上述の如き位置にあるため、製氷機本体2
或るいは貯水タンク11が傾いて設置されるよう
なことがあつても、貯水タンク11の貯水量は斯
かる傾きに関係なく、略一定の貯水量を確保する
ことができる。
なお、上述した実施例は離氷用に使用した水を
受水樋13を介して貯水タンク11に給水するよ
うにしているが、給水管8から直接貯水タンク1
1に給水する方式のものにおいても、実施例と同
等の作用効果を発揮するものである。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の様に、貯水タンクの側壁近傍に
直立したオーバーフロー管の周囲に間隔を存して
立設した外管と、貯水タンクを上下方向に仕切る
中仕切り板の構成によつて、残留水をほとんど滞
溜させることなく、残留水から先に排水して新し
い水との入れ替えを効率的に行なうことができ、
衛生面の向上と氷品質の向上を同時に図ることが
できると共に、貯水タンクに貯留される製氷用水
の略重心上で、オーバーフロー管の上端開口より
若干下位に、上端開口を位置せしめたオーバーフ
ロー細管をオーバーフロー管に接続して貯水タン
クの最終水位を規定しているため、製氷機本体或
るいは貯水タンクの設置時の傾きに関係なく略一
定の貯水量を確保することができ、以つて製氷能
力の安定化を図ることができる等の実用的利点を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の排水装置を具備せる製氷機の
内部構成図、第2図は貯水タンクに備わる本考案
の排水装置の断面図、第3図は同じく上面図であ
る。 11……貯水タンク、15……オーバーフロー
管、15A……上端開口、16……外管、16A
……下端開口、17……中仕切り板、18……オ
ーバーフロー細管、18A……オーバーフロー細
管、19……排水管、20……流入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 製氷サイクル毎に貯水タンクに給水される製氷
    用水を循環ポンプにて冷却器に循環して製氷する
    製氷機において、前記貯水タンクの一側壁近傍に
    直立し、該タンクの底面を貫通して下端開口が排
    水管と連通するオーバーフロー管と、該オーバー
    フロー管の周囲に間隔を存して立設され、上端が
    オーバーフロー管の上端開口より上方に位置する
    と共に下端が貯水タンク内に開口した外管と、前
    記オーバーフロー管の上端開口より下位にて貯水
    タンクを上下方向に仕切ると共にオーバーフロー
    管から離れた貯水タンクの他側壁側に外管の下端
    開口と連通する流入口を開口せしめた中仕切り板
    と、単位時間の排水量が貯水タンクへの給水量よ
    り少なく、一端が貯水タンク内においてオーバー
    フロー管に接続され、上向きに開口した他端が貯
    水タンクに貯留される製氷用水の略重心上でオー
    バーフロー管の上端開口より若干下位に位置する
    最終水位規定用のオーバーフロー細管を設けたこ
    とを特徴とする製氷機の排水装置。
JP1986110847U 1986-07-18 1986-07-18 Expired JPH0345092Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986110847U JPH0345092Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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JP1986110847U JPH0345092Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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JPS6319162U JPS6319162U (ja) 1988-02-08
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JP1986110847U Expired JPH0345092Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5128233Y2 (ja) * 1972-04-12 1976-07-16

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JPS6319162U (ja) 1988-02-08

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