JPH0343378A - 果実包装体 - Google Patents

果実包装体

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JPH0343378A
JPH0343378A JP1176875A JP17687589A JPH0343378A JP H0343378 A JPH0343378 A JP H0343378A JP 1176875 A JP1176875 A JP 1176875A JP 17687589 A JP17687589 A JP 17687589A JP H0343378 A JPH0343378 A JP H0343378A
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JP
Japan
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fruit
sheet
cap
paper sheet
fruit cap
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JP1176875A
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Koji Takizawa
滝沢 恒治
Yoshihiro Aizu
會津 喜弘
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Individual
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は果実包装体に関する。
(従来の技術) リンゴ、桃等の果実であって、特に傷つき易い果実は、
出荷の際第7図に示すような発泡樹脂で形成され、伸縮
性を有する筒状のフルーツキャップ10で被覆される。
リンゴ等、比較的表面が固い果実の場合、フルーツキャ
ップ10は1重でもよいが、桃のように特にいたみ易い
果実の場合は、従来第18図に示すように、果実300
に対して2重にフルーツキャップ302を被覆した果実
包装体として出荷している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の従来の果実包装体には次のような
課題が有る。
近年消費者の要求は量より質へ転換する傾向にあり、果
実においても消費者の購買欲をかきたてるためにはデザ
イン性が要求されるようになった。
特に果実を贈答用として購入しようとする場合は特に顕
著である。その際フルーツキャップヲ被覆した果実包装
体は、何ら装飾を施さない単なる果実そのものよりは多
少見栄えはするものの高級感や装飾性という点では課題
がある。
従って、本発明は見た目に高級感を感じさせ、装飾性を
持たせることができる果実包装体を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本発明は次の構成を備える。
すなわち、果実をフルーツキャップで被覆してなる果実
包装体において、前記果実とフルーツキャップとの間に
シート状部材を介挿し、果実の表面の少なくとも1部は
露出していることを特徴とし、その果実包装体において
は特に前記シート状部材は紙であること、又は前記シー
ト状部材の露出部分には装飾が施されていることを特徴
とする。
(作用) 作用について説明する。
シート状部材の縁部は果実の表面を露出させるためシー
ト状部材は花のような形状に形成され、高級感をかもし
出す。さらにシート状部材が紙であればシート状部材表
面に模様、文字等を描くことが可能となり、特にシート
状部材の露出部分に装飾を施せば装飾性も高まり更に高
級感を増すことが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に詳
述する。
まず第1図(斜視図)と第2図(断面図)と共に本実施
例の果実包装体11の構成について説明する。
10はフルーツキャップであり、果実134へ被覆(装
着)する前の状態を第7図に示す。フルーツキャップ1
0は伸縮性を有する発泡スチロールを、外壁が網目状を
なす筒状に押出成型で形成されている。本実施例のフル
ーツキャップ10は一部厚肉に形成され、伸縮しにくい
厚肉部12が形成されたものを用いている。但しこの厚
肉部12の無いフルーツキャップを用いことも可能であ
る。
その長さは装着する果実134の大きさにより任意に選
択すればよい。また、フルーツキャップ10の幅もしく
は筒状に広げた際の内径も装着する果実134のサイズ
に応じて任意のものを選択すればよい。フルーツキャッ
プ10は第2図から明らかなように本実施例では2重に
装着されている。
場合によっては1重でも構わない。
再び第1図及び、第2図とともに説明する。13はシー
ト状部材の一例である祇シートであり、果実134とフ
ルーツキャップ10との間に介挿されている。祇シート
13は正方形の紙であり、その大きさは図示のように果
実134とフルーツキャップ10との間へ介挿された際
にその縁部15がフルーツキャップ10の口縁部17よ
り外へはみ出すことが可能な大きさである。また、紙シ
ート13の露出している部分には装飾である模様線19
が印刷されると共に、果実134であるリンゴの種類を
示す「ふじ」という文字が印刷されている。
果実134は上部が紙シート13で被覆されず露出した
状態になっており、紙シート13の縁部15はフルーツ
キャップ10の有する伸縮性のため口縁部17で締めら
れるため、花弁状に広がると共に、部分的にはフリル状
部21・・・も形成され、見栄えのする高級感を有する
ものとなる。
第3図には果実包装体の他の実施例の斜視図を示す。こ
の果実包装体11aは円形のシート状部材13aを用い
たもので、フルーツキャップ10aの上側口縁部と対応
する縁部15aは全周に亘りフリル状に形成され、見栄
えをよくした例である。
第4図〜第6図にシート状部材の他の実施例を示す。第
4図に示すシート状部材21は縁部23に印刷された装
飾部分が模様線25のみで、文字は描かれていない。第
5図に示すシート状部材31は第3図の実施例で用いた
ように円形である。第6図に示すシート状部材41は花
形の形状のものであり、形状は任意のものを採用するこ
とができる。また、素材表面にエンボス加工や着色を施
したものも用いることができる。
次に、本実施例の果実包装体11を形成するに好適な果
実包装体形成装置について説明する。
第8図には果実包装体形成装置16の全体図を示す。
18はフルーツキャップロールであり、前記フルーツキ
ャップlOの連続帯20を巻回しである。
フルーツキャップロール18では筒状のフルーツキャッ
プ10が偏平状に押し潰された状態になっている。フル
ーツキヤツプロール18は第9図に示すように板バネ2
2・・・を放射状に配したり−ル24に嵌着されている
。リール24の仮バネ22・・・は図面上、時計方向に
弾性変形(縮径)可能であり、フルーツキャップロール
18の中心孔26のサイズが異っても嵌着可能になって
いる。
第8図において28は供給機構であり、フルーツキャッ
プロール18から繰り出されたフルーツキャップ10の
連続帯20を後述するチャック機構へ適宜な時間間隔を
もって断続的に送り込む。
供給機構28はモータ30でベルト32を介して駆動さ
れる。この供給機構28を第9図と共に説明する。フル
ーツキャップロール18から送られた連続帯20は、モ
ータ30により駆動されるドライブブーIJ34に架は
渡された供給コンベヤ36により先方へ送られる。その
際にガイド38によって所定の方向へ案内される。
40は連続帯20検出用のテンションローラであり、連
続帯20へ当接している際には図面上、左方へ押動され
、マイクロスイッチ42をONにする。マイクロスイッ
チ42がONになると制御装置44(第8図参照)は連
続帯20の存在を検知する。なお、テンションローラ4
0が連続帯20を検出しない時、つまりマイクロスイッ
チ42がOFFの場合、制御装置44は連続帯20の終
了を通知する。
第8図において46は連続帯20の切断位置検出機構で
あり、詳細を第10図と共に説明する。
検出ローラ48aは連続帯20′4c案内する案内部5
0の下端に回動自在に設けられ、リンク片52.54.
56で構成される平行リンクに取り付けられている。そ
して検出ローラ48aはスプリング58によって常時、
連続帯20の方向へ付勢されている。検出ローラ48b
もリンク片60.62.64で構成される平行リンクに
回動自在に取り付けられており、スプリング66によっ
て常時、連続帯20の方向へ付勢されている。リンク片
64にはマイクロスイッチ68が固定されており、マイ
クロスイッチ6日のスイッチ片70は、リンク片64が
図面上、左方へ移動した際、つまり検出ローラ48bが
連続帯20の厚肉部12・・・と当接した際に、突設さ
れたリングピン72に当接してマイクロスイッチ68を
ONにする。マイクロスイッチ68がONになって所定
の時間が経過すると制御装置44により供給コンベヤ3
6を停止した後挟状のカッター74が作動して連続帯2
0を厚肉部12・・・直下で切断して1個のフルーツキ
ャップ10を切離する。なお、検出ローラ48a、48
bは連続帯20の網状部14・・・の小さな凹凸や網状
部14・・・の厚さの変動によってマイクロスイッチ6
日が誤動作するのを防止可能になっている。つまり、雨
検出ローラ48a、48b間の相対的な位置関係のずれ
で厚肉部12・・・を検出するのである。
第8図において76はカッター解除機構であり、例えば
フルーツキャンプロール18を交換して先端の位置5)
1整を行う時や、保守を行う場合等にカッター74の作
動を停止させたままの状態にするための安全機構である
。このカッター解除機構76について第11図と共に説
明する。
カッター74は、制御装置44がカム78を回転させて
カムレバー80に設けられたコロ82を押下することに
よりワイヤ84が引かれ、作動するようになっている。
そこで解除レバー86を矢印Aの方向へ引くとロンド8
8が下動してカムレバー80と切替レバー90が2点鎖
線に示す位置に移動するため、カム78とコロ82は当
接しなくなり、カッター74の動作を停止する。
第8図において92はチャック機構であり、連続帯20
をカッター74で切断して形成されるフルーツキャップ
10を広げる。そのチャ・ンク機構92については第1
2図(平面図)と第13図(正面図)と共に説明する。
チャック装置94a、94b、94c、94dは互いに
90°ずつ離れた位置に等間隔で4個配されている。そ
の構造はチャック装置94aで述べる。96は基体であ
り、中央に貫通孔98が穿設されている。その貫通孔9
8にはワイヤ100が挿通され、ワイヤ100の先端部
は固定カバー102がワイヤ100を被覆すると共にワ
イヤ100に対し移動不能になっている。従って、ワイ
ヤ100と固定カバー102は一体となって貫通孔98
内を移動する。
104は固定片であり、固定カバー102に固定されて
いる。
106・・・は爪であり、略コの字状をなし軸10B・
・・を中心に回動可能となっている。
110は可動押圧片であり、基体96との間にコイルス
プリング112が弾装され、そのコイルスプリング11
2により前記固定片104方向へ付勢され、固定片10
4と共に爪106・・・の一方の端部を挾持している。
114・・・はフルーツキャップ10の進入ガイドであ
り、基体96下部に設けられ、断面がコの字状をなして
いる。下方から上方へ送り込まれる連続体20の先端を
所定の方向へ案内すべく、コの字の開放側が内側を向く
よう配されると共に、連続体20の先端が進入し易いよ
う上端を内側に傾斜するように設けられている。
チャック装置94aについてさらに説明すると、チャッ
ク装置94aは本体に固定された基部116とリンク片
118a、118b及び基体96によって平行リンクに
構成されている。チャック装置94aの図面上、反対側
にも同じ平行リンクが構成されている。その平行リンク
はスプリング120により内側へ常時付勢されている。
平行リンクの水平移動(進退動)はワイヤ122により
コントロールされる。
なお、他のチャ7り装置94b、94c、94dも同じ
構造であり、説明は省略する。
なお第12図において124・・・はフルーツキャップ
10の長さ方向のガイド板であり、装置本体に固定され
ている。
第9図において126は後端巻込防止ローラであり、フ
ルーツキャップロール18の後端は巻回されているため
に丸まっており、供給コンベヤ36に巻き込まれ易いの
でこの位置に後端巻込防止ローラ126を配すことによ
りフルーツキャップロール18の後端を延ばして巻き込
み防止を図っている。
続いて、第16図と共に排出機構128について説明す
る。なお、排出機構128はチャック機構92と並んで
設けられているが、第8図、第9図、第12図、第13
図、第14図には省略されている。
130・・・は果実受であり、後述する動作でチャック
機構92により開口されたフルーツキャップ10内に入
れられる果実134を受は取る部分で、上部には果実1
34の損傷防止のため、柔軟性のある緩衝部材136・
・・が配されている。
果実受130・・・はチャック装置94a、94b、9
4c、94dそれぞれの中間位置に4個配されている。
また、果実受130・・・はアーム138a・・・の先
端に軸140・・・を中心に先端が上方へ回動可能であ
ると共に、コイルスプリング142・・・によって先端
が常時下方へ回動するよう付勢されている。アーム13
8a・・・の後端にはアーム138bがアーム138a
に対して回動不能に固定され、アーム138aと138
bは軸144・・・を中心に所定の角度を保ちながら基
台146・・・へ軸着されている。さらに、アーム13
8bの下端には連結片138cが軸着され、連結片13
にはコントロール用のワイヤ140・・・が連結されて
いる。従って、ワイヤ140・・・の操作により2本の
アーム138a、138bと連結片138cが一体に動
き、果実受130・・・を果実134の排出のため上昇
可能になっている。なお、第16図で果実受130・・
・の上昇位置(2点鎖線で示した位置)がずれているの
は持ち上げた果実134aを排出路142上へ重力を利
用して移載するためである。
第8図において150はシート供給機構であり、ストッ
カ152内に積層して収容されている印刷済の祇シート
13を一枚ずつシート搬送コンベヤ154.156でチ
ャック機構92の上方へa送する。ストッカ152はチ
ャック機構92と同期したカム158で上方へ押動され
、最上層の祇シート13をピンチローラ160へ押接す
る。ピンチローラ160は最上層の祇シート13をコン
ペヤローラ162と164の間へ送り込み、シート搬送
コンベヤ154と156の間に挟持された当該紙シート
13はチャック機構92上方へ送り込まれる。紙シート
13がチャック機構92上方に送り込まれると光センサ
166が検知したら搬送コンベヤ154.156の動き
は停止され、フルーツキャップlOと祇シー)13の装
着が終了して果実134が排出されるまで停止状態を保
つようになっている。
次に動作について説明する。
まず第8図及び第9図において、手動もしくは自動的に
フルーツキヤツプロール18からフルーツキャップ10
の連続帯20が引き出され、その先端が供給機構28の
供給コンベア36によってガイド38の上端まで進むと
、テンションローラ40がマイクロスイッチ42をON
にして制御装置44が連続帯20の存在を確認する。続
いて連続帯20が検出ローラ48a、48bに当接し、
検出ローラ48bの厚肉部12・・・との当接によりマ
イクロスイッチ68がONになると制御装置44は所定
時間経過後、つまり所定長の連続帯20を先方へ送り出
した後、カッター74が連続帯20の厚肉部12直下を
切断して1個のフルーツキャップ10を切離する。
その際には、切断されたフルーツキャップ10はチャッ
ク機構92の進入ガイド114・・・ガイド板124・
・・により所定位置に位置決めされているのである(第
12図、第13図参照)。
その時のフルーツキャップ10の位置を第12図と第1
3図に示す。フルーツキャップ10が位置決めされるま
ではチャック装置94a、94b。
94c、94dの爪106・・・は全て開いた状態で待
機している。リンク片118a・・・はスプリング12
0・・・によって内側へ引かれ、開いた爪106・・・
は、フルーツキャップIOの外壁を挟持可能となってい
る。ここでワイヤ100・・・を引くと爪106・・・
は軸108・・・を中心に回動して先端が閉じ、フルー
ツキャップlOの外壁の中央部分を挟持する。次にリン
ク片118a・・・に接続されたワイヤ122・・・を
スプリング120・・・の弾性力に抗して外側へ引き、
チー!”7り装置94 a、 94 b、 94 c。
94dを同時に外側へ水平移動(後退)させる。
この動作によりフルーツキャップ10は第14図及び第
15図に示す状態となる。フルーツキャップ10は伸縮
性が有るので外壁中央部が外方へ引かれることにより上
下の開口部分は共に縮径した状態となっている。その時
、チャック機構92と連動しているシート供給機構15
0のカム158がストッカ152を上動すると共にピン
チローラ160が回転して祇シート13をコンヘヤロー
ラ162.164の間へ送り込み、チャック機構92上
方へ送る(第15図参照)。ここで果実(不図示)を、
矢印Bの方向から、フルーツキャップ10の上部開口部
143の縁へ祇シート13と共に押入する。その際、祇
シート13が1般送コンヘヤ154と156から外れて
祇シート13はフルーンキャップ10内に押し入れられ
るのである。この果実の押入は自動もしくは手作業乙こ
より行われる。
この時フルーツキャップ10は上部開口部143が縮径
ぎみになり、外壁中央部が外方へ引っ張られた状態とな
っているので、果実と祇シート13の押入により、フル
ーツキャップ10の上半分は内側へ折り込まれ、祇シー
ト13を介して果実に装着される。従って、フルーツキ
ャップの2重装着が行われる。′その状態を第16図に
示す。その際、内側へ折り込まれたフルーツキャップ1
0の上端は厚肉部12の手前に位置するようにすると見
栄えがよく、またフルーツキャップ10の長さを短くす
ることができるので有利である。フルーツキャップ10
と祇シート13が装着された果実134は果実受130
・・・で受は止められ損傷を防止される。そして不図示
のマイクロスイッチを用いた検出手段が、果実134が
果実受130・・・上にR置されていること、つまり紙
シート13とフルーツキャップlOの装着完了を検出す
ると制御装置44はチャック機構92のワイヤ10・・
・を緩める。するとコイルスプリング112・・・の作
用でワイヤ100・・・が戻され、爪106・・・の先
端を開き、フルーツキャップ10を開放する。するとフ
ルーツキャップIOは自らの弾性によって縮小し、紙シ
ー)13と共に果実134に密着する。この密着によっ
て祇シート13の縁部15はフリル状になって見栄えが
よくなる。
続いてワイヤ140・・・が内側へ引かれ、アーム13
8a、138bと連結片138cの回動により果実受1
30・・・は二点鎖線で示す位置130aまで上昇し、
果実134を持ち上げる。
持ち上げられた果実134aは前述の如く果実受130
a・・・同士の上昇高さの差異により排出路142上へ
重力により送り出される。但し、その際、果実受130
a・・・の上昇する高さ位置を同じにしておき、手で果
実を取り出す方法も可能である。そしてワイヤ140・
・・が緩められ果実受130・・・は従前位置まで降下
し、次の果実の挿入に備える。
実際は、この一連のシーケンスでは処理時間がかかるた
め例えば次のように複合動作を行わせるとよい。果実受
130・・・が上昇中に次の切離されたフルーツキャッ
プ10をチャック機構92内へ上昇させる。果実受13
0・・・がチャック装置94a、94b、94c、94
dより上方まで上ったら直ちに各チャック装置94a、
94b。
94c、94dは内側へ戻し、進入ガイド114・・・
にてフルーツキャップ10を案内する。果実134を排
出した果実受130・・・は、下降するが、その時チャ
ック装置94c、94dに設けられた当接部146・・
・と当接して軸140・・・を中心に回動し、果実受1
30・・・はチャック機構92の下方に移動する。回動
した果実受130・・・はコイルスプリング142・・
・により従前位置に戻り再び果実134を受は取ること
が可能となる。つまり、果実の排出とフルーツキャップ
の供給を同時に進行させてlシーケンスの時間短縮を可
能にしている。
次に、第17図に果実包装体形成装置の別の実施例を示
す。同図に付した部材番号のうち第8図と同じ番号は同
一の部材を付し、説明は省略する。
この果実包装体形成装置216の特徴点は、シート供給
機構250であり、前述の果実包装体形成装置16では
予め一枚ずつになった紙シート13をチャック機構92
上方へ送り出していた。この果実包装体形成装置216
では、シート部材である祇シート252は連続体となっ
てシートロール254に巻回されている。祇シート25
2はシート送りローラ256.258によって前方(左
方)へ送られる。紙シート252の1回の送り出し量は
光センサ260が紙シート252上に予め印刷されてい
る読取マークを検知するとシート送りローラ256.2
58の回転を停止させて一定量としている。光センサ2
60が読取マークを検出すると、カッタモータ262が
駆動され、クランク264に取り付けられた可動側カッ
タ266が下動して、固定側カッタ268と共に紙シー
ト252を1回分切断する。その際切断される祇シート
25の先端はコンベヤローラ270.272の間に挾持
されており、紙シート252はシート拷送コンベヤ27
4.276によって前述の果実包装体形成装置16のシ
ート供給機構150と同し動作でチャック機構92上方
へ送られる。なお、シートロール254とシート送りロ
ーラ256.258の間には印刷装置278が配されて
おり、通過する祇シート252の表面に品名、生産者名
、日付、説明文、装飾等の印刷を行なうよになっている
上記2種類の果実包装体形成装置はシート供給機構が設
けられていたが、シート状部材の供給は作業員が手で行
なうことも可能であり、その際はシート供給機構は不要
となる。
上記実施例においてシート状部材は祇シートを用いたが
その他の材料としては、次のようなものが挙げられ、そ
れぞれ特有の効果を有する。
(1)布、不織布 吸湿性が有るため果実表面の結露を防止でき、カビの発
生を抑制できる。また、保温効果も有るし、フルーツキ
ャンプと相俟って衝撃吸収性も有る。
(2)水分吸収シート 高吸水性高分子材や吸水性ポリマーを付着したものであ
って例えば特開昭58−64971号、特開昭62−8
3876号に開示されるものである。これらは果実表面
の過湿を防止するため、結露によるカビの発生や腐敗の
進行を抑制できる。特に、低温貯蔵を行なう時に有利で
ある。
(3)小孔を無数にあけた樹脂フィルム(シート)小孔
により果実の呼吸、蒸散を行なわせることが可能。また
、シート状部材の包装形態がくずれにくい。樹脂の種類
としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、酢酸ビニル等が挙げられる。
(4)樹脂フィルム(シート) 上記(3)のフィルム(シート)に小孔をあけてないも
の。この場合、果実の呼吸等は露出部分から可能になる
。また乾燥した環境内に置かれている場合、果実からの
水分の蒸発を防止可能となる。
(5)ガス呼吸、分解剤を配合、塗布した紙、不織布、
布、フィルム、それらの多層体 ガス吸着剤としては多孔質のゼオライト、活性炭珪藻上
、炭素繊維、活性アルミナ、大谷石等が、そしてガス吸
着、化学分解用の薬剤としてはエチレン、アセトアルデ
ヒド等の吸着、分解剤があり、例えば特開昭63−18
5336号、特開昭62−262945号、特開昭62
198938号、特開昭63−188345号に開示さ
れている。これらを用いると、果物の呼吸、成熟促進性
を有するエチレンを吸着、吸収、分解して果物の過熟を
抑制したり、アセトアルデヒドのような細胞死の原因と
なる物質を吸着、分解でき、腐敗の進行を抑制可能とな
る。
(6)香りを染み込ませたり、香りのマイクロカプセル
を付着させたシート状部材 消費者の好みそうな香りを果物にもたせることができる
。特に香りの薄い果実や、比較的香りの悪い果実に使用
するとよい。
(7)生体酵素を配合したフィルム、塗布、含浸させた
紙、不織布、布 例えば特開昭63−137926号に開示される金属フ
タロシアニン等を配合、塗布、含浸させることにより、
腐敗菌を殺菌したり、果実の呼吸により生じた代謝物を
分解して腐敗促進を抑制することができる。
(8)抗菌剤を塗布又は含浸させた紙、不織布、布、フ
ィルム フィトンチッド、ヒノキチオール等の抗菌剤により、腐
敗菌、カビを死滅させることができるので果実の腐敗を
抑制することができる。
(9)水蒸気透過性、酸素透過性、炭酸ガス透過性を有
するフィルム 水蒸気透過性を有すると、果実からの菌数により生じた
水分を大気中に放出できるので果実表面に水分が付着す
るのを防止できカビの発生、腐敗の進行を抑制できる。
酸素、炭酸ガスの透過性を有する場合は果実の呼吸の維
持が図れるので果実のもちがよくなる。これらのフィル
ムの例としては特開昭63−44837号及び特開昭5
7−163661号に開示されるもの等がある。
0ω遠赤外線を放射するセラミックで形成もしくは混合
した紙、不織布、フィルム 早取りした果実の追熟期間を遠赤外線により短縮でき、
減酸、増糖も可能となる。また貯蔵中に水分が付着して
もセラミックによって活性化され水腐れを防止可能とな
る。遠赤外線の波長としては温度600°Kにおいて、
2.5μI11〜25μmであって、エネルギ放射率の
ピーク波長が4μm〜10μmのセラミックシートが好
ましい。
なお、上記のセラミックで形成もしくは混合してできた
セラミックシート(又はセラミックシート片)を果実と
上記他のシート状部材の間又はフルーツキャップを2重
にした際にはフルーツキャンプの2重部分の間に介挿す
ることにより鮮度保持を目的とすることができる。又、
フルーツキャップを発泡成形する際に上記のセラミック
の粉末を7昆合させれば、フルーツキャソプ自体で鮮度
保持効果を得ることができ、シート状部材は何を用いて
も鮮度保持は可能となる。このセラミックによる鮮度保
持効果については本発明者が行なった実験について簡単
に説明する。
〔実験条件〕
■ セラミックシート アルミナ(Aj!zoi)とシリカ(Sing)を溶融
したものをノズルで吹き飛ばして繊維状にしてバインダ
を介してシート状にしたもので、温度600°Kにおい
て波長2.5μm〜25μmの遠赤外線を放射するもの
をシート状部材として用いた。
なお、シート状部材の果実と接しない側の表面にはアル
ミシートを貼着して遠赤外線を外へ漏洩するのを防止す
るようにした。
■果実 リンゴを常温で、セラ旦ツタで形成されたシート状部材
を介してフルーツキャップを被覆したちの10個とシー
ト状部材を介さず単にフルーツキャップのみを被着した
ちの10個とを放置した。
〔実験結果1 4週間放置した後の果実の状態は、 ■セラミック製のシート状部材を介したもの10個全て
異常が認められなかった。
■シート状部材を用いなかったもの 異常が認められなかったもの:3個 萎縮が認められたもの   =6個 腐敗が認められたもの   :1個 以上のようにセラミック製のシート状部材を用いること
により著しい効果が認められた。
その他、シート状部材にガス吸着剤等の鮮度保持剤を付
着させたもの等が使用可能とる。シート状部材の表面に
描かれる装飾としては、あらゆる種類の絵柄やマークを
描くことができるし、文字において果実の品質名のみで
なく原産地や、生産者の識別、宣伝文等も印刷すること
ができる。
以上、本発明の好適な実施例について好適な装置を挙げ
て説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はな〈発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し
得るのはもちろんである。
(発明の効果) 本発明に係る果実包装体においては、フルーツキャップ
と果実との間にシート状部材を介挿することにより、シ
ート状部材の形状が花弁等の形態になるので、果実の見
栄えが良くなり、高級感をかもし出すことができ、果実
に新たな付加価値を付けることができる。特にシート状
部材の露出部分に装飾を施すことによりさらに果実のイ
メージアップを図ることができ、販売促進に資すること
ができる。また、果実の少なくとも一部は露出している
ため果実の呼吸、代謝の妨げにはならず、しかもフルー
ツキャップのみで保護する場合より、さらに保護をしっ
かり行なえるので長く保存することも可能となる等の著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る果実包装体の一実施例を示した斜
視図、第2図はその断面図、第3図は果実包装体の他の
実施例を示した斜視図、第4図〜第6図はシート状部材
の平面図、第7図はフルーツキャップの正面図、第8図
は果実包装体形成装置の部分破断正面図、第9図はその
装置の構造を示した概略図、第10図はフルーツキャッ
プの切断位置検出機構を示した正面図、第11図はカッ
ター解除機構を示した正面図、第12図はチャック機構
を示した平面図、第13図はその正面図、第14図はチ
ャック機構がフルーツキャップの外壁を引っ張った状態
を示した平面図、第15図はその正面図、第16図は排
出機構を示した正面図、第17図は他の果実包装体形成
装置を示した部分破断正面図、第18図は従来の果実包
装体の断面図。 10・・・フルーツキャップ、 11・・・果実包装体、  13・・・祇シート、15
・・・縁部、  19・・・模様線、134・・・果実

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.果実をフルーツキャップで被覆してなる果実包装体
    において、 前記果実とフルーツキャップとの間にシー ト状部材を介挿し、果実の表面の少なくとも1部は露出
    していることを特徴とする果実包装体。
  2. 2.前記シート状部材は紙であることを特徴とする請求
    項1記載の果実包装体。
  3. 3.前記シート状部材の露出部分には装飾が施されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の果実包装体
JP1176875A 1989-07-07 1989-07-07 果実包装体 Pending JPH0343378A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09271662A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Aguri Create:Kk 炭素入り包装用資材
JP2012513349A (ja) * 2008-12-24 2012-06-14 サービスバル オーバリー エス.アール.オー. 多機能インサート
KR101374549B1 (ko) * 2012-12-21 2014-03-17 (주)오비트 포장용 난좌
KR101411945B1 (ko) * 2012-12-07 2014-06-26 (주)오비트 팬캡
CN110053800A (zh) * 2019-03-27 2019-07-26 李占福 一种果蔬半自动珍珠棉网套装装置

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