JPH03437A - プレスのミスグリップ検出装置 - Google Patents

プレスのミスグリップ検出装置

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JPH03437A
JPH03437A JP13307889A JP13307889A JPH03437A JP H03437 A JPH03437 A JP H03437A JP 13307889 A JP13307889 A JP 13307889A JP 13307889 A JP13307889 A JP 13307889A JP H03437 A JPH03437 A JP H03437A
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JP
Japan
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angle
misgrip
operating
grip
rotary cam
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JP13307889A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kuboe
和広 久保江
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Aida Engineering Ltd
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Aida Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プレスのミスグリップ検出装置に関する。特
に調整作業の高速自動設定とプレス運転中の高速応答と
を図ったものである。
〔従来の技術] 二次元乃至三次元動作するトランスファー機構を備えた
プレスでは、例えば二次元動作の場合、複数のグリッパ
−を設けた一対のフィードバーをX方向くクランプ・ア
ンクランプ動作方向)およびY方向くアドバンス・リタ
ーン方向)に往復移動させ、ワークを挟持・離脱しつつ
金型間等に自動搬送している。トランスファーll柵は
スライドの昇降動作と協調するためにクランク軸の回転
角度との関係において駆動される。
ここに、所定のクランク角度までにワークを挟持しかつ
それを維持するとともに所定のクランク角度までにワー
クを離脱させる必要かある。ワーク1 トランスファー
機構、プレスW4造等の破損を防止して円滑運転をcA
障するためである。
このためにワークの挟持・離脱状態つまりグリップ動作
状態の異常を検出するミスグリップ検出装置が設けられ
ている。
従来のミスグリップ検出装置は、各グリ・ツバ−に対応
配設されたリミットスイッチ等からなるグリップ検出器
のいずれかの動作信号がロータリーカムスイッチの設定
角度内で消失しているときにミスグリップと判断するよ
うに構成されている−のが一般的である。詳しくは、第
5図、第6図に示す挟持ミス検出と、第7図、第8図に
示す離脱ミス検出とがある。
第5図、第6図において、3つのグリップ検出器がリミ
ットスイッチLS1a、LS2a、LS3aから形成さ
れ、各リミットスイッチLS1a等は第5図に示す角度
範囲θ1゜θ2.θ、においてそれぞれONL、その他
の角度ではそれぞれOFFするものである。一方、ロー
タリーカムスイッチRCaは上記角度θ1より挟小の角
度θ。
内でOFF、その他の角度でONするものである。
したがって、各グリッパ−の挟持動作が正常であれば第
6図に示すように並列接続されたロータリーカムスイッ
チRCaと直列接続された3つのリミットスイッチLS
1a、LS2a、LS3aとのいずれか一方が電路を閉
成するのでミスグリップ信号(ここでは、プレス停止信
号として用いる。
)は発生されない。しかし、ロータリーカムスイッチR
CaがOFFとなっているのにいずれかのリミットスイ
ッチがOFF <挟持ミス)であれはミスグリップ信号
が発生しプレス停止される。
これに対し、第7図、第8図では、上記挟持ミス検出と
対応する離脱ミス検出を行うよう角度範囲θ11.θ2
1.θ31においてそれぞれONL、その他の角度では
OFFする直列接続されなリミットスイッチLS1b、
LS2b、LS3bと、上記角度範囲θ11よりも挟小
のθ。。内で0FFt、その他の角度でONするロータ
リーカムスイッチRcbとを第8図に示すように並列接
続している。
したがって、各グリッパ−の離脱動作が正常であればロ
ータリーカムスイッチRCbとリミットスイッチLS1
b、LS2b、LS3bとのいずれか一方が電路を閉成
するのでミスグリップ信号(ここでは、プレス停止信号
として用いる。)は発生しない、しかし、いずれかのリ
ミットスイッチLS1b等が、ロータリーカムスイッチ
R,CbがOFFであるにも拘わらずOFF (1?脱
ミス)であればミスグリップ信号が発生しプレスを停止
させる。
したかって、リミットスイッチLS1a(LSlb)等
の動作速度等を勘案し正確検出を行わせるためには、ロ
ータリーカムスイッチRCa(Rcb>の設定角度θ。
(θ。。)をリミットスイッチの最小の動作角度θ1 
(θ1、)よりも第5図、第7図に2点鎖線で示すθ(
θ)の如く可能な限り挟小化することが望ましい。
[発明が解決しようとする課題] しかし、プレス運転の実際からはロータリーカムスイッ
チRCa(RCb)の設定角度θ0 (θ。。)を挟小
化するにも限度がある。過度に挟小化したのでは、第5
図(第7図)から明らかの通り、動作角度範囲〔例えば
θl (θ11)〕内で挟持(離脱)されていなくとも
挟持(離脱)ミスが検出されないというタイムラグが生
ずる。したがって、プレスの高速化要請に追従できずミ
スグリップを検出したときにはスライドが下死点を通過
してしまうなどによりワーク1機器の破損を招来する虞
れが大きい。
また、この虞れを最小とするためにロータリーカムスイ
ッチRCa(RCb)の設定角度を可能な限り拡大化す
るためには、各動作角度θl (θ1よ)等との関係調
整作業が難しくかつ長時間を必要とする欠点がある。と
りわけ例えば20個以上の多数のグリップ検出器を有す
るプレスではその調整作業が一層困髭となる。
さらに、各グリップ検出器(リミットスイッチ)の動作
角度は種々・微妙に相異するにもかかわらず単一のロー
タリーカムスイッチの設定角度で監視する構造であるか
ら、各リミットスイッチの現場での設置調整作業に手間
がかかるのみならず各グリッパ−での挟持・離脱タイミ
ングを理想状態により一歩後退して妥協しなければなら
ないという本末転倒現象をも引起す虞れがある。
さらに、1100OSpを越えるような超高速プレスで
は、リミットスイッチとロータリーカムとの角度整合作
業をいかに精巧に行っても、過言すれば一段と接近整合
する程に動作不安定となる追従不可状態が生じるという
問題がある。
ここに、本発明の目的は、トランスファーR桶を動作さ
せグリヅプ動作状態が円滑であることを確認すればその
状態において全てのグリップ検出器の動作角度設定を一
瞬にして行えるとともに、プレス運転中には各グリヅパ
ーごとに理想状態で安定かつ正確検出できる高速応答で
、しかもバックアップ機能を有するプレスのミスグリッ
プ検出装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、各グリップ検出器の動作信号がロータリーカ
ムスイッチの設定角度内で消失しているときにミスグリ
ップと判断するプレスのミスグリップ検出装置において
、 グリップ検出器のいずれかの動作信号とこの動作信号発
生時のクランク角度とを対応させて記憶する動作角度記
憶手段と、各動作角度に対する変動許容角度を設定する
許容角度設定手段と、プレス運転中に各グリップ検出器
から出力される動作信号発生時のクランク角度が該動作
角度記憶手段に記憶された当該動作角度と異なりかつ設
定された変動許容角度を逸脱したことを条件としてミス
グリップ信号を発生するミスグリップ検出手段とからな
る電子式早期検出装置を設ける、とともに前記ロータリ
ーカムスイッチの設定角度を挟小として該電子式早期検
出装置のバックアップ機能を発揮するように構成したこ
とを特徴とする。
[作 用] 上記構成による本発明では、各グリッパ−と各グリップ
検出器との位置を機械的に調整しプレス動作とトランス
ファーI!lW4を動作させる。すると、動作角度記憶
手段は、各グリップ検出器の挟持・離脱状態を示す動作
信号とこの動作信号発生時のクランク角度とを対応させ
て記憶する。すなわち、各グリッパ−の理想状態におけ
る動作角度を設定値として記憶できる。よって迅速自動
設定ができる。
一方、挟持検出用のロータリーカムスイッチは、全ての
グリップ検出器が確実に動作信号を発しているであろう
範囲に挟小角度設定する。各グリップ検出器の動作信号
発生時角度に接近させた精巧整合作業は不要となる。
次に、または予め、各グリップ検出器に個有または全て
のグリップ検出器に共通の動作角度に対する変動許容角
度を設定する。
ここに、プレス運転を開始すれば、クランク角度計は時
々刻々に変化するクランク角度を出力しまた各グリップ
検出器はそれぞれに動作信号を発する。したがって、電
子式早期検出装置(ミスグリップ検出手段)は、各グリ
ップ検出器から出力される動作信号の発生時点における
実際のクランク角度と、当該グリップ検出器の理想状態
において記憶された動作角度と、設定された変動許容角
度とを比較しつつ記憶動作角度と異なりかつ設定変動許
容角度を逸脱したことをもってミスグリップ信号を発生
する。よって、高速応答と個別的正確検出が達成される
しかも、グリップ検出器とロータリーカムスイッチとの
協働によりバックアップ機能が発揮されるので、保護の
万全が確約される。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
本ミスグリップ検出装置は、第1図(全体構成図)に示
す如く、クランク角度計10と複数(この実施例では2
つ)のグリップ検出器11と動作角度記憶手段(3)と
許容角度設定手段(20゜21)とミスグリップ検出手
段30とからなる電子穴早期検出装置と、この早期検出
装置のバックアップ装置とから構成されている。
すなわち、電子式早期検出装置は、クランク角度計10
、各グリップ検出器11、動作角度記憶手段3との協働
により、トランスファー機構を動作させて各グリッパ−
が理想的状態でワークを挟持・離脱したときの各グリッ
プ検出器11の動作信号をその発生時のクランク角度と
対応させて記憶し従来の個別的、機械的調整作業を一掃
し、電子式瞬間に各グリップ検出器11の動作タイミン
グ設定を自動的に行わせるように形成している。
また、これらと許容角度設定手段(20,21)とミス
グリップ検出手段30との協働によりプレス運転中にお
けるグリッパ−の変形、グリップ検出器の位置づれ等に
よるミスグリップを個別的正確に高速応答をもって検出
できるよう形成している。
また、この実施例では、動作角度記憶手段(3)で記憶
する動作角度の信頼性を高めるためにロータリーカムス
イッチRCc、RCdを設け、さらに、従来と同様な挟
持検出用のロータリーカムスイッチRCaと離脱検出用
のロータリーカムスイッチRCbとの設定角度を挟小化
して前記電子式早期検出装置のバックアップ機能を発揮
させるバックアップ装置を設けた構成とされている。
以下、各構成要素を分脱する。
各グリップ検出器11は、リミットスイッチLSから形
成され、当該グリッパ−がワークを挟持したときにON
となり、離脱したときにOFFとなる位置で、トランス
ファーR構の一部を形成する公知のフィードバー乃至フ
ィンガーに固定される。したがって、トランスファー機
構を動作させてみて全てのグリップ(挟持・離脱)状態
が正常となったときに、各リミットスイッチ(この実施
例では説明簡略化のためLSl、LS2の2個としてい
る。)の動作信号(ON、0FF)が出力されるよう固
定すればよく、そのロータリーカムスイッチRCa、R
Cbと個別的に角度整合調整する従来作業を一掃してい
る。
これらのグリップ動作状態は、トランスファー機構との
関係つまりクランク軸の回転角度との関係において引起
こされるものであるから、グリップ動作状態の適否はク
ランク角度計10によるクランク角度によって把握され
る。
ここに、ミスグリップの電子式早期検出装置を形成する
動作角度記憶手段は、各グリップ検出器11.11 (
LSI、LS2)の動作信号(ON。
0FF)と、この動作信号発生時のクランク角度とを対
応させて記憶する手段であり、この実施例では、各リミ
ットスイッチごとに対応配設されたON時のクランク角
度(θ8、)をラッチするラッチ回路12とOFF時の
クランク角度(θ、1)をラッチするラッチ回路13と
RAM3等から形成されている。すなわち、各ラッチ回
路12.13でラッチされたクランク角度θN1.θF
l、θN2θ2□は、入力ボート4を介してCPUIで
読込まれRAM3に記憶される。そして、データ固定ボ
タン15を操作したときにRAM3に記憶された各グリ
ップ検出器11の動作角度か固定される。
これはROM2に格納された設定プログラムによりコン
トロールされる。この際、第2図、第3図(ステップ1
6)に示す如く、各リミットスイッチLSのON時のク
ランク角度θN1がロータリカムスイッチRCcの設定
角度範囲(ON)以外あるいはOFF時のクランク角度
θ1がロータリーカムスイッチRCdの設定角度範囲(
ON)以外にある時は、第3図のステップ16.20に
示す如く、グリップ検出器11の位置固定調整ミスを図
示しないCRTやブザー等で告知するよう形成されてい
る。
これらのロータリーカムスイッチRCc、RCdは、プ
レス運転中のミスグリップ検出用に用いることなく設定
時に用いるものであるから、極めて挟小の設定角度範囲
にセットすることができ、動作角度記憶手段(3)に記
憶する動作信号発生時のクランク角度データの信頼性を
高めることができる。
なお、各ラッチ回路12.12.13.13を省略して
CPUIで割込処理する構成としてもよい。
また、許容角度設定手段(20,21)は、各動作角度
に対する変動許容角度を設定する手段である。すなわち
、動作角度記憶手段(3)に記憶される動作角度データ
はクランク角度計10の分解能で決る。したかって、プ
レス運転中の動作角度をそのまま動作角度記憶手段(3
)に記憶された動作角度と比較してミスグリップ信号を
発生させたのでは不安定で実用に耐えない。そこで、−
定のバンドを設けるための手段として導入している。
変動許容角度は、記憶された動作角度に対し、マイナス
側とプラス側とを別個に設定しても、また、全ての記憶
動作角度について別々に設定してもよいが、この実施例
では全動作角度に共通なものとしかつマイナス側とグラ
ス側に等角度のバンドを設定するものとしている。
さらに、詳細後記のミスグリップ検出手段30で発生さ
せるミスグリップ信号をプレス停止信号と予知信号との
2種類から形成したので、それぞれの信号について異な
る変動許容角度を設定できるものとしている。
具体的には、デジタルスイッチ20は、プレス停止信号
を発生させるための変動許容角度Δe(第4図ステップ
36参照)を設定するのもであり、デジタルスイッチ2
1は、予知信号を発生させるための変動許容角度△a(
第4図ステップ40参照)を設定するもので、これらス
イッチ20゜21から許容角度設定手段が構成されてい
る。Δaは例えば(±)1度であり、Δeは例えば(±
)2度である。これらもR,AM 3に記憶されるもの
と形成している。
次に、ミスグリップ検出手段30は、プレス運転中に各
グリップ検出器11から出力される動作信号発生時のク
ランク角度が、RAM3に記憶されている当該動作角度
(設定クランク角度データ)と異なりかつ設定記憶され
た変動許容角度を逸脱したことを条件としてミスグリッ
プ信号を発生する手段で、この実施例では、第1図のC
PU1゜ROM2.RAM3等から構成されている。
すなわち、各リミットスイッチLSI、LS2(グリッ
プ検出器11.11)の動作信号は入力ボート4を介し
て入力され、同時にクランク角度計10からのクランク
角度が入力ボート5を介して入力されると、CPUIは
ROPvl 2のミスグリップ検出プログラムに基づい
て実際クランク角度を特定し、かつRAM3に記憶され
た当該リミットスイッチの記憶動作角度および変動許容
角度Δaとを比較して逸脱している場合には予知信号を
発生し、さらに変動許容角度Δeとを比較してこれを逸
脱するときにはプレス停止信号を発生することができる
したがって、ミスグリップの電子式早期検出装置はプレ
ス運転中の高速応答と正確・安定検出とともに最初の動
作角度の自動設定をデータ固定ボタン15の操作により
一瞬にして行える。
次に、バックアップ装置は、前記CPUI等と各グリッ
プ検出器11とロータリーカムスイッチRCa、RCb
とからなり、回路的には前出第5図〜第8図に示した従
来ミスグリップ検出装置と同じである。しかし、ロータ
リーカムスイッチRCa、RCbの設定角度は著しく挟
小で各グリップ検出器11のON、0.FF時角度との
微細整合を必要としない。つまり、ロータリーカムスイ
ッチRCa、RCbは、第2図に示す如く、常態であれ
ばいずれのリミットスイッチLSも必ずONしているク
ランク角度あるいはOFFしているクランク角度内で決
手角度範囲に設定される。したがって、動作信号のいず
れかが挟小の設定角度内で消失しているときにミスグリ
ップと判断するので許容角度設定手段(20,21>、
ミスグリップ検出手段30等で構成されるいわゆる電子
式♀期検出装置のバックアップとして機能する。
すなわち、CPUIは、RCaかOFFであるにも拘ら
ずリミットスイッチLSI、LS2のいずれかまたは双
方がOFFの場合にはプレス停止信号を発生し、RCb
がOFFであるにも拘らずリミットスイッチLS1.L
S2のいずれかまたは双方がONである場合には従来ミ
スグリップ検出装置と同様にプレス停止信号を発生する
次に、作用を説明する。
(設定工程) 各グリップ検出器1t、iiすなわちリミットスイッチ
LS1.LS2のON、OFF動作する例えば設計上全
てのリミットスイッチが0N(OFF>するであろうク
ランク角度範囲内でがっ最狭の角度範囲にロータリーカ
ムスイッチRCc(RCd)を設定しておく。
ここに、各グリッパ−を、トランスファー機構の動作に
従ってワークの挟持・離脱(グリップ)状態が理想とな
るように、位置調整するとともに各リミットスイッチL
SI、LS2をグリッパ−がワークを挟持したときにO
N、 離脱したときにOFFとなるように調整してフィ
ードバー等に固定する。
8斐によって、再度、トランスファーi横を動イヤさせ
てグリップ状態とリミットスイッチ動作を確認する。
ここで、第3図(本図はリミットスイッチがONの場合
を示す、OFFの場合は、これと同様につき図示省略し
た。)に示す如く、自動設定指令を与えてトランスファ
ー機構を動作させると、クランク軸の回転に伴ってリミ
ットスイッチLS11が順次ONする(ステップ10)
、リミットスイッチLS、がONI、たときのクランク
角度すなわち動作角度θ、が第1図のθ□、θN2ラッ
チ回路12.12にラッチされる(ステップ12)、ス
テップ14では、CPUIがその動作角度θNnを読取
り当該リミットスイッチLSnに対応させてRAM3に
記憶する。調整済トランスファー機構による理想的状態
でのグリップ動作(挟持・離脱)状態をいわゆる設定値
として記憶するのである。
なお、ステップ16でロータリーカムスイッチRCcの
設定角度(ON)内であるか否かを判断して万一それを
逸脱するときはステップ20で調整ミス(データミス)
としてCRT等で告知する。
記憶された動作角度の信頼性を高めることができる。
そして、全てのリミットスイッチLS(LSI。
LS2>の動作角度を記憶したことを確認(ステップ1
8)すると、データ固定ボタン15を操作(ステップ2
2)することにより、記憶動作角度θN1は固定される
(ステラ724)。
データ固定ボタン15を操作しなければ、トランスファ
ー機構を再度運転してグリップ動作を一段と微調整した
新たな動作角度を記憶できるわけである。
このようにして、電子式早期検出装置の初期設定を完了
した後に、バックアップ装置をロータリーカムスイッチ
RCa、RCbの設定角度が第2図に示す如く挟小で通
常は働かない範囲に設定する。
(変動許容角度の設定) 角度設定スイッチ20.21で、RAM3に記憶された
動作角度θ、に対するバンド(変動許容角度範囲)±Δ
e、±△aを設定する。バンドはミスグリップ信号を安
定かつ正確に発生させるものであるから、プレス停止信
号のΔeを例えば2度とするときは、予知信号用の△a
はそれより小さく例えば1度とすべきである。
(プレス運転) クランク軸の回転により、スライド、トランスファー機
構等を稼動させプレス運転に入ると、ミスグリップ検出
装置は、第4図(本図はリミットスイッチがONの場合
を示す、OFFの場合は、これと同様につき図示省略し
た。)に示す如く作用する。
まず、電子式早期検出装置としてはステップ30でリミ
ットスイッチLSiがONl、たことを検出すると、C
PUIは当該リミットスイッチLSiがONしたときの
クランク角度θN1をクランク角度計10の出力から読
取る(ステップ34)、とともにこのクランク角度θN
+が当該リミットスイッチLSiの記憶した動作角度θ
N、と異なるが否か、並びに設定許容角度±Δeを逸脱
しているか否かを判断する。具体的にはステップ36に
示す如くθ、−Δe≦θN1≦θh+Δeとして判断す
る。NO判断した場合には、ステップ38でミスグリッ
プ信号としてのプレス停止信号を発する。
YES判断の場合にはプレス停止はさせないが、その危
険性があることから、ステップ40において、θ、−Δ
a≦θN1≦θ、+△aを判断して、NOの場合にはオ
ペレータに予知する(ステップ42)。YESならグリ
ップ動作正常につき、ステップ30に戻る。
(バックアップ動作) グリッパ−、グリップ検出器11(LSn)等に大きな
変形や位置づれが生じた場合には、リミットスイッチL
SがONできないことが生じ得る。
そこで、バックアップ装置は、第2図に示すように、本
来的には確実に各動作信号が連続的に生じている範囲内
で極めて挟小角度(OF F )に設定されたロータリ
ーカムスイッチRCaのOFF状態であるにも拘らず、
いずれかのリミットスイッチがONLないときにはミス
グリップ(挟持ミス)と判断(ステップ32)し、直ち
にプレス停止信号を発しくステップ38)で装置安全を
バックアップする。ロータリーカムスイッチRCbにつ
いても同様である。
しかして、この実施例によれば、電子式早期検出装置が
各グリップ検出器11の動作信号とこの動作信号発生時
のクランク角度とを対応させて記憶する動作角度記憶手
段(RAM3)を有するものとされているから、理想的
グリップ動作するように調整したときの各グリップ検出
器11(リミットスイッチLSn)の動作角度を電子的
瞬間に設定でき、従来のロータリーカムスイッチRCa
RCbとの煩雑で複雑な角度整合作業を一掃できる。つ
まり、従来においては、まずトランスファーR横を駆動
して各グリッパ−のグリップ動作状態を確認し、引続き
、各グリ・yグ検出器の位置決め調整を行い、しかる後
にグリップ検出器の動作角度とロータリーカムスイッチ
RCa、RCbとの微細角度整合を行い、再び、トラン
スファー機構を動作させて同様な手順を繰返すという煩
雑、長時間作業を行っていたことを一掃できるという優
れたものとなる。とともに、許容角度設定手段20.2
1とミスグリップ検出手段30とを設けた構成とされて
いるので、プレス運転中に各グリップ検出器11から出
力される動作信号(ON。
0FF)の発生時点のクランク角度θNl+θF1と理
想状態で記憶した動作角度θNm1θ1および変動許容
角度±△a、±△eとの比較においてミスグリップを検
出でき、極めて応答性の高いものとなり高速プレスにも
速用できる。しかも、従来と同じロータリーカムスイッ
チRCa 、 RCbは、各リミットスイッチLSnの
動作角度の立上り、立下りとの関係においてfiaA[
整合せず、極めてラフで挟小に角度設定することによる
バックアップ装置を形成しているので、保護の万全を保
障できる。また、許容角度設定手段20.21でそのバ
ンドを自在に変更できるのでプレス特性に適合した運用
がなされ安定で正確な検出を行える。
また、変動許容角度設定手段はプレス停止信号発生用の
デジタルスイッチ20のみならず予知信号発生用のデジ
タルスイッチ21とから形成されている。すなわち、ミ
スグリップ信号をプレス停止信号とその前段階の予知信
号の2種から形成したので、予知信号によってプレス停
止前に適格な対処策を講じることができ、−層の安全確
保と生産性向上、コスト低減を図れる。
さらに、クランク角度計10、グリップ検出器11、ロ
ータリーカムスイッチRCa、RCb等は従来m造と同
じであり、また、動作角度記憶手段、ミスグリップ検出
手段30等はCPU1、ROM2、RAM3から構成さ
れているので、プレス駆動制御装置の構成要素をそのま
ま利用でき動作確実で低コストのもと具現化できる。
なお、各構成要素は上記例示範囲に限定されず要旨範囲
内において適宜な構成として実線できる。
[発明の効果] 本発明は、以上の説明から明らかの通り、各グリップ検
出器の動作信号とその発生時のクランク角度とを対応記
憶する動作角度記憶手段、バンド設定する許容角度設定
手段、記憶動作角度、設定許容角度と実際動作角度とを
比較してミスグリップを検出するミスグリップ検出手段
等を含み形成された電子式早期検出装置と挟小角度に設
定したロータリーカムスイッチと各グリップ検出器等と
の協働によるバックアップ装置とを備えた構成とされて
いるので、設定[Fにおいては各グリップ検出器とロー
タリーカムスイッチとの微Allで煩雑な角度整合作業
を一掃でき正確・迅速に自動設定できる。また、プレス
運転中においては応答性が極めて高く確実で安定性のあ
るミスグリップ検出を達成できる。さらに、バックアッ
プ装置が早期検出装置をバックアップするので保護の万
全が保障される、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示す図、第2図
は同じく主に設定動作を説明するためのタイミングチャ
ート、第3図は同じく設定動作を説明するためのフロー
チャート、第4図は同じくプレス運転中の動作説明をす
るためのフローチャートおよび第5図〜第8図は従来の
ミスグリップ検出装置を説明するための図で、第5図は
挟持動作の設定角度を説明するための図、第6図は同じ
くミスグリップ検出を説明するための回路図、第7図は
離脱動作の設定角度を説明するための図、第8図は同じ
くミスグリップ検出を動作するための回路図である。 1・・・CPU(早期検出装置の一部を形成するミスグ
リップ検出手段)、 3・・・RAM (動作角度記憶手段)、10・・・ク
ランク角度計、 11・・・グリップ検出器、 20.21・・・デジタルスイッチ(許容角度設定手段
)、 RCa  RCb・・・バックアップ装置の一部を形成
するロータリーカムスイッ チ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)グリップ検出器のいずれかの動作信号がロータリ
    ーカムスイッチの設定角度内で消失しているときにミス
    グリップと判断するプレスのミスグリップ検出装置にお
    いて、 各グリップ検出器の動作信号とこの動作信号発生時のク
    ランク角度とを対応させて記憶する動作角度記憶手段と
    、各動作角度に対する変動許容角度を設定する許容角度
    設定手段と、プレス運転中に各グリップ検出器から出力
    される動作信号発生時のクランク角度が該動作角度記憶
    手段に記憶された当該動作角度と異なりかつ設定された
    変動許容角度を逸脱したことを条件としてミスグリップ
    信号を発生するミスグリップ検出手段とからなる電子式
    早期検出装置を設ける、とともに前記ロータリーカムス
    イッチの設定角度を挟小として該電子式早期検出装置の
    バックアップ機能を発揮するように構成したプレスのミ
    スグリップ検出装置。
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