JPH0343553A - 瓦 - Google Patents
瓦Info
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- JPH0343553A JPH0343553A JP16807290A JP16807290A JPH0343553A JP H0343553 A JPH0343553 A JP H0343553A JP 16807290 A JP16807290 A JP 16807290A JP 16807290 A JP16807290 A JP 16807290A JP H0343553 A JPH0343553 A JP H0343553A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 80
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 abstract description 6
- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 abstract 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000004566 building material Substances 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
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- 206010011224 Cough Diseases 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
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- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 1
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- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、緩勾配屋根に適した瓦に係り、より詳細には
、雨水の瓦頭部よりの逆漏れ現象を少なくでき、かつ積
み重ね状態を薄くできるようにした瓦に関する。
、雨水の瓦頭部よりの逆漏れ現象を少なくでき、かつ積
み重ね状態を薄くできるようにした瓦に関する。
近年、建築様式の変化、あるいは建築用材の節減その他
の理由により屋根の勾配が次第に緩くなってきている。
の理由により屋根の勾配が次第に緩くなってきている。
しかし、従来の瓦の場合、屋根の勾配が22度(業界で
いう4寸勾配)より小さい緩勾配の屋根にあっては、風
雨の際に、瓦と瓦との重合部から雨水の逆漏れの可能性
が増加し、野地板その他の建築用材の腐食を促進し、建
築物の寿命を短くするおそれのあることが指摘されてい
る。
いう4寸勾配)より小さい緩勾配の屋根にあっては、風
雨の際に、瓦と瓦との重合部から雨水の逆漏れの可能性
が増加し、野地板その他の建築用材の腐食を促進し、建
築物の寿命を短くするおそれのあることが指摘されてい
る。
そこで、近年、より勾配の緩やかな屋根に使用できる瓦
としては、0頭部の先端部下面に複数本の横溝を形威し
、横溝により圧力を左右に逃がすことができるようにし
た構成の瓦、■頭部の先端部に下方向に折曲する水垂れ
部を形成し、尻部端部に水返し部を形成し、水垂れ部よ
り雨水を下方の瓦にスムーズに誘導するとともに、逆水
を水返し部で阻止し、逆漏れ現象を防止するようにした
構成の瓦、が用いられている。
としては、0頭部の先端部下面に複数本の横溝を形威し
、横溝により圧力を左右に逃がすことができるようにし
た構成の瓦、■頭部の先端部に下方向に折曲する水垂れ
部を形成し、尻部端部に水返し部を形成し、水垂れ部よ
り雨水を下方の瓦にスムーズに誘導するとともに、逆水
を水返し部で阻止し、逆漏れ現象を防止するようにした
構成の瓦、が用いられている。
しかし、上記各瓦は種々の報告において、通常、3寸5
分程度までの勾配の屋根においては、逆水が防止できる
が、屋根勾配を19度(3寸5分勾配)以上に緩くした
り、また、強風時には風圧等により逆水による逆漏れ現
象が生じ易くなるという問題点がある。
分程度までの勾配の屋根においては、逆水が防止できる
が、屋根勾配を19度(3寸5分勾配)以上に緩くした
り、また、強風時には風圧等により逆水による逆漏れ現
象が生じ易くなるという問題点がある。
そこで、今日では、■頭部の先端部に下方向に折曲する
水垂れ部を形成し、広部を少し斜上し、該広部の端部に
水返し部を形成すると共に、谷部の裏面に溝を形成し、
該広部を少し斜上し、かつ該水返し部を高く形成し、雨
水の侵入をある程度まで許容でき、■4度(2寸5分勾
配)程度の勾配まで逆水を防止できるようにした構成の
瓦、■谷部の裏面の溝を排除し、瓦と瓦の重合部との空
間部を大きく取り、逆水が水返し部を越えて侵入するこ
とによる逆漏れ現象を、通常、2寸程度の勾配まで防止
できるようにした構成の瓦、が提案されている。そして
、この瓦は、いずれも屋根の勾配を11度〜14度(2
寸〜2寸5分勾配)程度まで緩くできる瓦として、十分
、使用に耐え得るという利点を有する。
水垂れ部を形成し、広部を少し斜上し、該広部の端部に
水返し部を形成すると共に、谷部の裏面に溝を形成し、
該広部を少し斜上し、かつ該水返し部を高く形成し、雨
水の侵入をある程度まで許容でき、■4度(2寸5分勾
配)程度の勾配まで逆水を防止できるようにした構成の
瓦、■谷部の裏面の溝を排除し、瓦と瓦の重合部との空
間部を大きく取り、逆水が水返し部を越えて侵入するこ
とによる逆漏れ現象を、通常、2寸程度の勾配まで防止
できるようにした構成の瓦、が提案されている。そして
、この瓦は、いずれも屋根の勾配を11度〜14度(2
寸〜2寸5分勾配)程度まで緩くできる瓦として、十分
、使用に耐え得るという利点を有する。
しかし、上述した瓦の場合、次のような問題がある。す
なわち、 ■ 11度〜14度(2寸〜2寸5分勾配)程度の屋根
勾配までしか逆漏れを防止できず、今日の建築様式を十
分に満足するものといえない。
なわち、 ■ 11度〜14度(2寸〜2寸5分勾配)程度の屋根
勾配までしか逆漏れを防止できず、今日の建築様式を十
分に満足するものといえない。
■ 瓦の水返し部を高くとると、運搬等に際して積層す
る場合、嵩張り易くなると共に、その重合部位が少ない
状態となるので、強度上、弱くなり、また大きい単位で
積み重ねが難しい。
る場合、嵩張り易くなると共に、その重合部位が少ない
状態となるので、強度上、弱くなり、また大きい単位で
積み重ねが難しい。
等の問題がある。
そこで、本発明者は、上述した点に対処し、まず、瓦に
おける逆水の生じるメカニズムを考究した結果、次のよ
うなことを知り得た。
おける逆水の生じるメカニズムを考究した結果、次のよ
うなことを知り得た。
すなわち、屋根勾配が緩やかな時は、瓦の表面の水流が
層流状態で流れ易く、該水流は水垂れ部の端面に沿って
下方の瓦表面に直角状態あるいは直角に近い状態で落下
し、該落下した水流は、下方の瓦表面において、落下速
度に応して前方向に押し出される。そして、上記水流の
落下速度が速く、また、落下流量が多くなると、瓦に十
分な勾配があっても、該瓦の内部側(上方向)の水流の
分′/!L戒分が強く、また多くなって下方の瓦の表面
を上方向に上昇し始めるために水位が上がり逆水を生じ
、つ4)には、該分流成分が咳瓦の広部に形成された水
返し部を越え、逆漏り現象を呈するということが判明し
た。
層流状態で流れ易く、該水流は水垂れ部の端面に沿って
下方の瓦表面に直角状態あるいは直角に近い状態で落下
し、該落下した水流は、下方の瓦表面において、落下速
度に応して前方向に押し出される。そして、上記水流の
落下速度が速く、また、落下流量が多くなると、瓦に十
分な勾配があっても、該瓦の内部側(上方向)の水流の
分′/!L戒分が強く、また多くなって下方の瓦の表面
を上方向に上昇し始めるために水位が上がり逆水を生じ
、つ4)には、該分流成分が咳瓦の広部に形成された水
返し部を越え、逆漏り現象を呈するということが判明し
た。
この点は、特に、水垂れ部の先端が正のアール状に形成
されている場合、あるいは水垂れ部の高さが高い場合等
に言え、水流の落下速度が速い時はど著しい。
されている場合、あるいは水垂れ部の高さが高い場合等
に言え、水流の落下速度が速い時はど著しい。
そこで、本発明者は、種々、研究検討した結果、該問題
が、屋根勾配より決まる瓦勾配を、その瓦先端部でとる
ことによって、すなわち、該瓦先端部で部分的に急な勾
配をとることで軽減できることを究明した。
が、屋根勾配より決まる瓦勾配を、その瓦先端部でとる
ことによって、すなわち、該瓦先端部で部分的に急な勾
配をとることで軽減できることを究明した。
本発明は、以上のような点に対処して創案したものであ
って、その目的とする処は、水流を下方向の瓦の前方に
誘導し、頭部における逆水を少なくし、かつ積み重ねに
よる嵩張りを少なくできるようにした緩勾配用の瓦を提
供することにある。
って、その目的とする処は、水流を下方向の瓦の前方に
誘導し、頭部における逆水を少なくし、かつ積み重ねに
よる嵩張りを少なくできるようにした緩勾配用の瓦を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段および作用〕そして、上記
課題を解決するための手段としての本発明の瓦は、頭部
先端に流水誘導面を備えた水垂れ部を設け、該流水誘導
面の位置を頭部表面の位置より低い位置に段差をもって
形成し、また、谷部の広部水氷し部裏面に桟木と係合す
る凹部を形成すると共に、該凹部の前後面を水平面状に
形成した構成よりなる。
課題を解決するための手段としての本発明の瓦は、頭部
先端に流水誘導面を備えた水垂れ部を設け、該流水誘導
面の位置を頭部表面の位置より低い位置に段差をもって
形成し、また、谷部の広部水氷し部裏面に桟木と係合す
る凹部を形成すると共に、該凹部の前後面を水平面状に
形成した構成よりなる。
そして、以上のtill戊に基づく本発明の瓦は、緩勾
配洋瓦として用いられ、流水誘導面と谷部表面との段差
によって流水の有している位置のエネルギーを、運動の
エネルギーに変換し、咳エネルギーが従前より有してい
た運動のエネルギーに加えられることにより、該流水を
、流水誘導面により積極的に、下方向に位置する瓦のよ
り前側方向に誘導させるようにしているので、該瓦の内
部側への分流を軽減し、水流をより前方に押し遺り、瓦
内部への逆水を防止するように作用する。
配洋瓦として用いられ、流水誘導面と谷部表面との段差
によって流水の有している位置のエネルギーを、運動の
エネルギーに変換し、咳エネルギーが従前より有してい
た運動のエネルギーに加えられることにより、該流水を
、流水誘導面により積極的に、下方向に位置する瓦のよ
り前側方向に誘導させるようにしているので、該瓦の内
部側への分流を軽減し、水流をより前方に押し遺り、瓦
内部への逆水を防止するように作用する。
また、谷部の広部水氷し部裏面に桟木と係合する凹部を
形成すると共に、該凹部の前後を水平状に形成している
ことより、運搬の際の瓦の積み重ねた場合、水返し裏面
の桟木保合部による嵩張りを解消でき、また、瓦同士の
重合部位を大きくできるので、その強度性が増し、また
、同時に複数枚の瓦を結束でき、運搬性を向上できるよ
うに作用する。
形成すると共に、該凹部の前後を水平状に形成している
ことより、運搬の際の瓦の積み重ねた場合、水返し裏面
の桟木保合部による嵩張りを解消でき、また、瓦同士の
重合部位を大きくできるので、その強度性が増し、また
、同時に複数枚の瓦を結束でき、運搬性を向上できるよ
うに作用する。
以下、図面を参照しながら、本発明の瓦を具体化した実
施例に基づいて説明する。
施例に基づいて説明する。
ここに、第1〜9図は本発明の実施例を示し、第1図は
正面図、第2図は第1図C−C端面図、第3図は第1図
C−C端面図、第4図は第1図C−C端面図、第5図は
背面図、第6図は正面図、第7図は底面図、第8図は左
側面図、第9図は右側面図である。
正面図、第2図は第1図C−C端面図、第3図は第1図
C−C端面図、第4図は第1図C−C端面図、第5図は
背面図、第6図は正面図、第7図は底面図、第8図は左
側面図、第9図は右側面図である。
本実施例の瓦lは、通称、洋瓦であって、概略すると、
二条の山部2と谷部3とを備え、瓦lの長さ方向の前方
に頭部4、後方に広部5を有し、幅方向の一方に差込み
6、他方に桟7を有し、頭部4の差込み6側および広部
5の桟7側にそれぞれ切込み8.9を備えた構成よりな
る。
二条の山部2と谷部3とを備え、瓦lの長さ方向の前方
に頭部4、後方に広部5を有し、幅方向の一方に差込み
6、他方に桟7を有し、頭部4の差込み6側および広部
5の桟7側にそれぞれ切込み8.9を備えた構成よりな
る。
頭部4の先端部10に、水垂れ部11を備え、広部5の
後端部12と、差込み6の端部13にそれぞれ水返し部
14.15を備え、谷部3(瓦〉の裏面16には水返し
部14と嵌合する凹部18を備えている。また、水返し
部14の谷部3に位置する部位は、二段構造となってい
て、後部水返し部t4aと前部水返し部14bとより構
成されている。そして、凹部18は、前部水返し部14
bの裏面に形成され、前部水返し部14bの肉厚と、谷
部3の肉厚とは、略同−の厚みとされている。また、水
垂れ部11を除く谷部3の裏面16、すなわち凹部18
の前後面は水平面状に形成されている。
後端部12と、差込み6の端部13にそれぞれ水返し部
14.15を備え、谷部3(瓦〉の裏面16には水返し
部14と嵌合する凹部18を備えている。また、水返し
部14の谷部3に位置する部位は、二段構造となってい
て、後部水返し部t4aと前部水返し部14bとより構
成されている。そして、凹部18は、前部水返し部14
bの裏面に形成され、前部水返し部14bの肉厚と、谷
部3の肉厚とは、略同−の厚みとされている。また、水
垂れ部11を除く谷部3の裏面16、すなわち凹部18
の前後面は水平面状に形成されている。
水垂れ部11は、先端位置に段差19を介して流水誘導
面(先端表面部)20を備えた構成とされている。そし
て、流水誘導面20は、その表面が谷部表面21に対し
て略平行状態に形成され、その鱈端を垂直面22に形成
した構成となっている。また、流水誘導面20の上面2
3と裏面24とは平行状態を形成している。ここで、段
差19は、頭部4の先端部10に正のアール形状に形成
すると共に、これに下方向に向かって逆アール形状を連
続するように形成されている。
面(先端表面部)20を備えた構成とされている。そし
て、流水誘導面20は、その表面が谷部表面21に対し
て略平行状態に形成され、その鱈端を垂直面22に形成
した構成となっている。また、流水誘導面20の上面2
3と裏面24とは平行状態を形成している。ここで、段
差19は、頭部4の先端部10に正のアール形状に形成
すると共に、これに下方向に向かって逆アール形状を連
続するように形成されている。
また、頭部4の先端側の裏面には、別の瓦の水返し部と
係合する肉盗み部25が形成され、上下の瓦によって空
間部が形成されるように構成されている。
係合する肉盗み部25が形成され、上下の瓦によって空
間部が形成されるように構成されている。
そして、本実施例の瓦は、通常の瓦と同様にして、屋根
の野地板上に、瓦lを軒先より下方向の瓦の水返し部(
図示せず)に、その肉盗み部25を嵌合するようにして
葺く。すると、図示しない下側の瓦の水返し部と、谷部
3の裏面16、肉盗み部25、および水垂れ部11との
間に空間部が形成される。そして、この空間部は、水返
し部11が、高く取られることより、大きく形成される
ように作用する。
の野地板上に、瓦lを軒先より下方向の瓦の水返し部(
図示せず)に、その肉盗み部25を嵌合するようにして
葺く。すると、図示しない下側の瓦の水返し部と、谷部
3の裏面16、肉盗み部25、および水垂れ部11との
間に空間部が形成される。そして、この空間部は、水返
し部11が、高く取られることより、大きく形成される
ように作用する。
そして、頭部4の先端部10に形成された水垂れ部11
の段差19により、瓦lの谷部表面14を流れていた流
水は、その段差19の終端(流水誘導面20の始端)で
、該流水の有している位置のエネルギーが、運動のエネ
ルギーに変換され、従前より有していた運動のエネルギ
ーに加えられ、該エネルギーを有する流水は、先端表面
部20で前方向にスムーズに誘導され、瓦1の先端表面
部20の端部より下方に飛び出し、かつ、下方向の瓦の
表面に直角より少ない角度で落下するために、上記空間
部側への分流を軽減し、また、水流が強い時は、エジェ
クタ効果によって、水流をより前方に押し遺り、上記空
間部側を負圧状態とするため、該空間部側の空気を瓦外
部に吸引・流出させることになり、該空間部側への逆水
を防止するように作用する。また、水流が多い場合は、
エジェクタ効果が強くなり、かつ有効に発揮され逆水防
止作用を発揮するように作用する。そして、瓦勾配が屋
根勾配を補完し、緩やかな屋根勾配とできるように作用
する。
の段差19により、瓦lの谷部表面14を流れていた流
水は、その段差19の終端(流水誘導面20の始端)で
、該流水の有している位置のエネルギーが、運動のエネ
ルギーに変換され、従前より有していた運動のエネルギ
ーに加えられ、該エネルギーを有する流水は、先端表面
部20で前方向にスムーズに誘導され、瓦1の先端表面
部20の端部より下方に飛び出し、かつ、下方向の瓦の
表面に直角より少ない角度で落下するために、上記空間
部側への分流を軽減し、また、水流が強い時は、エジェ
クタ効果によって、水流をより前方に押し遺り、上記空
間部側を負圧状態とするため、該空間部側の空気を瓦外
部に吸引・流出させることになり、該空間部側への逆水
を防止するように作用する。また、水流が多い場合は、
エジェクタ効果が強くなり、かつ有効に発揮され逆水防
止作用を発揮するように作用する。そして、瓦勾配が屋
根勾配を補完し、緩やかな屋根勾配とできるように作用
する。
また、谷部3の広部水氷し部14の裏面の凹部18の前
後を水平状に形成していることより、運搬の際の瓦の積
み重ねた場合、水返し裏面の桟木保合部による嵩張りを
解消でき、また、瓦同士の重合部位を大きくできるので
、その強度性が増し、また、同時に複数枚の瓦を結束で
き、運搬性を向上できるように作用する。
後を水平状に形成していることより、運搬の際の瓦の積
み重ねた場合、水返し裏面の桟木保合部による嵩張りを
解消でき、また、瓦同士の重合部位を大きくできるので
、その強度性が増し、また、同時に複数枚の瓦を結束で
き、運搬性を向上できるように作用する。
ここで、本実施例の瓦の効果を確認するために、従来例
の瓦との比較実験を行ったところ、本実施例の瓦の場合
、流水が水垂れ部より離れた位置、換言すれば、下方の
瓦のより前方に落下し、屋根勾配が5.5度(1寸勾配
)より緩くても頭部よりの逆漏れ現象はみられなかった
のに対し、従来例の瓦は、流水が水垂れ部の極近傍に落
下し、いずれも屋根勾配が19度〜11度(3寸5分〜
2寸勾配)で逆漏れ現象がみられた。
の瓦との比較実験を行ったところ、本実施例の瓦の場合
、流水が水垂れ部より離れた位置、換言すれば、下方の
瓦のより前方に落下し、屋根勾配が5.5度(1寸勾配
)より緩くても頭部よりの逆漏れ現象はみられなかった
のに対し、従来例の瓦は、流水が水垂れ部の極近傍に落
下し、いずれも屋根勾配が19度〜11度(3寸5分〜
2寸勾配)で逆漏れ現象がみられた。
以上の結果より、本実施例の瓦によれば、緩勾配の屋根
に葺いても逆漏れを生じないことが確認できた。
に葺いても逆漏れを生じないことが確認できた。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものでな
く、本発明の要旨を変更しない範囲内で変形実施できる
ものを含む。
く、本発明の要旨を変更しない範囲内で変形実施できる
ものを含む。
以上の記載より明らかなように、本発明の瓦によれば、
頭部先端に段差を介して流水誘導面を形成した構成とし
、該流水誘導面と谷部表面との段差によって、流水の有
している位置のエネルギーを、運動のエネルギーに変換
し、該エネルギーが従前より有していた運動のエネルギ
ーに加えられることにより、該流水を、流水誘導面によ
り積極的に、下方向に位置する瓦のより前側方向に誘導
させるようにしているので、該瓦の内部側への分流を軽
減し、水流をより前方に押し遺り、瓦内部への逆水を防
止できるという効果を有する。
頭部先端に段差を介して流水誘導面を形成した構成とし
、該流水誘導面と谷部表面との段差によって、流水の有
している位置のエネルギーを、運動のエネルギーに変換
し、該エネルギーが従前より有していた運動のエネルギ
ーに加えられることにより、該流水を、流水誘導面によ
り積極的に、下方向に位置する瓦のより前側方向に誘導
させるようにしているので、該瓦の内部側への分流を軽
減し、水流をより前方に押し遺り、瓦内部への逆水を防
止できるという効果を有する。
また、本発明の瓦は、谷部の広部水氷し部裏面に桟木と
係合する凹部を形成すると共に、該凹部の前後を水平状
に形成していることより、運搬の際の瓦の積み重ねた場
合、水返しM面の桟木保合部による嵩張りを解消でき、
また、瓦同士の重合部位を大きくできるので、その強度
性が増し、同時に複数枚の瓦を結束でき、荷姿が安定し
、運搬性を向上できるという効果を有する。また、水返
し部を高くとることができると共に、葺いた際、上下の
瓦間に形成される空間部を大きくとることができるとい
う効果を有する。
係合する凹部を形成すると共に、該凹部の前後を水平状
に形成していることより、運搬の際の瓦の積み重ねた場
合、水返しM面の桟木保合部による嵩張りを解消でき、
また、瓦同士の重合部位を大きくできるので、その強度
性が増し、同時に複数枚の瓦を結束でき、荷姿が安定し
、運搬性を向上できるという効果を有する。また、水返
し部を高くとることができると共に、葺いた際、上下の
瓦間に形成される空間部を大きくとることができるとい
う効果を有する。
従って、本発明によれば、運搬性が良好な緩勾配用瓦瓦
を提供することができるという効果を有する。
を提供することができるという効果を有する。
第1〜9図は本発明の実施例を示し、第1図は正面図、
第2図は第1図A−A′4面図、第3図はC(「8 第1図#−捗端面図、第4図は第1図台−モ端面乎 図、第5図は背面図、第6図は更面図、第7図は底面図
、第8図は左側面図、第9図は右側面図である。 1・・・瓦、2・・・山部、3・・・谷部、4・・・頭
部、5・・・広部、6・・・差込み、7・・・桟、8・
・・切込み、9・・・切込み、10・・・頭部の先端部
、11・・・水垂れ部、12・・・広部の後端部、13
・・・差込みの端部、14・・・水返し部、14a・・
・後部水返し部、14b・・・前部水返し部、15・・
・水返し部、16・・・谷部の裏面、18・・・凹部、
19・・・段差、20・・・流水誘導面(先端表面部)
、21・・・谷部表面、22・・・垂直面、23・・・
流水誘導面の上面、24・・・裏面、25 ・肉盗み部
第2図は第1図A−A′4面図、第3図はC(「8 第1図#−捗端面図、第4図は第1図台−モ端面乎 図、第5図は背面図、第6図は更面図、第7図は底面図
、第8図は左側面図、第9図は右側面図である。 1・・・瓦、2・・・山部、3・・・谷部、4・・・頭
部、5・・・広部、6・・・差込み、7・・・桟、8・
・・切込み、9・・・切込み、10・・・頭部の先端部
、11・・・水垂れ部、12・・・広部の後端部、13
・・・差込みの端部、14・・・水返し部、14a・・
・後部水返し部、14b・・・前部水返し部、15・・
・水返し部、16・・・谷部の裏面、18・・・凹部、
19・・・段差、20・・・流水誘導面(先端表面部)
、21・・・谷部表面、22・・・垂直面、23・・・
流水誘導面の上面、24・・・裏面、25 ・肉盗み部
Claims (1)
- (1)頭部先端に流水誘導面を備えた水垂れ部を設け、
該流水誘導面の位置を谷部表面の位置より低い位置に段
差をもって形成し、また、谷部の尻部水返し部裏面に桟
木と係合する凹部を形成すると共に、該凹部の前後面を
水平面状に形成していることを特徴とする瓦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2168072A JP2588049B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 瓦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2168072A JP2588049B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 瓦 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0343553A true JPH0343553A (ja) | 1991-02-25 |
JP2588049B2 JP2588049B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=15861323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2168072A Expired - Lifetime JP2588049B2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | 瓦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588049B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5210174U (ja) * | 1975-07-07 | 1977-01-24 | ||
JPS6068220U (ja) * | 1983-10-18 | 1985-05-15 | 株式会社コスミック | 桟瓦 |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP2168072A patent/JP2588049B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5210174U (ja) * | 1975-07-07 | 1977-01-24 | ||
JPS6068220U (ja) * | 1983-10-18 | 1985-05-15 | 株式会社コスミック | 桟瓦 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588049B2 (ja) | 1997-03-05 |
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