JPH0343217A - 多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents

多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法

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JPH0343217A
JPH0343217A JP17805689A JP17805689A JPH0343217A JP H0343217 A JPH0343217 A JP H0343217A JP 17805689 A JP17805689 A JP 17805689A JP 17805689 A JP17805689 A JP 17805689A JP H0343217 A JPH0343217 A JP H0343217A
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JP
Japan
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vinyl chloride
film
chloride resin
chloride group
group resin
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JP17805689A
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Akio Maruyama
明男 丸山
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Achilles Corp
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Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、材料が異なる複数の帯状軟質塩化ビニル系樹
脂フィルムが並列配置され、かつ端部において互いに一
体化された複合構造を有する多列複合軟質塩化ビニルY
樹脂フィルムの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、例えば農業用
ハウスの被覆材などに使用されているが、このハウス内
の換気時には、通常、被覆材の端部を一部たくし上げた
り、巻き上げたりして通風口を設けることで換気してい
る。
しかし、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの組成物中には
可塑剤が含有されているため、フィルムのベタツキによ
ってフィルムどうしが粘着し、この被覆材の端部の開閉
が困難であった。
このため、これを解消する従来技術として、例えばこの
たくし上げられたり、巻き上げられる軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムの端部に梨地紋などのエンボス加工を施し
たものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来技術においては、このようにフィルムの
端部に梨地エンボス加工を施してフィルムどうしのベタ
ツキを解消し、これにより被覆材の端部の開閉を良好に
なしていたため、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造
工程においては、梨地なとのエンボス工程が付加され、
このため製造工程数が増加していた。
本発明は、このような従来技術を背景になされたもので
、製造工程数を増加させることなく部分的に表面状態や
色相や物性が異なる多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィ
ルムを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、塩化ビニル系樹脂Ml戒物をカレンダーロー
ルの材料投入部に投入し、そののちこのカレンダーロー
ルで塩化ビニル系樹脂組成物をフィルム化する軟質塩化
ビニル系樹脂フィルムの製造方法において、カレンダー
ロールの材料投入部に塩化ビニル系樹脂組成物を投入す
るとともに、この材料投入部の一部に異種材料を投入し
てフィルム化することを特徴とする多列複合軟質塩化ビ
ニル系樹脂フィルムの製造方法を提供するものである。
本発明に使用する塩化ビニル系樹脂組成物の主たる成分
である塩化ビニル系樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニルモノマーと共重合可能な他のモノマーとの共重
合樹脂およびこれら樹脂のブレンド物が使用でき、重合
度は、通常、カレンダー成分に用いられる程度のものが
使用できる。
塩化ビニル系樹脂の重合度は、具体的には、500〜2
,500程度である。
また、本発明に使用される塩化ビニル系樹脂組成物には
、可塑剤が配合されており、この可塑剤としては、塩化
ビニル系樹脂に使用される可塑剤であればいずれのもで
もよい。具体的には、フタル酸エステル系可塑剤、アジ
ピン酸エステル系可塑剤、リン酸エステル系可塑剤、セ
バシン酸エステル系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、ト
リメリット酸エステル系可塑剤、エポキシ基含有可塑剤
などが挙げられる。
さらに、この塩化ビニル系樹脂組底切中には、例えば安
定剤、滑剤、紫外線吸収剤、着色剤、充填剤、帯電防止
剤、光安定剤、防黴剤、発泡剤、界面活性剤などのほか
、塩化ビニル系樹脂にブレンド可能な他の樹脂なども使
用できる。
これらの塩化ビニル系樹脂&11底物は、通常の混練装
置、例えばバンバリーミキサ−1混練ロール、溶融押し
出し機などで溶融してカレンダーロールの材料投入部に
供給すればよい。カレンダーロールへの供給は、通常、
行われている方法を用いればよく、例えば混練ロールで
溶融した材料を首振り方式のベルトコンベアでカレンダ
ーロールの材料投入部に移送し、かつカレンダーロール
の幅方向に水平移動させながら幅方向全体に均一に供給
する方法が挙げられる。
カレンダーロールとしては、2本ロール、3本ロー゛ル
、4本ロール、6本ロールなど、通常、使用されるもの
が使用できる。特に、4本ロール、6本ロールのカレン
ダーが好ましく、特に練り、圧延工程が多くとれるため
、材料の均質化が可能となる6本カレンダーが最適であ
る。
本発明において、カレンダーロールにて圧延後、通常、
行われているように縦横に延伸することもできる。
次に、異種材料によって付与した異質部分の特性項目と
、その付与方法について説明する。
特性としては、物理的特性、機械的特性、熱的特性、電
気的特性、化学的特性、光学的特性のほか、耐光性、耐
候性、耐水性、ブロッキング性、耐寒性、難燃性、耐炎
性なと、種々の特性を挙げることができ、それらを採用
できる。
さらに、具体化した特性の項目としては、色相、透明性
、紫外線、遠赤外線などの特定光線の透過率などの光学
的性質、引張強さ、伸び、硬さなどの機械的性質、耐薬
品性(耐酸、耐アルカリ、耐有機溶剤性など)に代表さ
れる化学的特質、体積抵抗、誘電率、帯電防止性などの
電気的性質、熱変形性、耐熱性などの熱的性質などが挙
げられ、さらに表面状態に起因する凹凸の程度、光沢(
艶)スリップ性なども含まれている。
この異種材料の付与方法としては、例えば次の■〜■の
方法が挙げられる。
■カレンダーロールの材料投入部全幅に塩化ビニル系樹
脂組成物からなる溶融材料を投入するとともに、その一
部に異種材料を投入する方法。
この場合、異種材料は、樹脂を含んだものでも含まない
ものでもよく、樹脂を含んだものは、溶融状態でも、非
溶融状態でも供給してよい。
この材料投入部の一部への異種材料の投入は、材料投入
部の一端部の1箇所だけでなく、適宜箇所に2箇所以上
設けてもよく、またこの異種材料も同種または異種の複
数の材料を使用することもできる。
また、材料投入部における異種材料の投入部は、板状の
ストップガイドで区分したり、個別の区分部材を使用し
ないで単に投入することもできる。
■カレンダーロールの材料投入部に複数材料を全てが溶
融状態で、あるいは一部に未溶融状態が存在する状態で
投入する方法。
前記異種材料としては、多種の添加剤自身でも、これら
の添加剤を配合した樹脂でもよく、また樹脂の重合度や
種類により差を出すものでもよく、これらは前記の付与
方法に応じ、形態を適宜選定し供給される。なお、これ
らの添加剤を配合した樹脂の場合には、その主たる成分
として、塩化ビニル系樹脂組成物と多列複合状態で溶融
して一体的にフィルム化し易くするために、この塩化ビ
ニル系樹脂組成物と同じく塩化ビニル系樹脂を主成分と
するものが好ましい。
前記付与方法の具体的な態様を以下に示すが、本発明方
法はこれらに限定されるものではない。
策上尖施凰携 第1図および第2図に示すように、4本ロールのカレン
ダーロール10、このカレンダーロール10上に、材料
投入部11の一端部を除く全範囲を反復摺動して塩化ビ
ニル系樹脂を主成分とする溶融状態の塩化ビニル系樹脂
組成物Zlをこの材料投入部11内に投入する組成物投
入用首振コンベア20、この材料投入部11の一端部上
に配置され、かつ所定充填剤が混練された溶融状態の塩
化ビニル系樹脂からなる異種材料Z2をこの材料投入部
11の一端部内に投入するTダイ30、この材料投入部
11の両端に配置され、かつこの材料投入部11を仕切
るストックガイド40.40を備えている。
この第1実施態様の作用を説明すると、カレンダーロー
ル10の材料投入部11の一端部を除く全範囲に、反復
摺動された組成物投入用首振コンヘア20から溶融状態
の塩化ビニル系樹脂組成物Z1が投入され、一方この材
料投入部11の一端部にはTダイ30から所定充填剤が
混練された溶融状態の塩化ビニル系樹脂からなる異種材
料Z2が投入され、そののち、このカレンダーロール1
0を通過することで第3図に示すように本体側部分フィ
ルムF1の一端に所定充填剤を含む異種材料側部分フィ
ルムF2が互いに接合されたような複合構造をなして帯
状に並列配置された多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィ
ルムFが製造される。
策l夫旌出様 第4図および第5図に示すように、第1実施態様の4本
ロールに代えて6本ロールのカレンダーロール10を採
用し、同じくTダイ30に代えてこの材料投入部11の
一端部上付近に配置され、かつ顔料、例えば青色顔料が
添カロされた未溶融のフィルム状の異種材料Z2をこの
材料投入部11の一端部内に投入するフィルム投入ロー
ル50を採用することで、同じく第3図に示すように本
体側部分フィルムFlの一端に青色を有する異種材料側
部分フィルムF2が互いに接合されたような複合構造を
なして帯状に並列配置された多列複合軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムFが製造される。
なお、その他の構成および作用は、第1実施態様とほぼ
同様であるために省略する。
第主夫旌凰様 第6図および第7図に示すように、第2実施態様のフィ
ルム投入ロール50に代えて、充填剤、例えば粉末状態
の炭酸カルシウムを材料投入部ll内に散布・投入する
粉末投入装置60を使用し、また&II底物役物投入用
首振コンベア20復摺動幅をこの材料投入部11の一端
部を含む全範囲とすることで、同じく第3図に示すよう
に本体側部分フィルムF1の一端に充填剤(炭酸カルシ
ウム)を含む異種材料側部分フィルムF2が互いに接合
されたような複合構造をなして帯状に並列配置された多
列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムFが製造される。
なお、その他の構成および作用は第2実施態様とほぼ同
様であるために省略する。
策土支施旦様 第8図および第9図に示すように、第2実施態様のフィ
ルム投入ロール50に代えて、可塑剤の添加量を変化さ
せた、例えば塩化ビニル系樹脂100m:置部に対して
50重量部から40重量部に減少させた溶融状態の異種
材料Z2を材料投入部ll内へ投入する異種材料投入コ
ンベア70を使用し、またこの材料投入部11に、塩化
ビニル系樹脂組成物Z1の投入側と、異種材料Z2の投
入側とを仕切る材料分離用ストックガイド80を設ける
ことで、同じく第3図に示すように本体側部分フィルム
F1の一端に比較して硬い異種材料側部分フィルムF2
が互いに接合されたような複合構造をなして帯状に並列
配置された多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムFが
製造される。
なお、その他の構成および作用は、第2実施態様とほぼ
同様であるために省略する。
〔作用〕
本発明の多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィル−ムの製
造方法は、まず塩化ビニル系樹脂組成物をカレンダーロ
ールの材料投入部へ投入するとともに、この投入部の一
部に異種材料を投入してフィルム化する。
このため、製造工程数を増加させることなく部分的に表
面状態や色相や物性が異なる多列複合軟質塩化ビニル系
樹脂フィルムを製造することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的に説明する
が、本発明はこの実施例に限定されない。
塩化ビニル系樹脂組成物Z1として、平均重合度1,3
00の塩化ビニル樹脂100重量部に対し、DOP (
ジオクチルフタレート)45重量部、TCP ()リク
レジルホスフェート)5重量部、Ba−Zn系安定剤3
重量部、防曇剤(ソルビタンモノパルミテ−))1.5
重量部、滑剤(メチレンビスアミド)0.5重量部を含
有するものを使用し、一方異種材料Z2として、粒径5
μmのタルク粉末を使用して前記第3実施態様の装置に
より多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムを製造した
なお、このときの異種材料Z2の材料投入部11への散
布・投入量は、塩化ビニル系樹脂組成物Z1の100重
量部に対して2重量部で、散布中は材料投入部11のロ
ール幅100の割合に対して端部幅20の割合として投
入した。
そののち、カレンダーロール10でこれらを延伸してフ
ィルム化することで、0.1mm厚の幅150cmの本
体側部分フィルムF1の一端にタルク粉末を含む異種材
料側部分フィルムF2が互いに接合されたような複合構
造をなして帯状に並列配置された多列複合軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムが製造された。なお、この異種材料側
部分フィルムF2の幅は30cmであった。
この部分は、タルク粉末により表面に凹凸が形成されベ
タツキ防止性に優れるものであった。
なお、この多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムを、
例えば農業用ハウスを被覆する被覆材として使用すると
、このハウス内の換気時に、この多列複合軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムの異種材料部分フィルム側を一部たく
し上げたり、巻き上げたりして通風口を設けた際に、塩
化ビニル系樹脂組成物からなる本体側部分フィルムに比
較して異種材料からなる異種材料部分フィルムはブロッ
キング性の低いものであるため、この端部の開閉が容易
となる。
〔発明の効果〕
本発明は、このように塩化ビニル系樹脂m酸物を樹脂投
入部へ投入すると同時に、これらの異種材料投入部にも
各々異種材料を投入してこれらの塩化ビニル系樹脂組成
物および異種材料を多列複合状態で溶融してフィルム化
するため、製造工程数を増加させることなく部分的に色
相や物性が異なる多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィル
ムを提供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の多列複合軟質塩化ビニル
系樹脂フィルムの製造方法に使用されるフィルム製造装
置の第1実施態様を示し、第1図は側面図、第3図は斜
視図、第3図は本発明の多列複合軟質塩化ビニル系樹脂
フィルムの製造方法により製造された多列複合軟質塩化
ビニル系樹脂フィルムの平面図、第4図および第5図は
本発明の多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造
方法に使用されるフィルム製造装置の第2実施態様を示
し、第4図は側面図、第5図は斜視図、第6図および第
7図は本発明の多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
の製造方法に使用されるフィルム製造装置の第3実施態
様を示し、第5図は側面図、第6図は斜視図、第8図お
よび第9図は本発明の多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フ
ィルムの製造方法に使用されるフィルム製造装置の第4
実施態様を示し、第8図は側面図、第9図は斜視図であ
る。 F;多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムF1;本体
側部分フィルム 異種材料部分フィルム 塩化ビニル系樹脂組成物 異種材料 カレンダーロール 樹脂投入部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル系樹脂組成物をカレンダーロールの材
    料投入部に投入し、そののちこのカレンダーロールで塩
    化ビニル系樹脂組成物をフィルム化する軟質塩化ビニル
    系樹脂フィルムの製造方法において、カレンダーロール
    の材料投入部に塩化ビニル系樹脂組成物を投入するとと
    もに、この材料投入部の一部に異種材料を投入してフィ
    ルム化することを特徴とする多列複合軟質塩化ビニル系
    樹脂フィルムの製造方法。
JP17805689A 1989-07-12 1989-07-12 多列複合軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの製造方法 Pending JPH0343217A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10259148B2 (en) * 2015-06-11 2019-04-16 Toyo Tire Corporation Apparatus and method for manufacturing rubber sheet

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6384911A (ja) * 1986-09-29 1988-04-15 Koshin Rubber Kk 複数色から成るゴム又は熱可塑性樹脂シ−トの製造方法

Patent Citations (1)

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