JPH0344285Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0344285Y2
JPH0344285Y2 JP1985084102U JP8410285U JPH0344285Y2 JP H0344285 Y2 JPH0344285 Y2 JP H0344285Y2 JP 1985084102 U JP1985084102 U JP 1985084102U JP 8410285 U JP8410285 U JP 8410285U JP H0344285 Y2 JPH0344285 Y2 JP H0344285Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
viscous solution
supply hose
pump
spray gun
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985084102U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61200160U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985084102U priority Critical patent/JPH0344285Y2/ja
Publication of JPS61200160U publication Critical patent/JPS61200160U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0344285Y2 publication Critical patent/JPH0344285Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、石膏材および合成樹脂等が混入され
た床下防湿材またはセメント材が混入された建築
用仕上材等の粘稠溶液の散布装置の改良に関する
ものである。
(従来技術) 従来、例えば特開昭52−130119号公報に示され
るように、クロルデンと石膏と水とが混合された
粘稠溶液からなる薬剤を建築物の床下地表全面に
流し込んで硬化させることにより、地表面からの
水分の蒸散を防止するとともに、白蟻の食害から
建築物を保護することが行なわれている。ところ
で床下には束石および布基礎等が多数設置されて
いるため、上記薬剤を床下地表全面に流し込むに
は極めて煩雑な作業が必要であり、しかも薬剤の
設置厚さが不均一になり易く、薬剤の不足する箇
所や必要以上に流し込まれる箇所が生じ易いとい
う問題がある。
この対策として、上記薬剤をプランジヤーポン
プ等で圧送してホースにより均一に散布すること
が考えられるが、この薬剤が沈澱および凝固を生
じ易い粘稠溶液によつて形成されていため、薬剤
の散布を停止すると供給ホース等の内部に沈澱等
が生じてホースが詰まり易く、このような事態が
生じると装置が使用できなくなる。また、コンプ
レツサーを用いて圧縮空気とともに上記薬剤を噴
霧することも行なわれているが、この場合でも供
給ホース内に薬剤が残存するのを防止することは
できず、しかも装置の構造が複雑になるとともに
耐圧強度の高いホースを使用しなければならない
ので製造コストが高くつくという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たものであり、簡単な構造の装置によつて粘稠溶
液を溶易かつ均一に散布でき、しかも供給ホース
等が詰まるという事態の発生を防止することがで
きる粘稠溶液の散布装置を提供するものである。
(考案の構成) 本考案は、沈澱および凝固を生じ易い粘稠溶液
の散布装置であつて、粘稠溶液の収溶タンクと、
この粘稠溶液を圧送するポンプと、圧送された粘
稠溶液を散布するスプレーガンとを備えた粘稠溶
液の散布装置において、上記スプレーガンの吸入
部に、上記ポンプの吐出口に連通する供給ホース
と、上記収溶タンクの薬剤取出管に連通するバイ
パスホースとをそれぞれ接続するとともに、上記
バイパスホースの口径を供給ホースの口径よりも
小さく設定したものである。
(実施例) 第1図において、1は床下地表面に散布する粘
稠溶液からなる防湿防蟻用薬剤の収溶タンク、2
はこの薬剤を圧送するスクリユーポンプ、3は圧
送された薬剤を散布するスプレーガンである。上
記収溶タンク1には駆動モータおよび撹拌羽根を
備えた撹拌機4が取付けられ、この撹拌機4によ
つて内部に収溶された薬剤を撹拌混合するように
構成されている。また、収溶タンク1の下方には
一対のロツク5,6を有する薬剤取出管7が設け
られ、一方のコツク5には上記ポンプ2の吸入口
8に連通する吸入ホース9が接続され、かつ他方
のコツク6には上記スプレーガン3に連通するバ
イパスホース10の一端部が接続されている。
上記スプレーガン3は、第2図に示すように、
セラミツク管11を有する先端ノズル部12と、
その後端に接続された開閉コツク13と、薬剤の
吸入部14とを有し、この吸入部14には上記ポ
ンプ2の吐出口15に連通する供給ホース16が
接続されるとともに、収溶タンク1の薬剤取出管
7に連通する上記バイパスホース10の他端部が
接続されている。このバイパスホース10の口径
を例えば9mmとした場合には上記供給ホース16
の口径を12mmとする等、バイパスホース10の口
径は供給ホース16の口径よりも小さく設定され
ている。
以上のように構成された散布装置の使用方法に
ついて説明する。まず、各コツク5,6,13を
全閉にした状態で上記タンク1内に薬剤合成用の
原料および水等の溶液を充填し、撹拌機4によつ
て撹拌混合する。次いで収溶タンク1の下方に設
けられた薬剤取出管7のコツク5,6を開放した
後、ポンプ2を作動させる。この状態ではスプレ
ーガン3の開閉コツク13が閉止されているので
上記ポンプ2から供給ホース16を経て圧送され
た薬剤はバイパスホース10を通つて上記取出管
7に戻された後、吸入ホース9を通つてポンプ2
に至り、上記流路を循環することとなる。
そして、スプレーガン3のコツク13を必要に
応じて開閉することにより、先端ノズル部12か
ら薬剤を噴出させて床下地表面の所定の位置に薬
剤の散布を行なう。なお、上記コツク13の開放
時においても薬剤の一部はバイパスホース10を
通つて上記流路を循環することとなるが、このバ
イパスホース10の口径が供給ホース16の口径
よりも小さく設定され、バイパスホース10側の
流動抵抗が大きくなるように構成されているた
め、スプレーガン3の先端ノズル部12から噴出
する薬剤の量が極端に減少することはない。
このように、スプレーガン3の吸入部14にバ
イパスホース10を接続し、ポンプ2の運転によ
りバイパスホース10を介して薬剤を循環させる
ようにしているため、スプレーガン3のコツク1
3を閉止して薬剤の散布を長時間停止させたとし
ても供給ホース16およびバイパスホース10内
において沈澱物が生成されたり薬剤が凝固したり
することはなく、ホースの閉塞を確実に阻止する
ことができる。また、上記バイパスホース10を
設けて薬剤を循環させているため、上記コツク1
3を閉止したとしても供給ホース16の内圧がそ
れ程上昇することはない。したがつて、上記コツ
ク13の閉止時にポンプ2の作動をいちいち停止
するという煩雑な操作を行なうことなく、供給ホ
ース16が破裂したり、あるいはホースの継ぎ目
部から薬剤が漏出したりするのを効果的に防止す
ることができる。さらに、供給ホース16として
それ程耐圧強度の高いものを使用する必要がない
とともに、上記継ぎ目部に複雑なシール構造を操
作する必要もなく、装置の構造を簡略化すること
ができる。
なお、本考案に係る散布装置は、上記床下地表
面に防湿防蟻用薬剤を散布する場合に限らず、セ
メント等が混入された建築用材を崖等に散布して
岩石の落下を防止したり、建築物の壁面に仕上用
塗料を散布したりする場合等にも使用可能であ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、ポンプから圧
送された粘稠溶液の一部を収溶タンクの薬剤取出
管に戻すためのバイパスホースをスプレーガンの
吸入部に接続し、このバイパスホースを介して上
記溶液を循環させるようにしているため、スプレ
ーガンのコツクを閉止して溶液の散布を長時間停
止させたとしても供給ホースが詰まることはな
い。したがつて、必要に応じて上記コツクを開閉
し、溶液を所望の位置に適正に散布することがで
きる。また、コンプレツサーを用いて圧縮空気を
供給したり、あるいは上記コツクの開閉操作に応
じて溶液圧送ポンプをオンオフさせたりする等の
複雑な構成を採用する必要はなく、装置の構造を
簡略化できるとともに取扱いも簡単であるという
利点がある。また、上記バイパスホースの口径を
供給ホースの口径よりも小さく設定しているた
め、粘稠溶液の散布時にスプレーガンからの噴出
量を減少させることなく、バイパスホースを介し
て粘稠溶液を循環を継続させつつ、その散布を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の散布装置の実施例を示す全体
構成図、第2図はスプレーガンの構成を示す部分
切欠拡大図である。 1……収溶タンク、2……ポンプ、3……スプ
レーガン、7……薬剤取出管、10……バイパス
ホース、14……吸入部、15……吐出口、16
……供給ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 沈殿および凝固を生じ易い粘稠容器の散布装置
    であつて、粘稠溶液の収容タンクと、この粘稠溶
    液を圧送するポンプと、圧送された粘稠溶液を散
    布するスプレーガンとを備えた粘稠溶液の散布装
    置において、上記スプレーガンの吸入部に、上記
    ポンプの吐出口に連通する供給ホースと、上記収
    溶タンクの薬剤取出管に連通するバイパスホース
    とをそれぞれ接続するとともに、上記バイパスホ
    ースの口径を供給ホースの口径よりも小さく設定
    したことを特徴とする粘稠溶液の散布装置。
JP1985084102U 1985-06-04 1985-06-04 Expired JPH0344285Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985084102U JPH0344285Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985084102U JPH0344285Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61200160U JPS61200160U (ja) 1986-12-15
JPH0344285Y2 true JPH0344285Y2 (ja) 1991-09-18

Family

ID=30633320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985084102U Expired JPH0344285Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0344285Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522407A (en) * 1975-06-24 1977-01-10 Hitachi Denshi Ltd Air capstan device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522407A (en) * 1975-06-24 1977-01-10 Hitachi Denshi Ltd Air capstan device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61200160U (ja) 1986-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3881656A (en) Mixing apparatus
US20040245355A1 (en) Mixer and sprayer unit
JPS5841107B2 (ja) 噴霧吹付け工法
DE60204737T2 (de) Kontinuierliche Schlammabgabevorrichtung
US6234408B1 (en) Mobile cementious fireproofing and specialty coating apparatus
JPH0344285Y2 (ja)
CN210477371U (zh) 一种便于出料的小型砂浆机
US11964300B2 (en) Process and device for quick dry and or rapid set aqueous external coatings
JPS60233271A (ja) 結合剤を建物要素に直接供給するプラント設備における装置
JP3421695B2 (ja) ウォータージェット装置
GB2267735A (en) Dispensing a liquid or a solid/liquid mixture
JPH0753737Y2 (ja) 噴射用液体撹拌貯蔵タンク
JPH0315149Y2 (ja)
CN218221929U (zh) 一种粉料搅拌机
JPS6034911B2 (ja) 断熱材の撹拌装置
JPS639460Y2 (ja)
JPH07180355A (ja) 水硬性流体物の圧送装置・圧送方法及びこれを用いた吹付方法
JPH0222028Y2 (ja)
CN214416302U (zh) 一种便于清理内部的岩土工程用搅拌装置
CN219631081U (zh) 一种污水处理药剂的混合装置
JPH0448857Y2 (ja)
CN220678333U (zh) 一种轻质建筑材料混合喷涂装置
CN215508321U (zh) 一种草原生态土壤修复用喷洒装置
JP3833999B2 (ja) スラリー混入方法
JPS6310834Y2 (ja)