JPH0344343A - 2―((1s,2s,5s)―6,6―ジメチルビシクロ〔3.1.1〕―ヘプト―2―イル)エタノール誘導体の製造法 - Google Patents

2―((1s,2s,5s)―6,6―ジメチルビシクロ〔3.1.1〕―ヘプト―2―イル)エタノール誘導体の製造法

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JPH0344343A
JPH0344343A JP2175481A JP17548190A JPH0344343A JP H0344343 A JPH0344343 A JP H0344343A JP 2175481 A JP2175481 A JP 2175481A JP 17548190 A JP17548190 A JP 17548190A JP H0344343 A JPH0344343 A JP H0344343A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シス−ジヒドロノポール(−2−((I S
、2 S、55)−6,6−シスチルビシクロ[3゜1
.11ヘプト−2−イル)−エタノール)およびその低
級カルボン酸エステルもしくは安息香酸エステルの製造
法に関する。
従来の技術 ジヒドロノポールは、式A: で示される2−(6,6−シスチルビシクロ[3,1、
■]ヘプトー2−イル)−エタノールである。式Aは、
環骨格の1位、2位および5位に、それぞれR配置また
はS配置であることができるキラール中心を有し、した
がってこの物質は、数多くの立体異性体形で生じうる。
ジヒドロノポールは、キラール中心が1位および5位で
S配置されている、弐B: で示される天然のテルペン(−)−β−ピネン(−(l
 S 、55)−6,6−シメチルー2−メチレンビシ
クロ[3,1,l]ヘプタン)から誘導される。それに
応じて、ジヒドロノポールの場合にも中心は、1位およ
び5位でS配置を有し、中心は、2位でS配置またはR
配置を有することができる。すなわち、2位での置換基
は、シス−ジヒドロノポールの場合にジメチルメチレン
橋に対してシス化であり、かつトランス−ジヒドロ7ポ
ールの場合には、それに対してトランス化である。
ジヒドロノポールは、フランス国特許第2097031
号明細書の記載から、薬理学的に活性の物質を製造する
ための中間生成物として知られている9例えば、ジヒド
ロノポールは、鎮痙剤として市場に存在するビナベリウ
ムブロミド(商品名ジセテル(Dicete!”) =
 N −(2−ブロム−4,5−ジメトキシベンジル)
−N 12−[2−((I S 、55)−6,6−シ
スチルビシクロ[3,1,1]ヘプト−2−イル)−エ
トキシ]−エチル)−モルホリニウムプロミド)を製造
するための中間生成物である。ピナベリウムブロミドの
製造のために、ジヒドロノポールは、まずフランス国特
許第2097031号明細書に記載の方法によりモルホ
リノエチルクロリドと反応され、得られた反応生成物は
、さらにフランス国特許第209703.2号明細書も
しくは西ドイツ国特許第2137988号明細書に記載
の方法により2ブロム−4,5−ジメトキシベンジルプ
ロミドと反応される。
フランス国特許第2079031号明細書の記載によれ
ば、ジヒドロノポールは、(−)−β−ピネンから得ら
れた、例えばJ 、 、Am、Chem、Soc。
68(1946)、第638頁の記載カラ知うしている
、式■: で示されるテルペンアルコール(−)−ノポール(−2
−((l R,5S)−6,6−シスチルビシクロ[3
,1,1]ヘプト−2−エン−2−イル)−エタノール
)から二重結合の水素化によって得られるこの水素化は
、80〜l OO’Oで酸化白金触媒(=アダムス触媒
)の存在下に実施されるかまたはラニーニッケルまたは
ウルシバラ−ニッケル(Urushibara−Nic
kel)の存在下に実施される。必要に応じて、溶剤、
例えばアルコールを使用することができる。
前記の7ランス国特許明細書に記載の方法により(=)
−ノポールをジヒドロノポールへ水素化する場合には、
シス化合物の主成分とともにトランス化合物の明らかな
成分を含有する立体異性体混合物が生成する。薬理学的
に活性の化合物へのジヒドロノポールの後反応の場合に
は、環骨格での配置はそのまま−であり、したがって薬
理学的に活性の最終生成物は、立体異性体混合物である
。立体異性体の純粋な化合物が望まれる場合には、この
化合物は、混合物から自体公知の費用のかかる、損失の
大きい分離法によってまず含量が増大され、かつ最後に
単離しなければならない。
医薬の製造の場合には、一般にできるだけ純粋で立体的
にも単一の作用物質の使用が意図される。
発明が解決しようとする課題 従って、本発明の課題は、シス−ジヒドロ7ポールおよ
びそのエステルをジアステレオ選択的に製造する改善さ
れた方法を開発することである。
課題を解決するための手段 ところで、シス−ジヒドロノポールを良好な収率で高い
ジアステレオ選択性で得ることができる方法が見い出さ
れた。
従って、本発明の対象は、一般弐I: [式中、2位の置換基はジメチルメチレン橋に対してシ
ス位であり、Rは水素原子またはアシル基C0RI(こ
の場合、R1は低級アルキル基を表わすか、または場合
によっては低級アルキル、低級アルコキシもしくはヒド
ロキシによって置換されたフェニル基を表わす)を表わ
す]で示される2−((I S 、2 S 、5 S 
)−6,6−シメチルビシクロ[3,1,l]−ヘプト
−2−イル)エタノール誘導体を製造する方法であり、
この方法は、一般弐■: [式中、R1は前記のものを表わす]で示されるエステ
ルを水素で固体の白金もしくは酸化白金触媒またはルテ
ニウム/炭素触媒の存在下に水素化し、一般式工a: [式中、R1は前記のものを表わす]で示される化合物
に変え、この式Iaの化合物から必要に応じてC0RI
基を離脱させることを特徴とする。
式■の化合物の置換基Rが低級アルキル基を有する場1
合には、これは、直鎖状でも分枝鎖状でもよく、かつ特
に1〜4個、殊に1または2個の炭素原子を有すること
ができる。本発明による方法には、殊に式■の低級カル
ボン酸エステル、例えば酢酸エステルまたはプロピオン
酸エステル、特に酢酸エステルを使用するのが適当であ
る。
本発明による方法は、固体の白金触媒もしくは酸化白金
触媒またはルテニウム/炭素触媒の存在下での不均質水
素化である。触媒としては、例えば79〜85%の白金
含量を有しかつ例えば“アダムス触媒”の表示で知られ
ている市販の酸化白金を使用することができる。白金触
媒としては、白金を有機または無機担体材料上に含有し
ている担持触媒、または白金黒を使用することができる
。担持触媒のための担体材料としては、触媒担体の製造
にとって自体公知の材料が当てはまる。すなわち、例え
ば活性炭が適当であり、また、セラミック材料、例えば
酸化アルミニウム、酸化珪素およびアルミノ珪酸塩が適
当である。このような担持触媒の白金含量は、触媒の全
重量に対してl−10重量%、殊に4〜6重量%である
ことができる。例えば3〜7重量%の白金含量を有する
白金/炭素触媒は、有利であることが判明した。また、
炭素担体上にルテニウムを含有する担持触媒も適当であ
る。例えば、1−10重量%、特に3〜7重量%のルテ
ニウム含量を有するルテニウム/炭素触媒は、有利であ
ることが判明した。使用すべき触媒量は、使用される触
媒の種類に応じて使用される水素圧および反応時間によ
り変動させることができる。約80バールの水素圧で作
業する場合には、一般に満足できる収率は3〜4時間で
酸化白金の使用の場合に弐Hの水素化すべき出発化合物
1モルあたり酸化白金l゛〜15gの触媒量を用いて得
ることができ、かつ白金/炭素の使用の場合には、出発
化合物1モルあたり白金金属0.1〜1gに相当する触
媒量を用いて得ることができる。ルテニウム/炭素触媒
の使用の場合には、例えば水素圧95バールでの作業の
際に一般に満足できる収率は、4〜5時間で出発化合物
1モルあたりルテニウム0.2〜1gに相当する触媒量
で達成することができる。
水素化は、他の溶剤の添加なしにかまたは有機溶剤の存
在下に行なうことができる。有機溶剤としては、脂肪族
、脂環式または芳香族炭化水素、例えばn−ヘキサン、
シクロヘキサンもしくはドルオール、開鎖または環式エ
ーテル、例えばテトラヒドロフラン、低級カルボン酸の
低級アルキルエステル、例えば酢酸エチルエステル、低
級ケトン、例えばアセトンもしくは低級直鎖状または分
枝鎖状アルカノール、例えば1〜4個、殊にl〜3(I
の炭素原子を有する低級アルコール、殊にエタノールも
しくはイングロバノールが適当でアル。
水素化は、l−100バールの範囲内の水素圧で実施す
ることができる。有利には、高められた圧力下、例えば
3〜95バール、特に60〜95バールの水素圧で作業
される。白金触媒または酸化白金を使用する場合には、
一般にルテニウム触媒を使用する場合よりも低い水素圧
を用いて作業することができる。
水素化は、室温または容易に高められた温度、例えば1
0〜60℃、特に15〜50℃、殊に18〜25°Cの
温度で実施することができる。反応時間は、使用される
水素圧、温度、触媒型および触媒量に応じて変動する。
反応時間は、例えば1〜10時間の間であることができ
るしかし、一般に出発化合物の十分完全な変換は、既に
3〜7時間後に達成される。
アルコールへの式1aのエステルの分解は、自体会知の
方法で加溶媒分解により行なうことができる。すなわち
、式1aのエステルは、エステル分解に常用の条件下で
、例えば塩基性加水分解まt;はアルコリシスによって
分解することができる。例えば、エステルは、無機また
は有機塩基の存在下に水もしくは低級アルコールまたは
これらの混合物を用いて室温と、反応混合物の沸騰温度
との間の温度で処理することができる。無機塩基として
は、例えばアルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ金属
炭酸塩またはアルカリ土類金属水酸化物もしくはアルカ
リ土類金属炭酸塩、殊に水酸化カリウムまたは水酸化ナ
トリウムが適当である。分解は、直接に触媒および溶剤
の水素化および分解の後に得られる粗製生成物を用いて
早期の精製または単離なしに行なうことができる。
必要に応じて、触媒および水素化生成物としての溶剤の
分離後またはそれに続くエステル分解の後に得られた式
Iの粗製化合物は、自体公知の方法で、例えば蒸留また
はクロマトグラフィーによって精製することができる。
本発明による方法は、ジヒドロノポールのこれまで公知
の方法に比較して、既に室温の範囲内の温度で出発化合
物の迅速で完全な反応を行ないかつ式Iのシス化合物が
良好な収率および高い立体選択性をもって得られるとい
う利点を有する。すなわち、一般に90%を上端る、例
えば95〜lOO%の式Iの化合物の全収率が得られる
。本発明により得られたシス−ジヒドロノポールは、一
般にトランス−ジヒドロノポールによる不純物0.4%
未満、屡々0.2%以下を含有する。
弐■の出発エステルは、自体公知の方法で式■のアルコ
ールをアンル化することによって得ることができる。例
えば、弐■のアルコールはエステル形成に常用の条件下
で式■: R”CO− [式中、R1は前記のものを表わし、Xはハロゲン原子
または0CORI基(但し、R1は上記のものを表わす
)を表わす】で示される反応性酸誘導体と反応させるこ
とができる。また、式Iアセテートは、自体公知の方法
で直接に弐Bの(−)−β−ピネンから出発してこれを
ホルムアルデヒドと氷酢酸中で反応させることにより得
ることできる。
実施例 次に、本発明を実施例につきさらに詳説するが、本発明
はこれによって限定されるものではな しゝ 。
例1: シス−ジヒドロノポールの製造 A)(−)−ノポール100g (=0.6モル)およ
びジクロルメタン600mQ中のトリエチルアミンl 
30ry2(=0.93モル)の溶液に氷冷却下で5〜
IO’c!の温度で緩徐に塩化アセチル50g (−0
,64モル)を滴加した。引続き、反応混合物をなお2
0分間5〜lO°Cでさらに撹拌した。その次に、冷却
なしに、反応混合物が室温に加熱されるまでさらに撹拌
した。
後処理のために、反応混合物を氷水800mQ中に撹拌
混入した。有機相を分離し、水相をジクロルメタンlo
OmQで後洗浄し、合わせた有機相を飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液で中和するまで洗浄し、かつ硫酸ナトリウ
ム上で乾燥した。ジクロルメタンの留去後、粗製生成物
130gが残留し、この粗製生成物から(−)−ノビル
アセテートを分別蒸留によって単離した。
沸点117〜119℃(10mmHg)および屈折率n
2oO= 1.4722を有する(−)−ノビルアセテ
ート98gが得られた。
B)(−)−ノビルアセテート20gを酢酸エチルエス
テル150m(2に室温で溶解した。この溶液にl+2
のオートクレーブ中で粉末状酸化白金触媒1g(・アダ
ムス触媒、白金含量82%)を添加した。反応混合物を
オートクレーブ中で数回窒素で洗浄した。引続き、室温
で80バールの水素圧で水素化した。約3時間の後、水
素の吸収は終了した。水素を放出し、オートクレーブを
数回窒素で洗浄した。その次に、この反応溶液を触媒に
よって濾別し、かつ回転蒸発器中で蒸発′a縮シタ。沸
点126〜128°O(10mmHg)および屈折率n
25o= 1.4685を有する粗製シスージヒドロノ
ビルアセテート20.39  を 得 Iこ 。
純度および異性体比の確認のために、得られた粗製シス
ージヒドロノビルアセテートをガスクロマトグラフィー
(−GC)によって分析しt二。
ガスクロマトグラフィー検査のために、固定相として固
定化されたシリコーン材料(= J、u。
W 5cientific社のDurabond DB
 624 )を備えている、内径0.32mm長さ30
mの石英毛細カラム(=融合シリカカラム、J、u、W
 5cientific社のWCOTカラム123−1
334型)を有するシーメンス(Siemens)社の
FID(=フレームイオン化検出器)を備えたジクロマ
ド(Sichromat)型のガスクロマトグラフを使
用した。
キャリヤーガスとして、初期圧0.6バールおよび貫流
速度30 cm/ secを有するヘリウムを使用した
。200 ’Cの噴出温度および180 ’0〜230
°Cのカラムの温度プログラムで4℃/winの加熱速
度および250℃の検出温度を用いて作業した。分析の
ために、メタノール中の物質の1%の溶液0.5μQを
ガスクロマトグラフ中に注入し、このガスクロマトグラ
フを1:25の割り型で作業した。分析により次の値を
得 tこ  : ジヒドロノビルアセテートの全含量:    98.1
%ンス/トランス比:99.8対0.2 水素化されていない出発生成物の含量二   0.3%
C)B)で得られた粗製シスージヒドロノビルアセテー
ト20gをメタノール30m(2中の水酸化カリウム6
.5gの溶液に滴加し、この反応混合物を窒素雰囲気下
で室温で2時間撹拌した。引続き、この反応混合物にエ
ーテル150mQを添加し、得られた混合物を3回それ
ぞれ水75mQ宛で洗浄した。合わせた洗浄水をエーテ
ル75m12で抽出し、合わせたエーテル相を硫酸ナト
リウム上で乾燥した。エーテルの留去後、シス−ジヒド
ロノポール15.1gを沸点123〜125℃(10m
mHg)および屈折率n25o” 1.4882を有す
る無色の油として得た。
例2: シスージヒドロノビルアセテートの製造(−)−ノポー
ル2.5kg(例IAと同様にして得た)を酢酸エチル
エステル1512に溶解し、この溶液を30Qのオート
クレーブ中に装入した。引続き、酢酸エチルエステル3
Q中の粉末状酸化白金触媒90g (−アダムス触媒)
の懸濁液を添加した。オートクレーブを数回窒素で洗浄
した。その次に、水素圧95バールの水素をオートクレ
ーブ中に導入し、この水素圧で13〜23℃の温度で1
35分間水素化した。その次に、水素を放出し、オート
クレーブを数回窒素で洗浄した。反応混合物をオートク
レーブから放出させ、かつ触媒によって濾別した。オー
トクレーブを酢酸エチル3Qで後洗浄し、触媒を同様に
この洗浄液で後洗浄しt;。合わせた濾液を蒸発濃縮し
た。粗製シスージヒドロノビルアセテート2.456k
g(沸点126〜128°O(l OmmHg)、屈折
率n”o−1,4688)が得られ、これは、例IBに
記載のガスクロマトグラフィー検査によって次の組成を
有する:シスージヒドロノビルアセテート      
  98.7%トランスージヒドロノビルアセテート 
      0.2%反応されていない(−)−ノビル
アセテート    0.1%シス−ジヒドロノポール 
            0.2%他の易揮発性成分 
             0.8%これは、シス/ト
ランス比99.8対0.2を有する2、456#96.
2%のジヒドロノビルアセテートの全収量に相応した。
この生成物を例1cの記載と同様にしてシス−ジヒドロ
ノポール(沸点123〜125℃(10mmn+Hg)
)に変換シタ。
例3: シスージヒドロノビルアセテートの製造(−)−ノビル
アセテート150gにオートクレーブ中で他の溶剤の添
加なしにアダムス触媒5gを添加し、かつ例1の記載と
同様にして水素化した。水素の吸収は、約6時間後に終
了した。窒素での洗浄後、水素化生成物を後処理のため
に酢酸エチルエステル0.512で希釈し、かつ触媒に
よって濾別した。これを再び酢酸エチルエステル50m
Qで後洗浄した。濾液および洗浄液を合わせ、溶剤を留
去した。屈折率n25D−1,4689を有する粗製シ
スージヒドロノビルアセテート1519を得た。
GC分析: ジヒドロノビルアセテートの全含量:98.7%シス/
トランス比:定量的シス化合物 この場合、定量的とは、前記のGC分析法によりトラン
ス異性体が全く検出不可能であることによる。
水素化されていない出発生成物の含量=       
0.2%例4: シスージヒドロノビルアセテートの製造(−)−ノピル
アセテート209を室温でエタノール150mQに溶解
した。この溶液にIQのオートクレーブ中で粉末状ルテ
ニウム/炭素触媒19 (ルテニウム含量5%)を添加
した。この反応混合物をオートクレーブ中で数回窒素で
洗浄した。引続き、室温で95バールの水素圧で7時間
水素化した。その次に、水素を放出し、オートクレーブ
を数回窒素で洗浄した。この反応溶液を触媒によって濾
別し、かつ回転蒸発器中で蒸発濃縮した。沸点126〜
128°0(10mmHg)および屈折率n25o−1
,4682を有する粗製シスージヒドロノピルアセテー
ト20゜3gが得られた。
GC分析:゛ ジヒドロノビルアセテートの全含量       98
.9%シス/トランス比:             
  99.6 : 0.4水素化されていない出発生成
物の含量:      0.2%例5: シスージヒドロノピルアセテートの製造(−)−ノポー
ルアセテートを例1〜例4に記載の方法と同様にして次
の第1表に記載の反応条件下で室温で水素化した。遅く
とも3時間後に、水素化を中断し、触媒によって濾別し
、蒸発濃縮し、かつ得られた水素化生成物をガスクロマ
トグラフィーにより例IBに記載の方法により分析した
。第1表には、反応条件以外に出発生酸物の3時間の反
応時間後に得られる変換率ならびに最終生成物のシス/
トランス比が記載されている。
第1表 例  触媒g/     溶剤 No、  抽出物20g Hg圧  変換率−最終生成物 バール出発生成物ののシス/ト 変換率%  ランス比 5au  PtO21g   酢酸エチルsb   P
tO219酢酸エチル 5c   PtO21g   酢酸エチル5d   P
tO219酢酸エチル 5e   PtO219n−ヘキサン 5f   Pt021gドルオール 5g   PtO21g   テトラヒドロフラン5h
   PtO20,679 5i   PtO219アセトン 5j   PtO219C2H50H 5k   PtO219CH30H si   PP0221g(CH3)2CHOH5Pt
 1g/C(5%) C2H50H5n*** PtO
219酢酸エチル 50本本本ネRu  ig/C(5%)C2H50H9
9,9 99,7 99,9 85,1 86,2 90,1 97,1 89,7 92,2 98,7 97,4 99,8 86,4 99,7 95,3 99,83:0.17 99.80:0.20 的、82:0.18 99.78:0.22 99.88+0.12 99.77:0.23 定量的本シス 定量的本シス 定量的*シス 定量的*シス 定量的本シス 定量的*シス 99.66:0.34 99.85:0.15 99.59:0.41 本宅量的シスートランス生成物検出不可能、すなわちト
ランス<<Q、1%林反応時間2.5時間のみ 中反応時間1時間のみ ネ 琳反応時間4時間、反応温度50℃ 例6: シスージヒドロノビルグロビオネートの製造A)(−)
−ノポール759を例IAの記載と同様にしてトリエチ
ルアミン97mQと一緒にジクロルメタン500m(2
に溶解し、この溶液を塩化プロピオン酸40.99と反
応させた。この反応混合物を例IAの記載と同様にして
後処理した。2回の分別蒸留の後、沸点136〜138
℃(10mmHg)を有するノビルプロビオネー)54
.69を得た。
B)ノビルグロピオネート20gを例IBに記載の方法
により室温および水素圧80バールでアダムス触媒の存
在下にエタノール中で水素化した。水素化を3時間後に
中断し、反応混合物を例IBの記載と同様にして後処理
した。屈折率n”o= 1.4668を有する粗製シス
ージヒドロノビルプロビオネート20.5gが得られた
得られた粗製シスージヒドロノビルプロピオネートをガ
スクロマトグラフィーにより例1B)に記載の方法と同
様にではあるが、固定相としてクロムパック社(Chr
ompack)のCP−3i1 43−CB型のポリシ
リコン材料(0,2μm1有機基のメチル基50%、シ
アノプロピル基25%、フェニル基25%)を含有する
内径0.32mmを有する長さ25mの分離カラム(ク
ロムパック社のカラム型融合シリカWCOTカラム77
45)、インゼクター温度200℃、加熱速度3℃/w
inを有するカラムの温度プログラム160〜220℃
の使用下で分析した。分析により、次の値が得られた: ジヒドロノピルプロビオ不一トの全含量:    94
.1%シス/トランス比:99.9対0.1 水素化されていない出発生成物の含量=   1.3%
得られた粗製シスージヒドロノビルプロピオネートは、
例ICの記載と同様にしてシス−ジヒドロノポールに変
換することができる。
例7: シスージヒドロノピルベンゾエートの製造A)(−)−
ノポール49.9gを例IAの記載と同様にしてトリエ
チルアミン65m12と一緒にジクロルメタン350m
Qに溶解し、この反応混合物を塩化ベンゾイル43.3
gと反応させた。引続き、この反応混合物を例IAの記
載と同様にして後処理した。分別蒸留の後、沸点179
〜1823°O(l mmHg)を有するノビルベンゾ
エート51.1gを得た。
B)ノビルベンゾエート26gを例IBの記載と同様に
してエタノールl 50mQにm解し、かつアダムス触
媒19の存在下に室温および水素圧80バールで水素化
した。この水素化を8時間後に中断し、反応混合物を例
IBの記載と同様にして後処理しt;。屈折率n 20
o”” l −5295を有する粗製シスージヒドロノ
ビルベンゾ工−ト25.4gが得られた。これを例6B
の記載と同様にしてガスクロマトグラフィーにより試験
した。
ガスクロマトグラフィー分析: ジヒドロノピルベンゾエートの全含量:シス/トランス
比: 水素化されていない出発生成物の含量:92.8% 99.8対0.2 3.3% 得られた粗製シスージヒドロノビルプロビオネートは、
例ICの記載と同様にしてシス−ジヒドロ7ポールに変
換することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼ I [式中、Rは水素原子またはアシル基COR^1(この
    場合、R^1は低級アルキル基を表わすか、または場合
    によっては低級アルキル、低級アルコキシもしくはヒド
    ロキシによって置換されたフェニル基を表わす)を表わ
    す]で示される2−((1S,2S,5S)−6,6−
    ジメチルビシクロ[3,1,1]−ヘプト−2−イル)
    エタノール誘導体を製造する方法において、一般式II: ▲数式、化学式、表等があります▼II [式中、R^1は前記のものを表わす]で示されるエス
    テルを水素で固体の白金もしくは酸化白金触媒またはル
    テニウム/炭素触媒の存在下に水素化し、一般式 I a
    : ▲数式、化学式、表等があります▼ I a [式中、R^1は前記のものを表わす]で示される化合
    物に変えられ、この式 I aの化合物から必要に応じて
    COR^1基を離脱させることを特徴とする、一般式
    I の2−((1S,2S,5S)−6,6−ジメチルビ
    シクロ[3,1,1]−ヘプト−2−イル)エタノール
    誘導体の製造法2、COR^1基がアセチル基である、
    請求項1記載の方法。3、水素化を15〜50℃、特に
    18〜25℃の温度で実施する、請求項1記載の方法。
JP2175481A 1989-07-07 1990-07-04 2―((1s,2s,5s)―6,6―ジメチルビシクロ〔3.1.1〕―ヘプト―2―イル)エタノール誘導体の製造法 Expired - Lifetime JP2807060B2 (ja)

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