JPH0344974Y2 - - Google Patents
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- JPH0344974Y2 JPH0344974Y2 JP1966787U JP1966787U JPH0344974Y2 JP H0344974 Y2 JPH0344974 Y2 JP H0344974Y2 JP 1966787 U JP1966787 U JP 1966787U JP 1966787 U JP1966787 U JP 1966787U JP H0344974 Y2 JPH0344974 Y2 JP H0344974Y2
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- flame tube
- combustion
- tube
- cylinder
- liquid fuel
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Landscapes
- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、灯芯式の石油ストーブなどの液体燃
料燃焼装置に係り、とくに、灯芯を覆う燃焼筒に
関する。
料燃焼装置に係り、とくに、灯芯を覆う燃焼筒に
関する。
(従来の技術)
従来、液体燃料燃焼装置たとえば灯芯式の石油
ストーブにおいては、燃焼筒により覆われる灯芯
の火皿部からの突出量を微調節可能として、燃焼
量を調節可能とした構造が採られている。
ストーブにおいては、燃焼筒により覆われる灯芯
の火皿部からの突出量を微調節可能として、燃焼
量を調節可能とした構造が採られている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記従来の構造では、灯芯の突
出量の可変範囲が、一酸化炭素、二酸化炭素など
の排ガスおよび臭気が悪化しない範囲に限定され
ることにより、燃焼量を最大燃焼量の90〜80%程
度までにしか絞り込むことができないので、室温
が過度に上昇したとき消火せざるを得ず、室温の
変動も大きくなり、使い勝手が悪かつた。
出量の可変範囲が、一酸化炭素、二酸化炭素など
の排ガスおよび臭気が悪化しない範囲に限定され
ることにより、燃焼量を最大燃焼量の90〜80%程
度までにしか絞り込むことができないので、室温
が過度に上昇したとき消火せざるを得ず、室温の
変動も大きくなり、使い勝手が悪かつた。
本考案は、上記事情を考慮してなされたもの
で、排ガスの悪化などをきたすことなく大幅な燃
焼量の調節が可能であるとともに、常に安定した
燃焼状態を得ることができる燃焼性の良好な液体
燃料燃焼装置を提供することを目的とするもので
ある。
で、排ガスの悪化などをきたすことなく大幅な燃
焼量の調節が可能であるとともに、常に安定した
燃焼状態を得ることができる燃焼性の良好な液体
燃料燃焼装置を提供することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、液体燃料に下部が浸漬された灯芯の
上部が突出される火皿部上に、上記灯芯を覆う炎
筒およびこの炎筒を覆う外筒からなる燃焼筒を設
けるとともに、上記外筒の最上部に排気口を設け
た液体燃料燃焼装置において、上記炎筒を上下に
分割するとともに、下側の炎筒に対して上側の炎
筒が結合および分離されるようにこの上側の炎筒
を上下動自在とし、さらに、この上側の炎筒の上
下動に連動してその下降時よりも上昇時に上記排
気口の開口面積をより小さくする調節体を設けた
ものである。
上部が突出される火皿部上に、上記灯芯を覆う炎
筒およびこの炎筒を覆う外筒からなる燃焼筒を設
けるとともに、上記外筒の最上部に排気口を設け
た液体燃料燃焼装置において、上記炎筒を上下に
分割するとともに、下側の炎筒に対して上側の炎
筒が結合および分離されるようにこの上側の炎筒
を上下動自在とし、さらに、この上側の炎筒の上
下動に連動してその下降時よりも上昇時に上記排
気口の開口面積をより小さくする調節体を設けた
ものである。
(作用)
本考案の液体燃料燃焼装置では、灯芯を覆う下
側の炎筒と上側の炎筒とを結合ないし分離するこ
とにより、燃焼空間の有効体積を切換えて、燃焼
量を調節する。すなわち、下側および上側の炎筒
を結合した際に燃焼量が大きくなり、分離した際
に燃焼量が小さくなる。そして、強燃焼時には、
排気口の開口面積がより大きくなることにより、
ドラフト作用もより活発になり、液体燃料の気化
量もより多くなつて、強燃焼に適合したものとな
る。一方、弱燃焼時には、上側の炎筒と連動する
調節体が排気口の開口面積をより小さくすること
により、ドラフト作用がより低下し、液体燃料の
気化量もより少くなつて、弱燃焼に適合したもの
となる。
側の炎筒と上側の炎筒とを結合ないし分離するこ
とにより、燃焼空間の有効体積を切換えて、燃焼
量を調節する。すなわち、下側および上側の炎筒
を結合した際に燃焼量が大きくなり、分離した際
に燃焼量が小さくなる。そして、強燃焼時には、
排気口の開口面積がより大きくなることにより、
ドラフト作用もより活発になり、液体燃料の気化
量もより多くなつて、強燃焼に適合したものとな
る。一方、弱燃焼時には、上側の炎筒と連動する
調節体が排気口の開口面積をより小さくすること
により、ドラフト作用がより低下し、液体燃料の
気化量もより少くなつて、弱燃焼に適合したもの
となる。
(実施例)
以下、本考案の一実施例につき、図面を参照し
て説明する。
て説明する。
1は装置本体で、この装置本体1は、基台2上
に固定タンク3が支持枠4を介して固定されてい
るとともに、上記固定タンク3を覆つてケース体
5が取付けられている。また、このケース体5内
に位置して、上記固定タンク3の上面の正面から
見て右側には、この固定タンク3内に常時一定の
レベルを保つて灯油などの液体燃料を供給する燃
料タンク(図示せず)が着脱自在に装着されてい
る。
に固定タンク3が支持枠4を介して固定されてい
るとともに、上記固定タンク3を覆つてケース体
5が取付けられている。また、このケース体5内
に位置して、上記固定タンク3の上面の正面から
見て右側には、この固定タンク3内に常時一定の
レベルを保つて灯油などの液体燃料を供給する燃
料タンク(図示せず)が着脱自在に装着されてい
る。
また、上記固定タンク3の上方左側には燃焼部
11が設けられている。つぎに、この燃焼部11
の構成を説明する。
11が設けられている。つぎに、この燃焼部11
の構成を説明する。
上記固定タンク3の上部左側には、開口部12
が形成されているとともに、この開口部12を囲
んで、段部13を介して上部を縮径したほぼ円筒
形状のバーナバスケツト14が固着されており、
このバーナバスケツト14の上端部にはフランジ
状の火皿部15が形成されている。また、上記固
定タンク3の内底面に円筒形状の芯ガイド16が
一体に立設され、この芯ガイド16は、その上部
が上記バーナバスケツト14の上部に内側より小
間隙を保持して対向されているとともに、上端面
に上記バーナバスケツト14の火皿部15に対応
する火皿部17を有しかつ一部を開口した規制板
18が設けられている。さらに、上記芯ガイド1
6内には、一部を開口した複数のガイド板19が
水平に固着されており、これらガイド板19の中
心部を摺動自在に貫通して、駆動軸20が上下動
自在に支持されている。
が形成されているとともに、この開口部12を囲
んで、段部13を介して上部を縮径したほぼ円筒
形状のバーナバスケツト14が固着されており、
このバーナバスケツト14の上端部にはフランジ
状の火皿部15が形成されている。また、上記固
定タンク3の内底面に円筒形状の芯ガイド16が
一体に立設され、この芯ガイド16は、その上部
が上記バーナバスケツト14の上部に内側より小
間隙を保持して対向されているとともに、上端面
に上記バーナバスケツト14の火皿部15に対応
する火皿部17を有しかつ一部を開口した規制板
18が設けられている。さらに、上記芯ガイド1
6内には、一部を開口した複数のガイド板19が
水平に固着されており、これらガイド板19の中
心部を摺動自在に貫通して、駆動軸20が上下動
自在に支持されている。
そして、上記バーナバスケツト14および芯ガ
イド16間に、不燃繊維からなる円筒形状の灯芯
21が上下動自在に支持されており、この灯芯2
1は、その上部が上記火皿部15,17から出没
自在となつているとともに、下部が上記固定タン
ク3内の液体燃料に常時浸漬されている。
イド16間に、不燃繊維からなる円筒形状の灯芯
21が上下動自在に支持されており、この灯芯2
1は、その上部が上記火皿部15,17から出没
自在となつているとともに、下部が上記固定タン
ク3内の液体燃料に常時浸漬されている。
また、上記火皿部15,17の上方に、上記灯
芯21を覆う上下方向に並んだ下側の燃焼筒22
および上側の燃焼筒23が設けられている。つぎ
に、これら燃焼筒22,23の構成を下側の燃焼
筒22から説明する。
芯21を覆う上下方向に並んだ下側の燃焼筒22
および上側の燃焼筒23が設けられている。つぎ
に、これら燃焼筒22,23の構成を下側の燃焼
筒22から説明する。
上記芯ガイド16の火皿部17上には、多数の
空気孔24を有する円筒形状の下側の炎筒である
下側内炎筒25が載置されている。そして、この
下側内炎筒25には、その内部に一部を開口した
複数の下側案内円板26が水平に固着されている
とともに、上端面に下側整流板台27が固着され
ており、この下側整流板台27の中央部には空気
通過口29が開口形成されている。
空気孔24を有する円筒形状の下側の炎筒である
下側内炎筒25が載置されている。そして、この
下側内炎筒25には、その内部に一部を開口した
複数の下側案内円板26が水平に固着されている
とともに、上端面に下側整流板台27が固着され
ており、この下側整流板台27の中央部には空気
通過口29が開口形成されている。
一方、上記バーナバスケツト14の火皿部15
上には、上記下側内炎筒25の外周側に同心的に
位置して、多数の空気孔30を有する円筒形状の
下側の炎筒である下側外炎筒31が載置されてお
り、この下側外炎筒31の上端部には下側ガラス
抑え32がフランジ状に固着されている。また、
上記下側外炎筒31の下部には、その外周側に同
心的に位置してほぼ円筒形状の外筒である下側金
属外筒33が取付けられている。なお、この下側
金属外筒33と上記下側外炎筒31と下側内炎筒
25とは、クロスピン(図示せず)により相互に
固定されている。さらに、上記下側金属外筒33
の上部に円筒形状の外筒である下側ガラス外筒3
4が載置されており、この下側ガラス外筒34の
上端部は上記下側ガラス抑え32により抜け止め
されている。
上には、上記下側内炎筒25の外周側に同心的に
位置して、多数の空気孔30を有する円筒形状の
下側の炎筒である下側外炎筒31が載置されてお
り、この下側外炎筒31の上端部には下側ガラス
抑え32がフランジ状に固着されている。また、
上記下側外炎筒31の下部には、その外周側に同
心的に位置してほぼ円筒形状の外筒である下側金
属外筒33が取付けられている。なお、この下側
金属外筒33と上記下側外炎筒31と下側内炎筒
25とは、クロスピン(図示せず)により相互に
固定されている。さらに、上記下側金属外筒33
の上部に円筒形状の外筒である下側ガラス外筒3
4が載置されており、この下側ガラス外筒34の
上端部は上記下側ガラス抑え32により抜け止め
されている。
なお、上記下側金属外筒33の下端と下側外炎
筒31との間には間隙が形成され、この間隙が下
向きに開口した下側空気取入れ口35となつてい
る。また、上記下側ガラス抑え32には、上記下
側外炎筒31と下側ガラス外筒34との間の空間
部に臨んで複数の連通口36が開口形成されてい
るとともに、上記ガラス外筒34より外周側に位
置して複数の上側内炎筒37が開口形成されてい
る。
筒31との間には間隙が形成され、この間隙が下
向きに開口した下側空気取入れ口35となつてい
る。また、上記下側ガラス抑え32には、上記下
側外炎筒31と下側ガラス外筒34との間の空間
部に臨んで複数の連通口36が開口形成されてい
るとともに、上記ガラス外筒34より外周側に位
置して複数の上側内炎筒37が開口形成されてい
る。
上記上側の下側の燃焼筒23は、上記下側内炎
筒25と同径で多数の空気孔41を有する円筒形
状の上側の炎筒である上側外炎筒42および上記
下側外炎筒31と同径で多数の空気孔43を有す
る円筒形状の上側の炎筒である上側外炎筒44を
備えている。そして、上記上側内炎筒42には、
一部を開口した上側案内円板45が下端面に固着
されているとともに、一部を開口した上側整流板
台46が上端面に固着されており、この上側整流
板台46上にほぼ円板状の調節体としての上側整
流板47が固着されている。一方、上記上側外炎
筒44には、第1補強リング48が下端部に固着
されているととも、第2補強リング49が上端部
に固着されており、これら補強リング48,49
が上記上側外炎筒44の真円度を保持している。
また、上記第1補強リング48には、その中心へ
向つて突出した一対の連動板50が固着されてお
り、これら連動板50の先端部が上記上側内炎筒
42の下端部に形成された長孔51に貫通され
て、上記上側内炎筒42と上側外炎筒44とが同
心的に連結されている。
筒25と同径で多数の空気孔41を有する円筒形
状の上側の炎筒である上側外炎筒42および上記
下側外炎筒31と同径で多数の空気孔43を有す
る円筒形状の上側の炎筒である上側外炎筒44を
備えている。そして、上記上側内炎筒42には、
一部を開口した上側案内円板45が下端面に固着
されているとともに、一部を開口した上側整流板
台46が上端面に固着されており、この上側整流
板台46上にほぼ円板状の調節体としての上側整
流板47が固着されている。一方、上記上側外炎
筒44には、第1補強リング48が下端部に固着
されているととも、第2補強リング49が上端部
に固着されており、これら補強リング48,49
が上記上側外炎筒44の真円度を保持している。
また、上記第1補強リング48には、その中心へ
向つて突出した一対の連動板50が固着されてお
り、これら連動板50の先端部が上記上側内炎筒
42の下端部に形成された長孔51に貫通され
て、上記上側内炎筒42と上側外炎筒44とが同
心的に連結されている。
また、上記上側整流板47および上側整流板台
46の中心部に可動棒52の上端部が固定されて
おり、この可動棒52は、上記上側案内円板45
の中心部に貫通されているとともに、上記下側案
内円板26の中心部に上下摺動自在に貫通されて
いる。さらに、上記可動棒52の下端は、上記駆
動軸20の上端に当接されている。そして、上記
可動棒52により、上記下側内炎筒25および下
側外炎筒31の上方に、上記上側内炎筒42およ
び上側外炎筒44が同軸的にかつ上下動自在に支
持されている。
46の中心部に可動棒52の上端部が固定されて
おり、この可動棒52は、上記上側案内円板45
の中心部に貫通されているとともに、上記下側案
内円板26の中心部に上下摺動自在に貫通されて
いる。さらに、上記可動棒52の下端は、上記駆
動軸20の上端に当接されている。そして、上記
可動棒52により、上記下側内炎筒25および下
側外炎筒31の上方に、上記上側内炎筒42およ
び上側外炎筒44が同軸的にかつ上下動自在に支
持されている。
さらに、上記可動棒52の中央部には、上側の
下側案内円板26と下側整流板台27との間に位
置して、その空気通過口29より若干径小な下側
整流板53が固着されており、この下側整流板5
3は、上記可動棒52が下降したとき上記空気通
過口29を開放し、上昇したときほぼ閉塞するよ
うになつている。
下側案内円板26と下側整流板台27との間に位
置して、その空気通過口29より若干径小な下側
整流板53が固着されており、この下側整流板5
3は、上記可動棒52が下降したとき上記空気通
過口29を開放し、上昇したときほぼ閉塞するよ
うになつている。
また、上記下側ガラス抑え32上には、その上
側空気取入れ口37の外周側に位置して、上記下
側ガラス外筒34よりも径大な円筒形状の外筒で
ある上側ガラス外筒54が載置されている。そし
て、この上側ガラス外筒54は、上記上側内炎筒
42およ上側外炎筒44の外周側に同心的に位置
しており、これら上側内炎筒42および上側外炎
筒44の可動範囲を覆つている。さらに、上記上
側ガラス外筒54の上端面には下側ガラス抑え3
2上に立設された3本の支持棒32aにより保持
された上側ガラス抑え55が固着されており、こ
の上側ガラス抑え55の中央部には、上記上側整
流板47よりも径大な排気口56が開口形成され
ている。そして、上記上側整流板47は、上記可
動棒52の下降時に上記排気口56を開放し、上
昇時にこの排気口56内に位置するようになつて
いる。
側空気取入れ口37の外周側に位置して、上記下
側ガラス外筒34よりも径大な円筒形状の外筒で
ある上側ガラス外筒54が載置されている。そし
て、この上側ガラス外筒54は、上記上側内炎筒
42およ上側外炎筒44の外周側に同心的に位置
しており、これら上側内炎筒42および上側外炎
筒44の可動範囲を覆つている。さらに、上記上
側ガラス外筒54の上端面には下側ガラス抑え3
2上に立設された3本の支持棒32aにより保持
された上側ガラス抑え55が固着されており、こ
の上側ガラス抑え55の中央部には、上記上側整
流板47よりも径大な排気口56が開口形成され
ている。そして、上記上側整流板47は、上記可
動棒52の下降時に上記排気口56を開放し、上
昇時にこの排気口56内に位置するようになつて
いる。
さらに、上記駆動軸20は、上記装置本体1内
に設けられた炎筒昇降機構(図示せず)を介し
て、上記ケース体5の前面に設けられた第1操作
つまみ61に連動されており、この第1操作つま
み61を操作することにより、上記上側内炎筒4
2および上側外炎筒44を上下動させることがで
きるようになつている。また、上記灯芯21の外
周面に固着された芯ホルダ62は、上記装置本体
1内に設けられた灯芯上下機構(図示せず)を介
して、上記ケース体5の前面に設けられた第2操
作つまみ63に連動されており、この第2操作つ
まみ63を操作することにより、上記灯芯21を
上下動させることができるようになつている。
に設けられた炎筒昇降機構(図示せず)を介し
て、上記ケース体5の前面に設けられた第1操作
つまみ61に連動されており、この第1操作つま
み61を操作することにより、上記上側内炎筒4
2および上側外炎筒44を上下動させることがで
きるようになつている。また、上記灯芯21の外
周面に固着された芯ホルダ62は、上記装置本体
1内に設けられた灯芯上下機構(図示せず)を介
して、上記ケース体5の前面に設けられた第2操
作つまみ63に連動されており、この第2操作つ
まみ63を操作することにより、上記灯芯21を
上下動させることができるようになつている。
つぎに、上記の構成につき、その作用を説明す
る。
る。
強燃焼させる場合は、第1図に示すように、可
動棒52を下降させて、この可動棒52と連動す
る上側内炎筒42および上側外炎筒44を下降さ
せる。そうすると、第1補強リング48が下側ガ
ラス抑え32に気密に接合されるとともに、上側
案内円板45が下側整流板台27に気密に接合さ
れて、上側内炎筒42および上側外炎筒44が下
側内炎筒25および下側外炎筒31に接合され、
燃焼空間の有効体積が大きくなり、燃焼量が大き
くなる。また、上側内炎筒42と一体的に上側整
流板47も、排気口56の下方でこの排気口56
における通気に対して影響を与えない位置まで下
降する。
動棒52を下降させて、この可動棒52と連動す
る上側内炎筒42および上側外炎筒44を下降さ
せる。そうすると、第1補強リング48が下側ガ
ラス抑え32に気密に接合されるとともに、上側
案内円板45が下側整流板台27に気密に接合さ
れて、上側内炎筒42および上側外炎筒44が下
側内炎筒25および下側外炎筒31に接合され、
燃焼空間の有効体積が大きくなり、燃焼量が大き
くなる。また、上側内炎筒42と一体的に上側整
流板47も、排気口56の下方でこの排気口56
における通気に対して影響を与えない位置まで下
降する。
このとき、下側外炎筒31側においては、下側
空気取入れ口35を介して外部から流入した外気
が、燃焼用空気として、下側外炎筒31の空気孔
30よりこの下側外炎筒31と下側内炎筒25と
の間の燃焼空間に供給される。ところで、下側外
炎筒31と上側外炎筒44との間では、下側ガラ
ス抑え32があるため、ドラフト作用の減少が生
じるが、上側空気取入れ口37を介して外部から
流入した外気が、上側外炎筒44の空気孔43よ
りこの上側外炎筒44と上記内炎筒42との間の
燃焼空間に供給され、上側外炎筒44側における
燃焼用空気の不足が防止される。また、下側外炎
筒31および下側ガラス外筒34間から連通口3
6を介して上側外炎筒44側へ供給される燃焼用
空気は、下側の燃焼筒22側の燃焼熱により既に
十分に加熱されているので、上側空気取入れ口3
7から流入する外気による冷却作用を減少させ
る。したがつて、赤熱度の良好な安定した燃焼状
態を得ることができる。
空気取入れ口35を介して外部から流入した外気
が、燃焼用空気として、下側外炎筒31の空気孔
30よりこの下側外炎筒31と下側内炎筒25と
の間の燃焼空間に供給される。ところで、下側外
炎筒31と上側外炎筒44との間では、下側ガラ
ス抑え32があるため、ドラフト作用の減少が生
じるが、上側空気取入れ口37を介して外部から
流入した外気が、上側外炎筒44の空気孔43よ
りこの上側外炎筒44と上記内炎筒42との間の
燃焼空間に供給され、上側外炎筒44側における
燃焼用空気の不足が防止される。また、下側外炎
筒31および下側ガラス外筒34間から連通口3
6を介して上側外炎筒44側へ供給される燃焼用
空気は、下側の燃焼筒22側の燃焼熱により既に
十分に加熱されているので、上側空気取入れ口3
7から流入する外気による冷却作用を減少させ
る。したがつて、赤熱度の良好な安定した燃焼状
態を得ることができる。
一方、内炎筒25,42側においては、芯ガイ
ド16の下端開口から、ガイド板19の開口19
aおよび規制板18の開口18aを介して、下側
内炎筒25内に外気が流入し、燃焼用空気とし
て、さらに下側案内円板26の開口26aおよび
下側内炎筒25の空気孔24を介して、この下側
内炎筒25と下側外炎筒31との間に供給され
る。また、強燃焼時には、下側整流板台27の空
気通過口29が開放されているので、この空気通
過口29を介して、上側内炎筒42内にも燃焼用
空気が流入し、その空気孔41を介して、上側内
炎筒42と上側外炎筒44との間に供給される。
ド16の下端開口から、ガイド板19の開口19
aおよび規制板18の開口18aを介して、下側
内炎筒25内に外気が流入し、燃焼用空気とし
て、さらに下側案内円板26の開口26aおよび
下側内炎筒25の空気孔24を介して、この下側
内炎筒25と下側外炎筒31との間に供給され
る。また、強燃焼時には、下側整流板台27の空
気通過口29が開放されているので、この空気通
過口29を介して、上側内炎筒42内にも燃焼用
空気が流入し、その空気孔41を介して、上側内
炎筒42と上側外炎筒44との間に供給される。
そして、上側内炎筒42および上側外炎筒44
間から上方へ流出する排ガスと、上側外炎筒44
および上側ガラス外筒54間から上方へ流出する
空気と、上側内炎筒42内から上側整流板台46
の開口46aを介して上方へ流出する空気とは、
排気として、排気口56より燃焼筒22,23外
へ流出する。
間から上方へ流出する排ガスと、上側外炎筒44
および上側ガラス外筒54間から上方へ流出する
空気と、上側内炎筒42内から上側整流板台46
の開口46aを介して上方へ流出する空気とは、
排気として、排気口56より燃焼筒22,23外
へ流出する。
ところで、排気口56はドラフト作用に大きく
関与するものであるが、強燃焼時には、排気口5
6が全開しており、この排気口56部分における
通気抵抗が小さくなつているとともに、上側整流
板47と上側ガラス抑え55との間においても煙
突効果が生じるので、燃焼空間の増大による活発
化に加えて、ドラフト作用はさらに活性化し、液
体燃料の気化量も増大する。このようにして、強
燃焼に適合した液体燃料の気化量を得ることとが
でき、より安定した燃焼状態が得られる。
関与するものであるが、強燃焼時には、排気口5
6が全開しており、この排気口56部分における
通気抵抗が小さくなつているとともに、上側整流
板47と上側ガラス抑え55との間においても煙
突効果が生じるので、燃焼空間の増大による活発
化に加えて、ドラフト作用はさらに活性化し、液
体燃料の気化量も増大する。このようにして、強
燃焼に適合した液体燃料の気化量を得ることとが
でき、より安定した燃焼状態が得られる。
また、弱燃焼させる場合は、第2図に示すよう
に、可動棒52とともに上側内炎筒42および上
側外炎筒44を上昇させて、下側内炎筒25およ
び下側外炎筒31から分離する。この状態で、燃
焼空間の有効体積が小さくなるので、燃焼量も小
さくなる。また、上側内炎筒42と一体的に上側
整流板47は排気口56と同高な位置まで上昇
し、この排気口56内に位置する。この状態で、
排気口56の有効開口面積は、この排気口56の
全面積から上側整流板47の面積を引いたものと
なる。
に、可動棒52とともに上側内炎筒42および上
側外炎筒44を上昇させて、下側内炎筒25およ
び下側外炎筒31から分離する。この状態で、燃
焼空間の有効体積が小さくなるので、燃焼量も小
さくなる。また、上側内炎筒42と一体的に上側
整流板47は排気口56と同高な位置まで上昇
し、この排気口56内に位置する。この状態で、
排気口56の有効開口面積は、この排気口56の
全面積から上側整流板47の面積を引いたものと
なる。
とくに、強燃焼から弱燃焼への切換え時には、
過度的に赤火が下側内炎筒25および下側外炎筒
31間より発生するが、後述のようにドラフト作
用が急速に低下するのに加えて、上側空気取入れ
口37から流入した外気が下側内炎筒25および
下側外炎筒31から排出されている気化ガスすな
わち液体燃料が気化した気化ガスに供給される2
次燃焼用空気となるので、弱燃焼に速やかに安定
化する。
過度的に赤火が下側内炎筒25および下側外炎筒
31間より発生するが、後述のようにドラフト作
用が急速に低下するのに加えて、上側空気取入れ
口37から流入した外気が下側内炎筒25および
下側外炎筒31から排出されている気化ガスすな
わち液体燃料が気化した気化ガスに供給される2
次燃焼用空気となるので、弱燃焼に速やかに安定
化する。
また、弱燃焼時には、下側内炎筒25および上
側内炎筒42間の空気通過口29が下側整流板5
3によりほぼ閉塞されるので、上側内炎筒42へ
のドラフトが断たれるとともに、下側内炎筒25
へ流入した外気は、そのほぼ全量が下側の燃焼筒
22側で消費され、より安定した弱燃焼が得られ
る。
側内炎筒42間の空気通過口29が下側整流板5
3によりほぼ閉塞されるので、上側内炎筒42へ
のドラフトが断たれるとともに、下側内炎筒25
へ流入した外気は、そのほぼ全量が下側の燃焼筒
22側で消費され、より安定した弱燃焼が得られ
る。
そして、弱燃焼時にも強燃焼時と同様に、排気
は排気口56より流出する。ところが、弱燃焼時
には、排気口56の開口面積が小さくなつている
ので、燃焼空間の減少による低下に加えて、ドラ
フト作用はさらに低下し、液体燃料の気化量も減
少する。このようにして、弱燃焼に適合した液体
燃料の気化量を得ることができ、より安定した燃
焼状態が得られる。
は排気口56より流出する。ところが、弱燃焼時
には、排気口56の開口面積が小さくなつている
ので、燃焼空間の減少による低下に加えて、ドラ
フト作用はさらに低下し、液体燃料の気化量も減
少する。このようにして、弱燃焼に適合した液体
燃料の気化量を得ることができ、より安定した燃
焼状態が得られる。
上記構成によれば、上下に分割した内炎筒2
5,42および外炎筒31,44を結合および分
離して燃焼量を調節するので、燃焼量の大幅な調
節が可能となる。たとえば、弱燃焼時の燃焼量を
強燃焼時の燃焼量の60〜50%にできる。
5,42および外炎筒31,44を結合および分
離して燃焼量を調節するので、燃焼量の大幅な調
節が可能となる。たとえば、弱燃焼時の燃焼量を
強燃焼時の燃焼量の60〜50%にできる。
また、このように灯芯21の火皿部15,17
からの突出量を小さくすることなく、燃焼量を小
さくできるので、従来のような灯芯21の下げ過
ぎに伴う燃焼排ガスの冷却による排ガスの悪化や
臭気の発生を防止できる。
からの突出量を小さくすることなく、燃焼量を小
さくできるので、従来のような灯芯21の下げ過
ぎに伴う燃焼排ガスの冷却による排ガスの悪化や
臭気の発生を防止できる。
このようにして、従来の石油ストーブのイメー
ジを一新することができる。
ジを一新することができる。
また、下側内炎筒25、下側外炎筒31、上側
内炎筒42および上側外炎筒44を覆う下側金属
外筒33、下側ガラス外筒34および上側ガラス
外筒54は、上側内炎筒42および上側外炎筒4
4の上下動にかかわらず、一体的に固定されてい
るので、見た目にも安心感が得られるとともに、
安定した燃焼が得られる。
内炎筒42および上側外炎筒44を覆う下側金属
外筒33、下側ガラス外筒34および上側ガラス
外筒54は、上側内炎筒42および上側外炎筒4
4の上下動にかかわらず、一体的に固定されてい
るので、見た目にも安心感が得られるとともに、
安定した燃焼が得られる。
本考案によれば、上下に分割した炎筒を結合お
よび分離して燃焼量を調節するので、排ガスなど
の悪化をきたすことなく、燃焼量を大幅に調節す
ることができ、また、上側の炎筒の上下動に連動
する調節体を設け、上側および下側の炎筒を結合
しての強燃焼時に排気口の開口面積を大きくし、
炎筒を分離しての弱燃焼時に排気口の開口面積を
小さくするので、強燃焼時には、ドラフト作用を
より大きく増大させて、強燃焼に適合した液体燃
料の気化量を得ることができ、一方、弱燃焼時に
は、ドラフト作用をより大きく低下させて、弱燃
焼に適合した液体燃料の気化量を得ることがで
き、したがつて、常に安定した燃焼状態を得るこ
とができる。
よび分離して燃焼量を調節するので、排ガスなど
の悪化をきたすことなく、燃焼量を大幅に調節す
ることができ、また、上側の炎筒の上下動に連動
する調節体を設け、上側および下側の炎筒を結合
しての強燃焼時に排気口の開口面積を大きくし、
炎筒を分離しての弱燃焼時に排気口の開口面積を
小さくするので、強燃焼時には、ドラフト作用を
より大きく増大させて、強燃焼に適合した液体燃
料の気化量を得ることができ、一方、弱燃焼時に
は、ドラフト作用をより大きく低下させて、弱燃
焼に適合した液体燃料の気化量を得ることがで
き、したがつて、常に安定した燃焼状態を得るこ
とができる。
第1図は本考案の液体燃料燃焼装置の一実施例
を示す強燃焼時の断面図、第2図はその弱燃焼時
の断面図、第3図はその燃焼筒上部の上面図、第
4図はその下側の燃焼筒および上側の燃焼筒の結
合部の一部を切り欠いた平面図、第5図はその全
体の斜視図である。 15,17……火皿部、21……灯芯、22…
…下側の燃焼筒、23……上側の燃焼筒、25…
…下側の炎筒である下側内炎筒、31……下側の
炎筒である下側外炎筒、33……外筒である下側
金属外筒、34……外筒である下側ガラス外筒、
42……上側の炎筒である上側内炎筒、44……
上側の炎筒である上側外炎筒、47……調節体と
しての上側整流板、54……外筒である上側ガラ
ス外筒、56……排気口。
を示す強燃焼時の断面図、第2図はその弱燃焼時
の断面図、第3図はその燃焼筒上部の上面図、第
4図はその下側の燃焼筒および上側の燃焼筒の結
合部の一部を切り欠いた平面図、第5図はその全
体の斜視図である。 15,17……火皿部、21……灯芯、22…
…下側の燃焼筒、23……上側の燃焼筒、25…
…下側の炎筒である下側内炎筒、31……下側の
炎筒である下側外炎筒、33……外筒である下側
金属外筒、34……外筒である下側ガラス外筒、
42……上側の炎筒である上側内炎筒、44……
上側の炎筒である上側外炎筒、47……調節体と
しての上側整流板、54……外筒である上側ガラ
ス外筒、56……排気口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 液体燃料に下部が浸漬されかつ火皿部上に上部
が突出される灯芯と、この灯芯を覆う炎筒および
この炎筒を覆う外筒からなり上記火皿部上に設け
られた燃焼筒とを備え、上記外筒の最上部に排気
口を設けた液体燃料燃焼装置において、 上記炎筒を上下に分割するとともに、上側の炎
筒を上下動自在として下側の炎筒に対して結合お
よび分離自在とし、 上記上側の炎筒の上下動に連動してこの上側の
炎筒の下降時よりも上昇時に上記排気口の開口面
積をより小さくする調節体を設けたことを特徴と
する液体燃料燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1966787U JPH0344974Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1966787U JPH0344974Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63126720U JPS63126720U (ja) | 1988-08-18 |
JPH0344974Y2 true JPH0344974Y2 (ja) | 1991-09-24 |
Family
ID=30814472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1966787U Expired JPH0344974Y2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0344974Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6207966B2 (ja) * | 2013-10-24 | 2017-10-04 | 株式会社コロナ | 石油燃焼器具の燃焼筒 |
-
1987
- 1987-02-13 JP JP1966787U patent/JPH0344974Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63126720U (ja) | 1988-08-18 |
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